JPS647063B2 - - Google Patents

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JPS647063B2
JPS647063B2 JP59235307A JP23530784A JPS647063B2 JP S647063 B2 JPS647063 B2 JP S647063B2 JP 59235307 A JP59235307 A JP 59235307A JP 23530784 A JP23530784 A JP 23530784A JP S647063 B2 JPS647063 B2 JP S647063B2
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JP
Japan
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disubstituted
producing
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JP59235307A
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JPS61115044A (ja
Inventor
Ryoji Noyori
Masaaki Suzuki
Toshio Tanaka
Seiji Kurozumi
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPS647063B2 publication Critical patent/JPS647063B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〈技術分野〉 本発明は2,3−二置換−4−置換シクロペン
タノン類の新規製造法に関する。更に詳細には
α,β−不飽和ケトンである4−置換−2−シク
ロペンチノン類に有機銅化合物を共役付加反応せ
しめて生成するエノレート中間体をアルキルスズ
類の存在下に直接、β,γ−不飽和化合物と反応
せしめることにより、元のα,β−不飽和ケトン
のα位とβ位に隣接して2種類の置換基が導入さ
れた2,3−二置換−4−置換シクロペンタノン
類の新規製造法に関するものである。 〈従来技術〉 天然プロスタグランジン(以下PGと略記)類
は生物学的および薬理学的に高度な活性を持つ局
所ホルモン(オータコイド)として知られてい
る。PGのもつこれらの生理的な特徴を巧みに利
用して新しい医薬品の開発をめざして、天然PG
類だけではなく各種誘導体に関する研究も実施さ
れている。 PGE,PGF類の典型的化合物である天然
PGE2,PGF2〓は、子宮平滑筋収縮作用を有し、
最も有用な陣痛促進剤の医薬品として供せられて
いる。一方天然PGE1は1型プロスタグランジン
類の一つであり、血小板凝集抑制作用、血圧降下
作用等の特異な生物活性を有する化合物であり、
近年医療の製取において未梢循環治療薬として用
いられている有用な天然物である。 従来これらPGE,PGF類の領域にあたつては
数多くの方法が知られており、(ジエー・ビー・
ビンドラら、プロスタグランジン シンセシス、
アカデミツク プレス(J.B.Bindraら、
Prostaglandin Synthesis,Academic Press)
(1977)参照)、この中で代表的な方法としては、 (i) アラキドン酸またはジホモーγ−リノレン酸
より生合成によつて得る方法(ビー・サムエル
ソンら、アンゲバンテ ケミ インターナシヨ
ナル エデイシヨン イン イングリツシユ
(Angev.Chem.Int.Ed.Engl.),410(1965)
参照) (ii) 重要中間体であるCoreyラクトンを経由する
方法(イー・ジエー・コーリーら、ジヤーナル
オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエ
テイー(E.J.Coreyら、J.Amer.Chem.Soc.)
397(1970)参照) (iii) 重要中間体である2−置換−2−シクロペン
テノン体を経由する方法(シー・ジエー・シー
ら、ジヤーナル オブ ザ アメリカン ケミ
カル ソサイエテイー(C.J.Sihら、J.Amer.
Chem.Soc.)97,865(1975)参照) (iv) 5,6−デヒドロPGE2またはPGFαを選択
的に還元する方法(イー・エス・フエルデイナ
ンデイら、カナデイアン ジヤーナル オブ
ケミストリー(E.S.Ferdinandiら、Can.J.
Chem.)、49,1070(1971)参照)(シー・エツ
チ・リンら、プロスタグランジン(C.H.Lin
ら、Prostaglandin)、11,377(1976)参照) 等が挙げられる。 しかるに、これらの方法において、生合成によ
つて得る方法では原料である多価不飽和脂肪酸が
入手困難であり、しかもこれからの収率が非常に
低く、副生成物からの精製取が困難である。化学
合成によつて得る方法では出発原料を得るのに多
くの工程を有し、他方容易に出発原料が得られて
もかかる出発原料からのプロスタグランジンの製
造はまだ多くの工程を経由し、それ故、全収率は
非常に低い等の欠点がある。 近年これらの諸難点を克服すべく、PG骨格の
直接合成法として2−シクロペンテノン系への共
役付加反応につづくエノレートの捕捉過程を用い
た3成分連結プロセス法が考案されている((ジ
ー・ストツクら、ジヤーナル オブ ザ アメリ
カン ケミカル ソサイエテイー(G.Stockら、
J.Amer.Chem.Soc.)、97、6260(1975)・ケー・ジ
ー・ウンチら、ジヤーナル オブ ザ オルガニ
ツク ケミストリー(K.G.Untchら、J.Org.
Chem.)44,3755参照) しかし、これらの試みはエノレートの捕捉を低
分子化合物であるホルムアルデヒド、トリメチル
シリルクロリドを用いて行ない、得られた重要中
間体を経由した化学合成によりPG骨格合成を達
成するという多段階を経なければならない難点を
有し、全収率も低いという欠点を有している。 本発明者はかかる点に着目し、プロスタグラン
ジンE,F類の有利な化学合成法すなわち(i)容易
に得られる出発原料を用いる、(ii)反応工程が短か
い、(iii)全収率が高い等の利点を有する合成法を見
出すべく鋭意研究した結果、保護された4−ヒド
ロキシ−2−シクロペンテノンより一段の反応に
より高収率で得られる7−ヒドロキシプロスタグ
ランジンE類から、7位のヒドロキシ基を選択的
に除去し、所望により官能基変換することにより
PGE,PGF類が得られることを見出し、以前に
別途報告している。 〈発明の目的〉 本発明者らは前記3成分連結プロセス法に注目
し、さらに反応工程が短かく、より効率的なPG
骨格の構築について鋭意研究を進めた結果、4−
置換−2−シクロペンテノン類に有機銅化合物を
共役付加反応せしめて生成するエノレート中間体
をアルキルスズ類の存在下にβ,γ−不飽和化合
物で直接アルキル化することにより2,3−二置
換−4−置換シクロペンタノン類を製造すること
に成功し、本発明に到達したものである。 従来、α,β−不飽和エノン類(特に2−シク
ロペンテノン類)に有機銅化合物を共役付加反応
させて生成するエノレート類のハライド類による
アルキル化によつてPG骨格を構築する試みは数
多くなされてきた。この方法に関連する報告を例
示、説明すると、 (1) 田中ら、特開昭50−96542(1975.7.31;
1973・12月25日出願)および特開昭50−101337
(1975.8.11;1974.1月21日出願)ジー・エツ
チ・ボズナーら、テトラヘドロン レターズ
(G.H.Posnerら、Tetrahedron Letters)、
2591(1974)、およびジー・エツチ・ポズナー
ら、ジヤーナル オブ ザ アメリカン ケミ
カル ソサイエテイー(G.H.Posnerら、J.
Am.Chem.Soc.)97,107(1974): これらの報告はいずれも2−シクロペンテノ
ンに有機銅化合物を共役付加させた後、ハライ
ド類でアルキル化しているものでプロスタグラ
ンジン系に対するモデル系での実施例しかな
く、しかも4−置換−2−シクロペンテノン類
に関する例はない。 (2) ジエー・ダブリユー・パターソン、ジユニア
とジエー・エツチ・フリート、ジヤーナル オ
ブ ザ オルガニツク ケミストリー(J.W.
Patterson、JrとJ.H.Fried、J.Org.Chem.)、
39、2506(1974): この報告では本方法論を2−シクロペンテノ
ンで実施し、11−デオキシプロスタグランジン
E1の合成に成功しているが、4−置換−2−
シクロペンテノン類を用いる記載および実施例
は報告されていない。 (3) ジー・ストークとエム・イソベ、ジヤーナル
オブ ザ アメリカン ケミカル ソサイエ
テイー(S.StorkとM.Isope、J.Am.Chem.
Soc.)、97、6260(1975): この報告では4−置換−2−シクロペンタノ
ン類に有機銅化合物を共役付加させて得られる
エノレートをモノメリツクなホルムアルドヒド
で捕捉することには成功しているがアルキル化
反応は否定的な結論を下している。 (4) ジエー・エー・ノグエツとエル・エー・マル
ドナド、シンセテイツク コミユニケーシヨン
(J.A.NoguezとL.A.Maldonado、Synthetic
Communication)、6、39(1976); この報告ではプロスタグランジンのω鎖に相
当する部分を保護されたシアンヒドリンのリチ
ウム塩を2−シクロペンテノンに共役付加した
後、プロパルギルハライド類で捕捉し、11−デ
オキシプロスタグランジン誘導体に導いている
だけで、有機銅化合物の4−置換−2−シクロ
ペンテノン類に関しては何ら記載されていな
い。 (5) アール・デービスとケー ジエー・ウイン
チ、ジヤーナル オブ ザ オルガニツク ケ
ミストリー(R.DavisとK.G.Untch、J.Org.
Chem.)、44、3755(1979): この報告では4−置換−2−シクロペンテノ
ン類にプロスタグランジンのω鎖に相当する有
機銅化合物を共役付加せしめて生成したエノレ
ートのアリルハライド類による直接アルキル化
を目指して各種の検討を加えているがすべて不
成功に終つたことを論じている。 (6) エー・ジエー・デイクソンとアール・ジエ
ー・ケー・テエイラー、ジヤーナル オブ ザ
ケミカル ソサイエテイー パーキン(A.J.
DixonとR.J.K.Taylor、J.Chem.Soc.、
Parkin)I、1407(1981): この報告では今まで進行しにくいとされてい
た2−シクロペンテノンと有機銅化合物とから
生成するエノレートのアリル化に挑戦し、11−
デオキシプロスタグランジン合成の中間体を得
るのに成功しているが、やはり4−置換−2−
シクロペンテノン類に関する試みはなされてい
ない。 (7) 西山ら、テトラヘドロン レターズ
(Tetrahedron Letters)、25、223(1984)およ
び25、2487(1984); これらの報告ではトリメチルシリルリチウム
またはメチルリチオトリメチルシリルアセテー
トを2−シクロペンテノンに共役付加させた
後、トリブチルスズクロライドを添加し、その
後プロパルギルブロマイド誘導体でエノレート
をアルキル化することに成功しているが、有機
銅化合物での適用や4−置換−2−シクロペン
テノン類での応用例はない。 以上が有機銅化合物の共役付加エノレートのア
ルキル化によるプロスタグランジン骨格合成の歴
史的経緯であるが、2−シクロペンテノンから11
−デオキシプロスタグランジン誘導体の合成は報
告されているが、より生理的活性の強い天然プロ
スタグランジン骨格を本方法論を用いて4−置換
−2−シクロペンテノン類から得ることに成功し
た例は皆無である。 本発明者らはかかる点を熟知した上でこの難点
を克服すべく鋭意研究した結果、本発明に到達し
たものである。 〈発明の構成および作用効果〉 本発明では、下記式〔〕 〔式中、R2はトリ(C1〜C7)炭化水素シリル
基または水酸基の酸素原子とともにアセタール結
合を形成する基を表わす。〕 で表わされる4−置換−2−シクロペンテノン類
またはその鏡像体あるいはそれらの任意の割合の
混合物を下記式〔〕 RB−Li ……〔〕 〔式中、RBは置換もしくは非置換のC2〜C10
ルキル基またはアルケニル基を表わす。〕 で表わされる有機リチウム化合物と下記式〔〕 Cu−Q ……〔〕 〔式中、Qはハロゲン原子、シアノ基、フエニ
ルチオ基、または1−ペンチニル基を表わす。〕 で表わされる銅化合物とから得られる有機銅化合
物と共役付加反応せしめ、次いで下記式〔〕 R3SnY ……〔〕 〔式中、R3は同一もしくは異なるC3〜C7のシ
クロアルキル基もしくはフエニル基を表わし、こ
の内一つのR3はハロゲン原子でもよい。Yはハ
ロゲン原子もしくはトリフラート基を表わす。〕 で表わされるアルキルスズ類の存在下に、下記式
〔〕 XCH2−Z−RA ……〔〕 〔式中、RAは置換もしくは非置換のC1〜C6
ルキル基を表わし、Xはハロゲン原子またはトシ
ル基を表わし、Zはエチニレン基、トランス−ビ
ニレン基、またはシス−ビニレン基を表わす。〕 で表わされるβ,γ−不飽和化合物を反応せしめ
ることを特徴とする下記式〔〕 〔式中、R2は水素原子、トリ(C1〜C7)炭化
水素シリル基、または水酸基の酸素原子とともに
アセタール結合を形成する基を表わし、RAは置
換もしくは非置換のC1〜C6アルキル基を表わし、
RBは置換もしくは非置換のC2〜C10アルキル基ま
たはアルケニル基を表わし、Zはエチニレン基、
トランス−ビニレン基、またはシス−ビニレン基
を表わす。〕 で表わされる化合物およびその鏡像体あるいはそ
れら任意の割合の混合物である2,3−二置換−
4−置換シクロペンタノン類の製造法が提供され
る。 本発明において原料として用いられる4−置換
−2−シクロペンテノン類は前記式〔〕で表わ
される。前記式〔〕中R2はトリ(C1〜C7)炭
化水素シリル基または水酸基の酸素原子とともに
アセタール結合を形成する基を表わす。 トリ(C1〜C7)炭化水素シリル基としては、
例えばトリメチルシリル、トリエチルシリル、ト
リイソプロピルシリル、t−ブチルジメチルシリ
ル基の如きトリ(C1〜C4)アルキルシリル、t
−ブチルジフエニルシリル基の如きジフエニル
(C1〜C4)アルキルシリルまたはトリベンジルシ
リル基等を好ましいものとして挙げることができ
る。これらのうち、t−ブチルジメチルシリル基
が特に好ましい。 水酸基の酸素原子とともにアセタール結合を形
成する基としては、例えばメトキシメチル、1−
エトキシエチル、2−メトキシ−2−プロピル、
2−エトキシ−2−プロピル、(2−メトキシエ
トキシ)メチル、ベンジルオキシメチル、2−テ
トラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル
又は6,6−ジメチル−3−オキサ−2−オキソ
ビシクロ〔3,1,0〕ヘキス−4−イル基を挙
げることができる。これらのうち、2−テトラヒ
ドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル、1−
エトキシエチル、2−メトキシ−2−プロピル)、
(2−メトキシエトキシ)メチル又は6,6−ジ
メチル−3−オキサ−2−オキソビシクロ〔3,
1,0〕ヘキス−4−イル基が特に好ましい。 かかる化合物の典型的な例としては、前記トリ
(C1〜C7)炭化水素シリル基または水酸基の酸素
原子と共にアセタール結合を形成する基で保護さ
れた前記式〔〕で表わされる4−ヒドロキシ−
2−シクロペンテノン類またはその鏡像体あるい
はそれらの任意の割合の混合物をそのまま好まし
いものとしてあげることができる。 本発明においてはまず上述した4−置換−2−
シクロペンテノン類を、式〔〕で表わされる有
機リチウム化合物と式〔〕で表わされる銅化合
物とから得られる有機銅化合物と共役付加反応せ
しめることにより実施される。 式〔〕の有機リチウム化合物におけるRB
置換もしくは非置換のC2〜C10アルキル基または
アルケニル基を表わす。置換のC2〜C10アルキル
基またはアルケニル基における置換基としては、
例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基などの低級アルキル基;シクロペンチル基、
シクロヘキシル基などのC3〜C7シクロアルキル
基;ビニル基;フエニル基、メトキシ基、エトキ
シ基などの低級アルコキシ基;または前述の式
〔〕中のR2の具体例としてあげたトリ(C1
C7)炭化水素シリル基あるいは水酸基の酸素原
子とともにアセタール結合を形成する基で保護さ
れた水酸基などをあげることができる。 かかる置換基が置換していてもよいC2〜C10
ルキル基またはアルケニル基のうち、C2〜C10
アルキル基としては、例えば、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチ
ル基、オクチル基、ノニル基、デシル基などをあ
げることができ、C2〜C10のアルキル基としては、
例えば、ビニル基、1−プロペニル基、1−ブテ
ニル基、1−ペンテニル基、1−ヘキセニル基、
1−ヘプテニル基、1−オクテニル基、1−ノニ
ル基、1−デシル基などがあげられ、(E)体、(Z)
体いずれの立体異性体でもよい。かかる置換もし
くは非置換のC2〜C10アルキル基またはアルケニ
ル基のなかでも特に好ましいものとしては下記式
〔′〕 式中、R3はトリ(C1〜C7)炭化水素シリル基
または水酸基の酸素原子とともにアセタール結合
を形成する基を表わす。〕 で表わされる有機リチウム化合物があげられる。
この式〔′〕で表わされる有機リチウム化合物
の特に好ましい理由は、それが天然のプロスタグ
ランジンの骨格の一部と合致するからであり、式
〔′〕中のR3は式〔〕中のR2と同一の定義で
あり、R2で例示した基と同一のものが好ましい
ものとしてあげられる。 一方、式〔〕の銅化合物におけるQは、塩素
原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハロゲン原
子、シアノ基、フエニルチオ基、または1−ペン
チニル基を表わす。 式〔〕の有機リチウム化合物と式〔〕の銅
化合物とから有機銅化合物を得るには、例えば文
献ジエー・エツチ・ポズナー・オルガニツク リ
アクシヨン(G.H.Posner.Organic Reaction)、
Vol.19,1(1972);野依ら、テトラヘドロン レ
ターズ(Tetrahedron Letters)、21、1247
(1980),23,4057(1982),23,5563(1982),24,
1187(1983),24,4103(1983),25,1383(1984)
およびイスラエル ジヤーナル オブ ザ ケミ
ストリー(Isr.J.Chem.,)、24,118(1984)など
が参考とされる。 本発明方法では有機銅化合物とともに、三価の
有機リン化合物、例えば、トリアルキルホスフイ
ン(例えば、トリエチルホスフイン、トリブチル
ホスフインなど)、トリアルキルホスフアイト
(例えば、トリメチルホスフアイト、トリエチル
ホスフアイト、トリイソプロピルホスフアイト、
トリ−n−ブチルホスフアイトなど)、ヘキサメ
チルホスホラストリアミド、あるいはトリフエニ
ルホスフインなどを用いると本共役付加反応が円
滑に進行するが、特にトリブチルホスフイン、ヘ
キサメチルホスホラストリアミドが好適に用いら
れる。 本発明方法は前記式〔〕で代表される4−置
換−2−シクロペンテノン類を上述の有機銅化合
物と、三価の有機リン化合物および非プロトン性
不活性有機媒体の存在下に反応せしめることによ
り実施される。 4−置換−2−シクロペンテノン類と該有機銅
化合物とは、化学量論的には等モル反応を行なう
が、通常、4−置換−2−シクロペンテノン類1
モルに対して、0.5〜2.0倍、好ましくは0.8〜1.5
倍、特に好ましくは1.0〜1.3モル倍の有機銅化合
物を用いて行なわれる。 反応温度は−100℃〜20℃、特に好ましくは−
78℃〜0℃程度の温度範囲が採用される。反応時
間は反応温度により異なるが、通常−78℃〜−20
℃にて約1時間程度反応せしめれば充分である。 反応は有機媒体の存在下に行なわれる。反応温
度下において液状であつて、反応試剤とは反応し
ない不活性の非プロトン性の有機媒体が用いられ
る。 かかる非プロトン性不活性有機媒体としては、
例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロ
ヘキサンの如き飽和炭化水素類;ベンゼン、トル
エン、キシレンの如き芳香族炭化水素類;ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
ジメトキシエタン、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテルの如きエーテル系溶媒;その他ヘキサ
メチルホスホリツクトリアミド(HMP)、N,
N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジ
メチルアセトアミド(DMAC)、ジメチルスルホ
キシド、スルホラン、N−メチルピロリドンの如
きいわゆる非プロトン性極性溶媒等があげられ、
二種以上の溶媒の混合溶媒として用いることも可
能である。また、かかる非プロトン性不活性有機
溶媒としては、有機銅化合物を製造するに用いら
れた不活性媒体を、そのまま用いることもでき
る。すなわち、この場合、有機銅化合物を製造し
た反応系内に該4−置換−2−シクロペンテノン
類を添加せしめて反応を行なえばよい。有機溶媒
の使用量は反応を円滑に進行させるに十分な量が
あれば良く、通常は原料の1〜100倍容量、好ま
しくは2〜20倍容量が用いられる。 三価の有機リン化合物は有機銅化合物の前記し
た調製時に存在せしめておくこともでき、その系
内に4−置換−2−シクロペンテノン類を加えて
反応を実施することもできる。 本発明方法において、これまでの操作によつて
反応系内には該4−置換−2−シクロペンテノン
類の3位の位置に該有機銅化合物の有機基部分で
あるRBが付加し、2位に陰イオンが生成したい
わゆる共役付加エノレートが形成されていると想
定される。本発明方法では、この共役付加エノレ
ートに対して、前記式〔〕で表わされるアルキ
ルスズ類の存在下に、前記式〔〕で表わされる
β,γ−不飽和化合物を反応せしめることにより
目的とする前記式〔〕で代表される2,3−二
置換−4−置換シクロペンタノン類が製造され
る。 式〔〕のR3は同一もしくは異なるC3〜C7
シクロアルキル基もしくはフエニル基を表わし、
この内の一つのR3はハロゲン原子でもよい。Y
はハロゲン原子もしくはトリフラート基を表わ
す。 ここで用いられる前記式〔〕で表わされるア
ルキルスズ類の具体例を示すと、例えば、トリシ
クロヘキシルスズクロライド、トリシクロヘキシ
ルスズブロマイド、トリシクロペンチルスズブロ
マイド、トリシクロペンチルスズクロロイドなど
のトリ(C3〜C7)シクロアルキルスズハライ
ド;トリフエニルスズクロライド;ジシクロヘキ
シルスズジクロライド、ジシクロペンチルスズジ
クロライドなどのジ(C3〜C7)シクロアルキル
スズハライド;ジフエニルスズジクロライド、ジ
フエニルスズブロマイドなどのジフエニルスズジ
ハライド;またはトリフエニルスズトリフラー
ト、トリシクロヘキシルスズトリフラートなどが
あげられる。トリフエニルスズクロライド、トリ
シクロヘキシルクロライドが特に好ましい。 前記式〔〕で表わされるβ,γ−不飽和化合
物においてRAは置換もしくは非置換のC1〜C6
ルキル基を表わし、Xはハロゲン原子またはトシ
ル基を表わし、Zはエチニレン基、トランス−ビ
ニレン基、またはシス−ビニレン基を表わす。 置換のC1〜C6のアルキル基における置換基と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基などの低級アルキル基;シクロペン
チル基、シクロヘキシル基などのC3〜C7シクロ
アルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニ
ル基、フエニル基などの芳香族基;メトキシ基、
エトキシ基などの低級アルコキシ基;トリ(C1
〜C7)炭化水素シリル基あるいは水酸基の酸素
原子とともにアセタール結合を形成する基で保護
された水酸基;アセトキシ基、プロピオニルオキ
シ基などの低級アシルオキシ基;オキソ基;なら
びにメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、t−ブトキシカルボニル基など低級アルコキ
シカルボニル基が目的とするアルキル化の進行を
さまたげない置換基として好ましくあげられる。
C1〜C6の低級アルキル基としては、例えば、メ
チル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、
t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの直
鎖状または分岐状のものをあげることができる。 かかるプロパルギルハライド類のなかでも下記
式〔′〕 XCH2−Z−(CH23COOR1 ……〔′〕 〔式中、R1はC1〜C10のアルキル基、置換もし
くは非置換のフエニル基、置換もしくは非置換の
C3〜C10シクロアルキル基、または置換もしくは
非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基を表わ
し、XおよびZは前記定義に同じである。〕 で表わされるβ,γ−不飽和化合物は本発明方法
により、そのままプロスタグランジン骨格が構築
されるから最も好ましいものとしてあげられる。 式〔′〕においてR1はC1〜C10アルキル基、
置換もしくは非置換のフエニル基、置換もしくは
非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基を表わ
す。 C1〜C10のアルキル基としては、例えば、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、
ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−
ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基、オクチル基、ノニル基、デシル基などの直鎖
状または分岐状のものをあげることができる。 置換もしくは非置換のフエニル基の置換基とし
ては、例えば、ハロゲン原子、保護されたヒドロ
キシ基、C2〜C7アシロキシ基、ハロゲン原子で
置換されていてもよいC1〜C4アルキル基、ハロ
ゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4アルコ
キシ基、ニトリル基、または(C1〜C6)アルコ
キシカルボニル基などが好ましい。ハロゲン原子
としては、弗素、塩素または臭素など、特に弗素
または塩素が好ましい。C2〜C4アシロキシ基と
しては、例えば、アセトキシ基、プロピオニルオ
キシ基、ブチルオキシ基、イソブチリルオキシ
基、バレリルオキシ基、イソバレリルオキシ基、
カプロイルオキシ基、エナンチルオキシ基、また
はベンゾイルオキシ基をあげることができる。 ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、イソプロピル基、ブチル基、クロロメチ
ル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基
などを好ましいものとしてあげることができる。
ハロゲン原子で置換されていてもよいC1〜C4
ルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エト
キシ基、プロポキシ基、ブトキシ基、クロロメト
キシ基、ジクロロメトキシ基、トリフルオロメト
キシ基などを好ましいものとしてあげることがで
きる。(C1〜C6)アルコキシカルボニル基として
は、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカ
ルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ヘキシ
ルオキシカルボニル基などをあげることができ
る。 置換フエニル基は、上記のごとき置換基を1〜
3個、好ましくは1個持つことができる。 置換もしくは非置換のC3〜C10シクロアルキル
基としては、上記したと同じ置換基で置換されて
いるかまたは非置換の、飽和または不飽和のC3
〜C10、好ましくはC5〜C6、特に好ましくはC6
基、例えばシクロプロピル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、シクロヘキセニル基、シ
クロヘプチル基、シクロオクチル基、シクロデシ
ル基などをあげることができる。 置換もしくは非置換のフエニル(C1〜C2)ア
ルキル基としては、該フエニル基が上記したと同
じ置換基で置換されているかまたは非置換のベン
ジル基、α−フエネチル基、β−フエネチル基が
あげられる。 また式〔〕,〔′〕で表わされるβ,γ−不
飽和化合物においてXはハロゲン原子またはトシ
ル基である。かかるハロゲン原子としては塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子があげられるがβ,γ
−不飽和化合物の反応性を考慮するとヨウ素原子
が最も好ましい。 また式中Zはエチニレン基、トランス−ビニレ
ン基、またはシス−ビニレン基を表わし、いずれ
も好ましく用いられるが、天然のプロスタグラン
ジンの骨格を考慮するとシス−ビニレン基が最も
好ましく、次いでシス−ビニレン基に誘導可能な
エチニレン基が好ましい。 本発明方法において、系内に生成している該共
役付加エノレートとβ,γ−不飽和化合物との反
応は、有機銅化合物を4−置換−2−シクロペン
テノン類に共役付加した反応系内にまずアルキル
スズ類を添加し、その後前記の非プロトン性有機
媒体によつて希釈されていてもよい前記式〔〕
(前記式〔′〕を含む)で表わされるβ,γ−不
飽和化合物を添加せしめることにより実施され
る。 該アルキルスズ類は共役付加により生成したエ
ノレートと化学量論的には等モルで反応を行ない
スズエノレートが新たに生成するものと想定され
ているが、通常、最初に用いた4−置換−2−シ
クロペンテノン類1モルに対して0.8〜1.5モル
倍、特に好ましくは1.0〜1.2モル倍を用いて行な
われる。 反応温度は−100℃〜0℃、好ましくは−78℃
〜−20℃程度の温度範囲が採用され、反応時間は
1時間以内で充分である。 本発明方法では次いで式〔〕(式〔′〕を含
む)で表わされるβ,γ−不飽和化合物を添加せ
しめて目的を完成させる。該β,γ−不飽和化合
物は共役付加により生成したエノレートと化学量
論的には等モルで反応を行なうが、通常、最初に
用いた4−置換−2−シクロペンテノン類に対し
て0.8〜5.0モル倍、特に好ましくは10〜2.0モル倍
量を用いて行なわれる。 反応温度は−100℃〜0℃、好ましくは−78℃
〜−20℃程度の温度範囲が採用される。反応時間
は用いるβ,γ−不飽和化合物の種類や反応温度
によつて非常に異なり、通常、−78℃〜−30℃に
て約1時間〜50時間反応せしめて反応を終結させ
るが、反応の終点は薄層クロマトグラフイーなど
で追跡し決定するのが効率的である。 本発明方法におけるβ,γ−不飽和化合物によ
るアルキル化反応に際しては前述の非プロトン性
極性溶媒、なかでもヘキサメチルホスホリツクト
リアミドの共存下に実施するのが好ましく、しば
しば良い結果を与える。反応後、通常の手段(後
処理、抽出、洗浄、クロマトグラフイー、蒸留、
あるいはこれらの組み合わせにより分離、精製さ
れる。 かくして、前記式〔〕で代表される2,3−
二置換−4−置換シクロペンタノン類が得られ
る。かかる化合物の具体例の例示は式〔〕、式
〔〕(〔′〕を含む)、および式〔〕(〔′〕

含む)で例示した基の任意の組み合わせのものが
好ましくあげられる。なかでも式〔′〕で代表
される有機リチウム化合物と式〔′〕で表わさ
れるβ,γ−不飽和化合物との組み合わせで得ら
れる下記式〔′〕 〔式中、R1,R2,R3およびZは前記定義に同
じである〕 で表わされる2,3−二置換−4−置換シクロペ
ンタノン類のうち、Zがシス−ビニレン基の誘導
体はプロスタグランジンE2骨格そのものである
ため特に有用な化合物であり、Zがエチレン基で
ある誘導体も5,6−デヒドロプロスタグランジ
ンE2誘導体骨格であるために特に有用な化合物
であり、本発明はかかる化合物の製造法をも与え
るという点で重要なのである。すなわち本5,6
−デヒドロプロスタグランジンE2誘導体を出発
物質としてプロスタグランジン(PG)E2,E1
F2α,F1α,D2,D1およびI2のそれぞれに誘導す
る過程を図示すると次のようになる。
【表】 参考例1〜5には上記の誘導反応の一部を具体
的に示した。他の変換反応も既に本発明者の一部
によつて報告されているところである。 さらに本発明方法の一つの特徴は用いたすべて
の反応が立体特異的に進行することであり、この
ために前記式〔〕で表わされる立体配置を持つ
出発原料からは前記式〔〕(〔′〕を含む)で
表わされる立体配置を持つ化合物が得られ、前記
式〔〕の鏡像体からは前記式〔〕(〔′〕を
含む)の鏡像体げ得られ、任意の割合の混合物で
ある〔〕からはその割合を反映した混合物であ
る〔〕(〔′〕を含む)が得られることになる。
さらに式〔′〕の有機リチウム化合物は不斉炭
素を含んでいるために2種の光学異性体が存在す
るがいずれの光学活性体でもあるいはそれらの任
意の割合の混合物をも含むものである。これらの
内、前記式〔′〕で表わされる立体配置を持つ
化合物は天然のプロスタグランジン類と同一の立
体配置を有しているために特に有用な立体異性体
となつている。 本発明方法の今一つの特徴は、二種の光学活性
な出発原料(式〔〕と式〔〕)としてdl体あ
るいは任意の割合の光学純度の混合物を用いる
と、立体特異的に合成経路を進んで行き、途中の
中間体および最終生成物はジアステレオ混合物と
なり、いずれか一方の原料が光学活性ならば適当
な段階において分離することにより各々の立体異
性体を純品として単離することができることにあ
る。 以下本発明を実施例により更に詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例 1 )−1−ヨード−3−−ブチルジメチルシ
ロキシ−1−オクテン(368.57)
593.1mg(1.61×10-3mol) −ブチルリチウム(1・87M)
1.72ml(3.22×10-3mol) ヨウ化第一銅(190.45)
306.6mg(1.61×10-3mol) トリ−−ブチルホスフイン(202.32,0.812)
1.04ml(4.19×10-3mol) 4−−ブチルジメチルシロキシ−2−シクロペ
ンテノン(212.36) 325.6mg(1.53×10-3mol) Ph3SnCl(370.34,95%)
627.6mg(1.61×10-3mol) ICH2C≡C(CH23COOCH3(266.07)
814.2mg(3.06×10-3mol) HMPA(179.20,1.03) 2.80ml(1.61×10-2mol) アルゴン置換した150mlの反応管に()−1−
ヨード−3−−ブチルシロキシ−1−オクテン
と6mlの乾燥エーテルをとり、−95℃に冷却して
撹拌しておく。そこへ−ブチルリチウムをシリ
ンジを用いて加え、−95〜−78℃で3時間撹拌し
た。別に30mlのナス型フラスコを用意し、ヨウ化
第一銅をとり管内を減圧下加熱乾燥したのち、ア
ルゴン置換した。これに乾燥THF6mlとトリブチ
ルホスフインを加え、室温(23℃)で撹拌して均
一溶液とした。これを−78℃に冷却し、さきに調
整したビニルリチウムの溶液ヘスチンレスチユー
ブでアルゴン加圧下、一気に加え、さらに6mlの
乾燥THFで容器を洗い流して加えた。−78℃で10
分間撹拌後、エノンのTHF溶液(12ml)を1時
間で滴下した。さらに1mlのTHFで容器を洗い
流したのち10分間撹拌した。HMPA(1.5ml)を
加え、30分間撹拌したのち、Ph3SnClのTHF溶
液(2ml)を加えた。−30℃に昇温後、1−ヨー
ド−6−カルボメトキシ−2−ヘキシンの
HMPA溶液を加え、−30℃で4時間30分撹拌し
た。つづいて−27℃で13時間放置したのち、飽和
塩化アンモニウム水溶液(20ml)を加え、激しく
振とうした。有機層−水層を分離したのち、水層
をエーテルで抽出した(20ml×2)。エーテル層
を合わせたのち、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。過後減圧濃縮し、シリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに供した
(Merck7734、50g、1:60=酢エチ:ヘキサ
ン、600ml→1:20=酢エチ:ヘキサン、200ml)。 ;542.1mg(59.7%) IR(液膜); 1746,1246,827,767cm-1 実施例 2 )−1−ヨード−3−−ブチルジメチルシ
ロキシ−1−オクテン(368.37)
593.1mg(1.61×10-3mol) −ブチルリチウム(1.87M)
1.72ml(3.22×10-3mol) ヨウ化第一銅(190.45)
306.6mg(1.61×10-3mol) トリ−−ブチルホスフイン(202.32,0.812)
1.04ml(4.19×10-3mol) 4−−ブチルジメチルシロキシ−2−シクロペ
ンテノン(212.36) 325.6mg(1.53×10-3mol) Ph3SnCl(370.34,95%)
627.6mg(1.61×10-3mol) ()−1−ヨード−6−カルボメトキシ−2−
ヘキセン(268.09) 1.231g(459×10-3mol) HMPA 2.80ml(1.61×10-3mol) アルゴン置換した150mlの反応管に()−1−
ヨード−3−−ブチルジメチルシロキシ−1−
オクテンと6mlの乾燥エーテルをとり、−95℃に
冷却して撹拌しておく。そこへt−ブチルリチウ
ムをシリンジを用いて加え、−95〜−78℃で3時
間撹拌した。別に30mlのナス型フラスコを用意
し、ヨウ化第一銅をとり管内を減圧下加熱乾燥し
たのち、アルゴン置換した。これに乾燥THF6ml
とトリブチルホスフインを加え、室温(25℃)で
撹拌して均一溶液とした。これを−78℃に冷却
し、さきに調整したビニルリチウムの溶液へステ
ンレスチユーブでアルゴン加圧下一気に加え、さ
らに6mlの乾燥THFで容器を洗い流して加えた。
−78℃で10分間撹拌後エノンのTHF溶液(12ml)
を1時間で滴下した。さらに1mlのTHFで容器
を洗い流して加えたのち10分間撹拌した。
HMPA(1.5ml)を加え、30分間撹拌したのち、
Ph3SnClのTHF(2ml)を加えた。−30℃に昇温
後、()−1−ヨード−6−カルボメトキシ−2
−ヘキセンのHMPA溶液を加え、−30℃で3時間
撹拌した。つづいて−27℃で97.9時間放置したの
ち飽和塩化アンモニウム水溶液(20ml)を加え、
激しく振とうした。有機層−水層を分離したの
ち、有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥した。過後減圧濃縮し、シヨー
トクロマト(Merck7734 5g、1:5=酢エ
チ:ヘキサン)に供し、高極性物質(Bu3P,
Ph3SnCl)を除去した後、シリカゲルカラムクロ
マトグラフイー(Merck7734 50g、1:60=酢
エチ:ヘキサン、780ml→1:20=酢エチ:ヘキ
サン、600ml)に供した。 3〜;647mg(71%) IR(液膜); 1743,1243,1000,964,927,828,768cm-1 参考例 1 アセチレン化合物4〜(48.2mg,0.081mmol)お
よび合成キノリン(25mg)をベンゼン(2.5ml)
に溶解し、シクロヘキサン(2.5ml)、つづいて5
%Pd−BaSO4(25mg)を加えたのち水素雰囲気下
25℃にて3時間撹拌後、合成キノリン(50mg)お
よび5%Pd−BaSO4(50mg)を追加し、40℃にて
4.5時間撹拌した。触媒を過したのち酢酸エチ
ルで洗い、合わせて減圧濃縮した。 シリカゲルカラムクロマトグラフイー(8g、
エーテル−ヘキサン=1:10)に供し、集めた画
分を減圧濃縮したのち、さらに残渣を真空ポンプ
減圧下(<4mmHg)に7時間放置するとPGE2
チルエステル11,15−ビス−t−ブチルジメチル
シリルエーテル5(41.8mg、87%)が得られた。 TLC;Rf 0.58 (酢酸エチル−ヘキサン=1:5) IR(液膜); 1743,1243,1000,964,927,828,768cm-1 1HNMR(CDCl3)δ; 0.03及び0.06(それぞれs,12,SiCH3×4),
0.8−1.0(m,21,C−CH3×7),1.2−1.5
(m,8,CH2×4),1.6−2.9(m,12,
CH2CO×2,CH2C=×2,CH×2,及び
CH2,3.67(s,3,OCH3),4.06(m,2,
CHO Si×2),5.37(m,1,ビニル),5.54
(m,1,ビニル) 〔α〕21 D;−52.7゜(1.28,CH3OH) 本化合物は(−)−PGE2より誘導した11,15の
保護されたジシリル体と完全に一致した。 参考例 2 シリル体5〜(40mg,0.067mmol)を無水アセト
ニトリル(8ml)にとかし0℃にてHF−ピリジ
ン(0.1ml)を加え24℃にて30分撹拌後、あらに
HF−ピリジン(0.4ml)を追加し3時間撹拌し
た。飽和NaHCO3水溶液(20ml)へそそいだの
ち、酢酸エチルで3回(30ml×3)抽出した。合
わせてNa2SO4上で乾燥後、減圧濃縮した。残査
中のピリジンを除くためトルエンを加えさらに減
圧濃縮した。真空ポンプ減圧下(<4mmHg)に
しばらく放置したのちシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(2g、酢酸エチル−ヘキサン(1:
1)→(1:0)グラデイエント)に供し(−)
−PGE2メチルエステル(24.1mg,98%)を得
た。 TLC;0.29 (酢酸エチル−シクロヘキサン−THF=
6:3:1) IR(液膜); 3680−3080,1744,970cm-1 1HNMR(CDCl3)δ; 0.90(t,1,J=6.5Hz,CH3),1.1−2.9
(m,20,CH2CO×2,CH2×5,CH2×
5,CH2C=×2,CH×2),3.08(br,1,
OH),3.66(s,3,OCH3),4.06(m,3,
CHO×2及びOH),5.34(m,1,ビニル),
5.70(m,1,ビニル) 13CNMR(CDCl3)δ; 14.0,22.6,24.7,25.1,26.6,31.7,33.5,
37.3,46.1,51.5,53.7,54.5,72.0,73.0,
126.6,130.8,131.5,136.8,174.0,214.1 〔α〕22 D;−71.7゜(1.043,CH3OH) 参考例 3 先に調製したジイソブチルアルミニウムハイド
ライド(1当量)/2,6−ジ−t−ブチル−4
−メチルフエノール(2当量)のトルエン溶液
(0.192Msoln,2.24ml,0.43mmol)に−78℃にて
ケトン体4(25.5mg,0.043mmol)のトルエン溶
液(1ml)を加えた。 −78℃にて2時間撹拌後、昇温し−25〜−20℃
にて3時間撹拌した。飽和酒石酸水素ナトリウム
水溶液(10ml)を加え、激しく振とうした。 室温にて酢酸エチルで3回(20+10+10ml)抽
出し、合わせてNa2SO4上で乾燥後、減圧濃縮し
た。 シリカゲルカラムクロマトグラフイー(5g,
酢酸エチル−ヘキサン=5:1)に供し、アルコ
ール体(23.5mg,92%、低極性成分)を得た。 TLC;Rf 0.29 (酢酸エチル−ヘキサン=1:5) IR(液膜); 3640−3080,1745,1247,1020,970,930,
830,770cm-1 1HNMR(CDCl3)δ; 0.02及び0.05(それぞれs,12,SiCH3×4),
0.7−1.0(m,21,C−CH3×7),2.1−3.5
(m,20,CH2CO,CH2×6,CH2C≡×
2),CH×2),3.69(d,1,J=8.3Hz,
OH),3.67(s,3,OCH3),4.00および
4.24(br,3,CHO×3),5.40(m,2,ビ
ニル) 〔α〕21 D;+0.37゜(0.715,CH3OH) 参考例 4 アセチレン化合物7(28.7mg、0.048mmol)を
ベンゼン(1ml)に溶解しシクロヘキサン(1
ml)およびリンドラー触媒(28.7mg)を加えたの
ち、水素雰囲気下22〜23.5℃にて12時間撹拌し
た。触媒を過し、酢酸エチルで洗浄し、合わせ
て減圧濃縮した。 シリカゲルカラムクロマトグラフイー(6g、
酢酸エチル−ヘキサン−ベンゼン=1:15:2)
に供し、オレフイン体(23.2mg、81%)を得
た。 TLC;Rf 0.32 (酢酸エチル−ヘキサン=1:5) IR(液膜); 3610−3280,1745,1250,1000,970,938,
830,770cm-1 1HNMR(CDCl3)δ; 0.03及び0.05(それぞれs,12,SiCH3×4),
0.8−1.0(m,21,C−CH3×7),1.2−2.4
(m,20,CH2CO,CH2×6,CH2C=×2,
CH×2),2.69(d,1,J=9.5H2,OH),
3.67(s,3,OCH3),4.05(br,3,CHO
×3),5.40(m,2,ビニル) 〔α〕23 D;+12.3゜(C1.037,CH3OH) なお5のIRおよび1HNMRスペクトルは(+)
−PGE2αより導いたジシリル体のそれらと完全
に一致した。 参考例 5 シリル体8〜(21mg、0.035mmol)を酢酸(1
ml)に溶解し、H2O(0.33ml)、THF(0.1ml)を加
え、55℃にて1.5時間撹拌した。大きな容器に移
し、トルエンを加え数回減圧濃縮をくり返し酢酸
およびH2Oを飛ばした。残査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイー(3g、酢酸エチル−ヘキ
サン(1:1)→(1:0)グラデイエント)に
供し、(+)−PGF2αメチルエステル(11mg、
85%)を得た。 TLC;Rf 0.2 (酢酸エチル−シクロヘキサン−TEF=
6:3:1) IR(液膜); 3640−3040,1738,1435,1160,1116,
1042,1020,968,858cm-1 1HNMR(CDCl3)δ; 0.89(t,3,J=6.5Hz,CH3),1.2−2.4
(m,20,CH2CO,CH2×6,CH2C=×2,
CH×2),2.57(br,1,OH),3.29(br,
1,OH),3.69(s,3,OCH3),4.03
(brm,3,CHO×3),5.3−5.6(m,2,
ビニル) 13CNMR(CDCl3)δ; 14.0,22.6,24.8,25.2,25.6,26.6,31.8,
33.5,37.3,43.0,50.5,51.6,55.8,72.9,
73.0,78.0,129.1,129.6,132.6,135.3,
174.3 〔α〕20 D;+31.4゜(0.423,CH3OH) なお合成物のスペクトル(IR, 1HNMR,
13CNMR,TLC)は(+)−PGF2αより導いた
(+)−PGF2α methyl esterと完全に一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式〔〕 〔式中、R2はトリ(C1〜C7)炭化水素シリル
    基または水酸基の酸素原子とともにアセタール結
    合を形成する基を表わす。〕 で表わされる4−置換−2−シクロペンテノン類
    またはその鏡像体あるいはそれらの任意の割合の
    混合物を下記式〔〕 RB−Li ……〔〕 〔式中、RBは置換もしくは非置換のC2〜C10
    ルキル基またはアルケニル基を表わす。〕 で表わされる有機リチウム化合物と下記式〔〕 Cu−Q ……〔〕 〔式中、Qはハロゲン原子、シアノ基、フエニ
    ルチオ基、または1−ペンチニル基を表わす。〕 で表わされる銅化合物とから得られる有機銅化合
    物と共役付加反応せしめ、次いで下記式〔〕 R3SnY ……〔〕 〔式中、Rは同一もしくは異なるC3〜C7のシ
    クロアルキル基もしくはフエニル基を表わし、こ
    の内一つのRはハロゲン原子でもよい。Yはハロ
    ゲン原子もしくはトリフラート基を表わす。〕 で表わされる炭化水素スズ類の存在下に、下記式
    〔〕 XCH2−Z−RA ……〔〕 〔式中、RAは置換もしくは非置換のC1〜C6
    ルキル基を表わし、Xはハロゲン原子またはトシ
    ル基を表わし、Zはエチニレン基、トランス−ビ
    ニレン基、またはシス−ビニレン基を表わす。〕 で表わされるβ,γ−不飽和化合物を反応せしめ
    ることを特徴とする下記式〔〕 〔式中、R2は水素原子、トリ(C1〜C7)炭化
    水素シリル基、または水酸基の酸素原子とともに
    アセタール結合を形成する基を表わし、RAは置
    換もしくは非置換のC1〜C6アルキル基を表わし、
    RBは置換もしくは非置換のC2〜C10アルキル基ま
    たはアルケニル基を表わし、Zはエチニレン基、
    トランス−ビニレン基、またはシス−ビニレン基
    を表わす。〕 で表わされる化合物およびその鏡像体あるいはそ
    れら任意の割合の混合物である2,3−二置換−
    4−置換シクロペンタノン類の製造法。 2 式〔〕で表わされる有機リチウム化合物が
    下記式〔′〕 〔式中、R3はトリ(C1〜C7)炭化水素シリル
    基または水酸基の酸素原子とともにアセタール結
    合を形成する基を表わす。〕 で表わされる有機リチウム化合物である特許請求
    の範囲第1項記載の2,3−二置換−4−置換シ
    クロペンタノン類の製造法。 3 式〔〕で表わされるβ,γ−不飽和化合物
    が下記式〔′〕 XCH2−Z−(CH23COOR1 ……〔′〕 〔式中、R1はC1〜C10アルキル基、置換もしく
    は非置換のフエニル基、置換もしくは非置換の
    C3〜C10シクロアルキル基、または置換もしくは
    非置換のフエニル(C1〜C2)アルキル基を表わ
    し、XおよびZは前記定義に同じである。〕 で表わされるβ,γ−不飽和化合物である特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載の2,3−二置換
    −4−置換シクロペンタノン類の製造法。 4 Xはヨウ素原子である特許請求の範囲第1項
    〜3項のいずれか1項記載の2,3−二置換−4
    −置換シクロペンタノン類の製造法。 5 炭化水素スズ類がトリフエニルスズクロライ
    ドもしくはトリシクロヘキシルスズクロライドで
    ある特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1
    項記載の2,3−二置換−4−置換シクロペンタ
    ノン類の製造法。 6 三価の有機リン化合物の存在下で共役付加反
    応を実施する特許請求の範囲第1項〜第5項のい
    ずれか1項記載の2,3−二置換−4−置換シク
    ロペンタノン類の製造法。 7 ヘキサメチルホスホリツクトリアミドの存在
    下でβ,γ−不飽和化合物を反応せしめる特許請
    求の範囲第1項〜第6項のいずれか1項記載の
    2,3−二置換−4−置換シクロペンタノン類の
    製造法。 8 式〔〕で表わされる2,3−二置換−4−
    置換シクロペンタノン類が下記式〔′〕 〔式中、R1,R2,R3およびZは前記定義に同
    じである。〕 で表わされる2,3−二置換−4−置換シクロペ
    ンタノン類である特許請求の範囲第1項〜第7項
    のいずれか1項記載の2,3−二置換−4−置換
    シクロペンタノン類の製造法。 9 Zがシス−ビニレン基である特許請求の範囲
    第1項〜第8項のいずれか1項記載の2,3−二
    置換−4−置換シクロペンタノン類の製造法。 10 Zがエチニレン基である特許請求の範囲第
    1項〜第8項のいずれか1項記載の2,3−二置
    換−4−置換シクロペンタノン類の製造法。
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