JPS6358679B2 - - Google Patents

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JPS6358679B2
JPS6358679B2 JP10823180A JP10823180A JPS6358679B2 JP S6358679 B2 JPS6358679 B2 JP S6358679B2 JP 10823180 A JP10823180 A JP 10823180A JP 10823180 A JP10823180 A JP 10823180A JP S6358679 B2 JPS6358679 B2 JP S6358679B2
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stainless steel
thin
walled stainless
joint
steel pipe
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は薄肉ステンレス鋼から成るテーパー付
継手と薄肉ステンレス鋼鋼管との溶接接合を行な
う薄肉ステンレス鋼鋼管の溶接接合法に関するも
のである。
従来、一般に薄肉ステンレス鋼鋼管同志を円周
溶接により溶接接合する方法として、 (1) 第4図の断面図に示す如く、薄肉ステンレス
鋼鋼管aの管端と薄肉ステンレス鋼鋼管又は継
手a′の管端とを突き合わせ、この突合せ部を外
側からTIG溶接機の溶接トーチbで薄肉ステン
レス鋼鋼管aと薄肉ステンレス鋼鋼管又は継手
a′とを突合せ溶接接合する方法。
(2) 第5図の断面図に示す如く、薄肉ステンレス
鋼鋼管aの先端部を挿込み式継手cに挿し込ん
で挿込み式継手cのとばぐちで薄肉ステンレス
鋼鋼管aと挿込み式継手cとを溶接接合する方
法。
の2つの方法が用いられている。
ところがこれらの方法には次のような欠点があ
る。
第4図の如く突合せ溶接接合する場合には、 薄肉ステンレス鋼鋼管aと薄肉ステンレス鋼
鋼管又は継手a′とを突合せ溶接によつて健全な
裏波溶接を行なうには高度の熟練を要する。
突合せ接合部の開先精度を厳しくする必要が
ある。
特に現場工事においては接合部の突き合わせ
が困難である。
また第5図の如く挿込み式継手cを用いて溶接
接合する場合には、溶接部が挿込み式継手cのと
ばぐちにあるため、挿込み式継手cの内周面と挿
し込んだ薄肉ステンレス鋼鋼管aの先端部外周面
との間に隙間dが存在することになり、隙間腐食
を生じてステンレス鋼の耐食性を著しく阻害する
ことになる。
本発明は以上のような欠点を解消したものであ
り、薄肉ステンレス鋼から成るテーパー付継手を
用い、このテーパー付継手に薄肉ステンレス鋼鋼
管の先端部を挿入し、薄肉ステンレス鋼鋼管の管
端とテーパー付継手のテーパー部との接触線を中
心にしてテーパー付継手の外周面から円周溶接す
ることにより薄肉ステンレス鋼鋼管の溶接接合を
簡単且つ確実に行なうことができる薄肉ステンレ
ス鋼鋼管の溶接接合法を提供するものである。
更に詳しくは、本発明は薄肉ステンレス鋼鋼管
の外径公差に合わせて端部を拡管して内周面に所
定のテーパー部を形成せしめた薄肉ステンレス鋼
から成るテーパー付継手のテーパー部に、薄肉ス
テンレス鋼鋼管の端部を挿入し、該薄肉ステンレ
ス鋼鋼管の管端と該テーパー付継手のテーパー部
とが接触した接触線を中心にして該テーパー付継
手の外周面から円周溶接を行なつて薄肉ステンレ
ス鋼鋼管とテーパー付継手とを溶接接合すること
を特徴とする薄肉ステンレス鋼鋼管の溶接接合法
に関するものである。
以下、図面により本発明に係る薄肉ステンレス
鋼鋼管の溶接接合法について詳細に説明する。
第1図は本発明法で薄肉ステンレス鋼鋼管とテ
ーパー付継手とを溶接接合する状態の1実施例を
示す接合部の断面図、第2図は第1図における溶
接前の継手、鋼管及び溶接トーチの位置関係を示
す要部拡大断面図、第3図は第2図の溶接後の状
態を示す断面図である。
図面中、1は溶接接合する薄肉ステンレス鋼鋼
管、2は薄肉ステンレス鋼から成り端部が拡管せ
しめられていてその拡管されたテーパー部に薄肉
ステンレス鋼鋼管1の先端部を挿入されるテーパ
ー付継手であり、このテーパー付継手2は接合さ
れる他方の薄肉ステンレス鋼鋼管1の端部を拡管
してテーパー部を設けたものでもよい。
このテーパー付継手2のテーパー部の勾配及び
長さを本発明法では特に限定するものではない
が、内部に挿入する薄肉ステンレス鋼鋼管1の管
端が必ずテーパー部に接触する如く挿入する薄肉
ステンレス鋼鋼管1の外径公差に合わせた所定の
勾配及び長さを具備したものを使用するのであ
る。
3はテーパー付継手2に挿入した薄肉ステンレ
ス鋼鋼管1の管端がテーパー付継手2のテーパー
部に接触した円形状の接触線、4は電極の中心が
薄肉ステンレス鋼鋼管1の管端とテーパー付継手
2のテーパー部とが接触している接触線3の真上
に位置してテーパー付継手2の外周面から円周溶
接して薄肉ステンレス鋼鋼管1とテーパー付継手
2とを接合する溶接トーチである。5は溶接後の
接合部に溶着した溶着金属、6は溶接後の接合部
内面に生じた裏ビードである。
本発明方法は接合すべき薄肉ステンレス鋼鋼管
1の管端がテーパー付継手2のテーパー部に接触
する如く、薄肉ステンレス鋼鋼管1の外径公差に
合わせた所定の勾配を有するテーパー部を所定の
長さに具備したテーパー付継手2の端部に、第2
図に示すように薄肉ステンレス鋼鋼管1の先端部
を挿入してその管端をテーパー付継手2のテーパ
ー部に接触させた後、薄肉ステンレス鋼鋼管1の
管端とテーパー付継手2のテーパー部とが接触し
た接触線3を中心にしてテーパー付継手2の外周
面から第3図に示す如く溶接トーチ4によつて円
周溶接を行なつて薄肉ステンレス鋼鋼管1とテー
パー付継手2とを接合する方法である。更に必要
に応じて他方の薄肉ステンレス鋼鋼管1の管端と
テーパー付継手2の他方の端部のテーパー部とが
接触した接触線3を中心にしてテーパー付継手2
の外周面から上記と同様に溶接して薄肉ステンレ
ス鋼鋼管1とテーパー付継手2とを接合すれば、
テーパー付継手2を介して薄肉ステンレス鋼鋼管
1と1とを溶接接合することができるのである。
このように本発明法はテーパー付継手2と薄肉
ステンレス鋼鋼管1とを簡単且つ確実に溶接接合
することができ、この場合、溶接すべき位置の判
定、すなわち、薄肉ステンレス鋼鋼管1の管端と
テーパー付継手2のテーパー部とが接触する接触
線3の位置を外側から判定するには、薄肉ステン
レス鋼鋼管1をテーパー付継手2に挿入する前
に、薄肉ステンレス鋼鋼管1の先端部に管端から
任意の長さの位置に印を付けておき、薄肉ステン
レス鋼鋼管1をテーパー付継手2に挿入した際
に、その印から管端までの長さに相当する位置を
接触線3の位置として外側から容易に判定するの
である。
このように本発明法は薄肉ステンレス鋼鋼管1
とテーパー付継手2とを簡単且つ確実に溶接接合
することができ、従来の如く接合部を突き合わせ
た状態で溶接する困難さがなく、また溶接部が第
3図に示す如くテーパー付継手2のテーパー部と
薄肉ステンレス鋼鋼管1の管端とが接触した接触
線3上にあることから、流体が通過する管内に耐
食性に有害な隙間を形成することがないので健全
な接合部を得ることが可能である。
次に、実施例により本発明法を具体的に更に説
明する。
実施例 1 JIS G3448(一般配管用ステンレス鋼鋼管)で
規定される呼び径20Suのステンレス鋼鋼管から
形成されテーパー部の勾配が8/100、テーパー部
の長さが約14mmのテーパー付継手2の両端部に、
同じくJIS G3448で規定される呼び径20Suの薄肉
ステンレス鋼鋼管1,1をそれぞれ挿入して第1
図に示す如く組み立てた。このとき予め薄肉ステ
ンレス鋼鋼管1,1の管端から50mmのところに罫
書線を入れておき、薄肉ステンレス鋼鋼管1,1
をテーパー付継手2に充分押し付けた状態で予め
薄肉ステンレス鋼鋼管1,1に罫書された罫書線
から50mmの位置をTIG溶接機の溶接トーチ4によ
つて溶接電流40Amp、速度12cm/minにてテー
パー付継手2の外周面から円周溶接を行なつてテ
ーパー付継手2と薄肉ステンレス鋼鋼管1,1と
を接合した。
溶接接合後、水圧20Kg/cm2にて接合部の水洩れ
試験を行なつたところ、全く水洩れがなかつた。
更に接合部を縦方向に2分割して切断面を顕微鏡
で倍率100倍にて検査したところ、溶接部の溶け
込みは充分行なわれており、健全な溶接接合が施
されていることが確認された。
実施例 2 JIS G3448で規定される呼び径40Suのステンレ
ス鋼鋼管から形成されテーパー部の勾配が8/100、
テーパー部の長さが約17mmのテーパー付継手2の
両端部に、同じくJIS G3448で規定される呼び径
40Suの薄肉ステンレス鋼鋼管1,1を挿入して
実施例1と同様に第1図に示す如く組み立てて、
溶接電流50Amp、速度15cm/minで実施例1と
同様にTIG溶接を行なつてテーパー付継手2と薄
肉ステンレス鋼鋼管1,1とを溶接接合した。
溶接接合後、水圧20Kg/cm2で接合部の水洩れ試
験を行なつたところ、水洩れは全く認められず、
また接合部を縦方向に2分割して切断面を顕微鏡
で倍率100倍にて検査したところ、溶接部の溶け
込みは充分行なわれており、健全な溶接接合が施
されていることが確認された。
以上詳述した如く、本発明に係る薄肉ステンレ
ス鋼鋼管の溶接接合法は薄肉ステンレス鋼から成
るテーパー付継手2と薄肉ステンレス鋼鋼管1と
の溶接接合を行なうものであり、従来の如く突合
せ溶接接合する方法に比較して (1) 管端の突き合わせに神経を使うことなく、簡
単に作業を行なうことができ高度の熟練を必要
としない。
(2) 仮付け溶接を行なう必要がなく、作業時間が
短縮され能率的に作業を行なうことができる。
(3) 突合せ部に生ずるルートギヤツプが全くな
く、溶接時の溶け落ちの危険が少ない。
などの優れた利点を有しており、また従来の挿込
み式継手を用いて溶接接合した場合の如く、継手
内部に隙間を生ずることがなく、耐食性の優れた
健全な溶接接合を行なうことが可能であるなどの
優れた利点を有しており、本発明法は実施例以外
のあらゆる薄肉ステンレス鋼鋼管の溶接接合に適
用でき、特に現場加工時などで管端の突き合わせ
が困難な場合にもテーパー付継手2に薄肉ステン
レス鋼鋼管1の先端部を挿入することにより容易
に作業を遂行することが可能であり、その工業的
価値は大きなものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明法で薄肉ステンレス鋼鋼管とテ
ーパー付継手とを溶接接合する状態の1実施例を
示す接合部の断面図、第2図は第1図における溶
接前の継手、鋼管及び溶接トーチの位置関係を示
す要部拡大断面図、第3図は第2図の溶接後の状
態を示す断面図、第4図は従来の突合せ溶接接合
する状態を示す断面図、第5図は従来の挿込み式
継手を用いて溶接接合する状態を示す断面図であ
る。 1……薄肉ステンレス鋼鋼管、2……テーパー
付継手、3……接触線、4……溶接トーチ、5…
…溶着金属、6……裏ビード、a……薄肉ステン
レス鋼鋼管、a′……薄肉ステンレス鋼鋼管又は継
手、b……溶接トーチ、c……挿込み式継手、d
……隙間。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 薄肉ステンレス鋼鋼管1の外径公差に合わせ
    て端部を拡管して内周面に所定のテーパー部を形
    成せしめた薄肉ステンレス鋼から成るテーパー付
    継手2のテーパー部に、薄肉ステンレス鋼鋼管1
    の端部を挿入し、該薄肉ステンレス鋼鋼管1の管
    端と該テーパー付継手のテーパー部とが接触した
    接触線3を中心にして該テーパー付継手2の外周
    面から円周溶接を行なつて薄肉ステンレス鋼鋼管
    1とテーパー付継手2とを溶接接合することを特
    徴とする薄肉ステンレス鋼鋼管の溶接接合法。
JP10823180A 1980-08-08 1980-08-08 Method for joining thin walled stainless steel pipes by welding Granted JPS5732892A (en)

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JP10823180A JPS5732892A (en) 1980-08-08 1980-08-08 Method for joining thin walled stainless steel pipes by welding

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JPS5732892A JPS5732892A (en) 1982-02-22
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