JPH06334405A - 誘電体フィルタ - Google Patents
誘電体フィルタInfo
- Publication number
- JPH06334405A JPH06334405A JP14015893A JP14015893A JPH06334405A JP H06334405 A JPH06334405 A JP H06334405A JP 14015893 A JP14015893 A JP 14015893A JP 14015893 A JP14015893 A JP 14015893A JP H06334405 A JPH06334405 A JP H06334405A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor film
- dielectric
- face
- dielectric filter
- resonance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 誘電体フィルタの中心周波数よりも低い周波
数領域における減衰を大きくする。 【構成】 直方体の誘電体ブロック１に第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂと結合孔５を設ける。第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂに内導体６ａ、６ｂを設ける。誘電体
ブロック１の４つの側面７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄに外導
体膜８を設け、端面にも導体膜を設ける。結合孔５を通
るように端面導体膜に溝を設け、この溝を延長して側面
７ａ、７ｂの導体膜８にも溝１１を設ける。２つの共振
器を溝の働きによって容量結合させる。
数領域における減衰を大きくする。 【構成】 直方体の誘電体ブロック１に第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂと結合孔５を設ける。第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂに内導体６ａ、６ｂを設ける。誘電体
ブロック１の４つの側面７ａ、７ｂ、７ｃ、７ｄに外導
体膜８を設け、端面にも導体膜を設ける。結合孔５を通
るように端面導体膜に溝を設け、この溝を延長して側面
７ａ、７ｂの導体膜８にも溝１１を設ける。２つの共振
器を溝の働きによって容量結合させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ受像機のチュー
ナー、携帯電話、コードレス電話等に使用するための誘
電体フィルタに関する。
ナー、携帯電話、コードレス電話等に使用するための誘
電体フィルタに関する。
【０００２】
【従来の技術】1/4 波長同軸型誘電体フィルタは例えば
特開平１−２７７００１号（特願昭６３−１０８０７０
号）公報に開示されているように、複数の共振孔（貫通
孔）とこれ等の相互間の結合孔とを有する直方体の誘電
体ブロックと、共振孔に設けられた内導体膜と、誘電体
ブロックの４つの側面に設けられた外導体膜と、誘電体
ブロックの一方の端面に設けられた端面（短絡）導体膜
とを有する。この誘電体フィルタをバンドパスフィルタ
として信号伝送路に接続する際には、入力段の共振孔の
内導体膜に入力結合コンデンサを接続し、出力段の共振
孔の内導体膜に出力結合コンデンサを接続する。
特開平１−２７７００１号（特願昭６３−１０８０７０
号）公報に開示されているように、複数の共振孔（貫通
孔）とこれ等の相互間の結合孔とを有する直方体の誘電
体ブロックと、共振孔に設けられた内導体膜と、誘電体
ブロックの４つの側面に設けられた外導体膜と、誘電体
ブロックの一方の端面に設けられた端面（短絡）導体膜
とを有する。この誘電体フィルタをバンドパスフィルタ
として信号伝送路に接続する際には、入力段の共振孔の
内導体膜に入力結合コンデンサを接続し、出力段の共振
孔の内導体膜に出力結合コンデンサを接続する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の誘電
体フィルタを使用したバンドパスフィルタの周波数特性
は、図７で点線で示す特性線Ｂのようになった。この周
波数特性から明らかなように共振中心周波数ｆ0 よりも
低域側における減衰が緩やかに変化し、急峻に変化する
減衰を要求する機器には使用することができなかった。
体フィルタを使用したバンドパスフィルタの周波数特性
は、図７で点線で示す特性線Ｂのようになった。この周
波数特性から明らかなように共振中心周波数ｆ0 よりも
低域側における減衰が緩やかに変化し、急峻に変化する
減衰を要求する機器には使用することができなかった。
【０００４】そこで、本発明の目的は、中心周波数ｆ0
よりも低域側において急峻な減衰特性を得ることができ
る誘電体フィルタを提供することにある。
よりも低域側において急峻な減衰特性を得ることができ
る誘電体フィルタを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、互いに対向する第１及び第２の端面と前記
第１及び第２の端面間の外周面とを有すると共に前記第
１の端面から前記第２の端面に向って延びている複数の
共振孔と前記複数の共振孔の相互間に設けられた結合孔
とを有する誘電体ブロックと、前記複数の共振孔の壁面
に夫々設けられた内導体膜と、前記誘電体ブロックの前
記外周面に設けられた外導体膜と、前記内導体膜と前記
外導体膜とを接続するように前記第２の端面に設けられ
た端面導体膜とを備えた誘電体フィルタにおいて、前記
第２の端面の前記結合孔に連続する帯状の誘電体露出部
が生じるように前記端面導体膜が設けられ、且つ前記第
２の端面の前記誘電体露出部に連続する誘電体露出部が
前記側面に生じるように前記外導体膜が設けられている
ことを特徴とする誘電体フィルタに係わるものである。
の本発明は、互いに対向する第１及び第２の端面と前記
第１及び第２の端面間の外周面とを有すると共に前記第
１の端面から前記第２の端面に向って延びている複数の
共振孔と前記複数の共振孔の相互間に設けられた結合孔
とを有する誘電体ブロックと、前記複数の共振孔の壁面
に夫々設けられた内導体膜と、前記誘電体ブロックの前
記外周面に設けられた外導体膜と、前記内導体膜と前記
外導体膜とを接続するように前記第２の端面に設けられ
た端面導体膜とを備えた誘電体フィルタにおいて、前記
第２の端面の前記結合孔に連続する帯状の誘電体露出部
が生じるように前記端面導体膜が設けられ、且つ前記第
２の端面の前記誘電体露出部に連続する誘電体露出部が
前記側面に生じるように前記外導体膜が設けられている
ことを特徴とする誘電体フィルタに係わるものである。
【０００６】
【発明の作用及び効果】本発明に従って、端面及び側面
に設けられた帯状の誘電体露出部（導体膜非形成領域）
は複数の共振孔に基づく複数の共振器の相互間結合を容
量性結合に変える働きを有する。即ち、従来の誘電体フ
ィルタにおいては、共振器相互間が主として磁気結合
（Ｍ結合）されているが、本発明に従って誘電体露出部
（導体膜非形成領域）を結合孔に連続させて設けると磁
気結合が弱められて主として容量結合（Ｃ結合）にな
る。従来のＭ結合の場合には共振中心周波数よりも高域
側に比べて低域側の減衰特性が悪いが、本発明に従って
Ｃ結合を強めると、低域側の減衰特性が急峻になる。
に設けられた帯状の誘電体露出部（導体膜非形成領域）
は複数の共振孔に基づく複数の共振器の相互間結合を容
量性結合に変える働きを有する。即ち、従来の誘電体フ
ィルタにおいては、共振器相互間が主として磁気結合
（Ｍ結合）されているが、本発明に従って誘電体露出部
（導体膜非形成領域）を結合孔に連続させて設けると磁
気結合が弱められて主として容量結合（Ｃ結合）にな
る。従来のＭ結合の場合には共振中心周波数よりも高域
側に比べて低域側の減衰特性が悪いが、本発明に従って
Ｃ結合を強めると、低域側の減衰特性が急峻になる。
【０００７】
【実施例】次に、図１〜図７を参照して本発明の実施例
に係わる1/4 波長同軸型誘電体フィルタを説明する。こ
の誘電体フィルタは、チタン酸バリウム系磁器から成る
直方体の誘電体ブロック１を備えている。誘電体ブロッ
ク１には、この第１の端面２から第２の端面３に至る貫
通孔から成る第１及び第２の共振孔４ａ、４ｂと１つの
結合孔５とが設けられている。各共振孔４ａ、４ｂの壁
面には第１及び第２の内導体膜６ａ、６ｂが夫々設けら
れ、一対の端面２、３間の外周面即ち４側面７ａ、７
ｂ、７ｃ、７ｄには外導体膜８が設けられ、第２の端面
３には内導体膜６ａ、６ｂと外導体膜８とを接続するよ
うに端面導体膜９が設けられている。内導体膜６ａ、６
ｂ、外導体膜８及び端面導体膜９は例えば銀ペーストを
塗布して焼付けた導電体から成る。なお、第１の端面２
は開放端面になっており、導体膜が設けられていない。
に係わる1/4 波長同軸型誘電体フィルタを説明する。こ
の誘電体フィルタは、チタン酸バリウム系磁器から成る
直方体の誘電体ブロック１を備えている。誘電体ブロッ
ク１には、この第１の端面２から第２の端面３に至る貫
通孔から成る第１及び第２の共振孔４ａ、４ｂと１つの
結合孔５とが設けられている。各共振孔４ａ、４ｂの壁
面には第１及び第２の内導体膜６ａ、６ｂが夫々設けら
れ、一対の端面２、３間の外周面即ち４側面７ａ、７
ｂ、７ｃ、７ｄには外導体膜８が設けられ、第２の端面
３には内導体膜６ａ、６ｂと外導体膜８とを接続するよ
うに端面導体膜９が設けられている。内導体膜６ａ、６
ｂ、外導体膜８及び端面導体膜９は例えば銀ペーストを
塗布して焼付けた導電体から成る。なお、第１の端面２
は開放端面になっており、導体膜が設けられていない。
【０００８】図４に示すように誘電体フィルタの端面導
体膜９には帯状の誘電体露出部（導体膜非形成領域）１
０ａを生じさせるように溝（切欠部）１０が設けられて
第２の端面３が帯状に露出している。また対向する２つ
の側面７ａ、７ｂにおける外導体膜８にも帯状の誘電体
露出部１１ａ、１２ａを生じさせるように溝１１、１２
が設けられて側面７ａ、７ｂが帯状に露出している。端
面導体膜９の溝１０は、第１及び第２の共振孔４ａ、４
ｂ及び結合孔５が配列されている方向（図１のＡ−Ａ線
方向）に対して直交する方向に延び且つ結合孔５の開放
端を含むように配置されている。従って、端面導体膜９
は溝１０で左右に分割されている。２つの側面７ａ、７
ｂにおける溝１１、１２は図１のＡ−Ａ線に対して直交
し、且つ結合孔５を通る平面に含まれるように配設され
且つ端面導体膜９の溝１０に連続している。本実施例の
各部の寸法を次に例示する。誘電体ブロック１の横幅は
３mm、縦幅は６mm、高さは８mmである。第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂの径は２．８mm、結合孔５の径は１mm
である。端面導体膜９の溝１０の幅は１mm、外導体膜８
の溝１１、１２の幅Ｗは１mm、長さＬは１mmである。な
お、溝１１、１２の長さＬは誘電体ブロック１の高さの
1/10以上にすることが望ましい。
体膜９には帯状の誘電体露出部（導体膜非形成領域）１
０ａを生じさせるように溝（切欠部）１０が設けられて
第２の端面３が帯状に露出している。また対向する２つ
の側面７ａ、７ｂにおける外導体膜８にも帯状の誘電体
露出部１１ａ、１２ａを生じさせるように溝１１、１２
が設けられて側面７ａ、７ｂが帯状に露出している。端
面導体膜９の溝１０は、第１及び第２の共振孔４ａ、４
ｂ及び結合孔５が配列されている方向（図１のＡ−Ａ線
方向）に対して直交する方向に延び且つ結合孔５の開放
端を含むように配置されている。従って、端面導体膜９
は溝１０で左右に分割されている。２つの側面７ａ、７
ｂにおける溝１１、１２は図１のＡ−Ａ線に対して直交
し、且つ結合孔５を通る平面に含まれるように配設され
且つ端面導体膜９の溝１０に連続している。本実施例の
各部の寸法を次に例示する。誘電体ブロック１の横幅は
３mm、縦幅は６mm、高さは８mmである。第１及び第２の
共振孔４ａ、４ｂの径は２．８mm、結合孔５の径は１mm
である。端面導体膜９の溝１０の幅は１mm、外導体膜８
の溝１１、１２の幅Ｗは１mm、長さＬは１mmである。な
お、溝１１、１２の長さＬは誘電体ブロック１の高さの
1/10以上にすることが望ましい。
【０００９】各共振孔４ａ、４ｂ内に一部が挿入される
ように夫々配置された第１及び第２の結合コンデンサ１
３、１４は、筒状のコンデンサ用磁器誘電体に一対の電
極を設けた磁器コンデンサである。誘電体フィルタを外
部回路に接続するための第１及び第２の端子１５、１６
は第１及び第２の結合コンデンサ１３、１４の一方のリ
ードから成る。結合コンデンサ１３、１４の他方のリー
ド１７、１８は接続導体１９、２０によって第１及び第
２の内導体６ａ、６ｂに夫々接続されている。
ように夫々配置された第１及び第２の結合コンデンサ１
３、１４は、筒状のコンデンサ用磁器誘電体に一対の電
極を設けた磁器コンデンサである。誘電体フィルタを外
部回路に接続するための第１及び第２の端子１５、１６
は第１及び第２の結合コンデンサ１３、１４の一方のリ
ードから成る。結合コンデンサ１３、１４の他方のリー
ド１７、１８は接続導体１９、２０によって第１及び第
２の内導体６ａ、６ｂに夫々接続されている。
【００１０】第１及び第２の結合コンデンサ１３、１４
とシールド部材２１は共通の合成樹脂から成る絶縁体２
２によって一体化されている。この一体化は第１及び第
２の結合コンデンサ１３、１４を共振孔４ａ、４ｂに配
置する前に行われる。シールド部材２１は、結合孔５の
上方を覆う上面部２３と誘電体ブロック１の長手の対の
側面７ａ、７ｂの外導体膜８に接続するための一対の側
面部２４、２５と、外部回路基板（図示せず）に対する
取付け及びグランドに対する接続に利用するための４つ
の突出部２６とから成り、全体としてコ字状に形成され
ている。
とシールド部材２１は共通の合成樹脂から成る絶縁体２
２によって一体化されている。この一体化は第１及び第
２の結合コンデンサ１３、１４を共振孔４ａ、４ｂに配
置する前に行われる。シールド部材２１は、結合孔５の
上方を覆う上面部２３と誘電体ブロック１の長手の対の
側面７ａ、７ｂの外導体膜８に接続するための一対の側
面部２４、２５と、外部回路基板（図示せず）に対する
取付け及びグランドに対する接続に利用するための４つ
の突出部２６とから成り、全体としてコ字状に形成され
ている。
【００１１】図６は誘電体フィルタの等価回路を示す。
コンデンサＣ1 とインダクタンスＬ1 とから成る第１の
共振回路は第１の共振孔４ａの内導体膜６ａと接地され
る外導体膜８と端面導体膜９とに基づいて形成され、コ
ンデンサＣ2 とインダクタンスＬ2 とから成る第２の共
振回路は第２の共振孔４ｂの内導体膜６ｂと接地される
外導体膜８と端面導体膜９とに基づいて形成され、２つ
の共振回路はピーダンスＺによって結合されている。図
６の入力及び出力結合コンデンサＣa 、Ｃb は図２のコ
ンデンサ１３、１４に対応し、入力及び出力端子Ｔ1 、
Ｔ2 は図２の端子１５、１６に対応している。
コンデンサＣ1 とインダクタンスＬ1 とから成る第１の
共振回路は第１の共振孔４ａの内導体膜６ａと接地され
る外導体膜８と端面導体膜９とに基づいて形成され、コ
ンデンサＣ2 とインダクタンスＬ2 とから成る第２の共
振回路は第２の共振孔４ｂの内導体膜６ｂと接地される
外導体膜８と端面導体膜９とに基づいて形成され、２つ
の共振回路はピーダンスＺによって結合されている。図
６の入力及び出力結合コンデンサＣa 、Ｃb は図２のコ
ンデンサ１３、１４に対応し、入力及び出力端子Ｔ1 、
Ｔ2 は図２の端子１５、１６に対応している。
【００１２】図７の特性線Ａは本実施例の誘電体フィル
タ（バンドパスフィルタ）の周波数特性を示す。この誘
電体フィルタの中心周波数は９６５．２５MHz であり、
点線で示す特性線Ｂは図１〜図５の誘電体フィルタから
溝１０、１１、１２を取り除いた従来構造の誘電体フィ
ルタの特性を示す。特性線Ａ、Ｂの比較から明らかなよ
うに本実施例によって中心周波数ｆ0 よりも低域側の減
衰を急峻にすることができる。これは、既に説明したよ
うに第１及び第２の共振器が容量結合（Ｃ結合）される
ためである。
タ（バンドパスフィルタ）の周波数特性を示す。この誘
電体フィルタの中心周波数は９６５．２５MHz であり、
点線で示す特性線Ｂは図１〜図５の誘電体フィルタから
溝１０、１１、１２を取り除いた従来構造の誘電体フィ
ルタの特性を示す。特性線Ａ、Ｂの比較から明らかなよ
うに本実施例によって中心周波数ｆ0 よりも低域側の減
衰を急峻にすることができる。これは、既に説明したよ
うに第１及び第２の共振器が容量結合（Ｃ結合）される
ためである。
【００１３】図７の破線で示す特性線Ｃは側面７ａ、７
ｂの導体膜８の溝１１、１２の幅Ｗを図１〜図５の場合
よりも少し狭めた場合の特性を示す。これから明らかな
ように溝１１、１２の幅Ｗを狭めると、周波数特性の通
過帯域幅が狭くなり、低域側が更に急峻になる。なお、
端面導体膜９における溝１０の幅の大小は周波数特性に
さほど影響しない。また、側面７ａ、７ｂにおける溝１
１、１２の長さＬを長くしても周波数特性はさほど変化
しない。
ｂの導体膜８の溝１１、１２の幅Ｗを図１〜図５の場合
よりも少し狭めた場合の特性を示す。これから明らかな
ように溝１１、１２の幅Ｗを狭めると、周波数特性の通
過帯域幅が狭くなり、低域側が更に急峻になる。なお、
端面導体膜９における溝１０の幅の大小は周波数特性に
さほど影響しない。また、側面７ａ、７ｂにおける溝１
１、１２の長さＬを長くしても周波数特性はさほど変化
しない。
【００１４】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 （１） 図８に示すように必要に応じて誘電体ブロック
１の一対の側面７ａ、７ｂの導体膜８の溝１１、１２即
ち誘電体露出部１１ａ、１２ａを第２の端面３から第１
の端面２に至るように形成することができる。 （２） 図９〜図１１に示すように誘電体ブロック１に
３個の共振孔４ａ、４ｂ、４ｃを設け、これ等の間に結
合孔５ａ、５ｂを設けた３段の誘電体フィルタにも本発
明を適用し、端面導体膜９に溝１０即ち誘電体露出部を
設け、側面７ａ、７ｂの外導体膜８にも溝１１、１２即
ち誘電体露出部を設けることができる。なお、図９〜図
１０において、共振孔の数を増やした外は図１〜図５の
実施例と同一であるので、共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。更に、共振孔を４個以上
にすることもできる。なお、共振孔の数を増やすに従っ
て、通過帯域が低周波側にシフトする。 （３） 誘電体ブロック１の２つの側面７ａ、７ｂの溝
１１、１２のいずれか一方を設けない構成にすることが
できる。この場合にはＣ結合が弱められるが、それなり
の効果は得られる。 （４） 誘電体ブロック１を楕円柱状にすることができ
る。
く、例えば次の変形が可能なものである。 （１） 図８に示すように必要に応じて誘電体ブロック
１の一対の側面７ａ、７ｂの導体膜８の溝１１、１２即
ち誘電体露出部１１ａ、１２ａを第２の端面３から第１
の端面２に至るように形成することができる。 （２） 図９〜図１１に示すように誘電体ブロック１に
３個の共振孔４ａ、４ｂ、４ｃを設け、これ等の間に結
合孔５ａ、５ｂを設けた３段の誘電体フィルタにも本発
明を適用し、端面導体膜９に溝１０即ち誘電体露出部を
設け、側面７ａ、７ｂの外導体膜８にも溝１１、１２即
ち誘電体露出部を設けることができる。なお、図９〜図
１０において、共振孔の数を増やした外は図１〜図５の
実施例と同一であるので、共通する部分には同一の符号
を付してその説明を省略する。更に、共振孔を４個以上
にすることもできる。なお、共振孔の数を増やすに従っ
て、通過帯域が低周波側にシフトする。 （３） 誘電体ブロック１の２つの側面７ａ、７ｂの溝
１１、１２のいずれか一方を設けない構成にすることが
できる。この場合にはＣ結合が弱められるが、それなり
の効果は得られる。 （４） 誘電体ブロック１を楕円柱状にすることができ
る。
【図１】本発明の実施例に係わる誘電体フィルタの平面
図である。
図である。
【図２】誘電体フィルタの図１のＡ−Ａ線断面図であ
る。
る。
【図３】図１から入力及び出力結合コンデンサとシール
ド部材との組立体を除去することによって導体膜を有す
る誘電体ブロックのみを示す斜視図である。
ド部材との組立体を除去することによって導体膜を有す
る誘電体ブロックのみを示す斜視図である。
【図４】図３の導体膜を有する誘電体ブロックの底面図
である。
である。
【図５】図３の導体膜を有する誘電体ブロックの正面図
である。
である。
【図６】図１の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図７】図１の誘電体フィルタ及び溝の幅を変えた別の
誘電体フィルタ及び従来の誘電体フィルタの周波数特性
を示す図である。
誘電体フィルタ及び従来の誘電体フィルタの周波数特性
を示す図である。
【図８】変形例の誘電体フィルタの正面図である。
【図９】別の変形例の誘電体フィルタの平面図である。
【図１０】図９の誘電体フィルタの底面図である。
【図１１】図９の誘電体フィルタの正面図である。
１ 誘電体ブロック ４ａ、４ｂ 共振孔 ５ 結合孔 ８ 外導体膜 ９ 端面導体膜 １０、１１、１２ 溝
Claims (1)
- 【請求項１】 互いに対向する第１及び第２の端面と前
記第１及び第２の端面間の外周面とを有すると共に前記
第１の端面から前記第２の端面に向って延びている複数
の共振孔と前記複数の共振孔の相互間に設けられた結合
孔とを有する誘電体ブロックと、 前記複数の共振孔の壁面に夫々設けられた内導体膜と、 前記誘電体ブロックの前記外周面に設けられた外導体膜
と、 前記内導体膜と前記外導体膜とを接続するように前記第
２の端面に設けられた端面導体膜とを備えた誘電体フィ
ルタにおいて、 前記第２の端面の前記結合孔に連続する帯状の誘電体露
出部が生じるように前記端面導体膜が設けられ、且つ前
記第２の端面の前記誘電体露出部に連続する誘電体露出
部が前記側面に生じるように前記外導体膜が設けられて
いることを特徴とする誘電体フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14015893A JPH06334405A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 誘電体フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14015893A JPH06334405A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 誘電体フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06334405A true JPH06334405A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15262221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14015893A Withdrawn JPH06334405A (ja) | 1993-05-19 | 1993-05-19 | 誘電体フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06334405A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0786158A1 (en) * | 1995-08-14 | 1997-07-30 | Motorola, Inc. | Ceramic filter with ground plane features which provide transmission zero and coupling adjustment |
| CN111525218A (zh) * | 2020-04-22 | 2020-08-11 | 中国电子科技集团公司第二十六研究所 | 一种具有六陷波的高性能介质波导滤波器及通信设备 |
| CN111883886A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-11-03 | 武汉凡谷电子技术股份有限公司 | 一种介质滤波器 |
-
1993
- 1993-05-19 JP JP14015893A patent/JPH06334405A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0786158A1 (en) * | 1995-08-14 | 1997-07-30 | Motorola, Inc. | Ceramic filter with ground plane features which provide transmission zero and coupling adjustment |
| EP0786158A4 (en) * | 1995-08-14 | 1998-11-04 | Motorola Inc | CERAMIC FILTER HAVING GROUND PLATES PROVIDING ZERO VALUE TRANSMISSION AND COUPLING RECTIFICATION |
| CN111525218A (zh) * | 2020-04-22 | 2020-08-11 | 中国电子科技集团公司第二十六研究所 | 一种具有六陷波的高性能介质波导滤波器及通信设备 |
| CN111883886A (zh) * | 2020-07-06 | 2020-11-03 | 武汉凡谷电子技术股份有限公司 | 一种介质滤波器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6342501A (ja) | マイクロ波バンドパスフイルタ | |
| KR0141975B1 (ko) | 절연된 필터 단을 갖는 다단 모노리딕식 세라믹 대역 소거 필터 | |
| US7782157B2 (en) | Resonant circuit, filter circuit, and multilayered substrate | |
| JPH06334405A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JP3951960B2 (ja) | 誘電体フィルタ | |
| US20020021189A1 (en) | Dielecric filter, dielectric duplexer, and commincation device using the same | |
| JPH03252201A (ja) | 帯域減衰フィルタ | |
| US6507250B1 (en) | Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication equipment | |
| JPH07162212A (ja) | 表面実装型誘電体フィルタ | |
| US5331300A (en) | Dielectric filter device | |
| JPH04211501A (ja) | 誘電体共振器及び誘電体フィルタ | |
| JPH0389602A (ja) | 誘電体フィルタの通過帯域調整方法 | |
| JPH0613802A (ja) | 同軸共振器及びこれを用いた誘電体フィルタ | |
| JPH0555811A (ja) | 誘電体フイルタ及びこれを用いた分波器 | |
| JPH10190304A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JPH066109A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JPH04302503A (ja) | 誘電体共振器の共振周波数調整方法 | |
| JP2627610B2 (ja) | 誘電体フィルタの製造方法 | |
| JPH06334406A (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JP2000208670A (ja) | パッケ―ジ基板およびそれを用いた電子装置 | |
| JPH048645Y2 (ja) | ||
| JP3314801B2 (ja) | 誘電体フイルタ | |
| JP2661005B2 (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JP3592875B2 (ja) | 誘電体フィルタ | |
| JPH084722Y2 (ja) | 誘電体フィルタ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |