JPWO2008087788A1 - 非可逆回路素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

簡単な構造からなって製造が容易であり、かつ、電気特性が良好な非可逆回路素子及びその製造方法を得る。永久磁石(41)と、該永久磁石(41)により直流磁界が印加されるフェライト(32)と、該フェライト(32)に配置された第1及び第2の中心電極と、回路基板(20)とを備えた非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)。回路基板(20)上に搭載されたフェライト・磁石組立体(30)は、樹脂層(10)によって覆われている。該樹脂層(10)は、非磁性樹脂材からなる最内層(11)と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層(12)とからなる。

Description

本発明は、非可逆回路素子、特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子及びその製造方法に関する。
従来より、アイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子は、予め定められた特定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝送しない特性を有している。この特性を利用して、例えば、アイソレータは、自動車電話、携帯電話などの移動体通信機器の送信回路部に使用されている。
この種の非可逆回路素子では、複数の中心電極を設けたフェライトとそれに直流磁界を印加する永久磁石の組立体を外部磁界から保護するため、該組立体の周囲を環状のヨークによって囲ったり(特許文献1参照)、箱形状のヨークによって囲っていた(特許文献2参照)。
しかしながら、従来の非可逆回路素子では、磁気シールド部品として軟鉄などを環状に加工したヨークや箱形状のヨークを用いたため、加工や組立てに手間がかかり、コスト高になっていた。
国際公開第2006/011383号パンフレット 特開2002−198707号公報
そこで、本発明の目的は、簡単な構造からなって製造が容易であり、かつ、電気特性が良好な非可逆回路素子及びその製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明に係る非可逆回路素子は、
永久磁石と、該永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトと、該フェライトに互いに電気的に絶縁されて交差した状態で配置された複数の中心電極と、
表面に端子電極が形成された回路基板と、を備え、
前記回路基板上に搭載された前記永久磁石と前記フェライトは、樹脂層によって覆われており、
前記樹脂層は、少なくとも、非磁性樹脂材からなる最内層と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層とからなること、
を特徴とする。
本発明に係る非可逆回路素子においては、永久磁石とフェライトを覆う樹脂層のうち磁性樹脂層が磁束の通過経路を構成し、かつ、最内層には非磁性樹脂材が配置されるため、フェライトとの間で磁気回路が短絡することなく、磁性樹脂層に磁気回路が効果的に形成され、電気特性が良好である。即ち、従来のごとく軟鉄性の環状あるいは箱形状のヨークは不要であり、樹脂層という簡単な構成で磁気回路を構成するとともに、磁気シールド効果を発揮する。
本発明に係る非可逆回路素子において、樹脂に混合されるフィラーは体積比で5〜50vol%が好ましい。5vol%を下回ると磁路を構成する能力が低くなり、50vol%を超えるとフィラーと樹脂との濡れ性が低下して樹脂層の機械的強度が不足する。さらに、フィラーは磁性金属膜で被覆されていることが好ましく、飽和磁束密度が大きくなり、特に、マイクロ波帯での挿入損失が低減する。
また、磁性樹脂層には磁性体からなる平板状ヨークが配置されてもよく、磁気効率が向上する。さらに、この平板状ヨークは磁性体膜で被覆されていることが好ましい。
また、中心電極を第1及び第2中心電極にて構成し、第1中心電極の一端を入力ポートに接続し、他端を出力ポートに接続し、第2中心電極の一端を出力ポートに接続し、他端をグランドポートに接続し、第1整合容量を入力ポートと出力ポートとの間に接続し、第2整合容量を出力ポートとグランドポートとの間に接続し、抵抗を入力ポートと出力ポートとの間に接続する構成を採用してもよい。挿入損失の小さな2ポート型の集中定数型アイソレータを得ることができる。
そして、第1及び第2中心電極は互いに互いに電気的に絶縁されて所定の角度で交差した状態で導体膜によってフェライトに形成されていることが好ましい。第1及び第2中心電極をフォトリソ法などの薄膜形成技術によって高精度に安定化して形成することができる。
また、フェライトと永久磁石は、中心電極が配置された面と平行に両側から永久磁石によって挟着されたフェライト・磁石組立体を構成し、該フェライト・磁石組立体は、回路基板上に、中心電極が配置された面が該回路基板の表面に対して垂直方向に配置されていてもよい。比較的大きい永久磁石を使用しても低背化を損なうことなく、中心電極の磁気結合が大きくなり、電気特性が向上する。
本発明に係る非可逆回路素子の製造方法は、
複数の回路基板がマトリクス状に形成されたマザー基板上に、各回路基板に対応する位置に永久磁石とフェライトを搭載する工程と、
前記永久磁石と前記フェライトを、少なくとも、非磁性樹脂材からなる最内層と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層とからなる樹脂層にて覆う工程と、
前記樹脂層と前記マザー基板とを一体的に所定のサイズに切断する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明に係る非可逆回路素子の製造方法においては、マザー基板上に搭載した永久磁石とフェライトを樹脂層にて覆い、該樹脂層とマザー基板とを一体的に切断することにより、いわゆる多数個取りにて非可逆回路素子を量産することができる。
特に、非磁性樹脂材からなる最内層用シートと、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層用シートを永久磁石とフェライトに被せ、加熱、軟化さらに硬化させれば、シートの取扱いは容易であるので、製造工程が簡略化される。
本発明によれば、回路基板上に搭載された永久磁石とフェライトを、非磁性樹脂材からなる最内層と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層とで覆うようにしたため、従来の環状あるいは箱形状の軟鉄製ヨークが不要で、簡単な構成からなり、また、磁性樹脂層に磁気回路が効果的に形成され、電気特性が良好な非可逆回路素子を得ることができる。しかも、樹脂層は、充填法により、あるいはシートを加熱、軟化さらに硬化させる方法により、容易に形成することができる。また、永久磁石及びフェライトを樹脂層で隙間(ギャップ)なく覆うことができ、落下時などの衝撃で各構成部品に位置ずれなどを生じることがなく、機械的強度に優れた非可逆回路素子を得ることができる。
本発明に係る非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)の第1実施例を示す分解斜視図である。 中心電極付きフェライトを示す斜視図である。 前記フェライトを示す斜視図である。 フェライト・磁石組立体を示す分解斜視図である。 2ポート型アイソレータの第1回路例を示す等価回路図である。 2ポート型アイソレータの第2回路例を示す等価回路図である。 2ポート型アイソレータの断面図である。 樹脂層を形成する工程を示す説明図である。 フェライト及び樹脂層の磁束の流れを示す説明図で、(A)は非磁性樹脂材からなる最内層が存在しない場合を示し、(B)は該最内層を設けた場合を示す。 本発明に係る非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)の第2実施例を示す分解斜視図である。
以下、本発明に係る非可逆回路素子及びその製造方法の実施例について添付図面を参照して説明する。
(第1実施例、図1〜図9参照)
本発明に係る非可逆回路素子の第1実施例である2ポート型アイソレータの分解斜視図を図1に示す。この2ポート型アイソレータは、集中定数型アイソレータであり、概略、回路基板20と、フェライト32と永久磁石41とからなるフェライト・磁石組立体30とで構成され、該フェライト・磁石組立体30の周囲は樹脂層10にて覆われている。なお、図1において、斜線を付した部分は導電体である。
フェライト32には、図2に示すように、表裏の主面32a,32bに互いに電気的に絶縁された第1中心電極35及び第2中心電極36が形成されている。ここで、フェライト32は互いに平行な第1主面32a及び第2主面32bを有する直方体形状をなし、上面32c、下面32d及び端面32e,32fを有している。
また、永久磁石41はフェライト32の主面32a,32bに対して磁界を該主面32a,32bに略垂直方向に印加するように主面32a,32bに、例えば、エポキシ系の接着剤42を介して接着され(図4参照)、フェライト・磁石組立体30を形成している。永久磁石41の主面41aは前記フェライト32の主面32a,32bと同一寸法であり、互いの外形が一致するように主面32a,41a、主面32b,41aどうしを対向させて配置されている。
図2に示すように、第1中心電極35はフェライト32の第1主面32aにおいて右下から立ち上がって2本に分岐した状態で左上に長辺に対して比較的小さな角度で傾斜して形成され、左上方に立ち上がり、上面32c上の中継用電極35aを介して第2主面32bに回り込み、第2主面32bにおいて第1主面32aと透視状態で重なるように2本に分岐した状態で形成され、その一端は下面32dに形成された接続用電極35bに接続されている。また、第1中心電極35の他端は下面32dに形成された接続用電極35cに接続されている。このように、第1中心電極35はフェライト32に1ターン巻回されている。そして、第1中心電極35と以下に説明する第2中心電極36とは、間に絶縁膜が形成されて互いに絶縁された状態で交差している。
第2中心電極36は、まず、0.5ターン目36aが第1主面32aにおいて下辺略中央部から左上に長辺に対して比較的大きな角度で傾斜して第1中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36bを介して第2主面32bに回り込み、この1ターン目36cが第2主面32bにおいてほぼ垂直に第1中心電極35と交差した状態で形成されている。1ターン目36cの下端部は下面32dの中継用電極36dを介して第1主面32aに回り込み、この1.5ターン目36eが第1主面32aにおいて0.5ターン目36aと平行に第1中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36fを介して第2主面32bに回り込んでいる。以下同様に、2ターン目36g、中継用電極36h、2.5ターン目36i、中継用電極36j、3ターン目36k、中継用電極36l、3.5ターン目36m、中継用電極36n、4ターン目36o、がフェライト32の表面にそれぞれ形成されている。また、第2中心電極36の両端は、それぞれフェライト32の下面32dに形成された接続用電極35c,36pに接続されている。なお、接続用電極35cは第1中心電極35及び第2中心電極36のそれぞれの端部の接続用電極として共用されている。
即ち、第2中心電極36はフェライト32に螺旋状に4ターン巻回されていることになる。ここで、ターン数とは、中心電極36が第1又は第2主面32a,32bをそれぞれ1回横断した状態を0.5ターンとして計算している。そして、中心電極35,36の交差角は必要に応じて設定され、入力インピーダンスや挿入損失が調整されることになる。
また、接続用電極35b,35c,36pや中継用電極35a,36b,36d,36f,36h,36j,36l,36nはフェライト32の上下面32c,32dに形成された凹部37(図3参照)に銀、銀合金、銅、銅合金などの電極用導体を塗布又は充填して形成されている。また、上下面32c,32dには各種電極と平行にダミー凹部38も形成され、かつ、ダミー電極39a,39b,39cが形成されている。この種の電極は、マザーフェライト基板に予めスルーホールを形成し、このスルーホールを電極用導体で充填した後、スルーホールを分断する位置でカットすることによって形成される。なお、各種電極は凹部37,38に導体膜として形成したものであってもよい。
フェライト32としてはYIGフェライトなどが用いられている。第1及び第2中心電極35,36や各種電極は銀や銀合金の厚膜又は薄膜として印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成することができる。中心電極35,36の絶縁膜としてはガラスやアルミナなどの誘電体厚膜、ポリイミドなどの樹脂膜などを用いることができる。これらも印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成することができる。
永久磁石41は、通常、ストロンチウム系、バリウム系、ランタン−コバルト系のフェライトマグネットが用いられる。永久磁石41とフェライト32とを接着する接着剤42としては、一液性の熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが最適である。この接着剤は、常温での作業性がよく、接着部によく浸透して5〜25μm程度の薄い厚みになって密着する。また、耐熱性を有するため、リフローの熱で溶融したり、剥離することがなく、耐候性もよいので熱や湿度に対する信頼性が良好である。
回路基板20は、複数枚の誘電体シート上に所定の電極を形成して積層し、焼結した積層型基板であり、その内部には、等価回路である図5及び図6に示すように、整合用コンデンサC1,C2,Cs1,Cs2,Cp1,Cp2、終端抵抗Rが内蔵されている。また、上面には端子電極25a,25b,25cが、下面には外部接続用端子電極26,27,28がそれぞれ形成されている。
これらの整合用回路素子と前記第1及び第2中心電極35,36との接続関係は、例えば、第1回路例である図5及び第2回路例である図6に示すとおりである。ここで、図6に示す第2回路例に基づいて接続関係を説明する。
回路基板20の下面に形成された外部接続用端子電極26が入力ポートP1として機能し、この端子電極26は整合用コンデンサCs1を介して整合用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続されている。また、この電極26は回路基板20の上面に形成された端子電極25a及びフェライト32の下面32dに形成された接続用電極35bを介して第1中心電極35の一端に接続されている。
第1中心電極35の他端及び第2中心電極36の一端は、フェライト32の下面32dに形成された接続用電極35c及び回路基板20の上面に形成された端子電極25bを介して終端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCs2を介して回路基板20の下面に形成された外部接続用端子電極27に接続されている。この電極27が出力ポートP2として機能する。
第2中心電極36の他端は、フェライト32の下面32dに形成された接続用電極36p及び回路基板20の上面に形成された端子電極25cを介してコンデンサC2及び回路基板20の下面に形成された外部接続用端子電極28と接続されている。この電極28はグランドポートP3として機能する。
また、入力ポートP1とコンデンサCs1の接続点には接地されたインピーダンス調整用のコンデンサCp1が接続されている。同様に、出力ポートP2とコンデンサCs2との接続点にも接地されたインピーダンス調整用のコンデンサCp2が接続されている。
前記フェライト・磁石組立体30は、回路基板20上に載置され、フェライト32の下面32dの各種電極が回路基板20上の端子電極25a,25b,25cとリフローはんだ付けされて一体化されるとともに、永久磁石41の下面が回路基板20上に接着剤にて一体化される。
樹脂層10は、図7に示すように、非磁性樹脂材からなる最内層11と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層12とからなる。非磁性樹脂材からなる最内層11は、エポキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、紫外線硬化性樹脂などから選択される。本実施例ではエポキシ樹脂を用いた。最内層11の厚みは、以下に説明するように磁気回路の短絡を防止できる50μm以上が好ましい。磁性樹脂層12は、前記非磁性樹脂材に磁性を有するフィラー(例えば、Fe、Fe−Si、Fe−Si−Al、Fe−Ni、ソフトフェライトなど飽和磁化が大きく、保持力の小さな強磁性体粉)を混合したものである。本実施例ではFeを用いた。
樹脂層10を設ける第1の方法は、図8(A)に示すように、複数の回路基板がマトリクス状に形成されたマザー基板20'上にフェライト・磁石組立体30を搭載し、その上方から非磁性樹脂テープ11'及び磁性樹脂テープ12'を被せる。その後、テープ11',12'を加熱、軟化さらに硬化させ、最内層11と磁性樹脂層12とからなる樹脂層10とする(図8(B)参照)。次に、樹脂層12とマザー基板20'とを一体的に予定のサイズに切断する(図8(C)参照)。ダイシングの幅Wは0.15mmが好ましい。図8に示すこのような製造方法によれば、多数個取りにてアイソレータを量産することができる。
なお、前記磁性樹脂テープ12'が軟化したとき、該テープ12'の上面を図示しない平板で押圧し、形成される磁性樹脂層12の表面を平坦面とすることが好ましい。アイソレータをチップマウンタを用いて図示しない基板に搭載する際に、バキュームノズルでピックアップする場所として使用するためである。
樹脂層10を設ける第2の方法として、回路基板20上に搭載されたフェライト・磁石組立体30の外周面に、まず、最内層11を塗布し、次に、磁性樹脂層12を充填してもよい。なお、前記第1の方法は、第2の方法に比べて、テープ11',12'を配置して加熱することを基本としており、製造が容易である。
ここで、最内層11と磁性樹脂層12とからなる樹脂層10の作用について図9を参照して説明する。図9(A),(B)において、それぞれ、矢印は磁束の向きを示している。図9(A)は最内層11が存在せずに磁性樹脂層12のみを設けた場合を示し、フェライト32や永久磁石41に磁性樹脂層12が接触しているので磁気回路が短絡し、フェライト32の内部磁場が小さくなる。これに対して、図9(B)に示すように非磁性樹脂からなる最内層11を設けると、最内層11の磁気抵抗が大きいので前記短絡が防止され、フェライト32の内部に大きな磁場が形成され、アイソレータとしての電気特性が向上する。また、磁性樹脂層12は磁気シールド効果をも発揮する。
前記磁性樹脂層12において、樹脂に混合されるフィラーは体積比で5〜50vol%であることが好ましく、本実施例では15vol%とした。5vol%を下回ると実質的に磁路を構成することができず、50vol%を超えるとフィラーと樹脂との濡れ性が低下するので樹脂層12の機械的強度が不足することになる。
また、フィラーは磁性金属膜で被覆されていることが好ましく、樹脂層12の飽和磁束密度が大きくなる。この磁性金属膜は、例えば、Au、Ag、Cu、Alからなり、本実施例ではCuで被覆した。通常、マイクロ波の信号と直交する方向に誘導電流が生じ、挿入損失を増加させる。フィラーの表面に導電性の高い(電気抵抗の小さい)表面処理が施されていると、前記誘導電流の影響で生じる挿入損失を低減することができる。
なお、磁性樹脂層12は必ずしも接地される必要はないが、はんだ付けや導電性接着剤などで接地してもよく、接地すると高周波シールドの効果が向上する。
ところで、以上の構成からなる2ポート型アイソレータにおいては、第1中心電極35の一端が入力ポートP1に接続され他端が出力ポートP2に接続され、第2中心電極36の一端が出力ポートP2に接続され他端がグランドポートP3に接続されているため、挿入損失の小さな2ポート型の集中定数型アイソレータとすることができる。さらに、動作時において、第2中心電極36に大きな高周波電流が流れ、第1中心電極35にはほとんど高周波電流が流れない。従って、第1中心電極35及び第2中心電極36によって生じる高周波磁界の方向は第2中心電極36の配置によってその方向が決まる。高周波磁界の方向が決まることにより、挿入損失をより低下させる対策が容易になる。
さらに、フェライト・磁石組立体30は、フェライト32と一対の永久磁石41が接着剤42で一体化されていることで、機械的に安定となり、振動や衝撃で変形・破損しない堅牢なアイソレータとなる。
本アイソレータにおいて、回路基板20は多層誘電体基板である。これにて、内部にコンデンサや抵抗などの回路網を内蔵することができ、アイソレータの小型化、薄型化が達成でき、回路素子間の接続が基板内で行われるために信頼性の向上が期待できる。勿論、回路基板20は必ずしも多層である必要はなく、単層であってもよく、抵抗や整合用コンデンサをチップタイプとして外付けしてもよい。
(第2実施例、図10参照)
本発明に係る非可逆回路素子の第2実施例である2ポート型アイソレータの分解斜視図を図10に示す。この2ポート型アイソレータは、基本的には前記第1実施例と同様の構成を備え、異なるのは、樹脂層10を構成する外側の磁性樹脂層12に、磁性体からなる平板状ヨーク15を設けた点にある。他の構成は第1実施例と同様であり、重複する説明は省略する。
平板状ヨーク15は磁性樹脂層12の表面に埋め込まれてもよいし、表面に載置されてもよい。磁性樹脂層12によって構成される磁気回路及び磁気シールド効果を補強することができる。特に、磁性樹脂層12へのフィラーの混合量が少ない場合でも外部への磁束の漏れを低減できる。
平板状ヨーク15は、例えば、軟鉄鋼板、ケイ素鋼板、純鉄板などの磁性体からなり、表面には磁性金属膜で被覆されていることが好ましい。磁性金属膜は、例えば、Au、Ag、Cu、Alのめっき膜として形成することができる。軟鉄鋼板、ケイ素鋼板、純鉄板は、飽和磁束密度が大きく、残留磁束密度が小さいため、磁気シールド効果が大きいうえ、永久磁石41の残留磁束密度の調整が容易で該密度が安定化する点で好ましい。
(他の実施例)
なお、本発明に係る非可逆回路素子及びその製造方法は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、樹脂層10は非磁性の最内層11と磁性樹脂層12の2層構造に限定するものではなく、磁性樹脂層12は複数の層で構成してもよい。また、終端抵抗RやコンデンサC1,C2などをチップタイプとして回路基板20上に実装し、樹脂層10で被覆するようにしてもよい。
また、本発明は、フェライト・磁石組立体30を備えた2ポート型アイソレータに限定するものではなく、サーキュレータであってもよい。フェライトや永久磁石は他の構成を採用してもよく、中心電極は必ずしも導体膜で形成するものに限らない。
以上のように、本発明は、非可逆回路素子に有用であり、特に、簡単な構造からなって製造が容易であり、かつ、電気特性が良好である点で優れている。

Claims (10)

  1. 永久磁石と、該永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトと、該フェライトに互いに電気的に絶縁されて交差した状態で配置された複数の中心電極と、表面に端子電極が形成された回路基板と、を備え、
    前記回路基板上に搭載された前記永久磁石と前記フェライトは、樹脂層によって覆われており、
    前記樹脂層は、少なくとも、非磁性樹脂材からなる最内層と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層とからなること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  2. 前記フィラーは前記磁性樹脂層に体積比で5〜50vol%混合されていることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の非可逆回路素子。
  3. 前記フィラーは磁性金属膜で被覆されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第2項に記載の非可逆回路素子。
  4. 前記磁性樹脂層には磁性体からなる平板状ヨークが配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項ないし第3項のいずれかに記載の非可逆回路素子。
  5. 前記平板状ヨークは磁性体膜で被覆されていることを特徴とする請求の範囲第4項に記載の非可逆回路素子。
  6. 前記中心電極は第1中心電極と第2中心電極とからなり、第1中心電極の一端は入力ポートに電気的に接続され、他端は出力ポートに電気的に接続され、第2中心電極の一端は出力ポートに電気的に接続され、他端はグランドポートに電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合容量が電気的に接続され、
    前記出力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合容量が電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に抵抗が電気的に接続されていること、
    を特徴とする請求の範囲第1項に記載の非可逆回路素子。
  7. 前記第1及び第2中心電極は導体膜によって前記フェライトに形成されていることを特徴とする請求の範囲第1項又は第6項に記載の非可逆回路素子。
  8. 前記フェライトと前記永久磁石は、前記中心電極が配置された面と平行に両側から永久磁石によって挟着されたフェライト・磁石組立体を構成し、
    前記フェライト・磁石組立体は、前記回路基板上に、前記中心電極が配置された面が該回路基板の表面に対して垂直方向に配置されていること、
    を特徴とする請求の範囲第1項、第6項又は第7項に記載の非可逆回路素子。
  9. 永久磁石と、該永久磁石により直流磁界が印加されるフェライトと、該フェライトに互いに電気的に絶縁されて交差した状態で配置された複数の中心電極と、表面に端子電極が形成された回路基板と、を備えた非可逆回路素子の製造方法において、
    複数の前記回路基板がマトリクス状に形成されたマザー基板上に、各回路基板に対応する位置に前記永久磁石と前記フェライトを搭載する工程と、
    前記マザー基板上に搭載された前記永久磁石と前記フェライトを、少なくとも、非磁性樹脂材からなる最内層と、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層とからなる樹脂層にて覆う工程と、
    前記樹脂層と前記マザー基板とを一体的に所定のサイズに切断する工程と、
    を備えたことを特徴とする非可逆回路素子の製造方法。
  10. 前記被覆工程は、非磁性樹脂材からなる最内層用シートと、磁性を有するフィラーを混合した磁性樹脂層用シートを前記永久磁石と前記フェライトに被せ、加熱、軟化さらに硬化させることを特徴とする請求の範囲第9項に記載の非可逆回路素子の製造方法。
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