JPH0463658A - 自動パレット交換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術部分野］ 本発明はワークを装着したパレットを自動的に交換する
工作機械における自動パレット交換装置に関する。

［従来の技術］ パレットの着脱自在としかつ左右方向の移動を自由自在
としたテーブルベースを備えた工作機械の同テーブルベ
ースに対してパレットを交換する従来自動パレット交換
装置では、パレットストッカ側のパレットに対応してそ
れぞれアクチュエータを設け、同アクチュエータをシー
ケンシャルに操作し、パレットを自動的に交換していた
。

この種の公知例としては本出願と同−出願人により出願
した実開昭５９−２８４３５　（自動パレット交換装置
）がある。

［発明が解決しようとする課ＩＩ］ この自動パレット交換装置は同公報に示すように、確実
にパレットを交換できる特徴があり、それなりに有効な
交換装置であるが、より短時間にパレットを交換するに
は改良の余地が残されていた。

すなわち、テーブルベースが左右方向の移動するときに
は、パレットストッカ側のパレットに対応したそれぞれ
アクチュエータはテーブルベース対する干渉を避けるた
め、後遇しなければならなかった。従って、アクチュエ
ータはパレットを搬入、搬出時の片道動作に対して、ア
クチュエータは二往復の動作が必要となり、パレットの
交換時間が長くなっていた。

さらに、アクチュエータはパレットの交換のためのスト
ロークは長く、パレットストッカの床面積も比較的広い
面積を必要としていた。

［課題を解決するための手段］ 本発明は課題を解決するために下記の手段を設けた。

パレットの着脱自在としかつ左右方向の移動を自由自在
としたテーブルベースを備えた工作機械の同テーブルベ
ースに対してパレットを交換する自動パレット交換装置
において、本発明の自動パレット交換装置は、パレット
の着脱自在としかつ左右方向の移動を自由自在としたテ
ーブルベースと、同テーブルベースの移動方向に平行に
配設した２つのパレ・ｙトを搭載したパレットカドツカ
−と、前記パレットの上端に固定した直線カム溝付カム
板と、前記カム板のカム溝に沿って滑動自在としたカム
フロアを備え、かつ一点を中心に回動自在としたリンク
部材と、同リンク部材の一端と連結され、リンクを駆動
する油圧シリンダとによって構成した。

［作　用コ 本発明の自動パレット交換装置は次に述べるとおり作用
する。

工作機械のテーブルベースは、パレットを着脱自在とし
かつ左右方向の移動を自由自在とし、パレットカドツカ
−は、２つのパレットを搭載したテーブルベースの移動
方向に平行に配設されている。パレットを搬入、搬出す
るアクチュエータはテーブルベースに設け、アクチュエ
ータの先端は一点を中心に回動自在としたリンク部材の
一端と連結され、前記カム板のカム溝に沿って滑動自在
としたカムフロアを備えている。アクチュエータの動作
により、リンク部材は回動するので、カムフロアは前記
カム板のカム溝に沿って移動し、パレットを搬入する。

しかる後、テーブルベースを左右方向に移動し、次ぎに
、交換すべきパレットの上端に固定したカム板の直線カ
ム溝にカムフロアを滑動し、前記アクチュエータの動作
を繰り返すことにより、パレット交換をおこなう。

［実施例コ 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図、第２図は本発明によるパレット交換装置をテー
ブル形横中ぐりフライス盤に用いた例をそれぞれ示す平
面図及び側面図である。

同図において符号１は工作機械を示す。この機械のテー
ブルベース２の上に固定されたパレットクランプユニッ
ト３によりパレット４が保持されている。

またテーブルの下側にはオイルパン５が機械に固定され
ている。このオイルパン５上にはパレット交換装Ｗ６及
びチップカバー７が固定され、チップカバー７にはパレ
ット交換時自動開閉を行うドア８を設けている。一方機
械正面側にはパレットストッカ９を配設し、パレット１
０を搭載している。

第３図はテーブル上のパレットクランプユニット３の詳
細を示す断面図である。このパレットクランプユニット
にはパレットクランプ／アンクランプ用油圧シリンダ１
１を４個テーブルベース２に対し相対する位置に内蔵し
ている。この油圧シリンダ１１のロッドの上端にはフラ
ング板１２が固定されている。油圧シリンダ１１用の油
圧はセンタ軸１５及び１６より供給され、４つのシリン
ダへ各々別記管が施されている。パレット下側にはテー
パコーン１３が４個固定されており、ノくレットクラン
プユニット３上の相対する位置にもテーパコーン１４が
固定されている。パレットクランプ時にはこのテーバコ
ーン１３と１４が噛み合わされることによりパレットは
位置決めされ、クランプ板１２によりパレットを保持す
る。

パレットアンクランプ時には、油圧シリンダ１１により
クランプ板１２を押し上げ、パレ・７トをリフトアップ
し、テーバコーン１３と１４の噛み合いを外し、パレッ
トが搬送可能となる。

第４図はパレット交換装置６の詳細を示す平面図である
。

本実施例では、アクチュエータとして、油圧シリンダを
用い、油圧クランプ１７は軸１８により旋回支持され、
油圧シリンダ１９は軸２０により旋回可能に支持され、
油圧シリンダ１７と１９はリンク部材２１により連結さ
れている。

また、図を省略したが、シリンダ１７の伸縮動作時ロッ
ドに作用する曲げモーント応力及び挫屈変位を防止する
ため、ガイドレール３０がシリンダのストローク方向に
取付けられ、フック２２に回転自在に支持されたカムフ
ロア２３はこのガイドレール２５に沿って移動する。

さらに、シリンダ１７のロヅドの先端にはフック２２が
固定され、このフック２２の先端下側には第５図に示す
ように軸２２ａを介して、カムフォロア２３が固定され
ている。

パレット４及び１０にはフック２２に設けたカムフォロ
ア２３とパレットのカムの１２４ａとが係合し、パレッ
ト４及び１０は油圧クランプ１７及び１９の伸縮動作に
よりパレットの搬入、搬出を行うことができる。

パレットベース７に載置されたパレット４．１０は油圧
シリンダ１７の伸縮動作により、途中まで直線状に移動
させるためのものであり、シリンダ１９の伸縮動作によ
りシリンダ１７は軸１８を中心に旋回運動を行い、パレ
ット４または１０をガイドレール２５または２８に沿っ
て移動し、パレットの搬入、搬出を行う。

シリンダ１７の縮み側のストロークエンド点では、フッ
ク２２に固定されているストッパ３１とシリンダ１７に
固定されているブロック３２とが噛み合わされ、シリン
ダ１７の旋回動作時におけるフック２２の回転を防止す
るように構成されている。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について、
第６図を参照して説明する。

まず、第６図■〜■は、パレット交換指令に基き、機上
のパレット４を搬出し、パレットストッカ上のパレット
１０を機械側へ搬入する一連の動作を示す図である。

パレット交換指令により第６図■の如くまず、機械本体
のテーブルベース２をパレット交換位置へ軸移動して位
置決めする。

次にテーブルベース２上のパレット４をアンクランプす
ることによりパレット４のカム板２４のカム渭２４ａと
フック２２に固定されているカムフォロア２３とが係合
する。同時にチップカバー７のドアが開き、パレット４
の搬出準備が完了する０次に一対の油圧シリンダ１７．
１９が縮み方向に順次ストロークすることにより第６図
■のごとくパレット４はテーブル上のガイドレール兼ク
ランプ板１２及びパレットストッカ側のガイドレール２
５に沿って直線的に移動する。

パレット４をストロークエンドまで移動させた後、ロゲ
ートピン２６がパレット４のロケートピン用穴４ａに入
り、パレット４の位置決め及び保持を行う、この状態で
機械のテーブルベース２の軸移動を行う。このときカム
フォロア２３は第６図■に示すようにフック２４の溝２
４ａの中を転動しながらテーブルと共に移動し、フック
２４を外れた後、フック２７の係合する。テーブルの軸
移動完了後、ロゲートビン２７をパレット１０から外す
０次に、第６図■の如く油圧シリンダ１９と１７が伸び
方向に順次ストロークし、パレット１０を機上へ搬入さ
せる。次に第６図■のようにパレット１０をテーブル上
にクランプし、同時にチップカバー７のドア８を閉め、
パレット交換動作を完了する。

［発明の効果１ 以上説明したように、本発明によれば、ワーク図、第６
図■−■はパレットをパレットストッカ上のパレットを
機械側へ搬入、搬出する一連の動作を示す平面図をそれ
ぞれ示す。

パレット交換装置において、従来技術の装置に比較して
、パレット交換時間を短縮することができ、さらに前記
装置のフロアベースを小さくすることもできる。

また、パレット交換ユニットを機械のテーブルベース側
に設置しであるため、パレットの数量に関係なくパレッ
ト交換用アクチエエータに１つ設ければ良い、従ってパ
レット数の増加・削除を容易に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本実施例によるパレット交換装置をテ
ーブル形横中ぐりフライス盤に用いた例をそれぞれ示す
平面図及び側面図で、第３図はテーブル上のパレットク
ランプユニットの詳細を示す断面図、第４図はパレット
交換装置の詳細を示す平面図、第５図は第４図Ａ−Ａ断
面を示す断面１：工作機械、　２：テーブル　ベース、
３：パレットクランプユニット、　４：パレット、６：
パレット交換装置、　９：パレットストッカ、１０：パ
レット、 １７、油圧シリンダ、　１８：軸 １９：油圧シリンダ、 ２１：リンク部材、　２２：フック ２３：カムフォロア、 ２４．２７：パレットのカム板、 ２４ａ、２７ａ：カム渭、

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）パレットの着脱自在としかつ左右方向の移動を自
   由自在としたテーブルベースを備えた工作機械の同テー
   ブルベースに対してパレットを交換する自動パレット交
   換装置において、 同テーブルベースの移動方向に平行に配設した２つのパ
   レットを搭載自在としたパレットストッカーと、 前記パレットの上端に固定した直線カム溝付カム板と、 前記カム板のカム溝に沿って滑動自在としたカムフロア
   を備え、かつ一点を中心に回動自在としたリンク部材と
   、 同リンク部材の一端と連結され、リンクを介して連結し
   た直線駆動を行う一対のアクチュエータと、 によって構成したことを特徴とする自動パレット交換装
   置。
2. （２）アクチュエータは油圧シリンダーとしたこを特徴
   とする請求項第１項記載の自動パレット交換装置。