JPWO2007105750A1 - 広告システム及び商品販売システム - Google Patents

Abstract

商品販売システム（１００）は、通信ネットワークを介して、商品を特定した広告の配信要求を携帯電話（１０３）から受信すると、商品と商品の広告データと特典情報とを関連づけて記憶する広告データベースから、配信要求で特定された商品の広告データ及び特典情報を抽出して広告データを生成する広告データ生成手段と、配信要求を送信した携帯電話（１０３）を特定する情報と、抽出した広告データの商品と、特典情報とを関連付けて顧客情報データベースに登録する登録手段と、携帯電話（１０３）が商品購入依頼を発行すると、特典情報データベースを参照して、商品購入依頼を発行した携帯電話（１０３）に与えられる特典を抽出する特典情報抽出手段とを備える。

Description

本発明は、広告システム及び商品販売システムに関し、更に詳しくは、通信端末装置向けの地上デジタル放送を利用したシステムに特に好適に適用される広告システム及び商品販売システムに関する。

地上デジタル放送の運用に伴って、携帯電話などの移動通信端末に向けたデジタル放送が実施されている。日本の地上デジタル放送では、１つのチャンネルが１３の「セグメント」に分割されており、これらを幾つか束ねて映像や音声、データを放送している。これらセグメントのうちの１つは、移動通信端末のために予約されており、これを利用して移動通信端末向けに行う放送を「１セグメント放送（ワンセグ放送）」と呼んでいる。

ワンセグ放送でも、テレビ向けの通常放送と同様に、番組の放送中や番組の合間に、スポンサー企業による広告が行われている。広告の放送に際しては、広告に対する視聴者の関心を高めることによって、スポンサー企業が受けるメリットを大きくできる。このため、移動通信端末向けの地上デジタル放送では、広告に対する視聴者の関心を高めるために、移動通信端末の機能を利用した様々な方法が提案されている。

例えば特開２００３−１１４９９９号公報は、広告の視聴に際して視聴者に特典を与える商品販売システムを記載している。同文献によれば、携帯電話は、オンラインショッピング番組の放送時間中に、複数のマーク信号を時間間隔をあけて放送局から順次に受信し、これらを記憶する。番組終了時に、携帯電話は、受信したマーク信号の数を集計すると共に、放送局からマーク信号の合計情報を受信する。集計したマーク信号の数とマーク信号の合計情報との一致を条件に、割引等の特典を受けることが可能な特典情報が生成される。

上記文献によれば、オンラインショッピング番組が最初から最後まで視聴された場合に特典情報が生成されるので、広告の視聴に対する動機付けを視聴者に与えることが出来るとしている。しかし、この商品販売システムでは、携帯電話がマーク信号の数を集計する作業や、集計したマーク信号の数とマーク信号の合計情報とを比較する作業を行う必要があり、携帯電話での処理が煩雑になる問題があった。また、視聴者の多くは、移動中に携帯電話を利用するため、データ放送の受信圏外に一時的に移動した際には、番組の視聴を希望してもマーク信号を受信できない問題もあった。

発明の概要

本発明は、上記に鑑み、データ放送の受信圏外に一時的に移動しても特典を受けることが可能であって、且つ、端末装置の利用者に、広告の視聴に対する動機付けを与えることが可能な広告システム及び商品販売システムを提供することを目的とする。

本発明は、第１の態様において、通信ネットワークを介して商品の広告を行う広告システムであって、
通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置から受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出する広告データ抽出手段と、
前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信する広告データ送信手段と、
前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録する登録手段と、
端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した前記端末装置に与えられる特典を抽出する特典情報抽出手段と、
を備えることを特徴とする広告システムを提供する。

本発明は、第２の態様において、商品の情報を含むデジタル放送を放送する放送装置と、
前記デジタル放送を受信した端末装置から、商品を特定した広告の配信要求を、通信ネットワークを介して受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出する広告データ抽出手段と、
前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信する広告データ送信手段と、
前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて、特典情報データベースに登録する登録手段と、
端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した端末装置に与えられる特典を抽出する特典情報抽出手段と、
前記商品購入依頼を送信した端末装置に、前記抽出された特典を付与する特典付与手段とを備えることを特徴とする商品販売システムを提供する。

本発明は、第３の態様において、通信ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバを備え、該サーバによって商品の広告を行う広告方法であって、
前記サーバで、通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置から受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出するステップと、
前記サーバで、前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信するステップと、
前記サーバで、前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録するステップと、
前記サーバで、端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した前記端末装置に与えられる特典を抽出するステップとを有することを特徴とする広告方法を提供する。

本発明は、第４の態様において、デジタル放送を放送する放送装置と、該デジタル放送を利用したオンライン広告を管理するサーバとを備える商品販売方法であって、
前記放送装置で商品名称を含むデジタル放送を放送するステップと、
前記サーバで、前記放送された商品名称に関する広告の配信要求を端末装置から受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記商品名称で特定された商品の広告データを抽出するステップと、
前記サーバで、前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信するステップと、
前記サーバで、前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録するステップと、
前記サーバが、端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した前記端末装置に与えられる特典を抽出するステップと、
前記サーバで、前記商品購入依頼を送信した端末装置に、前記抽出された特典を付与するステップとを有することを特徴とする商品販売方法を提供する。

本発明は、第５の態様において、通信ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバを備え、該サーバを用いて商品の広告を行う広告システムのためのプログラムであって、前記サーバに、
通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置から受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出するステップと、
前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信するステップと、
前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録するステップと、
端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した前記端末装置に与えられる特典を抽出するステップとを実行させることを特徴とするプログラムを提供するプログラムを提供する。

本発明は、第６の態様において、デジタル放送を利用したオンライン広告を管理するサーバを備える商品販売システムのためのプログラムであって、前記サーバに、
前記デジタル放送で放送された商品名称に関する広告の配信要求を端末装置から受信すると、商品の広告データを格納する広告データベースから、前記商品名称で特定された商品の広告データを抽出するステップと、
前記抽出された広告データに特典情報を付加し、通信ネットワークを介して、前記配信要求を送信した端末装置に送信するステップと、
前記特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録するステップと、
端末装置から商品購入依頼を受信すると、前記特典情報データベースを参照して、該商品購入依頼を送信した前記端末装置に与えられる特典を抽出するステップと、
前記商品購入依頼を送信した端末装置に、前記抽出された特典を付与するステップとを実行させることを特徴とするプログラムを提供する。

本発明の広告システム及び商品販売システムによれば、広告データの送信に際して、広告データ送信手段が広告データに特典情報を付加して送信し、登録手段が、特典情報を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、抽出した広告データの商品と、特典情報とを関連付けて特典情報データベースに登録し、商品購入依頼の受信に際して、特典情報抽出手段が、特典情報データベースを参照して、商品購入依頼を送信した端末装置に与えられる特典を抽出する。このため、端末装置の利用者は、商品の購入に先立って広告を視聴することによって、商品の購入に際して特典を得ることが出来る。従って、端末装置の利用者に、広告の視聴に対する動機付けを与えることが出来る。

本発明の広告システムの好適な態様では、前記広告データベースは、商品の広告情報と商品購入に際して与えられる特典情報とを関連付けて登録する。本発明の商品販売システムでは、前記放送装置は、無線基地局経由で前記デジタル放送を端末装置に送信してもよい。

本発明の一実施形態に係る商品販売システムの構成を示すブロック図である。 図１の放送装置の構成を示すブロック図である。 図１の携帯電話の構成を示すブロック図である。 図３のデータ受信部の構成を示すブロック図である。 携帯電話の表示部に表示される映像データ、及び、文字情報を示す図である。 文字情報のレイヤー構造を示すブロック図である。 図３のデータ受信部の動作手順を示すフローチャートである。 図４の商品情報処理部の動作手順を示すフローチャートである。 図３の制御部の動作手順を示すフローチャートである。 図１のオンライン広告配信装置の構成を示すブロック図である。 図１のオンライン広告配信装置の動作手順を示すフローチャートである。 図１の購入処理装置の動作手順を示すフローチャートである。

以下に、図面を参照し、本発明の実施形態を詳細に説明する。図１は、本発明の一実施形態に係る商品販売システムの構成を示すブロック図である。商品販売システム１００は、データ放送制作装置１０１、放送装置１０２、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６、オンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８から構成され、データ放送受信装置を備えた携帯電話（端末装置）１０３に向けてワンセグ放送を送信する。

データ放送制作装置１０１は、番組放送用のデータと共にデータ放送宣伝用のデータを制作する。放送装置１０２は、データ放送制作装置１０１が制作したデータを受け取り、テレビ番組として放送する。携帯電話１０３は、データ放送受信装置を備え、番組放送用のデータと共にデータ放送宣伝用のデータを受信し、モニタ（表示部）上に表示する。ここで、データ放送宣伝用のデータとは、スポンサー企業によるＣＭ（Commercial Message）を指す。

オンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８は、それぞれ、インターネット１０６、携帯電話網１０５及び無線基地局１０４を介して、携帯電話１０３と接続されている。携帯電話１０３の利用者が、データ放送宣伝用のデータの受信後、商品の購入特典を利用するためにオンライン広告受信の操作をすると、携帯電話１０３は、無線基地局１０４、携帯電話網１０５及びインターネット１０６を介して、オンライン広告配信装置１０７に購入特典を利用したい商品の情報を送信する。

オンライン広告配信装置１０７は、インターネット１０６、携帯電話網１０５及び無線基地局１０４を介して、携帯電話１０３に対して購入特典情報付きの広告を配信し、携帯電話１０３がその広告を表示する。利用者が商品購入の操作をすると、携帯電話１０３は、無線基地局１０４、携帯電話網１０５及びインターネット１０６を介して、購入処理装置１０８に、購入する商品に関するデータと、携帯電話１０３が記憶している購入依頼データとして特典情報及び顧客情報とを送信する。

図２は、図１の放送装置１０２の構成を詳細に示すブロック図である。放送装置１０２は、データ放送制作装置１０１からデータ放送番組用のデータを受け取り、テレビ番組としての放送データに変換して放送する。放送装置１０２は、同図に示すように番組取得部１２１、商品情報記憶部１２２、放送データ生成部１２３及び送信部１２４から構成される。

番組取得部１２１は、データ放送制作装置１０１が制作した番組用のデータのうち、例えば野球中継やクイズ番組等から成る映像データ及び音声データを受信し、受信した映像データ及び音声データを放送データ生成部１２３へ出力する。或いは、映像データ及び音声データを一旦内部に記憶し、記憶している映像データ及び音声データを放送データ生成部１２３へ出力する。

商品情報記憶部１２２は、データ放送制作装置１０１が制作したスポンサー企業の商品情報を受け取り、受け取った商品情報を記憶する。商品情報は、番組のＣＭ又はそのスポンサー企業の製品の情報から構成され、製品それぞれに関して、会社、商品名、色、サイズ、商品番号及び単価等の商品固有の情報を含む。なお、商品番号は、各商品を一意に表す記号である。放送データ生成部１２３は、番組取得部１２１、商品情報記憶部１２２がそれぞれ記憶している各データから、以下に示すようにして、放送データを生成する。ここで放送データとは、放送の形式に変換され、多重化されたデータを言う。

放送データ生成部１２３は、商品情報記憶部１２２が記憶している商品情報を読み込む。放送データ生成部１２３は商品情報を放送の形式に変換し、送信部１２４へ出力する。放送データ生成部１２３は、放送開始時点から放送終了時点まで常に、番組取得部１２１が記憶している映像データと音声データとを放送の形式に変換し、送信部１２４へ出力する。送信部１２４は、放送データ生成部１２３から放送データを受け取り、受け取った放送データを逐次送信する。

携帯電話１０３は、無線電波を用いて移動通信できる可搬型の電話機である。携帯電話１０３は、データ放送受信者（利用者）が所有し、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６を介して、オンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８に接続されており、オンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８との間で情報の送受信を行う。図３は、携帯電話１０３の詳細な構成を示すブロック図である。携帯電話１０３は、同図に示すように、送受信部１３１、データ放送受信装置として構成されるデータ受信部１３２、制御部１３３、表示部１３４、入出力部１３５及びメモリ１３６から構成される。符号１３７は、無線通信及びデジタル放送送受信用のアンテナを示している。

携帯電話１０３は具体的には、マイクロプロセッサ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ディスプレイユニット、キー操作部、放送装置１０２からのデータ放送を受信する受信部、無線基地局１０４との間で通信する通信部、及びアンテナなどから構成されるコンピュータシステムである。ＲＡＭには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより携帯電話１０３はその機能を達成する。

送受信部１３１は、制御部１３３から受け取るオンライン広告要求データ及び購入依頼データを、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６を介してオンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８へ送信する。送受信部１３１は更に、オンライン広告配信装置１０７及び購入処理装置１０８から、インターネット１０６、携帯電話網１０５、無線基地局１０４を介してオンライン広告データ及び購入確認データを受信し、受信した購入確認データを制御部１３３へ出力する。

図４は、図３のデータ受信部１３２の詳細な構成を示すブロック図である。データ受信部１３２は、同図に示すように、受信部３２１、分離部３２２、音声出力部３２３、映像出力部３２４、商品情報処理部３２５、商品情報記憶部３２６及び合成部３２７から構成される。

受信部３２１は、利用者が指定した周波数の放送データを選択し、携帯電話１０３のアンテナを介して放送データを受信し、受信した放送データを分離部３２２へ出力する。分離部３２２は、受信部３２１から放送データを受け取り、受け取った放送データを分離し、音声データ、映像データ又は商品情報を生成する。分離部３２２は更に、生成した音声データを音声出力部３２３へ、映像データを映像出力部３２４へ、商品情報を商品情報処理部３２５へそれぞれ出力する。

音声出力部３２３は、分離部３２２から音声データを受け取り、受け取った音声データをアナログ音声信号に変換し、変換したアナログ音声信号を制御部１３３を介して入出力部１３５へ出力する。映像出力部３２４は、分離部３２２から映像データを受け取り、受け取った映像データをアナログ映像信号に変換し、変換したアナログ映像信号を合成部３２７へ出力する。

商品情報処理部３２５は、分離部３２２から商品情報を受け取り、下記に示す処理を行う。商品情報処理部３２５は、受け取った商品情報から表示部１３４へ出力する文字情報を生成し、生成した文字情報をアナログ映像信号に変換し、変換したアナログ映像信号を合成部３２７へ出力する。更に、制御部１３３を介して商品情報をメモリ１３６へ出力する。商品情報処理部３２５が出力する文字情報とは、携帯電話１０３利用者が商品一覧を参照するためのメニュー情報である。

図５は、表示部１３４における表示の一例を示している。表示部１３４には、同図に示すように、映像データが表示される映像データ表示部分１３４ａと、文字情報が表示される文字情報表示部分１３４ｂとが表示される。映像データは、例えばデジタルテレビ放送各局によって提供される映像コンテンツである。文字情報表示部分１３４ｂに表示される文字情報は、ＨＴＭＬ言語と同様にレイヤー構造を有しており、文字情報表示部分１３４ｂには、スポンサー企業名、商品名、及び、商品情報がこの順に切り替わって表示される。文字情報表示部分１３４ｂの下線は、その項目が選択可能であることを、波二重下線は、その項目が携帯電話１０３の操作者（利用者）によって選択されていることを示している。

図６は、文字情報のレイヤー構造を示すブロック図である。図５の表示において、例えば「Ｂ社商品情報」を選択すると、商品名ａ、商品名ｂ、商品名ｃ、・・・のように商品名が表示され、選択可能な項目に下線が付される。「前に戻る」は前に表示されていた会社名選択画面に戻ることを示す。例えば更に「商品名ｂ」を選択すると、商品名ｂに関する詳細な情報が表示される。「購入」とは選択された商品名ｂの商品を購入することを示す。「前に戻る」は商品名が表示された画面に戻ることを示す。

文字情報の項目が選択されることによって、入出力部１３５への入力がなされると、入力された情報は、制御部１３３を介して商品情報処理部３２５に伝達される。商品情報処理部３２５は、入力によって指定された文字情報を商品情報記憶部３２６から読み出した後、文字情報をアナログ映像信号に変換し、変換したアナログ映像信号を合成部３２７へ出力する。商品情報記憶部３２６は、商品情報処理部３２５から商品情報を受け取り、受け取った商品情報を記憶する。

合成部３２７は、映像出力部３２４からアナログの映像信号を受け取り、商品情報処理部３２５からアナログの文字情報を受け取る。また、受け取ったアナログの映像信号とアナログの文字情報とを合成し、合成アナログ信号を生成し、生成した合成アナログ映像信号を表示部１３４へ出力する。表示部１３４には映像データと文字情報とで構成された映像信号が出力される。

図７は、データ受信部１３２の動作手順を示すフローチャートである。受信部３２１が放送データを受信し（ステップＳ１３２−０１）、受信した放送データを分離部３２２が音声データ、映像データ、及び、商品データに分離する（ステップＳ１３２−０２）。音声出力部３２３は、分離された音声データをアナログ音声信号に変換し（ステップＳ１３２−０３）、入出力部１３５へ出力する（ステップＳ１３２−０４）。その後ステップＳ１３２−０１に戻り、処理を繰り返す。映像出力部３２４は、分離された映像データをアナログ映像信号に変換し、合成部３２７へ出力する（ステップＳ１３２−０５）。

商品情報処理部３２５は、分離された商品情報から、文字情報を生成する（ステップＳ１３２−０６）。また、商品情報処理部３２５は、文字情報をアナログ映像信号に変換し、商品情報画面として合成部３２７へ出力する（ステップＳ１３２−０７）。合成部３２７は、受け取ったアナログの映像信号とアナログの文字情報とを合成し、表示部１３４へ出力する（ステップＳ１３２−０８）。その後ステップＳ１３２−０１に戻り処理を繰り返す。

図８は、データ受信部の商品情報処理部３２５の動作手順を示すフローチャートである。同図における動作は、図７のフローチャートにおけるステップＳ１３２−０７の詳細である。商品情報処理部３２５は、入出力部１３５からの操作に応じた処理を行う。商品情報処理部３２５は、操作信号を受信したか否かを判断する。操作信号を受信していないなら（ステップＳ１３２−２１でＮｏ）、ステップＳ１３２−２１の処理に戻る。操作信号を受信したなら（ステップＳ１３２−２１でＹｅｓ）、商品情報処理部３２５は、受信した操作信号が何であるか判断する。

操作信号が「会社名や商品名」であるなら（ステップＳ１３２−２２で「会社名や商品名」）、商品情報処理部３２５は、波二重下線で選択された項目に対応する文字情報を読み出す（ステップＳ１３２−２３）。読み出した文字情報から商品情報画面を生成し、生成した商品情報画面を合成部３２７へ出力し（ステップＳ１３２−２５）、ステップＳ１３２−２１に戻る。

操作信号が「戻る」であるなら（ステップＳ１３２−２２で「戻る」）、商品情報処理部３２５は、前に表示していた画面を呼び出すかまたはリンク先を読み出し（ステップＳ１３２−２４）、読み出した文字情報から商品情報画面を生成し、生成した商品情報画面を合成部３２７へ出力し（ステップＳ１３２−２５）、ステップＳ１３２−２１に戻る。

操作信号が「購入」であるなら（ステップＳ１３２−２２で「購入」）、商品情報処理部３２５は、購入処理画面を読み出す（ステップＳ１３２−２６）。商品購入時の特典を得るための権利を取得するためのオンライン広告を受信するかどうかの確認メッセージを表示部１３４へ出力する（ステップＳ１３２−２７）。

当該利用者が必要としないなら（ステップＳ１３２−２７でＮｏ）、読み出した購入処理情報から購入処理画面を生成し、生成した購入処理画面を合成部３２７へ出力し（ステップＳ１３２−３０）、購入依頼データを送信する（ステップＳ１３２−３１）。ここで、購入処理画面とは、操作者（利用者）が選択した商品名の購入数や支払い合計、支払い方法を選択する画面であり、購入処理装置に購入依頼データを送信する。

当該利用者が必要とするなら（ステップＳ１３２−２７でＹｅｓ）、携帯電話１０３は、オンライン広告の要求を無線基地局１０４、携帯電話網１０５及びインターネット１０６を介して、オンライン広告配信装置１０７に広告要求データを送信する（ステップＳ１３２−２８）。

オンライン広告配信装置１０７は、インターネット１０６、携帯電話網１０５及び無線基地局１０４を介して、携帯電話１０３に対して特典情報付き広告を送信する。携帯電話１０３では、送受信部１３１が受信し、制御部１３３を介して、商品情報処理部３２５が特典情報を商品情報記憶部３２６に書き込み、アナログ映像データを生成し、生成したオンライン広告画面を合成部３２７へ出力する（ステップＳ１３２−２９）。

読み出した購入処理情報から購入処理画面を生成し、生成した購入処理画面を合成部３２７へ出力し（ステップＳ１３２−３０）、購入依頼データを送信する（ステップＳ１３２−３１）。ステップＳ１３２−２７でＹｅｓのとき、購入依頼データに特典情報を含む。広告要求データとは、購入特典を利用したい商品情報、携帯電話のＩＰアドレスや電話番号情報を含む。特典情報付き広告は、購入特典の有効期限を含む。

図３に戻り、制御部１３３は、マイクロプロセッサ及びＲＡＭから構成される。ＲＡＭは、制御用コンピュータプログラムを記憶し、マイクロプロセッサはコンピュータプログラムを実行することにより以下の機能を達成する。制御部１３３は、データ受信部１３２から商品情報を受け取り、受け取った商品情報をメモリ１３６に書き込む。制御部１３３は、入出力部１３５から文字情報の操作信号を受け取り、受け取った操作信号をデータ受信部１３２へ受け渡す。

制御部１３３は、データ受信部１３２からオンライン広告を受け取り、表示部１３４へ出力し、データの転送がすべて完了したところで、メモリ１３６の特典情報領域３６３に該当商品又は該当商品グループの特典情報を保存する。図９は、制御部１３３におけるこの動作手順を示すフローチャートである。オンライン広告受信通知を受けたら（ステップＳ１３３−０１）、オンライン広告完了通知の受信を監視し、受信しなかった際には（ステップＳ１３３−０２でＮｏ）、監視を続ける。オンライン広告完了通知の受信を監視し受信した際には（ステップＳ１３３−０２でＹｅｓ）、商品情報処理部３２５に特典情報の読出しを要求する（ステップＳ１３３−０３）。商品情報処理部３２５が読み出した特典情報を受け取り、特典情報をメモリに書き込んだ後（ステップＳ１３３−０４）、オンライン広告受信通知の待受け状態に設定する。

制御部１３３は、データ受信部１３２から購入する商品の商品番号を受信し、メモリ１３６の個人データ領域３６１に記憶されている個人データを読み出す。更に制御部１３３は、受信した商品番号と読み出した個人データとを含む購入依頼データを生成し、生成した購入依頼データを送受信部１３１に受け渡す。ここで、購入依頼データは、個人データ、商品番号、支払方法、特典情報から成り、支払方法は、「クレジットカードで支払う」、「銀行振込み」等の複数の選択肢から利用者が指定するものであり、特典情報は、オンライン広告受信し表示すると得られる特典を受けることができる権利情報のことである。

制御部１３３は、送受信部１３１を介してオンライン広告配信装置１０７から特典情報を受け取り、受け取った特典情報を読み取る。受け取った特典情報を商品情報処理部３２５に受け渡す。商品情報処理部３２５は受け取った特典情報について、その特典情報の対象となる商品名を商品情報記憶部３２６の商品情報から読み出し文字情報を更新し、表示部１３４に受け渡す。利用者は、表示部１３４を参照することによって、購入特典の権利を得たことを確認できる。表示部１３４は、液晶ディスプレイから成りデータ受信部１３２が生成するアナログ映像データを制御部１３３を介して受け取り、受け取ったアナログ映像データを表示する。

入出力部１３５は、携帯電話１０３の操作面に設けられた「上矢印」、「下矢印」、「メニュー」、「決定」等の複数のキーから成り、表示部１３４に表示されるアナログ映像データが表示されているときに、当該利用者からキーの操作指示を受け付け、受け付けた操作指示に対応する操作信号を制御部１３３へ出力する。入出力部１３５には音声出力部３２３からのアナログ音声データを出力するスピーカーを含む。

メモリ１３６は、半導体メモリから構成され、商品情報を記憶する商品情報領域３６２と、特典情報を記憶する特典情報領域３６３とを備える。また、メモリ１３６には、データ放送オンラインショッピングの利用者に関する情報である個人データが、個人データ領域３６１に予め記憶されている。個人データは、利用者の氏名、住所、電話番号、年齢、性別、職業、家族構成及びクレジットカード情報を含む。

オンライン広告配信装置１０７は、スポンサー企業、又は、デジタル放送事業者側に設置され、携帯電話１０３からの広告要求データの受信、広告データの生成、生成した広告データの携帯電話１０３への送信等を行う。図１０は、オンライン広告配信装置１０７の構成を示すブロック図である。オンライン広告配信装置１０７は、同図に示すように、データ送受信部１７１、広告要求データ処理部１７２、広告要求データベース１７３、顧客データ特典情報データベース１７４、広告データ生成部１７５．広告データベース１７６、特典情報登録手段１７７、及び、特典情報抽出手段１７８から構成され、インターネット１０６に接続されている。

オンライン広告配信装置１０７は、具体的にはマイクロプロセッサ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ディスプレイユニット、キー操作部、及び通信部などから構成されるコンピュータシステムである。ＲＡＭには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することによりオンライン広告配信装置１０７はその機能を達成する。

データ送受信部１７１は、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６を介して携帯電話１０３から、購入特典を利用したい商品情報、携帯電話１０３のＩＰアドレスや電話番号情報を含む広告要求データを受信し、受信した広告要求データを、広告要求データ処理部１７２に受け渡す。

広告要求データ処理部１７２は、データ送受信部１７１から広告要求データを受け取り、受け取った広告要求データを、要求ＩＤと共に広告要求データベース１７３に書き込む機能を有する。更に、広告要求データ処理部１７２は、広告要求データのうち、要求ＩＤと共に、商品情報を広告データ生成部１７５へ出力する機能を有する。

広告要求データベース１７３は、広告要求データ処理部１７２から広告要求データを受け取り、受け取った広告要求データを要求ＩＤと共に記憶する。顧客情報データベース１７４は、複数の個人データをその特典情報と共に記憶する領域を備え、広告要求データ処理部１７２から特典情報登録手段１７７を介して、携帯電話１０３のＩＰアドレスや電話番号情報を受け取り、受け取った携帯電話１０３のＩＰアドレスや電話番号情報を記憶する。広告データベース１７６は、商品情報と、広告データと、特典情報とを関連づけて記憶する。

広告データ生成部１７５は、広告要求データ処理部１７２から商品情報を受け取り、広告データベース１７６から、広告データと、特典情報とを抽出する。広告データ生成部１７５は、商品情報と、広告データと、特典情報とを含む広告データを、広告要求データ処理部１７２に受け渡す。広告要求処理部１７２は、その広告データを、データ送受信部１７１を経由して出力すると共に、特典情報登録手段１７７に受け渡す。特典情報登録手段１７８は、商品情報と、特典情報と、広告要求者のＩＤとを対応付けて、顧客情報データベース１７４に登録する機能を有する。特典情報抽出手段は、

図１１は、オンライン広告配信装置１０７の動作手順を示すフローチャートである。データ送受信部１７１が、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６を介して携帯電話１０３から広告要求データを受信すると（ステップＳ１０７−０１でＹｅｓ）、広告要求データ処理部１７２は、データ送受信部１７１から広告要求データを受け取り、広告要求データベース１７３に書き込む（ステップＳ１０７−０２）。ステップＳ１０７−０１で、広告要求データを受信していないなら（ステップＳ１０７−０１でＮｏ）、ステップＳ１０７−０１の広告要求データ受信の待受け状態に戻る。広告データ生成部１７５は、受信した広告要求データで指定された商品について、商品情報から特典情報とオンライン広告データを生成する（ステップＳ１０７−０３）。また、携帯電話１０３のＩＰアドレスや電話番号情報を含む顧客情報を、商品情報と獲得した特典情報と共に、顧客情報データベース１７４に書き込む（ステップＳ１０７−０４）。データ送受信部１７１が、生成されたデータを携帯電話１０３へ送信した（ステップＳ１０７−０５）後、処理を終了する。

購入処理装置１０８は、スポンサー企業、又は、デジタル放送事業者側に設置され、携帯電話１０３から無線基地局１０４、携帯電話網１０５及びインターネット１０６を介して、購入依頼データとして、購入する商品に関するデータと、携帯電話１０３が記憶している特典情報及び顧客情報とを受信する。

購入処理装置１０８は具体的にはマイクロプロセッサ、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ディスプレイユニット、キー操作部、及び通信部などから構成されるコンピュータシステムである。ＲＡＭには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより購入処理装置１０８はその機能を達成する。

図１２は、購入処理装置１０８の動作手順を示すフローチャートである。先ず、購入処理装置１０８が、無線基地局１０４、携帯電話網１０５、インターネット１０６を介して携帯電話１０３から購入依頼データを受信する（ステップＳ１０８−０１）。購入処理装置１０８は、受け取った購入依頼データを保存する（ステップＳ１０８−０２）。次に、購入処理装置１０８は、購入依頼データから顧客情報を読み出し、読み出した顧客情報も保持する（ステップＳ１０８−０３）。購入処理が完了したならば、完了通知をインターネット１０６、携帯電話網１０５、無線基地局１０４を介して携帯電話１０３に送信する（ステップＳ１０８−０４）。スポンサー企業は購入処理装置１０８に保存された購入依頼データ及び顧客情報を参照することによって、商品を発送できる。

本実施形態の第一の効果は、利用者の要求によって広告が配信されるため、特典の有無を利用者が容易に確認できることである。第二の効果は、利用者の要求によって広告が配信されるため、利用者の関心を高めることができ、スポンサー企業の宣伝効果を高めることが出来ることである。第三の効果は、オンライン広告を受信する操作だけで特典情報を取得できるので、特許文献１の商品販売システムにおける、携帯電話１０３の煩雑な操作を省くことが出来る。第四の効果は、スポンサー企業側においても、オンライン広告配信装置１０７が、個人情報及び特典情報を管理しているため、仮に携帯電話１０３が特典権利を保存する機能を有しなくても、特典のサービスを提供できることである。

なお、実施形態では、携帯電話１０３が、デジタル放送の放送データを直接に受信するものとしたが、例えばＭＢＭＳ（Multimedia Broadcast Multicast Service）を利用することによって、無線基地局を介して受信してもよい。また、実施形態では、購入依頼データの送信、及び特典情報の受信に、携帯電話を用いているが、これは携帯電話に限定されず、データ蓄積機能を有する通信機器であればＰＨＳや携帯情報機器等、携帯電話以外の機器であってもよい。

実施形態では、携帯電話１０３と購入処理装置１０８との間に、インターネットプロバイダを介在させ、公衆回線設備が少なくなる構成を採用しているが、携帯電話１０３と購入処理装置１０８とを直接に接続する構成でもよい。図１では、携帯電話１０３を１台のみ記載しているが、これらは何台であっても良い。例えば、実際には何万台から何千万台の携帯電話１０３を含むシステムを想定している。

個人データはこの構成に限定されずスポンサー企業が利用者情報として入手したい項目を含むものとしてもよい。各利用者が、商品購入時に個人データをスポンサー企業に送信することにより、スポンサー企業は利用者の詳細な情報を入手する構成としてもよい。広告配信に対するスポンサー料の決定に際して、オンライン広告配信装置１０７が記録したオンライン広告の配信数に基づいて決定することが出来る。

実施形態では、購入処理の直前にオンライン広告配信処理を行うものとした（図８）が、購入処理はどの段階で行ってもよい。表示部１３４に表示される文字情報については、予め携帯電話１０３の内部に文字情報を格納しておき、これを表示してもよい。また、実施形態では、携帯電話１０３が文字情報を生成するとしたが、デジタル放送事業者から直接に配信されてもよい。

実施形態でオンライン広告配信装置１０７が配信する広告データは、種々の態様を採用することが可能で、例えばストリーミング動画、ダウンロード動画・画像・音声データ、又は、Ｗｅｂページのデータであるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。

本発明は、コンピュータプログラム、又は、デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、ＣＤ―ＲＯＭ、ＭＯ、ＤＶＤ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡＭ、半導体メモリなど、に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されているコンピュータプログラム、又は、デジタル信号であるとしてもよい。

本発明は、コンピュータプログラム、又は、デジタル信号を、電気通信回線、無線、又は、有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、マイクロプロセッサは、コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。

また、プログラム、又は、デジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、又は、プログラム、又は、デジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。上記実施形態及び上記各変形の形態をそれぞれ組み合わせてもよい。

本発明では、広告システム又は商品販売システムが、登録手段及び特典情報抽出手段とを備えるものとしたが、これに代えて、携帯端末が、広告データの受信に際して、受信した広告データの商品と、特典情報とを関連付けて内部のデータベースに登録し、また、商品購入依頼の送信に際して、特定した商品の特典情報を内部のデータベースから抽出するものとしても構わない。

以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて説明したが、本発明に係る広告システム及び商品販売システムは、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施した広告システム及び商品販売システムも、本発明の範囲に含まれる。

Claims (9)

1. 通信ネットワークを介して商品の広告を行う広告システムであって、
   通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置（１０３）から受信すると、商品と商品の広告データとを関連づけて格納する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに特典情報を付与して広告データを生成する広告データ生成手段（１７５）と、
   前記広告の配信要求を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベース（１７４）に登録する顧客情報登録手段（１７７）と、
   端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信すると、前記顧客情報データベース（１７４）を参照して、該商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出する特典情報抽出手段（１７８）と、
   を備えることを特徴とする広告システム。
2. 前記広告データベースは、商品及び商品広告データと特典情報とを関連づけて記憶する、請求項１に記載の広告システム。
3. 商品の情報を含むデジタル放送を放送する放送装置（１０２）と、
   前記デジタル放送を受信した端末装置（１０３）から、商品を特定した広告の配信要求を、通信ネットワークを介して受信すると、商品と商品の広告データとを関連づけて格納する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに特典情報を付与して広告データを生成し送信する広告データ生成手段（１７５）と、
   前記広告の配信要求を送信した相手先の端末装置を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベース（１７４）に登録する顧客情報登録手段（１７７）と、
   端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信すると、前記顧客情報データベース（１７４）を参照して、該商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出する特典情報抽出手段（１７８）と、を備えることを特徴とする商品販売システム。
4. 前記放送装置（１０２）は、無線基地局経由で前記デジタル放送を端末装置（１０３）に送信する、請求項３に記載の商品販売システム。
5. 通信ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバを備え、該サーバによって商品の広告を行う広告方法であって、
   前記サーバ（１０７）で、通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置（１０３）から受信し、商品と商品の広告データとを関連づけて記憶する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに商品購入に際して与えられる特典情報を付加して広告データを生成し送信するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記特典情報を送信した相手先の端末装置（１０３）を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベース（１７４）に登録するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信し、前記顧客情報データベース（１７４）を参照して、前記商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出するステップと、を有することを特徴とする広告方法。
6. 前記広告データベース（１７６）は、商品及び商品の広告情報と前記特典情報とを関連付けて登録する、請求項５に記載の広告方法。
7. デジタル放送を放送する放送装置（１０２）と、該デジタル放送を利用したオンライン広告を管理するサーバ（１０７）とを用いて商品を販売する商品販売方法であって、
   前記放送装置（１０２）で商品名称を含むデジタル放送を放送するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記放送された商品名称に関する広告の配信要求を端末装置（１０３）から受信し、商品と商品の広告データとを関連づけて記憶する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに商品購入に際して与えられる特典情報を付加して広告データを生成し送信するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記特典情報を送信した相手先の端末装置（１０３）を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベース（１７４）に登録するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信すると、前記顧客情報データベース（１７４）を参照して、前記商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記商品購入依頼を送信した端末装置（１０３）に、前記抽出された特典を付与するステップとを有することを特徴とする商品販売方法。
8. 通信ネットワークを介して端末装置に接続されて、商品の広告を行うサーバのためのプログラムであって、前記サーバに、
   通信ネットワークを介して商品を特定した広告の配信要求を端末装置（１０３）から受信すると、商品と商品の広告データとを関連づけて記憶する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに特典情報を付加した広告データを生成し送信するステップと、
   前記配信要求を発行した端末装置（１０３）を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベース（１７４）に登録するステップと、
   端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信すると、前記特典情報データベース（１７４）を参照して、該商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。
9. デジタル放送を利用したオンライン広告を管理するサーバを備える商品販売システムのためのプログラムであって、前記サーバに、
   前記放送装置（１０２）で商品名称を含むデジタル放送を放送するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記放送された商品名称に関する広告の配信要求を端末装置（１０３）から受信すると、商品と商品の広告データとを関連づけて記憶する広告データベース（１７６）から、前記配信要求で特定された商品の広告データを抽出し、該抽出した広告データに商品購入に際して与えられる特典情報を付加して広告データを生成し送信するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記特典情報を送信した相手先の端末装置（１０３）を特定する情報と、前記抽出した広告データの商品と、前記特典情報とを関連付けて顧客情報データベースに登録するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、端末装置（１０３）から商品購入依頼があった旨の情報を受信すると、前記顧客情報データベースを参照して、前記商品購入依頼を発行した端末装置（１０３）に与えられる特典を抽出するステップと、
   前記サーバ（１０７）で、前記商品購入依頼を送信した端末装置（１０３）に、前記抽出された特典を付与するステップとを実行させることを特徴とするプログラム。

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