JPS6411940B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6411940B2
JPS6411940B2 JP56188315A JP18831581A JPS6411940B2 JP S6411940 B2 JPS6411940 B2 JP S6411940B2 JP 56188315 A JP56188315 A JP 56188315A JP 18831581 A JP18831581 A JP 18831581A JP S6411940 B2 JPS6411940 B2 JP S6411940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
magnetic
transfer
image
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56188315A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58105160A (ja
Inventor
Kenichi Kuzumi
Kenji Tsujita
Tsuneo Daidoji
Takeki Okuyama
Kyoshi Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP56188315A priority Critical patent/JPS58105160A/ja
Priority to PCT/JP1982/000452 priority patent/WO1983002013A1/ja
Priority to DE19823249228 priority patent/DE3249228T1/de
Publication of JPS58105160A publication Critical patent/JPS58105160A/ja
Priority to US06/838,889 priority patent/US4675268A/en
Publication of JPS6411940B2 publication Critical patent/JPS6411940B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/083Magnetic toner particles
    • G03G9/0836Other physical parameters of the magnetic components
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/09Colouring agents for toner particles
    • G03G9/0902Inorganic compounds
    • G03G9/0904Carbon black

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Developing Agents For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は静電荷像の現像に供せられる磁性トナ
ーに関し、さらに詳しくは押圧転写工程を含む静
電記録又は電子写真等において静電荷像の現像に
供せられる導電性磁性トナーに関するものであ
る。 従来、静電荷像現像剤としては、キヤリアとト
ナーとの混合体より成る所謂2成分系現像剤が使
用されている。この現像剤は撹拌によつてキヤリ
アとトナーを摩擦せしめて夫々を反対極性に帯電
せしめ、この帯電したトナーをトナーと反対の極
性を有する静電荷像に静電的に付着せしめて現像
するものであり、従つて、現像を繰り返すに伴つ
てトナーのみが消費されて、現像剤におけるキヤ
リアとトナーとの割合が変化してくる。このた
め、適切な画像を得るにはトナーを順次補給して
その混合比を一定に保つ必要があり、複雑にして
かつ高価なトナー補給装置を設置しなければなら
なかつた。またキヤリアについては、長期にわた
つて使用するうちに、その表面にトナーの微粉末
が付着することなどによつて劣化し、画像濃度の
低下および地汚れの増大など好ましくない現象を
招来する。このために、キヤリアも定期的に新し
いものに取り換えなければならないという煩わし
さがあつた。このことはキヤリア粒子表面を樹脂
で被覆した所謂コーテイド・キヤリアを用いた現
像剤においても上記の問題は本質的には改善され
ていない。 2成分系現像剤の上述の如き欠点を除くため、
キヤリアを含まない所謂1成分系現像剤が提案さ
れている。この現像剤は磁性トナーから成るもの
であり、熱可塑性樹脂中に磁性体微粉、必要に応
じてカーボンブラツク及び/又は染料を分散含有
せしめたものを粒状化したものである。 磁性トナーには比較的抵抗の低い所謂導電性ト
ナーと呼ばれるものと、比較的に抵抗の高い所謂
絶縁性トナーとに大別される。 ところでゼログラフイープロセスにより画像を
形成するとき画質を左右する重要な因子として現
像性及び転写性がある。前記導電性トナーは潜像
電荷の静電誘導に基いて現像が進行するため、ト
ナーに真電荷を必要としない。従つて湿度によつ
てその値が常に変動して現像性が変動するという
弊害がないという利点があるが、静電的転写手段
によつてトナー像を転写紙に転写するとき電気力
線の乱れを生じ転写像に「にじみ」が生ずるとい
う欠点がある。他方絶縁性トナーは潜像電荷と逆
極性の真電荷を有するものであり、トナーの真電
荷と潜像電荷との電気的吸引により現像が進行す
るものである。ところがトナーの真電荷は湿度に
より常に変動するものであるため現像性が悪いと
いう欠点があるが、静電的手段によりトナー像を
転写紙に転写するときの電気力線の乱れがなく
「にじみ」のない転写像が得られるという利点が
ある。このように導電性トナーと絶縁性トナーと
では現像性と転写性とで相反する特性を有しいづ
れのトナーを用いて現像しても良質の画像を安定
して得るのがむづかしいという問題があつた。 かかる問題を解決する手段として、例えば導電
性磁性トナーを用いて現像する一方、樹脂コート
したコーテツドペーパを用いるようにし、転写時
の電気力線の乱れを防止し、転写性を向上する方
法が試みられている。しかしかかるコーテツドペ
ーパーは余分な加工を必要とする費用がかさみ、
普通紙が使えるという転写方式本来のメリツトが
失なわれることとなる。そこで絶縁性トナーを用
い現像性を改良する試みもなされた。 例えば特開昭53−31136号公報には、トナーを
帯電させかつバイアス電圧を印加する現像方式が
記載されている。また特開昭53−118056号公報お
よび特開昭54−22835号公報には抵抗の異なる2
種の磁性トナーを混合したものを用いて現像する
ことが記載されている。そして特開昭54−42141
号公報には現像部のトナー層を極端に薄くして感
光体とトナー担体(例えば非磁性スリーブ)との
間隔を短かくして現像性を向上せしめる技術が記
載されている。 絶縁性磁性トナーを用いても、上記の如き方法
によつてかなりの現像性の向上が見られるように
なつたが、未だ導電性トナーの域に到達していな
いばかりでなく、現像装置に特殊の工夫を要した
り、電気抵抗値の異なる2種の磁性トナーの混合
比率が、コピー枚数と共に変動したりする等の欠
点が残つた。 本発明者等はこれらの問題を解決する方法とし
て先に特願昭55−73865号明細書に記載される画
像形成方法を提案した。即ち、像支持体上に形成
された導電性トナーより成るトナー像を中間転写
体に押圧転写し、このトナー像を最終転写体上に
熱的に押圧転写定着させるものである。かかかる
方法によれば導電性トナーを用いて現像するため
現像性において優れていると共に、静電的手段に
よる転写方法に代えて押圧転写方法がとられてい
るためトナー像の三次元的累積体の崩壊及び変形
を伴うことがなく原画に忠実に転写像を形成する
ことができ、結果的に現像性も転写性も共に優れ
ており、良質の最終画像が得られることがわかつ
た。しかしながら連続して画像を形成する場合は
雰囲気の温湿度条件の変動、像形成装置の加熱温
度の変動等により熱転写条件が常に変化し必ずし
も良質の画像が得られないことがわかつた。例え
ば熱転写時の温度変化により転写定着されるトナ
ーの粘弾性が変化し軟化したトナーが充分に最終
転写体(通常、転写紙)に転写されず中間転写体
上に残留し、この残留トナーが感光体又は次に送
られる転写紙等に再転写する所謂オフセツト現象
を生じて画質を悪化するとか、その外熱転写時に
トナー像の定着が不充分であつたり、定着過剰に
よりトナー像の三次元的累積体が崩壊又は変形し
たりして画質が悪化するなどの幣害が生じた。 本発明者等は前記の予想せざる現象に対して、
画質に及ぼす磁性トナーの熱的特性の影響を鋭意
研究した結果、驚くべきことに、トナーの軟化点
とトナーの軟化開始温度の差が画質と相関するこ
とを見い出し、この知見に基づいて本発明の完成
に至つた。 本発明の目的は、押圧転写、殊に中間転写体を
用いる押圧転写用として適切であり、特殊の現像
方式を用いる必要もなくて通常の現像方式によつ
て、また感光体の種類を問わず、オフセツト現象
を生じさせることなく、安定なランニング特性を
与える、かつ良好な画質を普通紙上に与えること
ができる磁性トナーを提供するにある。 かかる本発明の目的は、磁性材料、結着剤樹脂
及びカーボンブラツクを主成分とする導電性磁性
トナー像を中間転写体を用いて最終転写体に転写
すると同時に熱定着される押圧転写用導電性磁性
トナーにおいて、前記磁性材料が少なくとも2種
の磁性材料成分の混合体から成り、かつ該少なく
とも2種の磁性材料成分の吸油量が10〜80ml/
100gであると共に各々の磁性材料の吸油量の差
が4ml/100g以上でであり、前記導電性磁性ト
ナーの軟化点と軟化開始温度の差が5℃以上であ
ることを特徴とする導電性磁性トナーによつて達
成される。 本発明において、磁性トナーの軟化点とは、高
化式フローテスター(島津製作所製)を用いて、
測定条件を荷重20Kg/cm2、ノズルの直径1mm、ノ
ズルの長さ1mm、昇温速度6℃/minとし、磁性
トナーのサンプル量1cm2を測定記録したとき、フ
ローテスターのプランジヤー降下量―温度曲線
(軟化流動曲線)におけるS字曲線の高さをhと
したとき、h/2のときの温度を言う。また、軟
化開始温度とは、上記測定法におけるh/10のと
きの温度を言う。 本発明に係る磁性トナーがその軟化点と軟化開
始温度の差が5℃以上のときに、オフセツト現象
もなくランニング特性が安定でかつ良好な画像が
得られる機構は概略次のように推定される。 つまり、転写時の転写紙の温度が、トナー軟化
点と軟化開始温度の間であると仮定すると、両者
の温度の差が小さいときには、転写紙の温度のわ
ずかな振れ乃至偏倚によつて、トナーの状態例え
ば粘弾性が大きく振れる乃至偏倚することにな
り、結果として、オフセツト現象などが起こりや
すい状態を招来し、またランニング時の画質の不
均一さを招来することになる、と考えられる。 本発明者等は、トナーの軟化点と軟化開始温度
に及ぼす原材料の影響を系統的に研究した結果、
磁性材料の吸油量〔吸油量とは一定量の乾燥顔料
をペースト状にするためのビヒクルの最小必要量
である。〕(本発明の吸油量はJISK5101による。)
と磁性トナーの熱的特性にある種の相関があるこ
とを見い出し、前述した如き本発明の完成に至つ
た。 磁性トナーを吸油量の相異なる2種以上の磁性
材料より構成することによつて、前記磁性トナー
の軟化点と軟化開始温度の差が5℃以上になるよ
うにできる機構は全て明らかになつたわけではな
いが、大略次のように推定される。 本発明者等の研究によれば、種類の異なる磁性
材料を用いた場合には、同一の樹脂を用いてもト
ナーの軟化点および軟化開始温度はトナーによつ
てかなり異なり、これは用いた磁性材料表面と樹
脂との結合力あるいは親和力の差から由来したも
のであり、この差は磁性材料の吸油量によつて左
右されることが判明した。従つて、相異なる吸油
量を有する磁性材料を2種以上混合して同一トナ
ー粒子中に存在せしめれば、得られたトナーの軟
化流動曲線は夫々単一の磁性材料を用いたトナー
の軟化流動曲線の和として表現され、その結果ブ
ロードな曲線を描くことになる、と推定される。 また、本発明の相異なる吸油量を有する磁性材
料のトナーへの混合比であるが、これは用いる樹
脂によつて異なるものであり、特に制限はない
が、磁性トナーの軟化点と軟化開始温度の差が5
℃以上となるように混合すべきであり、これは当
該業者によれば実験によつて容易に決定すること
ができる。 本発明において、磁性材料の吸油量はトナー軟
化点の上昇を防ぐ意味において10〜80ml/100g
であり、用いる2種以上の磁性材料間の吸油量の
差は、4ml/100g以上であり、好ましくは5
ml/100g以上である。 本発明に係る磁性トナーに用いられる磁性材料
は、通常使用されている公知の磁性体粉末が使用
され得る。具体的にはコバルト、鉄およびニツケ
ルなどの金属粉、アルミニウム、コバルト、銅、
鉄、鉛、ニツケル、マグネシウム、スズ、亜鉛、
金、銀、セレン、チタン、タングステンおよびジ
ルコニウムのような金属の合金並びにこれらの混
合物、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化ニツケル
のような金属酸化物とこれを含む金属化合物およ
び強磁性フエライト並びにそれらの混合物の微粉
末であり、トナー全量に対して10〜80重量%、好
ましくは35〜65重量%の配合量がよい。これらは
導電性物質あるいは着色剤としての効果を示すも
のもあり、その場合、本発明に係るトナーは特に
導電性物質あるいは着色剤を加えることもなく本
発明の目的を達成する。これらの磁性材料の表面
をチタン及びシランカツプリング剤などで表面改
質したものを用いてもよい。 本発明に係る磁性トナーに用いられる結着剤樹
脂としては、熱可塑性樹脂であるものが望まし
く、例えばポリスチレン、ポリビニルトルエン、
スチレン―ブタジエン共重合体、スチレン―アク
リル酸共重合体、スチレン―無水マレイン酸共重
合体などのスチレン又はその置換体の重合体又は
共重合体、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、
キシレン樹脂、ポリアミド樹脂、アイオノマー樹
脂、ケトン樹脂、テルペン樹脂、フエノール変性
テルペン樹脂、ロジン、ロジン変性樹脂、マレイ
ン酸変性フエノール樹脂、石油系樹脂、澱粉グラ
フト重合体、ポリビニルアルコール、ポリビニル
ピロリドンなどが単独あるいは混合してトナー全
量に対して20〜80重量%、好ましくは30〜65重量
%の範囲で用いられる。本発明においては特にス
チレン系樹脂、ポリエステル樹脂が好ましい。 本発明に係る磁性トナーに用いられる導電性物
質としては、カーボンブラツク、銀、銅、アルミ
ニウム、鉄などの高導電体、イオン性の極性基を
有するポリマーあるいは金属粒子をビヒクル中に
分散させたワニスなどの導電性有機ポリマーおよ
びステアリン酸などの有機酸とアルカリ金属、ア
ルカリ土類金属および遷移金属の塩である金属石
けん類などが単独あるいは混合して、トナー全量
に対して1〜30重量%の範囲で用いられる。特
に、カーボンブラツクは添加量の増加にともない
画像濃度および光沢が向上するなどの利点があり
好ましく用いられる。 本発明に係る磁性トナーには、必要に応じて他
の添加剤、例えば特性改良剤、着色剤および流動
性向上剤などを用いることができる。所謂オフセ
ツト現象防止のより一層の改良のために添加する
特性改良剤は離型性物質よりなり、例えば高級脂
肪酸およびその誘導体、高級アルコール、ロウお
よびワツクス類などがあり、トナー全量に対し
0.2〜20重量%の範囲で用いる。画像濃度調節お
よび調色などのための着色剤としては、公知の適
当な顔料または染料が使用される。その具体例と
してはニグロシン染料、アニリンブルー、カルコ
オイルブルー、クロームイエロー、ウルトラマリ
ーンブルー、アニリンイエロー、メチレンブルー
クロリド、フタロシアニンブルー、ローズベンガ
ルおよびそれらの混合物等がある。これら着色剤
を使用する場合には、トナー全量に対し1〜20重
量%使用することが望ましい。流動性向上剤とし
てはSiO2、TiO2、Al2O3およびそれらの誘導体
などがトナー全量に対し0.05〜10重量%の範囲で
好ましく用いられる。 本発明に係る磁性トナーの導電率は、その磁性
トナーが用いられる系に於いて導電性トナーとし
ての挙動を示すに充分な値でよいが、好ましくは
印加電界1000V/cmの直流電界において10-4
10-12/cmがよい。ここに「導電率」とは断面
積1cm2(Fcm2)の測定用セルに試料を0.03〜0.08
cmの深さ(hcm)に入れ、上面より1Kgの加重を
加え、印加電圧(Vボルト)を変化させたときの
電流値(iアンペア)を測定し、下記の式により
計算されたものを言う。 導電率ρ(/cm)=i×h/V×F 本発明に係る磁性トナーの軟化点には、特に制
限はないが、定着時での熱エネルギーの節約およ
び複写機の機内温度の上昇を防ぐなどの理由によ
つて170℃以下であつて80℃以上が好ましく、特
に好ましくは135℃以下であつて100℃以上であ
る。 本発明に係る磁性トナーは、従来公知の方法
で、例えばトナー原材料を一度にあるいは分割し
て、熱ロール、加熱ニーダーあるいは加熱コニー
ダーで混練した後、冷却、粉砕、分級して得る方
法、トナー原材料を一度にあるいは分割して適当
な溶媒に溶解、分散または懸濁させた後にスプレ
ードライ処理して得る方法、あるいは種々の重縮
合法、たとえば界面重縮合、懸濁重縮合あるいは
溶液重縮合などの方法によつても得ることができ
る。 前記の方法で製造された本発明に係るトナーの
粒径は、1〜50μであり、特に7〜30μのものが
好ましく用いられる。粒径が1μ未満のトナーは
画像形成部材に対するトナーフイルミング現象を
起こしやすく、従つて転写紙の汚れの原因となり
やすく、また粒径が50μを越えるトナーは画質の
アレの原因になりやすく好ましくない。 本発明に係る磁性トナーを用いて、得られたト
ナー像を押圧転写(代表的には、粘着転写)によ
り一旦、感光体ドラムと普通紙との中間位置に設
けられた中間転写体へ押圧転写することもできる
が、このとき本発明に係る磁性トナーは前記中間
転写体表面上の粘着力および磁性トナー画像に保
留された電荷力により磁性トナー画像の解像性能
を崩壊することなく前記中間転写体表面に付着搬
送され、次にその粘弾性変化により最終転写体即
ち普通紙上に熱的に転写定着される。なお、その
後必要に応じて、定着性をより高めるために補助
的な熱定着を行つても良い。 以下、この点について説明する。前記中間転写
体はトナーを転写するものであればいかなるもの
であつてもよく、通常は、少なくとも転写体表面
(転写層)が天然ゴム、ウレタンゴム、スチレン
―ブタジエンゴム、シリコンゴム、エチレン―プ
ロピレンゴム、フツ素ゴムからなる転写体が使用
されるが、シリコンゴムでは、特に低温加硫又は
室温加硫によつてえられたものが適している。こ
の天然ゴムはポリシス―1,4―イソプレンが主
体の通常の天然ゴムであり、ウレタンゴムはジイ
ソシアネートとグリコール類またはジアミン類と
の反応によつて生成するウレタン結合を構成単位
とするゴムであり、例えば、バルコラン
〔Vulkollan、住友バイエルウレタン(株)製〕、ハイ
プレン〔三井東圧化学(株)製〕、デスモパン〔住友
バイエルウレタン(株)製〕、パラプレン〔日本ポリ
ウレタン(株)製〕、エスタン〔Estane、グツドリツ
チ社製〕、アデイプレン〔Adiprene、デユポン社
製〕として市販されており、スチレン―ブタジエ
ンゴムはスチレン単量体とブタジエン単量体の共
重合体で通常はブタジエン単量体成分が多い。シ
リコンゴムは種々のシリコンゴムがあるがメチル
シリコンゴム、メチルビニルシリコンゴム、メチ
ルフエニルシリコンゴム等が通常用いられる。フ
ツ素ゴムはポリマー分子内にフツ素原子を含むも
のであり、例えば三フツ化エチレン―フツ化ビニ
リデン共重合体、五フツ化プロピレン―フツ化ビ
ニリデン共重合体、六フツ化プロピレン―フツ化
ビニリデン共重合体〔例えばバイドン、デユポン
社製〕、塩化三フツ化エチレン―フツ化ビニリデ
ン共重合体、含フツ素ニトロソゴム、1,1―ジ
ヒドロパーフルオロブチルアクリレートゴム、等
が通常用いられる。 この他、転写層用材料としては合成天然ゴム
〔カリフレツクスIR、シエル化学(株)製〕、エチレ
ン―プロピレンゴム〔ノーデル、デユポン社製〕、
アクリルニトリル―ブタジエンゴム〔ハイカー、
日本ゼオン(株)製〕、有機ポリサルフアイドゴム
〔チオコール、チオコール(株)製〕、アクリル酸エス
テル共重合体ゴム〔ハイカー4021、グツドリツチ
社製〕、有機ポリシロキサンゴム〔信越シリコン、
信越化学(株)製〕等が挙げられる。 これらの材料より構成される転写層はその表面
が滑面で、且つ高弾性体であるのが好ましく、ゴ
ム硬度で5〜70゜が好ましい。 シリコンゴムとしては、KE―40、41、42、
42S、KE―441、44、45、45S、KE―471、47、
48、KE―67、103、1205、1206、1300、1600、
KE―12、16、17、62、1091、1093、1400(いずれ
も室温加硫型)、KE―104、106、1201、1202、
1204、KE―1212、1800(いずれも低温加硫型)
〔いずれも信越化学(株)製〕が市販されており、こ
れらが好ましく用いることができる。 転写体は、基体としてのステンレススチール、
ニツケルベルト等の金属、ポリエステル、ポリイ
ミド、ポリイミドアミド、ポリスルホン等の高分
子フイルム上に前記転写層材料を設けたものが通
常用いられる。 転写体は第1図に示す如く画像形成部材と共に
回転するローラ型であつても、また第2図に示す
如く画像形成部材と共に回動する少なくとも2ケ
の回転ローラに掛渡された無端状ベルトであつて
もよい。本発明に係るトナーによつて得られたト
ナー像を転写した転写体は必要に応じてあらかじ
め加熱され、転写紙にトナー像を転写し、トナー
像は転写と同時あるいはその後に定着され永久像
とされる。定着温度は、本発明に係るトナーの軟
化点±50℃とし、好ましくはトナーの軟化点±30
℃、より好ましくはトナーの軟化点±20℃が良
い。 次に本発明の磁性トナーに好ましく用いられる
作像方法を図によつて説明する。 第1図に於て、静電潜像形成部1によつて、回
転ドラム2上の静電荷担体2a上に形成された像
様の静電潜像が現像部3に移動して来る。現像部
3に於ては、現像スリーブ3a内に設けられた磁
石によつて本発明のトナーはスリーブ3a上に穂
立ちして静電荷担体2aに向つて回転し、途中穂
切器3cによつて一定高さに切揃えられ、静電潜
像から一定距離を保つて対峙し、直接に接触しな
がら、もしくは極めて僅かの間隙をおいて後接触
しながら静電潜像によつて、トナー粒子累積柱で
ある穂の先端に逆電荷が誘起され、トナー粒子は
静電潜像の電荷量に比例して逐次潜像側へ移動し
てトナー像を形成する。 このようにして形成されたトナー像は、三次元
的トナー粒子累積体の構造強度の許容範囲内で、
静電荷担体2aに対し約0.1Kg/cm2で接触している
転写ローラ4に転写される。トナー像は、複写紙
7への転写点近くで、赤外線ヒーター5によつて
加熱され離型性となり、転写ローラ4と該ローラ
4に押着けられている押圧ローラ6の間を通る複
写紙7に転写され、定着される。 トナー像を転写ローラ4に転写した回転ドラム
2は除電部8で除電され、クリーニング装置9で
残留トナーを除去され、次にプロセスに使用され
る。第1図の装置において、静電潜像形成部1、
除電部8およびクリーニング装置9を不作動状態
にすると転写ローラ4への転写に際して静電潜像
が破壊されないので同じ像様のトナー像が形成す
ることができいわゆるリテンシヨンが可能にな
る。 第2図に示す装置に於ては、転写体に転写ベル
トを使用する例である。転写の際、トナーの三次
元的粒子累積体に対するスクイーズベクトルが最
小になるよう考慮してある。第1図で説明した実
施例と同様に形成されたトナー像は、転写ローラ
10によつて、静電荷担体2aへの接触を約0.15
Kg/cm2に調整されている転写ベルト13に転写さ
れる。この転写ベルト13は転写ローラ10;圧
着ローラ11およびテンシヨンローラ12の間に
掛渡されており、静電荷担体2a上のトナー像は
転写ローラ10の圧接により転写ベルト13に押
圧転写される。このトナー像を転写した転写ベル
ト13は矢印方向へ移動し、複写紙7への転写点
近くで、赤外線ヒーター5によつて加熱され、離
型性となり、圧着ローラ11とローラ6との間を
通る間に転写ベルト13から複写紙7に転写され
る。 第2図に示す装置が第1図と同様リテンシヨン
可能であることは云うまでもない。 尚、複写紙7へトナー像を転写した後の転写ベ
ルト13はベルトクリーニング装置14で、残留
したトナーおよび複写紙の紙粉等をクリーニング
し、さらに転写ベルト13は除電装置15で該ベ
ルトの転写面を除電することができる。このクリ
ーニング方法としてはフエルト等を外周面に設け
たローラあるいはゴム製ブレード、高分子材料製
または金属製スクレーパが用いられる。 また、除電装置としてはコロナ放電器または導
電性繊維からなるリボン等がよく用いられる。 これらのベルトクリーニング装置および除電装
置は第1図に示した装置にも適用可能であること
は明らかである。 本発明に係る磁性トナーに用いられる磁性材料
は、導電性、半導電性、及び絶縁性のいずれであ
つても良く、導電性及び半導電性のものである場
合は、本発明に用いられる導電性物質として、そ
の磁性材料の導電性物質を含有せしめる必要はな
い。但し、この場合、本発明に係る磁性トナーの
導電率は1000V/cmの直流電界において10-4
10-12/cmである場合に限られる。 本発明に係る磁性トナーをより具体的に説明す
るために以下に実施例を記すが本発明の実施態様
はこれらに限定されるものではない。なお、以下
に「部」とは特に断わりのない限り、「重量部」
を表わす。 実施例 1 結着剤樹脂;スチレン―アクリル酸ブチル共重
合体(77:23) 40部 磁性材料;(1) 吸油量25ml/100gのもの20部 (2) 吸油量30ml/100gのもの 20部 (3) 吸油量35ml/100gのもの 20部 (いずれも三井金属社製) カーボンブラツク;商品名コンダクテツクス
SC(コロンビアカーボン社製) 15部 をよく混合した後に、ニーダーを用いて150〜160
℃で30分間混練し冷却後常法に従い粉砕、分級し
平均粒径13.6μの本発明に係るトナーを得た(以
下Aトナーと称する)。 次に前記の磁性材料の代りに吸油量25ml/100
gのもの30部および吸油量30ml/100gのもの30
部を用い、その他は同様にして平均粒径13.7μの
本発明に係るトナーを得た(以下Bトナーと称す
る)。 さらに前記磁性材料の代りに吸油量35ml/100
gのものを50部用い、その他は同様にして平均粒
径136μの比較のトナーを得た(以下Cトナーと
称する)。 ここで得られたA、BおよびCトナーの特性値
を第1表にまとめた。
【表】 この表からも明らかなように、吸油量の異なる
磁性材料を混合して用いることによつて、磁性ト
ナーの軟化点と軟化開始温度の差を大きくするこ
とができることがわかる。 前記のA、BおよびCトナーを用いて第2図に
示す装置によつてランニングテストを行ない、オ
フセツト性に関して第2表の結果を得た。ただ
し、感光体はセレンを用い、また転写体はポリイ
ミド基体にシリコンゴムを塗布したエンドレスベ
ルトを用いた。またローラ6は145℃、ローラ1
1は120℃に設定した。
【表】 第2表から明らかなように、本発明に係る磁性
トナー(AおよびBトナー)はオフセツト現象も
なく良好であることが判る。 実施例 2 結着剤樹脂;ポリアミド樹脂(商品名バーサミ
ド940、日本ゼネラルミルズ社製)
40部 磁性材料;(1) 商品名RB―BL 吸油量22ml/
100g 30部 (2) 商品名BL―200 吸油量28ml/
100g 30部 (いずれもチタン工業社製) カーボンブラツク;商品名ケツチエンEC(ライ
オン油脂社製) 7部 をよく混合した後にニーダーを用いて150〜160℃
で30分間混練し、冷却後常法に従い、粉砕、分級
し平均粒径14.0μの本発明に係るトナーを得た
(以下Dトナーと称する)。 次に前記の磁性材料の代りにRB―BL60部を用
い、その他は同様にして平均粒径13.9μの比較の
トナーを得た(以下Eトナーと称する)。 さらに前記の磁性材料の代りにBL―200、60部
を用い、その他は同様にして平均粒径13.8μの比
較のトナーを得た(以下Fトナーと称する)。 ここで得られたD、EおよびFトナーの特性値
が第3表にまとめた。
【表】 第3表からも明らかなように、吸油量の異なる
磁性材料を2以上用いることによつて、磁性トナ
ーの軟化点と軟化開始温度の差を大きくすること
ができることがわかる。 このD、EおよびFトナーを用いて実施例1と
同様の装置を用いて(但し、ローラ6は130℃、
ローラ11は100℃に設定して、感光体はOPCに
替えて)画像出しを行なつたところ、本発明に係
るDおよびEトナーはランニング特性も良好でま
た画質もよかつた。 なお、上記感光体OPCは、クロルダイアンブ
ルー(ビスアゾ顔料)1重量部を、エチレンジア
ミンと、n―ブチルアミンとテトラヒドロフラン
とを1.2対1.0対2.2の割合で混合した混合液140重
量部中に溶解しこの溶液を乾燥後の付着量が1μ
となるように塗布してキヤリア発成層を形成し、
次いで、1―フエニル―3―(p―ジエチルアミ
ノスチリル)―5―(p―ジエチルアミノフエニ
ル)ピラゾリン6重量部とポリエステル「バイロ
ン200」(東洋紡績社製)10重量部とを1,2―シ
クロロエタン90重量部中に溶解し、この溶液を乾
燥後の膜厚が10μになるように塗布してキヤリア
輸送層を形成して電子写真感光体を作成したもの
である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明に係る磁性トナーを用いるのに好適
なな押圧転写法の装置の代表例を示すものであつ
て、第1図は粘着転写ローラを用いた1実施例を
示す図であり、第2図は粘着転写ベルトを用いた
1実施例を示す図である。 1……静電潜像形成部、2……回転ドラム、3
……現像部、4……粘着転写ローラ、10……転
写ローラ、13……粘着転写ベルト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁性材料、結着剤樹脂及びカーボンブラツク
    を主成分とする導電性磁性トナー像を中間転写体
    を用いて最終転写体に転写すると同時に熱定着さ
    れる押圧転写用導電性磁性トナーにおいて、前記
    磁性材料が少なくとも2種の磁性材料成分の混合
    体から成り、かつ該少なくとも2種の磁性材料成
    分の吸油量が10〜80ml/100gであると共に各々
    の磁性材料の吸油量の差が4ml/100g以上であ
    り、前記導電性磁性トナーの軟化点と軟化開始温
    度の差が5℃以上であることを特徴とする導電性
    磁性トナー。
JP56188315A 1981-11-26 1981-11-26 磁性トナ− Granted JPS58105160A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56188315A JPS58105160A (ja) 1981-11-26 1981-11-26 磁性トナ−
PCT/JP1982/000452 WO1983002013A1 (en) 1981-11-26 1982-11-26 Magnetic toner
DE19823249228 DE3249228T1 (de) 1981-11-26 1982-11-26 Magnetischer toner
US06/838,889 US4675268A (en) 1981-11-26 1986-03-11 Process for transfer of a toner image utilizing a magnetic toner containing a binder resin and having gradual softening characteristics

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56188315A JPS58105160A (ja) 1981-11-26 1981-11-26 磁性トナ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58105160A JPS58105160A (ja) 1983-06-22
JPS6411940B2 true JPS6411940B2 (ja) 1989-02-27

Family

ID=16221446

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56188315A Granted JPS58105160A (ja) 1981-11-26 1981-11-26 磁性トナ−

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58105160A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58105160A (ja) 1983-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001147570A (ja) カラー画像形成方法
JP2001083735A (ja) 外添トナー、画像形成装置、及び画像形成方法
US4675268A (en) Process for transfer of a toner image utilizing a magnetic toner containing a binder resin and having gradual softening characteristics
JP3210732B2 (ja) 電子写真用トナー
US4849317A (en) Magnetic brush developer for electrophotography
JPS59105652A (ja) 静電荷像現像用トナ−
JPS6411940B2 (ja)
EP0578695B1 (en) Electrophotographic developer composition
JPS58142346A (ja) 導電性磁性トナ−
JP3387317B2 (ja) 現像方法
JP3148958B2 (ja) 電子写真現像剤
US5266437A (en) Electrophotographic imaging forming method veins using toner containing complex fine particles
JPS58105161A (ja) 磁性トナ−
JP2002214887A (ja) 画像形成装置及び当該装置用の磁性現像剤
JPS5950476A (ja) 記録方法
JP2001042570A (ja) 現像剤及び電子写真装置
JPS59104662A (ja) 磁性トナ−
JP2850017B2 (ja) トナー粒子の製造方法
JP3008231B2 (ja) 電子写真用トナー
JPS5993456A (ja) 磁性トナ−
JPS58130344A (ja) 磁性トナ−
JP2001350287A (ja) 非磁性一成分現像剤
JPH06250546A (ja) 画像形成方法
JPS5957248A (ja) 磁性トナ−
JP3173736B2 (ja) 静電潜像現像用トナー