JPS645866B2 - - Google Patents

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JPS645866B2
JPS645866B2 JP56201567A JP20156781A JPS645866B2 JP S645866 B2 JPS645866 B2 JP S645866B2 JP 56201567 A JP56201567 A JP 56201567A JP 20156781 A JP20156781 A JP 20156781A JP S645866 B2 JPS645866 B2 JP S645866B2
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JP
Japan
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curry
weight
granulation
curry roux
added
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JP56201567A
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English (en)
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JPS58107152A (ja
Inventor
Hiroshi Yamashita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Meiji Seika Kaisha Ltd filed Critical Meiji Seika Kaisha Ltd
Priority to JP56201567A priority Critical patent/JPS58107152A/ja
Publication of JPS58107152A publication Critical patent/JPS58107152A/ja
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  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は在来の固形の即席カレールーと同重量
%程度の食用油脂を含有せしめて顆粒化し、しか
も45℃の高温にさらされても油脂の溶出により顆
粒同志が団粒化することがなく、さらさらした顆
粒状態を保つことが出来る風味の優れた顆粒状カ
レールーの製造方法に関するものである。 従来、カレー粉に小麦粉、食用油脂、乳製品、
各種調味料を配合して調製した即席カレールーと
しては固形、フレーク状及び顆粒状のものが知ら
れている。しかしながら、これ等は例えば固形の
カレーの場合には、塊状で容易には溶けないため
調理に使用する時には刃物等で適宜切削する必要
がある。また、フレーク状のカレーの場合は夏期
の高温により塊状化する恐れがあり、折角のフレ
ーク化が無駄になる欠点があつた。これ等固形、
フレーク状のカレーはドライカレー、カレー調味
の炒飯等の調理に使用する場合には分散しにくく
使用に不便であり、振りかけ等の食卓用の調味料
としては形状が不適当で使用に適さない欠点もあ
つた。 一方、従来の顆粒状カレールー製品は調理時の
取扱には便利であるが、顆粒に含有させ得る油脂
量に制約があり、通常22重量%未満と少ない。し
たがつて、溶解性や風味に劣り、特にドライカレ
ー、炒飯等の調理に使用する時には溶解に長時間
を要し、さらに完全には溶解しないという欠点も
あつた。 本発明者等は上記した在来の固形、フレーク状
または顆粒状の即席カレーの欠点に着目し、鋭意
検討、試験を重ねた結果、造粒前のカレールー混
合物に対する油脂含量を固形即席ルーと同程度の
23〜35重量%迄上げ、しかもこの含有油脂の分
離、溶出による顆粒同志の団粒化を防止するため
に澱粉分解物を配合せしめて造粒し、さらに油脂
含量の増加に伴なう可塑性の低下を水の添加混合
によつて改良することにより調味料として即席調
理性及び汎用性を有し、且つ優れた風味を保持す
る顆粒カレールーを製造し得ることを見出し、本
発明を完成するに到つた。 以下、本発明をさらに詳細に説明する。 まず、食用油脂を熱溶融し、小麦粉、澱粉等の
澱粉質原料粉末を加えて煮沸後に熱源を切り、カ
レー粉、糖類、食塩、調味香辛料やクエン酸、グ
ルタミン酸ソーダ等の調味料及びガム類等の諸原
料を適宜添加混合し、さらに澱粉分解物を加える
ことによりカレールーをつくる。 食用油脂としては牛脂、硬化油、パーム硬化油
等で融点が40〜50℃のものを使用する。融点が40
℃以下のものは特に押出し造粒等により成形の場
合に造粒が困難であり、さらに押出し後団粒とな
り顆粒化がむずかしい。しかも、夏場の流通保管
時の最悪条件を想定した45℃の耐熱試験において
は顆粒化して顆粒状態を保ち得なかつた。また、
融点が50℃以上の油脂を使用した場合には、得ら
れたカレールーを使用して調理したカレーは口中
で溶解性が悪く「もたもた」して所謂カレーライ
スのテクスチヤーが得られない。 食用油脂の添加量は造粒前のカレールー混合物
の重量に基いて23〜35重量%(最終製品である顆
粒状カレールーの重量に基いて24〜36重量%)と
する。この食用油脂の添加量が23重量%未満の場
合には小麦粉、食塩、カレー粉、砂糖などの固形
分により強固な顆粒が形成され、水分の少ない調
理状態では著しく溶けが悪くなる。特にドライカ
レー等の調理時に水分が少ない場合にはカレー粉
が溶けずに残り易くなる。また、食用油脂添加量
が35重量%を越えると夏期の高温下(直射日光下
で45℃に達することがある)で団粒となり、顆粒
状態を保ち得ない。 本発明では前記した如く、食用油脂を造粒前の
カレールー混合物に対して23〜35重量%、すなわ
ち固形カレールーの場合と同程度に加えるのであ
るが、この場合、造粒が困難となり、また高温を
想定した45℃の耐熱試験においても油脂の溶出に
より団粒化が起こり、顆粒状態を保ち得なかつ
た。そこで、本発明においては高油脂含量による
このような欠点を改良するために、澱粉分解物の
抱油性を利用するのである。ここで、澱粉分解物
としてはDE8〜10程度で、比較的吸湿性が小さ
く、抱油性が大きいものを使用する。DE10程度
を越えるものは抱油性が小さく、また吸湿性が大
きいので使用に適さない。DE8〜10程度の澱粉分
解物を加えた本発明のカレールー混合物は造粒性
も良好であり、さらに耐熱試験においても団粒化
することがない。これに反してDE10を越えるも
のは、造粒時に油が滲出する故に造粒性が悪く、
また耐熱試験においても団粒化を起す。DE8〜10
程度の澱粉分解物としてはフレーク状のもの(日
本農産工業(株)製、商品名:FA10)やフイルム状
のもの(松谷化学工業(株)製、商品名:パインフロ
ー)等がある。 DE8〜10程度で吸湿性が低く、且つ抱油性の大
きい上記澱粉分解物の添加量は下記第1表に示す
如く造粒して得られる顆粒カレールーの溶解性試
験及び45℃耐熱性試験の結果から0.5〜3.5重量%
の範囲内とする必要がある。
【表】 上表に示す如く、澱粉分解物の配合量を造粒前
のカレールー混合物の重量に基いて0.5重量%未
満とした場合に45℃、15時間の耐熱性試験で団粒
化する。一方、澱粉分解物の配合量が3.5重量%
を越えると、溶解性が低化し、いずれの場合も得
られる顆粒の耐熱性または溶解性において顆粒カ
レールー製品としては不適当なものとなる。した
がつて、澱粉分解物の配合量は造粒前のカレール
ー混合物に対して0.5〜3.5重量%の範囲内とする
必要がある。 上記範囲内の配合量で澱粉分解物を添加したカ
レールー混合物は品温50〜60℃となり、これを多
段冷却機等によりさらに冷却して品温を下げ、次
いでブレンダー中でこのカレー生地に対してスプ
レーにより規定量の水を添加混合して造粒に適当
なカレールー混合物とする。この造粒前の加水は
可塑性を向上せしめるために行なう。本発明の方
法では溶解性の改良のために、固形の即席カレー
と同程度の23〜35重量%に油脂含量を増加せしめ
ているので、造粒工程での可塑性が著しく低下
し、造粒が困難となり、さらには造粒後に団粒化
する欠点がある。上記欠点を改良する為に、本発
明では固相と液相との比率を適当な範囲内の値と
することにより油脂に可塑性を持たせている。す
なわち、全原料を練り上げたカレールー混合物に
加水することにより可塑性を持たせたのである。
加水量は下記第2表に示す如く、カレールー混合
物の重量に基いて8重量%以下、好ましくは2.5
〜5重量%となるようにする。
【表】 上記第2表に示す如く、添加水量は造粒性及び
造粒後乾燥(40〜50℃の乾燥庫中に10〜15分間放
置)した製品の水分含量及びその水分活性にも影
響する。造粒性の立場からは添加水量はカレール
ー混合物に対して0.5〜8重量%の範囲内とする
と良く、0.5重量%未満では可塑性が低くまとま
らず、また8重量%を越えると軟らか過ぎて造粒
に適さない。添加水量を2.5〜5重量%の範囲内
とすれば造粒に特に好適である。添加水量は造粒
した顆粒の保存性にも関係し、顆粒の保存性及び
水分活性の点からも8重量%以下が好ましく、8
重量%を越えると製品にカビが発生する可能性が
ある。水分の添加混合後、カレールー混合物の品
温は15〜40℃となり、次の造粒工程は品温40℃以
下で行なう。造粒工程ではペレツター等の造粒機
を用いて通常は室温、好ましくは15℃以下で造粒
する。造粒機のスクリーンは造粒品の外観および
溶解性を考慮して1.2〜1.5mmのものを採用すると
好適である。造粒後、流動層乾燥装置等の通常の
乾燥装置により乾燥を行ない最終製品としての乾
燥顆粒を得る。 本発明により製造した顆粒カレーはサラサラし
た顆粒状であり、分散性、溶解性が極めて良好で
あり、風味のすぐれたカレーが得られるのみなら
ず、ドライカレー等の調理に利用する時には調理
が非常に容易となる。しかも、45℃の耐熱性試験
によつても団粒化することがなく良好な顆粒状態
を保つことができる。 本発明で得られる顆粒状のカレールーはテーブ
ル調味料としての用途も広く、さらに天婦羅の
衣、和えもの、炒飯、カレーうどん等の調理に用
いるときにも非常に便利で即席性および汎用性に
優れている。 以下、本発明の実施例について述べる。 実施例 1 融点46℃に牛脂硬化油1.25Kgを蒸気ジヤケツト
付の二軸ミキサーに入れて加熱溶解し、これに小
麦粉1.03Kgおよびコーンスターチ0.5Kgを加えて
撹拌しながら120℃に加熱した。しかる後、ブド
ウ糖0.45Kg、砂糖0.5Kg、食塩0.58Kg、澱粉分解物
(日本農産工業(株)製、商品名:FA10)0.1Kg、調
味香辛料0.09Kgを加えてよく撹拌し、さらにカレ
ー粉0.5Kgを混合してカレールーを作る。次いで、
二軸ミキサーの蒸気ジヤケツト中に水を流して撹
拌しつつ冷却し、上記カレールーの品温が40℃以
下となつたら水0.15Kgをスプレー状にして加え、
室温12℃で不二パウダル製ペレツターを用いてス
クリーン径1.2mmで造粒した。次に、熱風乾燥機
中にテフロンシートを敷きその上で40℃で10分間
表面乾燥した後、室温迄冷却して油分26重量%、
水分5.5重量%の顆粒カレールー4.75Kgを得た。 この顆粒カレールーは63℃の耐熱性試験にも耐
え顆粒状を保つた。また、得られた顆粒カレーを
用いてドライカレーを作つた。すなわち肉、玉ネ
ギ、人参および冷飯200gをサラダ油少々で良く
炒め、上記方法で調味した顆粒カレー10gを用い
てドライカレーを調味したところ、分散性が良好
で非常に溶解し易く、しかも調理が容易で風味の
優れたドライカレーとなつた。 実施例 2 融点45℃のパーム硬化油150Kgをケツトルで加
熱溶解し、これに小麦粉75Kg及びコーンスターチ
50Kgを加えて120℃に達する迄充分撹拌、混合を
行なつた。この混合物をミキサー中へポンプ輸送
し、撹拌しながらブドウ糖45Kg、砂糖45Kg、食塩
60Kg、澱粉分解物(松谷化学工業(株)製、商品名:
パインフロー)15Kg、調味料10Kgを加えて撹拌
後、さらにカレー粉50Kgを添加混合した。 このカレールーをコンベアー式多段冷風冷却機
40℃まで冷却後に別のミキサー中に移し、水12.5
Kgを噴霧して連続的に加水した。しかる後、不二
式ペレツター造粒機を用いてスクリーン径1.5mm
で冷却しながら造粒した。造粒後、流動層乾燥機
により50℃で15分の乾燥を行なつた。その後、振
動式シフターで篩別し、ペーパードラム中に入
れ、一夜放置して造粒潜熱を放散させて油分31重
量%、水分5重量%の顆粒カレールー485Kgを得、
その後アルミニウム小袋に分封した。得られた顆
粒を用いてカレーを調製したところ、非常に分散
性と溶解性がよく、しかも風味が優れていた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 小麦粉、澱粉等の澱粉質原料粉末に下記のカ
    レールー混合物の重量に基いて23〜35重量%の融
    点40〜50℃の食用油脂を添加して加熱、混合後に
    カレー粉、調味香辛料等と共にカレールー混合物
    の重量に基いて0.5〜3.5重量%の DE8〜10の澱粉分解物を添加混合してカレール
    ー混合物を得、これに対して0.5〜8重量%の水
    を添加混合した後に品温40℃以下で造粒し、次い
    で乾燥することを特徴とする顆粒カレールーの製
    造方法。 2 最終混合物に対して2.5〜5重量%の水を添
    加することを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の製造方法。 3 孔径1.2〜1.5mmのスクリーンを使用して造粒
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の製造方法。
JP56201567A 1981-12-16 1981-12-16 顆粒カレ−ル−の製造方法 Granted JPS58107152A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56201567A JPS58107152A (ja) 1981-12-16 1981-12-16 顆粒カレ−ル−の製造方法

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JP56201567A JPS58107152A (ja) 1981-12-16 1981-12-16 顆粒カレ−ル−の製造方法

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JPS58107152A JPS58107152A (ja) 1983-06-25
JPS645866B2 true JPS645866B2 (ja) 1989-02-01

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ID=16443193

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JP56201567A Granted JPS58107152A (ja) 1981-12-16 1981-12-16 顆粒カレ−ル−の製造方法

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