JPS6352307B2 - - Google Patents

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JPS6352307B2
JPS6352307B2 JP29352086A JP29352086A JPS6352307B2 JP S6352307 B2 JPS6352307 B2 JP S6352307B2 JP 29352086 A JP29352086 A JP 29352086A JP 29352086 A JP29352086 A JP 29352086A JP S6352307 B2 JPS6352307 B2 JP S6352307B2
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JP
Japan
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rotary rod
movable
face
fixed
claws
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JP29352086A
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JPS63148087A (ja
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Nobuo Iwatani
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Denkoo Kk
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Denkoo Kk
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Publication date
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Priority to JP29352086A priority Critical patent/JPS63148087A/ja
Publication of JPS63148087A publication Critical patent/JPS63148087A/ja
Publication of JPS6352307B2 publication Critical patent/JPS6352307B2/ja
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
  • Manufacturing Of Electric Cables (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子部品の熱処理装置に関するもので
ある。
[従来技術] 従来、例えば液晶表示パネル用の透明電極及び
配向膜等を基板に印刷した印刷基板のごとき板状
電子部品を多量に焼成・熱処理するには、該電子
部品の多数枚を耐熱性マガジンラツクに収納し
て、バツチ式熱風循環焼成炉内に定量するか、ま
たはチエーンコンベア式熱風循環焼成式炉内を移
送して、所定の温度により所定の時間加熱して所
要の熱処理を行うのが一般であつた。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような熱風循環式の焼成炉は、加熱効率
が良くないので焼成に比較的長時間を要すること
と、炉内の塵埃が熱風により拡散循環するために
印刷基板の表面に塵埃が付着して品質を害する等
の問題があつた。また、多数枚の印刷基板をマガ
ジンラツクに収納して熱風加熱を行うのは、均一
な温度分布を与え難く、特に大型基板を加熱対象
とした場合には、各基板相互間及び同一基板内均
熱特性が悪くなつて、性能のバラツキが大きくな
る欠点があつた。更に、コンベア式の連続焼成炉
の場合は、炉内搬送用のコンベアとコンベアガイ
ドの摺動摩擦により生ずる酸化スケールや鉄粉
が、印刷基板の面に付着して品質を害するという
問題があつた。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し
得る電子部品の熱処理装置を提供することにあ
る。
[問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するための本発明の構成
を、実施例に対応する第1図〜第3図を参照して
以下に説明する。
本願の第1の発明の熱処理装置は、下端部に被
処理物Pの送入口13、上端側に送出口14をそ
れぞれ有し内壁面に赤外線放射ヒータ3を備えた
縦長の炉体1を有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔
において径方向に突出する複数個の被処理物保持
用爪部4aを有する固定回転棒4Aが前記炉体1
の内部の所定の距離を隔てて対向する一方の側に
複数本、他方の側に少なくとも1本、それぞれ前
記爪部4aが互いに向き合つて被処理物Pを保持
する位置と横を向く位置とを取り得るように回転
自在に立設され、 前記と同様の爪部5aを有する複数本の移動回
転棒5Aが前記炉体1内の両方の側に分れて前記
各固定回転棒4Aに平行に並んで、前記爪部5a
が互いに向き合つて被処理物Pを保持する位置と
横を向く位置とを取り得るように回転自在で、且
つ被処理物Pを前記固定回転棒4Aとの間に受け
渡ししながら縦方向に移送するように上・下方向
に移動自在に立設され、 前記移動回転棒5Aの上下動及び回転動作に関
連させて前記相対向する固定回転棒4Aの前記爪
部4aが互いに向き合う位置と横を向く位置とに
前記固定回転棒4Aを間欠的に回転させる固定回
転棒駆動機構6Aが設けられ、 前記固定回転棒4Aの回転動作に関連させて前
記相対向する移動回転棒5Aの前記爪部5aが互
いに向き合う位置と横を向く位置とに前記移動回
転棒5Aを間欠的に回転且つ所定の距離だけ上・
下動させる移動回転棒駆動機構7Aが設けられて
なるものである。
また、本願の第2の発明の熱処理装置は、炉体
1の下端側に被処理物の送入口13,上端部に送
出口14をそれぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒー
タ3を設けて形成された第1の炉室1Aと、炉体
1の上端側に連通部1Eを介して前記送出口14
に連通する被処理物Pの送入口15、下端側に送
出口16をそれぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒー
タ3を設けて形成された第2の炉室1Bとを有
し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔
をおいて径方向に突出する複数個の被処理物保持
用爪部4aを有する第1の固定回転棒4Aが前記
第1の炉室1A内の所定の距離を隔てて対向する
一方の側に複数本、他方の側に少なくとも1本、
それぞれ前記爪部4aが互いに向き合つて被処理
物Pを保持する位置と横を向く位置とを取り得る
ように回転自在に立設され、 前記と同様の爪部4bを有する第2の固定回転
棒4Bが前記第2の炉室1B内の所定の距離を隔
てて対向する一方の側に複数本、他方の側に少な
くとも1本、それぞれ前記爪部4bが互いに向き
合つて被処理物Pを保持する位置と横を向く位置
とを取り得るように回転自在に立設され、 前記と同様の爪部5aを有する複数本の第1の
移動回転棒5Aが前記第1の炉室1A内の両方の
側に分れて前記第1の各固定回転棒4Aに平行に
並んで、前記爪部5aが互いに向き合つて被処理
物Pを保持する位置と横を向く位置とを取り得る
ように回転自在で、且つ被処理物Pを前記第1の
固定回転棒4Aとの間に受け渡ししながら縦方向
に移送するように上・下方向に移動自在に立設さ
れ、 前記と同様の爪部5bを有する複数本の第2の
移動回転棒5Bが前記第2の炉室1B内の両方の
側に分れて前記第2の各固定回転棒4Bに平行に
並んで、前記爪部5bが互いに向き合つて被処理
物Pを保持する位置と横を向く位置とを取り得る
ように回転自在で、且つ被処理物Pを前記第2の
固定回転棒4Bとの間に受け渡ししながら縦方向
に移送するように上・下方向に移動自在に立設さ
れ、 前記第1の移動回転棒5Aの上・下動及び回転
動作に関連させて前記第1の相対向する固定回転
棒4Aの前記爪部4Bが互いに向き合う位置と横
を向く位置とに前記第1の固定回転棒4Aを間欠
的に回転させる第1の固定回転棒駆動気構6Aが
設けられ、 前記第2の移動回転棒5Bの上・下動及び回転
動作に関連させて前記第2の相対向する固定回転
棒4Bの前記爪部4bが互いに向き合う位置と横
を向く位置とに前記第2の固定回転棒4Bを間欠
的に回転させる第2の固定回転棒駆動機構6Bが
設けられ、 前記第1の固定回転棒4Aの回転動作に関連さ
せて前記第1の相対向する移動回転棒5Aの前記
爪部5aが互いに向き合う位置と横を向く位置と
に前記第1の移動回転棒5Aを間欠的に回転且つ
所定の距離だけ上・下動させる第1の移動回転棒
駆動機構7Aが設けられ、 前記第2の固定回転棒4Bの回転動作に関連さ
せて前記第2の相対向する移動回転棒5Bの前記
爪部5bが互いに向き合う位置と横を向く位置と
に前記第2の移動回転棒5Bを間欠的に回転且つ
所定の距離だけ上・下動させる第2の移動回転棒
駆動機構7Bが設けられ、 前記炉体1の側壁上部を横方向に出入自在に貫
通して被処理物Pを前記第1の炉室1A上部から
前記連通部1Eを通して前記第2の炉室1B上部
に送る横送り部材10及び該横送り部材10の駆
動源からなる被処理物横送り機構12が設けられ
てなるものである。
[発明の作用] 本願の第1の発明の熱処理装置においては、相
対向する固定回転棒4Aの爪部4aが互いに向き
合つて被処理物を保持する位置と横を向く位置と
を取り得るように、固定回転棒4Aを駆動機構6
Aにより間欠的に回転させ、また、相対向する移
動回転棒5Aの爪部5aが互いに向き合つて被処
理物を保持する位置と横を向く位置とを取り得る
ように、移動回転棒5Aを駆動機構7Aにより固
定回転棒4Aの回転に関連させて間欠的に回転さ
せるとともに所定の距離だけ上下動させることに
より、前記各回転棒4A,5Aの相対向する爪部
4a又は5a相互間に、被処理物として印刷基板
のごとき電子部品Pを受け渡ししながら炉内を縦
方向に移送して、赤外線放射ヒータ3により加熱
効率よく熱処理することができる。
上記のように、コンベア等を用いることなく被
処理物を移送して熱処理するので、コンベア式の
連続焼成炉のように、炉内搬送用コンベアとコン
ベアガイドの摺動摩擦により生ずる金属粉等が被
処理物に付着して品質を害するようなおそれがな
い。
また、本発明の熱処理装置は、電子部品Pを炉
内で連続的に移送して赤外線放射ヒータ3により
加熱するので、熱風循環式の加熱に比し、熱処理
作業が良好な温度分布と加熱効率をもつて容易に
行われる。
次に、本願の第2の発明の熱処理装置において
は、第1の炉室1A内において、電子部品Pを前
記と同様にして下部から上部に移送して後、横送
り機構12を動作させて電子部品Pを横送り部材
10により第2の炉室1Bの上部に移送し、次い
で、炉室1B内を固定回転棒4Bと移動回転棒5
Bとによる前記と同様な移動作用により上部から
下部に移送して熱処理する。これにより、加熱経
路が長くなつて所要の熱処理が十分に行われる。
また、炉室1A,1Bの上部側は相互に連通して
いて外気への流気口がないので、炉室に下部から
上部へ流気する煙突効果を生ずることがなく、各
炉室1A,1B内の高さ方向の温度分布を容易に
均一にできて、電子部品Pを均一に加熱すること
ができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明
する。第1図は本発明の実施例の縦断正面図、第
2図は同実施例のA−A線切断平面図をそれぞれ
示したものである。これらの図面において、1は
断熱材2を内装して架台20の上に定値された縦
長の炉体、1Dはこの炉体の内部空間を、上、下
の連通部1Eを残して第1の炉室1Aと第2の炉
室1Bに仕切るように炉内中央部に縦方向に設け
られた隔壁である。この隔壁1Dにも断熱材が内
装されており、中間部は空胴になつている。3は
炉体1の内面側及び隔壁1Dの外面側に略一様に
配設された赤外線放射ヒータ、4A及び4Bはそ
れぞれ炉室1A又は1B内の両側に2本ずつ相対
向するように所定の間隔で立設されて、それぞれ
の両端部が炉体1の頂壁及び底壁に回転自在に支
持されている第1及び第2の固定回転棒である。
5A及び5Bはそれぞれ炉室1A又は1B内で相
隣る2本の固定回転棒4A又は4Bを間にしてそ
の両脇に、これらの固定回転棒と所定の間隔をお
いて平行に立設されて、それぞれの両端部が炉体
1の頂壁及び底壁に回転且つ上下動自在に支持さ
れている第1及び第2の移動回転棒である。
第3図は上記の固定回転棒4A,4B及び移動
回転棒5A,5Bの要部詳細を示したものであ
る。同図における4a,4b及び5a,5bは、
それぞれ固定回転棒4A,4B又は移動回転棒5
A,5Bの外周面の周方向の一方に上下に所定の
等間隔をおいて同一方向に多数突設された被処理
物保持用の爪部である。これら爪部は、被処理物
塔載時の発塵を防ぐため、石英又はセラミツク材
により覆つてある。
第1図の6A及び6Bはそれぞれ固定回転棒4
A又は4Bを回転駆動する第1及び第2の固定回
転棒駆動機構、7A及び7Bはそれぞれ移動回転
棒5A又は5Bを回転駆動及び上下駆動する第1
及び第2の移動回転棒駆動機構である。これらの
駆動機構にはそれぞれエアーシリンダを用いてい
る。8は炉体1の頂部に配設されたエアーシリン
ダ、9はこのシリンダの連設棒、10は水平方向
に所定の間隔で並ぶ2本の平行棒材からなつてい
て、各棒材が炉体1の側壁上部を横方向に出入自
在に貫通する横送り部材である。11はこの横送
り部材10と連設棒9とを所定の平行間隔を隔て
て各々の一端同士を連結する連結部材である。上
記のエアーシリンダ8乃至連結部材11により被
処理物横送り機構12が構成されている。
Pは炉内を搬送される多数の被処理物としての
電子部品、13は電子部品Pを炉室1A内に送入
する送入口、14は炉室1Aからの送出口、15
は連通部1Eにより送出口14に連通して電子部
品Pを炉室1B内に送入する送入口、16は炉室
1B外に送出する送出口である。17は送入口1
3の前方の架台20の上に配設された被処理物搬
入機構、18は送出口16の後方の架台20の上
に配設された搬出機構である。
次に、上記の構成になる本実施例の熱処理装置
の動作を説明する。本実施例では電子部品Pを印
刷基板とし、この印刷基板Pの印刷面を上にして
被処理物搬入機構17の上に載せ、該搬入機構1
7によつて印刷基板Pを送入口13を通して炉室
1A内にある移動回転棒5Aの最下段の爪部5a
の上方位置に送入する(第4図ステツプ1)。こ
の場合、各移動回転棒5Aの爪部5aの先端が互
いに向き合うように駆動機構7Aにより移動回転
棒5Aを回転させておく。次に、駆動機構7Aに
より移動回転棒5Aを上昇駆動して1ピツチ(1
ピツチは爪部5aの上下間隔)上昇させる(第4
図ステツプ2)。これにより、印刷基板Pは最下
段の爪部5aにより持ち上げられて保持されるこ
とになる。次に、駆動機構6Aにより固定回転棒
4Aの爪部4aが互いに横を向くように固定回転
棒4を回転させる(第4図ステツプ3)。次に、
移動回転棒5Aを1/3ピツチ上昇させる(ステツ
プ4)。次に、固定回転棒4Aを回転させて爪部
4aが向き合うようにする(ステツプ5)。次に、
移動回転棒5Aを1/3ピツチ下降させることによ
り、印刷基板Pは移動回転棒5Aの爪部5aから
固定回転棒4Aの最下段の爪部4aに移し変えら
れる(ステツプ6)。次に、移動回転棒5Aの爪
部5aが横をを向くように、移動回転棒5Aを駆
動する(ステツプ7)。次いで、移動回転棒5A
を1ピツチ下降させる(ステツプ8)。そして、
爪部5aが向き合うように、移動回転棒5Aを駆
動する(ステツプ9)。
以上の動作を1サイクルの移送動作として、再
び前述のステツプ1の動作を開始する。かかる移
送動作の繰り返しにより印刷基板Pは炉室1A内
を下部より次第に上部に移送されて、移動回転棒
5Aの最上段の爪部5a上に至る。この移送過程
で、印刷基板Pは赤外線放射ヒータ3により連続
的に熱効率良く加熱される。
上記のようにして、印刷基板Pが最上段の爪部
5a上に達すると、被処理物横送り機構12のシ
リンダ8が作動して、横送り部材10を炉室1A
内に所定の長さ進入させる。この後、移動回転棒
5Aが1/3ピツチ下降して、印刷基板Pを横送り
部材10の上に移し変える。次いで、シリンダ8
の駆動により、横送り部材10が炉内に奥深く進
入し、印刷基板Pを載せた先端寄りの部分が炉室
1Bの上部に位置する。
この後、炉室1B内の移動回転棒5Bが1ピツ
チ上昇して基板Pが最上段の爪部5b上に載せ変
えられ、横送り部材10はシリンダ8の駆動によ
り原位置に復帰する。
上記のようにして、炉室1Bの上部に移送され
た印刷基板Pは、前記と同様な移動回転棒5Bと
固定回転棒4Bの協同動作により、炉室1B内を
上部から下部に向つて漸次移送されて、移動回転
棒5Bの最下段の爪部5b上に至る。上記の炉室
1B内での移送経過で、印刷基板Pは赤外線放射
ヒータ3により炉室1A内での加熱に引続き連続
的に加熱される。
炉室1B内における移動回転棒5Bの最下段の
爪部5bに達した基板Pは、送出口16より炉室
1B内に出入する搬出機構18に載せ変えられ、
該搬出機構18により炉外に搬出されて所望の熱
処理が完了する。
上記の実施例の説明では、電子部品Pが印刷基
板で相対向する爪部相互間に保持し得る一定寸法
を持つ場合につき述べたが、電子部品Pの寸法が
不特定の場合は、一定寸法のトレイの上に該電子
部品Pを載せて、該トレイを前述と同じ方法によ
り炉内を移送して所要の熱処理を行えばよい。
なお、上記の実施例は、上部側で相互に連通す
る二つの炉室を並設した場合を述べたが、炉室を
単一にして被処理物横送り機構を省略してもよ
い。
[発明の効果] 上記のように、本発明に係る電子部品の熱処理
装置によれば、固定回転棒及び移動回転棒の共同
動作により、各回転棒の相対向する爪部相互間に
被処理物を受け渡ししながら炉内を縦方向に移送
して、赤外線放射ヒータにより加熱するようにき
たので、ベルトコンベア式の連続焼成炉のよう
に、炉内搬送用コンベアとコンベアガイドの摺動
摩擦により生ずる酸化スケールや金属粉等が被処
理物に付着して品質を害するようなおそれが全く
ない。
また、熱風循環式の焼成炉のように、炉内の塵
埃が熱風により拡散循環して被処理物の表面に付
着して品質を害するようなおそれもなく、不純物
の発生が極めて少い清浄度の十分高い炉内環境で
良好な熱処理を行うことができる。
更に、本発明の熱処理装置によれば、被処理物
を炉内で連続的に移送して赤外線放射ヒータによ
り加熱するので、熱処理作業を良好な温度分布と
加熱効率をもつて極めて容易に行うことができ
る。
また、本発明の熱処理装置は、被処理物を炉内
縦方向に移送して熱処理するので、据付床面積を
節減することができる。
更に、本願の第2の発明によれば、下端側に被
処理物の送入口、上端側に送出口をそれぞれ有す
る第1の炉室と、上端側に前記送出口に連通する
被処理物の送入口、下端側に送出口をそれぞれ有
する第2の炉室とを並設して、前記のような移送
手段により被処理物を前記第1の炉室内の下部よ
り上部に移送してのち、該被処理物を横送り機構
により前記第2の炉室の上部に移送し、次いで第
2の炉室内を上部より下部に移送して熱処理する
ようにしたので、加熱経路を長くして所要の熱処
理を十分に行うことができる。また、上記の両炉
室の上部側は相互に連通していて外気への流気口
がないので、炉室に下部から上部へ流気する煙突
効果を生ずることがなく、各炉室内の高さ方向の
温度分布を容易に均一にできて、均一な熱処理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断正面図、第
2図は第1図の実施例のA−A線切断平面図、第
3図は同実施例における固定回転棒及び移動回転
棒の動作態様を示す要部斜視図、第4図は同実施
例における固定回転棒及び移動回転棒の動作態様
の概要を動作段階順に示す説明図である。 1……炉体、1A,1B……炉室、1E……連
通部、3……赤外線放射ヒータ、4A,4B……
固定回転棒、5A,5B……移動回転棒、4a,
4b,5a,5b……被処理物保持用爪部、6
A,6B……固定回転棒駆動機構、7A,7B…
…移動回転棒駆動機構、10……横送り部材、1
2……被処理物横送り機構、13,15……送入
口、14,16……送出口、P……被処理物とし
ての電子部品。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下端側に被処理物の送入口、上端側に送出口
    をそれぞれ有し内壁面に赤外線放射ヒータを備え
    た縦長の炉体を有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔
    において径方向に突出する複数個の被処理物保持
    用爪部を有する固定回転棒が前記炉体の内部の所
    定の距離を隔てて対向する一方の側に複数本、他
    方の側に少なくとも1本、それぞれ前記爪部が互
    いに向き合つて被処理物を保持する位置と横を向
    く位置とを取り得るように回転自在に立設され、 前記と同様の爪部を有する複数本の移動回転棒
    が前記炉体内の両方の側に分れて前記各固定回転
    棒に平行に並んで、前記爪部が互いに向き合つて
    被処理物を保持する位置と横を向く位置とを取り
    得るように回転自在で、且つ被処理物を前記固定
    回転棒との間に受け渡ししながら縦方向に移送す
    るように上・下方向に移動自在に立設され、 前記移動回転棒の上・下動及び回転動作に関連
    させて前記相対向する固定回転棒の前記爪部が互
    いに向き合う位置と横を向く位置とに前記固定回
    転棒を間欠的に回転させる固定回転棒駆動機構が
    設けられ、 前記固定回転棒の回転動作に関連させて前記相
    対向する移動回転棒の前記爪部が互いに向き合う
    位置と横を向く位置とに前記移動回転棒を間欠的
    に回転且つ所定の距離だけ上・下動させる移動回
    転棒駆動機構が設けられてなる電子部品の熱処理
    装置。 2 炉体の下端側に被処理物の送入口、上端側に
    送出口をそれぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒータ
    を設けて形成された第1の炉室と、炉体の上端側
    に連通部を介して前記送出口に連通する被処理物
    の送入口、下端側に送出口をそれぞれ設け内壁面
    に赤外線放射ヒータを設けて形成された第2の炉
    室とを有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔
    をおいて径方向に突出する複数個の被処理物保持
    用爪部を有する第1の固定回転棒が前記第1の炉
    室内の所定の距離を隔てて対向する一方の側に複
    数本、他方の側に少なくとも1本、それぞれ前記
    爪部が互いに向き合つて被処理物を保持する位置
    と横を向く位置とを取り得るように回転自在に立
    設され、 前記と同様の爪部を有する第2の固定回転棒が
    前記第2の炉室内の所定の距離を隔てて対向する
    一方の側に複数本、他方の側に少なくとも1本、
    それぞれ前記爪部が互いに向き合つて被処理物を
    保持する位置と横を向く位置とを取り得るように
    回転自在に立設され、 前記と同様の爪部を有する複数本の第1の移動
    回転棒が前記第1の炉室内の両方の側に分れて前
    記第1の各固定回転棒に平行に並んで、前記爪部
    が互いに向き合つて被処理物を保持する位置と横
    を向く位置とを取り得るように回転自在で、且つ
    被処理物を前記第1の固定回転棒との間に受け渡
    ししながら縦方向に移送するように上・下方向に
    移動自在に立設され、 前記と同様の爪部を有する複数本の第2の移動
    回転棒が前記第2の炉室内の両方の側に分れて前
    記第2の各固定回転棒に平行に並んで、前記爪部
    が互いに向き合つて被処理物を保持する位置と横
    を向く位置とを取り得るように回転自在で、且つ
    被処理物を前記第2の固定回転棒との間に受け渡
    ししながら縦方向に移送するように上・下方向に
    移動自在に立設され、 前記第1の移動回転棒の上・下動及び回転動作
    に関連させて前記第1の相対向する固定回転棒の
    前記爪部が互いに向き合う位置と横を向く位置と
    に前記第1の固定回転棒を間欠的に回転させる第
    1の固定回転棒駆動機構が設けられ、 前記第2の移動回転棒の上・下動及び回転動作
    に関連させて前記第2の相対向する固定回転棒の
    前記爪部が互いに向き合う位置と横を向く位置と
    に前記第2の固定回転棒を間欠的に回転させる第
    2の固定回転駆動機能が設けられ、 前記第1の固定回転棒の回転動作に関連させて
    前記第1の相対向する移動回転棒の前記爪部が互
    いに向き合う位置と横を向く位置とに前記第1の
    移動回転棒を間欠的に回転且つ所定の距離だけ
    上・下動させる第1の移動回転棒駆動機構が設け
    られ、 前記第2の固定回転棒の回転動作に関連させて
    前記第2の相対向する移動回転棒の前記爪部が互
    いに向き合う位置と横を向く位置とに前記第2の
    移動回転棒を間欠的に回転且つ所定の距離だけ
    上・下動させる第2の移動回転棒駆動機構が設け
    られ、 前記炉体の側壁上部を横方向に出入自在に貫通
    して被処理物を前記第1の炉室上部から前記連通
    部を通して前記第2の炉室上部に送る横送り部材
    及び該横送り部材の駆動源からなる被処理物横送
    り機構が設けられてなる電子部品の熱処理装置。 3 前記第1及び第2の炉室は、単一の炉体の内
    部に縦方向に設けた隔壁の両側に形成され該隔壁
    の上端側に前記連通部が形成された特許請求の範
    囲第2項記載の電子部品の熱処理装置。 4 前記第1及び第2の炉室は、それぞれ別個の
    炉体により形成され該各炉体の上端側に前記連通
    部が形成された特許請求の範囲第2項記載の電子
    部品の熱処理装置。
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