JPS6379994A - 溶接缶用鋼板の製造方法 - Google Patents
溶接缶用鋼板の製造方法Info
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- JPS6379994A JPS6379994A JP22191486A JP22191486A JPS6379994A JP S6379994 A JPS6379994 A JP S6379994A JP 22191486 A JP22191486 A JP 22191486A JP 22191486 A JP22191486 A JP 22191486A JP S6379994 A JPS6379994 A JP S6379994A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、溶接缶用鋼板の製造方法に関するものである
。
。
〔従来技術及び発明の解決しようとする問題点〕溶接缶
用鋼板としては、例えば、錫メツキ鋼板上にクロム水和
酸化物又は、金属クロムとクロム水和酸化物を生成せし
めたものが、知られている（特開昭５５−６９２９７号
）。
用鋼板としては、例えば、錫メツキ鋼板上にクロム水和
酸化物又は、金属クロムとクロム水和酸化物を生成せし
めたものが、知られている（特開昭５５−６９２９７号
）。
このような鋼板においては、塗装焼付時の加熱により、
鋼板（鉄）と錫の合金層が錫メッキ層の下部に生成し、
これが溶接性を低下させることになる等の欠点をともな
うものである。又、鋼板上に粗大粒錫メッキを施し、そ
の上層にクロム水和酸化物を生成せしめることも知られ
ている（特開昭６０−６７６７７号）。このような鋼板
においては、溶接性は良好であるが耐食性が若干低下す
る等の欠点をともなうものである。
鋼板（鉄）と錫の合金層が錫メッキ層の下部に生成し、
これが溶接性を低下させることになる等の欠点をともな
うものである。又、鋼板上に粗大粒錫メッキを施し、そ
の上層にクロム水和酸化物を生成せしめることも知られ
ている（特開昭６０−６７６７７号）。このような鋼板
においては、溶接性は良好であるが耐食性が若干低下す
る等の欠点をともなうものである。
本発明は、このような欠点を有利に解決するためなされ
たものであり、その特徴とするところは、鋼板表面に粗
大粒錫メッキを施し、次いでリフロー処理を施し、その
上層にクロム水和酸化物を生成せしめることを特徴とす
る溶接缶用鋼板の製造方法。
たものであり、その特徴とするところは、鋼板表面に粗
大粒錫メッキを施し、次いでリフロー処理を施し、その
上層にクロム水和酸化物を生成せしめることを特徴とす
る溶接缶用鋼板の製造方法。
及び鋼板表面に粗犬粒錫メッキを施し、次いでリフロー
処理を施し、その上層に金属クロム、クロム水和酸化物
を順次生成せしめることを特徴とする溶接缶用鋼板の製
造方法に関するものである。
処理を施し、その上層に金属クロム、クロム水和酸化物
を順次生成せしめることを特徴とする溶接缶用鋼板の製
造方法に関するものである。
即ち、クロムメッキ鋼板においては、溶接性が劣り、そ
の対策として下地に錫メッキを施し、溶接時にその加熱
により、導電性がよく、又融点の低い錫がクロムに先立
って融解し、溶接加圧力でその上部にある金属クロム等
を融解した錫とともに溶接部から排出し、金属クロム等
による溶接不良を解消するものである。
の対策として下地に錫メッキを施し、溶接時にその加熱
により、導電性がよく、又融点の低い錫がクロムに先立
って融解し、溶接加圧力でその上部にある金属クロム等
を融解した錫とともに溶接部から排出し、金属クロム等
による溶接不良を解消するものである。
しかして、クロムメッキの下地として施す錫メッキは、
一般に知られている工業用錫メッキ浴、例えば、フェロ
スタン浴により電気メッキされるが、このような錫メッ
キにおいては、１００００倍の顕微鏡で観察しても、は
とんど結晶粒は確認できないくらい緻密にメッキされる
。従って、錫メツキ量が例えば０．５ｇ／ｒｒｆ以下の
場合、又は塗装焼付時の熱負荷が大なる場合等、塗装焼
付時の加熱により鋼板（鉄）と錫メッキ層の境界で鉄−
錫の合金層が多量（はぼ全量合金化）に生成し、従って
金属錫（フリー錫）が減少もしくは消滅し、これが、溶
接部からの金属クロム等の排出を困難にし、その結果溶
接性を低下させることになる。
一般に知られている工業用錫メッキ浴、例えば、フェロ
スタン浴により電気メッキされるが、このような錫メッ
キにおいては、１００００倍の顕微鏡で観察しても、は
とんど結晶粒は確認できないくらい緻密にメッキされる
。従って、錫メツキ量が例えば０．５ｇ／ｒｒｆ以下の
場合、又は塗装焼付時の熱負荷が大なる場合等、塗装焼
付時の加熱により鋼板（鉄）と錫メッキ層の境界で鉄−
錫の合金層が多量（はぼ全量合金化）に生成し、従って
金属錫（フリー錫）が減少もしくは消滅し、これが、溶
接部からの金属クロム等の排出を困難にし、その結果溶
接性を低下させることになる。
又、錫メツキ金属を粗大粒にして鋼板への接触を粗にし
、かつ、局部的な錫付着量を大にした場合、つまりポー
ラスに接触させた場合、前記のごとく、塗装焼付時の加
熱による、錫メツキ層下部の鉄−錫の合金化にとどまり
、即ち、合金化は錫粒の下部にとどまり、フリー錫が確
実に残留し、溶接時に残留するフリー錫の融触により、
金属クロム等の排出も確実にでき、かつ、排出部位（溶
接部）の鉄−錫合金層も少ないため、溶接性を向上させ
ることができるものであるが、錫が粗粒になっており塗
装焼付時の加熱では、粗粒錫の下端が合金化されるにと
どまり、従って錫−鉄合金層も中断的であり、耐食性が
劣ることになる。 しかして、本発明においては、粗大
粒錫メツキ後、例えば２３１〜３００°Ｃで０．５〜数
秒で、リフロー処理し、鋼板上はぼ均一な錫−鉄合金層
を生成せしめ、その上層に粗大粒錫が存在するように処
理することにより、溶接性、耐食性ともに優れた缶用鋼
板とするものである。
、かつ、局部的な錫付着量を大にした場合、つまりポー
ラスに接触させた場合、前記のごとく、塗装焼付時の加
熱による、錫メツキ層下部の鉄−錫の合金化にとどまり
、即ち、合金化は錫粒の下部にとどまり、フリー錫が確
実に残留し、溶接時に残留するフリー錫の融触により、
金属クロム等の排出も確実にでき、かつ、排出部位（溶
接部）の鉄−錫合金層も少ないため、溶接性を向上させ
ることができるものであるが、錫が粗粒になっており塗
装焼付時の加熱では、粗粒錫の下端が合金化されるにと
どまり、従って錫−鉄合金層も中断的であり、耐食性が
劣ることになる。 しかして、本発明においては、粗大
粒錫メツキ後、例えば２３１〜３００°Ｃで０．５〜数
秒で、リフロー処理し、鋼板上はぼ均一な錫−鉄合金層
を生成せしめ、その上層に粗大粒錫が存在するように処
理することにより、溶接性、耐食性ともに優れた缶用鋼
板とするものである。
しかして、この錫メツキ金属は電析錫の結晶粒径が０．
１〜０．３μに粗大化しておれば七分目的を達すること
ができ、結晶粒径が約０１−μ以下では、例えば錫付着
量が０ 、５ ｇ ／ ｍの場合、上記リフロー処理に
より合金層が多量になり、フリー錫がほとんどなく、溶
接性の向上が少なく、又結晶粒径が約３μ以上では溶接
」ユの問題に対しては十分目的を達することができるが
メッキ層の素地との密着性及びメッキ外観が悪化し好ま
しくない。メッキ量としては、片面当り錫付着量０．１
〜１．２ ｇ／ボで十分である。
１〜０．３μに粗大化しておれば七分目的を達すること
ができ、結晶粒径が約０１−μ以下では、例えば錫付着
量が０ 、５ ｇ ／ ｍの場合、上記リフロー処理に
より合金層が多量になり、フリー錫がほとんどなく、溶
接性の向上が少なく、又結晶粒径が約３μ以上では溶接
」ユの問題に対しては十分目的を達することができるが
メッキ層の素地との密着性及びメッキ外観が悪化し好ま
しくない。メッキ量としては、片面当り錫付着量０．１
〜１．２ ｇ／ボで十分である。
このような粗大粒錫メツキ後に、前記のごときリフロー
処理を施し、次いで電解クロム酸処理、あるいは電気ブ
リキで実用されている重クロム酸ナトリウムを主体とす
る浴中での陰極電解処理を行なうが、この皮膜は金属ク
ロム量としてＯ〜３０ ｍ ｇ ／ ｒｔｒ 、その上
層にクロム水利酸化物（酸化物中のＣｒ量）２〜３０
ｍ ｇ ／ ｒｄを生成せしめることにより溶接缶用鋼
板とするものである。金属＝４− クロム量が３０ ｍ ｇ ／ ｍを越えても耐食性能上
の格別の利益は見出せず、溶接性能が低下する不利益が
大きくなる。又クロム水和酸化物皮膜中のクロム量が３
０ ｍ ｇ ／ ｍを越えると、メッキ板表面外観が黄
色味を帯び商品価値を害するとともに塗装密着性、溶接
性能を害するので好ましくない。
処理を施し、次いで電解クロム酸処理、あるいは電気ブ
リキで実用されている重クロム酸ナトリウムを主体とす
る浴中での陰極電解処理を行なうが、この皮膜は金属ク
ロム量としてＯ〜３０ ｍ ｇ ／ ｒｔｒ 、その上
層にクロム水利酸化物（酸化物中のＣｒ量）２〜３０
ｍ ｇ ／ ｒｄを生成せしめることにより溶接缶用鋼
板とするものである。金属＝４− クロム量が３０ ｍ ｇ ／ ｍを越えても耐食性能上
の格別の利益は見出せず、溶接性能が低下する不利益が
大きくなる。又クロム水和酸化物皮膜中のクロム量が３
０ ｍ ｇ ／ ｍを越えると、メッキ板表面外観が黄
色味を帯び商品価値を害するとともに塗装密着性、溶接
性能を害するので好ましくない。
粗大粒錫メッキを施す方法としては、例えば、硫酸第」
−錫４０ ｇ ／ Ｑ 、硫酸８０ ｇ／Ｑ 、浴温３
０℃、電流密度５〜２ ＯＡ ／ ｄ ｍで確実にメッ
キすることができる。
−錫４０ ｇ ／ Ｑ 、硫酸８０ ｇ／Ｑ 、浴温３
０℃、電流密度５〜２ ＯＡ ／ ｄ ｍで確実にメッ
キすることができる。
更に本発明においては、上記のごとき、溶接缶用鋼板を
製造するにあたり表面光沢、耐食性を向−１ニする必要
のある場合は、粒錫メッキ層上に通常の緻密な錫メッキ
を施し、その量どしては０．１〜］、 、 ２ ｇ ／
ｒｄで十分目的を達することができ、その後リフロー
処理を施し、その上層に上記のごとく、クロム水利酸化
物又は金属クロムとクロム酸化物を析出せしめることに
より、表面光沢、耐食性のより優れた溶接缶用鋼板を製
造することもできる。
製造するにあたり表面光沢、耐食性を向−１ニする必要
のある場合は、粒錫メッキ層上に通常の緻密な錫メッキ
を施し、その量どしては０．１〜］、 、 ２ ｇ ／
ｒｄで十分目的を達することができ、その後リフロー
処理を施し、その上層に上記のごとく、クロム水利酸化
物又は金属クロムとクロム酸化物を析出せしめることに
より、表面光沢、耐食性のより優れた溶接缶用鋼板を製
造することもできる。
次に本発明の実施例を比較例とともに挙げる。
溶接条件ニス−ドロニック溶接機を用い、溶接速度２３
．５ｍ／分、ラップ１１１０ 、８ ｍ ｍ 、加圧力
５ Ｑ ｋ、 ｇ 。
．５ｍ／分、ラップ１１１０ 、８ ｍ ｍ 、加圧力
５ Ｑ ｋ、 ｇ 。
電流（１次側）２１Ａで実施し、溶接時のチリ発生を調
査した。
査した。
チリ：缶内面側溶接部のチリが１０ｃｍ缶長当り、１ヶ
以内◎、２〜４０，４〜８△、×９ヶ以上。（鋼板０．
２３ｍｍ厚に」１記メッキを施し２１０℃×２０分の空
焼後、溶接テストを施した。） 耐食性５ＵＣＣ性（腐食ｒｌ］ｍ ／ ｍ ）メッキ鋼
板にエポキシフェノール系塗料を５５ ｍ ｇ ／ ｍ
塗布し、２１０’Ｃｘ１０分焼付後、表面にクロス状、
巾１−０μ、深さ１５μのナイフカッ１へを入れ、クエ
ン酸１．５％２食塩１．５％からなる腐食液中に５０℃
×３Ｅ旧１１１浸漬し、カット部からの錆の拡がりを調
査した。
以内◎、２〜４０，４〜８△、×９ヶ以上。（鋼板０．
２３ｍｍ厚に」１記メッキを施し２１０℃×２０分の空
焼後、溶接テストを施した。） 耐食性５ＵＣＣ性（腐食ｒｌ］ｍ ／ ｍ ）メッキ鋼
板にエポキシフェノール系塗料を５５ ｍ ｇ ／ ｍ
塗布し、２１０’Ｃｘ１０分焼付後、表面にクロス状、
巾１−０μ、深さ１５μのナイフカッ１へを入れ、クエ
ン酸１．５％２食塩１．５％からなる腐食液中に５０℃
×３Ｅ旧１１１浸漬し、カット部からの錆の拡がりを調
査した。
粗大粒錫メッキ：硫酸第Ｌｔ１４０ ｇ／ Ｑ 、硫酸
７５ ｇ ／ Ｄ、 。
７５ ｇ ／ Ｄ、 。
浴温３０°Ｃ９電流密度１５ Ａ／ ｄ ｒｒｒで実施
。
。
通常の錫メッキニ一般に用いられているフェロスタン浴
を用いて実施。
を用いて実施。
クロム処理ニ一般に用いられているメッキ浴で陰極電解
により実施。
により実施。
かくすることにより、クロム処理鋼板において、溶接性
を著しく向上することができる。又耐食性、光沢性も向
上することができる等の優れた効果が得られる。
を著しく向上することができる。又耐食性、光沢性も向
上することができる等の優れた効果が得られる。
Claims (2)
- （１）鋼板表面に粗大粒錫メッキを施し、次いでリフロ
ー処理し、その上層にクロム水和酸化物を生成せしめる
ことを特徴とする溶接缶用鋼板の製造方法。 - （２）鋼板表面に粗大粒錫メッキを施し、次いでリフロ
ー処理し、その上層に金属クロム、クロム水和酸化物を
順次生成せしめることを特徴とする溶接缶用鋼板の製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22191486A JPS6379994A (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 溶接缶用鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22191486A JPS6379994A (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 溶接缶用鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6379994A true JPS6379994A (ja) | 1988-04-09 |
Family
ID=16774136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22191486A Pending JPS6379994A (ja) | 1986-09-22 | 1986-09-22 | 溶接缶用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6379994A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010090267A1 (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | 新日本製鐵株式会社 | スズめっき鋼板及びその製造方法 |
| JP2010202971A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-09-16 | Nippon Steel Corp | レトルト後塗膜密着性に優れたスズめっき鋼板及びその製造方法 |
| JP2010209435A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Steel Corp | レトルト後塗膜密着性に優れたスズめっき鋼板の製造方法 |
-
1986
- 1986-09-22 JP JP22191486A patent/JPS6379994A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010090267A1 (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-12 | 新日本製鐵株式会社 | スズめっき鋼板及びその製造方法 |
| JP2010202971A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-09-16 | Nippon Steel Corp | レトルト後塗膜密着性に優れたスズめっき鋼板及びその製造方法 |
| JP2010209435A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Nippon Steel Corp | レトルト後塗膜密着性に優れたスズめっき鋼板の製造方法 |
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