JPS64715Y2 - - Google Patents

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JPS64715Y2
JPS64715Y2 JP17964082U JP17964082U JPS64715Y2 JP S64715 Y2 JPS64715 Y2 JP S64715Y2 JP 17964082 U JP17964082 U JP 17964082U JP 17964082 U JP17964082 U JP 17964082U JP S64715 Y2 JPS64715 Y2 JP S64715Y2
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heat
electrode terminal
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positive temperature
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、正特性サーミスタを発熱源とし、電
子蚊取器等に使用される発熱装置に関する。
従来技術 従来のこの種の発熱装置は、例えば第1図、第
2図に示すように、アルミナ等の耐熱絶縁材料で
構成されたケース1の凹溝2における底部に弾性
電極端子3を配置し、この電極端子板3の上に、
厚さ方向の両面に電極を被着形成した正特性サー
ミスタ4、平板状電極端子板5及び絶縁板6を順
次重ねてゆき、この絶縁板6の上に重ねられた放
熱板7を、電極端子板3の弾発力に抗しつつ、ケ
ース1の方向に押圧し、放熱板7に設けた取付腕
71〜74をケース1の外壁に沿つて折曲げるこ
とにより、全体を弾力的に支持固定した構造とな
つている。電極端子板3及び5は正特性サーミス
タ4の厚さ方向の両面に被着形成された電極にそ
れぞれ弾力的に圧接する。
前記電極端子板3及び5は、正特性サーミスタ
4の両端面に形成された電極に対接する電極対接
部分31,51に、給電部となる引出端子部3
2,52を設けた構造となつていて、該引出端子
部32,52の基部に設けた屈曲部33,53
を、ケース1に設けた凹部101,102に嵌合
させて、外部に導出してある。
上記構造の発熱装置は、正特性サーミスタ4が
正常であれば、第3図に示すように、電圧印加直
後に突入電流Ipが流れた後、自己発熱により時間
経過と共に抵抗値が急撃に増大して電流が減衰
し、熱平衡時には極めて低い電流値Ioとなる。と
ころが、当該発熱装置の置かれた外部条件等の悪
影響を受けて正特性サーミスタ4が劣化した場
合、本来、低電流となるべき熱平衡時に曲線Aの
ように再び上昇して過電流が流れ、正特性サーミ
スタ4の破損、異常発熱等を生じてしまうことが
ある。このような問題を解決する手段として、従
来は第4図にも拡大して示すように、電極端子板
3(または5)の引出端子部32の屈曲部33を
狭幅にして、過電流溶断部イを形成し、過電流が
流れた場合に該過電流溶断部イを溶断させてヒユ
ーズ作用を行なわせることにより、正特性サーミ
スタ4の保護を図つていた。
従来技術の欠点 しかしながら、引出端子部32の屈曲部33を
狭幅にして、過電流溶断部イを形成する構造で
は、引出端子部32の強度が過電流溶断部イの部
分で著しく低下してしまうため、引出端子部32
が簡単に破損してしまう。特に引出端子部32は
外部回路との接続部分となるものであつて外力を
受け易いため、この欠点は信頼性保持の面から極
めて重大な欠陥となる。屈曲部33の幅を大きく
すれば機械的強度は増大するが、そうすると過電
流保護機能が低下してしまう。しかも屈曲部33
は、寸法的に短く、また上述のように機械的強度
の面からの制限もあることから、過電流溶断部イ
の設計の自由度が低く、保護すべき過電流値の設
計幅が狭くなる欠点もあつた。
本考案の目的 本考案は上述する従来の欠点を除去し、引出端
子部における実質的な機械的強度を低下させるこ
となく、一定の箇所において、一定の小さい電流
で確実にかつ素早く溶断できるようにした高信頼
度かつ高性能のヒユーズ機能を持つ発熱装置を提
供することを目的とする。
本考案の構成 上記目的を達成するため、本考案は、両面に電
極を設けた正特性サーミスタと、該正特性サーミ
スタの前記電極に対接しかつ引出端子部を有する
一対の電極端子板と、前記電極端子板の少なくと
も一方に電気絶縁板を介して重ねられた放熱板
と、前記正特性サーミスタ及び前記電極端子板を
収納する凹部を有する耐熱絶縁ケースとを備え、
前記電極端子板の少なくとも一つに過電流溶断部
を設けた発熱装置において、前記過電流溶断部
は、前記耐熱絶縁ケースの底面側に配置される電
極端子板の、前記耐熱絶縁ケースの前記凹部内に
収納される部分に、前記正特性サーミスタに対接
しない狭幅部分として形成し、該狭幅部分と対向
する前記耐熱絶縁ケースの底面に陥没部を設けた
ことを特徴とする。
実施例 第5図は本考案に係る発熱装置の分解図、第6
は同じく正面部分断面図、第7図は同じく要部の
平面図である。図において、第1図、第2図及び
第4図と同一の参照符号は同一性ある構成部分を
示している。この実施例では、電極端子板3及び
5の内、ケース1の底部に配置される電極端子板
3をスプリング板材によつて構成し、この電極端
子板3に過電流溶断部イを設けた構造のものを示
している。過電流溶断部イは、従来は引出端子部
32の屈曲部33に設けてあつたが、本考案にお
いては、ケース1の凹部2内に収納される部分
に、前記正特性サーミスタ4に対接しない狭幅部
分として形成する。この実施例では、正特性サー
ミスタ4の電極に対接する電極対接部分31から
引出端子部32に至る凹部2内の経路の途中に、
電極対接部分31の側方を間隔Gを隔てて迂回す
る狭幅部分34を連設し、該狭幅部分34を過電
流溶断部イとしてある。
上述のように、過電流溶断部イを、ケース1の
凹部2内に収納される部分に、正特性サーミスタ
4に対接しない狭幅部分34として形成する構造
であると、引出端子部の屈曲部に設ける従来例と
異なつて、引出端子部32に外部回路を接続した
場合でも過電流溶断部イを構成する狭幅部分34
に外力が加わることがない。このため、過電流溶
断部イの破損を防止することができる。しかも、
前記狭幅部分34は、最大、ケース1の凹部2の
内径と略等しい長さまで形成することができる。
このため、保護しようとする電流値に合せて狭幅
部34の長さを選択することが可能になり、過電
流保護の設計の自由度が従来より著しく高くな
る。
本考案のもう一つの特徴は、狭幅部34と対向
するケース1の凹部底面に陥没部103を形成し
たことである。この実施例では、第8図にも拡大
して示すように、該陥没部103は狭幅部34の
略中間部に矩形状に形成してある。
この種の発熱装置においては、ケース1がアル
ミナ等の比較的熱伝導性の良好な耐熱絶縁材料で
構成されていることから、狭幅部34を凹部底面
に密着させた場合、ケース1の底面に伝導して放
熱される熱量が多くなり、その分だけ狭幅部34
の温度上昇が遅れ、過電流溶断作用に時間遅れを
生じる。また、溶断箇所及び溶断電流にバラツキ
を生じ、動作が不安定になるし、大きい溶断電流
が必要になる。
これに対して、本考案の如く、狭幅部34と対
向するケース1の凹部底面に陥没部103を形成
する構造を取ると、狭幅部34が陥没部103の
長さの分だけケース1の底面から浮いた状態にな
り、狭幅部34の全長の内、陥没部103と対向
する部分のケース底面への放熱量が減少し、この
対向部分の温度上昇が他の部分に比べて高くな
る。このため、溶断筒所が陥没部103と対向す
る部分に特定され、この箇所において、一定の小
さい電流で素早く溶断するようになり、全体とし
てヒユーズ機能が著しく向上する。しかも、狭幅
部103の長さ調整による溶断電流調整と併せ
て、陥没部103の寸法調整により、溶断電流を
自由に調整し得る利点もある。因に、同じ構造の
電極端子板3を使用した場合、前記陥没部103
を持たない場合は、13Aの電流で1.3秒の溶断
時間が必要であつたが、陥没部103を有する本
考案の実施例の場合は、10Aの電流で1.2秒で
溶断した。
104はケース1の凹部2の底部に突設した突
起である。このような突起104があると、組立
上の位置ズレ等があつても、狭幅部分34が正特
性サーミスタ4に接触することがないので、安定
した過電流保護作用が得られる。
本考案の効果 以上述べたように、本考案は、両面に電極を設
けた正特性サーミスタと、該正特性サーミスタの
前記電極に対接しかつ引出端子部を有する一対の
電極端子板と、前記電極端子板少なくとも一方に
電気絶縁板を介して重ねられた放熱板と、前記正
特性サーミスタ及び前記電極端子板を収納する凹
部を有する耐熱絶縁ケースとを備え、前記電極端
子板の少なくとも一つに過電流溶断部を設けた発
熱装置において、前記過電流溶断部は、前記耐熱
絶縁ケースの底面側に配置される電極端子板の、
前記耐熱絶縁ケースの前記凹部内に収納される部
分に、前記正特性サーミスタに対接しない狭幅部
分として形成し、該狭幅部分と対向する前記耐熱
絶縁ケースの底面に陥没部を設けたことを特徴と
するから、引出端子部における実質的な機械的強
度を低下させることなく、一定の箇所において、
一定の小さい電流で確実にかつ素早く溶断できる
ようにした高信頼度かつ高性能のヒユーズ機能を
持つ発熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の発熱装置の分解図、第2図は同
じくその正面断面図、第3図は正特性サーミスタ
の電流時間特性図、第4図は従来の発熱装置にお
ける電極端子板の拡大斜視図、第5図は本考案に
係る発熱装置の分解図、第6図は同じく正面部分
断面図、第7図は同じく要部の平面図、第8図は
本考案に係る発熱装置の要部における斜視図であ
る。 1……ケース、2……凹部、3……電極端子
板、5……電極端子板、4……正特性サーミス
タ、6……絶縁板、7……放熱板、34……狭幅
部分、イ……過電流溶断部、103……陥没部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両面に電極を設けた正特性サーミスタと、該
    正特性サーミスタの前記電極に対接しかつ引出
    端子部を有する一対の電極端子板と、前記電極
    端子板の少なくとも一方に電気絶縁板を介して
    重ねられた放熱板と、前記正特性サーミスタ及
    び前記電極端子板を収納する凹部を有する耐熱
    絶縁ケースとを備え、前記電極端子板の少なく
    とも一つに過電流溶断部を設けた発熱装置にお
    いて、前記過電流溶断部は、前記耐熱絶縁ケー
    スの底面側に配置される電極端子板の、前記耐
    熱絶縁ケースの前記凹部内に収納される部分
    に、前記正特性サーミスタに対接しない狭幅部
    分として形成し、該狭幅部分と対向する前記耐
    熱絶縁ケースの底面に陥没部を設けたことを特
    徴とする発熱装置。 (2) 前記耐熱絶縁ケースは、前記凹部内に前記狭
    幅部分が前記正特性サーミスタに接触するのを
    阻止する突起を有することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の発熱装置。 (3) 前記過電流溶断部を有する前記電極端子板
    は、スプリング電極端子板で構成したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項に記載の発熱装置。
JP17964082U 1982-11-26 1982-11-26 発熱装置 Granted JPS5982987U (ja)

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JP17964082U JPS5982987U (ja) 1982-11-26 1982-11-26 発熱装置

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JPS5982987U JPS5982987U (ja) 1984-06-05
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JPH0514470Y2 (ja) * 1986-02-10 1993-04-16
JPH0629911Y2 (ja) * 1986-08-28 1994-08-10 ティーディーケイ株式会社 電気蚊取器用加熱装置

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JPS5982987U (ja) 1984-06-05

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