JPS6389276A - 産業用ロボツト - Google Patents

産業用ロボツト

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JPS6389276A
JPS6389276A JP23501586A JP23501586A JPS6389276A JP S6389276 A JPS6389276 A JP S6389276A JP 23501586 A JP23501586 A JP 23501586A JP 23501586 A JP23501586 A JP 23501586A JP S6389276 A JPS6389276 A JP S6389276A
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JP
Japan
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link
arm
motor
oil
shaft
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Pending
Application number
JP23501586A
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English (en)
Inventor
村田 進太郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Corp
Original Assignee
Fuji Machine Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 □産業上の利用分野□ この発明は、アーム機構を備えた産業用ロボットに関し
、特に、アーム機構中の2つの要素を互いに独立に駆動
する2つのモータの配置形態の改良に関するものである
□従来の技術□ 今日、産業用ロボットの普及は目覚ましく、各種のもの
が様々な用途に使用されている。この産業用ロボットの
一種に、1軸線まわりに旋回させられる旋回体(例えば
旋回テーブル)を備え、この旋回体にアーム機構が連結
されるとともに、そのアーム機構が互いに独立に駆動さ
れる2つの要素(例えば、第1のアームと第2のアーム
)を含んでいて、その2つの要素の一方を駆動する第1
のモータと他方を駆動する第2のモータとが、上記旋回
体に取り付けられたタイプのものが知られている。
従来、この種のロボットにおいては、例えば第14図に
示すように、第1のアーム300を駆動する第1のモー
タ302と、図示しない第2のアームを駆動する第2の
モータ304とを、旋回体としての旋回テーブル306
の外部に、減速機308および310とともに、その旋
回軸線を挟んで互いに同軸に向かい合わせて取り付ける
のが普通であった。
また、第15図に示すように、ベベルギヤ、ウオームギ
ヤ等を使用して直角に曲げた回転軸変換機構312およ
び314を設け、各モータ302および304を旋回テ
ーブル306の旋回軸線と平行に配置したものもある。
一発明が解決しようとする問題点− しかし、第14図のように向かい合わせに配置した場合
には、旋回軸線から各モータ端までの寸法(A寸法)が
相当大きくなるため、旋回テーブル306が旋回すると
き、各モータ302および304と他の部材との干渉を
避けるための大きなスペースを周囲に確保しなければな
らない。
また、第15図のように直角に曲げて取り付けた場合に
は、回転軸の向きを90度変える回転軸度ta機構31
2および314が必要となって、部品点数の増加を避は
得ない他、それらの上記旋回軸線から突出し寸法(8寸
法)が、第14図のA寸法はどではないにしろ相当大き
くなり、その寸法を大幅に短縮することは困難である。
以上のようなモータ配置上の問題は、アーム機構の第1
のアームおよび第2のアームを独立に駆動する2つのモ
ータに限らず、要するにアーム機構の互いに独立に駆動
される2つの要素を駆動する2つのモータの配置におい
て生じる問題である。
−問題点を解決するための手段− このような問題を解決するために本発明は、前述のよう
な旋回体、アーム機構、第1のモータおよび第2のモー
タとを備えた産業用ロボットにおいて、それら第1のモ
ータと第2のモータとを、上記旋回体の内部に、それら
両モータの軸線がその旋回体の旋回軸線とほぼ直角な平
面内に位置するように、かつ、その旋回軸線を挟んで互
いに並列に配置したことを特徴とするものである。
□作用および効果□ このようにすれば、旋回体の旋回軸線から両モータの最
も遠い部分までの寸法が直列配置の場合に比べて大幅に
小さくなる。また直角に曲げて配置するものでもないか
ら回転軸変換機構が要らず、部品点数を増加させないこ
とは勿論、それが出っ張りとなることもない。従って、
旋回体の旋回時において両モータが他の部材と干渉する
干渉領域が従来に比べて格段に減少する。
また、それらのモータを旋回体の内部に組み込んだこと
により、モータのケーブル等、動力供給部材を外部に取
り回さなくて済み、他の部材との干渉が避けられる他、
旋回体付近の外観もすっきりさせることができる。
□実 施 例□ 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例である産業用ロボットの全体
を示すものである。このロボットは、2木のガイドレー
ル2および3に案内されて水平方向に移動可能な可動ベ
ース4を備え、この可動ベース4に旋回テーブル6が垂
直軸線まわりに旋回可能に保持されるとともに、旋回テ
ーブル6の下端部に第1のアーム10が、またこのアー
ム10に第2のアーム12がそれぞれ連結されて、垂直
面内で相対回動可能なアーム機構を構成し、これらのア
ーム10および12が互いに独立に駆動される2つの要
素となっている。アーム12の先端にはブロック状の手
首部材14が垂直面内で相対回動可能に連結され、この
手首部材14の先端に3爪チヤツクの形態をなすハンド
16が2個背中合わせで、かつ手首部材14に対して直
角に配置されるとともに、手首部材14の中心線のまわ
りに回転可能に保持されている。2個のハンド16の一
方は未加工ワークを把持し、他方は加工済みワークを把
持するためのもので、このロボットがガイドレール2お
よび3に沿って走行させられることにより、未加工ワー
クを工作機械に供給して、加工済みワークを工作機械か
ら排出したり、隣のロボットとの間で未加工ワークや加
工済みワークの受は渡しの作業を行ったりする。
前記可動ベース4にはガイドレール2.3を転勤するロ
ーラ18およびボール20が設けられ、また図示はしな
いが走行用のサーボモータが設置されて、モータ軸に固
定のビニオンがガイドレール3と平行に配置されたうツ
ク22とかみ合っている。可動ベース4は下側に円形の
開口を備えた箱状をなし、その内部に旋回テーブル6の
上半部であるテーブル本体24が収容されている。テー
ブル本体24には上方に延びる旋回軸26が固定され、
可動ベース4によって回転可能に保持されていて、この
旋回軸26と平行な姿勢で可動ベース4に油圧で作動す
る旋回用のモータ28が設けられいる。このモータ28
の軸には2枚の仮カム30が互い違いに固定される一方
、旋回軸26には2列の複数個の従節ローラ32を保持
するタレット34が固定され、これらの組合せによって
パラレルカム機構36が構成されている。2枚の仮カム
30が一種のギヤのように従節ローラ32とかみ合い、
旋回軸26ひいては旋回テーブル6およびアーム機構等
の全体を180度の範囲で90度ずつ間欠的に回転(旋
回)させるのである。旋回テーブル6の回転は、テーブ
ル本体24に形成されたフランジ38と可動ベース4の
下端開口部との間に設けられたベアリング40によって
案内され、また旋回テーブル6の割出し位置は、可動ベ
ース4に設けらた位置決めシリンダ41によって正確に
規定されるようになっている。
テーブル本体24の下部からは、第2図から明らかなよ
うに一対の脚部42が下側へ平行に延びており、これら
の脚部42の間に箱形の断面形状を有する上記アーム1
0が組み込まれ、1軸線まわりに回動可能に支持されて
いる。第1図に戻って、このアーム10の先端部はヨー
ク状に形成され、その内側に二股に分かれた前記アーム
12が連結されているのであるが、両者の連結部の回動
軸線と同じ軸線のまわりに、ブラケットリンク44がア
ーム10と12とのいずれに対しても相対回動可能な状
態で支持されている。このブラケットリンク44は全体
としてほぼ直角三角形の形状をなし、その直角の角部が
二股に分かれたアーム12の間に組み込まれるとともに
、残る一方の角部と旋回テーブル脚部42とがロンドリ
ンク46で連結され、他方の角部と前記手首部材14と
がロフトリンク48で連結されている。ロッドリンク4
6は、その両端がブラケットリンク44および旋回テー
ブル脚部42の双方と相対回転可能であり、かつアーム
10と平行であって、これらアーム10.旋回テーブル
脚部42およびブラケットリンク44とともに平行リン
ク機構を構成している。またロンドリンク48も、その
両端がブラケットリンク44および手首部材14の双方
と相対回転可能であり、かつアーム12と平行であって
、それらアーム12.ブラケットリンク44および手首
部材14とともに平行リンク機構を構成している。従っ
て、アーム10がいかに回動じてもブラケットリンク4
4の水平面に対する姿勢は変わらず、またアーム12が
いかに回動じても手首部材14のブラケットリンク44
に対する姿勢は変わらない。さらにブラケットリンク4
4の、アーム10および12に対する連結軸線とロンド
リンク48に対する連結軸線とが一水平面内に位置させ
られているため、アーム機構がどのように回動しても手
首部材14は常に水平に保たれ、換言すれば基準面とし
ての水平面に平行に保たれるのである。このような2組
の平行リンク機構を構成すべく付加されたブラケットリ
ンク44.ロンドリンク46および48が補助リンクと
して機能してしている。
アーム10はサーボモータである第1のモータ50で駆
動され、アーム12は同じく第2のモータ52で駆動さ
れる。これらのモータ5°0,52はテーブル本体24
の内部に組み込まれている。
テーブル本体24は箱形構造物の形態をなしているが、
両モータ50および52を組み込むスペースとモータ取
付部とを備えている。そしてモータ50および52は、
第3図から明らかなように、旋回テーブル6の旋回軸線
Oを挟んで並列に、つまりモータ50および52の両モ
ータ軸線が一定距離隔てて互いに平行になるように取り
付けられるとともに、これらのモータ軸線が旋回軸線0
と直角な平面内(この場合には水平面内)に位置して、
互い違いに配置されている。すなわち、各モータ50お
よび52の出力軸が互いに反対側に位置するように配置
され、おのおのにタイミングプ−リ56または58が固
定されているのである。
各タイミングプーリ56,58の回転軸線である両モー
タ軸線は、互いに平行であるだけでなく、アーム機構の
回動平面に対して直角とされている。
モータ50および52の離間距離はできる限り小さくさ
れ、はとんど離さないで横並びにされている。従って、
各モータ50および52の上記旋回軸線Oから最も遠い
部位までの寸法が最小となり、これらのモータ50およ
び52が旋回テーブル6とともに旋回させられる時でも
、その旋回に要するスペースは小さいものとなる。この
スペースは前記可動ベース4の箱状の壁部の中に、つま
りこの箱状壁部とテーブル本体24との間に確保されて
おり、・モータ50および52は外部からは見えない。
また、それらへの電力供給用のケーブルは、図示はしな
いが可動ベース4の上部あるいは壁部等から内部へ配線
されて、アーム機構の近傍からは姿を消している。
第4図から明らかなように旋回テーブル6の一方の脚部
42には、アーム10の回動軸線と同心的に外側からサ
イクロ減速機60が取り付けられており、その入力軸6
2にタイミングプーリ64が固定され、出力軸66にア
ーム10が固定されている。第2図に示すように、この
サイクロ減速機60のタイミングプーリ64とモータ5
0のタイミングプーリ56との間には、テーブル本体2
4の底部に形成された開口68を通ってタイミングベル
ト70が掛は渡されており、モータ50の駆動によって
アーム10が上方または下方に回動させられる。
また、サイクロ減速機60と向かい合って旋回テーブル
6の他方の脚部42にもサイクロ減速機72が取り付け
られており、第4図に示すようにその入力軸74にタイ
ミングプーリ76が、また出力軸78に軸80がそれぞ
れ固定されている。
軸80はアーム10の回動軸線と同心的に、かつアーム
10に対して自由に回転できる状態で設けられており、
この軸80にレバーリンク82がセレーションによって
固定されている。レバーリンク82には、第3図に示す
ようにトルクリンク84の一端がピン86により相対回
転可能に連結され、トルクリンク84の他端はアーム1
2に対しテヒン88により同様に連結されている。レバ
ーリンク82はアーム12と平行であり、トルクリンク
84はアーム10と平行であって、これらが平行リンク
機構を構成している。そして第2図に示すサイクロ減速
機72のタイミングブーU 76と、前記モータ52 
(第3図参照)のタイミングプーリ58との間にも、テ
ーブル本体24の底部に形成された開口90を通ってタ
イミングベルト92が掛は渡されている。従ってモータ
52の駆動により、タイミングベルト92.サイクロ減
速機72.軸80.レバーリンク82およびトルクリン
ク84を介してアーム12が左右方向に回動されられ、
アーム10の上下方向の回動との組合せによってハンド
16の位置が適宜に設定される。
ハンド16の全体を手首部材14に対して回転させるハ
ンド回転用のモータ94が、アーム10の後端部に設け
られている。このモータ94は減速ギヤ列を内蔵した電
動式のモータであり、その出力軸にスプロケット96が
固定されて、これにチェーン98が巻き掛けられている
。チェーン98は箱形断面のアーム10の内部を通って
いるが、アーム10の内部にはその長手方向と直角にま
たは傾斜して補強板部100 (第4図参照)が設けら
れているため、チェーン98はこれに形成された切欠1
02を通り、アーム10の他端部に位置するスプロケッ
ト104に巻き掛けられている。
アーム10の中間部にはチェーンガイド106が固定さ
れて、チェーン98が垂れ下がるのを防いでいる。スプ
ロケット104はアーム10および12の回動軸線と同
心の軸108に固定されており、この軸108はアーム
12により回転自在に支持されて前記ブラケットリンク
44の回動輪を兼ねるもので、ブラケットリンク44を
挟んでスプロケット104と反対側にもスプロケット1
10が固定されている。そしてこのスプロケット110
と、アーム12のこれより下側部分に設けられたスプロ
ケット112 (第1図参照)との間に、チェーン11
4がアーム12の内部を通って張り渡されており、また
中間にはチェーン114の張りを調整するアイドルスプ
ロケット116および11Bが設けられている。スプロ
ケット112の裏側には、第6図に示すように同心的に
別のスプロケット120が設けられ、またアーム12と
手首部材14との回動軸線と同心的に、軸122が両者
のいずれとも相対回転可能に設けられて、この軸122
にもスプロケット124が固定されている。これら両ス
プロケット120と124との間にチェーン126が張
り渡されて、モータ94の回転駆動力が軸122にまで
導かれる。
第5図に示すように手首部材14には、この軸122と
直角に立体交叉する水平方向の軸128が回転可能に保
持されており、ハンド16は軸128の先端に形成され
たフランジ130に、ハンド本体132において固定さ
れている。そして、軸122には複数のらせん状のリブ
を備えたカム134が固定される一方、軸128には外
周面に複数のローラ136を放射状に植え込んだタレッ
ト138が固定されて、これらがローラギヤカム機構1
40を構成し、モータ94の駆動により90度のインデ
ックス角度でハンド16を間欠的に回転させる。
第1図に示すように、ハンド本体132には片側で3本
のガイド溝142が放射状に形成され、その方向に爪部
材144がそれぞれ移動可能に保持されている。以下、
本図には表れていないが、特開昭60−117039号
公報の第6図および第7図等に開示されているように、
その裏側には各爪部材144の裏面に植え込まれたカム
フォロワとそれぞれ係合するカム部(例えばカム′a)
を備えた回転体が同心的に設けられ、各カム部は回転体
の一方向の回転に従ってその回転中心からの距離が漸増
するように形成されおり、その回転で爪部材144が開
き、逆の回転で閉じ、つまりはハンド16が開閉する。
爪部材144はその閉作動でワークの外周面を把持する
が、開作動で内側から保持することも可能である。上記
回転体は外周面に歯を備えてピニオンを兼ね、このビニ
オンにラックシリンダのラックピストンがかみ合い、ラ
ックピストンは両端部分がシリンダボアにそれぞれ嵌め
入れられて、一端側にハンド16を閉じる油圧が供給さ
れる油圧室を形成し、他端側にハンド16を開く油圧が
供給される油圧室を形成する。これらの油圧室のいず′
れかに択一的に圧油が供給されることにより、ラックピ
ストンが移動されられて回転体を所定角度回転させ、上
述のカム作用によりハンド16に開閉動作を行わせる。
このようなラックシリンダはハンド16が2個存在する
ため、その数に対応して2個設けられ、従って油圧回路
は2系統ずつ都合4系統が必要となる。
これら2個のラックシリンダをそれぞれ作動させる4系
統の互いに独立な油圧は、前記可動ベース4上に設けら
れたマニホールド146から、旋回テーブル6、ロンド
リンク46.ブラケットリンク44.ロッドリンク48
および手首部材14を経て各ハンド16に導かれ、同様
な径路をたどって排出される。
まず、適数の電磁切換弁146を備えたマニホールド1
46から、図示はしないが4本の油通路が旋回軸26の
上端部に向かって延び、回転管継手150を経て旋回軸
26内に形成された長手方向の4本の油通路とそれぞれ
連通している。これらの油通路は旋回軸26内を下方に
延び、テーブル本体24の上部に至ると、ここで2本ず
つ二手に分かれ、テーブル本体24の相対向する二つの
垂直壁部をそれぞれ伝い、さらに旋回テーブル脚部42
の各々の内部を2本ずつ延び、各脚部42とロンドリン
ク46との連結部に至る。
第7図に示すように、この連結部において各脚部42の
内側面には、互いに対向するボス部152が形成され、
2本ずつ振り分けられた油通路154がそれぞれのボス
部152へ導かれている。
以下、理解を容易にするために、油通路を表す番号のあ
とにa、  b、  c、  dの符号を付して4系統
の区別をし、かつ、aまたはCの付された油通路はハン
ド16を閉作動させる油圧を導くものとし、bまたはd
の付された油通路は開作動させる油圧を導くものとする
。ロッドリンク46は、その−端部が上記二つのボス部
152によって回転可能に支持されたものであるが、そ
れを単品で取り出して第8図、第9図および第10図に
示す。
これらの図から明らかなように、ロンドリンク46は四
角形の断面形状を有する長手のリンク本体156を備え
、このリンク本体156の一端部(左端)から長手方向
に直角な向きに、円形断面の突出部が対称的かつ一体的
に形成されて丁字形状をなしている。この突出部のうち
、リンク本体156に隣接する内側の部分が被軸受部1
58とされ、これより外側に突き出た部分が回転管継手
部160とされていて、これらが対称的に位置している
。リンク本体156の反対側の端部も全く同様な構造で
ある。このロンドリンク46の内部には、互いに独立な
4本の油通路162a、162b、162c、162d
が形成されている。油通路162a、162cは、各回
転管継手部160の外周面から半径方向に穿孔され、次
いでその軸心に平行に延び、被軸受部158を経てリン
ク本体156の一端に至る。ここで直角に曲がり、2本
並んでリンク本体156の他端まで延びたのち二手に分
かれ、他端側の各被軸受部158を経て回転管継手部1
60の外周面にそれぞれ開口している。一方、油通路1
62b、162dはリンク本体156の内部では先の2
本と同様で、それらと平行に延びているが、各回転管継
手部160の外周面ではなく端面から穿孔され、それぞ
れ背中合わせの形態でコの字状に延び、他端側の各回転
管継手部160の端面に開口している。なお、もう一つ
のロンドリンク48も、以上と全(同様の構造である。
このようなロンドリンク46の一端部が、第7図に示す
ように旋回テーブル脚部42のボス部152に組み付け
られ、その被軸受部158の各々において、各ボス部1
52の内周面との間に設けられたベアリング164によ
って回転可能に保持されている。また、回転管継手部1
60の各々は、各ボス部152のさらに奥の部分に軸方
向の空所を残して回転可能に嵌合され、・その空所がそ
れぞれ油室166b、166dとされていて、これらの
油室166b、166dが、旋回テーブル脚部42の油
通路154b、154dとロッドリンク46の油通路1
62b、162dとをそれぞれ常時連通させている。さ
らに、ボス部152の各回転管継手部160と嵌合して
いる内周面には、円環状の油溝168a、168cがそ
れぞれ形成されており、これらの油溝168a、168
cが油通路154a、154cと油通路162a、16
2cとをそれぞれ常時連通させている。すなわち、ここ
に回転管継手170が構成されているのである。
ロッドリンク46の他端部は前記ブラケットリンク44
に連結されており、このブラケットリンク44内にも、
第11図および第12図に示すように互いに独立な4本
の油通路172a、172b、172c、172dが、
ロッドリンク46と48との端部同士を直線的につなぐ
ように形成されている。そしてブラケットリンク44と
ロンドリンク46との連結部には回転管継手174が設
けられているが、。その構成は上述と同様である。
すなわち第12図に示すように、ロッドリンク46の被
軸受部158および回転管継手部160が、2分割構造
のブラケットリンク44内に組み込まれ、ベアリング1
76により回転可能に保持されるとともに、油:a17
8a、178cを介してロンドリンク46の油通路16
2a、162cとブラケットリンク44の油通路172
a、172cとが各々連通させられ、油室180b、1
80dを介して同様に油通路162b、162dと油通
路172b、172dとが各々連通させられているので
ある。
ブラケットリンク44とリンクロッド48との連結部に
も全く同じ回転管継手182が設けられ、ブラケットリ
ンク44の4本の油通路172a〜dと、リンクロッド
48内に形成された4本の油通路184a−dとをそれ
ぞれ連通させている。
さらに第13図に示すように、このリンクロッド48と
前記手首部材14との連結部にも回転管継手186が設
けられ、それの油?a188a、188Cからは油通路
190a、190cが、またそれの油室192b、19
2dからは油通路190b、1!l]odが、ハンド1
6の軸128と手首部材14との回転嵌合部へ向かって
それぞれ延びている。
第5図から明らかなように、手首部材14にはハンド1
6の側から円形の軸収容穴194が形成され、この軸収
容穴194にスリーブ195が油密に嵌合・固定されて
おり、軸128はこのスリーブ195内に油密に嵌合さ
れて、両サイドのベアリング196および198によっ
て回転できるようにされている。スリーブ195の外周
面には4本の円環状の油溝200a、200b、200
c、200dが形成され、これらに回転軸継手186か
ら延びる上記4本の油通路190a−dがそれぞれ連通
している。スリーブ195の内周面にはそれらの油溝と
対応する位置に同じく円環状の油溝202a、202b
、202c、202dが形成されていて、内外の油溝の
対応するもの同士が図示しない連通孔で互いに連通させ
られている。また、b記軸128内には軸方向に平行な
軸方向孔とそれに直角な半径方向孔とからなる4本の油
通路204a、204b、204c、204dが形成さ
れており、これらが各半径方向孔において油溝202a
−dにそれぞれ連通して、ここにも回転管継手206が
構成される一方、軸方向孔においてハンド16のラック
シリンダに通じている。すなわち、油通路204aと2
04bとが一方のランクシリンダの各油圧室にそれぞれ
連通し、油通路204Cと204dとが他方のランクシ
リンダの各油圧室にそれぞれ連通しているのであり、以
上により前記マニホールド146から各ラックシリンダ
にハンド開閉用の作動油が供給されることとなるのであ
る。
このように4系統の油圧径路がロッドリンク46.48
およびブラケットリンク44等の内部に形成され、かつ
関節部に回転管継手160,170.174,182等
が用いられているため、配管用および継手用の油圧ホー
スは不要である。また、それら回転管継手は横方向に出
っ張るが、補助リンクである細いロンドリンク46.4
8やブラケットリンク44に組み込まれているため、第
4図から明らかなように、そこが出っ張ってもアーム1
0や12の幅寸法より小さいくらいである。
なお、以上説明した実施例ではハンド16が2個存在し
たが、1個であれば2系統の油圧回路を形成すればよく
、また空気圧を用いるのであれば油通路を空気通路に置
き換えればよい。さらに、ホース類を用いることなく流
体通路を形成することは有利な態様ではあるが、不可欠
ではない。
一方、前記二つのモータ50および52について言えば
、それらを軸方向に多少ずらして配置してもよく、また
両モータの軸線を旋回テーブル6の旋回軸線に直角な平
面内でなく、若干傾いた平面内に位置させてもよい。
その他、具体的な説明は割愛するが、当業者の知識に基
づく種々の実施態様が存在することは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である産業用ロボットの全体
を示す正面断面図である。第2図はその左側面図(一部
所面)であり、第3図はその一部を拡大して示す平面図
である。第4図は第1図のI’/−IV断面図であり、
第5図は第1図の一部を示す拡大断面図である。第6図
は第5図の背面図であり、第7図は第1図の■−■断面
図である。第8図は第1図のロンドリンクの正面図であ
り、第9図はその平面図、第10図はその左側面図であ
る。第11図は第1図のブラケットリンク付近を示す拡
大図であり、第12図はそのxn−xn断面図である。 第13図は第5図のxm−x■断面図であり、第14図
および第15図は互いに異なる従来例をそれぞれ簡略に
示す図である。 6:旋回テーブル  1.0=第1のアーム12:第2
のアーム  14:手首部材16:ハンド     2
6:旋回軸 36:パラレルカム機構 44ニブラケツトリンク 46.48:ロッドリンク 50:第1のモータ  52:第2のモータ70.92
:タイミングベルト 82ニレバーリンク  84:トルクリンク140:ロ
ーラギヤカム機構 150.170,174,182,186゜206:回
転管継手 158:被軸受部  160:回転管継手部154.1
62,172,184,190゜204二油通路 166.180,192=油室

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1軸線まわりに旋回させられる旋回体と、互いに独立に
    駆動される2つの要素を含んで前記旋回体に連結された
    アーム機構と、前記旋回体に設けられ、前記2つの要素
    の一方を駆動する第1のモータおよび他方を駆動する第
    2のモータとを備えた産業用ロボットにおいて、 それら第1のモータと第2のモータとを、前記旋回体の
    内部に、それら両モータの軸線がその旋回体の旋回軸線
    とほぼ直角な平面内に位置するように、かつ、その旋回
    軸線を挟んで互いに並列に配置したことを特徴とする産
    業用ロボット。
JP23501586A 1986-10-02 1986-10-02 産業用ロボツト Pending JPS6389276A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0470490U (ja) * 1990-10-24 1992-06-22
JP2007130729A (ja) * 2005-11-11 2007-05-31 Nachi Fujikoshi Corp 産業ロボット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141488A (ja) * 1983-12-29 1985-07-26 フアナツク株式会社 電動式多関節型産業用ロボツト

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