JPS6359172A - テレビジヨン信号の輪郭補償装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は帯域圧縮処理が施されたテレビジョン信号の受
信装置に関し、詳細にはフレーム間サブナイキストサン
プリングによって信号帯域幅を削減するとともに、フィ
ールド間オフセットサプサ　　　”ンプリング内挿処理
を行なうか否かの制御をするフィールド間内挿制御信号
が画像信号とともに伝送される如きのテレビジョン信号
の受信装置に関するものである。

従来の技術 高品位テレビジョン信号の如き広帯域画像信号を伝送す
るに際して、その信号帯域幅をサブナイキストサンプリ
ングによって削減する方式が「高品位テレビの衛星１チ
ャンネル伝送方式（ＭＵＳＥ）Ｊ（テレビ学技報ＴＥＢ
Ｓ９５−２　）Ｋよシ日本放放送協会から提案されてい
る。この方式は動き補正型多重サブナイキストサンプリ
ング伝送方式と呼ばれるものであり、詳細にはフィール
ド間及びフレーム間でサンプリング位相にオフセットを
施し、４フイールドでサンプリング位相が一巡する如き
の処理を行って画像信号を伝送するものであって、受信
側ではフレームメモリを備えて伝送される画像信号をこ
れに記憶し、順次伝送される４フイ一ルド分の信号を合
成して１枚のテレビジョン画像を復元することを基本と
するものであるが、２：１インタレース走査を行なうテ
レビジョンでｌｄ上述したフレーム間オフセットサブサ
ンプリング処理とこの信号の復元処理とが毎フィールド
の信号処理の基本となっている。この方式の受信機では
サブサンプルされて伝送されてくる画像信号をフレーム
間及びフィールド間の内挿を行うことにより画像を再生
しているが、画面内の動きを伴う部分についてはこのよ
うな過去のサンプリング点をも用いた内挿方法では多線
ボケになったり、サンプリングパターンが網点状になっ
て画面に現れるので、現在のフィールドのサンプリング
点のみを使用して画像再生をする必要がある。このよう
に、静止領域と動き領域に対する画像の内挿方法が異な
るため送信側から画像信号とともに伝送される制御信号
を用いて内挿方法の切り換え制御を行っている。この制
御信号はフィールド内挿制御信号と称されるもので、送
信側より当該フィールドに対してフィールド内挿を行な
うか否かの制御信号として出力される１ピツトの２値付
号である。） 以下に本発明に関係する従来例について図面を参照しな
がら説明する。第２図は従来の帯域圧縮処理が施された
テレビジョン信号の受信装置の一部の例を示したもので
ある。

信号入力端子１には送信側より伝送されるアナログ画像
信号をＡ／Ｄ変換器を用いてディジタル化した映像信号
が供給され、画像の動き領域の信号処理を行う動画系処
理回路２と静止領域の信号処理を行う静止画系処理回路
３に夫々信号を供給する。フレームメモリ等の遅延手段
を用いて１フレーム乃至２フレ一ム時間遅延された信号
と現フレームの信号を入力とする動き量検出回路４にお
いて前記２つの信号の差分を求めることにより動き量が
得られ、これを制御信号として混合回路５にて前記動画
系処理回路２と静止画系処理回路３の出力信号が動き量
に応じた比率で画素単位で混合される。このようにして
上記混合回路で静、動の各処理を通って混合された信号
は未だフレーム間内挿しか施されていない信号であるた
めフィールド内挿回路８でフィールド内挿が施される。

フィールド内挿回路８では静止領域に対する扱いと動き
領域に対する扱いが異なる。静止領域に対してはフィー
ルドメモリ等を用いて時間遅延を施した隣接する１フイ
ールド前の２ラインの標本点と現在のラインの標本点を
用いていわゆるフィールド間内挿が施され、動き領域に
対してはフィールド間で動きを持つことから１フイール
ド前の標本点を用いることができないため、現フィール
ドの標本点のみを用いた内挿、いわゆるフィールド内内
挿が施され、信号出力端子１１に導かれる。この静止領
域に対する処理と動き領域に対する処理の切り替え制御
は、前記動き量検出回路４の出力を入力とする２値化回
路６の出力信号と、送信側より伝送され、信号入力端子
７に供給されるフィールド内挿制御信号との論理和を用
いて行なわれる。

発明が解決しようとする問題点 上記従来例に挙げた帯域圧縮処理が施されたテレビジョ
ン信号の受信装置では第３図に示すようなサンプリング
パターンを持つ４：１丈ンプリングを用いて帯域圧縮が
なされた画像信号を、フィールド内、フレーム間、フィ
ールド間の内挿を利用して復元する技術を用いており、
画像の静止領域の復元には４フ、イールド分の標本点を
用いて内挿処理を施し、第４図ａに示すような伝送可能
空間周波数領域を持ち、動き領域の復元にはフィールド
間で動きが伴うため常に伝送されて来ているフィールド
の標本点のみを用いて内挿され、第４図すに示すような
伝送可能空間周波数・領域を持つ。

この図から静止領域については正方格子状のサンブリン
グを行った場合に比べて斜め方向の解像度が若干低下し
ていることがかわるが、低下の度合はさほど大きなもの
ではなく、斜め方向に対する人間の視力の低下を考慮す
れば問題がないと言える。一方、動き領域については現
在のフィールドの標本点のみを使用して内挿がなされる
訳であるので空間周波数領域は静止領域に比べてかなり
狭くなシ２：１インタレ〜スを行っていることから垂直
、水平、斜め方向の解像度は各々静止領域の解像度に比
べて１／２に低下してしまう。そのため、静止領域と動
き領域の解像度の差によって画質的に不自然さを感じる
場合が起こるという問題点を有していた。

不発明はかかる点に鑑み、静止領域の解像度に対する動
き領域の解像度の劣化防止の為、動き部分の画質を鮮鋭
化することにより総合的画質劣化を抑制する手段として
、フィール上゛内内挿しか行えない動き領域に対して２
次元的に輪郭強調を施すことにより画質劣化の程度の軽
減を行う輪郭補償装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 本発明は丈ブナイキストサンプリングを施して帯域圧縮
された画像信号を内挿によって復元する際の内挿方法を
制御するフィールド内挿制御信号を少くとも含んでいる
所定の制御信号が帰線期間に時分割多重されてなるテレ
ビジョン信号の処理装置であって、入力画像信号の動き
領域を処理する動画系処理回路と、静止領域を処理する
静止画系処理回路と、前記両処理回路の出力信号を混合
する混合回路と、前記混合回路における混合比を動きに
応じて変化させるための動き量信号を発生する動き量検
出回路と、動き量検出回路の出力である動き量信号を入
力として２値化を行う２値化回路を備えたうえで更に前
記混合回路の出力を入力信号として２次元的に画像の輪
郭強調を行う２次元輪郭補償回路と、前記２値化回路の
出力信号と送信１１１Ｑから画像信号に多重して伝送さ
れるフィールド内挿制御信号との論理和により前記混合
回路の出力信号と前記２次元輪郭補償回路の出力信号と
を選択するスイッチを備えたテレビジョン信号の輪郭補
償装置である。

作　　　用 本発明は前述した構成により、混合回路にて静止画系処
理回路で信号処理された静止領域の信号と動画系処理回
路で信号処理された動き領域の信号とが画素毎に混合さ
れ以降の回路の入力信号となるとき、動き量を２値化し
た信号と送信側より伝送されるフィールド内挿制御信号
との論理和を求めた信号により、静止領域と動き領域を
区別し、動画領域の信号に対しては２次元輪郭補償回路
で輪郭強調を施すことによって解像度の劣化した動画領
域の鮮鋭度を上げ、総合的に静止領域の画質Ｃｃ近づけ
ることにより、静止領域に対する動き領域の画質劣化を
軽減することができるものである。

実施例 以上に本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。第１図は本発明における帯域圧縮が施されたテレ
ビジョン信号の輪郭補償装置の一実施例を示したもので
あり、第２図のものと同一物は同一番号を付して説明す
る。

信号入力端子１には送信側より伝送されるアナログ画像
信号をＡ　／　Ｄ変換器を用いてディジタル化した、画
像信号が供給され、画像の動き領域の信号処理を行う動
画系処理回路２と静止領域の信号処理を行う静止画系処
理回路３に夫々信号を供給する。フレームメモリ等の遅
延手段を用いて１フレーム乃至２フレ一ム時間遅延され
た信号と現フレームの信号を入力とする動き量検出回路
４において前記２つの信号の差分を求めることにより動
き量が得られ、これを制御信号として混合回路６にて前
記動画系処理回路２と静止画系処理回路３の出力信号が
動き量に応じた比率で画素単位で混合される。このよう
にして上記混合回路で静止画、動画の各処理を通って混
合された信号は未だフレーム間内挿しか施されていない
信号であるため、後段でフィールド内挿を施さなければ
ならない。混合回路５の出力信号を入力として２次元的
な工、ジ強調を２次元１喘郭補償回路９で行なう。

２次元輪郭補償回路９の詳細は具体的には現在のフィー
ルドの画像信号を２次元ロー−々スフイルタに通し、そ
の結果を元の信号から減するようにして実現する方法が
一例として挙げられるが、強調の仕方の程度によシ種々
の方法が考えられることは明らかである。動き量検出回
路４の出力は両面に動き領域が存在したときのその動物
体の動き量を表わしており、その動き量を２値化回路６
によりある閾値で２値化する。本発明では動きが全くな
い状態に１ビツトの信号″Ｏ”を、少しでも動きがある
状態に”１”を割り当てている。入力端子７から供給さ
れるフィールド内挿制御信号は送信側から供給される信
号であシ、受信側での信号処理において当該フィールド
の１フイールド前の画像信号を用いた内挿、いわゆるフ
ィールド間内挿処理の諾否を制御」する信号であり、フ
ィールド間内挿可能な状態には１ピントの信号”０”を
、フィールド間内挿が禁止され当該フィールドの信号め
みを用いた内挿、いわゆるフィールド内内挿しか行えな
い状態には１”を割り当てている。

第１図においてはフィールド内挿処理を行うブロックを
示していないが、第５図に示す如く、実際知は２次元輪
郭補償処理の直後で行なっても或いは、直前で行なって
もフィールド内挿処理の出力信号に変化は表われないだ
めどちらで行ってもよく、まン々二このフィールド内挿
処理は従来例と同一の処理であるので説明を省略する。

前記２次元輪郭補償回路９の出力と、混合回路５の出力
は各々スイッチ１０の入力端子に供給され、前述した２
値化回路６の出力信号と、伝送されてくるフィールド内
挿制御信号との論理和を求めた結果により、論理和出力
が”１”となる状態、紺Ｊちフィールド間内挿が禁止さ
れる場合には前記２次元輪郭補償回路９の出力を選択し
て画像の鮮鋭度を向上させる方向にスイッチ１０が動作
し、論理和出力が“０”となる状態、即ちフィールド間
内挿を行う場合には完全な静止画像が伝送されているこ
とから本受信装置が与える最高の解像度が表われている
ため輪郭補償の必要がなく前記混合回路５の出力を選択
するようにスイッチ１０が動作して信号出力端子１１に
導かれる。

尚、輪郭補償回路９は、本受信装置の静、動の分岐以降
の如何なる位置に配置しても出力信号に変化なく動作可
能であるが、混合回路５以前に配置した場合、フィール
ド内挿制御信号で制御される輪郭補償回路を静止画系処
理側に、動き量を２値化して得られる２値化信号で制御
される輪郭補償回路を動画系処理側に各々独立して必要
とし、各回路規模は本発明における輪郭補償回路の回路
規模と同等であるので、本発明の如き混合回路５以降に
輪郭補償回路を配置するのがより効果的である。

発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば画像信
号中の静止領域の画質に対して解像度の低下等を原因と
する動き領域の総合的な画質劣化を抑制する目的で、動
き量の２値化信号とフィールド内挿制御信号とで制御さ
れる輪郭補償回路で動き領域の２次元輪郭強調を行なう
ことで動き領域の鮮鋭度を上げることにより、画面全体
の総合的な画質向上が可能となり、その実用的効果は大
きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における帯域圧縮が捲された
テレビジョン信号の輪郭補償装置のブロック図、第２図
は従来例における帯域圧縮が施されたテレビジョン信号
の受信装置のブロック図、４図ａは画面の静止領域に対
する伝送可能な空間周波数領域を示す特性図、第４図す
は画面の動き１．７・・・・・・入力信号端子、２・・
・・・動画系処理回路、３・・・・・静止画系処理回路
、４・・・・動き量検出回路、５・・・・・混合回路、
６・・・・・２値化回路、８・・・・・フィールド内挿
回路、９・・　２次元輪郭補償回路、１ｏ・・・・・ス
イッチ、１１・・・・・・信号出力端子。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はが１名第　
１　図 Ｗ３図 木子安Ｙ８１周東炙

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. サブナイキストサンプリングを施して帯域圧縮された画
   像信号を内挿によって復元する際の内挿方法を制御する
   フィールド内挿制御信号を少くとも含んでいる所定の制
   御信号が帰線期間に時分割多重されてなるテレビジョン
   信号の処理装置であって、入力画像信号の動き領域を処
   理する動画系処理回路と、静止領域を処理する静止画系
   処理回路と、前記両処理回路の出力信号を混合する混合
   回路と、前記混合回路における混合比を動きに応じて変
   化させるための動き量信号を発生する動き量検出回路と
   、動き量検出回路の出力である動き量信号を入力として
   ２値化を行う２値化回路を備えるとともに、前記混合回
   路の出力を入力信号として２次元的に画像の輪郭強調を
   行う２次元輪郭補償回路と、前記２値化回路の出力信号
   と、送信側から画像信号に多重して伝送されるフィール
   ド内挿制御信号との論理和により、前記混合回路の出力
   信号と、前記２次元輪郭補償回路の出力信号とを選択す
   るスイッチを有することを特徴とするテレビジョン信号
   の輪郭補償装置。