JP2004160892A - 書類セット、情報処理方法、装置及びプログラム - Google Patents

書類セット、情報処理方法、装置及びプログラム Download PDF

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要 大西
Kazuhiro Inoue
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Abstract

【課題】払込用紙による金銭収納において、金額やバーコードのシールをあり得る金額の数だけ添付し、該当するものを払込用紙に貼付させることにより、資源を節約する。
【解決手段】シールセット2には、バーコードシールと金額シールの組があり得る金額の数だけ含まれ、志願者4は自分の受験パターンに合った金額のシールを貼った払込用紙3をコンビニ5に持参して受験料を払い、別に志願票6は大学1へ郵送する。払込用紙3と志願票6には事前の印字やバーコード等のシールにより、他の書類セットとは重複しない固有かつ共通の識別情報が表示され、払込用紙3側の識別情報はバーコードスキャナ52でスキャンされ、入金データに含まれ大学のシステム10へ送られる。郵送された志願票6とコンビニ5からの入金データの識別情報により、支払者と志願者の同一性と、申込内容と収納金額の一致とを、容易に検証できる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、払込用紙による金銭収納において、金額やバーコードのシールをあり得る金額の数だけ添付し、該当するものを払込用紙に貼付させることにより、資源を節約する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年増加しているコンビニエンスストア(以下「コンビニ」と呼ぶ)は、24時間営業や品揃えの多様さに加え、携帯電話料金やその他の公共料金などについて金銭収納のサービス(以下「コンビニ収納」と呼ぶ)も提供している。このコンビニ収納では、ネットワーク化されたPOSレジ端末やそれに接続されたバーコードリーダといった商品販売用の情報処理システムを活かし、バーコードリーダによる情報入力で作業効率化を実現している。
【0003】
このようなコンビニ収納の典型例としては、料金を最終的に収受する企業等の依頼者が、収納すべき金額が確定した後で、金額と、この金額に応じたバーコードを表示した払込用紙を顧客などの支払者に送付し、顧客がその払込用紙を金銭と共にコンビニ店頭に持参するものである。その応用例も各種提案されている(特許文献1参照)。
【0004】
ところで、大学や資格試験の受験料、専門大学・予備校・通信販売等の前払い金といった対象については、払込用紙の作成時点では、入金額が幾通りも考えられ、事前に料金が特定できない場合も多い。例えば、大学入学試験申込において、受験料としての必要金額は、公募推薦又は一般の別、受験する学部や科目、それらの数といった受験パターンによって大きく変動する。このように事前に金額が確定しない場合は、従来では、異なった金額やバーコードを表示した払込用紙を、あり得る金額と同じ種類の数だけ作成して支払者に全部交付し、支払者がその中から該当するものだけを選択して使用し、残りは処分していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−133101
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来技術では、多数の払込用紙を全員にそれぞれ交付していたので、人件費、用紙、印刷、郵送のコストといった経営上の資源だけでなく、該当する用紙以外は使われず廃棄され、環境資源上の無駄に生じる問題があった。また、従来では、全く同一の払込用紙やそのセットを、不特定多数に交付していたため、実際に入金があってもそれがどの志願者のものかは特定できない問題点があった。しかも、志願者ごとに受験料の金額が異なることともあいまって、入金確認や金額相違などに関するトラブルのおそれもあった。
【0007】
例えば、従来、大学受験については、受験料の払込用紙を含む要項一式を、書店店頭や大学窓口などで志願者へ交付する。そして、志願者全員が同一の払込用紙を用いて入金した入金額が、コンビニ等からそのまま大学へ送金され、一方、これと並行して、各志願者が郵送などにより志願票を大学へ送る。この場合、大学側が、それぞれの入金額がどの受験希望者からの入金なのか、また特定の志願者が正しい金額の受験料を確かに支払っているかどうか、効率的に照合したり確認する手段は無かった。
【0008】
この点について、事実上、コンビニ等が収納日付印等の受領印を志願票にも押印し、大学がこの印を信じて運用する例も提案されているが、手作業に依存するものであり、確実性と効率性は不十分であった。
【0009】
また、大学受験料のコンビニ収納に関しては、次の実験が提案されている。この実験では、支払者が所定のコンビニ店舗に供えた多機能端末機を操作して大学等を特定すると、その端末機から該当金額のバーコード付き書面がプリント出力され、支払者がこの書面を受付カウンターに提出すると、店員がPOSレジ端末のバーコードリーダで書面をスキャンして情報が入力され、振込額の支払が受け付けられる。
【0010】
しかし、このような従来例でも、多機能端末機を操作しなければならない煩わしさや手間、書面としての品質や体裁上の限界、不特定多数の出入する場所で多機能端末を操作して大学名を選択する場合のプライバシー上の懸念といった問題があった。
【0011】
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたもので、その目的は、払込用紙による金銭収納において、金額やバーコードのシールをあり得る金額の数だけ添付し、該当するものを払込用紙に貼付させることにより、資源を節約する技術すなわち書類セット、情報処理方法、装置及びプログラムを提供することである。また、本発明の他の目的は、払込用紙又はシールに支払者の識別情報を予め表示することで、支払者と入金との照合を容易にする技術を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の書類セットは、払込用紙と、前記払込用紙の所定位置に貼付するための金額及びバーコードの一又は二以上の各シールを含むシール組を、あり得る各金額に対応して同数含むシールセットと、を備えたことを特徴とする。
【0013】
この態様では、支払者がシールセットのなかから、支払う金額に合ったシール組を選んでその金額及びバーコードのシールを払込用紙に貼る。その払込用紙を提示されたコンビニ店舗等では、用紙に貼られたシールのバーコードをバーコードリーダで読み取ると共に金銭を収納する。このため、あり得る支払金額が多彩な場合でも、その種類分のシールを添付すれば払込用紙は一枚で済むので、人件費、デザイン、用紙、製版、印刷、封入、保管費用、送料、管理等の経営コストや環境負荷が大幅に削減される。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1記載の書類セットにおいて、同じ前記シール組に含まれる各シールには、共通のデザインが施されたことを特徴とする。
【0015】
この態様では、同じ金額のシール組を構成する各シールは同じ外観なので、1枚の払込用紙に貼った際、異なる組のものが混入すれば一見して目立つため誰でも気づきやすく、トラブルが効果的に未然防止される。なお、共通のデザインとしては、厚さ手触り光沢などの紙質、特徴的フォントやそのサイズ、地色や文字色、模様や地模様、これらの組合せなど自由である。
【0016】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の書類セットにおいて、前記書類セットは、前記払込用紙と、前記シールセットに加え、さらに申込用紙を含み、書類セットごとに固有の識別情報が、前記払込用紙に貼るためのバーコードのシール、及び、前記申込用紙に貼るためのシールとして前記シールセットに含まれることを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の書類セットにおいて、前記払込用紙は、払込人用受取書部分を備え、前記払込人用受取書部分は、金額シール貼付欄と、受領印押印欄を備え、前記金額シール貼付欄と前記受領印押印欄は、前記払込人用受取書部分とそれに貼付された金額シールとの間に受領印が割印する位置関係であることを特徴とする。
【0018】
この態様では、払込書類のうち、払込人用受取書部分とそれに貼付された金額シールとの間で受領印が割印となるので、その受取書は、支払後により高額な金額シールに貼り替えらたものではなく、シール通りの金額に係る真正なものであることの確認が容易になり、変造等の不正やトラブルが防止される。
【0019】
請求項5の発明は、申込用紙と、あり得る金額ごとに金額及びそれに対応するバーコードが表示された複数の払込用紙と、を含む書類セットにおいて、書類セットごとに固有の識別情報が、前記申込用紙に予め表示され、前記払込用紙に少なくともバーコードに含まれる情報として予め表示されたことを特徴とする。
【0020】
これらの態様では、書類セットごとに異なる固有の識別情報を、大学受験志願票などの申込用紙にはバーコードやアラビア数字として、また払込用紙にはバーコードとして、予め印字表示するか、または双方に貼るためのシールとしてシールセットに含める。このため、大学などの収受側では、志願票等の申込書類における申込内容と、コンビニ等から提供される入金データにおける入金額とを、申込書類側と入金データ側双方の識別情報をたよりに照合でき、受験希望者が正しい受験料を入金しているのかどうかのチェックが容易になる。
【0021】
請求項6の情報処理装置は、コンピュータの制御処理によって、収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取って記憶する手段と、与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取って記憶する手段と、読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断する手段と、前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断しその結果を外部へ出力し、又は次の処理へ引き渡す手段と、を実現したことを特徴とする。
【0022】
請求項7の情報処理方法は、請求項6の発明を方法という見方からとらえたもので、コンピュータが、収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取って記憶し、与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取って記憶し、読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断し、前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断しその結果を外部へ出力し、又は次の処理へ引き渡すことを特徴とする。
【0023】
請求項8の情報処理プログラムは、請求項6,7の発明を方法という見方から捉えたもので、コンピュータを制御することにより、そのコンピュータに、収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取らせて記憶させ、与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取らせて記憶させ、読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断させ、前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断させるとともにその結果を外部へ出力させ、又は次の処理へ引き渡させることを特徴とする。
【0024】
これらの態様では、大学事務局などの金銭収受側において、申込書類からOCR等で自動読取する申込内容から必要金額を計算し、識別情報を頼りに、コンビニ等から与えられる収納金の情報と突き合わせる処理を全てコンピュータやプログラムにより自動化できるので、事務の大幅な効率化・精度向上が図られる。
【0025】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態(以下「本実施形態」と呼ぶ)について、添付の図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態のうち情報処理に係る部分は、コンピュータをソフトウェアで制御することにより実現できるが、この場合のハードウェアやソフトウェアの具体的構成態様は各種考えられるので、そのような部分については、情報処理に関する各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いて説明する。
【0026】
〔1.概略〕
本実施形態は、本発明の書類セットである大学受験要項一式を用いて、コンビニで受験料を収納する例で、あわせてそれに関する情報処理方法、装置及びプログラムを示すものである。まず、本実施形態の概略を示すが、この概略は本実施形態のさらに一部のみを示すもので、本発明の範囲を限定するものではない。
【0027】
まず、図1に示す大学1の提供する書類セット中、シールセット2には、バーコードシールと金額シールの組が、あり得る金額の数だけ含まれ(図2)、払込用紙3(図3)にはそれらの貼付欄R1,R2がある。志願者4は(図1)、自分の受験パターンに合った金額のシールを貼った払込用紙3をコンビニ5に持参して受験料を払い、別に志願票6は大学1へ郵送する。
【0028】
払込用紙3と志願票6には、事前の印字やバーコード等のシールにより、他の書類セットとは重複しない固有の識別情報が共通して表示され、払込用紙3側の識別情報はコンビニ5のバーコードスキャナ52でスキャンされ、入金データに含まれて大学1の(コンピュータ)システム10へ送られる。大学1では、郵送された志願票6と、コンビニ5からの入金データの両方に同じ識別情報があるので、支払者と志願者の同一性と、申込内容と収納金額の一致とを、容易に検証できる。以下、より詳細に説明する。
【0029】
〔2.書類セット〕
まず、受験料の収受側である大学1が、書類セットとして、大学入学試験要項一式を用意し、受験料の支払側である受験志望者に書店店頭や大学窓口などで無償又は有償で交付する。この書類セットは、申込用紙である志願票6と、払込用紙3(図3)と、シールセット(図2)を含む。なお、志願票6は志願者の住所氏名、出身高校、志望学部等を記入するもので、その具体的形式は自由である。
【0030】
〔2−1.払込用紙〕
このうち払込用紙3は、銀行用とコンビニ用など複数種類を添付してもよいが、本実施形態では1種類ごとに1枚で足りる。そして、1枚の払込用紙3は、図3に示すように、A片31、B片32、C片33の部分に、ミシン目により切り分け可能なように構成される。これらA片31、B片32、C片33のいずれにも、金額シールの貼付欄R1が設けられ、C片33には、バーコードシール貼付欄R2も設けられる。その他、各片31〜33には、依頼人記入欄など、他の必要な記載事項が表示される。
【0031】
また、このうちA片31は払込人用受取書部分であり、金額シール貼付欄R1に加え、受領印押印欄R3を備え、金額シール貼付欄R1と受領印押印欄R3の位置関係は重複し、すなわち、払込人用受取書部分であるA片31とそれに貼付された金額シールとの間に受領印が割印する位置関係となっている。
【0032】
〔2−2.シールセット〕
次に、シールセット2(図2)は、あり得る各金額の種類と同数のシール組をセットしたもので、個々のシール組は、払込用紙の所定位置に貼付するための金額及びそれに対応するバーコードの一又は二以上の各シール片である。一例として、図2の例では、一つのシール組S1は、アラビア数字を使った3片の金額シール21(各A,B,C片用)に加え、バーコードシール22として、UCC/EAN−128規格のいわゆる1段バーコード1枚を加え計4枚である。なお、異なるシール組間で共通のシール片は適宜省略してもよい。
【0033】
また、一つのシール組を構成するバーコードシールと金額シールは一体型とし、台紙20から剥がした後又は剥がしながら、各片をミシン目で切離して個々の欄に貼付する構成が望ましい。これは、1枚の払込用紙3の各欄に対し、同一金額のシールを確実に使用させるためであり、異なる金額のシールを混ぜて誤使用させないためである。また、A片31、B片32、C片33にまたがる横長のシール一枚に金額と1段バーコードを全部印字したものを、一つのシール組としてもよい。この場合、払込用紙のミシン目に合わせた位置で、シールの側にもミシン目を入れることが望ましい。
【0034】
また、シールセット2は、シール組の数や、シール組ごとのシールの数に応じて、台紙1ページ分でもよいし、複数ページ分の台紙が折畳まれたり綴じ合わされたもの(図2)でもよい。さらに、同じシール組に含まれる各シールには、共通のデザインを施す事が望ましい。なお、共通のデザインとしては、厚さ手触り光沢などの紙質、特徴的フォントやそのサイズ、地色や文字色、模様や地模様、これらの組合せなど自由である。
【0035】
なお、書類セットの具体的形式は自由であり、例えば志願票と各払込用紙は一体に作成し、使用時にミシン目で切り離すようにすれば、印刷等の作成や、封筒出し入れなど取扱い上の効率がよい。
【0036】
〔2−3.識別情報〕
また、書類セットごとに固有の志願者番号などの識別情報が、予め決定(採番)されており、払込用紙3と志願票6について、レーザービームプリンタ出力などにより例えばアラビア数字やバーコードなどで予め印字表示しておくか、又は貼付用シールとしてシールセットに含める。払込用紙3と志願票6のどちらを印字表示にし、どちらをシールにするかの組合せは自由である。シールにする場合は、レーザービームプリンタ等による払込用紙や申込用紙に対する事前の個別印字出力が不要となるので、書類セット作成時の時間やコストが節約できる。
【0037】
識別情報は、より具体的な例としては、払込用紙3のC片33に貼るバーコードシールの少なくとも一部に、複数桁の数字等の情報として含めることが考えられる。
【0038】
図2の例では、識別情報である志願者番号「1234565」は、バーコードシール22のバーコードが表す40桁位程度の情報のうち、一部の桁に含まれる。この場合、台紙20(又はシールの使わない部分)には、その識別情報(23)を明瞭に表示することが望ましい。
【0039】
〔3.シールの貼付〕
上記のような書類セットを入手した志願者4は、センター試験併願、推薦試験、一般試験などの受験方法や志望学部、受験科目などを選定することにより、受験料の金額を確定させる。続いて、支払うべき金額と一致するシール組の金額及びバーコードの各シール21,22を選んで台紙20から剥がし、払込用紙A片31、B片32、C片33の各所定部分R1,R2に貼付する。
【0040】
例えば、A片31、B片32、C片33の金額欄R1に金額シール21を貼り、C片33にはさらにバーコード貼付欄R2にバーコードシール22も貼付し、図4の状態とする。
【0041】
〔4.バーコードスキャンと払込〕
そして、志願者4は、上記のようにシールを貼付した払込用紙3を、指定の提携コンビニ店舗レジカウンターに提出し、入金額及び、必要な収納手数料を入金する。この際、店員は、払込用紙に貼付されているシール22上のバーコードを、POSレジ端末51のバーコードリーダ52に読み取らせ、志願者4から当該金銭を受領する。
【0042】
なお、例えば払込者控えのA片31に貼られた金額シール21と取扱店保存のC片33に貼られたバーコードシール22が相違するような場合も顧客とのトラブルは、次のような対応により最小限に回避される。すなわち、まず、C片33のバーコード情報を優先して収納することとし、例えば「A片とC片の金額が相違した場合、A片の受取書は無効とする」などの旨を払込用紙に明記しておく。
【0043】
また、収納時に通常A片31、B片32、C片33に収納日付印53(図1)が押印され、払込用紙のうち顧客控えとなるA片31ではこの収納日付印が受領印の役割を果たすが、A片31のレイアウト上、受領印がA片31表面と金額シール21とにまたがる割印となるよう(図3)、押印欄と金額シール貼付欄R1を互いに重なる位置に設けられている。これにより、そのA片31は、支払後により高額な金額シールに貼り替えらたものではなく、シール通りの金額に係る真正なものであることの確認が容易になり、変造等の不正やトラブルが防止される。
【0044】
コンビニのPOSレジ端末51における上記のような収納が行われると、バーコードリーダ52で読み取られた情報をもとに、コンビニ本部7及び提携先信販会社8の情報処理システム70,80を経て最終的に、日時、金額、識別情報を含む入金データが、通信ネットワークや磁気テープ等の記録媒体などにより、収受側である大学のシステム10に提供される。
【0045】
〔5.志願票の発送と大学での情報処理〕
一方、申込用紙である志願票6には、志願者4が氏名、住所、電話番号など所定事項を記入のうえ、大学1に発送する。この志願票6には、バーコード22に含まれるものと同じ志願者番号などの識別情報が表示又は貼付されているので、志願票6を受け取った大学側では志願者4を特定し、コンビニからの入金データとマッチングすることが容易である。
【0046】
すなわち、大学のシステム10は、プログラムの作用により、図1に示す以下の各ブロックの機能を果たす。すなわち、入金データ格納部11は、コンビニ5での収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取って記憶する。一方、読取処理部12及び申込内容判断部13は、申込書類である志願票6から、マークシート読取、光学文字認識(OCR)又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取り、志願データ格納部14に記憶する。
【0047】
また、金額計算部15は、志願票6から読み取られた申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断する。さらに、照合処理部16は、入金データ格納部11中の入金データに含まれる識別情報と、志願票6から読み取られ志願データ格納部14に格納されている識別情報との照合により、志願票6ごとにその収納金額と必要金額とが一致するか否かを判断し、その結果を他の処理部17へ引き渡す。
【0048】
他の処理部17は、例えば、コンビニでの入金と正しく一致した志願票6については受験票を志願者に郵送する指示を出力し、そうでない志願票6については入金督促や無効通知などを志願者に郵送する指示を出力するが、実際の具体的な処理内容は自由であり、実施者の事情に応じて変形実施すればよい。
【0049】
〔6.効果〕
以上のように、本実施形態では、支払者がシールセットのなかから、支払う金額に合ったシール組を選んでその金額及びバーコードのシールを払込用紙に貼り、その払込用紙を提示されたコンビニ店舗等では、用紙に貼られたシールのバーコードをバーコードリーダで読み取ると共に金銭を収納する。このため、あり得る支払金額が多彩な場合でも、その種類分のシールを添付すれば払込用紙は一枚で済むので、人件費、デザイン、用紙、製版、印刷、封入、保管費用、送料、管理等の経営コストや環境負荷が大幅に削減される。
【0050】
特に、本実施形態では、同じ金額のシール組を構成する各シールは同じ外観なので、1枚の払込用紙に貼った際、異なる組のものが混入すれば一見して目立つため誰でも気づきやすく、トラブルが効果的に未然防止される。
【0051】
また、本実施形態では、書類セットごとに異なる固有の識別情報を、大学受験志願票などの申込用紙にはバーコードやアラビア数字として、また払込用紙にはバーコードとして、予め印字表示するか、または双方に貼るためのシールとしてシールセットに含める。このため、大学などの収受側では、志願票等の申込書類における申込内容と、コンビニ等から提供される入金データにおける入金額とを、申込書類側と入金データ側双方の識別情報をたよりに照合でき、受験希望者が正しい受験料を入金しているのかどうかのチェックが容易になる。
【0052】
特に、本実施形態では、大学事務局などの金銭収受側において、申込書類からOCR等で自動読取する申込内容から必要金額を計算し、識別情報を頼りに、コンビニ等から与えられる収納金の情報と突き合わせる処理を全てコンピュータとプログラムにより自動化できるので、事務の大幅な効率化・精度向上が図られる。
【0053】
〔7.他の実施形態〕
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、次に例示するような他の実施形態も含むものである。例えば、バーコードは、1段バーコードに代えて、図5に示すようにJANコードの4段(バーコードシール221〜224)や、その他に3段などを適宜利用可能である。このような場合の払込用紙の例を図6に、シール貼付後の払込用紙の状態を図7に示す。
【0054】
また、この例では、識別情報が例えば4枚1組のJANコードシールの一つを占有する場合は、そのバーコードだけは払込用紙C片33に事前に印字表示しておき、シール組ごとのバーコードシールは3枚ずつとしてもよい。さらにバーコードの種類も2次元バーコードなど選択自由である。
【0055】
また、払込用紙のレイアウトも自由であり、銀行指定欄の有無、郵便振替口座指定欄の有無、サイズ、形状、色彩など、どのように組合せでレイアウトデザインしてもよい。また、識別情報を用いることは必須ではなく、さらに識別情報を用いる場合も、識別情報を申込書類や払込用紙に予め印字表示しておくか否か、また、シールセットと併用するか否かも自由である。
【0056】
例えば、あり得る金額ごとに金額及びそれに対応するバーコードが表示された複数の払込用紙を含む書類セットにおいて、書類セットごとに固有の識別情報を、レーザービームプリンタ出力などにより、申込用紙に予め表示したり、少なくともバーコードに含まれる情報として払込用紙に予め表示してもよい。こうすれば、支払者がシールを貼る手間を減らせる。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、払込用紙による金銭収納において、金額やバーコードのシールをあり得る金額の数だけ添付し、該当するものを払込用紙に貼付させることにより、資源を節約する技術すなわち書類セット、情報処理方法、装置及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略を概念的に示すブロック図。
【図2】本発明の実施形態において、1段バーコードを用いたシールセットの一部を示す図。
【図3】本発明の実施形態において、1段バーコードを用いる払込用紙の一例を示す図。
【図4】図3の払込用紙にシールを貼付した状態を示す図。
【図5】本発明の実施形態において、JANコード(4段)を用いたシールセットの一部を示す図。
【図6】本発明の実施形態において、JANコード(4段)を用いる払込用紙の一例を示す図。
【図7】図6の払込用紙にシールを貼付した状態を示す図。
【符号の説明】
1…大学
2…シールセット
3…払込用紙
4…志願者
5…コンビニエンスストア
6…志願票
7…コンビニ本部
8…信販会社
10,70,80…コンピュータシステム
11…入金データ格納部
12…読取処理部
13…申込内容判断部
14…志願データ格納部
15…金額計算部
16…照合処理部
17…他の処理部

Claims (8)

  1. 払込用紙と、
    前記払込用紙の所定位置に貼付するための金額及びバーコードの一又は二以上の各シールを含むシール組を、あり得る各金額に対応して同数含むシールセットと、
    を含むことを特徴とする書類セット。
  2. 同じ前記シール組に含まれる各シールには、共通のデザインが施されたことを特徴とする請求項1記載の書類セット。
  3. 前記書類セットは、前記払込用紙と、前記シールセットに加え、さらに申込用紙を含み、
    書類セットごとに固有の識別情報が、前記払込用紙に貼るためのバーコードのシール、及び、前記申込用紙に貼るためのシールとして前記シールセットに含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の書類セット。
  4. 前記払込用紙は、払込人用受取書部分を備え、
    前記払込人用受取書部分は、金額シール貼付欄と、受領印押印欄を備え、
    前記金額シール貼付欄と前記受領印押印欄は、前記払込人用受取書部分とそれに貼付された金額シールとの間に受領印が割印する位置関係であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の書類セット。
  5. 申込用紙と、あり得る金額ごとに金額及びそれに対応するバーコードが表示された複数の払込用紙と、を含む書類セットにおいて、
    書類セットごとに固有の識別情報が、前記申込用紙に予め表示され、前記払込用紙に少なくともバーコードに含まれる情報として予め表示されたことを特徴とする書類セット。
  6. コンピュータの制御処理によって、
    収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取って記憶する手段と、
    与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取って記憶する手段と、
    読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断する手段と、
    前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断しその結果を外部へ出力し、又は次の処理へ引き渡す手段と、
    を実現したことを特徴とする情報処理装置。
  7. コンピュータが、
    収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取って記憶し、
    与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取って記憶し、
    読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断し、
    前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断しその結果を外部へ出力し、又は次の処理へ引き渡すことを特徴とする情報処理方法。
  8. コンピュータを制御することにより、そのコンピュータに、収納金額と、その収納時に払込用紙からスキャンされた識別情報と、を案件ごとに含む入金データを受け取らせて記憶させ、
    与えられた申込書類から、マークシート読取、光学文字認識又はバーコード読取の少なくともいずれかにより、申込内容と識別情報を読み取らせて記憶させ、
    読み取られた前記申込内容に基いて収納されるべき必要金額を判断させ、
    前記デジタル情報に含まれる前記識別情報と、読み取られた前記識別情報との照合により、前記申込書類ごとにその前記収納金額と前記必要金額とが一致するか否かを判断させるとともにその結果を外部へ出力させ、又は次の処理へ引き渡させることを特徴とする情報処理プログラム。
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