JPS6343128Y2 - - Google Patents

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JPS6343128Y2
JPS6343128Y2 JP12793184U JP12793184U JPS6343128Y2 JP S6343128 Y2 JPS6343128 Y2 JP S6343128Y2 JP 12793184 U JP12793184 U JP 12793184U JP 12793184 U JP12793184 U JP 12793184U JP S6343128 Y2 JPS6343128 Y2 JP S6343128Y2
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control signal
compressor
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heat load
air
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車に用いられる空気調和装置
にあつて、コンプレツサとエアミツクスドアとを
制御する装置に関するものである。
(従来の技術) 一般に自動車用空気調和装置は、走行用のエン
ジンを駆動源とするコンプレツサを冷房サイクル
に有し、この冷房サイクルのエバポレータを通し
て空気を除湿冷却し、この除湿冷却された空気が
エアミツクスドアでヒータコアを通過するものと
バイパスするものに分かれ、その後混合されて車
室内に吹き出されるようになつている。したがつ
て、上記エバポレータは、ヒータコア及びエアミ
ツクスドアと一体となつて空気の熱交換量を調節
して吹出空気温度を調節する温度調節機能を持つ
と共に、通過する空気を除湿する除湿機能とを合
わせ持ち、かかる機能の調節は前記コンプレツサ
のオンオフにより行われる。
しかして、従来、上記エバポレータの温度調節
機能の調節を重視したものとして、例えば特公昭
58−39083号公報に示されているように、車室内
の熱負荷に応じて前記エアミツクスドアの開度と
共にコンプレツサのオンオフ温度を制御する、い
わゆる可変サーモ制御として、エバポレータで冷
却された空気がヒータコアを通過して再加熱され
る割合を少なくし、コンプレツサの稼動率を低下
して省動力を図ることが知られている。
また、上記エバポレータの除湿機能を重視した
ものとして、例えば特開昭58−174017号公報に示
されているように、ワイパースイツチをオンとし
た場合にコンプレツサをオンとして除湿された空
気を窓ガラスに向けて吹き出して曇りを防止する
ことが知られ、さらに特開昭59−14564号公報に
おいては、ワイパースイツチをオンとした場合に
コンプレツサの稼動外気温度を低めに設定し、春
秋期降雨時にコンプレツサを駆動させて同じく窓
ガラスの曇りを防止することが示されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来においては、上記両者の機
能を同時に制御するものはほとんど見出すことが
できず、僅かに特開昭56−146415号公報で見出す
ことができるが、これは外気温度が所定値以下の
ときにコンプレツサのオンオフ温度を下限に切り
換えるようにするものであり、コンプレツサオン
モードにおいて外気温度が低くとも必ずしも窓ガ
ラスが曇るとは限らず、外気温度と窓ガラスの曇
りとの相関性が薄いので、適切な制御ができない
という問題があつた。
そこで、この考案は、可変サーモによる省動力
制御を行いつつ、窓ガラスの曇りをより適切に防
止することができる自動車用空気調和装置の制御
装置を提供することを課題としている。
(問題点を解決するための手段) しかして、この考案の要旨とするところは、車
室内の熱負荷量を検出する熱負荷検出手段と、こ
の熱負荷検出手段の出力に応じてエアミツクスド
アの開度を制御するエアミツクスドア制御手段
と、前記熱負荷検出手段の出力に応じてコンプレ
ツサのオンオフ温度を制御するための信号を発生
する第1の制御信号発生手段と、エバポレータの
冷却度合を検出するエバポレータセンサと、この
エバポレータセンサの出力を所定値と比較してコ
ンプレツサのオンオフ温度を下限に設定する信号
を発生する第2の制御信号発生手段と、ワイパー
の作動状態に応じて前記第1の制御信号発生手段
と第2の制御信号発生手段との出力を選択する制
御信号選択手段と、この制御信号選択手段で選択
された制御信号に応じてコンプレツサをオンオフ
させる駆動制御手段とを具備することにある。上
記制御信号選択手段は、ワイパースイツチをオン
とした場合に第2の制御信号発生手段の出力を第
1の制御信号発生手段の出力に優先して選択する
ものを用いることができる。
(作用) したがつて、ワイパーの作動状態、例えばワイ
パースイツチをオフとしてワイパーを停止させた
場合には、制御信号選択手段により第1の制御信
号発生手段の出力が選択され、コンプレツサのオ
ンオフ温度とエアミツクスドアの開度とが共に車
室内の熱負荷に応じて制御されて省動力の制御が
行われる一方、例えばワイパースイツチをオンと
してワイパーを作動させた場合は、制御信号選択
手段により第2の制御信号発生手段の出力が選択
され、コンプレツサのオンオフ温度を下限に設定
するので窓ガラスの曇りを適切に防止することが
でき、そのため、上記課題を達成することができ
るものである。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図において、この考案の一実施例が示さ
れ、空調ダクト1の最上流側には内気入口2と外
気入口3とが2股に分かれる形で形成され、その
分かれた部分に内外気切換ドア4が設けられ、該
内外気切換ドア4により導入すべき空気を内気と
外気とに選択するようになつている。
送風機5は、空調ダクト1内に空気を吸い込ん
で後流側に送るためのもので、この送風機5の後
流側にエバポレータ6とヒータコア7とが配置さ
れている。
エバポレータ6は、コンプレツサ8、コンデン
サ9、リキツドタンク10及びエクスパンシヨン
バルブ11と共に冷房サイクルを構成し、一方、
ヒータコア7はエンジンの冷却水が循環する温水
サイクルに挿入されている。前記コンプレツサ8
は、電磁クラツチ12を介してエンジンに連結さ
れ、この電磁クラツチ12を断続することでオン
オフされるようになつている。
ヒータコア7の前方には、エアミツクスドア1
3が設けられており、このエアミツクスドア13
は、ヒータコア7を通過する空気とヒータコア7
をバイパスする空気との割合をその開度により定
めるもので、リンク機構を介して連結されたアク
チユエータ14により操作される。
さらに前記空調ダクト1の後流側は、上吹出口
15、下吹出口16及びデフロスト吹出口17に
分かれて車室内に開口し、その分かれた部分にモ
ードドア18,19が設けられ、該モードドア1
8,19を操作することにより所望の吹出モード
を得ることができるようにしてある。
さらに車室内の温度を検出する車内温度センサ
20、外気温度を検出する外気温度センサ21、
車室内に射込む日射量を検出する日射センサ22
及び車室内の温度を設定する温度設定器23が設
けられ、これらの検出信号が信号演算回路24に
入力され、この信号演算回路24において車室内
の熱負荷が総合的に演算され、これらセンサ20
〜22、温度設定器23及び信号演算回路24に
より熱負荷検出手段25が構成されている。
そして、上記信号演算回路24からの信号は前
記エアミツクスドア13の開度を検出するポテン
シヨメータ26の出力と共にエアミツクスドア制
御回路27に入力され、このエアミツクスドア制
御回路27からの制御信号が駆動回路28を介し
て前記アクチユエータ14に出力され、エアミツ
クスドア13の開度をポテンシヨメータ26から
の出力でフイードバツクしながら熱負荷に応じて
制御するようになつており、該ポテンシヨメータ
26、エアミツクスドア制御回路27、駆動回路
28及び前記アクチユエータ14によりエアミツ
クスドア制御手段29が構成されている。
エバポレータセンサ30は、この実施例におい
ては、前記エバポレータ6の吹出側近傍に設けら
れたサーミスタ等の感温素子から構成され、エバ
ポレータ6の冷却度合を吹出空気温度として検出
するようになつているが、他の実施例として、エ
バポレータ6に直接挿入してその蒸発温度を検出
してもよいし、エバポレータ6に入る冷媒の温度
又は圧力を検出してもよい。このエバポレータセ
ンサ30からの検出信号は、下記する第1の制御
信号発生手段を構成する可変サーモ回路31及び
第2の制御信号発生手段を構成する比較回路32
に出力される。
可変サーモ回路31は、前記エバポレータセン
サ30からの検出信号と共に前記熱負荷検出手段
25からの信号を入力し、コンプレツサ8を熱負
荷に応じて制御するための信号を発生するもの
で、第2図実線で示すように、熱負荷Tが少ない
場合はコンプレツサのオンオフ温度tを高く設定
し、熱負荷が増大するに従つて徐々に低下し、つ
いには下限(エバポレータの凍結温度t0よりも若
干高い温度、例えば2〜4℃)に設定するように
してある。一方、比較回路32は、前記エバポレ
ータセンサ30からの入力信号を固定抵抗33か
らの所定値と比較し、第2図点線で示すように、
コンプレツサのオンオフ温度tを下限に設定す
る。
制御信号選択手段を構成する選択回路34は、
前記可変サーモ回路31と比較回路32とからの
出力をワイパーの作動状態に応じて選択するもの
で、この実施例においては、バツフアー35を介
して入力されるワイパースイツチ36からのオン
オフ信号により制御され、ワイパースイツチ36
がオフの場合は、前記可変サーモ回路31の出力
を、ワイパースイツチ36がオンの場合には前記
比較回路32の出力をそれぞれ選択するようにな
つている。また、前記ワイパースイツチ36がオ
ンになると、ワイパーモータ37へワイパー制御
回路38を介して通電され、図示しないワイパー
を所定の回転数で駆動する。尚、この実施例のよ
うに直接ワイパースイツチ36の出力で選択回路
34を制御する代わりに、他の実施例として、ワ
イパー制御回路38からの信号を入力する判定回
路39を設けて、ワイパーを作動させる頻度を計
数してその頻度が大きい場合に、又は無段間欠ワ
イパーではその回転数を検出してその回転数が高
い場合に、それぞれ比較回路32からの出力を選
択するようにしてもよい。
そして、この選択回路34で選択された制御信
号が駆動制御手段を構成するエアコンリレー40
に出力され、エアコンスイツチ41がオンで、且
つ該エアコンリレー40がオンの場合に前記電磁
クラツチ12へ通電されてコンプレツサ8が駆動
するようになつている。
上記構成において、図示しないメインスイツチ
を投入すると、信号演算回路24で演算が開始さ
れ、熱負荷検出手段25からは車室内の熱負荷に
応じた信号が出力され、エアミツクスドア制御手
段29によりエアミツクスドア13の開度が制御
される。即ち、エアミツクスドア13は、車室内
の熱負荷が大きい場合はヒータコア7を通過する
空気の割合が少ないクール側へ移動され、徐々に
熱負荷が小さくなるに従つてヒータコア7を通過
する空気の割合を大きくするヒート側に移動され
る。
ここで、エアコンスイツチ41をオンとし、且
つワイパースイツチ36をオフに保つと、選択回
路34において可変サーモ回路31の出力が選択
されるので、該可変サーモ回路31からの出力が
エアコンリレー40に印加され、第2図実線で示
すようにコンプレツサ8のオンオフ温度が熱負荷
に応じて制御されるようになる。即ち、熱負荷が
小さくなるに従つてコンプレツサ8のオンオフ温
度が高くなり、コンプレツサ8の稼動率が低下し
て省動力となる。
このため、春秋期のように熱負荷が小さい場合
にもコンプレツサ8のオンオフ温度が高く設定さ
れるが、雨天時にはワイパースイツチ36をオン
としてワイパーを駆動させるので、選択回路34
においては比較回路32の出力が選択され、コン
プレツサ8はエバポレータ6の凍結温度付近でオ
ンオフするようになる。したがつて、コンプレツ
サ8の稼動率が最大源まで上昇するので、エバポ
レータ6を通過した空気が効率よく除湿され、窓
ガラスの曇りを防止するようになるものである。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、エアミ
ツクスドアの開度を車室内の熱負荷に応じて制御
するようにすると共に、コンプレツサのオンオフ
温度を車室内の熱負荷に応じて制御する第1の制
御信号発生手段とコンプレツサのオンオフ温度を
下限に設定する第2の制御信号発生手段を設け、
これらの制御信号をワイパーの作動状態で選択す
る制御信号選択手段を設けたので、ワイパーの作
動状態に応じて省動力のための制御と除湿のため
の制御とを同時に行うことができる。しかもコン
プレツサオンモード時にワイパーを作動させる場
合は窓ガラスが曇る可能性が高いので、省動力化
と同時に窓ガラスの曇りを適切に防止することが
できる。また、除湿のために新たなスイツチを付
加するものと比較すると、この考案ではワイパー
スイツチ等が兼用できるので、部品点数が少なく
且つ操作上の煩わしさがない等の効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第
2図はコンプレツサのオンオフ温度の制御特性を
示す特性線図である。 6……エバポレータ、8……コンプレツサ、1
3……エアミツクスドア、25……熱負荷検出手
段、29……エアミツクスドア制御手段、31…
…第1の制御信号発生手段を構成する可変サーモ
回路、32……第2の制御信号発生手段を構成す
る比較回路、34……制御信号選択手段を構成す
る選択回路、36……ワイパースイツチ、40…
…駆動制御手段を構成するエアコンリレー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 車室内の熱負荷量を検出する熱負荷検出手段
    と、この熱負荷検出手段の出力に応じてエアミ
    ツクスドアの開度を制御するエアミツクスドア
    制御手段と、前記熱負荷検出手段の出力に応じ
    てコンプレツサのオンオフ温度を制御するため
    の信号を発生する第1の制御信号発生手段と、
    エバポレータの冷却度合を検出するエバポレー
    タセンサと、このエバポレータセンサの出力を
    所定値と比較してコンプレツサのオンオフ温度
    を下限に設定する信号を発生する第2の制御信
    号発生手段と、ワイパーの作動状態に応じて前
    記第1の制御信号発生手段と第2の制御信号発
    生手段との出力を選択する制御信号選択手段
    と、この制御信号選択手段で選択された制御信
    号に応じてコンプレツサをオンオフさせる駆動
    制御手段とを具備することを特徴とする自動車
    用空気調和装置の制御装置。 2 制御信号選択手段は、ワイパースイツチをオ
    ンとした場合に第2の制御信号発生手段の出力
    を第1の制御信号発生手段の出力に優先して選
    択することを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の自動車用空気調和装置の制御装
    置。
JP12793184U 1984-08-23 1984-08-23 自動車用空気調和装置の制御装置 Granted JPS6142308U (ja)

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JP12793184U JPS6142308U (ja) 1984-08-23 1984-08-23 自動車用空気調和装置の制御装置

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JPS6142308U JPS6142308U (ja) 1986-03-18
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