JPS6342501A

JPS6342501A - マイクロ波バンドパスフイルタ

Info

Publication number: JPS6342501A
Application number: JP61186631A
Authority: JP
Inventors: Sadao Igarashi; 貞男五十嵐; Moriaki Ueno; 上野　守章
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1986-08-08
Filing date: 1986-08-08
Publication date: 1988-02-23
Also published as: KR900008627B1; US4761624A; KR880003449A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、高域および低域スカート特性が急峻になるよ
うに改善したマイクロ波バンドパスフィルタに関するも
のである。

（従来の技術）近年、無線通信の需要増大により、同一地域内の電波の
数が多くなり、他システムからの妨害を排除するために
、無線器の入・出力部に設けられるバンドパスフィルタ
（以下ＢＰＦと称する）は高域および低域スカート特性
が急峻であることが要望されている。また、移動用また
は携帯用の無線機にあっては、小型軽：武のＢＰＦが要
望されている。

そこで、無線器の入・出力部に設けられるＢＰＦとして
、同軸型ＢＰＦやコムライン型ＢＰＦ等の誘電体フィル
タか汎用されている。

ここでまず、第４図および第５図を参照して同・袖型Ｂ
ＰＦを簡ｉＰ、に説明する。第４図は、同軸型ＢＰＦの
ｉｌ視図であり、第５図は、第４図の等価回路図である
。

第４図において、同軸型ＢＰＦ５０は、筒状の誘電体を
用いた同軸型共振器５１〜５５の六の内Ｊ４−１壁に設
けられた内部導体５５〜６０がＱ　ｆ　６１．５２間に
それぞわコンデンサ６３〜ｂ８を介して直列接続して構
成されている。

かかるｆ１ｊｊ軸塑ＢＰＦ５０の等１．１回路は、第５
図のごとく、コンデンサ６４〜６７で同軸型共振器５１
〜５５を直列接続した容量結合の構成である。なお、第
５図で６９〜７３はフリンジング容量であり、７４〜７
８は等値開軸線路である。

次に、第６図右よび第７図を参照してコムライン型ＢＰ
Ｆを簡単に説明する。第６図は、コムライン型ＢＰＦの
斜視図であり、第７図は、第６図の等価回路図である。

第６図において、コムライン型ＢＰＦ８０は、一体の直
方体の誘電体８１の中心線上に穴を等間隔に穿設しその
内周壁にメツキ等で内部導体８２〜８６を設け、しかも
誘電体８１の穴が穿設された上面を除いた他の面に導体
が設けられている。そして、端子８７．　ｌｓ８間に両
端部の内部導体８２．８１ｉがコンデンサ８９．９０を
介して接続されて構成されている。

かかるコムライン型ＢＰＦ８０の等価回路は、第７図の
ごとく、等値開軸線路９１〜９４により共振器が誘導結
合された構成である。なお、第７図で９５〜９９はフリ
ンジング容量であり、１００−１０４は等値開釉線路で
ある。

従来のマイクロ波ＢＰＦは、上記同軸型ＢＰＦ５０また
はコムライン型ＢＰＦ８０の同じ型のＢＰＦが適宜な段
数組み合わされて構成されている。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、同軸型ＢＰＦ５０は、第３図Ａのごとく、低
域スカート特性は急峻であるが、高域スカート特性はゆ
るやかで減衰量が不足する。また、コムライン型ＢＰＦ
８０は、第３図Ｂのごとく、高域スカート特性は急峻で
あるが、低域スカート特性はゆるやかで減衰量が不足す
る。そこで、これらのＢＰＦで高域および低域の双方に
急峻なスカート特性を得るには共振器の段数を増やさな
ければならない。しかし、共振器の段数を増加させるこ
とは、共振器を形成する誘電体の誘電率や寸法のバラツ
キによる影習が大きくなり、通過帯域内の損失が増大し
、またリターンロス特性が悪化するという問題点がある
。また、共振器の段数の増加は、共振器を調整する手間
が増大し量産に不適当である。

さらに、同軸型ＢＰＦ５０とコムライン型ＢＰＦ８０の
いずれにあっても、第３図りのとごく通過帯の３倍の周
波数の所に減衰量の小さな通過帯が存在し、スプリアス
特性が生じるという問題点があった。なお、このスプリ
アス特性を改善するためには、別のローパスフィルタを
付加しなければならない。

本発明の目的は、上記した従来のマイクロ波ＢＰＦの問
題点を解決するためになされたもので、少ない段数で高
域るよび低域スカート特性がともに急峻となるようにし
たマイクロ波ＢＰＦを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）かかる目的を達成するために、本発明のマイクロ波ＢＰ
Ｆは、複数の同軸型共振器をコンデンサを介して直列接
続して成る同軸型ＢＰＦと、コムライン型ＢＰＦとを直
列接続し、前記同軸型ＢＰＦの下側遮断周波数を前記コ
ムライン型ＢＰＦの通過帯域内に設け、前記コムライン
型ＢＰＦの上側遮断周波数を眞記同軸型ＢＰＦの通過帯
域内に設けて構成されている。

（作用）同軸型ＢＰＦとコムライン型ＢＰＦを直列接続し、同軸
型ＢＰＦの下側遮断周波数をコムライン型ＢＰＦの通過
帯域内に設けたので、本発明のマイクロ波ＢＰＦの下側
遮断周波数の低域スカート特性が同軸型ＢＰＦによって
急峻となり、またコムライン型ＢＰＦの上側遮断周波数
を同軸型ＢＰＦの通過帯域内に設けたので、本発明のマ
イクロ波ＢＰＦの上側遮断周波数の高域スカート特性が
コムライン型ＢＰＦによって急峻となる。

（実施例の説明）以下、本発明の実施例を第１図ないし第３図を参照して
説明する。第１図は、本発明のマイクロ波ＢＰＦの一部
切欠き斜視図であり、第２図は、第１図の等価回路図で
あり、第３図は、第１図の特性図である。

第１図において、金属製筐体１内に直方体の誘電体２と
、この誘電体２の両側にこれより小さな誘電体ブロック
３．４が一例に配列されている。

この誘電体２の中心線上に穴を等間隔に穿設しその内周
壁にメツキ等で内部導体５〜７を設け、しかも誘電体２
の穴が穿設された上面を除いた他の面に導体が設けられ
ている。そして、誘電体２の上面に両端の内部導体５と
７に近接させて電極８．９がそれぞれ設けられている。

また、誘電体ブロック３，４の中央に穴を穿設しその内
周壁にメツキ等で内部導体１０．１１を設け、しかも誘
電体ブロック３．４の穴が穿設された上面を除いた他の
面に導体が設けられて同軸型共振器が形成されている。

そして、誘電体ブロック３，４の上面に内部導体１０．
　ＩＩに近接させて２個の電極１２〜１５がそれぞれ設
けられている。さらに、金属製筺体１に入・出力用のコ
ネクタ１６．１７が設けられ、一方のコネクタ１６が一
方の誘電体ブロック３の一方の電極１２と導線で接続さ
れ、他方の電ｇｌｌ：ｌが誘電体２の一方の電極８と導
線で接続される。また、誘電体２の他方の電極９が他方
の誘電体ブロック４の一方の電極１４と導線で接続され
、他方の電極１５が他方のコネクタ１７と導線で接続さ
れている。

かかる構成の本発明のマイクロ波ＢＰＦ４０の等価回路
は、第２図に示すごとく、コネクタ１６．１７の間に、
ｙＩｌ−振器か電極１２によるコンデンサ１８と、電！
４１：］と８によるコンデンサ１９と、等値開軸線路２
０、２１と、電極９と１４によるコンデンサ２２と、電
極１５によるコンデンサ２３を介して順次直列に介装さ
れている。

したがって、コンデンサ＋８．１９．２２．２３を介し
て直列接続される誘電体ブロック３．４に形成された同
軸型共振器は、同軸型ＢＰＦを構成し、等値開軸線路２
０．２１を介して直列接続される誘電体２に形成された
共振器は、コムライン型ＢＰＦを構成する。なお、第２
図で２４〜２８はフリンジング容量であり、２９〜３３
は等値開軸腺路である。

このようにして、本発明のマイクロ波ＢＰＦ４０は、同
軸型ＢＰＦとコムライン型ＢＰＦとが直列接続されて構
成されている。そして、この同軸型ＢＰＦの下側遮断周
波数をコムライン型ＢＰＦの通過帯域内に設けることに
より、マイクロ波ＢＰＦ４０の低域スカート特性は同軸
型ＢＰＦによって急峻なものとなる。また、コムライン
型ＢＰＦの上側遮断周波数を同軸型ＢＰＦの通過帯域内
に設けることにより、マイクロ波ＢＰＦ４０の高域スカ
ート特性はコムライン型ＢＰＦによって急峻なものとな
る。したがって、マイクロ波ＢＰＦ４０の特性は、第３
図Ｃのごとく高域と低域スカート特性がともに急峻なも
のが得られる。

本発明者らの実験によれば、５段以上の共振器を組み合
せるマイクロ波ＢＰＦであれば、同一性能を得るのに本
発明のマイクロ波ＢＰＦでは従来のＢＰＦに比較して１
段歩なくすることができた。

さらに、誘電体ブロック３．４に形成される同軸型共振
器の等値開軸線路２９．３３の長さは、コンデンサ１８
．１９．２２．２３の存在により、誘電体２に形成され
る共振器の等値開軸線路３０〜３２の長さより短い。こ
の等値開軸線路２９〜３３の長さの違いにより、マイク
ロ波ＢＰＦを構成する同軸型ＢＰＦとコムライン型ＢＰ
Ｆの通過帯の中心周波数は異なり、この通過帯の３倍の
共振周波数は同軸型ＢＰＦとコムライン型ＢＰＦで大き
く相違し、第３図Ｅのごとく、スプリアス特性が大幅に
改善される。

なお、上記実施例では共振器が５段設けられているが、
これに限られないことは勿論である。

（発明の効果）以上説明したように、本発明のマイクロ波ＢＰＦによれ
ば、高域と低域スカート特性が急峻にでき、共振器の段
数を従来に比へて少なくすることができる。そして、共
振器の段数が少ないことによって通過帯の損失が小さい
。また、共振器を形成する誘電体や訓電体ブロックの誘
電率および寸法のバラツキの許容範囲が広がり、量産に
好適である。さらに、スプリアス特性が従来のＢＰＦに
比べて改みできるという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のマイクロ波ＢＰＦの一部切欠き斜視
図であり、第２図は、第１図の等価回路図であり、第３
図は、第１１Ａの特性図であり、第４図は、同軸型ＢＰ
Ｆの斜視図であり、第５図は、第４図の等価回路図であ
り、第６図は、コムライン型ＢＰＦの斜視図であり、第
７図は、第６図の等価回路図である。２：誘電体、３．４：誘電体ブロック、５〜７．１０．
１１：内部導体、８、９．１２〜１５：電極、１６．１７：コネクタ、１
８、１９．２２．２３：コンデンサ、２０．２１．２９
〜３３：等値開軸線路、４０：マイクロ波ＢＰＦ。特許出願人　　アルプス電気株式会社代理人　弁理士　　森　　山　　哲　　夫第１図

Claims

【特許請求の範囲】

　複数の同軸型共振器をコンデンサを介して直列接続し
て成る同軸型バンドパスフィルタと、コムライン型バン
ドパスフィルタとを直列接続し、前記同軸型バンドパス
フィルタの下側遮断周波数を前記コムライン型バンドパ
スフィルタの通過帯域内に設け、前記コムライン型バン
ドパスフィルタの上側遮断周波数を前記同軸型バンドパ
スフィルタの通過帯域内に設けたことを特徴とするマイ
クロ波バンドパスフィルタ。