JPWO2003098616A1 - 光ヘッド - Google Patents

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Abstract

簡単な構成で小型薄型の受光素子を実現し、これを搭載する小型薄型の光ヘッドを提供する。情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、受光チップが搭載固定されるフレキシブル配線基板とからなり、複数の電極がフレキシブル配線基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続される。

Description

技術分野
本発明は、情報記録媒体である光ディスクに対して光学的に情報を記録再生する光ヘッドに関する。
背景技術
高密度大容量メモリーの技術開発が盛んに行われている中、メモリーに要求される能力としては、高密度、大容量、高信頼性に加え、書換え機能等が挙げられ、それらを満足するものとして光ディスクがあり、その光ディスクに対して光学的に情報を記録再生する光ヘッドの小型化および簡素化が求められている。
図7は、一般的な光ヘッドの構成を示す概念図である。図7において、20は情報記録媒体である光ディスク、21は光源である半導体レーザ、22は半導体レーザ21からの出射光を光ディスク20に微小な光スポットとして集光する集光素子である対物レンズ、23は光ディスク20の面ブレや偏芯に対して対物レンズ22を追従させるための集光素子駆動手段である対物レンズアクチュエータ、24は光ディスク20からの反射光を分岐するハーフミラー、25は光ディスク20からの反射光を受光する受光素子である。光ヘッド26は、半導体レーザ21と、対物レンズ22と、対物レンズアクチュエータ23と、ハーフミラー24と、受光素子25とから構成される。このように、受光素子25は、光ディスク20の情報信号を検出するRF信号受光素子であり、またそのサーボ信号を検出するサーボ信号受光素子として機能する。
従来の商品化されている光ヘッドには、RF信号検出用やサーボ信号検出用として多分割の受光素子が用いられる。一般に多く用いられている従来の受光素子を簡略化した一例を図8Aおよび図8Bに示す。図8Aおよび図8Bは、それぞれ、従来の受光素子である2分割フォトダイオードの平面図および断面図である。以下、この2分割フォトダイオードの構成と機能についての説明を行う。30が受光素子である2分割フォトダイオード、31a、31bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光チップ、38は受光チップ31a、31bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光チップ31a、31bに設けられた表面電極、33a、33b、33c、33dはフレーム端子、34はフレーム端子33cとフレーム端子33dとが一体構造となっているフレーム、35は受光チップ31a、31bに共通に設けられた裏面電極、36aは電極32aとフレーム端子33aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bとフレーム端子33bとを電気的に接続する金属ワイヤ、37はフレーム端子を除いて4mm×5mmの面積で高さ1.8mmの形状に受光素子として2分割フォトダイオード30を形作る樹脂である。
ここで、受光チップ31a、31bの裏面電極35はフレーム34に電気接続される。さらに表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによってフレーム端子33a、33bに電気接続される。したがって受光素子である2分割フォトダイオード30は、フレーム端子33a、33bがアノード端子、フレーム端子33c、33dがカソード端子となり、受光チップ31a、31bで各々受光した光量は光電流となってフレーム端子33a、33bから出力されて2分割フォトダイオードとして機能する。また、それぞれの寸法に関しては実質的な数値を記している。ここで、受光素子である2分割フォトダイオード30はフォトダイオードであるため、受光チップ31a、31bは、受光セルと表現することもできる。
図8Aおよび図8Bに示す従来の受光素子である2分割フォトダイオード30は、以下のような問題を有している。
第1に、受光チップが小型薄型であっても、受光素子としては大型で厚い形状となる。つまり、受光チップ31a、31bは、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmと小型薄型であるにもかかわらず、受光素子である2分割フォトダイオード30は、フレーム端子を除いて4mm×5mmの面積で高さ1.8mmの樹脂37の形状で形作られている。
第2に、2分割フォトダイオード30を搭載するフレキシブル配線基板がやはり大型化する。これについて、図9Aおよび図9Bを参照して説明する。図9Aおよび図9Bは、それぞれ、図8Aおよび図8Bに示した受光素子である2分割フォトダイオード30をフレキシブル配線基板48に電気接続した構成を示す平面図および断面図である。2分割フォトダイオード30において、フレーム端子33a、33b、33c、33dが、フレキシブル配線基板48上の配線39にハンダ処理などにより電気接続される。40はフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板でガラス入りエポキシ材などで構成される。またフレキシブル配線基板48は、2分割フォトダイオード30のフレーム端子との段差を解消するために、2分割フォトダイオード30の樹脂37の4mm×5mmの外形より大きな開口47を有している。このため、配線39のいわゆる引き回し方も、2分割フォトダイオード30の樹脂37の外側を迂回せずには構成できないため、どうしてもフレキシブル配線基板48の2分割フォトダイオード30搭載周辺部が面積的に大型化するという問題がある。図9Aおよび図9Bに示す構成の場合、樹脂37の外形を0.3mmの余裕をもって開口47にはめ込むとすると、開口47の寸法は4.6mm×5.6mmとなる。さらに、フレーム端子33c、33dの配線39が樹脂37の外側を迂回しているので、ライン幅0.1mmでスペース幅0.5mmとすると、フレキシブル配線基板48の寸法は7.8mmとなる。
以上第1および第2の問題点のため、受光素子である2分割フォトダイオード30が搭載される光ヘッドでは、この2分割フォトダイオード30の形状自体が光ヘッドの限界サイズを決定する要因になるという問題点を有していた。これについて、図10Aを参照して説明する。図10Aは光ヘッドの側面図で、光ディスク20と、光源である半導体レーザ21と、RF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子との位置関係を簡単に示している。
図10Aからわかるように、部品と光ディスク20との空間を1mmと考えると、光源である半導体レーザ21は一般的に直径が5.6mmであるので、光源部分は光ディスク20から6.6mmで構成できる。一方、図8Aおよび図8Bに示す受光素子である2分割フォトダイオード30が、図9Aおよび図9Bに示すようにフレキシブル配線基板48に搭載固定されている場合には、前述のように検出部のフレキシブル配線基板48の寸法は7.8mmとなる。ここで、受光素子30は光ヘッド26としての性能を発揮するために光軸に垂直な面内で位置決め調整され、その移動範囲を±0.5mmとする。すなわち検出部分は、空間1mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅7.8mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から9.8mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子30が搭載される検出部の、光源部からの飛び出し量は実に3.2mmとなり、少なくとも光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することになる。
つぎに、受光素子が光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではなく、例えば情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を考える。図10Bを参照すると、光ディスク20のチルトを検出するので、センサーは光ディスク20と平行に、例えば半導体レーザ21の上空間に配置される。このセンサーが、図8Aおよび図8Bに示す受光素子である2分割フォトダイオード30であり、図9Aおよび図9Bに示すようにフレキシブル配線基板48に搭載固定されている場合には、その厚みは1.8mmとなる。つまり、光源部分は、空間1mm、センサー(受光素子である2分割フォトダイオード30)の厚み1.8mm、および半導体レーザ5.6mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から8.4mmの構成となる。ここで言うセンサーは、光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではないので、特に光ヘッド小型化のうえで、1.8mmの寸法拡大は大きな問題となる。
発明の開示
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で小型薄型の受光素子を実現し、これを搭載する小型薄型の光ヘッドを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の光ヘッドは、光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、受光チップが搭載固定されるフレキシブル配線基板とからなり、複数の電極がフレキシブル配線基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする。
この構成によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成するフレキシブル配線基板も小型化でき、第3に光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
第1の光ヘッドにおいて、受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと受光チップの双方を覆いながらフレキシブル配線基板に固定されて成ることが好ましい。これにより、最も損傷を受けやすい金属ワイヤのみ、または最も損傷を受けやすい金属ワイヤとともに受光チップの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子としての取り扱いがより容易になる。
この場合、フレキシブル配線基板は、光源および集光素子駆動手段と外部回路とを電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であることが好ましい。これにより、フレキシブル配線基板が受光素子専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
また、光源は発光チップ素子であり、発光チップ素子は、フレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板の簡略化を図ることができる。
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の光ヘッドは、光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、受光チップが搭載固定される内部配線付き多層基板とからなり、複数の電極が内部配線付き多層基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする。
この構成によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、内部配線付き多層基板とその立体的に配された電気配線の特徴を生かして受光素子を面積的に大型化させることがないので、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成する内部配線付き多層基板も小型化でき、第3に後述するが光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
第2の光ヘッドにおいて、受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと受光チップの双方を覆いながら内部配線付き多層基板に固定されて成ることが好ましい。これにより、最も損傷を受けやすい金属ワイヤのみ、または最も損傷を受けやすい金属ワイヤとともに受光チップの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子としての取り扱いがより容易になる。
この場合、内部配線付き多層基板が、光源および集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板に電気接続されることが好ましい。これにより、内部配線付き多層基板が受光素子専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
また、光源は発光チップ素子であり、発光チップ素子は、ヘッドフレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板の簡略化を図ることができる。
または、光源は発光チップ素子であり発光チップ素子は、内部配線付き多層基板と同一または別体の内部配線付き多層基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光源と受光素子とがいわゆる受発光素子として一体に構成されるので、光ヘッドの一層の小型化を図ることができる。
また、第1および第2の光ヘッドにおいて、受光素子の受光チップは、光が入射する受光セルと、受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とからなることが好ましい。これにより、受光セルからの出力は、光電流ではなく、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。
受光セルと回路部が全く別要素として構成される場合も本発明の意図するところである。この場合、受光素子の受光チップにおいて、受光セルと回路部とは、第1の光ヘッドではフレキシブル配線基板、第2の光ヘッドでは内部配線付き多層基板の表裏2面に、各々独立して設けられることが好ましい。これにより、受光素子を面積的に大型化させることなく、電気回路内蔵型受光素子であっても、いわゆる受光素子の放射感度を大きくとれるという利点を有する。
また、第1および第2の光ヘッドにおいて、受光素子は、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である。これにより、光ヘッドの検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
または、受光素子は、情報記録媒体のチルトを検出する、または集光素子駆動手段のチルトを検出する、あるいは光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーである。これにより、具体的な検出センサーを構成しながら、光ヘッドの高さやサイズを大型化させることもない。
また、第1の光ヘッドにおいて、フレキシブル配線基板の受光チップ搭載部分は複数の平行な配線を有し、受光チップは、主要な分割線が複数の配線と略平行となるように、フレキシブル配線基板に搭載され、加えて、受光チップは、フレキシブル配線基板の受光チップ搭載部分の略中央に搭載されることが好ましい。これにより、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
また、第2の光ヘッドにおいて、ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分は複数の平行な配線を有し、内部配線付き多層基板に搭載固定された受光チップは、主要な分割線がこの配線と略平行となるように、ヘッドフレキシブル配線基板に搭載され、加えて、内部配線付き多層基板は、ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分の略中央に搭載されることが好ましい。これにより、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1Aおよび図1Bは、それぞれ、本発明の実施の形態1による光ヘッドにおける2分割受光素子の一構成例を示す平面図および断面図であり、以下にその構成と機能についての説明を行う。図1Aおよび図1Bの受光素子も、図3に示した一般的な光ヘッドの受光素子25と同じように、光ヘッドの構成要素として用いられる。
図1Aおよび図1Bにおいて、31a、31bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光チップ、38は受光チップ31a、31bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光チップ31a、31bに設けられた表面電極、35は受光チップ31a、31bに共通に設けられた裏面電極、48はフレキシブル配線基板、39a、39b、39cはフレキシブル配線基板上の配線、40はガラス入りエポキシ材などで構成されフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板、36aは電極32aと配線39aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bと配線39bとを電気的に接続する金属ワイヤ、42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながらフレキシブル配線基板48に固定する保護樹脂であり、以上の構成要素によって、2分割受光素子43が構成される。
ここで、受光チップ31a、31bは、裏面電極35でフレキシブル配線基板48の配線39cに電気接続される。さらに表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによってフレキシブル配線基板48の配線39a、39bに電気接続される。また保護樹脂42a、42bは紫外線硬化型の樹脂であり、電気接続の機能を発揮する金属ワイヤ36a、36bの損傷や断線を防ぐことができる。したがって2分割受光素子43は、配線39a、39bがアノード端子、配線39cがカソード端子となり、受光チップ31a、31bで各々受光した光量は光電流となって配線39a、39bに出力されて、いわゆる2分割フォトダイオードとして機能する。また、それぞれの寸法に関しては実質的な数値を記している。ここで、2分割受光素子43はフォトダイオードであるため、受光チップ31a、31bは、受光セルと表現することもできる。なお、ここでは、本発明の主旨に基づかない光ヘッドを構成する他の要素や機能については、図示もせず説明も省略している。
このように、本発明の実施の形態1においては、図1Aおよび図1Bの2分割受光素子43と、従来の構成である図9Aおよび図9Bとを比較すると、本実施の形態によれば、構成要素を増やすことなく、第1に小型薄型の2分割受光素子43を実現し、第2に2分割受光素子43を構成するフレキシブル配線基板についても小型化を実現できる。したがって、これらが塔載される光ヘッドの小型化も達成できるという優れた効果を発揮する。
具体的に数値を挙げると、図1Aにおいて、配線39a、39bとフレキシブル配線基板48の外形とのスペース幅を0.5mmとすると、受光チップ31a、31bの縦(分割線38垂直方向)方向寸法である1.5mmに対して、フレキシブル配線基板48の寸法は2.5mmとなる。図面上右端部におけるフレキシブル配線基板48外形の受光チップ31a、31bからの飛び出し量も0.5mm前後で構成できる。
図2Aは、光ヘッドの側面図で、光ディスク20と、光源である半導体レーザ21と、本実施の形態の図1Aおよび図1Bに示したRF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子43との位置関係を簡単に示している。図2Aからわかるように、部品と光ディスク20との空間を1mmと考えると、検出部の受光素子43が図1Aおよび図1Bに示す2分割フォトダイオードである場合には、前述のように検出部のフレキシブル配線基板48の寸法は2.5mmとなる。ここで、受光素子43は、光ヘッドとしての性能を発揮するために光軸に垂直な面内で位置決め調整され、その移動範囲を±0.5mmとする。すなわち、検出部分は、空間1mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅2.5mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から4.5mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43が搭載される検出部が、従来例の図6Aとは異なって、光源部から飛び出すことはない。つまり、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならない。
つぎに、受光素子が光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではなく、例えば情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を考える。図2Bを参照すると、光ディスク20のチルトを検出するので、センサーは光ディスク20と平行に、例えばRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43の上空間に配置される。このセンサーが、図1Aおよび図1Bの受光素子である2分割フォトダイオードである場合には、その厚みは1.0mmとなる。つまり、検出部分は、空間1mm、センサー(受光素子である2分割フォトダイオード)1.0mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅2.5mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から5.5mmの構成となる。これは、光源部の6.6mmよりも小さいため、光ディスク20のチルト検出センサーを構成しながら、光ヘッドの高さを増大させることもない。
なお、本実施の形態では、保護樹脂42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながらフレキシブル配線基板48に固定されているが、金属ワイヤ36a、36bと共に受光チップ31a、31bの受光面側をも覆いながらフレキシブル配線基板48に固定されても良い。この構成では、最も損傷を受けやすい金属ワイヤ36a、36bだけでなく、受光チップ31a、31bの受光面側も外的な損傷から保護されるため、2分割受光素子43としての取り扱いがより容易になる。
なお、本実施の形態では、フレキシブル配線基板48において、2分割受光素子43の周辺のみを例示したが、フレキシブル配線基板48が、光源や集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であってもよい。図3は、ヘッドフレキシブル配線基板50の一部としてフレキシブル配線基板48を構成した場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図である。図3において、ヘッドフレキシブル配線基板48は、半導体レーザ21、対物レンズ22を駆動する対物レンズアクチュエータ23、2分割受光素子43と外部回路とを電気的に配線するヘッドフレキシブル配線基板50の一部となっている。これにより、フレキシブル配線基板48が2分割受光素子43専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。これは、ヘッドフレキシブル配線基板と各構成要素との電気接続の手法や、ヘッドフレキシブル配線基板自身の光ヘッド内での配置の手法(引き回し方)が簡略化できるためである。
また、図4に示すように、光源が発光チップ素子211であって、発光チップ素子211がフレキシブル配線基板48に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。つまり、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、図4に示すような1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものがフレキシブル配線基板に電気接続されるので、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板が簡略化できる。
なお、本実施の形態では、受光チップ31a、31bは受光セルと表現したように、2分割受光素子43はフォトダイオードとしたが、受光チップ31a、31bは、それぞれ、光が入射する受光セルと、これらの受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とから構成される、電気回路内蔵型受光素子であってもよい。この場合は、受光セルからの出力は、光電流ではなく、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。
なお、本実施の形態では、2分割受光素子43が、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である場合、あるいは、情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を例示したが、光ヘッドに用いられる受光素子であれば、例えば、集光素子駆動手段のチルトを検出する、または光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーであってもよい。
なお、本実施の形態では、図1Aに示すように、受光素子43のフレキシブル配線基板48の受光チップ搭載部分は、図9Aに示す従来例と比較して、受光チップ31a、31bの長辺の長さ1.5mmとほぼ同じ寸法部分である2.5mmを有するようにした。これにより、図7Aに示すように、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
さらに、本実施の形態では、図1Aに示すように、受光素子43のフレキシブル配線基板48の受光チップ搭載部分は3本の平行な配線39a、39b、39cを有し、受光チップ31a、31bは、主要な分割線38がこれらの配線と略平行となるように、フレキシブル配線基板48に搭載されており、加えて、受光チップ31a、31bは、フレキシブル配線基板48の略中央に搭載されている。これにより、図2Aに示すように、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
以上のように、図1Aおよび図1Bに示した本実施の形態の構成を発展させることにより、単に受光素子である2分割受光素子43の周辺部分だけが小型化されるのではなく、光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドが構成されると言える。
(実施の形態2)
図5Aおよび図5Bは、それぞれ、本発明の実施の形態2による光ヘッドにおける2分割の電気回路内蔵型受光素子の平面図および断面図であり、以下にその構成と機能についての説明を行う。図5Aおよび図5Bに示す2分割の電気回路内蔵型受光素子も、図7に示した一般的な光ヘッドの受光素子25と同じように、光ヘッドの構成要素として用いられる。
図5Aおよび図5Bにおいて、41a、41bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光セル、38は受光セル41a、41bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光セル41a、41bに設けられた表面電極、35は受光セル41a、41bに共通に設けられた裏面電極、44は受光セル41a、41bを面Pに搭載固定する内部配線付き多層基板、45a、45bは内部配線付き多層基板44に設けられた金属リード部、36aは電極32aと金属リード部45aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bと金属リード部45bとを電気的に接続する金属ワイヤ、42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながら内部配線付き多層基板44に固定される保護樹脂、46は受光セル41a、B41bからの光電流を増幅および演算する回路部であり、受光セル41a、41bに対して、内部配線付き多層基板44の裏面である面Qに電気接続して搭載固定されている。以上の構成要素によって、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43が構成される。なお、本実施の形態では、受光セル41a、41bと回路部46とで受光チップが構成される。48は内部配線付き多層基板44を電気接続して搭載固定するフレキシブル配線基板、40はガラス入りエポキシ材などで構成されフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板である。また、保護樹脂42a、42bは紫外線硬化型の樹脂であり、電気接続の機能を発揮する金属ワイヤ36a、36bの損傷や断線を防ぐことができる。
ここで、受光セル41a、41bは、裏面電極35で内部配線付き多層基板44面Pの金属リード部(図示せず)に電気接続される。さらに、表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによって内部配線付き多層基板44の金属リード部45a、45bに電気接続される。内部配線付き多層基板44の内部構造は、金属配線が設けられた層が複数積み重なれており、かつ層間の電気接続も金属ホールで行われているため、内部配線付き多層基板44は、表面の面Pと裏面の面Qの間を含めて立体的に電気配線がなされているものである。
なお、内部配線付き多層基板44としては、多層セラミック基板や多層プリント基板を用いることができる。多層セラミック基板を用いた場合、加工成型がし易いという利点があり、また多層プリント基板を用いた場合、量産性に優れているという利点がある。
受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43において、面Pに配された受光セル41a、41bで各々受光した光量は光電流となって金属リード部45a、45bから内部配線付き多層基板44の内部の電気配線(図示せず)を経て内部配線付き多層基板44の裏面の面Qの回路部46に至る。もちろん、回路部46は、回路部46の複数の電極(図示せず)が内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた複数の金属リード部(図示せず)と、例えばバンプ工法などを用いて電気的に接続されている。この回路部46では、受光セル41a、41bからの光電流を増幅および演算して、光ヘッドに必要な電気信号を電圧出力することになる。電圧出力される電気信号や、回路部46を動作させるために必要な電気信号は、内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた複数の金属リード部(図示せず)および面Qに設けられた電気配線を経て、全てフレキシブル配線基板48の配線(図示せず)によって入出力が行われる。もちろん、内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた電気配線とフレキシブル配線基板48の配線は、面Qとフレキシブル配線基板48との接触部で、例えばバンプ工法などを用いて電気的に接続が行われている。なお、ここでは、本発明の主旨に基づかない光ヘッドを構成する他の要素や機能については、図示もせず説明も省略している。
図6は、図5Bの2分割の電気回路内蔵型受光素子を構成する多層基板の詳細を示す断面図である。なお、図6においては、図5Bと異なり、受光セル41a、41bは最上層の凹部に配置されている。多層基板44は、金属配線441Lを含む各層441が積層されて構成され、各層の電気的接続は金属ホール442を介して行われる。なお、49は、回路部46と同一の面に実装された表面実装部品である。
このように、本実施の形態においては、図5Aおよび図5Bに示す受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43と従来の構成である図5とを比較すると、本実施の形態によれば、構成要素を増やすことなく、第1に小型薄型の受光素子43を実現し、第2に受光素子43を搭載するフレキシブル配線基板48についても小型化を実現できる。
具体的に数値を挙げると、図5Aにおいて、内部配線付き多層基板44の外形とのスペース幅を0.5mmとすると、受光セル41a、41bの縦(分割線38垂直方向)方向寸法である1.5mmに対して、内部配線付き多層基板44の寸法は2.5mmとなる。フレキシブル配線基板48の縦(分割線38垂直方向)方向寸法は、内部配線付き多層基板44の寸法より小さくとも構成できる。このため、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43の縦(分割線38垂直方向)方向寸法は2.5mmで構成できる。したがって、光ヘッド小型化の具体寸法は、図2Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部は光ディスク20から4.5mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43が搭載される検出部が、従来例の説明で参照した図10Aとは異なって、光源部から飛び出すことはない。つまり、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならない。
このように、受光セル41a、41bと回路部46が全く別要素として構成されるタイプの電気回路内蔵型受光素子43であるにも関わらず、内部配線付き多層基板44とその立体的に配された電気配線によって、受光素子が面積的に大型化することはない。したがって、これらが搭載される光ヘッドの小型化も達成できるという優れた効果を発揮する。また、2分割の電気回路内蔵型受光素子43であるため、受光セル41a、41bからの出力は、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。しかも、本実施の形態は電気回路内蔵型受光素子43であるが、いわゆる同じ半導体基板上に受光セルと回路部を構成したタイプではなく、受光セル41a、41bと回路部46が全く別要素として構成されるので、いわゆる受光素子の放射感度を大きくとれるという効果を有する。これは、フォトICの放射感度がフォトダイオードのおよそ80%程度であるという問題を解消するものである。
なお、本実施の形態では、保護樹脂42a、42bは、金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながら内部配線付き多層基板44に固定されているが、金属ワイヤ36a、36bと共に受光セル41a、41bの受光面側をも覆いながら内部配線付き多層基板44に固定されても良い。この構成では、最も損傷を受けやすい金属ワイヤ36a、36bだけでなく、受光セル41a、41bの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43としての取り扱いがより容易になる。
なお、本実施の形態では、フレキシブル配線基板48において、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43の周辺のみを例示したが、フレキシブル配線基板48が、光源や集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であってもよい。つまり、図3の光ヘッド26の構成における半導体レーザ21、対物レンズアクチュエータ23、受光素子25と外部回路とを電気的に配線するヘッドフレキシブル配線基板(図示せず)の一部となって、フレキシブル配線基板48が、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
これは、ヘッドフレキシブル配線基板と各構成要素との電気接続の手法や、ヘッドフレキシブル配線基板自身の光ヘッド内での配置の手法(引き回し方)が簡略化できるためである。なお、このとき、光源が発光チップ素子であって、発光チップ素子がヘッドフレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。つまり、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、実施の形態1で参照した図4に示すような1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものがヘッドフレキシブル配線基板に電気接続されるので、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板が簡略化できる。
さらには、光源が発光チップ素子であって、発光チップ素子が受光素子を構成する内部配線付き多層基板44と同一または別体の内部配線付き多層基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。例えば、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、やはり1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものを内部配線付き多層基板44に電気接続した場合、光源と受光素子とがいわゆる受発光素子として一体に構成されるので、光ヘッドの一層の小型化が可能となる。
なお、本実施の形態では、受光セル41a、41bと回路部46を有する2分割の電気回路内蔵型受光素子43を構成したが、受光セル41a、41bと回路部46とで受光チップを構成すると表現したように、回路部46を有さない受光セル41a、41bだけの受光素子である2分割フォトダイオードであっても良いことは言うまでもない。
なお、本実施の形態では、2分割受光素子43が、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である場合を例示したが、光ヘッドに用いられる受光素子であれば、例えば、情報記録媒体のチルトを検出する、または集光素子駆動手段のチルトを検出する、あるいは光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーであってもよい。この場合も、光ヘッドの高さを増大させることもない。
なお、本実施の形態では、図5Aに示すように、受光素子43の内部配線付き多層基板44の受光チップ搭載部分は、図9Aに示す従来例と比較して、受光チップ31a、31bの長辺の長さ1.5mmとほぼ同じ寸法部分である2.5mmを有するようにした。これにより、図7Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
さらに、本実施の形態では、図5Aに示すように、ヘッドフレキシブル配線基板48の受光素子43搭載部分は複数の平行な配線39を有し、受光セル41a、41bは主要な分割線38がこれらの配線39と略平行となるように、内部配線付き多層基板44に搭載されており、加えて、受光セル41a、41bは、内部配線付き多層基板44の略中央に搭載されている。これにより、図2Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
以上のように、図5Aおよび図5Bに示した本実施の形態の構成を発展させることにより、単に受光素子である2分割受光素子43の周辺部分だけが小型化されるのではなく、光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドが構成されると言える。
以上説明したように、本発明によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成するフレキシブル配線基板や内部配線付き多層基板も小型化でき、第3に光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
図1Aは、本発明の実施の形態1による光ヘッドにおける2分割受光素子の一構成例を示す平面図である。
図1Bは、図1Aに示す2分割受光素子の断面図である。
図2Aは、本発明の実施の形態1による光ヘッドの側面図で、光ディスクと、RF信号検出用およびサーボ信号検出用の受光素子との位置関係を示す図である。
図2Bは、本発明の実施の形態1による光ヘッドの側面図で、光ディスクとチルト検出用の受光素子との位置を示す図である。
図3は、ヘッドフレキシブル配線基板50の一部としてフレキシブル配線基板48を構成した場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図である。
図4は、図3の半導体レーザ21を発光チップ素子211に置き換えた場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図である。
図5Aは、本発明の実施の形態2による光ヘッドにおける2分割の電気回路内蔵型受光素子の一構成例を示す平面図である。
図5Bは、図5Aに示す2分割の電気回路内蔵型受光素子の断面図である。
図6は、図5Bの2分割の電気回路内蔵型受光素子を構成する多層基板の詳細を示す断面図である。
図7は、一般的な光ヘッドの構成を示す概念図である。
図8Aは、従来の光ヘッドにおける受光素子である2分割フォトダイオードの構成を示す平面図である。
図8Bは、図8Aに示す2分割フォトダイオードの断面図である。
図9Aは、図8Aおよび図8Bに示す従来の2分割フォトダイオードをフレキシブル配線基板に電気接続した構成を示す平面図である。
図9Bは、図8Aおよび図8Bに示す従来の2分割フォトダイオードをフレキシブル配線基板に電気接続した構成を示す断面図である。
図10Aは、従来の光ヘッドの側面図で、光ディスクと、RF信号検出用およびサーボ信号検出用の受光素子との位置関係を示す図である。
図10Bは、従来の光ヘッドの側面図で、光ディスクとチルト検出用の受光素子との位置関係を示す図である。
本発明は、情報記録媒体である光ディスクに対して光学的に情報を記録再生する光ヘッドに関する。
高密度大容量メモリーの技術開発が盛んに行われている中、メモリーに要求される能力としては、高密度、大容量、高信頼性に加え、書換え機能等が挙げられ、それらを満足するものとして光ディスクがあり、その光ディスクに対して光学的に情報を記録再生する光ヘッドの小型化および簡素化が求められている。
図7は、一般的な光ヘッドの構成を示す概念図である。図7において、20は情報記録媒体である光ディスク、21は光源である半導体レーザ、22は半導体レーザ21からの出射光を光ディスク20に微小な光スポットとして集光する集光素子である対物レンズ、23は光ディスク20の面ブレや偏芯に対して対物レンズ22を追従させるための集光素子駆動手段である対物レンズアクチュエータ、24は光ディスク20からの反射光を分岐するハーフミラー、25は光ディスク20からの反射光を受光する受光素子である。光ヘッド26は、半導体レーザ21と、対物レンズ22と、対物レンズアクチュエータ23と、ハーフミラー24と、受光素子25とから構成される。このように、受光素子25は、光ディスク20の情報信号を検出するRF信号受光素子であり、またそのサーボ信号を検出するサーボ信号受光素子として機能する。
従来の商品化されている光ヘッドには、RF信号検出用やサーボ信号検出用として多分割の受光素子が用いられる。一般に多く用いられている従来の受光素子を簡略化した一例を図8Aおよび図8Bに示す。図8Aおよび図8Bは、それぞれ、従来の受光素子である2分割フォトダイオードの平面図および断面図である。以下、この2分割フォトダイオードの構成と機能についての説明を行う。30が受光素子である2分割フォトダイオード、31a、31bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光チップ、38は受光チップ31a、31bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光チップ31a、31bに設けられた表面電極、33a、33b、33c、33dはフレーム端子、34はフレーム端子33cとフレーム端子33dとが一体構造となっているフレーム、35は受光チップ31a、31bに共通に設けられた裏面電極、36aは電極32aとフレーム端子33aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bとフレーム端子33bとを電気的に接続する金属ワイヤ、37はフレーム端子を除いて4mm×5mmの面積で高さ1.8mmの形状に受光素子として2分割フォトダイオード30を形作る樹脂である。
ここで、受光チップ31a、31bの裏面電極35はフレーム34に電気接続される。さらに表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによってフレーム端子33a、33bに電気接続される。したがって受光素子である2分割フォトダイオード30は、フレーム端子33a、33bがアノード端子、フレーム端子33c、33dがカソード端子となり、受光チップ31a、31bで各々受光した光量は光電流となってフレーム端子33a、33bから出力されて2分割フォトダイオードとして機能する。また、それぞれの寸法に関しては実質的な数値を記している。ここで、受光素子である2分割フォトダイオード30はフォトダイオードであるため、受光チップ31a、31bは、受光セルと表現することもできる。
図8Aおよび図8Bに示す従来の受光素子である2分割フォトダイオード30は、以下のような問題を有している。
第1に、受光チップが小型薄型であっても、受光素子としては大型で厚い形状となる。つまり、受光チップ31a、31bは、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmと小型薄型であるにもかかわらず、受光素子である2分割フォトダイオード30は、フレーム端子を除いて4mm×5mmの面積で高さ1.8mmの樹脂37の形状で形作られている。
第2に、2分割フォトダイオード30を搭載するフレキシブル配線基板がやはり大型化する。これについて、図9Aおよび図9Bを参照して説明する。図9Aおよび図9Bは、それぞれ、図8Aおよび図8Bに示した受光素子である2分割フォトダイオード30をフレキシブル配線基板48に電気接続した構成を示す平面図および断面図である。2分割フォトダイオード30において、フレーム端子33a、33b、33c、33dが、フレキシブル配線基板48上の配線39にハンダ処理などにより電気接続される。40はフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板でガラス入りエポキシ材などで構成される。またフレキシブル配線基板48は、2分割フォトダイオード30のフレーム端子との段差を解消するために、2分割フォトダイオード30の樹脂37の4mm×5mmの外形より大きな開口47を有している。このため、配線39のいわゆる引き回し方も、2分割フォトダイオード30の樹脂37の外側を迂回せずには構成できないため、どうしてもフレキシブル配線基板48の2分割フォトダイオード30搭載周辺部が面積的に大型化するという問題がある。図9Aおよび図9Bに示す構成の場合、樹脂37の外形を0.3mmの余裕をもって開口47にはめ込むとすると、開口47の寸法は4.6mm×5.6mmとなる。さらに、フレーム端子33c、33dの配線39が樹脂37の外側を迂回しているので、ライン幅0.1mmでスペース幅0.5mmとすると、フレキシブル配線基板48の寸法は7.8mmとなる。
以上第1および第2の問題点のため、受光素子である2分割フォトダイオード30が搭載される光ヘッドでは、この2分割フォトダイオード30の形状自体が光ヘッドの限界サイズを決定する要因になるという問題点を有していた。これについて、図10Aを参照して説明する。図10Aは光ヘッドの側面図で、光ディスク20と、光源である半導体レーザ21と、RF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子との位置関係を簡単に示している。
図10Aからわかるように、部品と光ディスク20との空間を1mmと考えると、光源である半導体レーザ21は一般的に直径が5.6mmであるので、光源部分は光ディスク20から6.6mmで構成できる。一方、図8Aおよび図8Bに示す受光素子である2分割フォトダイオード30が、図9Aおよび図9Bに示すようにフレキシブル配線基板48に搭載固定されている場合には、前述のように検出部のフレキシブル配線基板48の寸法は7.8mmとなる。ここで、受光素子30は光ヘッド26としての性能を発揮するために光軸に垂直な面内で位置決め調整され、その移動範囲を±0.5mmとする。すなわち検出部分は、空間1mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅7.8mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から9.8mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子30が搭載される検出部の、光源部からの飛び出し量は実に3.2mmとなり、少なくとも光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することになる。
つぎに、受光素子が光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではなく、例えば情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を考える。図10Bを参照すると、光ディスク20のチルトを検出するので、センサーは光ディスク20と平行に、例えば半導体レーザ21の上空間に配置される。このセンサーが、図8Aおよび図8Bに示す受光素子である2分割フォトダイオード30であり、図9Aおよび図9Bに示すようにフレキシブル配線基板48に搭載固定されている場合には、その厚みは1.8mmとなる。つまり、光源部分は、空間1mm、センサー(受光素子である2分割フォトダイオード30)の厚み1.8mm、および半導体レーザ5.6mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から8.4mmの構成となる。ここで言うセンサーは、光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではないので、特に光ヘッド小型化のうえで、1.8mmの寸法拡大は大きな問題となる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で小型薄型の受光素子を実現し、これを搭載する小型薄型の光ヘッドを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係る第1の光ヘッドは、光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、受光チップが搭載固定されるフレキシブル配線基板とからなり、複数の電極がフレキシブル配線基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする。
この構成によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成するフレキシブル配線基板も小型化でき、第3に光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
第1の光ヘッドにおいて、受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと受光チップの双方を覆いながらフレキシブル配線基板に固定されて成ることが好ましい。これにより、最も損傷を受けやすい金属ワイヤのみ、または最も損傷を受けやすい金属ワイヤとともに受光チップの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子としての取り扱いがより容易になる。
この場合、フレキシブル配線基板は、光源および集光素子駆動手段と外部回路とを電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であることが好ましい。これにより、フレキシブル配線基板が受光素子専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
また、光源は発光チップ素子であり、発光チップ素子は、フレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板の簡略化を図ることができる。
また、前記の目的を達成するため、本発明に係る第2の光ヘッドは、光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、受光チップが搭載固定される内部配線付き多層基板とからなり、複数の電極が内部配線付き多層基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする。
この構成によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、内部配線付き多層基板とその立体的に配された電気配線の特徴を生かして受光素子を面積的に大型化させることがないので、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成する内部配線付き多層基板も小型化でき、第3に後述するが光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
第2の光ヘッドにおいて、受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと受光チップの双方を覆いながら内部配線付き多層基板に固定されて成ることが好ましい。これにより、最も損傷を受けやすい金属ワイヤのみ、または最も損傷を受けやすい金属ワイヤとともに受光チップの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子としての取り扱いがより容易になる。
この場合、内部配線付き多層基板が、光源および集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板に電気接続されることが好ましい。これにより、内部配線付き多層基板が受光素子専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
また、光源は発光チップ素子であり、発光チップ素子は、ヘッドフレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板の簡略化を図ることができる。
または、光源は発光チップ素子であり発光チップ素子は、内部配線付き多層基板と同一または別体の内部配線付き多層基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることが好ましい。これにより、光源と受光素子とがいわゆる受発光素子として一体に構成されるので、光ヘッドの一層の小型化を図ることができる。
また、第1および第2の光ヘッドにおいて、受光素子の受光チップは、光が入射する受光セルと、受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とからなることが好ましい。これにより、受光セルからの出力は、光電流ではなく、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。
受光セルと回路部が全く別要素として構成される場合も本発明の意図するところである。この場合、受光素子の受光チップにおいて、受光セルと回路部とは、第1の光ヘッドではフレキシブル配線基板、第2の光ヘッドでは内部配線付き多層基板の表裏2面に、各々独立して設けられることが好ましい。これにより、受光素子を面積的に大型化させることなく、電気回路内蔵型受光素子であっても、いわゆる受光素子の放射感度を大きくとれるという利点を有する。
また、第1および第2の光ヘッドにおいて、受光素子は、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である。これにより、光ヘッドの検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
または、受光素子は、情報記録媒体のチルトを検出する、または集光素子駆動手段のチルトを検出する、あるいは光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーである。これにより、具体的な検出センサーを構成しながら、光ヘッドの高さやサイズを大型化させることもない。
また、第1の光ヘッドにおいて、フレキシブル配線基板の受光チップ搭載部分は複数の平行な配線を有し、受光チップは、主要な分割線が複数の配線と略平行となるように、フレキシブル配線基板に搭載され、加えて、受光チップは、フレキシブル配線基板の受光チップ搭載部分の略中央に搭載されることが好ましい。これにより、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
また、第2の光ヘッドにおいて、ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分は複数の平行な配線を有し、内部配線付き多層基板に搭載固定された受光チップは、主要な分割線がこの配線と略平行となるように、ヘッドフレキシブル配線基板に搭載され、加えて、内部配線付き多層基板は、ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分の略中央に搭載されることが好ましい。これにより、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
本発明によれば、簡単な構成で、構成要素を増やすことなく、第1に従来に比べて小型薄型の受光素子を実現でき、第2に受光素子を構成するフレキシブル配線基板や内部配線付き多層基板も小型化でき、第3に光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドを実現できるので、総じて光ヘッドの小型化を達成できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1Aおよび図1Bは、それぞれ、本発明の実施の形態1による光ヘッドにおける2分割受光素子の一構成例を示す平面図および断面図であり、以下にその構成と機能についての説明を行う。図1Aおよび図1Bの受光素子も、図3に示した一般的な光ヘッドの受光素子25と同じように、光ヘッドの構成要素として用いられる。
図1Aおよび図1Bにおいて、31a、31bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光チップ、38は受光チップ31a、31bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光チップ31a、31bに設けられた表面電極、35は受光チップ31a、31bに共通に設けられた裏面電極、48はフレキシブル配線基板、39a、39b、39cはフレキシブル配線基板上の配線、40はガラス入りエポキシ材などで構成されフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板、36aは電極32aと配線39aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bと配線39bとを電気的に接続する金属ワイヤ、42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながらフレキシブル配線基板48に固定する保護樹脂であり、以上の構成要素によって、2分割受光素子43が構成される。
ここで、受光チップ31a、31bは、裏面電極35でフレキシブル配線基板48の配線39cに電気接続される。さらに表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによってフレキシブル配線基板48の配線39a、39bに電気接続される。また保護樹脂42a、42bは紫外線硬化型の樹脂であり、電気接続の機能を発揮する金属ワイヤ36a、36bの損傷や断線を防ぐことができる。したがって2分割受光素子43は、配線39a、39bがアノード端子、配線39cがカソード端子となり、受光チップ31a、31bで各々受光した光量は光電流となって配線39a、39bに出力されて、いわゆる2分割フォトダイオードとして機能する。また、それぞれの寸法に関しては実質的な数値を記している。ここで、2分割受光素子43はフォトダイオードであるため、受光チップ31a、31bは、受光セルと表現することもできる。なお、ここでは、本発明の主旨に基づかない光ヘッドを構成する他の要素や機能については、図示もせず説明も省略している。
このように、本発明の実施の形態1においては、図1Aおよび図1Bの2分割受光素子43と、従来の構成である図9Aおよび図9Bとを比較すると、本実施の形態によれば、構成要素を増やすことなく、第1に小型薄型の2分割受光素子43を実現し、第2に2分割受光素子43を構成するフレキシブル配線基板についても小型化を実現できる。したがって、これらが塔載される光ヘッドの小型化も達成できるという優れた効果を発揮する。
具体的に数値を挙げると、図1Aにおいて、配線39a、39bとフレキシブル配線基板48の外形とのスペース幅を0.5mmとすると、受光チップ31a、31bの縦(分割線38垂直方向)方向寸法である1.5mmに対して、フレキシブル配線基板48の寸法は2.5mmとなる。図面上右端部におけるフレキシブル配線基板48外形の受光チップ31a、31bからの飛び出し量も0.5mm前後で構成できる。
図2Aは、光ヘッドの側面図で、光ディスク20と、光源である半導体レーザ21と、本実施の形態の図1Aおよび図1Bに示したRF信号検出用とサーボ信号検出用である受光素子43との位置関係を簡単に示している。図2Aからわかるように、部品と光ディスク20との空間を1mmと考えると、検出部の受光素子43が図1Aおよび図1Bに示す2分割フォトダイオードである場合には、前述のように検出部のフレキシブル配線基板48の寸法は2.5mmとなる。ここで、受光素子43は、光ヘッドとしての性能を発揮するために光軸に垂直な面内で位置決め調整され、その移動範囲を±0.5mmとする。すなわち、検出部分は、空間1mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅2.5mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から4.5mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43が搭載される検出部が、従来例の図6Aとは異なって、光源部から飛び出すことはない。つまり、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならない。
つぎに、受光素子が光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子ではなく、例えば情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を考える。図2Bを参照すると、光ディスク20のチルトを検出するので、センサーは光ディスク20と平行に、例えばRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43の上空間に配置される。このセンサーが、図1Aおよび図1Bの受光素子である2分割フォトダイオードである場合には、その厚みは1.0mmとなる。つまり、検出部分は、空間1mm、センサー(受光素子である2分割フォトダイオード)1.0mm、移動量0.5mm、フレキシブル配線基板48の幅2.5mm、および移動量0.5mmの寸法を必要とするので、光ディスク20から5.5mmの構成となる。これは、光源部の6.6mmよりも小さいため、光ディスク20のチルト検出センサーを構成しながら、光ヘッドの高さを増大させることもない。
なお、本実施の形態では、保護樹脂42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながらフレキシブル配線基板48に固定されているが、金属ワイヤ36a、36bと共に受光チップ31a、31bの受光面側をも覆いながらフレキシブル配線基板48に固定されても良い。この構成では、最も損傷を受けやすい金属ワイヤ36a、36bだけでなく、受光チップ31a、31bの受光面側も外的な損傷から保護されるため、2分割受光素子43としての取り扱いがより容易になる。
なお、本実施の形態では、フレキシブル配線基板48において、2分割受光素子43の周辺のみを例示したが、フレキシブル配線基板48が、光源や集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であってもよい。図3は、ヘッドフレキシブル配線基板50の一部としてフレキシブル配線基板48を構成した場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図である。図3において、ヘッドフレキシブル配線基板48は、半導体レーザ21、対物レンズ22を駆動する対物レンズアクチュエータ23、2分割受光素子43と外部回路とを電気的に配線するヘッドフレキシブル配線基板50の一部となっている。これにより、フレキシブル配線基板48が2分割受光素子43専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。これは、ヘッドフレキシブル配線基板と各構成要素との電気接続の手法や、ヘッドフレキシブル配線基板自身の光ヘッド内での配置の手法(引き回し方)が簡略化できるためである。
また、図4に示すように、光源が発光チップ素子211であって、発光チップ素子211がフレキシブル配線基板48に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。つまり、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、図4に示すような1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものがフレキシブル配線基板に電気接続されるので、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板が簡略化できる。
なお、本実施の形態では、受光チップ31a、31bは受光セルと表現したように、2分割受光素子43はフォトダイオードとしたが、受光チップ31a、31bは、それぞれ、光が入射する受光セルと、これらの受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とから構成される、電気回路内蔵型受光素子であってもよい。この場合は、受光セルからの出力は、光電流ではなく、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。
なお、本実施の形態では、2分割受光素子43が、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である場合、あるいは、情報記録媒体のチルトを検出するセンサーである場合を例示したが、光ヘッドに用いられる受光素子であれば、例えば、集光素子駆動手段のチルトを検出する、または光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーであってもよい。
なお、本実施の形態では、図1Aに示すように、受光素子43のフレキシブル配線基板48の受光チップ搭載部分は、図9Aに示す従来例と比較して、受光チップ31a、31bの長辺の長さ1.5mmとほぼ同じ寸法部分である2.5mmを有するようにした。これにより、図7Aに示すように、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
さらに、本実施の形態では、図1Aに示すように、受光素子43のフレキシブル配線基板48の受光チップ搭載部分は3本の平行な配線39a、39b、39cを有し、受光チップ31a、31bは、主要な分割線38がこれらの配線と略平行となるように、フレキシブル配線基板48に搭載されており、加えて、受光チップ31a、31bは、フレキシブル配線基板48の略中央に搭載されている。これにより、図2Aに示すように、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
以上のように、図1Aおよび図1Bに示した本実施の形態の構成を発展させることにより、単に受光素子である2分割受光素子43の周辺部分だけが小型化されるのではなく、光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドが構成されると言える。
(実施の形態2)
図5Aおよび図5Bは、それぞれ、本発明の実施の形態2による光ヘッドにおける2分割の電気回路内蔵型受光素子の平面図および断面図であり、以下にその構成と機能についての説明を行う。図5Aおよび図5Bに示す2分割の電気回路内蔵型受光素子も、図7に示した一般的な光ヘッドの受光素子25と同じように、光ヘッドの構成要素として用いられる。
図5Aおよび図5Bにおいて、41a、41bは半導体(構造は詳述しない)で、0.75mm×0.75mmの面積で厚みが0.3mmの受光セル、38は受光セル41a、41bを分離している分割線、32a、32bは、それぞれ受光セル41a、41bに設けられた表面電極、35は受光セル41a、41bに共通に設けられた裏面電極、44は受光セル41a、41bを面Pに搭載固定する内部配線付き多層基板、45a、45bは内部配線付き多層基板44に設けられた金属リード部、36aは電極32aと金属リード部45aを電気的に接続する金属ワイヤ、36bは電極32bと金属リード部45bとを電気的に接続する金属ワイヤ、42a、42bは金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながら内部配線付き多層基板44に固定される保護樹脂、46は受光セル41a、B41bからの光電流を増幅および演算する回路部であり、受光セル41a、41bに対して、内部配線付き多層基板44の裏面である面Qに電気接続して搭載固定されている。以上の構成要素によって、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43が構成される。なお、本実施の形態では、受光セル41a、41bと回路部46とで受光チップが構成される。48は内部配線付き多層基板44を電気接続して搭載固定するフレキシブル配線基板、40はガラス入りエポキシ材などで構成されフレキシブル配線基板48と一体に固着された補強板である。また、保護樹脂42a、42bは紫外線硬化型の樹脂であり、電気接続の機能を発揮する金属ワイヤ36a、36bの損傷や断線を防ぐことができる。
ここで、受光セル41a、41bは、裏面電極35で内部配線付き多層基板44面Pの金属リード部(図示せず)に電気接続される。さらに、表面電極32a、32bがそれぞれ金属ワイヤ36a、36bによって内部配線付き多層基板44の金属リード部45a、45bに電気接続される。内部配線付き多層基板44の内部構造は、金属配線が設けられた層が複数積み重なれており、かつ層間の電気接続も金属ホールで行われているため、内部配線付き多層基板44は、表面の面Pと裏面の面Qの間を含めて立体的に電気配線がなされているものである。
なお、内部配線付き多層基板44としては、多層セラミック基板や多層プリント基板を用いることができる。多層セラミック基板を用いた場合、加工成型がし易いという利点があり、また多層プリント基板を用いた場合、量産性に優れているという利点がある。
受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43において、面Pに配された受光セル41a、41bで各々受光した光量は光電流となって金属リード部45a、45bから内部配線付き多層基板44の内部の電気配線(図示せず)を経て内部配線付き多層基板44の裏面の面Qの回路部46に至る。もちろん、回路部46は、回路部46の複数の電極(図示せず)が内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた複数の金属リード部(図示せず)と、例えばバンプ工法などを用いて電気的に接続されている。この回路部46では、受光セル41a、41bからの光電流を増幅および演算して、光ヘッドに必要な電気信号を電圧出力することになる。電圧出力される電気信号や、回路部46を動作させるために必要な電気信号は、内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた複数の金属リード部(図示せず)および面Qに設けられた電気配線を経て、全てフレキシブル配線基板48の配線(図示せず)によって入出力が行われる。もちろん、内部配線付き多層基板44の面Qに設けられた電気配線とフレキシブル配線基板48の配線は、面Qとフレキシブル配線基板48との接触部で、例えばバンプ工法などを用いて電気的に接続が行われている。なお、ここでは、本発明の主旨に基づかない光ヘッドを構成する他の要素や機能については、図示もせず説明も省略している。
図6は、図5Bの2分割の電気回路内蔵型受光素子を構成する多層基板の詳細を示す断面図である。なお、図6においては、図5Bと異なり、受光セル41a、41bは最上層の凹部に配置されている。多層基板44は、金属配線441Lを含む各層441が積層されて構成され、各層の電気的接続は金属ホール442を介して行われる。なお、49は、回路部46と同一の面に実装された表面実装部品である。
このように、本実施の形態においては、図5Aおよび図5Bに示す受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43と従来の構成である図5とを比較すると、本実施の形態によれば、構成要素を増やすことなく、第1に小型薄型の受光素子43を実現し、第2に受光素子43を搭載するフレキシブル配線基板48についても小型化を実現できる。
具体的に数値を挙げると、図5Aにおいて、内部配線付き多層基板44の外形とのスペース幅を0.5mmとすると、受光セル41a、41bの縦(分割線38垂直方向)方向寸法である1.5mmに対して、内部配線付き多層基板44の寸法は2.5mmとなる。フレキシブル配線基板48の縦(分割線38垂直方向)方向寸法は、内部配線付き多層基板44の寸法より小さくとも構成できる。このため、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43の縦(分割線38垂直方向)方向寸法は2.5mmで構成できる。したがって、光ヘッド小型化の具体寸法は、図2Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部は光ディスク20から4.5mmの構成となる。光ヘッドに必須であるRF信号検出用とサーボ信号検出用の受光素子43が搭載される検出部が、従来例の説明で参照した図10Aとは異なって、光源部から飛び出すことはない。つまり、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならない。
このように、受光セル41a、41bと回路部46が全く別要素として構成されるタイプの電気回路内蔵型受光素子43であるにも関わらず、内部配線付き多層基板44とその立体的に配された電気配線によって、受光素子が面積的に大型化することはない。したがって、これらが搭載される光ヘッドの小型化も達成できるという優れた効果を発揮する。また、2分割の電気回路内蔵型受光素子43であるため、受光セル41a、41bからの出力は、演算処理される場合も含めて電圧出力となり、光ヘッドからはより安定した出力を得ることができる。しかも、本実施の形態は電気回路内蔵型受光素子43であるが、いわゆる同じ半導体基板上に受光セルと回路部を構成したタイプではなく、受光セル41a、41bと回路部46が全く別要素として構成されるので、いわゆる受光素子の放射感度を大きくとれるという効果を有する。これは、フォトICの放射感度がフォトダイオードのおよそ80%程度であるという問題を解消するものである。
なお、本実施の形態では、保護樹脂42a、42bは、金属ワイヤ36a、36bのそれぞれを覆いながら内部配線付き多層基板44に固定されているが、金属ワイヤ36a、36bと共に受光セル41a、41bの受光面側をも覆いながら内部配線付き多層基板44に固定されても良い。この構成では、最も損傷を受けやすい金属ワイヤ36a、36bだけでなく、受光セル41a、41bの受光面側も外的な損傷から保護されるため、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43としての取り扱いがより容易になる。
なお、本実施の形態では、フレキシブル配線基板48において、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43の周辺のみを例示したが、フレキシブル配線基板48が、光源や集光素子駆動手段を電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であってもよい。つまり、図3の光ヘッド26の構成における半導体レーザ21、対物レンズアクチュエータ23、受光素子25と外部回路とを電気的に配線するヘッドフレキシブル配線基板(図示せず)の一部となって、フレキシブル配線基板48が、受光素子である2分割の電気回路内蔵型受光素子43専用の構成部品ではないため、光ヘッドの一層の小型化や簡素化を図ることができる。
これは、ヘッドフレキシブル配線基板と各構成要素との電気接続の手法や、ヘッドフレキシブル配線基板自身の光ヘッド内での配置の手法(引き回し方)が簡略化できるためである。なお、このとき、光源が発光チップ素子であって、発光チップ素子がヘッドフレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。つまり、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、実施の形態1で参照した図4に示すような1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものがヘッドフレキシブル配線基板に電気接続されるので、光ヘッドの小型化やヘッドフレキシブル配線基板が簡略化できる。
さらには、光源が発光チップ素子であって、発光チップ素子が受光素子を構成する内部配線付き多層基板44と同一または別体の内部配線付き多層基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されていてもよい。例えば、光源が、図2Aに示すような直径5.6mmにパッケージ化された半導体レーザ21ではなく、やはり1mm角立方体未満のサイズを有する発光する半導体チップそのものを内部配線付き多層基板44に電気接続した場合、光源と受光素子とがいわゆる受発光素子として一体に構成されるので、光ヘッドの一層の小型化が可能となる。
なお、本実施の形態では、受光セル41a、41bと回路部46を有する2分割の電気回路内蔵型受光素子43を構成したが、受光セル41a、41bと回路部46とで受光チップを構成すると表現したように、回路部46を有さない受光セル41a、41bだけの受光素子である2分割フォトダイオードであっても良いことは言うまでもない。
なお、本実施の形態では、2分割受光素子43が、情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号検出素子、または情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号検出素子である場合を例示したが、光ヘッドに用いられる受光素子であれば、例えば、情報記録媒体のチルトを検出する、または集光素子駆動手段のチルトを検出する、あるいは光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーであってもよい。この場合も、光ヘッドの高さを増大させることもない。
なお、本実施の形態では、図5Aに示すように、受光素子43の内部配線付き多層基板44の受光チップ搭載部分は、図9Aに示す従来例と比較して、受光チップ31a、31bの長辺の長さ1.5mmとほぼ同じ寸法部分である2.5mmを有するようにした。これにより、図7Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定しなくなる。
さらに、本実施の形態では、図5Aに示すように、ヘッドフレキシブル配線基板48の受光素子43搭載部分は複数の平行な配線39を有し、受光セル41a、41bは主要な分割線38がこれらの配線39と略平行となるように、内部配線付き多層基板44に搭載されており、加えて、受光セル41a、41bは、内部配線付き多層基板44の略中央に搭載されている。これにより、図2Aを参照して説明した実施の形態1と同様に、検出部が光ヘッドの高さ方向の限界サイズを決定することにはならないという利点をさらに活かすことができる。
以上のように、図5Aおよび図5Bに示した本実施の形態の構成を発展させることにより、単に受光素子である2分割受光素子43の周辺部分だけが小型化されるのではなく、光源や受光素子などの各構成要素が電気接続されたヘッドフレキシブル配線基板が組み込まれて固定された形態の、新たな光ヘッドが構成されると言える。
本発明の実施の形態1による光ヘッドにおける2分割受光素子の一構成例を示す平面図 図1Aに示す2分割受光素子の断面図 本発明の実施の形態1による光ヘッドの側面図で、光ディスクと、RF信号検出用およびサーボ信号検出用の受光素子との位置関係を示す図 本発明の実施の形態1による光ヘッドの側面図で、光ディスクとチルト検出用の受光素子との位置を示す図 ヘッドフレキシブル配線基板50の一部としてフレキシブル配線基板48を構成した場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図 図3の半導体レーザ21を発光チップ素子211に置き換えた場合の、本発明の実施の形態1による光ヘッドの全体構成を示す平面図 本発明の実施の形態2による光ヘッドにおける2分割の電気回路内蔵型受光素子の一構成例を示す平面図 図5Aに示す2分割の電気回路内蔵型受光素子の断面図 図5Bの2分割の電気回路内蔵型受光素子を構成する多層基板の詳細を示す断面図 一般的な光ヘッドの構成を示す概念図 従来の光ヘッドにおける受光素子である2分割フォトダイオードの構成を示す平面図 図8Aに示す2分割フォトダイオードの断面図 図8Aおよび図8Bに示す従来の2分割フォトダイオードをフレキシブル配線基板に電気接続した構成を示す平面図 図8Aおよび図8Bに示す従来の2分割フォトダイオードをフレキシブル配線基板に電気接続した構成を示す断面図 従来の光ヘッドの側面図で、光ディスクと、RF信号検出用およびサーボ信号検出用の受光素子との位置関係を示す図 従来の光ヘッドの側面図で、光ディスクとチルト検出用の受光素子との位置関係を示す図
符号の説明
20 光ディスク
21 半導体レーザ
211 発光チップ素子
22 対物レンズ
23 対物レンズアクチュエータ
24 ハーフミラー
25 受光素子
26 光ヘッド
30 2分割フォトダイオード
31a、31b 受光チップ
32a、32b 表面電極
33a、33b、33c、33d フレーム端子
34 フレーム
35 裏面電極
36a、36b 金属ワイヤ
37 樹脂
38 分割線
39、39a、39b、39c 配線
40 補強板
41a、41b 受光セル
42a、42b 保護樹脂
43 2分割光受光素子
44 内部配線付き多層基板
441 多層基板の各層
441 各層441内部の金属配線
442 金属ホール
45a、45b 金属リード部
46 回路部
47 開口
48 フレキシブル配線基板
49 表面実装部品
50 ヘッドフレキシブル配線基板

Claims (19)

  1. 光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、前記受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、前記受光チップが搭載固定されるフレキシブル配線基板とからなり、前記複数の電極が前記フレキシブル配線基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする光ヘッド。
  2. 前記受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと前記受光チップの双方を覆いながらフレキシブル配線基板に固定されて成ることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  3. 前記フレキシブル配線基板は、前記光源および前記集光素子駆動手段と外部回路とを電気接続するヘッドフレキシブル配線基板の一部であることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  4. 前記光源は発光チップ素子であり、前記発光チップ素子は、前記フレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする請求項3記載の光ヘッド。
  5. 前記受光素子の前記受光チップは、光が入射する受光セルと、前記受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とからなることを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  6. 前記受光セルと前記回路部とは、前記フレキシブル配線基板の表裏2面に、各々独立して設けられたことを特徴とする請求項5記載の光ヘッド。
  7. 光源と、集光素子駆動手段と、情報記録媒体からの反射光を受光する受光素子を具備し、前記受光素子は、複数の電極を有する受光チップと、前記受光チップが搭載固定される内部配線付き多層基板とからなり、前記複数の電極が前記内部配線付き多層基板に対して、直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする光ヘッド。
  8. 前記受光素子は、損傷を防ぐための保護樹脂が、金属ワイヤのみまたは金属ワイヤと前記受光チップの双方を覆いながら前記内部配線付き多層基板に固定されて成ることを特徴とする請求項7記載の光ヘッド。
  9. 前記内部配線付き多層基板は、前記光源および前記集光素子駆動手段と外部回路とを電気接続するヘッドフレキシブル配線基板に電気接続されたことを特徴とする請求項7記載の光ヘッド。
  10. 前記光源は発光チップ素子であり、前記発光チップ素子は、前記ヘッドフレキシブル配線基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする請求項9記載の光ヘッド。
  11. 前記光源は発光チップ素子であり、前記発光チップ素子は、前記内部配線付き多層基板と同一または別体の内部配線付き多層基板に直接密着または金属ワイヤを介して電気接続されることを特徴とする請求項9記載の光ヘッド。
  12. 前記受光素子の前記受光チップは、光が入射する受光セルと、前記受光セルからの光電流を増幅および演算する回路部とからなることを特徴とする請求項7記載の光ヘッド。
  13. 前記受光セルと前記回路部とは、前記内部配線付き多層基板の表裏2面に、各々独立して設けられたことを特徴とする請求項12記載の光ヘッド。
  14. 前記受光素子は、前記情報記録媒体の情報信号を検出するRF信号受光素子、または前記情報記録媒体からのサーボ信号を検出するサーボ信号受光素子であることを特徴とする請求項1または7記載の光ヘッド。
  15. 前記受光素子は、前記情報記録媒体のチルトを検出する、または前記集光素子駆動手段のチルトを検出する、あるいは前記光源の出射光量を確認するために用いられるセンサーであることを特徴とする請求項1または7記載の光ヘッド。
  16. 前記フレキシブル配線基板の受光チップ塔載部分は複数の平行な配線を有し、前記受光チップは、主要な分割線が前記複数の配線と略平行となるように、前記フレキシブル配線基板に搭載されたことを特徴とする請求項1記載の光ヘッド。
  17. 前記受光チップは、前記フレキシブル配線基板の受光チップ搭載部分の略中央に搭載されたことを特徴とする請求項16記載の光ヘッド。
  18. 前記ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分は複数の平行な配線を有し、前記内部配線付き多層基板に搭載固定された受光チップは、主要な分割線が前記複数の配線と略平行となるように、前記ヘッドフレキシブル配線基板に搭載されたことを特徴とする請求項9記載の光ヘッド。
  19. 前記内部配線付き多層基板は、前記ヘッドフレキシブル配線基板の受光素子搭載部分の略中央に搭載されたことを特徴とする請求項18記載の光ヘッド。
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