JPS643988Y2 - - Google Patents

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JPS643988Y2
JPS643988Y2 JP2109884U JP2109884U JPS643988Y2 JP S643988 Y2 JPS643988 Y2 JP S643988Y2 JP 2109884 U JP2109884 U JP 2109884U JP 2109884 U JP2109884 U JP 2109884U JP S643988 Y2 JPS643988 Y2 JP S643988Y2
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oil
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tube
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JP2109884U
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  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の属する分野〕 本考案は、多管式オイルクーラに係り、とくに
オイルの圧送圧力が比較的高い油圧機械の駆動油
等を対象とした多管水冷式オイルクーラに関す
る。
〔従来技術とその問題点〕
油圧作動の建設機械等に用いられている駆動油
は、一般にその圧送圧力がかなり高い。このた
め、当該機械類の内部流路を循環し高温となつた
オイルを冷却するオイルクーラは、その高い圧送
圧力に耐えるべく従来よりその本体胴部が鋳物に
より形成されていた。
第1図にその従来例を示す。この第1図におい
て、100および101は冷水ガイドを示し、ま
た102はオイルクーラ部を示す。このオイルク
ーラ部102は、本体胴部1と、この本体胴部1
内に装備された熱交換部2とにより構成されてい
る。前記本体胴部1は、同図に示す如くその側部
にオイル取入口3とオイル排出口4とを有してい
る。一方、前記熱交換部2は、多数の通水管5,
5,…と、この各通水管5,5,…の上下端部に
各々装備された上支承板6および下支承板7とに
より構成されている。そして、これら各構成部材
がロー付により一体化され密封された構造となつ
ている。このため、オイルポンプ(図示せず)に
より矢印Aの如く圧送されてきた駆動油としての
オイルは、本体胴部1のオイル取入口3から流入
し、オイル排出口4へと流動し、この間、前記通
水管5,5,…内を矢印C方向に流通する冷却水
を介して熱交換され冷却されるようになつてい
る。
しかしながら、従来例の多くは、前述した如く
鋳物で形成されており、このため耐圧,耐久性の
強化を図るためにその厚さを充分厚くせざるを得
なかつた。さらに、鋳物による本体胴部1の形成
には砂型が用いられているため大量生産には適さ
ず、また熱交換部2と本体胴部1とのロー付にも
比較的手間が掛り、これがため従来品では、重量
増をきたし、生産性が悪く、かつ高価なものにな
るという不都合を常に有していた。
〔考案の目的〕
本考案は、かかる従来技術の有する不都合を改
善し、小型・軽量でしかも量産可能な多管水冷式
オイルクーラを提供することを、その目的とす
る。
〔考案の概要〕
そこで、本考案では、本体胴部にオイル取口と
オイル排出口とを有し、かつ前記オイル用の冷却
水を流通せしめる複数の通水管を前記本体胴部に
内装した多管式オイルクーラにおいて、前記本体
胴部を、大口径金属管もしくはこれに準ずるもの
例えばステンレス板を円筒状に加工したもの等か
らなる第1側壁部と、当該第1側壁部に当接され
一体化された第2側壁部とにより形成し、この第
2側壁部をベローズ加工された円筒状側壁部と
し、これによつて前記目的を達成しようとするも
のである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第2図ないし第3図
に基づいて説明する。
これら第2図ないし第3図において、11は本
体胴部を示す。この本体胴部11は、大口径金属
管もしくは金属板により形成された筒状の第1側
壁部21と、この第1側壁部21に内接装備され
た筒状の第2側壁部22とによる二重構造となつ
ている。そして、この第2側壁部22は、その第
2図における上下端の各端部を除き、図に示す如
く全体的に蛇腹状もしくは波状にベローズ加工さ
れた状態となつており、これによつて、前記本体
胴部11における内側の表面積の増大を図り、駆
動油の圧送によるオイル圧に対して充分な耐圧が
得られる構造となつている。
前記本体胴部11の側面には、図に示す如くオ
イル取入口13とオイル排出口14とが設けられ
ている。また、本体胴部11内には、前述した従
来例と同様に熱交換部12が装備されている。こ
の熱交換部12は、、多数の通水管5,5,…と、
これらをその両端部で支承する上支承板16およ
び下支承板17とにより形成されている。この
内、上支承板16および下支承板17は、その外
周部が各々外周方向に延設されてフランジ部16
A,17Aを形成している。18,19は各々取
付用ナツトを示す。そして、これらの各構成部材
は、前述した本体胴部11とともに全体的にロー
付によつて一体化され、これによつて、当該本体
胴部11は、その内部のオイル流路部11Aが第
2図の上下両端部において完全に密封されてい
る。16C,17Cはそれぞれロー付補強板を示
す。また、この場合のロー付作業は、各構成部材
のロー付箇所に無酸素銅などのロー材を予め配設
した状態で一応の組立てを行い、しかるのち電気
炉等で全体を加熱することにより行われる。この
ため、例えば前記通水管5,5,…が100本前後
の数であつてもロー付作業はごく容易にかつ迅速
に行われる。
そして、前記上支承板16および下支承板17
には、前述した従来例と同様に冷水ガイド10
0,101が連結され、これによつて前述した如
く駆動油が効果的に冷却されるようになつてい
る。
次に、他の実施例を第4図ないし第5図に基づ
いて説明する。ここで、前述した第1実施例と同
一の構成については同一の符号を用いるものとす
る。
まず、第4図は、前述した第1実施例における
ベローズ状の第2側壁部22を第1側壁部21の
外周側に配設したものである。その他の構成は前
述した第1実施例と同一にしてある。
このようにしても前述した第1実施例と略同等
に機能するほか、とくに当該第2側壁部22が外
気との関係で冷却フインとして作用するという利
点がある。
これに対し、第5図は、前述した第1実施例に
おけるベローズ状の第2側壁部22を第1側壁部
21の内径側と外径側に各々配設したものであ
る。その他の構成は前述した第1実施例と同一に
してある。
このようにすると前述した第1実施例と同等に
機能するほか第2実施例の有する作用効果も備え
ており、更には、使用する板材もしくは管材の肉
厚を薄くすることができ、かつ側壁部11全体の
強度増および軽量化をより効果的に図り得るとい
う利点がある。
なお、これら各実施例において、各部材は鋼材
もしくはステンレス材などの比較的耐圧性の大き
い材質が使用されている。
〔考案の効果〕 以上のように、本考案によると、本体胴部にオ
イル取入口とオイル排出口とを有し、かつ前記オ
イル用の冷却水を流通せしめる複数の通水管を前
記本体胴部に内装した多管式オイルクーラにおい
て、前記本体胴部を、大口径金属管もしくはこれ
に準ずるもの等よりなる第1側壁部と、当該第1
側壁部に当接され一体化された第2側壁部とによ
り形成し、この第2側壁部をベローズ加工された
円筒状側壁部とするという構成を採用したので、
オイルポンプによつて圧送されてきた駆動油の熱
交換に際し、その圧送圧力に対して充分の強度を
保持することができ、しかも全体的に所定の厚さ
からなる部材にて形成し得ることからロー付作業
や加工組立作業を能率よく行うことができ、従つ
て作業性向上を図ることができ、また、オイルの
脈動に伴なう繰返しの圧力変動に対しても第2側
壁部のベローズ構造によりこれを柔軟に受けとめ
ることができ、従つて耐久性増大を図ることがで
き、従来の如く鋳物を使用していないことから全
体的に著しく軽量化することができるという実用
的で比較的安価な耐久性ある多管式オイルクーラ
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部断面した正面図、第
2図は本考案の一実施例を示す一部断面した正面
図、第3図は第2図の第2側壁部分の拡大部分断
面図、第4図ないし第5図は各々他の実施例を示
す部分断面図である。 5……通水管、11……本体胴部、13……オ
イル取入口、14……オイル排出口、21……第
1側壁部、22……第2側壁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体胴部にオイル取入口とオイル排出口とを
    有し、かつ前記オイル用の冷却水を流通せしめ
    る複数の通水管を前記本体胴部に内装した多管
    式オイルクーラにおいて、前記本体胴部を、大
    口径金属管もしくはこれに準ずるもの等よりな
    る第1側壁部と、当該第1側壁部に当接され一
    体化された第2側壁部とにより形成し、この第
    2側壁部をベローズ加工された円筒状側壁部と
    したことを特徴とする多管式オイルクーラ。 (2) 前記第2側壁部を第1側壁部の内径側に装着
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の多管式オイルクーラ。 (3) 前記第2側壁部を第1側壁部の外径側に装着
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の多管式オイルクーラ。
JP2109884U 1984-02-16 1984-02-16 多管式オイルク−ラ Granted JPS60132586U (ja)

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JP2109884U JPS60132586U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 多管式オイルク−ラ

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JP2109884U JPS60132586U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 多管式オイルク−ラ

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Publication Number Publication Date
JPS60132586U JPS60132586U (ja) 1985-09-04
JPS643988Y2 true JPS643988Y2 (ja) 1989-02-02

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ID=30512185

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JP2109884U Granted JPS60132586U (ja) 1984-02-16 1984-02-16 多管式オイルク−ラ

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JP6449811B2 (ja) * 2016-06-09 2019-01-09 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器

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JPS60132586U (ja) 1985-09-04

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