JPS6341964Y2 - - Google Patents

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JPS6341964Y2
JPS6341964Y2 JP6472383U JP6472383U JPS6341964Y2 JP S6341964 Y2 JPS6341964 Y2 JP S6341964Y2 JP 6472383 U JP6472383 U JP 6472383U JP 6472383 U JP6472383 U JP 6472383U JP S6341964 Y2 JPS6341964 Y2 JP S6341964Y2
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JP
Japan
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shaft
links
headrest
fixed
attached
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JP6472383U
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JPS59169760U (ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は可動式ヘツドレスト装置、詳しくはヘ
ツドレストの位置を前後に調整できると共に、ヘ
ツドレストの傾斜角度の調整も同時に行なえる可
動式ヘツドレスト装置に関する。
〔従来技術〕
一般に座席背もたれ部の上部に設けられるヘツ
ドレストは上下方向には調節可能であるが、前後
方向には固定されているものが多い。したがつて
着座者の体型によつてはヘツドレストと頭部との
間に距離が生じることもなり、この場合着座者に
とつて不快なばかりか、急な衝撃が加わつた時に
は非常に危険を伴うものであつた。このような事
情からヘツドレストを前後に移動できるものが考
案された。これは第1図Aに示すように、背もた
れ部100に対してヘツドレスト200が平行に
移動するものである。この種のヘツドレスト装置
においては、第1図Bに示すヘツドレスト200
が中立の状態から、例えばヘツドレスト200を
前方に移動させると、ヘツドレスト200が平行
に移動するのに対して座者の頭部が平行ではなく
首を中心に回動しながら移動するため、第1図C
に示すように、後頭部がヘツドレスト200表面
の全体と当接しなくなり、座者にとつて不快なば
かりか、安全性の面からも問題のあるものであつ
た。
〔考案の目的〕
本考案は前記従来の事情に鑑みなされたもので
あつて、ヘツドレストの前後移動及び傾斜角調整
をリンク機構によつて図つた新規な構成の可動式
ヘツドレスト装置を提供することを目的とする。
〔実施例〕
以下図示の好適な実施例を参照して本考案を説
明する。
第2図に本考案の一実施例である可動式ヘツド
レスト装置10の分解斜視図を示す。可動式ヘツ
ドレスト装置10は、座席背もたれ部上部に挿入
されるステー1,1′と、これらステー1,1′の
上端に固着されるコ字状の固定部材2とを備えて
いる。固定部材2のコ字の一方の横棒にあたる部
分には、一対のリンク3,4の下端部が回動自在
に固定されている。リンク3,4の上端部は、回
動軸5,6を介して箱状の支持部材7に回動自在
に取付けられている。リンク3,4は、リンク3
とリンク4との間の距離が、上部と下部とでは異
なるように設定されている。詳述すると、固定部
材2におけるリンク3と4との間の距離が、支持
部材7おける距離よりも小さくなるように設定さ
れているものである。また降定部材2の他方側に
も、一方側と同様に、リンク3,4、回動軸5,
6、及び支持部材7が配設され、両端の支持部材
7にヘツドレストフレーム8が固着されている。
つまりヘツドレストフレーム8はステー1,1′
側にリンク3,4を介して取付けられ、ステー
1,1′に対して前後方向に移動可能な構成とな
つている。さらに、第3図に示すように、固定部
材2の一方側に取付けられたリンク3の上端部に
は、支持部材7を回動自在に貫通するシヤフト9
の端部が固着されている。シヤフト9の先端部は
中空のパイプ状に形成され、内側に回動軸5が位
置されるため、リンク3は支持部材7に回動自在
に固定された状態を保持したまま、シヤフト9と
共に回動するようになつている。なおシヤフト9
を取付けるのは、リンク4であつてもよい。また
シヤフト9のリンク3とは逆の側には、シヤフト
9の回動及び固定を図る回動調節機構50が設け
られるが、この回動調節機構50については後述
する。
次に前記のように構成された可動式ヘツドレス
ト装置10の作用について説明する。まずシヤフ
トト9の回動が規制されている場合には、固定部
材2と支持部材7との間のリンク3,4は、リン
ク3に固着されているシヤフト9が固定されてい
るため、動くことができず、したがつてヘツドレ
ストフレーム8は所定位置に保持されている。ま
たシヤフト9に回動を与えると、例えば第4図に
おいて矢印a方向の回動を与えると、シヤフト9
が固着されたリンク3の上端部が矢印a方向に回
動させられる。リンク3が回動すると、この回動
に伴つて支持部材7が矢印b方向へわずかに回動
しながら移動し、第5図の状態になる。さらにシ
ヤフト9を矢印a方向とは逆の方向に回動すれ
ば、リンク3が回動し、支持部材7が矢印bとは
逆の方向に移動する。なお支持部材7にはヘツド
レストフレーム8が取付けられ、支持部材7と共
に移動されるようになつている。
またシヤフト9の回転及び固定を図る回動調節
機構の一例について第6図以下の図面に基づき説
明する。なお回動調節機構としては、シヤフト9
の回転及び固定を図ることができるものならばよ
く、下記回動調節機構50に限定されるものでな
い。第6図に示すように、ヘツドレストフレーム
8が取付けられる支持部材7には、三角山形歯の
形成されたロツク歯車70が固着され、このロツ
ク歯車70の中心孔71をシヤフト9が貫通して
いる。なおシヤフト9の中間部は両端側に比べ径
大なリング部9aになつていて、このリング部9
aはロツク歯車70の中心孔71よりも径大に形
成されていてロツク歯車70に当接している。さ
らにリング部9aのロツク歯車70とは逆の側に
は、円板状の調節部材80の中心部が固着されて
いる。調節部材80には、挿通孔81を介して相
対する位置に湾曲した長孔82,83が穿設され
ている。長孔82,83は調節部材80と同心円
状に形成され、その幅は長孔83が大に形成され
ている。また調節部材80の長孔82の挿通孔8
1と逆側には、小孔84,85が穿設され、この
小孔84,85には棒状のロツク部材86,87
が回動自在に取付けられている。ロツク部材8
6,87の上端部には、直交する回動軸86a,
87aが一体に形成されていて、回動軸86a,
87aの一端が小孔84,85に回動自在に嵌合
されている。さらに回動軸86a,87aの他端
は、湾曲した保持材88に穿設された小孔88
a,88bに嵌合し、保持材88はねじ止め等に
より調節部材80に取付けられて、ロツク部材8
6,87が調節部材80と保持材88とに挾持さ
れている。なおこのように配設されたロツク部材
86,87は、その下端部がロツク歯車70と嵌
合するような位置関係となつていて、ばね等によ
り常時ロツク歯車70と嵌合するように配設され
ている。さらにシヤフト9には、円板状の回動部
材90が回動自在に挿通されている。回動部材9
0には、ピン91,92及び軸太のピン93が固
着され、各々91,92が長孔82に、ピン93
が長孔83内に位置するように配設されている。
回動部材90のピン91,92,93とは逆の側
にははり部材94が固着され、このはり部材94
につまみ95が固着されて、つまみ95を回動す
ると、回動部材90が共に回動するようになつて
いる。
前記のように構成された回動調節機構50の作
用について説明する。第7図Aに簡略的に示す状
態は、つまみ95に回動を与えていない状態であ
り、シヤフト9は固定されている。そしてこの状
態より、シヤフト9に回動を与えるには、つまみ
95を回せばよい。例えば第7図において、シヤ
フト9に反時計方向の回転を与えるには、つまみ
95を回し回動部材90に反時計方向の回動を与
えればよい。回動部材90が回動すると、これに
つれてピン91,92,93も反時計方向に回動
する。ピン91が反時計方向に回動すると、ロツ
ク部材86を押動してロツク部材86とロツク歯
車70との噛合が解除される(第7図B参照)。
なおロツク部材86を押動したピン91は、長孔
82端部に当接するが、この時ピン91と共に回
動していたピン93も長孔83端部と当接するよ
うにピン91と93が配設されている。そしてこ
のロツク部材86とロツク歯車70との噛合が解
除された状態よりさらにつまみ95を回せば、ピ
ン91と93に押され調節部材80も回動する。
調節部材80を反時計方向に回動すると、ロツク
部材87は、ロツク歯車70の三角山形歯を乗り
越えるようにして次の歯に嵌合するという動作を
繰り返えしながらロツク歯車70の周囲を回り、
調節部材80を反時計方向に回動させることがで
きる。調節部材80にはシヤフト9が固着されて
いて、調節部材80と共に反時計方向に回動され
る。さらにシヤフト9を時計方向に回転させるに
は、つまみ95を時計方向に回動して、回動部材
90を時計方向に回動させ、この回動によつてロ
ツク部材87をピン92で押動し、ロツク歯車7
0との噛合を解除して、調節部材80にも時計方
向の回動を与えればよい(第7図C参照)。また
シヤフト9に外的な力が加わつた場合、シヤフト
9に少しでも動きがあれば、調節部材80が回動
しロツク部材86,87が噛合するため、シヤフ
ト9は固定された状態となる。
従つて、この実施例よれば、一対のリンクのリ
ンク間距離を異ならせているため、つまみ95を
反時計回りに回転操作してシヤフト9を回転させ
ると、ヘツドレストフレーム8を取付けている支
持部部材7が、前方に向けて平行移動するのでは
なくステー1を取付けてある固定部材2側を中心
として前傾動作を行うようになつており、座者の
首の動きにうまく適合させることができる。
なお前記実施例においては、リンク3とリンク
4との間の距離を、固定部材2での距離が支持部
材7での距離よりも小さくなるようにしたが、こ
の逆であつてもよく、要は平行リンクでなければ
よい。またその他の構成も前記実施例に限定され
るものではない。
以上説明したように本考案は、ヘツドレストを
構成するヘツドレストフレームと、座席背もたれ
部上部に取付けられるステーと、一端部がヘツド
レストフレーム側へ、他端部がステー側へ回動自
在に取付けられる一対のリンクと、ヘツドレスト
フレームへ回動自在に固定されると共に、リンク
のどちらか一方の一端部に固着され、このリンク
と共に回動するシヤフトとから構成され、一対の
リンクのリンクとリンクとの間の距離を、ヘツド
レストフレーム側とステー側とで異なるようにし
たものである。したがつて簡単な操作によつてヘ
ツドレストを前後方向に平行移動ではなく座者の
首の動きにうまくマツチした傾動動作を行うこと
ができ、前記従来の欠点を解消することができ
る。特に座者の頭部の動きに伴つて、ヘツドレス
トが傾斜角を変化しながら移動するため、座者の
頭部に与える接触感を快適なものとすることがで
きる。またシヤフトの回動が規制されている場合
には、リンクも容易に動かずヘツドレストフレー
ムが保持される構成であり、シヤフトの回転を規
制する簡単な機構を設ければヘツドレストフレー
ムの移動及び保持を図れ、装置全体を簡素化する
ことができ、コストの低減も可能としている。
【図面の簡単な説明】
第1図AないしCは、従来のヘツドレスト装置
を示す側面図、第2図は本考案の一実施例を示す
分解斜視図、第3図は本考案の要部を示す斜視
図、第4,5図は本考案の作用を示す説明図、第
6図は回動調節機構の分解斜視図、第7図Aない
しCは回動調節機構の作用を説明する簡略正面図
である。 1,1′……ステー、3,4……リンク、8…
…ヘツドレストフレーム、9……シヤフト、50
……回動調節機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座席背もたれ部上部に取付けられるステー1,
    1′と、 一端部が前記ステー1,1′側に回動自在に取
    付けられる一対のリンク3,4と、 このリンク3,4の他端側に回動自在に取付け
    られたヘツドレストを構成するヘツドレストフレ
    ーム8と、 このヘツドレストフレーム8に回動自在に固定
    されると共に、前記リンク3,4のどちらか一方
    の一端部に固着され、このリンク3,4と共に回
    動するシヤフト9と、 このシヤフト9を介してリンク3,4のステー
    1,1′側に対する回動動作及び回動ロツク動作
    を行い、リンク3,4に取付けたヘツドレストフ
    レーム8のステー1,1′側に対する前後位置を
    変更、調節する回動調節機構50とから構成さ
    れ、 前記一対のリンク3,4のリンク間の距離を、
    前記ヘツドレストフレーム8側と前記ステー1,
    1′側とで異なるようにしてシヤフト9の回動動
    作によりヘツドレストフレーム8を傾動可能とし
    たことを特徴とする可動式ヘツドレスト装置。
JP6472383U 1983-04-28 1983-04-28 可動式ヘツドレスト装置 Granted JPS59169760U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6472383U JPS59169760U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 可動式ヘツドレスト装置

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JP6472383U JPS59169760U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 可動式ヘツドレスト装置

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JPS59169760U JPS59169760U (ja) 1984-11-13
JPS6341964Y2 true JPS6341964Y2 (ja) 1988-11-02

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ID=30194906

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JP6472383U Granted JPS59169760U (ja) 1983-04-28 1983-04-28 可動式ヘツドレスト装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8696065B2 (en) * 2012-01-05 2014-04-15 Be Aerospace, Inc. Adjustable headrest for an aircraft seat

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JPS59169760U (ja) 1984-11-13

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