JPS639142B2 - - Google Patents

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JPS639142B2
JPS639142B2 JP57202853A JP20285382A JPS639142B2 JP S639142 B2 JPS639142 B2 JP S639142B2 JP 57202853 A JP57202853 A JP 57202853A JP 20285382 A JP20285382 A JP 20285382A JP S639142 B2 JPS639142 B2 JP S639142B2
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JP
Japan
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side plate
movable side
diaphragm
elastic material
spacer
Prior art date
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Application number
JP57202853A
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JPS5891952A (ja
Inventor
Pitowaze Deideieeru
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Valeo SE
Original Assignee
Valeo SE
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Filing date
Publication date
Application filed by Valeo SE filed Critical Valeo SE
Publication of JPS5891952A publication Critical patent/JPS5891952A/ja
Publication of JPS639142B2 publication Critical patent/JPS639142B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H55/00Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
    • F16H55/32Friction members
    • F16H55/52Pulleys or friction discs of adjustable construction
    • F16H55/56Pulleys or friction discs of adjustable construction of which the bearing parts are relatively axially adjustable
    • F16H55/563Pulleys or friction discs of adjustable construction of which the bearing parts are relatively axially adjustable actuated by centrifugal masses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Pulleys (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に、何らかの機関から何らかの
部材を制御の下に駆動するために、一例として自
動車の場合では、交流発電機、水ポンプ、圧縮
機、送風機など自動車が通常備えている補助装置
を自動車の機関から駆動するために使用される型
式の変速機に関する。
本発明が特に対象とする変速機は、一方は駆動
プーリー、他方は被動プーリーである2つのプー
リーと、これらのプーリー上に無端上に掛けられ
たベルトとにより形成され、各々のプーリーはハ
ブと、該ハブの回りに対向するように配された2
つの環状側板とを有し、一方の即ち可動の環状側
板は、環状部材即ちダイヤフラムにより形成され
る弾性復元手段の制御の下に、上記ハブに対し軸
方向に可動に取付けてあり、上記ダイヤフラム
は、ベルビルワツシヤー(さら形ワツシヤー)を
形成する周辺部分と、切欠により複数の指状片に
区画された中心部分とを備えている変速機であ
る。
この変速機は特に米国特許第4132120号(出願
日、1977年3月31日、特許日1977年1月2日、特
願昭52/39917号に対応する)に記載されている。
この米国特許に記載されているように、各々の
プーリーのダイヤフラムは、ベルビルワツシヤー
(さら形ワツシヤー)を形成する周辺部分によつ
て、関連の可動の側板に軸方向に支持されると共
に、切欠により複数の指状片に区画された中心部
分によつて、対応のハブに軸方向に一体化された
部材即ち支持部材に軸方向に支持されている。
可動の側板に対するダイヤフラムの軸方向支持
は、軸方向の揺動状の支持であり、それは支持部
材に対するダイヤフラムの軸方向支持についても
同様である。
作動時には可動の側板は、他方の側板即ち固定
の側板に対し前進した極限位置及び後退した極限
位置である2つの極限位置の間において移動す
る。ダイヤフラムは一方の極限位置では、総体的
に円錐台形の形状になり、他方の極限位置ではそ
れと逆向きの総体的に円錐台形の第2の形状にな
る。
ダイヤフラムは、一方の円錐台形から他方の円
錐台形に移行する際に、可動の側板との接触につ
いても、支持部材との接触についても、一種のヒ
ンジとしての働きをする。
そのためにダイヤフラムと可動のフランジとの
間に実現される軸方向支持は、不可避的に、ダイ
ヤフラムとフランジとのどちらか一方又は両方
に、特にそれらが金属製である場合に、相当大き
な摩耗を発生させる。
またそうした軸方向支持は、特にダイヤフラム
が粉末冶金技術によつて製造されている場合に、
ダイヤフラムの表面に傷又は剥落を発生させ、そ
の使用寿命を短くする。
特にダイヤフラムを支持する可動の側板に対し
てダイヤフラムを適切に心立てする必要があり、
そうしないと、作動時に組立体が回転する際にダ
イヤフラムが相対巡回運動を行ない、上述した揺
動状の支持による摩耗に付加される余分の摩耗を
不可避的に発生させる。
このように累積される摩耗は、ダイヤフラムが
可動の側板に対して軸方向に及ぼす弾性荷重を不
可避的に減少させるだけでなく、ダイヤフラムの
使用寿命を短くし、破損の原因にもなる。
ダイヤフラムを支持する可動の側板に対してダ
イヤフラムを所望のように支持するために、上記
米国特許第4132120号によれば、ダイヤフラムの
ベルビルワツシヤーを形成する周辺部分に、或る
数の係合ブロツクが取付けてあり、可動の側板に
はそれからの係合ブロツクと相補形状の切欠が形
成してあり、可動の側板はそれらの係合ブロツク
により上記の可動のダイヤフラムと係合してい
る。
所期の心立てにとつてこの構成は充分に満足す
べきものであり、同一の係合ブロツクによつて可
動の側板とダイヤフラムとの回転一体化並びに該
ダイヤフラム及び支持部材によつて対応のハブと
の回転一体化を確実にするが、ダイヤフラムと可
動の側板との間の軸方向の揺動性支持によつてダ
イヤフラムと可動の側板との間に摩耗が不可避的
に発生し持続するという不つごうがあつた。
更にダイヤフラムのベルビルワツシヤーを形成
する周辺部分上の複数の箇所に係合ブロツクが存
在するため、該周辺部分に不連続の応力が発生
し、各々の係合ブロツクの固定箇所は必然的に応
力集中点となり、そうした不連続の応力によつ
て、ダイヤフラムの作動条件が劣化し、その使用
寿命が短くなる。
また上記の構成は、駆動プーリーの場合、可動
の側板から後退した位置にダイヤフラムが復帰す
る可能性を残すため、その復帰に反抗する手段を
特別に用意することが必要になる。
本発明は一般に、これらの欠点がなく、その他
の利点も備えた構成を提供することを目的として
いる。
この目的を達成するために、本発明により、ハ
ブと、該ハブの回りに互に対向して配された2個
の環状の側板とを有し、一方の側板即ち可動の側
板は、弾性復元手段の制御の下に上記ハブに対し
軸方向に可動に取付けてあり、該弾性復元手段は
環状部材即ちダイヤフラムによつて形成され、該
ダイヤフラムは、上記可動の側板に対し軸方向に
揺動状に支持されるベルビルワツシヤーを形成す
る周辺部分と、上記ハブに軸本向に固定された部
材即ち支持部材に対し軸方向に揺動状に支持され
て切欠により複数の指状片に区画された中心部分
とを備えている型式の変速プーリーであつて、上
記ダイヤフラムと上記可動の側板との間に、軸方
向の揺動状支持を行なわせるために、弾性材料製
のスペーサーを軸方向に介在させ、該スペーサー
は、上記ダイヤフラムのベルビルワツシヤーを形
成する周辺部分に軸方向及び円周方向に一体化す
ると共に、上記可動の側板にも少くとも軸方向に
一体化したことを特徴とする変速プーリーが提供
される。
このように、使用したスペーサーを軸方向に一
体化したことにより、スペーサーの弾性材料はダ
イヤフラムの揺動時に必然的に材料の内部におい
て動作する。
変速機のプーリーの各々の側板と、この側板に
並置された同様の対向側板との間に、弾性材料製
のスペーサーを介在させることは、米国特許第
3174348号によつて公知である。
しかしこの対向側板は、本発明においてのダイ
ヤフラムを形成するものではなく、特にこの対向
側板と、この対向側板に組合された側板との間に
は、軸方向のいかなる揺動運動も起こらない。
米国特許第3174348号には、弾性材料製のスペ
ーサーが軸方向の揺動性支持の場合に役立つこと
は全く示唆されていない。
その反対に、当業者は、かかる軸方向の揺動性
支持について、弾性材料製のスペーサーが圧縮に
おいても引張りにおいても作動し、従つてその使
用寿命を急速に短くする条件の下に作動すること
により、そうしたスペーサーの使用は先験的に避
けるはずである。
しかし驚くべきことに、弾性材料製のそうした
スペーサーが軸方向の揺動性支持に役立つこと
が、経験的に示され、また実験によつても確かめ
られたものである。
スペーサーは一例としてダイヤフラムに貼着し
てもよい。
しかし本発明によればスペーサーは好ましくは
ダイヤフラムに対して単に「付着化」
(“adhe´rise´e)即ちダイヤフラムの冶金学的性質
を劣化させない温度でダイヤフラムに対しそのま
ま加硫される。
これにより製造工程が簡略化される。
弾性材料製のスペーサーを可動の側板に少くと
も軸方向に一体化するために、いろいろの方法を
採用することができる。
特に、弾性材料製のスリーブは、可動の側板又
は該可動の側板に対し軸方向に連結すべき補助要
素である連結部材に貼着又は付着化される。
いずれにしても、本発明に従う弾性材料製のス
ペーサーにより、可動の側板とダイヤフラムとの
間の支持点における摩耗は、傷又は剥落と同様に
防止され、ダイヤフラムのベルビルワツシヤーを
形成する周辺部分には応力の不連続は全く起こら
ない。
ダイヤフラム及びその組立体の使用寿命も改善
される。
また本発明の弾性材料製のスペーサーは、ダイ
ヤフラムと可動の側板との間に時に偏心状態が起
こることを許容し、それらの間に摩耗を起こさな
いため、組立体の使用寿命が更に改善される。
また本発明による弾性材料製のスペーサーは、
可動の側板をダイヤフラムにキー止めするために
ダイヤフラムと可動の側板との間に配設すべき全
部の係合手段をそれだけで形成する。
また可動の側板とダイヤフラムとの間に機械的
な接触はもはや存在せず、不可避的に存在する内
部摩擦は一層低減される。これは変速機の応答曲
線が正常になり、より正確には、同一の速度値に
おいて速度の増大方向の変化と減少方向の変化に
ついて周知のように変速比に差を生ずる応答曲線
のヒステリシスが減少する点で好つごうである。
ヒステリシスが減少するため、装置の効率が改
善される。
特に本発明による弾性材料製のスペーサーは、
その存在により、塵埃、小石その他装置の動作を
じよう乱させ得る異物がダイヤフラムとそれによ
り支持される可動の側板との間に侵入することを
阻止する。
また駆動プーリーの場合には、弾性材料製のス
ペーサーは、そのための特別の手段を全く必要と
せずに、ダイヤフラムが可動の側板から後退した
位置に復帰する可能性に反抗する。
またスペーサーは、関連のプーリーが受ける軸
方向の振動をそれだけで去するので、プーリー
を発生源とする騒音が減少する。
またスペーサーは、ダイヤフラムが可動の側板
から離れた位置に移動する可能性をなくしたこと
により、装置の軸方向の寸法を減少させ、少くと
も或る応用については、装置の直径方向の寸法を
減少させる。
本発明の特徴及び利点は、添付図面を参照とし
た以下の説明によつて一層明らかとなろう。
各図に示すように、本発明の適用される変速機
は慣用されるように、駆動プーリー10Aと、被
動プーリー10Bと、これらのプーリー上に無端
ループ状に架けられたベルト11とを備えてい
る。
駆動プーリー10Aは、やはりそれ自体として
既知のように、ハブ12Aと、ハブ12Aの回り
に互に向かい合う2つの補助側板15A,16A
とを有し、ハブ12Aは一例として、図示したよ
うに、キー13Aにより駆動軸14A上に回転一
体的にキー止めされ、少くとも一方の側板(図示
した例では側板15Aであり、ここでは可動の側
板と呼ばれる)は、ハブ12Aに対し軸方向に可
動に配設されている。
図示した例では可動の側板15Aは中心部にそ
のためのカラー17Aを有し、そのカラーにより
スリーブ18A上に取付けられており、更にその
スリーブによりハブ12A上に遊隙をもつて係合
している。
図示した実施例では、他方の側板16A(ここ
では固定の側板と呼ばれる)は、軸方向にも回転
方向即ち周方向にもハブ12Aに一体化されてお
り、その目的で軸方向カラー20Aによりハブ1
2Aの支え面21A上に取付けられている。
側板15A,16Aは、互に逆の勾配の円錐面
22A,23Aを有し、ベルト11はそれに対応
して台形の断面を備えている。
側板15A,16Aは外周に軸方向縁部24
A,25Aを有し、これらの縁部は互に逆方向に
指向している。
可動の側板15Aは、それをいつも固定の側板
16Aの方に付勢する弾性復元手段の制御の下に
あり、この弾性復元手段はダイヤフラムないし環
状部材27Aにより形成され、ダイヤフラム27
Aは、以下に詳述するように、可動の側板15A
に対し揺動状に軸方向に支持されるベルビルワツ
シヤーを形成する周辺部分28Aと、スリツトな
いし通孔30Aにより複数の指状片29Aに区画
された中心部分とを有し、この中心部分は支持部
材32Aに軸方向に揺動状に支持されており、こ
の支持部材は軸方向及び回転方向に、即ち周方向
に、ハブ12Aに一体化されている。
図示した実施例において支持部材32Aはハブ
12A上にはめ込みにより固定してあり、ダイヤ
フラム27Aを回転駆動するために、軸方向に突
出した複数の短い突起33Aを有し、各々の突起
33Aはダイヤフラム27Aの各々のスリツト3
0Aに係合している。
また図示した実施例によれば、ダイヤフラム2
7Aはその指状片29Aにより複数のスプルー3
5Aを担持し、これらのスプルーは駆動プーリー
の場合に、ダイヤフラム27Aと側板15Aとの
間において側板15Aに指向したダイヤフラム2
7Aの表面上に突出している。
この構成はそれ自体としては特に上記米国特許
第4132120号により既知であり、本発明の一部を
構成しないので、ここでは詳述しない。
被動プーリー10Bは総体的に駆動プーリー1
0Aと同様の構造をもち、駆動軸14B上にキー
13Bによりキー止めしたハブ12B、ハブ12
Bと一体の支持部材32B上に支持されたダイヤ
フラム27Bの作用を受ける可動フランジ15
B、及び固定の側板16Bを備えている。
しかしこの被動プーリーの場合には、ダイヤフ
ラム27Bにより支持されたスプルー35Bは、
可動の側板15Bと反対側のダイヤフラム27B
の表面上に突出するように形成されている。
本発明によれば、駆動プーリー10Aのダイヤ
フラム27Aとその可動の側板15Aとの間に、
軸方向の揺動支持体を形成するように、弾性材料
製の横部材ないしスペーサー36Aが軸方向に介
在されている。スペーサー36Aはダイヤフラム
27Aの周辺部分ないしベビルワツシヤー28A
に軸方向及び円周方向に一体化されていると共
に、可動の側板15Aと軸方向に少くとも一体化
されている。
第1〜3図に示した実施例によれば、弾性材料
製のスペーサー36Aは、補助部材ないし連結部
材38Aを介して、可動の側板15Aに軸方向及
び周方向に一体化されていると共に、この連結部
材38Aにそれ自身軸方向にも周方向にも一体化
されている。
この実施態様によれば、連結部材38Aは山形
の軸方向断面を備えている。即ち連結部材38A
は横断方向にフランジ39A(弾性材料製のスペ
ーサー36Aはこれに一体化されている)を有
し、また軸方向にクラウン40Aを有し、連結部
材38Aはこのクラウンにより、図示したよう
に、例えば点溶接により、可動の側板15Aの軸
方向縁部24Aに固着されている。
第1〜3図に示した実施例によれば、弾性材料
製のスペーサー36Aは、基本的に、可動の側板
15Aに指向したダイヤフラム27Aの表面上に
のみ延長しているが、ダイヤフラム27Aの縁部
42A上にも延長している。
同様に、スペーサー36Aは、基本的に、ダイ
ヤフラム27Aに指向した連結部材38Aのフラ
ンジ39Aの表面上にのみ延長しているが、フラ
ンジ39Aの縁部43A上にも延長している。
また第1〜3図に示した実施例によれば、スペ
ーサー36Aは、ダイヤフラム27Aから連結部
材38Aに一体に延長している中実の部材であ
る。
またこの実施例によれば、弾性材料製スペーサ
ー36Aは、ダイヤフラム27Aにも連結部材3
8Aにも固着されている。
換言すれば、スペーサー36Aは、ダイヤフラ
ム27Aのベルビルワツシヤーを形成する周辺部
分28Aと連結部材38Aのフランジ39Aとの
間に、適宜のカウチユーク材料から、ダイヤフラ
ム27Aの冶金学的特性に影響のない温度におい
てそのまま加硫により成形される。
ダイヤフラム27A、弾性材料製スペーサー3
6A及び連結部材38Aにより形成される1つの
装置ないし組立体は、上述した構造により一体の
ユニツトを形成するため、駆動プーリー10Aに
対する取付け及び操作が簡単になる。
理解されるように、可動の側板15Aをダイヤ
フラム27A上に、更にこのダイヤフラムと支持
部材32Aとを介してハブ12A上に回転一体化
するための係合手段が設けられており、本発明に
よる弾性材料製のスペーサー36Aは、ダイヤフ
ラム27A及び連結部材38Aに一体化されてい
ることと、この連結部材38Aが可動の側板15
Aに一体化されていることとにより、それだけで
上記係合手段全体を形成することができる。
換言すれば、ダイヤフラム27Aと可動の側板
15Aとの間には、他のいかなる係合手段も設け
られていない。
このように、本発明の弾性材料製スペーサー3
6Aは、この実施例では、可動の側板15A上に
ダイヤフラム27Aを揺動状に軸方向に支持する
と共に、可動の側板15Aの回転駆動も確実にす
る。
図示した実施例では、この構成は、被動プーリ
ー10Bについては用いられていない。被動プー
リー10Bの場合には、従来と同様に、ダイヤフ
ラム27Bは、ベルビルのワツシヤーを形成する
周辺部分28Bにより、可動の側板15Bの軸方
向縁部25Bに軸方向に揺動状に支持されてい
る。またダイヤフラム27Bにより可動の側板1
5Bを回転駆動させる目的で、ベルビルワツシヤ
ーを形成するダイヤフラム27Bの周辺部分28
Bは、複数の箇所に係合ブロツク42Bを担持し
ており、これらの係合ブロツクは、上記米国特許
第4132120号に詳細に記載されているように、可
動の側板15Bの軸方向縁部25Bにそのために
形成した切欠43に各々係合している。
休止状態では、駆動プーリー10Aの可動の側
板15Aは、関連する固定の側板16Aの近くの
前進した位置を占め、ベルト11は休止状態にな
り、駆動プーリー10Aの周辺域及び被動プーリ
ー10Bの中心域に延長し、従つて被動プーリー
10Bの可動の側板15Bは、関連する固定の側
板16Bに対して後退した位置を占める。
従つて作動中は変速比はひと先ず最大になる。
次に、或る速度を超過すると、駆動プーリー1
0Aの可動の側板15Aは、関連する固定の側板
16Aに対し後退した位置に移動するため、ベル
ト11は、駆動プーリー10Aの中心域及び被動
プーリー10Bの周辺域中において延長する状態
になると共に、被動プーリー10Bの可動の側板
15Bは、関連する固定の側板16Bに対し前進
した位置を占める(第3図)。
その場合には変速比は最小になる。
また第2図に1点鎖線でもつて示したように、
駆動プーリー10Aの可動の側板15Aの前進位
置(第1図)とその後退位置(第3図)との間に
おいて、ダイヤフラム27Aは、或る一の方向に
おいての円錐台形状からそれと逆の方向において
の円錐台形状に揺動する。
本発明による弾性材料製スペーサー36Aはこ
の揺動を管理し、ダイヤフラム27Aをいつも確
実に、可動の側板15Aに対して軸方向に支持す
る。
図示しない変形例によれば、可動の側板15A
の回転駆動は、ダイヤフラム27A及び弾性材料
製のスペーサー36Aと独立して確実にされる。
この目的で溝形の取付け構造が側板15Aとハブ
12Aとの間に用意され、この場合には連結部材
38Aは周方向にではなく軸方向のみに可動の側
板15Aに連結できる。これは弾性材料製のスペ
ーサー36Aについても同様である。
第4,5図に示した実施例によれば、弾性材料
製のスペーサー36Aは、可動の側板15Aと反
対側のダイヤフラム27Aの表面の一部分上にお
いても延長し、該表面上に限定された径方向長さ
の径方向折曲部45Aを形成している。
少くとも或る用途については、弾性材料製のス
ペーサー36Aをダイヤフラム27A上にそのま
ま形成する条件がそれによつて容易になる。
また第4〜6図に示した実施例によれば、弾性
材料製のスペーサー36Aは、軸方向にクラウン
47Aを形成し、そのクラウンにより可動の側板
15Aの軸方向縁部24Aに係合していると共
に、いかなる別の部材も介さずに軸方向に上記縁
部24Aに一体化されている。
第4図に示した実施例によれば、スペーサー3
6Aは、クラウン47Aにより、可動の側板15
Aの縁部24Aに貼着されていると共に、軸方向
及び回転方向に、可動の側板15Aに一体化され
ている。
第5図に示した変形例によれば、カラーないし
フエルール48Aのような締め具が弾性材料製の
スペーサー36Aのクラウン47Aを締め付ける
ために用いられている。クラウン47Aと可動の
側板15Aの軸方向縁部24Aとの間には特別の
固定手段は設けられていない。
その場合、可動の側板15Aは、好ましくは、
図示したように、軸方向縁部24Aの先端上に突
出した保持突部49を上記締め具に対し軸方向に
ずれた位置に備えており、その突部に対しては、
弾性材料製のスペーサー36Aが係止され、スペ
ーサー36Aはそれにより軸方向及び回転方向に
おいて、可動の側板15Aに付着により固定され
る。
第6図に示した実施例によれば、弾性材料製の
スペーサー36Aは、可動の側板15Aの軸方向
縁部24Aに接着されている。
この実施例及び第7〜9図に示した実施例によ
れば、スペーサー36Aは、ダイヤフラム27A
の両面に大体同じように延長して溝50Aを形成
し、ダイヤフラム27Aは、ベルビルワツシヤー
を形成する周辺部分28Aによつてその溝中に係
合している。
弾性材料製のスペーサー36Aは、上述した例
と同様に、ダイヤフラム27Aにそのまま成形し
て、ダイヤフラム27Aに付着化させることがで
きる。
変形例としてスペーサー36Aをダイヤフラム
27Aに貼着してもよい。
この場合にはスペーサー36Aは、ダイヤフラ
ム27Aの環状形状に直接に成形してもよく、ま
たダイヤフラム27Aの回りに巻回される形材の
形状に成形してもよい。
上述した全部の場合に、弾性材料製のスペーサ
ー36Aは、ダイヤフラム27Aに円周方向並び
に軸方向に一体化されている。
第7,8図に示した実施例によれば、可動の側
板15Aは、軸方向縁部24Aと一体の舌状部分
52Aを複数の箇所に有し、これらの舌状部分を
介して、ダイヤフラム27A及び弾性材料製のス
ペーサー36Aにより形成された組立体に係合し
ている。舌状部分52Aはこの組立体の周囲部分
を径方向に包囲している。
第7図の実施例によれば、これらの舌状部分5
2Aは、弾性材料製のスペーサー36Aに先端部
でもつて係合することにより、上記組立体を比較
的強力に軸方向に締付けている。
第8図に示した変形例によれば、舌状部分52
Aは、ありつぎ形の取付けに従つて上記組立体と
係合し、弾性材料製のスペーサー36Aは径方向
の鋸歯状部分53Aを複数箇所に有し、舌状部分
52Aはこれらの鋸歯状部分により、必要ならば
弾性材料製のスペーサー36Aをわずかに締付け
るように、鋸歯状部分53Aの底部にありつぎ状
に係合している。
第9図の実施例でも同様の構成がなされてお
り、この例では舌状部分52Aは可動の側板15
Aと一体化されてなく、その軸方向縁部24A上
に取付けた連結部材38Aと一体化されている。
第10図に示した実施例でも、弾性材料製のス
ペーサー36Aと可動の側板15Aとの間に連結
部材38Aがやはり用いられているが、この連結
部材は、簡単な管片或いはクラウン状に形成した
簡単な溝を形成した簡単なクラウンとして形成さ
れている。
この実施例によれば、弾性材料製のスペーサー
36Aは、ダイヤフラム27Aにも連結部材38
Aにも付着化されており、連結部材38Aと共働
するために、円筒形の支え部分54Aを環状に備
えている。
可動の側板15Aの軸方向縁部24Aと弾性材
料製のスペーサー36Aとの間には好ましくは図
示したように軸方向の間隙Jがあり、スペーサー
36Aはダイヤフラム27Aの縁部42A上にも
延長している。
第11図に示した実施例によれば、弾性材料製
のスリーブ36Aは、軸方向に溝56Aを有し、
この溝を介して可動の側板15Aの軸方向縁部2
4Aに係合し、一例としてこれに貼着されてい
る。
この場合には、第4〜8図に示した実施例と同
様に、スペーサー36Aは、いかなる別の部材も
介さずに、軸方向及び回転方向即ち円周方向に、
可動の側板15Aに直接に一体化されている。
上述した構成は被動プーリー10Bにおいて
も、その係合ブロツク42に代るものとして勿論
使用し得る。
第12〜27図にこうした可能性が例示されて
いる。
これらの各図において、弾性材料製のスペーサ
ー36Bは、ダイヤフラム27Bのベルビルワツ
シヤーを形成する周辺部分28Bに付着化され、
関連する可動の側板15Bに指向したダイヤフラ
ム27Bの表面上にのみ主に延長しているが、ダ
イヤフラム27Bの縁部上にも延長している。
しかし変形例として、駆動プーリー10Aにつ
いて上述した構成を用いても勿論差支えない。
第12〜19図に示した実施例によれば、連結
部材38は、弾性材料製のスペーサー36Bと可
動の側板15Bとの間に介設されている。
第12図に示した実施例によれば、この連結部
材38Bは、可動の側板15B上に貼着した簡単
なワツシヤーであり、側板15Bはその目的のた
めに径方向縁部57Bをその周部分に備えてい
る。
第13,14図に示した実施例によれば、連結
部材38Bは、可動の側板15B上に取付けてあ
り、その目的のために舌状部分60Bを複数の箇
所に備えており、側板15Bの径方向縁部57B
の切欠59Bをそれらの舌状部分により通過した
後に、側板15Bに係止される。そのため連結部
材38Bは、軸方向にも円周方向にも、可動の側
板15Bに対して一体化される。
第15図に示した変形例によれば、連結部材3
8Bは、側板15Bの径方向縁部57Bに例えば
点溶接により固定されている。
この場合には連結部材38Bは単なるワツシヤ
ーとなり得る。
第16〜18図に示した変形例によれば、連結
部材38Bは、軸方向に突出したとつ手部分62
Bを複数の箇所に有し、これらのとつ手部分によ
り可動の側板15Bに係止され、軸方向にも円周
方向にも、側板15Bに一体化されている。
即ち第16図によれば、とつ手部分62Bは、
連結部材38Bにより形成された環状ワツシヤー
の中心域に植設され、可動の側板15Bの径方向
縁部にその周部分から間隔をおいて形成した通孔
63Bを、2つずつ背中合せの状態で通り抜けて
いる。
第17図に示した変形例によれば、とつ手部分
62Bは、連結部材38Bの周部分にのみ配設さ
れており、可動の側板15Bの径方向縁部57B
の切欠59B中に個別に係合している。
上述した構成は、合成樹脂製の連結部材38B
に特に良く適合される。
しかしとつ手部分62Bを連結部材38Bの周
部分に形成した場合には、連結部材38Bは金属
製としてもよい(第18図参照)。
第19図に示した変形実施例によれば、連結部
材38Bは、可動の側板15B上に取付けてあ
り、その目的のために軸方向に突出した頭部64
Bを複数の箇所に有し、それらの頭部により、側
板15Bの径方向縁部57Bにかしめ止めされて
いる。頭部64Bは径方向縁部57Bの通孔63
Bを通り抜けたのちにかしめ止めされる。
この構成は、連結部材38Bを合成樹脂製とし
た場合に好ましくは対応している。
図示しない実施例によれば、連結部材38B
は、可動の側板15Bにかしめ止めされ、使用さ
れたリベツトの頭部は、弾性材料製のスペーサー
36B中に埋めこまれる。
第20図に示した変形実施例によれば、弾性材
料製のスペーサー36Bは、可動の側板15B
に、より正確には、側板15Bの周部分上の径方
向縁部57Bに直接に一体化されている。
弾性材料製のスペーサー36は、一例として、
ダイヤフラム27Bに付着化してあるのと同様
に、可動の側板15Bにも付着化されている。
第21〜23図に示した変形実施例には、連結
部材38Bが用いられており、可動の側板15B
は周部分に軸方向縁部24Bを有し、ほぼ環状の
連結部材38Bは、その外周上の適宜円形に分布
された複数の箇所に径方向に突出したほぞ70B
を有し、連結部材38Bは、可動の側板15Bの
軸方向縁部24Bの内面上にそのために形成した
相補形状の溝71Bに、上記のほぞにより係合し
ている。
軸方向縁部24Bの厚さ方向に形成されるこれ
らの溝71Bは、予め形成してもよいが、環状部
材38Bのほぞ70Bを軸方向縁部24B中に圧
入する際に形成されるようにしてもよい。
ほぞ70Bは、いずれにしても、溝71Bの先
端を限定する横断方向の段部72Bに軸方向に支
持される。
連結部材38Bは、可動の側板15Bに向かつ
て軸方向に突出する突部73Bを、円形に適宜分
布された複数の箇所に有し、これはダイヤフラム
27B上に力が加わつた時に揺動を制限するため
に役立ち、上記突部73Bはその場合に、可動の
側板15B上に当接する。
各々の突部73Bは、一例として、図示したよ
うに、1/4オリーブ形に変形により形成されてい
る。連結部材38Bの内周面上において組立体の
軸線に向かつて開放されたこの突部73Bは、連
結部材38Bの簡単な型打ちによつて形成するこ
とができる。
いずれにしても、突部73Bと、対応の溝71
Bにほぞ70Bが圧入されていることと、被動プ
ーリーであることとに留意して、ダイヤフラム2
7Bは弾性材料製のスペーサー36Bを可動の側
板15Bに向かつて常時付勢し、上述した各例と
同様に、また所望のように、弾性材料製のスペー
サー36Bが軸方向に側板15Bに連結されたか
のような状態になる。
軸方向の寸法が小さく、製造が容易なため、こ
の実施例による構成は、上述したように被動プー
リーだけでなく、上述した全部の実施例による駆
動プーリーにも適用される。
この構成を駆動プーリーに適用した場合には、
側板15に対する適切な軸方向支持を確実にする
性質の、上記側板15の軸方向縁部の変形を用意
することが望ましい。
所望の軸方向連結のために必要ならば、上述し
た構成を、被動プーリーの場合にも適用すること
ができる。
第24,25図に示した実施例には、連結部材
は全く使用されてなく、可動の側板15Bはその
外周部に軸方向縁部24Bを備えており、可動の
側板15Bの縁部24B及び弾性材料製のスペー
サー36Bには、円周方向に、相補形状の波形7
5B,76Bがそれぞれ形成してあり、弾性材料
製のスペーサー36Bはこれらの波形75B,7
6Bによつて軸方向縁部24Bと係合し、ダイヤ
フラム27Bを可動の側板15Bと回転一体化す
る。
所要の軸方向連結のために、スペーサー36B
は、可動のフランジ15Bの軸方向縁部24B中
に実際上は圧力の下に係合している。
所望ならば、特に上記の構成を駆動プーリーに
適用する場合に、弾性材料製のスペーサー36B
(上述したようにダイヤフラム27Bに付着化し
得る)を波形75B,76Bのところで側板15
Bの軸方向縁部24Bに付加的に貼着してもよ
い。
第26,27図に示した実施例によれば、弾性
材料製のスペーサー36Bの波形76Bは、シー
ト材38Bによつて被覆され、シート材38Bは
スペーサー36Bに装着され、連結部材を形成し
ている。
上述したように、可動の側板15Bの軸方向縁
部24Bとシート材38Bとの間を貼着しても、
貼着しなくてもよいが、貼着しない場合には、所
望の軸方向連結のために、圧力による係合がいず
れにしても必要になる。
シート材38Bは、いずれにしても、弾性材料
製のスペーサー36Bと可動のフランジ15Bと
の間にトルクをより良く伝達するためにも、また
ダイヤフラム27Bに作用した力の結果としてダ
イヤフラム27Bが揺動する際にヒンジを形成す
るスペーサー36Bの領域をよりよく定めるため
にも、非常に好つごうである。
以上の説明では、駆動プーリー10Aのダイヤ
フラム27Aと対応の支持部材32Aとの間の揺
動状の軸方向支持は、金属対金属の直接支持であ
るものと想定されている。
第28図に示した変形実施例によれば、上述し
たいろいろの構成との組合せとして、弾性材料製
のスペーサー66Aは、ダイヤフラム27Aと支
持部材32Aとの間に軸方向に介在され、ダイヤ
フラム27A及び支持部材32Aに例えば付着化
又は貼着されている。
ダイヤフラム27Aが任意の時に復帰すること
は防止され、弾性材料製のスペーサー36A,6
6Aは総体的に引張又は圧縮において動作する。
第28図において弾性材料製のスペーサー36
Aは、上述した例と同様に、ダイヤフラム27A
の内面側即ち側板15Bに指向した側にあり、弾
性材料製のスペーサー66Aはダイヤフラム27
Bの他側にある。
第29図に示した変形例によれば、これと逆の
配列がなされており、弾性材料製のスペーサー3
6Aはダイヤフラム27Aの外面側にあり、弾性
材料製のスペーサー66Aはその他側にある。
弾性材料製のスペーサー36A,66Aはダイ
ヤフラム27Aの同一側に配してもよく、即ちそ
の内面側(第30図)又は外面側(第31図)に
配してもよい。
これらの構成によれば、植設に当つての特別の
必要に従つて、取付け場所が節減される。
本発明は上述した特別の構成に限定されず、そ
の他のいろいろの可能な実施態様を包含する。
特に、弾性材料製のスペーサーは、中実の部材
とする必要はない。
即ちこのスペーサーを円周方向に複数の部分に
切断してもよく、また円周方向に連続させ、スペ
ーサーによつて連結される部材と接触する切欠を
形成してもよく、また蜂の巣構造としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるプーリーを備えた変速機
を最大変速比について示す軸方向断面図、第2図
は第1図に1点鎖線で囲んだ部分を示す詳図、第
3図は最小変速比について示す第1図の一部の同
様の軸方向断面図、第4図は本発明の変形実施例
を示す第2図と同様の詳図、第4図から第11図
は本発明のそれぞれ別の変形実施例を示す第4図
と同様の詳図、第12図は第1図に示した変速機
の他方のプーリーの別の変形実施例を示す第4図
と同様の詳図、第13図は本発明の別の変形実施
例を示す第12図と同様の詳図、第14図は第1
3図の矢印に従う立面図、第15図から第2
0図は本発明のそれぞれ別の変形実施例を示す第
12図と同様の詳図、第21図は本発明の別の変
形実施例を示す第12図と同様の詳図、第22,
23図は第21図のXII−XII線及び−
線にそれぞれ沿つた部分的な断面図、第24
図は本発明の別の変形実施例を示す第12図と同
様の詳図、第25図は第24図の−
線に沿つた部分的な横断面図、第26図及び第2
7図は本発明の別の変形実施例を示す第24,2
5図にそれぞれ対応した詳図及び断面図、第28
図は本発明の別の変形実施例を示す第1図の一部
と同様の断面図、第29図から第31図は第21
図を一部とする本発明のそれぞれ別の変形実施例
を示す軸方向断面図である。 符号の説明、12A,12B……ハブ、15
A,15B……可動の側板、16A,16B……
固定の側板、27A,27B……ダイヤフラム、
28A,28B……周辺部分、29A,29B…
…指状片、32A,32B……支持部材、36
A,36B……弾性材料製のスペーサー。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハブ12A,12Bと、該ハブの回りに互に
    対向して配された2個の環状の側板とを有し、該
    側板の少なくとも一方の可動の側板15A,15
    Bは弾性復元手段の制御のもとに上記ハブ12
    A,12Bに対し軸線方向に移動自在に取付けら
    れ、該弾性復元手段は環状部材すなわちダイヤフ
    ラム27A,27Bによつて形成され、該ダイヤ
    フラム27A,27Bは、可動の側板15A,1
    5Bに対し軸線方向に揺動可能に支持される皿形
    板ばね28A,28Bを形成する周辺部分と、上
    記ハブ12A,12Bに軸線方向に固定された部
    材すなわち支持部材32A,32Bに対して軸線
    方向に揺動自在に支持されてスロツトにより放射
    方向の複数の指状片に分割された中心部分とを備
    えた型式の変速機において、 上記ダイヤフラム27A,27Bと上記可動の
    側板15A,15Bとの間に、弾性材料製のスペ
    ーサー36A,36Bを軸線方向に介在させ、該
    スペーサー36A,36Bは、一方では、皿形板
    ばね28A,28Bを形成するダイヤフラム27
    A,27Bの周辺部分に軸線方向と円周方向の両
    方について固定され、他方では、可動の側板15
    A,15Bに少なくとも軸線方向について固定さ
    れ、上記弾性材料製のスペーサーが上記ダイヤフ
    ラムの軸線方向の揺動支持体と、上記ダイヤフラ
    ムと上記可動の側板との間のトルク伝達手段の両
    方を構成することを特徴とする変速機。 2 弾性材料製のスペーサーを可動の側板に指向
    したダイヤフラムの表面上のみに基本的に延長さ
    せたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の変速機。 3 弾性材料製のスペーサーをダイヤフラムの縁
    部上にも延長させたことを特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の変速機。 4 弾性材料製のスペーサーを可動の側板に対向
    するダイヤフラムの表面の一部分上にも延長させ
    たことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の
    変速機。 5 弾性材料製のスペーサーに形成した溝にダイ
    ヤフラムの周辺部を係合させ、該スペーサーはダ
    イヤフラムのどちらかの表面上にも延長させたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の変速
    機。 6 弾性材料製のスペーサーをダイヤフラムに付
    着化又は貼着したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1〜5項のいずれか1項に記載の変速機。 7 上記弾性材料製のスペーサー36A,36B
    自身が、それだけで上記ダイヤフラムと上記可動
    の側板との間のトルク伝達手段を構成する特許請
    求の範囲第1項ないし第6項のうちのいずれか1
    項に記載の変速機。 8 弾性材料製のスペーサーを補助部材即ち連結
    部材を介して、可動の側板に軸方向に固着し、弾
    性材料製のスペーサーは該連結部材に軸方向にも
    周方向にも一体化したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の変速
    機。 9 弾性材料製のスペーサーを上記連結部材に付
    着化又は貼着したことを特徴とする特許請求の範
    囲第8項記載の変速機。 10 弾性材料製のスリーブをあいつぎ構造によ
    り上記連結部材に回転一体化したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第8項記載の変速機。 11 連結部材を可動の側板上に取付けたことを
    特徴とする特許請求の範囲第8〜10項のいずれ
    か1項に記載の変速機。 12 連結部材が、可動の側板に係止されるため
    の舌状部分或いはとつ手部分を有するか、可動の
    側板にかしめられるための頭部を有するか、可動
    の側板に溶接されるかの、いずれかの手段によ
    り、可動の側板に取付けられたことを特徴とする
    特許請求の範囲第11項記載の変速機。 13 連結部材がその外周上に軸方向に突出した
    ほぞを有し、それらのほぞにより、可動の側板の
    軸方向縁部の内面に形成した溝に連結部材を係合
    させたことを特徴とする特許請求の範囲第8〜1
    0項のいずれか1項に記載の変速機。 14 揺動運動を制限するための複数の歯部を可
    動の側板の方に突出するように連結部材に形成し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第13項記載
    の変速機。 15 可変形の弾性材料製のスペーサーが円周方
    向に波形を有し、それらの波形により、可動の側
    板の軸方向縁部上に形成した相補形状の波形に上
    記スペーサーを係合させたことを特徴とする特許
    請求の範囲第8〜10項のいずれか1項に記載の
    変速機。 16 弾性材料製のペーサーの波形の表面をシー
    ト材にて被覆したことを特徴とする特許請求の範
    囲第15項記載の変速機。 17 弾性材料製のスペーサーを可動の側板に軸
    方向に直接に一体化したことを特徴とする特許請
    求の範囲第1〜7項のいずれか1項に記載の変速
    機。 18 弾性材料製のスペーサーが、可動の側板の
    軸方向縁部に係合するためのクラウンを有し、そ
    のクラウンが必要に応じて締め具手段例えばカラ
    ー又はフエルールと共働するようにしたことを特
    徴とする特許請求の範囲第17項記載の変速機。 19 可動の側板が軸方向縁部の例えば先端に突
    出した環状の保持突部を備えたことを特徴とする
    特許請求の範囲第18項記載の変速機。 20 弾性材料製のスペーサーが可動の側板と係
    合するための溝を備えたことを特徴とする特許請
    求の範囲第19項記載の変速機。 21 弾性材料製のスペーサーが可動の側板に付
    着化又は貼着されたことを特徴とする特許請求の
    範囲第17〜20項のいずれか1項に記載の変速
    機。 22 可動の側板が舌状部分を一体的に有し、こ
    れらの舌状部分により、上記ダイヤフラムと弾性
    材料製スペーサーとにより形成された組立体に係
    合したことを特徴とする特許請求の範囲第17項
    記載の変速機。 23 上記ダイヤフラムと支持部材との間に弾性
    材料製のスペーサーが軸方向に介在され、該スペ
    ーサーは上記ダイヤフラム及び支持要素に接着又
    は貼着させたことを特徴とする特許請求の範囲第
    1〜22項のいずれかに記載の変速機。
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