JPS6384813A - 長尺インゴツトの切断方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルミニウムまｔはアルミニウム合金等の金
属からなる長尺インゴットの切断方法に関するものであ
る。

従来の技術 従来の長尺インゴットの切断方法としては、ホットシャ
ーを用いて剪断するシャーリング法が一般に知られてお
シ、また他の方法としては、特開昭５．１−１０５６９
３号公報に示すように、長手方向を軸心として回転する
円形長尺物の周囲に受はローラを配し、該円形長尺物の
外周にダイスを押しつけて周溝を形成し、この周溝を深
めていって円形長尺物を切断するところのダイス法が知
られてい友。

発明が解決しようとする問題点 ところで、従来のンヤーリング法で切断し之長尺インゴ
ットの切断面は、第６図に示すように、だれａ１凹凸状
の破断面ｂ１かえシｃ等の変形部やパリの発生が避けら
れず、このような変形部やパリは、例えば押出用ビレッ
トとして用い友場合に、押出機のコンテナ内にセットし
友時に、パリが送り込みの障害となり、また変形部内に
閉じ込められ７ｉ（空気が押出加工の際に、押出形材に
巻き込まれて押出形材の外観を損う原因となり部類とな
ってい友。

１九ダイス法で長尺インボラトラ切断した場合には、切
断端に第７図に示すように肉の盛り上りｄが生じ、これ
をなくすため受はローラ等により押しつぶして外周を平
らにしても第８図に示すように軸方向に突出した変形部
ｅが発生し、これが押出用ビレットとして用いた場合に
シャーリング法で発生した変形部と同様に押出機のコン
テナー内にセットした時に変形部内に空気が閉じ込めら
れて、押出加工の際に押出形材に巻き込まれて押出形材
の外観を損う原因となり問題となってい比。

そこで本発明は、従来の問題点を解消して長尺インゴッ
トの切断面に押出加工の際に障害となるような変形部や
パリを発生させずに、しかも効率良く長尺インゴットを
切断することができる切断方法を提供することを目的と
したものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、従来の問題点を解消する九めに、第１図乃至
第４図に示すように、長尺インゴット１の外周に、２０
°　以下の刃先角θを有するカッター１０を押しつけて
、深さｈが一；Ｄ＜ｈ＜−Ｌｎ　（Ｄはインゴットの直
径）となる周溝２１を形成し、次いでこの形成した周溝
２１に固定ダイ１４と可動ダイ１７とにより剪断力を与
えて、長尺インゴット１を周溝２１の部分で切断するよ
うにしたもので、これにより切断面に変形部やパリを発
生させずに、効率よく長尺インゴットを切断するように
したものである。

実施例 以下本発明の長尺インゴットの切断方法の実施例を図面
に基いて説明する。

第１図乃至第４図は本発明の長尺インゴットの切断方法
を順に示した説明図である。

本発明を２実施するための装置は、長尺イン；。

ット１を挾持固定する支持装置Ａと、長尺インゴット１
の外周に特定の深さの周溝２１を形成する周溝形成装置
Ｂと、形成した周溝２１に剪断力を付与して長尺インゴ
ット１を切断する切ｖｒｒ装置Ｃとから構成されており
、第１図乃至第４図に示す装置は、本発明の切断方法を
説明するＬめにその概略を示し友ものである。

そこで本発明の切断方法を、押出用ビレットとして用い
る短尺インゴットを長尺インゴットよ多切断する例につ
いて説明する。

まず第１図に示すように、押出用に５５０℃〜５００℃
に昇温さ九九円柱状のアルミニウムの長尺インゴット（
以下単に長尺インゴットという）１を、送り込みローラ
１９によシ支持装置Ａのチャック４の中央の円形の挿通
孔３ｆ、貫通して送９込み、長尺インゴット１の先端が
、所定の位置に配置した第１ストツパー２０に当接する
ことにより送り込みローラ１９が停止し、長尺インゴッ
トの送り込みが停止される。そしてチャック４に並設し
た複数の爪５が、油圧ユニット６によって作動され、長
尺インゴットを挾持固定する。と同時に第１ストツパー
２０は上方に後退する。次いで支持装置Ａのモーター７
が作動し、ベルト８を駆動してチャック４を回転し、こ
れにより爪５によって挟持固定されている長尺インゴッ
ト１を第２図に示すように矢印方向に回転させる。続い
て周溝形成装置Ｂの、コ字状外枠９に回転自在に軸支し
た円板状のカッター１０を、シリンダー１１の作動によ
シ下降させ、回転している長尺インゴット１の切断所定
位置に刃先を押しつけて、長尺インゴット１の外周に第
５図の拡大図に示すような所定の深さｈの周溝２１を形
成する。この周溝形成において重要なことは、刃先角θ
が２０°　以下のカッターを用いることと周溝の深さｈ
が一Ｄ＜ｈ＜−Ｄ（Ｄは長尺インゴットの直径）の範囲
内にあるように形成することである。刃先角が２０゛以
上のカッターを用いると、形成する周溝の外周に肉が盛
シ上るいわゆるフクレ現象が生じ易くなる几め、これを
防止する几めに刃先角が２０゛以下のカッターを用い、
また形成する周溝の深さｈは、長尺インゴットの直径の
ｉ以下のように浅い場合には、次の切断工程で剪断する
時に、その切断面にだれ、凹凸状の破断面、かえり等に
よる変形部やパリが生じ易くなシ、そして長尺インゴッ
トの直径の１以上のように深い場合には、周溝の外周に
肉の盛シ上るいわゆるフクレ現象が生じ易くなるため、
これらを防止する之めに形成する周溝の深さｈを一Ｄ＜
ｈ＜−Ｄの範囲内にあるように限定したものである。

このようにして長尺インゴット１の外周に所定の深さの
周溝２１を形成すると、カッター１０の側方に配置し友
光電管等によるリミットスイッチ２２が働き、シリンダ
ー１１の作動によりカッター１０を上方へ後退させると
同時にて長尺インゴット１の挾持を解除する。

次に送シ込みローラー９が再び回転し、第３図に示すよ
うに長尺インゴット１ｔ−切断装置Ｃの固定ダイ１４と
可動ダイ１７の夫々の貫通孔１３．１５内に挿入し、長
尺インゴット１の先端がＷＪ２ストッパー２３に当接し
て送りが停止される。この時固定ダイ１４と可動ダイ１
７の剪断面と長尺インゴットの周溝２１が一致するよう
に停止される。なお第１ストツパー２０および第２スト
ツパー２３は、切断長さ設定器２４により長尺インゴッ
トを所望の長さに切断できるように設定位置を調節でき
るように構成されている。

次いで第４図に示すように第２ストツパー２３が上方に
後退し、切断装置Ｃのジャーシリンダー１６が作動して
可動ダイ１７が下方に移動して長尺インゴットに形成さ
れた周溝２１において、固定ダイ１４との間で剪断が行
われる。

そして剪断の完了をリミットスイッチ（図示せず）によ
り感知すると、長尺インゴットの残部は送り込みローラ
１９の逆回転により後退し、次の切断のための周溝形成
位置に待機する。−方切断された短尺インゴット１′は
、切断装置の下方に設けた突出シリンダー１８によって
前方に押出され、次の押出プレス機に送シ込まれる。

短尺インゴット１′の送り出しが完了すると、可動ダイ
１７が上方に移動して次の切断の几めに待機する。

以上のような工程を繰返すことにより、長尺インゴット
から所望長さの平滑な切断面を有する短尺インゴツＩｆ
自動的に連続して切断することができるようにし友もの
である。

発明の効果 以上のように本発明は、特定の条件の下に、カッターに
よシ長尺インゴットの外周に周溝を°形成し、この周溝
に剪断力を付与して長尺インゴットを切断することによ
り、ダイス法とシャーリング法を巧みに組合せ、夫々の
切断法に発生する欠点である周溝外周のフクレ現象、切
断面の変形、パリ等の発生を防止して、平滑な切断面を
有する短尺インゴットを効率よく長尺インゴットより切
シ取ることができ、本発明の切断方法で得られた短尺イ
ンゴットは例えば押出用ビレットとして使用すれば、パ
リによる送り込みの支障もなく、押出の際にもフクレや
変形部がない之めコンテナーとビレットの間に空気が滞
留することがないので外観の良好な押出形材を得ること
ができるもので、本発明の切断方法は大変優れた方法で
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図は本発明の切断方法を概略的に示し友
説明図、第５図は長尺インゴットの周溝部の断面図、第
６図は公知のシャーリング法による切断部の断面図、第
７図および第８図は公知のダイス法による切断部の断面
図である。 １・・・・・・長尺インゴット １／・・・・・・短尺インゴット ４・・・・・・チャック １０・・・カッター １４・・・固定ダイ １７・・・可動ダイ １８・・・突出シリンダー ２１・・・周溝 Ａ・・・・・・支持装置 Ｂ・・・・・・周溝形成装置 Ｃ・・・・・・切断装置

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長尺インゴット（１）の外周に、２０°以下の刃先角（
   θ）を有するカッター（１０）を押しつけて、深さ（ｈ
   ）が（１／８）Ｄ＜ｈ＜（３／８）Ｄ（Ｄはインゴット
   の直径）となる周溝（２１）を形成する第１工程と、該
   第１工程で形成した周溝（２１）に剪断力を付与して長
   尺インゴット（１）を切断する第２工程とからなること
   を特徴とする長尺インゴットの切断方法。