JPH0221451A - 回転ヘッド型磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、回転ヘッドにより磁気テープ上に記録された
記録パターン上を、再生時に、回転ヘッドが正しく走行
するように調整する（以下トラッキング調整と呼ぶ）回
転ヘッド型磁気記録再生装置に関するものである。

（従来の技術） 近年、ビデオテープレコーダを初めとする回転ヘッド型
磁気記録再生装置が広く普及し、それに伴い、自己記録
再生を中心とした使われ方から、ソフトテープ再生など
の互換再生の使われ方も増えてきた。そのため、正確な
トラッキング調整が要求されるようになってきている。

以下、図面を参照しながら、従来の回転ヘッド型磁気記
録再生装置の一例について説明する。第４図は、トラッ
キング調整用メータを備えた従来の回転ヘッド型磁気記
録再生装置のブロック図を示すものである。第４図にお
いて、１は信号が記録された磁気テープ、２は記録され
たテープパターンから信号を再生する回転ヘッド、３は
回転ヘッドからの微小な再生信号を増幅するヘッドアン
プ回路、４は再生信号を検出する再生信号検出回路、５
は再生信号検出回路出力によりトラッキング調整用メー
タ６を駆動するメータ回路、６はトラッキング調整状態
を表示するトラッキング調整用メータ、７はトラッキン
グ調整を行うボリューム、８はテープ走行を制御する走
行制御回路、９は磁気テープを走行させるキャプスタン
モータである。

以上のように構成された従来の回転ヘッド型磁気記録再
生装置について、以下その動作を説明する。まず、磁気
テープ１上に記録された信号を回転ヘッド２により再生
し、ヘッドアンプ回路３で増幅し、再生信号検出回路４
で再生信号を積分して再生信号量を検出する。そしてメ
ータ回路３で。

再生信号検出回路４からの検出出力をトラッキング調整
用メータ６に表示する。

次に、トラッキング調整ボリューム７の信号により走行
制御回路８を制御し、さらに走行制御回路８がキャプス
タンモータ９を制御することによりテープ走行を制御す
る０本装置の操作者がトラッキング調整用メータ６の表
示が最大になるようにトラッキング調整ボリューム７を
調整することによりトラッキング調整が行ね・れる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら上記のような構成では、トラッキング調整
ズレとトラッキング調整用メータ出力が第３図（ａ）に
示した関係にあり、そのためトラッキング調整ボリュー
ムの信号の微小変化に対して。

トラッキング調整用メータの変化が小さい。特にトラッ
キング調整用メータ出力の最大値付近ではメータ表示の
変化が非常に小さいため、正確なトラッキング調整を行
うことができないという問題を有していた。

本発明は、上記問題点に鑑み、隣接トラックからのクロ
ストーク量をメータに表示し、クロストーク量を最少に
するようにトラッキング調整を行うことにより、正確に
トラッキング調整を行うことができる回転ヘッド型磁気
記録再生装置を提供するものである。

（課題を解決するための手段） 上記問題点を解決するために、本発明の回転へラド型磁
気記録再生装置は、ヘッドアンプ回路と。

クロストーク信号検出回路と、トラッキング調整用メー
タ及びメータ回路と、クロストーク信号出力が最小にな
るように調整するトラッキング調整手段とを備えたもの
である。

（作　用） 本発明は、上記した構成によって、ヘッドアンプにより
増幅された再生信号中のクロストーク信号をクロストー
ク信号検出回路により検出し、そのクロストーク信号検
出回路出力を最小にすることにより、正確なトラッキン
グ調整を行うことが可能となる。

（実施例） 以下、本発明の実施例の回転ヘッド型磁気記録再生装置
について、図面を参照しながら説明する。

第１図は、本発明の一実施例のＶＨＳフォーマットの回
転ヘッド型磁気記録再生装置のブロック図である。第１
図において、１０１は信号が記録された磁気テープ、１
０２は記録されたテープパターンから信号を再生する回
転ヘッド、１０３は回転ヘッド１０２からの微小な信号
を増幅するヘッドアンプ回路、１０４はヘッドアンプ回
路１０３からのクロマ信号の大きさを自動調整するクロ
マゲイン自動調整回路（以下ＡＣＣと呼ぶ）　、　１０
５はＡ　ＣＣ１０４からの信号と位相シフト回路１０６
からの信号を平衡変調する平衡変調器、１０６はＩＨご
とに９０°ずつ位相がシフトした信号を発生する位相シ
フト回路、１０７はＬＨ（ＮＴＳＣの場合）遅延させる
ＩＨ遅延回路、１０８は平衡変調器１０５からの信号と
Ｌ　Ｈ遅延回路１０７からの信号とを加算する加算器、
１０９は加算器１０８からの信号から３．５８ＭＨｚの
クロマ信号のみを取り出すバンド・パス・フィルタ、１
１０はバンド・パス・フィルタ１０９を通過したクロマ
信号、１１１は平衡変調器１０５の出力信号からＩＨ遅
延回路１０７の出力信号を減算する減算器、１１２は減
算器１１１の出力信号を積分し、クロストーク信号を取
り出す精分回路、１１３はグロストーク信号検出回路、
１１４はクロストーク信号検出回路１１３より検出され
たクロストーク信号、１１５はクロストーク信号１１４
をｌ・ラッキング調整用メータ１１６に表示するだめの
メータ回路、１１６はトラッキング調整状態を表示する
トラッキング調整用メータ、１１７は１〜ラフキング調
整を行うトラッキング調整ボリューム、１１８はテープ
走行を制御する走行制御回路、１１９は磁気テープを走
行させるキャプスタンモータ、（ニ）はＣＨ−１再生信
号、（幻はｆｆＫ信号に戻したＣＨ−１信号、（へ）は
信号（ネ）をＩＨ遅延させた信号、（ト）はクロマ信号
、（チ）はクロストーク信号である。

以上のように構成された本実施例の回転ヘッド型磁気記
録再生装置について、以下第１図及び第２図、第３図（
ｂ）を用いて、その動作を説明する。

まず、第１図の磁気テープ１０１上に記録された信号を
回転ヘッド１０２により再生し、ヘッドアンプ回路１０
３で増幅し、その再生信号中の６２９　ｋ　Ｈｚに低域
変換されたクロマ信号の大きさをＡ　ＣＣ１０４により
調整する０次に位相シフト回路１０６からのＩＩ］ごと
に９０６位相シフトされた４、２Ｍ　）ｌｚの信号とＡ
　ＣＣ１０４からの低域クロマ信号とを平衡変調回路１
０５により平衡変調し、　３．５８ＭＨｚのクロマ信号
に復調する。

ここで、クロストーク信号について説明する。

輝度信号中の隣接トラックからのクロストーク信号は回
転ヘッドのアジマスによるアジマス損失により除去され
るが、クロマ信号は低域変換されているためクロストー
ク信号は除去されない。このためＶ　ＨＳフォーマット
では位相シフト方式のクロストークキャンセラ回路によ
り、クロマ信号中のタロストーク信号を除去している。

第２図において（イ）は搬送りロマ信号の原信号、（ロ
）は９０’ずつ位相を進ませたＣ　Ｈ−１信号、（ノリ
は９０’ずつ位相を遅られたＣ　Ｈ−２信号である。こ
の状態でテープ上に記録されているため、これを再生す
ると、（ニ）のようにＣＩ−（−１再生信号には主信号
（実線）とＣＨ−２からのクロストーク信号（破線）が
同時に再生される。（ホ）は位相シフト回路１０６によ
りクロマ信号を９０°ずっ遅らせて原信号位相にもどし
たＣ　Ｈ−１（ｉ号、（へ）は（ホ）をＩＨ遅延回路１
０７で遅らせた信号である。

ここで信号（幻と（へ）を加算器１０８で加算すること
により（ト）のようにクロストーク信号を除去スるのが
既存の位相シフト方式のクロストークキャンセラ回路で
ある。・さらに、バンド・パス、フィルタ１０９を通し
てクロマ信号１１０が出力される。クロストーク信号検
出回路１１３では減算器１１１で（ネ）から（へ）を減
算しくチ）のようにクロストーク信号のみを取り出す。

これを積分回路１１２を通しクロストーク信号１１４と
して検出する。以上のようにして５グロスト一ク信号を
クロストーク信号検出回路にて検出する。そして、メー
タ回路１１５でクロストーク信号１１４をトラッキング
調整用メータ１１６に表示する。

次に、１〜ラツキング調整ボリユーム１１７の信号によ
り走行制御回路１１８を制御し、さらに走行制御回路１
１８がキャプスタンモータ１１９を制御することにより
テープ走行を制御する。本装置の操作者が、トラッキン
グ調整用メータ１１６の表示が最小になるように（メー
タ回路にて反転した場合は最大）トラッキング調整ボリ
ューム１１７を調整することによりトラッキング調整が
行われる。また、第３図（ｂ）のように、従来例（ａ）
に比べ、変化が急しゅんなため正確なトラッキング調整
を行うことが可能になる。

以上のように本実施例によれば、クロストーク信号検出
回路を設けることにより、正確にトラッキング調整を行
うことが可能となる。また、ここではＶＨＳフォーマッ
トの位相シフト方式について説明したが、βフォーマッ
トの位相反転方式なども同様にして、正確にトラッキン
グ調整を行うことが可能となる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明によれば、クロストーク信
号検出回路を設けることにより、従来より正確にトラッ
キング調整を行うことが可能になるという優れた効果が
得られる。さらに、本発明は既存のクロストークキャン
セラ回路と回路の共用が可能なため、部品点数の増加も
少なく１回路が複雑になることもなく容易に実施できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明の一実施例の回転ヘッド型磁気記録再
生装置のブロック図、第２図は、クロストーク信号検出
原理説明図、第３図は、トラッキング！５１整ズレとト
ラッキング調整用メータ出力の関係を示す図で、（ａ）
は従来例、（ｂ）は本発明の実施例、第４図は、従来の
回転ヘッド型磁気記録再生装置のブロック図である。 １０２・・・回転ヘッド、１０３・・・ヘッドアンプ回
路、　１１３・・・クロストーク信号検出回路、１１５
・・・　メータ回路、１１６・・・　１〜ラツキング調
整用メータ、１１７・・・　トラッキング調整ボリュー
ム、１１８・・・走行制御回路。 特許出願人　松下電器産業株式会社 第 図 ロー ｎ中２ ｎ豐３ ０◆４ ｎす５ トフッ＼ンクオ１１］人し

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転ヘッドからの再生信号を増幅するヘッドアンプ回路
   と、増幅された再生信号中に含まれる隣接トラックから
   のクロストーク信号を検出するクロストーク信号検出回
   路と、検出されたクロストーク信号出力を用いて、回転
   ヘッドにより磁気テープ上に記録された記録パターンと
   再生時に回転ヘッドが走行する軌跡との一致性を示すト
   ラッキング状態を表示するトラッキング状態表示手段と
   、このトラッキング状態の表示に基づいて前記クロスト
   ーク信号出力が最小になるように調整するトラッキング
   調整手段とを備えていることを特徴とする回転ヘッド型
   磁気記録再生装置。