JPS6390014A - 複合磁気ヘツドコアの製造方法 - Google Patents

複合磁気ヘツドコアの製造方法

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JPS6390014A
JPS6390014A JP23540886A JP23540886A JPS6390014A JP S6390014 A JPS6390014 A JP S6390014A JP 23540886 A JP23540886 A JP 23540886A JP 23540886 A JP23540886 A JP 23540886A JP S6390014 A JPS6390014 A JP S6390014A
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JP
Japan
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permalloy
ferrite
temperature
alloy
pressure
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Pending
Application number
JP23540886A
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English (en)
Inventor
Takashi Morohashi
諸橋 毅史
Kazumasa Onishi
一正 大西
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、Mn−ZnフェライトとFe−Ni系合金(
パーマロイ)を接合してコアを得る複合磁気ヘッドコア
の製造方法に関し、特に、接合部に異種材料の接合層を
持たず、接合部分に歪量が少ない複合磁気ヘッドコアの
製造方法に関する。
[従来技術およびその問題点」 従来から、単一材料による磁気ヘッドコアの欠点を補う
ものとして、テープ接触部とコイル巻線部の材質を異に
したアンペックス型磁気ヘッドコアか提案されている。
このアシペックス型磁気ヘッドコアで構成された磁気ヘ
ッドとしでは、−般的には第3図1こ示すように、コイ
ルが巻かれるコイル巻線部1とテープ接触部2を接合し
た一対の磁気ヘッドコア3を二ケ所で付き合わせ、テー
プ接触部2の付き合わせ部には非磁性体を挟んてヘッド
ギャップ4を形成し、他方の付き合わせ部は非磁性材料
を挟んでパックギャップ5を形成している。そして、テ
ープ接触部2のヘッドギャップ4が直接磁気テープ6と
接触し、磁気記録の書き込み、読み出しを行なう。この
ような磁気ヘッドの磁気ヘッドコアにおいでは、コイル
巻線部1にMn−Znフェライトが用いられ、テープ接
触部2にFe−Ni系合金(パーマロイ)が用いられで
いるものか知られでいる。
このような複合磁気ヘッドコアは、テープ接触部1とコ
イル巻線部2を別々に成形して、これらをエポキシ系の
有機接着剤あるいはガラス等の接着層を介して両者を接
着することにより製造されるが、ここで使われる接着層
は、非磁性体や極端に低い透磁率のものであるため、大
きな抵抗となって磁気回路に与える影響か少なくなく、
また、接着層の厚さのバラツキのため、テープ接触部1
ないしはヘットチップの特性のバラツキの直接の要因と
なっている。
また、金属層を接合面に介してテープ接触部1とコイル
巻線部2を接合する方法(メタライズ法)では、接合面
近傍における耐食性に問題があり、磁気回路的損失も生
じ易い。
このような問題点の生じる要因がいずれも接合面に異種
材層を介在させていることに鑑み、最近では、接合面に
異種材層を介在させずに両者の接合を行なう方法が提案
されている。この方法では、コイル巻線部1となるMn
−Znフェライトとテープ接触部2となるFe−Ni 
fi−合金(パーマロイ)を当接させ、全体を加熱、加
圧することにより複合磁気ヘッドコアを製造している。
しかしながら、この製造方法によると、Mn−Znフェ
ライトとFe−Ni系合金(パーマロイ)とでは熱膨張
率が異るため、接合時における加熱、加圧で両者に歪が
生じ、この歪で接合面に残留応力が生し、接合部分の特
性が変化する。その結果、接合面の信頼性に低下を来し
ている。
「発明の目的」 本発明は、上記問題点を解消すべくなされたもので、接
合面(こ残留する応力を無視できるほど小ざく押え、磁
気的特性(ごついての劣化を生しさせない複合磁気ヘッ
ドの製造方法を提供することを目的とする。
「発明の概要」 本発明による複合磁気へ・ンドの製造方法では、Mn−
Znフェライト焼結体とFe−Ni系合金(パーマロイ
)焼結体との間で接合時に発生する歪の原因が、両者の
熱膨張率の違いであることに着目してなされたもので、
コイル巻線部となるMn−Znフェライト焼結体とテー
プ接触部となるFe−Ni系合金(パーマロイ)焼結体
との接合に際し、流体を圧力媒体として等方的に加圧し
ながら昇温し、下記式に示す温度と圧力の関係にある接
合条件下で一定時間保持した後、下記式に示す温度と圧
力の条件を保ちながら降温、降圧することを特徴とする
但し、α(1)はFe−Ni系合金(パーマロイ)の体
膨張率、α(2)はMn−Znフェライトの体膨張率、
K(1)はFe−Ni系合金(パー?[]イ)の体圧縮
率、に(2)はMn−Znフェライトの体圧縮率、Pは
ゲージ圧(K9 f/cm’) 、Tは温度(℃)、T
Rは初期温度(℃)を表わす。
「発明の実施例」 以下に、本発明の実施例をさらに詳細に説明する。
本発明で用いられているMn−Znフェライトは、Fe
20345〜60モル%、Mn020−45モル%、Z
nO3〜30モル%の組成範囲のものである。また、F
e−Ni系合金(パーマロイ)は、Fe12〜14.5
重量%、残りをNiからなる合金、もしくは緒特性を改
良するために、これに合金成分としてMo、 Mn、S
i、 Nb、 Cr、 Wの一種以上!0.1〜5重量
%含有させたものである。これらのMn−Znフェライ
トの焼結体とFe−Ni系合金(パーマロイ)焼結体を
    ゛各々接合しようとする大きさ、形状に切り出
した後、それぞれに鏡面研磨を行なう。鏡面研磨後、ア
セトン等の有機溶剤等で超音波洗浄したのち、双方の板
を重ね合わせ、密着させる。この密着させた試料をカプ
セルに入れ、脱気を行なった後、カプセルヲ密封する。
このカプセルを、流体を圧力媒体として、等方的に加圧
しながら昇温し、下記式に示す温度と圧力の関係にある
接合条件下で一定時間保持した後、同しく下記式に示す
温度と圧力の関係を保ちながら、降温、高圧することで
、Mn−Znフェライトの焼結体とFe−Ni系合金(
パーマロイ)の接合体が製造される。
式 但し、α(1)はFe−Ni系合金(パーマロイ)の体
膨張率、α(2)はMn−Znフェライトの体膨張率、
K(1)はFe−Ni系合金(パーマロイ)の体圧縮率
、K(2)はMn−Znフェライトの体圧縮率、Pはゲ
ージ圧(K9 f/cm’) 、Tは温度(℃)、TR
は初期温度(℃)を表わしでいる。
本発明の原理は、加熱時に両者に生しる膨張率の差を、
等方的な圧力を加えることにより生じる圧縮率の差によ
り相殺することにある。よって、接合条件まで昇温、昇
圧する時には、必ずしも上記式を満たしている必要はな
い。また、接合温度も同様に上記式を満たしている必要
はなく、接合温度は若干高めに設定してもよい。しかし
、上記式を満たす接合条件下において、一定時間保持す
ることが必要である。本発明で重要なことは、接合条件
から降温、降圧する時であり、この時にこの条件を外れ
でしまうと、両者の接合面に応力が発生してしまう。
本発明方法によると、従来の拡散接合等で問題となって
いた異f!!接合材料の熱膨張率の違いによる接合面の
応力歪か無視できるほど小さく押えられ、磁気的特性に
ついての劣化が見られない。また、接合層を用いて両者
を接合した場合の接合層の厚さのバラツキによる磁気特
性のバラツキも解消される。
実施例1゜ Fe20354モル%、Mn027モル%、Zn019
モル%、体膨張率382x 10−7/ ℃、体圧縮率
5.8×10−’ crn’/に9fのMn−Znフェ
ライトと、Ni 81重量%、Fe14重量%にMn、
Nbなどの添加剤を入れた、体膨張率375x 10−
’/ ℃、体圧縮率6.8×10−7cmr/に9fの
Fe−Ni系合金(パーマロイ)のそれぞれの焼結体を
、直径10mm、厚さ1mmの円板状の板にしで切り出
し、おのおのの表面を鏡面研磨する。その後に、有機溶
剤等によって洗浄した後、両面を合わせて密@させる。
この試料を、肉厚0.2mmの白金製の容器に入れ、脱
気後、密閉する。このようにして作った白金カプセルを
アルゴンを圧力媒体とした加圧加熱装百に装着し、11
20℃、7700  にgf/ crri’の条件下に
て1時間保持した後、 P = 7.Ox (T −20) (但し、■は℃、Pはにqf/ c%、初期温度20℃
)の条件を満たすように圧力を保ちながら、毎分5℃の
速度て降温し、常温、常圧まで温度および圧力を下げた
。ここで、接合温度は高い方が好ましいが、Fe−Ni
系合金(パーマロイ)の融点よりも低くしなければなら
ない。
このようにして得られたMn−ZnフェライトとFe−
Ni系合金(パーマロイ)の接合体を、接合面に直角な
切断研磨面で接合面を観察したところ、空孔および変質
層は見られなかった。
実施例2゜ 実施例1と同様の割合の材料を用い、Mn−Znフェラ
イト11については、直径10mm、厚さ10mmに成
形した円柱状のブロックを、Fe−Ni系合金(パーマ
ロイ)12については、直径10mm、厚さ1mmに成
形した円板状の板を用い、各々の表面を鏡面研磨後、有
機−溶剤にて洗浄後、Mn−Znフェライト11をFe
−Ni系合金(パーマロイ)12で挟むように積層し、
肉厚0.2mmの白金製の容器13に入れ、真空排気後
、密封する。このようにして作った白金カプセルを、ア
ルゴンを圧力媒体とした加圧、加熱装雷に装着し、10
50℃、7210にqf/ crn’の条件下にて90
分間保持した。その後、P = 7.Ox (T −2
0) (但し、Tは°G、  Pはに9f/ cm、初期温度
20℃)の条件式を満たしながら、毎分5℃の速度で降
温、降圧し、常温、常圧まで温度および圧力を下げた。
このようにして得られたMn−ZnフェライトとFe−
Ni系合金(パーマロイ)の接合体を、実施例1と同様
な方法で評価を行なったところ、実施例1とは1よ同様
な効果が得られた。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、Mn−Znフェ
ライトとFe−Ni系合金(パーマロイ)のそれぞれの
焼結体の加熱時に生じる膨張率の差を、流体を圧力媒体
として両者に等方的な圧力を加えることにより生じる圧
縮差で相殺するので、異種接合材料の熱膨張率の違いに
よる接合面の応力歪が無視できるほど小ざ〈押えられ、
磁気的特性の良好な複合磁気ヘッドコアを製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法による製造過程で容器に封入するた
めに積層された実施例2における試料の断面図、第2図
は本発明方法で使用される白金製容器の実施例2におけ
る外観図、第3図はアンペックス型磁気ヘッドコアによ
り構成された一般的な磁気ヘッドの正面図である。 1・・・コイル巻線部、2・・・テープ接触部、11・
・・Mn−Znノエライト焼結体、12・・・Fe−N
i系合金(パーマロイ)焼結体、]3・・・白金製容器
。 特許出願人    アルプス電気株式会社同 代理人 
   三 浦 邦 夫 同    松井 茂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コイル巻線部となるMn−Znフェライト焼結体
    とテープ接触部となるFe−Ni系合金(パーマロイ)
    焼結体を互いに接触させて加熱、加圧し、両者を接合す
    る複合磁気ヘッドコアの製造方法において、流体を圧力
    媒体として等方的に加圧しながら昇温し、下記式に示す
    温度と圧力の関係にある接合条件下で一定時間保持した
    後、下記式に示す温度と圧力の条件を保ちながら降温、
    降圧することを特徴とする複合磁気ヘッドコアの製造方
    法。 P={[α(2)−α(1)]/[k(2)−k(1)
    ]}×(T−T_R)但し、α(1)はFe−Ni系合
    金(パーマロイ)の体膨張率、α(2)はMn−Znフ
    ェライトの体膨張率、k(1)はFe−Ni系合金(パ
    ーマロイ)の体圧縮率、k(2)はMn−Znフェライ
    トの体圧縮率、Pはゲージ圧(Kgf/cm^2)、T
    は温度(℃)、T_Rは初期温度(℃)を表わす。
JP23540886A 1986-10-02 1986-10-02 複合磁気ヘツドコアの製造方法 Pending JPS6390014A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02165402A (ja) * 1988-11-30 1990-06-26 Magnetic Peripherals Inc フェライト磁気ヘッドコアの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02165402A (ja) * 1988-11-30 1990-06-26 Magnetic Peripherals Inc フェライト磁気ヘッドコアの製造方法

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