JP3149204B2 - パイプ切断方法とパイプ切断装置 - Google Patents

パイプ切断方法とパイプ切断装置

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JP3149204B2 JP15264991A JP15264991A JP3149204B2 JP 3149204 B2 JP3149204 B2 JP 3149204B2 JP 15264991 A JP15264991 A JP 15264991A JP 15264991 A JP15264991 A JP 15264991A JP 3149204 B2 JP3149204 B2 JP 3149204B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプ切断方法とパイプ
切断装置に係り、特に被膜を有するパイプのパイプ切断
方法とパイプ切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプ切断方法では、被切断パイ
プの軸心を中心に回転する保持体に切断カッタを設け、
該カッタを使用して被切断パイプの被膜は除去せずにそ
のまゝパイプ本体の切断を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のパイプ切断方法
で被膜を有するパイプを切断すると、被膜が樹脂被膜の
ように比較的厚く且つ軟かい場合には、切断時に被膜が
切断面近傍で押し込まれ、図4に示すように切断面近傍
に盛り上り部1やバリ部2が生じる。
【0004】このように、被膜を有するパイプの切断時
に、切断面近傍で被膜が綺麗に切断されず、盛り上り部
1やバリ部2が生じるとダブルフレアー加工、シングル
フレアー加工等の端末加工時に高品質のパイプが得られ
ず、特にフレアー加工品の場合はシート面にバリが挾ま
り漏れの問題があった。
【0005】本発明は、前述した被膜を有するパイプの
切断の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は樹
脂などの被膜を有するパイプを綺麗に切断することので
きるパイプ切断方法及び装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の第1の実施態様では被膜を有する被切断パ
イプを固定し、前記被切断パイプに対して、該パイプの
軸心を中心として回転しながら被膜除去工具を前記被切
断パイプに向けて移動させて、切断位置の前記被膜の所
定幅を円周方向に除去すると共に、切断カッタを移動さ
せて、前記被切断パイプを前記除去した被膜の所定幅中
において切断する構成となっている。
【0007】また、前記目的を達成するために本発明の
第2の実施態様は、その軸心位置に挿通され且つ固定さ
れた被切断パイプの軸心を中心に回転される保持体と、
この保持体に半径方向に進退自在に設けられ且つ外周面
に所定幅を有する被膜除去工具と、前記保持体に半径方
向に進退自在に設けられた切断カッタと、前記保持体を
前記軸心を中心に回転し、前記被膜除去工具を前記被切
断パイプ方向に前進させて、切断位置の前記被切断パイ
プの被膜の所定幅を円周方向に除去すると共に、前記切
断カッタを前記被切断パイプ方向に前進させて前記除去
した被膜の所定幅中において被切断パイプを切断するよ
うに駆動制御を行う制御装置とを有する構成となってい
る。
【0008】
【作 用】本発明では、被切断パイプを固定し、該パイ
プの軸心を中心として回転する保持体に設けた被膜除去
工具が被切断パイプの半径の延長線上を前記軸心方向に
移動し、該工具によって被切断パイプの切断位置の被膜
が所定幅で円周方向に除去される。
【0009】この被膜の除去と略同時に又はその後に、
前記回転する保持体に設けられた切断カッタが被切断パ
イプに対して軸心方向に前進し、所定幅の被膜が除去さ
れた被切断パイプの前記所定幅中において切断され、被
膜を有するパイプが、綺麗な切断面で切断される。
【0010】
【実施例】以下、本発明をパイプ切断装置の一実施例に
基づいて、図面を参照して説明する。
【0011】図1はパイプ切断装置の一実施例の要部の
構成を示す正面説明図、図2はパイプ切断装置の一実施
例の要部の構成を示す側面説明図、図3a及び図3bは
パイプ切断装置の一実施例の動作を示す説明図である。
【0012】図1に示すように基台1に対して支持体2
が固定されていて、この支持体2にベアリング3を介し
て回転自在に保持体5が取り付けられている。この保持
体5の軸心位置には、被切断パイプ7が挿通される挿通
開口6が形成されている。また、保持体5の一端には図
示せぬ制御装置の駆動モータとベルトで連結されるプー
リ8が固設されている。
【0013】また、保持体5の他端側には半径方向にガ
イド溝部10a、10bが形成されており、これらのガ
イド溝部にはそれぞれ移動体11a、11bが半径方向
に進退自在に嵌合されている。移動体11a、11bの
先端には、それぞれパイプ受けローラ12a、12bが
固定され、パイプ受けローラ12aには、外周面に所定
幅を有する、例えばバイトのような被膜除去工具13a
が先端を突出して固定してある。
【0014】前述の移動体11a、11bは、それぞれ
カム15a、15bによってガイド溝部10a、10b
に沿って前進後退駆動されるようになっており、これら
のカムは図示せぬ制御装置によって制御駆動されるよう
に構成されている。
【0015】さらに保持体5の前記他端側には、半径方
向にガイド溝部17が形成され、このガイド溝部17に
は先端に切断カッタ18が回動自在に固定された移動体
20が半径方向に進退自在に嵌合されている。この移動
体20はカム21により、ガイド溝部17に沿って前進
後退駆動されるようになっている。
【0016】一方、保持体5の挿通開口6に挿通される
被切断パイプ7の両端を保持して固定するパイプ固定ク
ランプ25a、25bが設けられ、これらのパイプ固定
クランプのクランプ或いはクランプの解除は図示せぬ制
御装置で行われるように構成されている。
【0017】次に、このような構成の実施例の動作を説
明する。
【0018】図示せぬパイプ送入装置によって保持体5
の挿通開口6に、例えば樹脂材の被膜7aを有する被切
断パイプ7が、切断個所を切断カッタ18と被膜除去工
具13aに対向させた位置になるまで送り込まれる。
【0019】この所定位置に被切断パイプ7が送り込ま
れると、制御装置が作動を開始してパイプ固定クランプ
25a、25bが被切断パイプ7を保持固定し、被切断
パイプ7は保持体5に対して位置決め固定される。一
方、制御装置の駆動モータが回転して、この回転が図示
せぬベルトを介してプーリ8に伝達されて、保持体5が
回転する。
【0020】次いで、カム15a、15bが駆動され、
移動体11a、11bが保持体5の軸心方向にガイド溝
部10a、10bに沿って前進を開始し、被膜除去工具
13aによって被切断パイプ7の被膜7aが、図3aに
示すように切断個所において所定幅で除去される。ここ
で被膜除去工具13aは、パイプ受けローラ12aから
の突出長を、被切断パイプ7の被膜7aの厚みに対応し
て、調整可能になっているので、予め設定された突出長
の被膜除去工具13aによって切断個所の被膜7aは綺
麗に所定幅で除去される。
【0021】またカム21により移動体20が保持体5
の軸心方向にガイド溝部17に沿って前進し、切断カッ
タ18によって被切断パイプ7が前記所定幅中において
切断される。この時前述した通り被切断パイプ7の切断
部分の被膜7aは、すでに被膜除去工具13aによって
除去されているので、切断面近傍に被膜7aの盛り上り
部や巻き込み部が生じることなく、高品質の切断パイプ
が得られる。
【0022】切断が完了すると制御装置によってカム1
5a、15b、21が駆動され、移動体11a、11
b、20が移動してパイプ受けローラ12a、12b及
び切断カッタ18は原位置に復帰する。所定長に切断さ
れた被切断パイプは取り出されるが、さらに被切断パイ
プ7に切断個所がある場合には、被切断パイプ7はパイ
プ送入装置(図示せず)によって切断個所が切断カッタ
18と被膜除去工具13aに対向する位置となるまで移
送される。そして前述と同様にして被切断パイプ7の切
断が行われる。
【0023】このようにして一本の被切断パイプ7の切
断がすべて完了すると、パイプ送入装置によって保持体
5の挿通開口6に次の被切断パイプが送り込まれて同様
の切断動作が繰り返される。
【0024】以上に説明したように、実施例によると、
例えば樹脂材の被膜7aを有する被切断パイプ7の切断
に際して、切断面の近傍に被膜7aの盛り上り部や巻き
込み部が生じることがなく、高品質の、被膜を有する切
断パイプが得られる。
【0025】なお、実施例では被膜除去工具を1個具備
した場合を説明したが、本発明は実施例に限定されるも
のでなく、例えば被膜除去工具を複数個具備させること
もできる。
【0026】
【発明の効果】本発明では、被膜除去工具で被切断パイ
プの被膜を除去すると共に、切断カッタで被切断パイプ
を切断するので、切断面近傍に被膜の盛り上りやバリ部
が生ずることがなく、切断面が綺麗な高品質の、被膜を
有する切断パイプが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパイプ切断装置の一実施例を説明する
正面図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3a】動作状態の説明図である。
【図3b】動作状態の他の説明図である。
【図4】従来技術の拡大断面図である。1 基台 2 支持体 3 ベアリング 5 保持体 6 挿通開口 7 被切断パイプ 7a 被膜 10a、10b ガイド溝部 11a、11b 移動体 12a、12b パイプ受けローラ 13a 被膜除去工具 15a、15b カム 17 ガイド溝 18 切断カッタ 20 移動体 25a、25b パイプ固定クランプ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被膜を有する被切断パイプを固定し、前
    記被切断パイプに対して、該パイプの軸心を中心に回転
    しながら被膜除去工具を前記被切断パイプに向けて移動
    させて、切断位置の前記被膜の所定幅を円周方向に除去
    すると共に、切断カッタを移動させて、前記被切断パイ
    プを前記所定幅中において切断することを特徴とするパ
    イプ切断方法。
  2. 【請求項2】 その軸心位置に挿通され且つ固定された
    被切断パイプの軸心を中心に回転される保持体と、この
    保持体に半径方向に進退自在に設けられ且つ外周面に所
    定幅を有する被膜除去工具と、前記保持体に半径方向に
    進退自在に設けられた切断カッタと、前記保持体を前記
    軸心を中心に回転し、前記被膜除去工具を保持された被
    切断パイプ方向に前進させて、切断位置の前記被切断パ
    イプの被膜の所定幅を円周方向に除去すると共に、前記
    切断カッタを前記被切断パイプ方向に前進させて前記所
    定幅中において被切断パイプを切断するように駆動制御
    を行う制御装置とを有することを特徴とするパイプ切断
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のパイプ切断装置に、被
    切断パイプを両端部で保持固定するパイプ固定クランプ
    が具備されていることを特徴とするパイプ切断装置。
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JP4472071B2 (ja) * 1999-11-15 2010-06-02 日本スピンドル製造株式会社 絞り加工装置
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DE10212309C1 (de) * 2002-03-20 2003-02-13 Erbsloeh Aluminium Gmbh Verfahren zum Abtrennen eines Flachrohrprofils aus Aluminium oder einer Aluminium-Legierung von einem lotbeschichteten dünnwandigen Flachrohrprofilstrang
CN107614175B (zh) * 2015-12-31 2019-05-03 深圳市大富方圆成型技术有限公司 一种管材切割设备及切割方法

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