JPS6344477A - 充填豆腐用容器 - Google Patents

充填豆腐用容器

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JPS6344477A
JPS6344477A JP61180918A JP18091886A JPS6344477A JP S6344477 A JPS6344477 A JP S6344477A JP 61180918 A JP61180918 A JP 61180918A JP 18091886 A JP18091886 A JP 18091886A JP S6344477 A JPS6344477 A JP S6344477A
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JP
Japan
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container
polypropylene
layer
sealant
film
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JP61180918A
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杉山 琢持
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SUN A CHEM IND CO Ltd
SUN A CHEMICAL IND
Original Assignee
SUN A CHEM IND CO Ltd
SUN A CHEMICAL IND
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ9発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は充填豆腐用容器、詳しくは充填豆腐包装の内パ
ック包装と称する蓋材と容器よりなる包装体において、
豆乳と凝固剤を充填後ヒートシールにより密封し、次に
90℃以上の凝固工程、冷却工程を経て豆腐とし、その
販売品を購入して使用する際に人間の手の力で容易にヒ
ートシール部を剥離して開封できる容器に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、充填豆腐のパック包装において は、容器材質としてハイインパクトスチレン(以下HI
PSと称す)と、ポリプロピレン(以下PPと称す)の
二種の材質が使われている。
充填豆腐は豆乳を予め凝固剤(塩化マグネ ・シウム、
硫酸カルシウム、グルコノデルタラクトン、塩化カルシ
ウム等)と共に容器に充填して、容器の周縁部と蓋材を
ヒートシールにより密封し、後に90℃以上の熱水中で
凝固させる工程を経て充填豆腐を得るもので、その包装
体、即ち容器はそれなりの耐熱性が必要とされるので、
最近ではより耐熱性の良いPP容器の包装体の使用が主
流と云える。
蓋材と容器との密封はヒートシールによりなされており
、同種材質同志のヒートシールにより熱融着される完全
シールのものと、異種材質同志のヒートシールによる不
完全融着のものがある。
前者の同種材質同志のヒートシールの場合、即ちHIP
Sの蓋材とHIPSの容器、又はPPの蓋材とPPの容
器と言ったものは、ヒートシールにより熱融着される為
に密封強度は充分であるが、開封する場合はヒートシー
ル部が強固になる為人間の手の力では剥離できない。
従ってナイフ、包丁等の刃物により蓋材を開口部に沿っ
て切り取らなければならないが、かかる方法は面倒であ
って、不注意による怪我の危険性がある。
後者の異種材質同志による非融着性を利用したものは、
新しい技術として市場提供されているもので、HIPS
及びPP容器の両者に対し、蓋材はエチレン−酢酸ビニ
ルポリマー(以下EVAと称す)を主成分としたシーラ
ントが複合されており、このシーラントは容器シーラン
トと適度なヒートシール強度と人間の手の力で剥離でき
るビール強度になるように設計されている為、内容物を
充填してヒートシール密封させた後の開封に際しても、
前者のごとく刃物等使用しなくてル容易にヒートシール
部が界面剥離されることにより開封できるものである。
しかし後者の欠点は、第一に比較的粒子径の大きな豆乳
を介してのヒートシールは非常に難しく、ヒートシール
強度のバラッキモ大きく、密封性に心配がある。万が一
部シール部若しくは非常に弱いシール部が存在し流通過
程中に剥離を生じた場合、表示賞味期間中においても一
般生菌数が大幅に増え、規格外化される恐れがある。
第二に後者に使用される易剥離性シーラントはEVAを
主成分としていることにより、耐熱性に乏しく、厚生省
令270号による充填豆腐凝固温度基準である90”C
X 40分以上若しくはこれと同等以上の効力を有する
方法で殺菌しなければならない条件に充分対応できない
一般にEVAの軟化温度は80”C以下の為、90℃×
40分の処理は難しく、該処理温度より低温で長い時間
の処理が必要となり、生産性の上で大きな問題点となっ
ている。
本発明は前述の問題点に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、対豆乳夾雑物の改善、凝固殺菌処
理温度90″C以上、場合によっては100℃以上のレ
トルト処理の耐熱性を有すること、更に刃物等を使用し
なくても人間の手の力で容易にヒートシール部を剥離出
来、且つ剥離面がきれいな状態で開封できる構造を有す
る従来のものにない特徴ある充填豆腐用容器を提供する
ものである。
ロ6発明の構成 (問題点を解決するための手段) 本発明者の研究によりヒートシールによってシーラント
層が強く融着きれ、且つ開封時の手による剥離力で凝集
剥離されるような材料をシーラント層に使用すれば、前
述の目的達成の為に有効であることを見出した。
密封容器を手で開封する際に、融着シーラント層の一部
が凝集破壊しながらシーラント層からちぎられて他面の
シーラントへ転写する所謂凝集剥離は、一般に硬くて脆
い樹脂に歪みや衝撃でひび割れが生じ、これを切っ掛け
として起こり易い凝集破壊がシーラント層自身の凝集破
壊性と共に、核層が非常に薄い膜厚く5μm以下)であ
ることと、核層の隣接層との引張応力に対する伸度に大
きな差がある場合、同種の樹脂同志に於て凝集剥離し易
いと言う知見を得て本発明を完成するに至った。
即ち、本発明による充填豆腐用容器は、ポリプロピレン
容器の周縁部を蓋材とヒートシールすることにより、密
封をなす充填用容器において、容器側の最内層に引張強
度150〜350kgハが、伸度10〜15%の凝集破
壊性を有するポリプロピレン若しくは変性ポリプロピレ
ンのシーラント層があって、核層の膜厚は5μm以下、
好ましくは3〜5μmであり、核層の隣接層には引張強
度250kg / am ”以上。
伸度200%以上の凝集破壊性を有さない汎用ポリプロ
ピレンが用いられている。
本発明における容器最内層の凝集破壊性を有する樹脂は
、エチレン成分が約3重量%のプロピレンーエチランダ
ム共重合物単体か、該P4詣にポリエチレンとかエチレ
ン−α−オレフィン共重合物を20重置部以下を混合し
たポリプロピレン変性体を使用する。
なお、引張強度、伸度の試験法はJIS−に−6758
による。
前記容器最内層の凝集破壊性を有する樹脂に付いて更に
詳しく述べると、比重0.91 、融点150℃、結晶
化度55%、 M F R(melt flowrat
e) = 50 、伸度10%、引張強度350kg 
/ cyn ”の性能を有する熱流動性が高く、結晶化
度が大きく、伸度の小さいどちらかと言うと脆い性質を
持ったアイソタックチックポリプロピレンが適する。該
ポリプロピレンとポリエチレンとかエチレン−α−オレ
フィン共重合物を20重量%以下に混合する場合は、各
々の樹脂をミキサー及びプレンダー等を用いて当業界に
おける慣用手段により混合する。
係るポリエチレとかエチレン−α−オレフィン共重合物
による上記アイソタックチックポリプロピレンの変性の
目的は、該ポリプロピレン単体の場合より凝集強度を下
げ、且つ衝撃強度を上げる必要がある場合の手段である
。しかしポリエチレンとかエチレン−α−オレフィン共
重合物の混合率は耐熱性が単体の場合より劣る為、充填
豆腐製造工程の耐熱処理温度より見て20重量%を限度
とする。また充填豆腐の場合に必須の豆乳を介してのヒ
ートシール性、即ち夾雑シール性に最も効果を有する融
着シール性の保持の点からも20重量%が限度となる。
使用浮れるポリプロピレンは比重0.918゜融点10
8℃、 M I (melt 1ndex)= 5の汎
用押出ラミネー・トゲレードであり、エチレン−α−オ
レフィン共重合物は比重0.88 、 Vicat軟化
点80℃、 M I (melt 1ndex)= 3
.6の汎用改質用樹脂である。
ブレンド混合により変性されたポリプロピレンの引張強
度は150〜3QOkg / an ” 、伸度は15
〜50%の範囲になるが、好ましくは引張強度250〜
300kgハが、伸度20〜35%の範囲になる様に混
合することが耐熱性、[i強度。
ヒートシール強度、ビール強度等に良好なバランスが得
られる。
本発明において変性ポリプロピレンを含むシーラント層
の材料として他の慣用の添加剤を変性ポリプロピレンに
添加してもよい0例えば、可囲剤、滑剤、充填剤、補強
剤及び酸化防止剤等である。
本発明に於て係る凝集破壊性を有するシーラント層が容
器の最内層にあり、核層の隣接層には引張強度250k
g/Cm”以上、伸度200%以上の凝集破壊性を有さ
ないシート若しくはシーラント層の材料として当業界に
おいて用いられている汎用ポリプロピレンが配される。
しかして容器最内層の凝集破壊性を有する薄膜厚シーラ
ント層と核層の隣接層との積層方法は、2台の押出機に
各々投入された容器最内層と核層の隣接層用樹脂が設定
された温度下で、溶融混練された後、溶融フィルム状態
で接合する所謂共押出成形機による方法である。
容器に投入される豆腐の正味量は一般には400 g以
上であることより、容器自体の強度もそれなりの強度が
必要ときれる為、容器成形前のプラスチックシートの厚
みは400μm以上が汎用されている。
本発明の充填豆腐用容器は100°C以上のレトルト処
理適正も一つの目的であることより、基材としては耐熱
性に優れるポリプロピレンが使われる、該ポリプロピレ
ンはポリプロピレン単体成形品として充填豆腐用に広く
用いる汎用のポリプロピレンでよい、該基材と容器最内
層の隣接層は同一の場合もあり、この場合は、前述共押
出機にて二層に複合シートとして400μm以上のシー
ト厚に作られた後、真空成形、圧空成形等の適宜な容器
成形法により容器に作られる。
所定の厚みに作られたポリプロピレン単体シートに直接
容器最内層用フィルムと該隣接用フィルムを共押出ラミ
ネートする場合も2ある。この場合のラミネート厚は二
層フィルム厚として20〜50μm厚が適当と言える。
係る方法で作られたラミネートシートは二層シートと同
様な容器成形法にて容器に作られる。
本発明において容器基材としては他の耐熱性に優れるポ
リメチルペンテンシート、結晶性ポリエステルシート、
耐熱性ポリエチレンシートなど、も利用できるが、基材
自体の価格が高い事と容器最内層用フィルムと該隣接用
フィルムとの共押フィルムとの接合に高価な接着剤を使
用する所謂ドライラミネーションによる方法がとられる
為価格が高くなるから特殊な用途以外は使いにくいと言
える。
本発明による充填豆腐用容器を密封する蓋材の基材は耐
熱性があり、又強度のあるポリエステル、ナイロン等の
フィルムが好ましく、蓋材のシーラントは容器最内】シ
ーラントと充分熱融着シールが出来る当業界で広く汎用
されているポリプロピレンフィルムであり、該フィルム
は蓋材基材と前述した様なドライラミネーションにより
接合される。
(作  用) 本発明の充填豆腐用容器は、図面第1図に示すようにそ
の容器1が凝集破壊性を有する最内層の薄膜フィルム2
と、該フィルム2の隣接層フィルム3と、容器基材4か
ら構成きれ、蓋材5がポリエステルフィルム、ナイロン
フィルムのよう基材6に容器最内層の薄膜フィルム2と
融着シール出来るポリプロピレンフィルム7を接着剤に
より接合して構成される。
従って、前記した容器1内へ豆乳と凝固剤を充填し、容
器1の周縁部に蓋材5を重ねて両者をヒートシールすれ
ば、シーラントのフィルム2と7の溶着により容器1は
完全密封されるから、この状態において凝固と冷却の処
理を施せば、豆乳は凝固して第1図に示す通りの充填豆
腐を完成する。
そこでこの充填豆腐を使用するときは、蓋材5の開封部
を指により掴んで引上げると、第2図に示すように周縁
部における最内層フィルム2が隣接されたフィルム3か
ら凝集剥離し、蓋材5のフィルム6側に転移して同図に
示すように開封されるもので、この際の容器1の最内層
フィルム2は一部が第3因に拡大して示す通り、隣接層
のフィルム3面に付着残存するが、毛羽立ち、ささくれ
は少なく剥離面がきれいである。
(実施例) 実施例1゜ M F R(melt flow rate) = 9
 (g / 10m1n )のポリプロピレン(融点6
0℃、比重0、90 、引張強度450kg/cm!、
伸度450%)によって400μm厚のシートをFダイ
キャスト法によって作り、これを容器基材にしてこの一
方の面MFR”50の a)ポリプロピレン(融点15
0°C9比重0.90.結晶化度55%、引張強度35
0kg / cm ” 、伸度10% ) トM F 
R= 20の b)ポリプロピレン(融点155℃、比
重0.90 、結晶化度47%、引張強度400kg/
e’ffl”l伸度300%)の共押ラミネート(a)
ポリプロビレ238m厚b)ポリプロピレン(ラミネー
ト側30μm厚)〕を行った。次にこの複合ポリプロピ
レンシートから真空成形により充填豆腐用容器を作った
得られた容器に配合豆乳液を充填豆腐用シーラーにて充
填しながら予め作成しておいた蓋材(延伸ナイロンフィ
ルム158田厚/汎用ポリプロピレンフィルム40μm
厚と豆乳を介してヒートシールにて密封ヲ行った。
この充填容器を90℃×40分、100℃×30分、1
10°C×20分の各処理温度にて凝固及び殺菌を行っ
た結果、総て破袋、外観等の異常は見られず、かつ開封
開始部から手で蓋材を容器より引き剥すと各処理品共容
器最内層の薄膜層が凝集剥離して、蓋材シーラント面に
転着しながらその剥離面が非常にきれいな状態に開封で
きた。
この処理後の開封力は各々1.5〜1.8(kg/15
M)であり、安定していた。
実施例2゜ 実施例1と同じ400μm厚ポリプコポリンシートの一
方の面の上に実施例1に使用したと同じ a)ポリプロ
ピレンとポリエチレン(M I (melt 1nde
x)= 5 、比重0.918゜融点108°C〕20
重量%とのC)混合樹脂とb)ポリプロピレンの共押ラ
ミネートC)変性ポリプロビレ231m厚/b)ポリプ
ロピレン(ラミネート側)30μm厚を行い、この複合
ポリプロピレンシートにて実施例1と同様に充填豆腐用
容器を作った。
得られた容器に配合豆乳液を充填豆腐用シーラントにて
充填しながら予め作成しておいた実施例1にて用いた蓋
材にて密封シールを行い、同様に90℃×40分、10
0℃×30分、110℃×20分の処理を行なった。
総ての処理条件下にて破袋、外観等の異常は見られず、
実施例1の場合より開封力は1.0〜1.3(kg/1
5on )と小さく剥し易かった。変性ポリプロピレン
からなる容器最内層は凝集剥離して蓋材シーラントに転
着してその凝集剥離面は毛羽立ち、ささくれもなくて非
常にきれいな面を有していた。
実施例3゜ 実施例2のポリエチレンとの混合樹脂よりなる容器最内
層をポリエチレンの代わりにエチレン−α−オレフィン
共重合物(MI−3,6,比重0.88 、 Vica
t軟化度80℃)20重量%との混合樹脂にて実施例2
と全く同じテストを行ったが、実施例2の場合と同様に
良好な結果を得た。
・  但し、100℃×20分の条件において、開封力
が0.7(kg/15mm )を示しており若干不安が
感じられた。開封力は90°CX 40分。
100℃×30分の処理において1.0〜1.2(kg
/151T!III )であった。
実施例1,2.3の充填シール品を冷蔵庫に24時間入
れた後、取り出して各々1mの高さから落下試験を試み
たところ安定性の順位は実施例3〉実施例2〉実施例1
であった。
比較例1゜ 実施例1,2.3に於て凝集剥離機能を有する容器最内
層の厚みを5μm以上にあげていった場合10μm厚で
は凝集剥離性が著しく不安定になり、毛羽立ち、さきく
れ等が目立ち、その表面状態は商品価値を損なうことに
なった。
比較例2゜ 実施例2,3におけるポリエチレン若し ・くはエチレ
ン−α−オレフィン共重合物のポリプロピレンへの混合
率20重量%以上に上げていった場合、ポリエチレンの
場合は30重量%では豆乳を介しての夾雑シール性が、
著しく不安定になり、かつ耐熱性も低下する為に100
°CX 30分、110℃X20分の処理において破袋
が多く発生した。
混合率を25重量%にしても完全な改善は見られなかっ
た。
エチレン−α−オレフィン共重合物の場合は、ポリエチ
レンの場合程夾雑シール性に影響を受けなかったが、2
5重量%混合率にて耐熱性の低下により110℃×20
分の処理にて破袋率が大きかった。
比較例3゜ 実施例1に於る凝集剥離性を有する容器最内層に凝集破
壊性が不充分なポリプロピレン(MFR−40,融点1
50℃、比重0.90 。
結晶化度49%、引張強度400kg/cm”、伸度3
0%)を使用した場合、開封力が2.0(kg/15m
1)になり、非常に開封しづらいことと剥離面も毛羽立
ち、ささくれ等で不充分であった。
この樹脂をベースにして実施例2又は3の手段を講じた
が、易開封性の改善は見られたが、剥離面の毛羽立ち、
さきくれ等は改善できなかった。
比較例4゜ 実施例1,2.3において容器側に施こした最内層の凝
集剥離用層と該隣接層との共押ラミネートを同一の構成
にて、各々蓋材として延伸ナイロンフィルム15μm厚
の面上に接着剤を介して行い複合した。
係る各々の蓋材を予め作成しておいた汎用の充填豆腐用
ポリプロピレン単体容器に充填豆腐用シーラーにて配合
豆乳を充填しながら豆乳を介してヒートシールにて密封
を行った。
この充填容器を各々のものにつき90°CX40分、1
00℃×30分、110℃×20分の各処理温度にて凝
固殺菌を行なった結果、総て破袋、外観等の異常は見ら
れなかった。
しかし開封した場合、実施例1のシーラントによる蓋材
の場合は開封力が強く、蓋材が切断してしまうことがあ
った。開封力を測定すると2.0〜2.5(kg / 
15m )であった。
実施例2及び3のシーラントによる蓋材の場合も、かな
り開封力が強く剥がしづらいが、実施例のシーラントの
蓋材の場合よりはましであった。
しかし凝集剥離フィルムが容器の周縁部に転着している
為、白化して若干毛羽立ちやキキくれもあり、商品価値
に問題点があった。
ハ0発明の効果 容器シーラント部の凝集剥離機能は、結晶化度が高く、
かつ低伸度である等に起因する凝集破壊性を有する薄膜
のポリプロピレン若しくは該樹脂の変性体がその隣接層
に凝集破壊性を有さないポリプロピレンと接合されて容
器基材の厚いポリプロピレン(上記隣接層ポリプロピレ
ンが容器基材となっても良い)と積層されて容器になっ
ていることにより、その機能が良好に発揮きれる。即ち
蓋材表面からのヒートシールにより融着シールされる充
填豆腐用シーラーの場合、凝集剥離層用フィルムが容器
側にあることは、該フィルムが過剰の熱とか物理的強度
により、歪むとか薄肉化してしまうことを防ぐと言う、
即ち有効膜の保持と云う点で効果的であることと、剥離
開封時の応力により肉厚が厚く、硬い容器は堕性変形し
にくい為に該フィルムが凝集剥離し易い。即ち開封がし
易いと云う効果がある。
各容器の各層間は耐熱性に優れるポリプロピレン若しく
は変性ポリプロピレンからなるフィルム及びシートにて
融着シールされていることにより、ボイルは勿論、10
0°C以上のレトルト処理に耐えることができる。
蓋材と容器が融着シールされることにより、豆乳のよう
に粒子径の大きく、かつ熱により凝固し易い所謂夾雑シ
ール性の難かしい内容物に対して優れた適応性を示す。
豆腐用以外にも茶碗蒸し、卵豆腐9等の同様に夾雑シー
ルの難しい非溶液を含む内容物とかミートソース、ビー
フシチュー、カレー液等への利用効果もある。
凝集剥離用フィルムが薄膜で容器側にあることは、上述
の様な開封時の効果があるが、更に毛羽立ったり、きキ
くれ立ったすせずきれいになる点で商品効果が高められ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に関する充填豆腐用容器が内容物と共に
蓋材にて容器周縁部をヒートシールにされた状態で密封
されている断面図。第2図は同上の剥離開封途中を示す
断面図。第3図は第2図における円内部分の拡大断面図
である。 図において1はプラスチック容器、2は凝集破壊性を有
するシーラント、3はその隣接層、4は容器の基材、5
は蓋材、6は凝集破壊性を有しないシーラント、7は蓋
材の基材である。 手続補正書(自発) 昭和61年 9月 4日 充填豆腐用容器 3、補正をする者 事件との関係     特許出願入 居  所   東京都千代田区神田淡路町2丁目n番地
1名 称  サンニー化学工業株式会社 代表者 松 木  千 秋 明細書中の「特許請求の範囲」1発明の詳細な説明」の
各欄1、明細書中特許請求の範囲の欄を別紙の通り訂正
する。 1、同上7頁第5行に「15%」とあるを「50%」と
訂正する。 1、同上第9頁第5行に「ポリプロピレン」とあるを「
ポリエチレン」と訂正する。 1、同上第14頁第7行に1融点60℃」とあるを「1
60℃」と訂正する。 1、同上同頁第9行〜第10行に「Fダイキャスト法」
とあるを「Tダイキャスト法」と訂正する。 別紙 「プラスチック容器の周縁部を蓋材とヒートシールする
ことにより密封する充填豆腐用容器において、容器側の
最内層に引張強度150〜350kgハが、伸度10〜
亜%のポリプロピレンと融着性を有し、かつ自身、凝集
破壊性を有する膜厚5μm以下のポリプロピレン若しく
は変性ポリプロピレンのシーラントがあり、核層の隣接
層には引張強度250kg/cm”以上、伸度200%
以上の凝集破壊性を有さシ゛汎用1リプ°?″L″があ
っ□て、前記した容器側シーラントと蓋材に構成されて
いる引張強度25okg / Cm ”以上、伸度20
0%以上の凝集破壊性を有さない汎用ポリプロピレンの
シーラントとを適宜なヒートシールにより充填豆腐を介
して融着シール許せたことを特徴とする充填豆腐用容器
、」 手続補正書(自発) 昭和61年10月23日 2、発明の名称 充填豆腐用容器 3、補正をする者 事件との関係     特許出願入 居  所   東京都千代田区神田淡路町2丁目23番
地11、 明細書中東12頁の下から第5行と第4行と
の間に後記の通り加入する。 「容器、蓋材共、特にガスバリア性を有するものについ
℃は、塩化ビニリデンまたはポリビニルアルコール等の
所謂ガスバリア性の良いフィルムを複合することができ
るものである。」手続補正書(峠) 昭和62年 7月27日 2、発明の名称 充填豆腐用容器 3、補正をする者 事件との関係     特 許 出 願 入居  所 
  東京都千代田区神田淡路町2丁目部番地1茗゛″t
  サンニー化学工業株式会社4、代理人 郵便番号   l■ローロロ 5、補正の対象 明細書中の1発明の詳細な説明」の欄 1、明細書中第13頁第3行に1基材6」とあるを1基
材7」と、同頁第4行〜第5行1ポリプロピレンフイル
ム7」とあるを1ポリプロピレンフイルム6」と、同頁
第10行に1フイルム2と7の」とあるを1フイルム2
と6の」と訂正する。 1、同上第20頁の第13行に「開封力を測定すると2
.0〜2.5(kg/cm )であった。」トアルヲ削
除する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  プラスチック容器の周縁部を蓋材とヒート シールすることにより密封する充填豆腐用容器において
    、容器側の最内層に引張強度150〜350kg/cm
    ^2、伸度10〜15%のポリプロピレンと融着性を有
    し、かつ自身、凝集破壊性を有する膜厚5μm以下のポ
    リプロピレン若しくは変性ポリプロピレンのシーラント
    があり、該層の隣接層には引張強度250kg/cm^
    2以上、伸度200%以上の凝集破壊性を有さない汎用
    ポリプロピレンがあって、前記した容器側シーラントと
    蓋材に構成されている引張強度250kg/cm^2以
    上、伸度200%以上の凝集破壊性を有さない汎用ポリ
    プロピレンのシーラントとを適宜なヒートシールにより
    充填豆腐を介して融着シールさせたことを特徴とする充
    填豆腐用容器。
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