JPWO2008075561A1 - 電力増幅装置 - Google Patents
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Abstract
ドレイン電圧を出力する直流電源と、並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、出力電力が所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力し、前記出力電力が前記所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力する電圧制御回路と、前記第1の指令に基づき、前記ドレイン電圧をそれより低い電圧に変換して前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記ドレイン電圧をそのまま前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加する電圧変換回路とを設けた。
Description
この発明は、地上系セルラー通信における携帯電話や、衛星通信における通信端末装置等の無線通信装置に使用され、高効率化が要求される電力増幅装置に関するものである。
従来の高効率の電力増幅装置は、キャリア増幅器とピーク増幅器を組み合せたドハティ増幅器により構成されている(例えば、非特許文献1参照)。キャリア増幅器は、入力信号が小さいとき(以下、「小信号時」という。)に線形性を確保するために、ピーク増幅器は、入力信号が大きいとき(以下、「大信号時」という。)に飽和電力を確保するために使用される。ドハティ増幅器に入力された入力信号は2つに分配され、一方はキャリア増幅器に入力され、もう一方はピーク増幅器に入力される。キャリア増幅器は、通常、A級からAB級ないしはB級にバイアスされるため、入力信号のレベルに関わらず増幅を行ない出力する。ピーク増幅器は、通常、C級にバイアスされるため、小信号時は非動作状態となり、大信号時には動作状態となって信号を増幅し出力する。即ち、小信号時はキャリア増幅器のみの動作となるので、高効率動作となり、大信号時はキャリア増幅器とピーク増幅器の出力が合成されるので高い飽和電力が確保される。
中山正敏、高木直著"電力増幅器の低歪み・高効率化の手法"、MWE2004 Microwave Workshops Digest.P575−584
しかし、効率が良いとされるドハティ増幅器による電力増幅装置であっても、大信号時の効率に比較して、小信号時の電力効率は大きく低下しているという問題点があった。とくに、近年では、携帯電話等の移動体通信端末装置は、広い出力電力範囲で使用する通信方式を採用する例が多く、小信号時の電力効率の改善は1つの課題となっている。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、地上系セルラー通信における携帯電話や、衛星通信における通信端末装置等の無線通信装置に使用される電力増幅装置であって、小信号時にも電力効率の良い電力増幅装置を得るものである。
この発明に係る電力増幅装置は、第1のドレイン電圧を出力する直流電源と、並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、出力電力が所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力し、前記出力電力が前記所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力する電圧制御回路と、前記第1の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加する電圧変換回路とを設けたものである。
この発明に係る電力増幅装置は、出力電力が所定値以下の場合にはドレイン端子に低電圧を、出力電力が所定値より大きい場合にはドレイン端子に高電圧を印加するので、小信号時には低電圧で動作することで電力効率を向上することができるという効果を奏する。
この発明の実施例1から実施例5までについて以下説明する。
この発明の実施例1に係る電力増幅装置について図1から図6までを参照しながら説明する。図1は、この発明の実施例1に係る電力増幅装置の構成を示す図である。なお、以降では、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、この発明の実施例1に係る電力増幅装置は、ドレイン電圧Vdを出力する直流電源10と、この直流電源10からの電圧を可変出力する電圧変換回路30と、出力電力情報に基づき電圧変換回路30を制御する電圧制御回路50と、RF入力端子1からのRF入力信号を増幅してRF出力端子2から出力するドハティ増幅器60とが設けられている。
また、図1において、電圧変換回路30は、直流電源10の出力先を切替えるスイッチ31と、入力される直流電源10の電圧をそれより低い電圧に変換する電圧変換器32とが設けられている。このスイッチ31は、直流電源10の出力電圧を電圧変換器32により電圧変換してドハティ増幅器60へ出力する経路と、直流電源10の出力電圧をそのままドハティ増幅器60へ出力する経路の切り替えを行う。
電圧変換回路30は、出力電力情報による出力電力が高いときには高電圧を、出力電力が低いときには低電圧を出力するように電圧制御回路50により制御される。
さらに、図1において、ドハティ増幅器60は、キャリア増幅器61と、このキャリア増幅器61の出力側に設けた1/4波長線路62と、後述するピーク増幅器の入力側に設けた1/4波長線路63と、ピーク増幅器64とから構成されている。直流電源10の出力電圧は、電圧変換回路30を介して、ドハティ増幅器60内のキャリア増幅器61及びピーク増幅器64に給電される。
図2は、この発明の実施例1に係る電力増幅装置のドハティ増幅器のキャリア増幅器の回路構成を示す図である。
キャリア増幅器61には、FET(Field Effect Transistor)又はバイポーラ・トランジスタが用いられ、FETの場合の回路構成を図2に示す。なお、ピーク増幅器64の回路構成も同様である。FETのソース端子Sを接地し、RF入力端子1をFETのゲート端子Gに接続し、このゲート端子Gをゲート電圧Vgによりバイアスする。ドレイン端子DはRF出力端子2に接続されており、ドレイン電圧Vdを印加する。
ここでは、FETに対するバイアス設定等について説明するが、バイポーラ・トランジスタを用いた場合も同様である。つまり、エミッタ端子Eを接地し、ベース端子BをRF入力端子1に接続し、コレクタ端子CをRF出力端子2に接続する。そして、ベース端子Bのバイアス設定により、キャリア増幅器61をA級動作(又はAB級ないしB級動作)させ、ピーク増幅器64をC級動作させることができる。このとき、バイポーラ・トランジスタのコレクタ端子Cは、FETのドレイン端子Dに対応する。以下では、FETの場合について説明するが、バイポーラ・トランジスタのコレクタ端子Cへの電圧印加は、FETのドレイン端子Dへの電圧印加と同様に行うことができる。すなわち、明細書全体を通じて、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64が、バイポーラ・トランジスタの場合には、FETのソース端子S、ゲート端子G、及びドレイン端子Dを、それぞれバイポーラ・トランジスタのエミッタ端子E、ベース端子B、及びコレクタ端子Cと読み替えればよい。
つぎに、この発明の実施例1に係る電力増幅装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図3は、この発明の実施例1に係る電力増幅装置のFETの動作点の設定を示す図である。また、図4は、この発明の実施例1に係る電力増幅装置の低電圧動作及び高電圧動作の場合の入力電力と出力電力の関係を示すグラフである。図5は、この発明の実施例1に係る電力増幅装置の低電圧動作及び高電圧動作の場合の出力電力とドレイン効率の関係を示すグラフである。さらに、図6は、キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子への印加電圧を3段階以上に切り替えた場合の出力電力とドレイン効率の関係を示すグラフである。
まず、ドハティ増幅器60の動作について説明する。RF入力端子1から入力されたRF信号は2つに分配され、一方はキャリア増幅器61に、もう一方はピーク増幅器64に入力される。キャリア増幅器61は、通常A級からAB級ないしB級にバイアスされるため、入力されたRF信号のレベルに関わらず増幅を行い出力する。ピーク増幅器64は、通常C級にバイアスされるため、小信号時には非動作状態となり、また大信号時には動作状態となり信号を増幅し出力する。
キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン電圧Vdは、直流電源10及び電圧変換回路30により設定される。図3はFETの動作点設定を表す模式図であり、キャリア増幅器61は図中のA点に、ピーク増幅器64は図中のC点に動作点が来るようにゲート電圧Vgを設定する。図3に示すように、A級動作点はドレイン電流Idが約Idss/2となる位置にあり、C級動作点はIdがほぼ0となる位置にある。ここで、Idssは、ゲート電圧を0としたときのドレイン電流値を表す。AB級及びB級といわれる動作点は動作点AとCとの間に位置する。キャリア増幅器61はゲート電圧Vgの設定によりA点に設定してA級動作とし、ピーク増幅器64はゲート電圧Vgの設定によりC点に設定してC級動作とする。
図1において、電圧制御回路50には出力電力情報が入力されており、この出力電力情報に基づき電圧制御回路50は電圧変換回路30を制御する。出力電力情報は、この電力増幅装置が出力するRF信号の出力電力を表す情報である。出力電力が所定値以下の場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をa側に接続するように指令する(第1の指令を出力する)。電圧変換器32は、入力される直流電源10の電圧をそれより低い電圧に変換し、その低い電圧をキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加し、低電圧により動作させる(以下、「低電圧動作」と呼ぶ)。
一方、出力電力が所定値より大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をb側に接続するよう指令する(第2の指令を出力する)。電圧変換回路30は、直流電源10の電圧をキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加し、高電圧により動作させる(以下、「高電圧動作」と呼ぶ)。
低電圧動作及び高電圧動作の場合の入力電力と出力電力の関係を図4に、出力電力とドレイン効率の関係を図5に示す。ここで、ドレイン効率Edは、出力電力をPout、直流電源10の消費電力をPdcとして、Ed=100×(Pout/Pdc)[%]により表される。図4により、低電圧動作の場合には、高電圧動作の場合に比べて出力電力が低くなるものの、図5により、低電圧動作の方がドレイン効率は高くなる。この特性を用いて、出力電力が所定値以下の場合には低電圧で動作させ、出力電力が所定値より大きい場合には高電圧で動作させる。
例えば、電力増幅装置の最大出力電力仕様を34dBmとした場合に、最大出力電力の−6dB値である28dBmを所定値として動作させる。このとき、出力電力が所定値である28dBm以下では、電圧変換器32によって変換して得られた低電圧が、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加されることにより低電圧で動作し、低出力状態において高いドレイン効率を得ることができる。
出力電力が所定値である28dBmより大きい場合では、直流電源10の電圧が、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加されることにより高電圧で動作し、高出力状態において高い飽和電力を確保することができる。
図4及び図5中に示した矢印は、出力電力28dBmを境とする低出力状態から高出力状態への動作点の移行を表しており、逆に高出力状態から低出力状態への動作点の移行は矢印と逆向きになる。図4に示すように、出力電力28dBmでの出力電力を連続とするために、低電圧動作時の入力電力に対して、高電圧動作時の入力電力を図中の矢印分(D→E)だけオフセットさせる。このように設定した出力電力の所定値に対して、所定値以下の場合と所定値より大きい場合でドレイン端子Dへの印加電圧を変化させるが、所定値の設定は、最大出力電力のマイナス数dB値を任意に設定することができ、主として電力増幅装置の送信電力範囲(最小値と最大値)仕様に基づき定める。
以上の説明においては、電圧変換器32が直流電源10の出力電圧を低電圧に変換する構成について説明したが、電圧変換器32が直流電源10の出力電圧を高電圧に変換する昇圧タイプとする構成でもよい。この場合、直流電源10が出力する電圧が低電圧となり、電圧制御回路50は、低電圧動作時にはスイッチ31をb側に接続し、高電圧動作時にはa側に接続するように指令する。
また、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dへの印加電圧を3段階以上(電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧)に切り替えることにより、さらに効率改善を図ることもできる。例えば、図6のように、出力電力が28dBmより大きい場合で、さらにドレイン印加電圧を多段にした場合、さらに電力効率が向上する。このようにドレイン印加電圧を3段以上に設定できるようにして、さらに電力効率を高めることができる。このためには、電圧変換器32を出力電圧可変タイプにして電圧制御回路50によって制御する方法、又は2個以上の電圧変換器32を設けて電圧制御回路50により切替制御する方法等をとることが考えられる。すなわち、電圧制御回路50は、2つ以上の所定値(値が異なる少なくとも2つの所定値)と出力電力の大小関係に基づいて電圧変換回路30が可変出力する電圧を指令する(少なくとも3つの指令)。電圧変換回路30は、少なくとも3つの指令に基づいて電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧を出力する。
この発明の実施例1によれば、出力電力が所定値以下の場合にはドレイン端子D又はコレクタ端子Cには低電圧を、出力電力が所定値より大きい場合にはドレイン端子D又はコレクタ端子Cには高電圧を印加するので、小信号時に低電圧で動作することで電力効率を向上することができる。
この発明の実施例2に係る電力増幅装置について図7を参照しながら説明する。図7は、この発明の実施例2に係る電力増幅装置の構成を示す図である。
図7において、この発明の実施例2に係る電力増幅装置の構成は、キャリア増幅器61のドレイン端子Dには直流電源10からの直接印加と電圧変換器32を介しての可変印加とを切り替え、ピーク増幅器64のドレイン端子Dには直流電源10の出力電圧を直接印加する構成としている点が、上記の実施例1と異なり、その他の構成及び動作は上記の実施例1と同様である。
つぎに、この発明の実施例2に係る電力増幅装置の動作について図面を参照しながら説明する。
出力電力情報に基づき、電圧制御回路50は、出力電力が所定値以下の場合には、スイッチ31をa側に接続し、直流電源10の出力電圧を電圧変換器32により低電圧変換してキャリア増幅器61のドレイン端子Dへ印加する。一方、出力電力が所定値より大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ32をb側に接続し、直流電源210出力電圧をキャリア増幅器61のドレイン端子Dへ印加する。
ピーク増幅器64のドレイン端子Dには、直流電源10の出力電圧を直接印加する。
図7に示す電力増幅装置においては、キャリア増幅器61にのみ低電圧で動作させることにより、電圧変換器32に要求される電流容量が、ドハティ増幅器60の最大消費電流よりも小さく(例えば、約半分に)設定することができる。これにより、電圧変換器32での消費電力及び発熱量を小さくすることができ、小型で安価な部品を使用することができる効果がある。なお、キャリア増幅器61に対して、低電圧及び高電圧で動作させることにより、低電圧動作時のキャリア増幅器61の電力効率が改善され、高電圧動作時にはキャリア増幅器61とピーク増幅器64により高い飽和電力を得ることができる。
また、キャリア増幅器61のドレイン端子Dへの印加電圧を3段階以上(電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧)に切り替えることにより、さらに電力効率の改善を図ることもできる。例えば、上記の実施例1における図6に図示したのと同様に、出力電力が28dBmより大きい場合で、さらにドレイン印加電圧を多段にした場合、さらに電力効率が向上する。このように、ドレイン印加電圧を3段以上に設定できるようにして、さらに効率を高めることができる。このためには、電圧変換器32を出力電圧可変タイプにして電圧制御回路50によって制御する方法、又は2個以上の電圧変換器32を設けて電圧制御回路50により切替制御する方法等をとることが考えられる。すなわち、電圧制御回路50は、2つ以上の所定値(値が異なる少なくとも2つの所定値)と出力電力の大小関係に基づいて電圧変換回路30が可変出力する電圧を指令する(少なくとも3つの指令)。電圧変換回路30は、少なくとも3つの指令に基づいて電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧を出力する。
この発明の実施例2によれば、出力電力が所定値以下の場合にはドレイン端子D又はコレクタ端子Cには低電圧を、出力電力が所定値より大きい場合にはドレイン端子D又はコレクタ端子Cには高電圧を印加するので、小信号時に低電圧で動作することで電力効率を向上することができる。
この発明の実施例3に係る電力増幅装置について図8及び図9を参照しながら説明する。図8は、この発明の実施例3に係る電力増幅装置の構成を示す図である。
図8において、この発明の実施例3に係る電力増幅装置は、ゲート電圧Vgを出力する直流電源20と、この直流電源20からの電圧を可変出力する電圧変換回路40と、出力電力情報に基づき電圧変換回路40を制御する電圧制御回路50と、RF入力端子1からのRF入力信号を増幅してRF出力端子2から出力するドハティ増幅器60とが設けられている。
また、図8において、電圧変換回路40は、直流電源20の出力先を切替えるスイッチ41と、入力される直流電源20の電圧をそれより低い電圧に変換する電圧変換器42とが設けられている。このスイッチ41は、直流電源20の出力電圧を電圧変換器42により電圧変換してピーク増幅器64のゲート端子Gへ出力する経路と、直流電源20の出力電圧をそのままピーク増幅器64のゲート端子Gへ出力する経路の切り替えを行う。
直流電源20の出力電圧は、電圧変換回路40を介して、ドハティ増幅器60内のキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のゲート端子Gに印加される。電圧変換回路40は、出力電力情報による出力電力が低いときにはピーク増幅器64がオフ状態になるように、出力電力が高いときにはキャリア増幅器61及びピーク増幅器64が動作するように、電圧制御回路50により制御される。その他の構成及びドハティ増幅器60の基本的動作は、上記の実施例1と同様である。
つぎに、この発明の実施例3に係る電力増幅装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図9は、この発明の実施例3に係る電力増幅装置のピーク増幅器のバイアス点近傍のゲート電圧−ドレイン電流特性を示すグラフである。
図8において、電圧制御回路50には、出力電力情報が入力されており、この出力電力情報に基づき電圧制御回路50は電圧変換回路40を制御する。出力電力情報は、この電力増幅装置が出力するRF信号の出力電力を表す情報である。
キャリア増幅器61のゲート端子Gには、直流電源20の出力電圧が直接印加される。
出力電力が所定値以下の場合には、電圧制御回路50は、スイッチ42をc側に接続するように指令する(第1の指令を出力する)。電圧変換器42は、入力される直流電源20の電圧をそれより低い電圧に変換し、ピーク増幅器64のゲート端子Gに印加し、ピーク増幅器64を完全にオフ状態にする(以下、「オフ状態」と呼ぶ)。
一方、出力電力が所定値より大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ41をd側に接続するよう指令する(第1の指令を出力する)。電圧変換回路40は、直流電源20の電圧をピーク増幅器64のゲート端子Gに印加し、ピーク増幅器64を通常のC級バイアス動作状態にする(以下、「C級バイアス動作」と呼ぶ)。
FETのゲート電圧に対するドレイン電流の関係を図9に示す。理論的には、ドハティ増幅器60のピーク増幅器64はC級にバイアスされているため、小信号時であるピンチオフ電圧以下の領域ではピーク増幅器64は非動作状態となる。しかしながら、実際には、C級バイアスではピンチオフ電圧近傍で少しずつ流れ始め、ゲート電圧の増加に応じて徐々にドレイン電流が増加する特性を有するため、ピーク増幅器64が理論的にはオフ状態になる領域においてもドレイン電流が消費される。この電流は出力電力にほとんど寄与しないため、無駄に電力が消費されることになる。出力電力が所定値以下の場合にはピーク増幅器64をオフ動作にし、出力電力が所定値より大きい場合にはC級バイアスで動作させる。これにより、理論的には、ピーク増幅器64がオフ状態となるべき領域において、ピーク増幅器64が消費する電力を低減でき、電力効率を向上することができる。
この発明の実施例3によれば、出力電力が所定値以下の場合にはピーク増幅器64に完全にオフ状態となるようなゲート電圧またはベース電圧を印加するので、理論的にはピーク増幅器64がオフ状態となるべき領域において、ピーク増幅器64が完全にはオフ状態にならないために、ピーク増幅器64が消費してしまう電力を低減でき、電力効率を向上することができる。
この発明の実施例4に係る電力増幅装置について図10及び図11を参照しながら説明する。図10は、この発明の実施例4に係る電力増幅装置の構成を示す図である。
図10において、この発明の実施例4に係る電力増幅装置は、ドレイン電圧Vdを出力する直流電源(第1の直流電源)10と、ゲート電圧Vgを出力する直流電源(第2の直流電源)20と、直流電源10からの電圧を可変出力する電圧変換回路(第1の電圧変換回路)30と、直流電源20からの電圧を可変出力する電圧変換回路(第2の電圧変換回路)40と、出力電力情報に基づき電圧変換回路30及び電圧変換回路40を制御する電圧制御回路50と、RF入力端子1からのRF入力信号を増幅してRF出力端子2から出力するドハティ増幅器60とが設けられている。
電圧変換回路30において、スイッチ31によって、直流電源10の出力電圧を電圧変換器23により電圧変換してキャリア増幅器61及びピーク増幅器64へ出力する経路と、直流電源10の出力電圧を電圧変換せずにキャリア増幅器61及びピーク増幅器64へ出力する経路の切り替えを行う。直流電源10の出力電圧は、電圧変換回路30を介して、ドハティ増幅器60内のキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加される。電圧変換回路30は、出力電力情報による出力電力が低いときには低電圧を出力するように、出力電力が高いときには高電圧を出力するように、電圧制御回路50により制御される。
また、電圧変換回路40において、スイッチ41によって、直流電源20の出力電圧を電圧変換器42により電圧変換してピーク増幅器64のゲート端子Gへ出力する経路と、直流電源20の出力電圧を電圧変換せずにピーク増幅器64のゲート端子Gへ出力する経路の切り替えを行う。直流電源20の出力電圧は、電圧変換回路40を介して、ドハティ増幅器60内のキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のゲート端子Gに印加される。電圧変換回路40は、出力電力情報による出力電力が低いときにはピーク増幅器64がオフ状態になるように、出力電力が高いときにはキャリア増幅器61及びピーク増幅器64が動作するように、電圧制御回路50により制御される。その他の構成及びドハティ増幅器60の基本的動作は、上記の実施例1及び実施例3と同様である。
つぎに、この発明の実施例4に係る電力増幅装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図11は、この発明の実施例4に係る電力増幅装置の出力電力とドレイン効率の関係を示すグラフである。
図10において、電圧制御回路50には、出力電力情報が入力されており、この出力電力情報に基づき電圧変換回路30及び電圧変換回路40を制御する。出力電力情報は、この電力増幅装置が出力するRF信号の出力電力を表す情報である。出力電力が所定値A(第1の所定値)以下の場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をa側に接続するように指令する(第1の指令を出力する)。電圧変換器32は、入力される直流電源10の電圧をそれより低い電圧に変換し、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加し、低電圧により動作させる。
また、出力電力が所定値B(第2の所定値)以下の場合には、電圧制御回路50は、スイッチ41をc側に接続するように指令する(第3の指令を出力する)。電圧変換器42は、入力される直流電源20の電圧をそれより低い電圧に変換し、ピーク増幅器64のゲート端子Gに印加し、ピーク増幅器64を完全にオフ状態にする。
一方、出力電力が所定値Aより大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をb側に接続するよう指令する(第2の指令を出力する)。電圧変換回路30は、直流電源10の電圧をキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加し、高電圧により動作させる。
また、出力電力が所定値Bより大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ41をd側に接続するよう指令する(第4の指令を出力する)。電圧変換回路40は、直流電源20の電圧をピーク増幅器64のゲート端子Gに印加し、ピーク増幅器64を通常のC級バイアス動作状態にする。なお、キャリア増幅器61のゲート端子Gには、直流電源20の出力電圧が直接印加される。
電力増幅装置の最大出力電力仕様を34dBmとした場合に、最大出力電力の−6dB値である28dBmを所定値Aとして定め、所定値Bを低電圧動作時の飽和電力の−6dB値(25dBm)に設定した場合の例を図11に示す。このとき、出力電力が所定値Aである28dBm以下では、電圧変換器32によって変換して得られた低電圧がキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加されることにより低電圧で動作し、低出力状態において高いドレイン効率を得ることができる。また、出力電力が所定値Bである25dBm近傍では、ピーク増幅器64で消費される電力が低減されるため、低出力状態においてドレイン効率を向上させることができる。
一方、出力電力が所定値Aである28dBmより大きい場合では、直流電源10の電圧がキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dに印加されることにより高電圧で動作し、高出力状態において高い飽和電力を確保することができる。
以上より、出力電力が所定値A以下の場合にはキャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子D又はコレクタ端子Cには低電圧を、出力電力が所定値B以下の場合にはピーク増幅器64に完全にオフ状態となるようなゲート電圧又はベース電圧をドハティ増幅器60に印加するので、理論的にはピーク増幅器64がオフ状態となるべき領域において、ピーク増幅器64が消費する電力を低減できるとともに、低電圧で動作することで小信号時の電力効率を一層向上することができる。
また、キャリア増幅器61及びピーク増幅器64のドレイン端子Dへの印加電圧を3段階以上(電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧)に切り替えることにより、さらに効率改善を図ることもできる。ドレイン印加電圧を3段以上に設定できるようにして、さらに電力効率を高めることができる。このためには、電圧変換器32を出力電圧可変タイプにして電圧制御回路50によって制御する方法、又は2個以上の電圧変換器32を設けて電圧制御回路50により切替制御する方法等をとることが考えられる。すなわち、電圧制御回路50は、2つ以上の所定値(値が異なる少なくとも2つの所定値)と出力電力の大小関係に基づいて電圧変換回路30が可変出力する電圧を指令する(少なくとも3つの指令)。電圧変換回路30は、少なくとも3つの指令に基づいて電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧を出力する。
この発明の実施例5に係る電力増幅装置について図12を参照しながら説明する。図12は、この発明の実施例5に係る電力増幅装置の構成を示す図である。
図12において、この発明の実施例5に係る電力増幅装置の構成は、キャリア増幅器61のドレイン端子Dには直流電源10からの直接印加と電圧変換器32を介しての可変印加とを切り替え、ピーク増幅器64のドレイン端子Dには直流電源10の出力電圧を直接印加する構成としている点が、上記の実施例4と異なり、その他の構成及び動作は上記の実施例4と同様である。
つぎに、この実施例5に係る電力増幅装置の動作について図面を参照しながら説明する。
出力電力情報に基づき、出力電力が所定値A以下の場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をa側に接続する。電圧変換回路30は、直流電源10の出力電圧を電圧変換器32により低電圧変換してキャリア増幅器61のドレイン端子Dへ印加する。一方、出力電力が所定値Aより大きい場合には、電圧制御回路50は、スイッチ31をb側に接続する。電圧変換回路30は、直流電源10の出力電圧をキャリア増幅器61のドレイン端子Dへ印加する。ピーク増幅器64のドレイン端子Dには、直流電源10の出力電圧が直接印加されている。
図12に示す電力増幅装置においては、キャリア増幅器61にのみ低電圧で動作させることにより、電圧変換器32に要求される電流容量が、ドハティ増幅器60の最大消費電流よりも小さく(例えば、約半分に)設定することができる。これにより、電圧変換器32での消費電力及び発熱量を小さくすることができ、小型で安価な部品を使用することができる効果がある。なお、キャリア増幅器61に対して、低電圧及び高電圧で動作させることにより、低電圧動作時のキャリア増幅器61の電力効率が改善され、高電圧動作時にはキャリア増幅器61及びピーク増幅器64により高い飽和電力を得ることができる。
また、キャリア増幅器61のドレイン端子Dへの印加電圧を3段階以上(電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧)に切り替えることにより、さらに効率改善を図ることもできる。ドレイン印加電圧を3段以上に設定できるようにして、さらに電力効率を高めることができる。このためには、電圧変換器32を出力電圧可変タイプにして電圧制御回路50によって制御する方法、又は2個以上の電圧変換器32を設けて電圧制御回路50により切替制御する方法等をとることが考えられる。すなわち、電圧制御回路50は、2つ以上の所定値(値が異なる少なくとも2つの所定値)と出力電力の大小関係に基づいて電圧変換回路30が可変出力する電圧を指令する(少なくとも3つの指令)。電圧変換回路30は、少なくとも3つの指令に基づいて電圧値が異なる少なくとも3つのドレイン電圧を出力する。
この発明の実施例5によれば、出力電力が所定値A以下の場合にはドレイン端子D又はコレクタ端子Cには低電圧を、出力電力が所定値B以下の場合にはピーク増幅器64には完全にオフ状態となるようなゲート電圧又はベース電圧をドハティ増幅器60に印加するので、理論的にはピーク増幅器64がオフ状態となるべき領域において,ピーク増幅器64が完全にはオフ状態にならないために、ピーク増幅器64が消費してしまう電力を低減できるとともに,低電圧で動作することで小信号時の電力効率を一層向上することができる。
Claims (7)
- 第1のドレイン電圧を出力する直流電源と、
並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、
出力電力が所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力し、前記出力電力が前記所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力する電圧制御回路と、
前記第1の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加する電圧変換回路と
を備えた電力増幅装置。 - 第1のドレイン電圧を出力する直流電源と、
並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、
出力電力が所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力し、前記出力電力が前記所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力する電圧制御回路と、
前記第1のドレイン電圧を前記ピーク増幅器のドレイン端子に印加するとともに、前記第1の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧を前記キャリア増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を前記キャリア増幅器のドレイン端子に印加する電圧変換回路と
を備えた電力増幅装置。 - 第1のゲート電圧を出力する直流電源と、
並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、
出力電力が所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力し、前記出力電力が前記所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力する電圧制御回路と、
前記第1のゲート電圧を前記キャリア増幅器のゲート端子に印加するとともに、前記第1の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を電圧変換した第2のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加してオフ状態とし、前記第2の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加する電圧変換回路と
を備えた電力増幅装置。 - 第1のドレイン電圧を出力する第1の直流電源と、
第1のゲート電圧を出力する第2の直流電源と、
並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、
出力電力が第1の所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力するとともに、前記出力電力が前記第1の所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力し、前記出力電力が前記第1の所定値より小さい第2の所定値以下の場合には低電圧を出力するように第3の指令を出力するとともに、前記出力電力が前記第2の所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第4の指令を出力する電圧制御回路と、
前記第1の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧、又は前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧を前記キャリア増幅器及びピーク増幅器のドレイン端子に印加する第1の電圧変換回路と、
前記第1のゲート電圧を前記キャリア増幅器のゲート端子に印加するとともに、前記第3の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を電圧変換した第2のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加してオフ状態とし、前記第4の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加する第2の電圧変換回路と
を備えた電力増幅装置。 - 第1のドレイン電圧を出力する第1の直流電源と、
第1のゲート電圧を出力する第2の直流電源と、
並列接続されたキャリア増幅器及びピーク増幅器を有し、RF信号を増幅するドハティ増幅器と、
出力電力が第1の所定値以下の場合には低電圧を出力するように第1の指令を出力するとともに、前記出力電力が前記第1の所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第2の指令を出力し、前記出力電力が前記第1の所定値より小さい第2の所定値以下の場合には低電圧を出力するように第3の指令を出力するとともに、前記出力電力が前記第2の所定値より大きい場合には高電圧を出力するように第4の指令を出力する電圧制御回路と、
前記第1のドレイン電圧を前記ピーク増幅器のドレイン端子に印加するとともに、前記第1の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を電圧変換した第2のドレイン電圧を前記キャリア増幅器のドレイン端子に印加し、前記第2の指令に基づき、前記第1のドレイン電圧を前記キャリア増幅器のドレイン端子に印加する第1の電圧変換回路と、
前記第1のゲート電圧を前記キャリア増幅器のゲート端子に印加するとともに、前記第3の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を電圧変換した第2のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加してオフ状態とし、前記第4の指令に基づき、前記第1のゲート電圧を前記ピーク増幅器のゲート端子に印加する第2の電圧変換回路と
を備えた電力増幅装置。 - 前記電圧制御回路は、少なくとも2つの所定値と出力電力の大小関係に基づいて少なくとも3つの指令を出力し、
前記電圧変換回路は、少なくとも3つの指令に基づいて少なくとも3つのドレイン電圧を出力する
請求項1又は2記載の電力増幅装置。 - 前記電圧制御回路は、少なくとも2つの所定値と出力電力の大小関係に基づいて少なくとも3つの指令を出力し、
前記第1の電圧変換回路は、少なくとも3つの指令に基づいて少なくとも3つのドレイン電圧を出力する
請求項4又は5記載の電力増幅装置。
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