JPH0235527Y2 - - Google Patents

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JPH0235527Y2
JPH0235527Y2 JP1986137002U JP13700286U JPH0235527Y2 JP H0235527 Y2 JPH0235527 Y2 JP H0235527Y2 JP 1986137002 U JP1986137002 U JP 1986137002U JP 13700286 U JP13700286 U JP 13700286U JP H0235527 Y2 JPH0235527 Y2 JP H0235527Y2
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JP
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dew condensation
air conditioner
demist
humidity
signal
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JP1986137002U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、天候状況に応じて空調装置をデミス
トモードで駆動し車室内の除湿を行なう自動車用
空調装置のデミスト制御装置に関する。
(従来の技術) 従来のデミスト制御装置においては、結露セン
サなどにより窓ガラス内面の湿度を検出し、この
検出値が予め一定に設定した結露判定値より大き
い場合に、自動的に空調装置をデミストモードに
より駆動し、窓ガラスの曇りの発生の防止を図る
ものであることが知られている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、窓ガラスに曇りが発生する要因とし
ては、天候条件が大きく影響する。例えば、窓ガ
ラスは雨天時には曇りやすく、晴天時には曇り難
い。したがつて、例えば特開昭60−248422号公報
記載の従来のデミスト制御装置の如く、窓ガラス
の湿度の結露判定値が一定値に設定されるデミス
ト制御装置においては、窓ガラスに曇りが発生し
た後にデミスト制御が行なわれたり、曇り状況で
ないにもかかわらずデミスト制御装置が行なわれ
たりして、窓ガラスの曇りの発生を確実に防止す
ることが困難であつた。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は、天候状況に応じて結露判定値
を可変とすることにより、窓ガラスの曇りの発生
を確実に防止することを目的としている。
本考案のデミスト制御装置は、その全体構成を
第1図に示す如く、車室内の湿度を検出する湿度
検出手段1と、天候状況を検出する天候状況検出
手段2と、この検出手段2からの検出データに基
づいて予め設定された車室内の結露判定値を変化
させる可変手段3と、この可変手段3により決定
された結露判定値と前記湿度検出手段1からの車
室内の湿度データとを比較し湿度データが前記結
露判定値よりも大きいときに空調装置11をデミ
ストモードで運転する判別手段4とを備えて構成
される。ここで、前記天候状況検出手段2からの
検出データに基づくとは、具体的にはワイパ駆動
信号、雨滴センサ及び日射量センサの信号のうち
の少なくとも1つの検出信号に基づくことを意味
するものである。
(作用) したがつて、結露判定値が天候状況に対応して
変化し、例えば、結露判定値を雨天時には下げ、
晴天時には上げるように変化させることにより、
湿度検出手段1が結露状態を検出する以前に空調
装置11がデミストモードにより運転され、ま
た、不要な運転が行なわれなくなり、窓ガラスの
結露の発生を確実に防止できるとともに省動力化
が図られる。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第2図は自動車用空調装置11及びその制御回
路10概略構成を示している。まず、空調装置に
ついて説明すると、ダクト12は最上流側に内気
入口13と外気入口14とを備え、上流側から順
次、インテークドア15、送風機16、エバポレ
ータ17、ミツクスドア18、ヒータコア19が
配設され、最下流側に車室20に連通するベント
吹出口21、ヒート吹出口22が、またデフロス
ト吹出口23にはモード切換用のドア24,25
が設けられている。
上記インテークドア15はモータアクチユエー
タ33により駆動され、吸気における外気と車室
内気との比率を調整する。送風機16は駆動回路
35により動作し、インテークドア15を介して
空気をダクト12内に吸引導入する。エバポレー
タ17は、冷媒を圧縮し循環させるコンプレツサ
26、コンデンサ27、レシーバタンク28、膨
張弁29とともに冷却機30を構成し、エンジン
動力が伝達されるプーリ31によりマグネツトク
ラツチ32を介して駆動される。このエバポレー
タ17を上記送風機16により導入された空気が
通過する。
また、上記ヒータコア19にはエンジン冷却水
が導入され、これによりエバポレータ17を通過
した空気を加熱する。このヒータコア19を通過
する空気の比率はミツクスドア18の開度により
設定され、このミツクスドア18はモータアクチ
ユエータ37により駆動される。モード切換用の
ドア24,25はモータアクチユエータ39によ
り駆動され、ベント吹出口21、ヒート吹出口2
2、デフロスト吹出口23を選択して調和された
空気を車室20内に送出する。
さらに、エバポレータ17を通過したA点の空
気の温度を検出するエバポレータ温度センサ4
1、ミツクスドア18の開度を検出するポテンシ
ヨメータ42、車室20内の窓ガラス内面の湿度
を検出する結露センサ(湿度検出手段)43、晴
れ状態を検出する日射量センサ44、ワイパ駆動
信号45、雨滴センサ46及び外気温度センサ4
7などからの検出信号はA/D変換器50を介し
て制御回路10に入力されている。尚、上記日射
量センサ44、ワイパ駆動信号45、雨滴センサ
46により天候状況検出手段2を構成している。
制御回路10はI/Oポート、CPU、ROM、
RAMなどを有するマイクロコンピユータからな
り、結露判定値を可変とする可変手段及び結露状
態を判断する判別手段がマイクロコンピユータに
より構成されている。そして制御回路10はA/
D変換器50から入力される各データに基づき、
各湿度状態に対応した判定基準値を決定し、駆動
回路34を制御してインテークドア15の開度
や、駆動回路35を制御して送風機16の送風
量、駆動回路36を制御してマグネツトクラツチ
32を介して冷却機30の稼動率、駆動回路38
を制御してミツクスドア18の開度、さらに駆動
回路40を制御してモード切換用のドア24,2
5を制御し、デミストモードにより車室20内の
除湿を行なうデミスト制御がなされる。
次に空調装置のデミスト制御について、第3図
に示すフローチヤートに基づき説明する。尚、図
中のP0〜P11は各ステツプを示す。
まず、空調装置の運転スイツチがオンに投入さ
れると、デミスト制御が開始され(Po)、ステツ
プP1で初期設定された後、ステツプP2において
各データ、すなわち日射量センサ44、ワイパ駆
動信号45、雨滴センサ46及び外気温度センサ
47、湿度センサ43からの各データが読込まれ
る。ステツプP3においては、予め設定される晴
れ判定値H0(40%の湿度)よりも車室20内の現
在の湿度データM(相対湿度の%で示される)が
小さいかの判別が行なわれ、M<H0の場合には
空調装置がデミストモードでは制御が行なわれ
ず、ステツプP2に戻り通常の空調運転がなされ
る。
ステツプP4においては、日射量センサ44か
らの晴れ検出信号NがN=1、すなわちオン動作
時であるかどうかの判別が行なわれ、N=1の場
合には天候が晴れ状態であるとしてステツプP5
で第5図に示す如く結露判定値を通常のO0(70
%)からO1(75%)に上げ、O1を晴れ状態時の結
露判定値O1としステツプP6へ進む。ステツプP6
では、湿度データMが判定値O1より大きいかが
判別され、M>O1の場合にはステツプP7で空調
装置11をデミストモードで駆動するデミスト制
御が行なわれ、ステツプP3においてM<H0とな
るまでこの一連の処理が繰返される。またステツ
プP6でM>O1でない場合にはそのままステツプ
P2へ戻る。
上記デミスト制御は、例えば第4図に示す如き
サブルーチンにおいて行なわれる。すなわち、デ
ミストモードに移行すると(P7-1)、まず外気温
度センサ47からの検出値T0が6C゜<T0<2℃で
あるか否かが判別される(P7-2)。これは寒冷時
では外気温度が車室内の結露発生に影響を及ぼす
ためである。ステツプP7-2において6C゜<T0の場
合にはステツプP7-3〜P7-6の処理を行ない、T0
<2℃の場合にはステツプP7-7〜P7-10の処理を
行ないステツプP2に戻る。すなわち送風機16、
コンプレツサ26、デフロスタ23、インテーク
ドア15が第4図に示す如くそれぞれ駆動制御さ
れる。
また、上記ステツプP4においてN=1でない
場合には、ステツプP8でワイパ駆動信号45か
らの曇り検出信号W=1か又は雨滴センサ46か
らの曇り検出信号V=1かの判別が行なわれる。
W=1又はV=1の場合にはステツプP9におい
て結露判定値をO0(70%)からO2(65%)に下げ、
O2を曇り時の結露判定値とし、ステツプP10にお
いてM>O2か否かの判断が行なわれる。そして、
M>O2の場合には上記同様にステツプP7でデミ
スト制御が行なわれる。
さらに上記ステツプP8においてW、Vが双方
とも「1」でない場合には、ステツプP11で通常
の結露判定値O0(70%)を基準にし、M>O0か否
かの判別が行なわれ、M>O0の場合には上記同
様にステツプP7でデミスト制御が行なわれる。
したがつて、上述のように構成した場合は、車
室20内の湿度データMに加え、日射量センサ4
4、ワイパ駆動信号45及び雨滴センサ46など
の検出データに基づき天候状況に応じて結露判定
値が可変とされることとなり、きめ細かな制御が
できるとともにデミスト制御の精度が向上し、窓
ガラスの結露の発生を確実に防止できる。また、
晴天時には判定値が上げる方向に可変となつて、
必要以上にデミスト制御が行なわれないため、例
えばコンプレツサの稼動率が低下し、省動力化が
図れる。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、車室の窓ガラ
ス内面の湿度を検出する湿度検出手段を備え、こ
の湿度検出手段による検出値が予め設定される結
露判定値を越えるときに、車室内除湿を行なうデ
ミストモードで空調装置を駆動制御する自動車用
空調装置のデミスト制御装置を改良して、天候状
況を検出する天候状況検出手段を設け、この天候
状況検出手段からの検出信号、すなわちワイパ駆
動信号、雨滴センサ及び日射量センサの信号のう
ち少なくとも1つの検出信号に基づいて前記結露
判定値を可変とする可変手段を設けて構成される
ものであり、結露状態を天候状況により可変とし
たことにより、空調装置のデミスト制御をきめ細
かく行なうことができるとともにその精度が向上
するため、窓ガラスの結露の発生を確実に防止で
き、また省動力化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体構成図、第2図ないし第
5図は本考案の一実施例を示し、第2図は空調装
置及びその制御回路を示す概略構成図、第3図及
び第4図はデミスト制御処理のフローチヤート及
びそのサブルーチンを示すフローチヤート、第5
図は各結露判定値を説明する図である。 1,43……湿度検出手段(結露センサ)、2,
44,45,46……天候状況検出手段(日射量
センサ、ワイパ駆動信号、雨滴センサ)、3……
可変手段、11……空調装置、20……車室、
O0,O1,O2……結露判定値。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 車室の窓ガラス内面の湿度を検出する湿度検
    出手段を備え、この湿度検出手段による検出値
    が予め設定される結露判定値を越えるときに、
    車室内除湿を行なうデミストモードで空調装置
    を駆動制御する自動車用空調装置のデミスト制
    御装置において、ワイパ駆動信号、雨滴センサ
    及び日射量センサの信号のうち少なくとも1つ
    の検出信号に基づいて前記結露判定値を可変と
    する可変手段を設けたことを特徴とする自動車
    用空調装置のデミスト制御装置。 (2) 前記可変手段が、天候状況検出手段のワイパ
    駆動信号又は雨滴センサからの曇り検出信号に
    基づいて結露判定値を下げる一方、日射量セン
    サからの晴れ検出信号に基づいて結露判定値を
    上げるようにしたことを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の自動車用空調装置の
    デミスト制御装置。
JP1986137002U 1986-09-05 1986-09-05 Expired JPH0235527Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986137002U JPH0235527Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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JP1986137002U JPH0235527Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

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Publication Number Publication Date
JPS6343811U JPS6343811U (ja) 1988-03-24
JPH0235527Y2 true JPH0235527Y2 (ja) 1990-09-27

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138414A (en) * 1981-02-19 1982-08-26 Nippon Denso Co Ltd Control of car air conditioner

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JPS6343811U (ja) 1988-03-24

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