JPS649969B2 - - Google Patents

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JPS649969B2
JPS649969B2 JP19782882A JP19782882A JPS649969B2 JP S649969 B2 JPS649969 B2 JP S649969B2 JP 19782882 A JP19782882 A JP 19782882A JP 19782882 A JP19782882 A JP 19782882A JP S649969 B2 JPS649969 B2 JP S649969B2
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acetylene
mol
hydrogen chloride
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vinyl chloride
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JP19782882A
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JPS5988434A (ja
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Antonobichi Pazuderusukii Yurii
Domitoriebuna Ibaniku Garina
Ioshifuobuna Gentoshu Oruga
Arekuseebichi Oreiniku Gurigorii
Anishimobichi Toregeeru Yurii
Fueodoshebichi Kochubei Bitarii
Beniaminob Eriku
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ERIKU BENIAMINOBI
GURIGORI AREKUSEEBICHI OREINIKU
Original Assignee
ERIKU BENIAMINOBI
GURIGORI AREKUSEEBICHI OREINIKU
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、触媒を用いない気相法、さらに詳し
くは、塩化ビニルの製造法に関する。塩化ビニル
は、プラスチツクス、合成繊維、ワニスなどの製
造用の種々のポリマー材料の製造において用いら
れる最も重要なモノマーの1つである。
液相または気相において大気圧または過圧下
に、C2H2:HCl=1:1〜1.3の容量比および80
〜200℃の範囲内の温度において、10〜13%の量
の触媒−担体上に折出された塩化水銀の存在で、
他の金属、たとえば、チタン、バナジウム、ラン
タンの塩化物を加えてあるいは加えないで、アセ
チレンを塩化水素で塩化水素化することにより塩
化ビニルを製造する方法は、この分野におりて知
られている〔FRG(ドイツ連邦共和国)特許第
1040535号(1960年)、ソビエト社会主義共和国連
邦発明者証第364586号、Cl.CO7C21/06、1973年
3月1日発行参照〕。
また、大気圧下に220〜240℃の範囲内の温度、
0.5〜1秒の接触時間および1:1〜1.3のアセチ
レン対塩化水素のモル比において、塩化ランタン
を加えた水銀触媒の存在でアセチレンを塩化水素
で塩化水素化することにより塩化ビニルを製造す
る方法は、この分野において既知である(ソビエ
ト社会主義共和国連邦発明者証第414243号、Cl.
CO7C17/08、CO7C21/06、1974参照)。
これらの先行技術は、使用する水銀触媒の高い
毒性および揮発性に帰因する欠点をもち、反応ガ
スおよび還元された水銀の蒸気に連行される塩化
水銀を無害とする捕捉糸を用いる必要がある。先
行技術の方法の欠点は、出発物質を完全に精製し
かつ乾燥して、触媒の失活を防止するということ
によつても例示される。使用する触媒は、反応ガ
スで活性成分が連行される結果また急速に失活す
る(こうして、出発触媒は活性化石炭上に13.4%
のHgCl2を含有し、一方使用済み触媒は4.6%の
HgCl2を含有する)。以上のすべては、複雑な方
法の計画およびこの方法において用いる装置を証
明する。
本発明は、アセチレンを塩化水素で塩化水素化
することからなる塩化ビニルの製造法において、
水銀触媒の使用を回避しかつ用いる方法の計画お
よび装置を簡素化することを可能とする、このよ
うな方法の条件を提供することである。
この目的は、本発明による方法が、塩化水素化
を、反応混合物の0.3〜3容量%の量の塩素の存
在下に、150〜350℃の範囲内の温度、1:2〜10
のアセチレン対塩化水素のモル比および1〜12秒
の接触時間において、実施することを特徴とす
る、アセチレンを塩化水素で高温において大気圧
下に塩化水素化することからなることによつて、
達成される。
本発明による方法は、水銀触媒の使用を回避
し、かつ方法の計画および装置を簡素化すること
ができる(触媒の製造を排除し、反応ガスから水
銀化合物を捕捉しかつ反応ガスを精製する装置の
使用を回避し、ならびに出発反応成分を清浄およ
び乾燥する装置の使用を回避する)。
本発明の方法によると、塩化ビニルを加えて、
1,2−ジクロロエチレン類(シス異性体とトラ
ンス異性体との混合物)および少量の1,1,2
−トリクロロエタンを得ることができ、これらは
塩素化の間に形成する。これらの生成物は工業に
おいて溶媒として有用である。塩化ビニル、1,
2−ジクロロエチレン類および1,1,2トリク
ロロエタンの分離は、それらの沸点が十分に離れ
ているために、容易に実施される。
本発明による方法において所望生成物−塩化ビ
ニルの形成は、アセチレンの塩化水素化の方法に
おいて開始剤の役目をする塩素の存在下に、ラジ
カル−連錯機構に従い、起こる。
反応混合物(すなわち、アセチレンと塩化水素
との混合物)の0.3容量%より少ない量の塩素を
使用すると、アセチレンを十分に転化することは
できない。3容量%を越える塩素を使用すると、
1,2−ジクロロエチレン類が主として形成す
る。
150℃より低い温度において塩化水素化法を実
施すると、アセチレンの転化率は低く、一方350
℃を越えるこの方法の温度は望ましくない副反応
(より高度な塩化水素化)のために不適当である。
本発明による塩化水素化法における出発成分の上
に特定した比率は、塩化ビニルの収率を最適にし
かつアセチレンの転化を完全にする。アセチレン
対塩化水素のモル比が1:2より低いと、アセチ
レンの転化率を最適とすることができず、一方
1:10より高いと、アセチレンの転化率に認めう
る影響を与えることができず、それゆえ経済的に
非効率的である。
塩化水素化法において1秒より短かい接触時間
はアセチレンの低い転化率を生じ、これに対して
12秒を越える接触時間は望ましくない副作用を起
こす。
原料の範囲を拡大しならびにこの方法の危険の
ない特性を確保するために、塩化水素化の間アセ
チレン対水蒸気の容量比が1:9〜38の範囲内に
維持されるように、10〜30%の塩酸の蒸発により
得られた蒸気−気体混合物の組成物として、塩化
水素を導入することが適切である。この場合にお
いて、反応混合物はアセチレン、塩化水素および
水蒸気から成り、水蒸気は希釈剤の役目をしかつ
この方法の爆発に対する安全を保証する。前述の
ように、塩素は反応混合物(アセチレン、塩化水
素および水蒸気の混合物)の0.3〜3容量%の量
で使用する。
本発明による方法の前述の実施態様は、クロロ
−有機合成の副生物の1つである塩酸の利用の問
題も解決する。
1:38より大きくかつ1:9より小さいアセチ
レン対水蒸気の容量比で、水蒸気で反応混合物を
希釈すると、塩化水素化の方法における塩化ビニ
ルの最適な収率が保証されない。
前述の濃度の塩酸を使用すると、反応混合物中
の塩化水素対アセチレンの要求する比、ならびに
反応混合物の水蒸気による要求する希釈、が保証
される。
アセチレンの転化率を増加するために、その塩
化水素化を酸素の存在で実施することが適切であ
る。そのように実施するとき、アセチレンの塩化
水素化の方法を水蒸気の不存在で実施する場合、
酸素はアセチレン、塩化水素および塩素の混合物
の0.05〜0.5容量%の量でこの方法に導入するこ
とが適切である。この方法を水蒸気の存在で実施
する場合、酸素をアセチレン、塩化水素、塩素お
よび水蒸気の混合物の0.02〜0.3容量%の量で導
入する。
アセチレン、塩化水素および塩素の混合物の
0.05容量%より少ない量で酸素を使用すると、ア
セチレンの転化度は実質的に増加しないが、0.5
容量%より多い量の酸素を添加すると、望ましく
ない酸化の副反応が起こりかつこの方法の選択性
が低下する。
同じ理由は、アセチレン、塩化水素、塩素およ
び水蒸気の混合物について計算して、0.02〜0.3
容量%の酸素の選択に当てはまる。
この方法に酸素を上に特定した範囲内で添加す
ると、アセチレンの転化率は70〜80%に増大す
る。そのため塩化ビニルの収率は、反応したアセ
チレンに基づいて70〜80%に等しい。
本発明の塩化ビニルの製造法は、直接流の光に
対して保護された管状反応器内で実施する。
アセチレンと塩化水素をミキサー中で要求する
比率で混合し、そして得られた混合物を、反応器
へ供給する前に、計算量の塩素および酸素(この
方法を酸素の存在で実施するとき)と混合する。
このように調製された混合物を、反応器に、大気
圧下に前もつて決定した温度および接触時間にお
いて通過させる。
反応生成物と未反応の反応成分を、反応器の出
口において、1,2−ジクロロエチレン類の凝縮
温度に冷却して、液状生成物(1,2−ジクロロ
エチレン類および1,1,2−トリクロロエタン
類)を得る。気体生成物−アセチレンおよび塩化
ビニル−を洗浄して、過剰の塩化水素と塩素を除
去する。液体の生成物と気体の生成物をクロマト
グラフイーにより分折する。塩化ビニルは、それ
とアセチレンとの混合物から、精留により回収す
る。
アセチレンの塩化水素化に、10〜30%の塩酸の
蒸発により調製した蒸気−ガス混合物中の塩化水
素を使用するとき、前記塩酸をミキサー中で120
〜130℃の温度において蒸発する。塩化水素と水
蒸気との得られる蒸気−ガス混合物中に、前もつ
て決定した量のアセチレン、塩素および酸素(塩
化水素化の方法を酸素の存在で実施するとき)を
導入した後、この混合物を反応器へ供給する。
反応器の出口において、1,2−ジクロロエチ
レン類、1,1,2−トリクロロエタンおよび塩
酸の蒸気をトラツプ中で凝縮する。有機層を塩酸
から分離し、水洗し、乾燥後、それをクロマトグ
ラフイーで分折する。気体の塩化ビニルとアセチ
レンは、前述のように分離する。
本発明をよりよく理解できるように、次の実施
例により本発明の特定の実施態様を説明する。す
べての実施例において、得られた生成物の収率は
反応したアセチレンの百分率で表わす。
実施例 1 2.0(0.089モル)のアセチレン8.0(0.356
モル)の塩化水素との1:4のモル比の混合物
を、このアセチレンと塩化水素との混合物の2.0
容量%の塩素を加えて、大気圧下に330℃の温度
および8.5秒の接触時間において、反応器に1時
間通過させた。
気体生成物から凝縮および分離した後、凝縮物
の形で0.16(0.007モル)の1,2−ジクロロ
エチレン類が得られる。
気体の塩化ビニルとアセチレンを、アルカリ洗
浄して過剰量の塩化水素と塩素を除去した後、精
留により分離する。このようにして、0.906
(0.04モル)の塩化ビニルと0.96(0.042モル)
のアセチレンが得られる。
アセチレンの転化率は、52%である。
塩化ビニルの収率は、反応したアセチレンに基
づいて、85.1%である。
1,2−ジクロロエチレン類は、反応したアセ
チレンに基づいて、14.9%である。
実施例 2 2(0.089モル)のアセチレンと10(0.046
モル)の塩化水素との1:5のモル比の混合物
を、このアセチレンと塩化水素との混合物の3.0
容量%の量の塩素を加えて、大気圧下に150℃の
温度および12秒の接触時間において、反応器に1
時間通過させる。
その結果、次の組成の混合物が得られる:1.44
(0.064モル)のアセチレン、0.31 (0.014モル)の塩化ビニル、0.25 (0.011モル)の1,2−ジクロロエチレン類。
アセチレンの転化率は、28%である。
塩化ビニルの収率は、55.3%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、44.7%
である。
実施例 3 0.9(0.04モル)のアセチレンと9(0.4モ
ル)の塩化水素との1:10のモル比の混合物を、
このアセチレンと塩化水素との混合物の1.2容量
%の量の塩素を加えて、大気圧下に300℃の温度
および1.0秒の接触時間において、反応器に1時
間通過させる。
その結果、次の組成の混合物が得られる:0.56
(0.025モル)のアセチレン、0.28(0.013モ
ル)の塩化ビニル、0,05(0.002モル)の1,
2−ジクロロエチレン類。
アセチレンの転化率は、37%である。
塩化ビニルの収率は、85%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、15%で
ある。
実施例 4 2.0(0.089モル)のアセチレンと16(0.714
モル)の塩化水素との1:8のモル比の混合物
を、このアセチレンと塩化水素との混合物の0.3
容量%の量の塩素を加えて、大気圧下に350℃の
温度および4.6秒の接触時間において、反応器に
1時間通過させる。
その結果、次の組成の混合物が得られる:1.4
(0.063モル)のアセチレン、0.54(0.024モ
ル)の塩化ビニル、0.062(0.0027モル)の1,
2−ジクロロエチレン類。
アセチレンの転化率は、30%である。
塩化ビニルの収率は、90%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、10%で
ある。
実施例 5 2.0(0.089モル)のアセチレンと4.0
(0.178モル)の塩化水素との1:2のモル比の混
合物を、このアセチレンと塩化水素との混合物の
2.5容量%の塩素を加えて、大気圧下に250℃の温
度および9.7秒の接触時間において、反応器に1
時間通過させる。
その結果、次の組成の混合物が得られる:1.22
(0.0545モル)のアセチレン、0.64(0.0285
モル)の塩化ビニル、0.14(0.063モル)の1,
2−ジクロロエチレン類。
アセチレンの転化率は、39%である。
塩化ビニルの収率は、82.0%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、18.0%
である。
実施例 6 0.6(0.027モル)のアセチレンを、30%の塩
酸の19mlの蒸発により調製した塩化水素と水蒸気
との蒸気−気体混合物と、混合する。アセチレン
対蒸気の容量比は1:32に等しく、一方アセチレ
ン対塩化水素のモル比は1:7である。この得ら
れた混合物に、塩素をアセチレン、塩化水素およ
び水蒸気の混合物の0.85容量%の量で加え、大気
圧下に300℃の温度および4.7秒の接触時間におい
て反応器に1時間通過させる。
凝縮し、塩酸および気体生成物(アセチレンお
よび塩化ビニル)から分離し、そして乾燥した
後、0.145(0.0065モル)の量の1,2−ジク
ロロエチレン類からなる液状有機層が得られる。
気体の塩化ビニルおよびアセチレンを精留する
と、0.148(0.0066モル)の塩化ビニルと0.3
(0.013モル)のアセチレンが得られる。
アセチレンの転化率は、49.1%である。
塩化ビニルの収率は、50.3%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、49.7%
である。
実施例 7 0.6(0.027モル)のアセチレンを、20%の塩
酸の10mlの蒸発により調製した塩化水素と水蒸気
との蒸気−気体混合物と混合する。アセチレン対
水蒸気の容量比は1:18であり、一方アセチレン
対塩化水素のモル比は1:2である。得られる混
合物に、塩素を3.0%(アセチレン、塩化水素お
よび水蒸気の混合物の容量に基づいて)の量で加
え、そしてそれを大気圧下に反応器に150℃の温
度および12秒の接触時間において通過する。
生成物を実施例6に記載するように分離する。
液体および気体生成物を分離し、そしてそれを
乾燥した後、0.052(0.002モル)の塩化ビニ
ル、0.438(0.0196モル)のアセチレンおよび
0.11(0.005モル)の1,2−ジクロロエチレ
ン類が得られる。
アセチレンの転化率は、27.0%である。
塩化ビニルの収率は、32.0%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、68.0%
である。
実施例 8 0.3(0.0134モル)のアセチレンを、10%の
塩酸の10mlの蒸発により調製した塩化水素と水蒸
気との蒸気−気体混合物と混合する。アセチレン
と水蒸気との容量比は1:38であり、そしてアセ
チレン対塩化水素のモル比は1:2である。塩素
を得られた混合物に0.8%(アセチレン、塩化水
素および水蒸気の混合物の容量に基づいて)の量
で加え、そしてそれを反応器に大気圧下に275℃
の温度および9.1秒の接触時間において1時間通
過させる。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.073(0.003モル)、アセチレン−0.157
(0.007モル)、1,2−ジクロロエチレン類−
0.070(0.003モル)。
アセチレンの転化率は、47.8%である。
塩化ビニルの収率は、51.2%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、48.8%
である。
実施例 9 0.6(0.027モル)のアセチレンを、20%の塩
酸の19mlの蒸発により調製した塩化水素と水蒸気
との蒸気−気体混合物と混合する。アセチレンと
水蒸気との容量比は1:34.5であり、そしてアセ
チレン対塩化水素のモル比は1:4である。塩素
を得られた混合物に0.30%(アセチレン、塩化水
素および水蒸気の混合物の容量に基づいて)の量
で加え、そしてそれを反応器に大気圧下に350℃
の温度および1.0秒の接触時間において1時間通
過させる。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.104(0.0047モル)、アセチレン−0.423
(0.0188モル)、1,2−ジクロロエチレン類
−0.073(0.0032モル)。
アセチレンの転化率は、295%である。
塩化ビニルの収率は、59.0%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、41.0%
である。
実施例 10 1.1(0.049モル)のアセチレンを、30%の塩
酸の蒸発により調製した塩化水素と水蒸気との蒸
気−気体混合物と混合する。アセチレンと水蒸気
との容量比は1:9であり、そしてアセチレン対
塩化水素のモル比は1:2である。塩素を得られ
た混合物に1.85%(アセチレン、塩化水素および
水蒸気の混合物の容量に基づいて)の量で加え、
そしてそれを反応器に大気圧下に250℃の温度お
よび8.5秒の接触時間において1時間通過させる。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.274(0.011モル)、アセチレン−0.635
(0.028モル)、1,2−ジクロロエチレン類−
0.218(0.001モル)。
アセチレンの転化率は、42.3%である。
塩化ビニルの収率は、53.1%である。
1,2−ジクロロエチレン類の収率は、46.9%
である。
実施例 11 この方法を実施例2におけるように実施する
が、反応混合物に、酸素をアセチレン、塩化水
素、塩素および水蒸気の前記反応混合物の0.5容
量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.47(0.021モル)、アセチレン−1.25
(0.56モル)、1,2−ジクロロエチレン類および
1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.27
(0.012モル)。
アセチレンの転化率は、37.4%である。
塩化ビニルの収率は、63.2%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、36.8%であ
る。
実施例 12 この方法を実施例3におけるように実施する
が、反応混合物に、酸素をアセチレン、塩化水
素、塩素および水蒸気の前記反応混合物の0.15容
量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.63(0.028モル)、アセチレン−0.12
(0.005モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.15
(0.007モル)。
アセチレンの転化率は、86.3%である。
塩化ビニルの収率は、80.7%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、15.3%であ
る。
実施例 13 この方法を実施例4におけるように実施する
が、反応混合物に、酸素をアセチレン、塩化水
素、塩素および水蒸気の前記混合物の0.2容量%
の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−1.87(0.039モル)、アセチレン−1.0
(0.045モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.13
(0.006モル)。
アセチレンの転化率は、50.0%である。
塩化ビニルの収率は、86.6%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、13.4%であ
る。
実施例 14 この方法を実施例5におけるように実施する
が、反応混合物に、酸素をアセチレン、塩化水
素、塩素および水蒸気の前記混合物の0.3容量%
の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.78(0.035モル)、アセチレン−1.04
(0.046モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.18
(0.008モル)。
アセチレンの転化率は、48.0%である。
塩化ビニルの収率は、81.6%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、18.4%であ
る。
実施例 15 この方法を実施例12におけるように実施する
が、反応混合物に、酸素を(アセチレン、塩化水
素、塩素および水蒸気の混合物)の0.05容量%の
量で加え、そしてこの方法を230℃で実施する。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.38(0.017モル)、アセチレン−0.41
(0.018モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.11
(0.005モル)。
アセチレンの転化率は54.5%である。
塩化ビニルの収率は、77.7%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、22.3%であ
る。
実施例 16 この方法を実施例6におけるように実施する
が、反応蒸気−ガス混合物に、酸素をアセチレ
ン、塩化水素、塩素および水蒸気の混合物の0.17
容量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.302(0.0135モル)、アセチレン−0.18
(0.008モル)、1,2−ジクロロエチレン類お
よび1,1,2−トリクロロエタンの合計量−
0.118(0.0052モル)。
アセチレンの転化率は、70%である。
塩化ビニルの収率は、72.0%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、28%であ
る。
実施例 17 この方法を実施例7におけるように実施する
が、反応蒸気−ガス混合物に、酸素をアセチレ
ン、塩化水素、塩素および水蒸気の混合物の0.3
容量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.115(0.005モル)、アセチレン−0.376
(0.017モル)、1,2−ジクロロエチレン類お
よび1,1,2−トリクロロエタンの合計量−
0.109(0.0048モル)。
アセチレンの転化率は、37.3%である。
塩化ビニルの収率は、51.2%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、48.8%であ
る。
実施例 18 この方法を実施例8におけるように実施する
が、反応蒸気−ガス混合物に、酸素をアセチレ
ン、塩化水素、塩素および水蒸気の混合物の0.1
容量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.144(0.0064モル)、アセチレン−0.092
(0.004モル)1,2−ジクロロエチレン類お
よび1,1,2−トリクロロエタンの合計量−
0.064(0.0028モル)。
アセチレンの転化率は、69.3%である。
塩化ビニルの収率は、69.4%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、30.6%であ
る。
実施例 19 この方法を実施9におけるように実施するが、
反応蒸気−ガス混合物に、酸素をアセチレン、塩
化水素、塩素および水蒸気の混合物の0.02容量%
の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.22(0.098モル)、アセチレン−0.29
(0.013モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−0.09
(0.004モル)。
アセチレンの転化率は、51.2%である。
塩化ビニルの収率は、70.4%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、29.6%であ
る。
実施例 20 この方法を実施例10におけるように実施する
が、反応蒸気−ガス混合物に、酸素をアセチレ
ン、塩化水素、塩素および水蒸気の混合物の0.2
容量%の量で加える。
生成物の分離後、次のものが得られる:塩化ビ
ニル−0.453(0.020モル)、アセチレン−0.44
(0.0196モル)、1,2−ジクロロエチレン類およ
び1,1,2−トリクロロエタンの合計量−
0.207(0.0092モル)。
アセチレンの転化率は、60.1%である。
塩化ビニルの収率は、68.7%である。
1,2−ジクロロエチレン類および1,1,2
−トリクロロエタンの合計の収率は、31.3%であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化水素化を、反応混合物の0.3〜3容量%
    の量の塩素の存在下に、150〜350℃の範囲内の温
    度、1:2〜10のアセチレン対塩化水素のモル比
    および1〜12秒の接触時間において、実施するこ
    とを特徴とする、アセチレンを塩化水素で高温に
    おいて大気圧下に塩化水素化することにより塩化
    ビニルを製造する方法。 2 塩化水素を10〜30%の塩酸の蒸発により得ら
    れた蒸気−気体混合物として、塩化水素化の間の
    アセチレン対水蒸気の容量比が1:9〜38に等し
    くなる量で、反応系に導入することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 塩化水素化を、反応混合物の0.3〜3容量%
    の量の塩素の存在下に、150〜350℃の範囲内の温
    度、1:2〜10のアセチレン対塩化水素のモル比
    および1〜12秒の接触時間において、アセチレ
    ン、塩化水素および塩素の混合物の0.02〜0.5容
    量%の量の酸素の存在で、実施することを特徴と
    する、アセチレンを塩化水素で高温において大気
    圧下に塩化水素化することにより塩化ビニルを製
    造する方法。 4 塩化水素を10〜30%の塩酸の蒸発により得ら
    れた蒸気−気体混合物として、塩化水素化の間の
    アセチレン対水蒸気の容量比が1:9〜38に等し
    くなる量で、反応系に導入することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第3項記載の方法。 5 前記塩素化水素化は、アセチレン、塩化水
    素、塩素および水蒸気の混合物の0.02〜0.3容量
    %の量の酸素の存在で実施することを特徴とす
    る、特許請求の範囲第4項記載の方法。
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