JPWO2002053394A1 - 送り状 - Google Patents
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Abstract
送り状11は、チケットや商品券などを対象とした商品引換券13と、消費者から代金を回収した際に消費者に渡す代引金額領収書15と、宅配業者が代金回収時に持ち帰る入金伝票兼到着原票17とが一枚の紙体19上に切り取り可能に一体化したものであり、例えばレーザープリンタから印刷される。
Description
技術分野
本発明は、商品引換券を届け先に配達するための送り状に関し、特に、商品引換券と領収書と到着原票とが一枚の紙体上に一体化した送り状に関する。
背景技術
従来、チケットなどの商品引換券を届け先まで配達するには、商品引換券とは別に印刷された送り状を添えていた。
具体的には、届け先の住所、氏名などを印刷した送り状を封筒の上面に張り、代金を後払いにするための振込用紙とチケットなどの商品引換券をこの封筒に同封して荷物にまとめ上げ、この荷物を宅配業者が集荷した後に、届け先まで配達していた。
このように、それぞれ別体の振込用紙と商品引換券と封筒とを荷物にまとめその上に送り状を張るという作業が必要になっていたため、荷物をまとめ上げるまでの作業時間と手間がかかるといった問題があった。
また、届け先では荷物を受け取った後に、振込用紙に代金を添えて金融機関やコンビニエンスストアなどから支払いを行うので、手間がかかっていた。
発明の開示
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、荷造りの作業効率を大幅に削減することができ、商品引換券に信憑性を付与することができる送り状を提供することを目的としている。
本発明は、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを要旨とする。
また、チケットまたは商品券を対象として引き換え可能な商品引換券と、消費者から代金を回収した際に消費者に渡す領収書と、宅配業者が代金回収時に持ち帰る到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを要旨とする。
また、前記紙体は、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることを要旨とする。
また、前記商品引換券は、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することを要旨とする。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る送り状11の全体構成を示す平面図である。
図1に示すように、送り状11は、チケットや商品券などを対象とした商品引換券13と、消費者から代金を回収した際に消費者に渡す代引金額領収書15と、宅配業者が代金回収時に持ち帰る入金伝票兼到着原票17とが一枚の紙体19上に切り取り可能に一体化したものであり、例えばレーザープリンタから印刷される。
なお、送り状11に用いる紙体(用紙)は、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となっている。また、商品引換券13は、予め定められたキャラクター21(形状)の透かしを紙体上に有している。
また、送り状11は、商品引換券13と代引金額領収書15との間にミシン目14、および、代引金額領収書15と入金伝票兼到着原票17との間にミシン目16を有することで、切り取り可能に一体化されている。
図2〜図4は、図1に示す送り状11の構成として、それぞれ商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17を示す平面図である。
詳しくは、図2に示すように、商品引換券13は、例えばチケット引換券であり、競技内容、競技場、開催日時、シート番号、主催会社、後援会社、協賛会社、問合せ先、予約番号、宅配業者の名称、サービス名などの他、競技内容を表す挿絵などが印刷されている。この商品引換券13は、代金と引き換えに消費者に渡される。
また、図3に示すように、代引金額領収書15は、罫線枠外に、宅配業者の名称、年月日を印刷するための欄31、元払の代引、インターネット荷物お問い合わせ先となるURLアドレス、宅配業者の名称および住所などが記載されている。
また、罫線枠内の上段には、問い合わせNo.を印刷するための欄32、届け先(住所、氏名)を印刷するための欄33、1回に配達する商品引換券の個数を印刷するための欄34、1回に配達する商品引換券の重量容積を印刷するための欄35、受領印を捺印するための欄36、現金やデビットカードやクレジットカードなどの実決済種別を記入するための欄37、消費税を含む代引金額を印刷するための欄38、消費税等を印刷するための欄39、受領日を記入するための欄40、着店コードを印刷するための欄41、品名・荷姿を印刷するための欄42、印紙を貼るための欄43、特殊情報を印刷するための欄44、依頼主となる出店者の住所と名称および電話番号を印刷するための欄45、約款内容などが記載されている。この代引金額領収書15は、代金と引き換えに商品引換券13とともに消費者に渡される。
さらに、図4に示すように、入金伝票兼到着原票17は、罫線枠外に、配達時刻を記入するための欄51、年月日を印刷するための欄52、元払の代引、扱印を捺印するための欄53などが記載されている。
また、罫線枠内の上段には、依頼主の住所や氏名や電話番号を印刷するための欄54、届け先の住所や氏名や電話番号を印刷するための欄55、1回に配達する商品引換券の個数を印刷するための欄56、1回に配達する商品引換券の重量容積を印刷するための欄57、現金やデビットカードやクレジットカードなどの実決済種別を記入するための欄58、消費税を含む代引金額を印刷するための欄59、消費税等を印刷するための欄60、特殊情報を印刷するための欄61、荷物引渡予定日を印刷するための欄62、受領印を捺印するための欄63、注意事項などが印刷されている。この入金伝票兼到着原票17は、消費者の捺印の後に宅配業者が営業所へ持ち帰る。
次に、本発明の一実施の形態に係る送り状11の使用例について説明する。
上述したように、送り状11に用いる紙体(用紙)には、予め定められた共通の印刷内容として、商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17のフォーマットが複写を困難にするための複数の濃淡色を用いて印刷してあり、また、商品引換券13には、予め定められたキャラクター(形状)の透かしが設けられている。
不正複写の対策として、第三者が、一般に普及しているコピー複写機、スキャナとカラープリンタを用いて送り状11をコピーした場合、送り状11には予め複数の濃淡色を用いて上述したフォーマットが印刷してあり、さらに、透かしが入った紙体(用紙)を用いているので、カラー画質の低下したものや、透かしが入らないものしか得ることができない。この結果、送り状11と複写結果とでは明らかな差異が生じる。
まず、宅配業者の営業所に設けられたコンピュータ(図示しない)などに接続されている例えばレーザープリンタ(図示しない)の用紙収納部に送り状11の紙体(用紙)を収めておく。
そして、この営業所のコンピュータのデータベースに収集されたチケットや商品券などを対象とした個別の配達情報を印刷内容とし、レーザープリンタから少なくとも1つの色を用いて紙体(用紙)に印刷する。
この結果、レーザープリンタから上述した商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17が一体化した送り状11が印刷される。
そこで、営業所で送り状11を受け取った配達員は、代引金額領収書15に記載されている届け先の住所および氏名に該当する例えば住宅までこの送り状11を運送し、玄関先で消費者を呼び出す。
消費者が、商品引換券13の内容と代引金額の確認を行った後に、代引金額を例えば現金で配達員に渡すと、配達員は代引金額領収書15に宅配業者の担当者印を押し印し、実決済種別と領収日を記入し、代引金額領収書15と入金伝票兼到着原票17との間に設けられたミシン目16から折り込んだ後に、商品引換券13と代引金額領収書15を送り状11から切り離して消費者に渡す。
次に、配達員は、入金伝票兼到着原票17への受領印の押し印を消費者に依頼し、押し印された入金伝票兼到着原票17を消費者から受け取り、営業所へ持ち帰る。
そして、配達員は、入金伝票兼到着原票17と受領した現金を例えば営業所のオペレータに引渡し、受領内容をコンピュータのデータベースに記憶する。
なお、上述した例では、消費者が代引金額を現金で支払うようにしたが、消費者が決済契約を結んでいる金融機関やクレジット会社のデビットカードやクレジットカードを用いて決済してもよい。この場合、配達員が携帯している小型の携帯用カード読取機にカードを差し込んで、カードに記録された認証番号・有効期限等を読み取り、商品金額と商品の問い合わせ番号を入力し、無線通信回線を介して情報処理センタに設けられたホストコンピュータに送信することで、カードの認証とカード決済を行うようにする。
この結果、送り状を封筒の上面に張り、振込用紙とチケットなどの商品引換券をこの封筒に同封して荷物にまとめ上げるといった従来の作業を削減することができる。また、届け先では荷物を受け取った後に、振込用紙に代金を添えて金融機関やコンビニエンスストアなどから支払いを行うといった従来の作業を削減することができる。
次に、本実施の形態における効果を説明する。
まず、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化した送り状とすることで、商品引換券と、領収書と、到着原票の作成作業を例えば宅配業者の営業所で同時に行うことができ、荷造りの作業時間や作業コストを大幅に削減することができる。
また、紙体には、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることで、例えば、複数の濃淡色を用いて印刷された紙体に、個別商品の内容が印刷された商品引換券や領収書や到着原票を提供でき、第三者による例えばカラー複写機を用いた不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
また、商品引換券には、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することで、第三者による不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
さらにまた、消費者から印刷内容などのデータを直接に受け取ることで、配送までのリードタイムを削減することができる。また、宅配業者の配達員による代引き決済が可能となり、消費者による代金の振込み操作を削減できると同時に、確実に代金を回収することができる。
産業上の利用可能性
本発明は、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化した送り状とすることで、商品引換券と、領収書と、到着原票の作成作業を同時に行うことができ、荷造りの作業時間や作業コストを大幅に削減することができる。
また、紙体には、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることで、例えば、複数の濃淡色を用いて印刷された紙体に、個別商品の内容が印刷された商品引換券や領収書や到着原票を提供でき、第三者による不正複写を困難にすることができる。
また、商品引換券には、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することで、第三者による不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
以上のように、本発明にかかる送り状は、荷造りの作業効率を大幅に削減し、商品引換券に信憑性を付与するのに有用であり、特に、商品引換券を届け先に配達するのに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施の形態に係る送り状11の全体構成を示す平面図である。
図2は、送り状11の商品引換券13を示す平面図である。
図3は、送り状11の代引金額領収書15を示す平面図である。
図4は、送り状11の入金伝票兼到着原票17を示す平面図である。
本発明は、商品引換券を届け先に配達するための送り状に関し、特に、商品引換券と領収書と到着原票とが一枚の紙体上に一体化した送り状に関する。
背景技術
従来、チケットなどの商品引換券を届け先まで配達するには、商品引換券とは別に印刷された送り状を添えていた。
具体的には、届け先の住所、氏名などを印刷した送り状を封筒の上面に張り、代金を後払いにするための振込用紙とチケットなどの商品引換券をこの封筒に同封して荷物にまとめ上げ、この荷物を宅配業者が集荷した後に、届け先まで配達していた。
このように、それぞれ別体の振込用紙と商品引換券と封筒とを荷物にまとめその上に送り状を張るという作業が必要になっていたため、荷物をまとめ上げるまでの作業時間と手間がかかるといった問題があった。
また、届け先では荷物を受け取った後に、振込用紙に代金を添えて金融機関やコンビニエンスストアなどから支払いを行うので、手間がかかっていた。
発明の開示
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、荷造りの作業効率を大幅に削減することができ、商品引換券に信憑性を付与することができる送り状を提供することを目的としている。
本発明は、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを要旨とする。
また、チケットまたは商品券を対象として引き換え可能な商品引換券と、消費者から代金を回収した際に消費者に渡す領収書と、宅配業者が代金回収時に持ち帰る到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを要旨とする。
また、前記紙体は、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることを要旨とする。
また、前記商品引換券は、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することを要旨とする。
発明を実施するための最良の形態
本発明をより詳細に説述するために、添付の図面に従ってこれを説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る送り状11の全体構成を示す平面図である。
図1に示すように、送り状11は、チケットや商品券などを対象とした商品引換券13と、消費者から代金を回収した際に消費者に渡す代引金額領収書15と、宅配業者が代金回収時に持ち帰る入金伝票兼到着原票17とが一枚の紙体19上に切り取り可能に一体化したものであり、例えばレーザープリンタから印刷される。
なお、送り状11に用いる紙体(用紙)は、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となっている。また、商品引換券13は、予め定められたキャラクター21(形状)の透かしを紙体上に有している。
また、送り状11は、商品引換券13と代引金額領収書15との間にミシン目14、および、代引金額領収書15と入金伝票兼到着原票17との間にミシン目16を有することで、切り取り可能に一体化されている。
図2〜図4は、図1に示す送り状11の構成として、それぞれ商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17を示す平面図である。
詳しくは、図2に示すように、商品引換券13は、例えばチケット引換券であり、競技内容、競技場、開催日時、シート番号、主催会社、後援会社、協賛会社、問合せ先、予約番号、宅配業者の名称、サービス名などの他、競技内容を表す挿絵などが印刷されている。この商品引換券13は、代金と引き換えに消費者に渡される。
また、図3に示すように、代引金額領収書15は、罫線枠外に、宅配業者の名称、年月日を印刷するための欄31、元払の代引、インターネット荷物お問い合わせ先となるURLアドレス、宅配業者の名称および住所などが記載されている。
また、罫線枠内の上段には、問い合わせNo.を印刷するための欄32、届け先(住所、氏名)を印刷するための欄33、1回に配達する商品引換券の個数を印刷するための欄34、1回に配達する商品引換券の重量容積を印刷するための欄35、受領印を捺印するための欄36、現金やデビットカードやクレジットカードなどの実決済種別を記入するための欄37、消費税を含む代引金額を印刷するための欄38、消費税等を印刷するための欄39、受領日を記入するための欄40、着店コードを印刷するための欄41、品名・荷姿を印刷するための欄42、印紙を貼るための欄43、特殊情報を印刷するための欄44、依頼主となる出店者の住所と名称および電話番号を印刷するための欄45、約款内容などが記載されている。この代引金額領収書15は、代金と引き換えに商品引換券13とともに消費者に渡される。
さらに、図4に示すように、入金伝票兼到着原票17は、罫線枠外に、配達時刻を記入するための欄51、年月日を印刷するための欄52、元払の代引、扱印を捺印するための欄53などが記載されている。
また、罫線枠内の上段には、依頼主の住所や氏名や電話番号を印刷するための欄54、届け先の住所や氏名や電話番号を印刷するための欄55、1回に配達する商品引換券の個数を印刷するための欄56、1回に配達する商品引換券の重量容積を印刷するための欄57、現金やデビットカードやクレジットカードなどの実決済種別を記入するための欄58、消費税を含む代引金額を印刷するための欄59、消費税等を印刷するための欄60、特殊情報を印刷するための欄61、荷物引渡予定日を印刷するための欄62、受領印を捺印するための欄63、注意事項などが印刷されている。この入金伝票兼到着原票17は、消費者の捺印の後に宅配業者が営業所へ持ち帰る。
次に、本発明の一実施の形態に係る送り状11の使用例について説明する。
上述したように、送り状11に用いる紙体(用紙)には、予め定められた共通の印刷内容として、商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17のフォーマットが複写を困難にするための複数の濃淡色を用いて印刷してあり、また、商品引換券13には、予め定められたキャラクター(形状)の透かしが設けられている。
不正複写の対策として、第三者が、一般に普及しているコピー複写機、スキャナとカラープリンタを用いて送り状11をコピーした場合、送り状11には予め複数の濃淡色を用いて上述したフォーマットが印刷してあり、さらに、透かしが入った紙体(用紙)を用いているので、カラー画質の低下したものや、透かしが入らないものしか得ることができない。この結果、送り状11と複写結果とでは明らかな差異が生じる。
まず、宅配業者の営業所に設けられたコンピュータ(図示しない)などに接続されている例えばレーザープリンタ(図示しない)の用紙収納部に送り状11の紙体(用紙)を収めておく。
そして、この営業所のコンピュータのデータベースに収集されたチケットや商品券などを対象とした個別の配達情報を印刷内容とし、レーザープリンタから少なくとも1つの色を用いて紙体(用紙)に印刷する。
この結果、レーザープリンタから上述した商品引換券13、代引金額領収書15、入金伝票兼到着原票17が一体化した送り状11が印刷される。
そこで、営業所で送り状11を受け取った配達員は、代引金額領収書15に記載されている届け先の住所および氏名に該当する例えば住宅までこの送り状11を運送し、玄関先で消費者を呼び出す。
消費者が、商品引換券13の内容と代引金額の確認を行った後に、代引金額を例えば現金で配達員に渡すと、配達員は代引金額領収書15に宅配業者の担当者印を押し印し、実決済種別と領収日を記入し、代引金額領収書15と入金伝票兼到着原票17との間に設けられたミシン目16から折り込んだ後に、商品引換券13と代引金額領収書15を送り状11から切り離して消費者に渡す。
次に、配達員は、入金伝票兼到着原票17への受領印の押し印を消費者に依頼し、押し印された入金伝票兼到着原票17を消費者から受け取り、営業所へ持ち帰る。
そして、配達員は、入金伝票兼到着原票17と受領した現金を例えば営業所のオペレータに引渡し、受領内容をコンピュータのデータベースに記憶する。
なお、上述した例では、消費者が代引金額を現金で支払うようにしたが、消費者が決済契約を結んでいる金融機関やクレジット会社のデビットカードやクレジットカードを用いて決済してもよい。この場合、配達員が携帯している小型の携帯用カード読取機にカードを差し込んで、カードに記録された認証番号・有効期限等を読み取り、商品金額と商品の問い合わせ番号を入力し、無線通信回線を介して情報処理センタに設けられたホストコンピュータに送信することで、カードの認証とカード決済を行うようにする。
この結果、送り状を封筒の上面に張り、振込用紙とチケットなどの商品引換券をこの封筒に同封して荷物にまとめ上げるといった従来の作業を削減することができる。また、届け先では荷物を受け取った後に、振込用紙に代金を添えて金融機関やコンビニエンスストアなどから支払いを行うといった従来の作業を削減することができる。
次に、本実施の形態における効果を説明する。
まず、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化した送り状とすることで、商品引換券と、領収書と、到着原票の作成作業を例えば宅配業者の営業所で同時に行うことができ、荷造りの作業時間や作業コストを大幅に削減することができる。
また、紙体には、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることで、例えば、複数の濃淡色を用いて印刷された紙体に、個別商品の内容が印刷された商品引換券や領収書や到着原票を提供でき、第三者による例えばカラー複写機を用いた不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
また、商品引換券には、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することで、第三者による不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
さらにまた、消費者から印刷内容などのデータを直接に受け取ることで、配送までのリードタイムを削減することができる。また、宅配業者の配達員による代引き決済が可能となり、消費者による代金の振込み操作を削減できると同時に、確実に代金を回収することができる。
産業上の利用可能性
本発明は、商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化した送り状とすることで、商品引換券と、領収書と、到着原票の作成作業を同時に行うことができ、荷造りの作業時間や作業コストを大幅に削減することができる。
また、紙体には、予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることで、例えば、複数の濃淡色を用いて印刷された紙体に、個別商品の内容が印刷された商品引換券や領収書や到着原票を提供でき、第三者による不正複写を困難にすることができる。
また、商品引換券には、予め定められた形状の透かしを紙体上に有することで、第三者による不正複写を困難にすることができ、商品引換券に信憑性を付与することができる。
以上のように、本発明にかかる送り状は、荷造りの作業効率を大幅に削減し、商品引換券に信憑性を付与するのに有用であり、特に、商品引換券を届け先に配達するのに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施の形態に係る送り状11の全体構成を示す平面図である。
図2は、送り状11の商品引換券13を示す平面図である。
図3は、送り状11の代引金額領収書15を示す平面図である。
図4は、送り状11の入金伝票兼到着原票17を示す平面図である。
Claims (5)
- 商品引換券と、領収書と、到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを特徴とする送り状。
- チケットまたは商品券を対象として引き換え可能な商品引換券と、
消費者から代金を回収した際に消費者に渡す領収書と、
宅配業者が代金回収時に持ち帰る到着原票とが一枚の紙体上に切り取り可能に一体化したことを特徴とする送り状。 - 前記紙体は、
予め定められた共通の印刷内容を複数の濃淡色を用いて印刷しておく一方、個別の印刷内容を少なくとも1つの色を用いて印刷可能となることを特徴とする請求項1又は2記載の送り状。 - 前記商品引換券は、
予め定められた形状の透かしを紙体上に有することを特徴とする請求項1又は2記載の送り状。 - 前記商品引換券と前記領収書との間、および、前記領収書と到着原票との間にそれぞれミシン目を有することを特徴とする請求項1又は2記載の送り状。
Applications Claiming Priority (3)
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