JPS637927Y2 - - Google Patents

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JPS637927Y2
JPS637927Y2 JP6614381U JP6614381U JPS637927Y2 JP S637927 Y2 JPS637927 Y2 JP S637927Y2 JP 6614381 U JP6614381 U JP 6614381U JP 6614381 U JP6614381 U JP 6614381U JP S637927 Y2 JPS637927 Y2 JP S637927Y2
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JP
Japan
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crosstalk
phase
signal
crosstalk component
bandpass filter
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JP6614381U
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JPS57180821U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、多チヤンネル磁気記録再生装置に
おいて磁気ヘツド間のクロストークの存在によつ
て発生したクロストーク成分を含む各々の再生信
号を、位相反転手段に与えるとともに振幅調整手
段、移相手段および12dB/octバンドパスフイル
タ手段を含む結合回路を介して隣接する他チヤン
ネルの前記各々の位相反転手段の出力端に与える
ことによつて、低域高域において周波数の如何に
よりクロストーク成分が逆に増大する可能性をな
くし、中域におけるクロストーク成分を大幅に除
去することができるクロストーク低減装置に関す
る。
従来磁気ヘツド間のクロストークを除去する手
段としては、クロストーク成分を含む再生信号
を、位相反転手段に与えるとともに振幅調整手段
および移相手段を含む結合回路を介して隣接する
他チヤンネルの前記各々の位相反転手段の出力端
に与えて、クロストーク成分を除去するようにし
たものが知られている。これは、位相反転手段と
して前置増幅器を兼ねたインバータ、振幅調整手
段として可変抵抗器、移相手段として抵抗とコン
デンサの並列回路を用いて、一方のクロストーク
成分を含む再生信号の極性を位相反転手段で反転
させ、これに他方のクロストーク成分を含む再生
信号を結合回路で一方の特に打消を希望する周波
数のクロストーク成分と同一レベル・同位相に調
整したものを結合し、また他方のクロストーク成
分を含む再生信号の極性を位相反転手段で反転さ
せ、これに一方のクロストーク成分を含む再生信
号を結合回路で他方の特に打消を希望する周波数
のクロストーク成分と同一レベル・同位相に調整
したものを結合することにより、各チヤンネル信
号に存在する隣接チヤンネル信号によるクロスト
ーク成分を除去しようとするものである。しかし
ながら、この従来のレベル調整・位相推移のみで
の相殺によるクロストーク成分の除去は、打消を
希望する周波数においては有効であつても、他の
周波数範囲特に低域高域においてクロストーク成
分の位相が周波数によつて激しく変化するため、
周波数によつては相殺するどころか、却つて増加
する場合もある。すなわち、第1図または第2図
に示すように、いわゆる形状効果によつて低域に
おけるクロストーク成分のレベルはうねりを生じ
ており、またクロストーク成分の位相は周波数に
よる変化が激しい。また高域においては、第3図
に示すように、テープの走行に伴うヘツドとのタ
ツチによる影響により、通常のL側およびR側の
相互の出力の間での位相は微少時間で変化するこ
とが知られている。同様にクロストークにおいて
もL側トラツクの信号をR側ギヤツプが拾うクロ
ストーク成分等を考えたとき、この不安定さは避
けられない。さらに高域においては、3ヘツド等
の場合、微少であるが同時録音再生したときに、
通常のクロストーク以外に、テープ記録信号をギ
ヤツプで拾う信号以外に録音ヘツドの磁束が直接
再生ヘツドに飛び込んでしまい、これが再生出力
として現われ、本来の信号との間にヘツド間隔に
従つた位相ずれ信号が生ずるいわゆるフイードス
ルーによつて録音時の再生信号と全く位相の異な
る信号が混入することもある。
斯る状態における低域、高域において一定の位
相推移された信号による打消効果は、場合によつ
てはクロストーク成分の増加を与える結果になる
という問題点があつた。
またこのように低域、高域においてクロストー
ク成分の増加があるため、クロストーク成分の信
号レベルを打ち消すために与えられる信号レベル
は、クロストーク成分の信号レベルに近づけるこ
とはできず、クロストーク成分の増加の影響を防
ぎ得る範囲の極僅かしか与えられなかつた。した
がつて打消効果が充分に得られないという問題点
があつた。
この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、従来技術に12dB/oct以上の
バンドパスフイルタ手段を設けることによつて上
記問題点を解決することを目的としている。
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
4図は、この考案の一実施例を2チヤンネル磁気
記録再生装置に適用した場合のブロツク図であ
る。
この考案は、位相反転手段1と結合回路2とか
ら構成される。そして結合回路2は振幅調整手段
21、移相手段22および12dB/oct以上のバン
ドパスフイルタ手段23から構成される。
位相反転手段1は再生信号の極性を反転するも
のでインバータを用いる。インバータとして増幅
機能を有するものを用いてもよい。結合回路2は
クロストーク打消用信号を発生するもので、その
出力は位相反転手段1の出力端に与えられる。振
幅調整手段21はクロストーク打消用信号の信号
レベルを調整するもので、可変抵抗器を用いる。
移相手段22はクロストーク打消用信号の位相
推移を定めるとともにクロストーク打消用信号の
振幅が信号の周波数に応じて変化するその変化量
を定めるもので、抵抗とコンデンサの並列回路が
用いられる。
12dB/oct以上のバンドパスフイルタ手段23
は、一定周波数範囲の信号は通過するが、それ以
外の周波数の信号の通過を阻止するもので、パツ
シブフイルタまたアクテイブフイルタが用いられ
る。このバンドパスフイルタ手段23は低域、高
域における一定の位相推移された信号による打消
効果は、場合によつてはクロストーク成分の増加
を招来することがあるという問題点と、これに伴
いクロストーク打消用信号の信号レベルをクロス
トーク成分の信号レベルに近づけることができな
いという問題点を是正するためのもので、一定の
周波数範囲(略100〜3000Hz)内におけるクロス
トーク成分は十二分に除去するが、それ以外の周
波数におけるクロストーク成分は除去しないので
ある。これにより一定の周波数範囲においては位
相の急変がないので、位相の急変によるクロスト
ークの増大する可能性はなくなり、更にクロスト
ーク打消用信号レベルを大きくすることができ
る。バンドパス特性としては減衰の傾斜の大きい
のがよく、6dB/octではバンドパスフイルタ自
身で発生する位相の回転により、広い範囲におけ
るバンドパスフイルタでの打消効果は失われる
が、12dB/oct以上の傾斜ではバンドパスフイル
タで発生する位相の回転による誤動作を狭い範囲
に停め得る。この信号をクロストーク成分を含む
再生信号に結合することにより、クロストーク成
分を打消し、低減し得る。
なお音場での音の定位は、低域では両耳間の位
相差で判断するが、高域では位相差があまり問題
にならないことが知られているが、高域以外の一
定の周波数範囲(100〜3000Hz)のクロストーク
成分の低減によつて、音像の定位の改良は十分に
図ることができる。
以上説明してきたように、この考案は、磁気ヘ
ツド間のクロストークの存在によつて発生したク
ロストーク成分を含む各々の再生信号を位相反転
手段に与えるとともに振幅調整手段、移相手段、
12dB/oct以上のバンドパスフイルタ手段を含む
結合回路を介して隣接する他チヤンネルの前記の
各々の位相反転手段の出力端に与えることによつ
て、一定の周波数範囲における位相の急変による
クロストークの増大の可能性をなくすることがで
き、またクロストーク打消用信号レベルを大きく
することができてクロストーク成分を大幅に除去
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクロストーク成分の周波数特性を示す
図、第2図はクロストーク成分の位相特性を示す
図、第3図はR側、L側の再生出力を示す図、第
4図はこの考案の一実施例2チヤンネル磁気記録
再生装置に適用した場合のブロツクを示す図、第
5図は12dB/oct以上のバンドパスフイルタ手段
の周波数特性を示す図、第6図はこの考案による
効果を示す図である。 1……位相反転手段、2……結合回路、21…
…振幅調整手段、22……移相手段、23……
12dB/octバンドパスフイルタ手段、Ha,Hb…
…磁気ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数個のトラツクに複数個の磁気ヘツドによつ
    て記録再生する多チヤンネル磁気記録再生装置に
    おいて、磁気ヘツド間のクロストークの存在によ
    つて発生したクロストーク成分を含む各々の再生
    信号を、位相反転手段に与えるとともに振幅調整
    手段、移相手段および12dB/oct以上のバンドパ
    スフイルタ手段を含む結合回路を介して隣接する
    他チヤンネルの前記各々の位相反転手段の出力端
    に与えて、クロストーク成分を除去するようにし
    たクロストーク低減装置。
JP6614381U 1981-05-07 1981-05-07 Expired JPS637927Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6614381U JPS637927Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6614381U JPS637927Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57180821U JPS57180821U (ja) 1982-11-16
JPS637927Y2 true JPS637927Y2 (ja) 1988-03-09

Family

ID=29862177

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6614381U Expired JPS637927Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

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JPS57180821U (ja) 1982-11-16

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