JPS6341655A - 内燃機関におけるエア−クリ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は内燃機関に取り（＝ｊけられた気化器の−に流
側に設けられるエアークリーナに関するものである。

「従来の技術」 一般に、内燃機関においては、気化器のに流側に設けら
れた空気の取り入れ部分に、エアークリーナを配設して
、燃焼室内に送り込まれる空気の？■浄化を行うように
しており、該エアークリーナの一従来例として、例えば
、第１図に示す構造のものが知られている。

このエアークリーナｌは、−側面が開口されるとともに
、他の側面に空気導入口２ａが形成された箱型のケーシ
ング２と、該ケーシング２にその開口部２ｂを閉塞する
ように着脱可能に取り（＝Ｊ（Ｊられるとと６に、給気
口３ａが形成されたカバー３と、前記ケーシング２内に
配設されて、前記ケーシング２内を空気導入に２ａ側と
給気１コ３ａ側とに分離するエレンメントコンポーネン
ト４とを備えている。

また、前記エレンメントコンポーネント４（」、多数の
小径の貫通孔が形成された金属性の（Ｔ底簡状のボディ
５と、該ボディ５内に挿入された不織布等のろ紙からな
る筒状のニレメン）・６と、前記ボディ５の開口部側に
取り（＝Ｉけられるとともに、前記エレメント６を支持
して、該エレメント６とボディ５との位置決めをなす環
状のストッパ７と、前記ボディ５の外部に一体に設（Ｊ
られたステー８とによって構成されており、ボディ５と
ストッパ７とによって、ボディ５内のエレメント６を外
力から保護するようになされ、また、前記ステー８が萌
記ケーンング２内に設けられたブラケット９に係合させ
られることによって、該ケーシング２内に位置決めされ
るとともに、該ケーシング２に取り付けられるカバー３
によって前記ストッパ７が押圧されろことにより、ケー
シング２との間に挾持固定されて、前記空気導入口２ａ
と給気口３ａとを分離するようになされている。

そして、前記エアークリーナＩは、空気導入口２ａから
ケーシング２内に吸い込まれた空気を、エアークリーナ
コンポーネント４の外表面から内部に透過させる間に空
気に含まれている粉塵を除去して清浄化し、この清浄化
された空気を、カバー３の給気口３ａを経て、内燃機関
に送り込むようになっている。

１発明が解決しようとする問題点Ｊ 本発明は、前述した従来の技術における次のような点を
改善せんとするものである。

すなわち、前述した従来のエアークリーナ１であると、
エレメント６にろ紙を用いていることから、その補強の
ために、エレメント６を覆うボディ５やストッパ７等の
部材を必要とし、この結果、構造の繁卸化や生産性の低
下、あるいは、コストの高ｎｅの原因となっているとい
った点であり、また、ろ紙を用いることによって耐水性
の而で不利であるといった点である。

さらに、エアークリーナにあっては、内燃機関の長期の
使用や粉塵の多い場所での使用等によ−て、粉塵がニレ
メンｌ−６に付着して目詰まりを起こし、これによって
吸気系の抵抗を大きくしてしまうことから、定期的に、
あるいは、必要に応じて、前記エレメント６を交換しな
（」ればならないが、前述構造を有する従来のエアーク
リーナ１であると、エレメント６の交換を行う場合、カ
バー３、エレメントコンボーンネント４、ストッパ７お
よびエレメント６といった多くの部材の脱着を行う必要
があり、これによって、作業が煩雑になりやすいといっ
た点である。

「問題点を解決するための手段」 本発明は、前述した従来の技術において残されている改
善すべき点を打効に解消し得る内燃機関におけるエアー
クリーナを提供せんとするもので、該エアークリーナは
、特に、内燃機関の気化器の」−流側に設けられ、空気
導入口が形成されるとともに一側面に開口部本設けられ
たケーシングと、該ケーシングにその開口部を覆って取
り付けられるとともに、前記気化器へ連通させられる給
気口が形成されたカバーと、面記ケーソング内に配設さ
れて前記空気導入口と給気口とを分離する多孔質材料に
よって形成されたニレメン）−とを備えたエアークリー
ナにおいて、前記カバーを樹脂によって形成するとと６
に、前記エレメントを焼結材脂によって形成し、かつ、
該エレメントを、前記カバーに、その給気口を取り囲む
ように溶着してなることを特徴とする。

「作用」 本発明に係わる内燃機関におけるエアークリーナは、前
述した構成とすることにより、エレメントの強度を極力
高めて、ケーシング２内の構成部材をカバーとエレメン
トとの２部材として構成の簡略化を図り、また、この２
部材の一体化を可能にして、エレメントの交換作業を簡
便なものとするものである。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を第２図ないし第４図に基づき
説明する。

第２図中、符号１０は、本実施例が適用された内燃機関
を備えた自動二輪車を示すもので、車体フレームＩＩと
、該車体フレーム１１の前部に取り付（」られたフロン
トフォーク１２と、該フロントフォーク１２に取り付け
られた前輪１３と、前記車体フレーム１１の後部に取り
付（Ｊられたリヤフォーク１４と、該リヤフォーク１４
に取り付けられた後輪１５と、前記車体フレーム１１の
中央部上部に取り付（）られた燃料タンク１６と、該燃
料タンク１６の後方に設けられたシート１７と、これら
の燃料タンク１６とシート１７の下方において前記車体
フレーム１１に取り付（３られた内燃機関１８表、該内
燃機関１８の吸気系に設けられた気化器１９とを備え、
該気化器１９の上流側に、本実施例に係イつろエアーク
リーナ２０が設けられている。

該エアークリーナ２０は、第３図および第４図に示すよ
うに、空気導入口２１ａが形成されるとと６に一側面に
開口部２１ｂが設けられたケーシ：ノブ２１と、該ケー
シング２１にその開口部２１１）を覆って取り付けられ
るとともに、前記気化器１９へ連通させられる給気口２
２ａが形成された樹脂製のカバー２２と、市ｊ記ケーシ
ング２１内に配設されて前記空気導入ｊｌ　２１　ａと
給気口２２ａとを分離ずろエレメント２３どを備えてい
る。

前記ケーシング２１およびカバー２２は、例えば、樹脂
の射出成型によって形成され、相互にボルト２４によっ
て着脱可能に連結されている。

また、前記カバー２２の周縁部で、面記ケーソンク２１
の開口部２１ｂとの当接部分には、両者間を気密に閉塞
ずろたぬに、環状のノール部材２５が一体に取り付υら
れている。

ｆｆＱ記エレメント２３は、樹脂を焼結成型することに
よって有底筒状に形成されているとともに、全体として
ほぼ一定した気孔率を有する多孔質体となされている。

この気孔率は、内燃機関１８の種類や排気量等に応じて
設定されるものである。

一方、該エレメント２３は、前記カバー２２に、該カバ
ー２２の給気口２２ａを取り囲むように、溶着によって
一体化されており、該カバー２２を前記ケーシング２１
に取すイ」（ヲろことによって、該ケーシング２１の所
定の位置に配設される。

このように構成された本実施例のエアークリーナ２０は
、ケーシング２１の開口部２１１）に、カバー２２をエ
レメント２３がケーシング２１内に位置するように、ポ
ルト２４によって固定することにより組み上げられ、ケ
ーシング２１を車体フレーム１１に取り付（ジ、また、
カバー２２の給気Ｄ　２２ａに、気化器Ｊ９に連絡され
ているコネクティングチューブ２６を、第３図に示すよ
うに、バント２７により連結することによって自動二輪
車１０に装着される。

そして、該エレメント２３が焼結樹脂によって形成され
て、それ自体の強度が十分に確保されていることから、
エレメント２３をケーシング２１内に装着するに際して
、補強部材を用いることなく取り付けられる。これによ
って、構成が極めて簡略化される。

また、エアークリーナ２０を組み上げ）こ状独において
、エレメント２３とカバー２２とが溶着によって一体化
されていることから、前記カバー２２の給気口２２ａが
、エレメント２３によってケーシング２１の内部と気密
に分離される。したがって、ケーシング２１内に導かれ
た空気が給気口２２ａへ至る前に、エレメント２３を透
過させられることになり、この結果、内燃機関１８に供
給される空気がエレメント２３によって確実に清浄化さ
れる。

一方、エレメント２３の交換は、エレメント２３を＝８
＝ カバー２２とと乙にケーシング２１から取り外し、新た
なニレメンＩ・２３が取り（ｄｌ）られたカバー２２を
ケーシング２１に固定することによって行われる。

このように、エレメント２３の交換が、カバー２２の脱
着操作のみによって行われることから、交換作業が簡素
化されろ。しかし、カバー２２の取り（：］けと同時に
、エレメント２３の位置決めも行われ、この点からも交
換作業が簡素化される。

さらに、前記エレメント２３が焼結樹脂によって形成さ
れているから、耐油性や耐水性も確保される。

なお、前記実施例において示した各構成部側の諸形状や
寸法等は一例であって、適用オろ内燃機関の種類や設計
要求等に塙づき種々変更可能である。

例えは、前記エレメント２３を１層構造でかつ円筒状の
形状を有するものとして説明したが、ごれに代えて、多
層状にして各層の気孔率を変えることにより浄化特性を
調整したり、断面形状を星型にして表面積を拡大したり
、また、端部や内部にフレームトラップあるいけ仕切り
を一体成型することも可能である。

「発明の効果」 以上説明したように、本発明に係イっる内燃機関にお（
１ろエアークリーナは、内燃機関の気化器の」−流側に
設置）られ、空気導入口が形成されるとともに一側面に
開口部が設（Ｊられたケーシングと、該ケーシングにそ
の開口部を覆って取り付（〕られろとともに、前記気化
器へ連通させられる給気口が形成されたカバーと、前記
ケーシング内に配設されて前記空気導入口と給気口とを
分離する多孔質料ネ］によって形成されたエレメントと
を備えたエアークリーナにおいて、前記カバーを樹脂に
よって形成するとともに、前記エレメントを焼結樹脂に
よって形成し、かつ、該エレメントを、前記カバーに、
その給気口を取り囲むように溶着してなることを特徴と
するしので、エレメントの強度を十分に確保して、エレ
メントをケーシング内に装着するに際して、補強部材を
不要にし、これによって、構成を簡素化し、また、エア
ークリーナを組み」−げた状態において、エレメントと
カバーとの溶着部によってカバー〇給気口七ケーシング
の内部とを気密に分離して、ケーシング内に導かれた空
気をエレメントに確実に透過させ、この結果、内燃機関
に供給される空気の〆ｎ浄化か高効率に実施され、また
、エレメントの交換に際して、カバーの脱着操作のみに
よって行い得るようにして、交換作業を簡便なものとす
ることができる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のエアークリーナの一構造例を示す縦断面
図、第２図ないし第４図は本発明の一実施例を示すもの
で、第２図は一実施例が適用された内燃機関を備えた自
動二輪車を示す側面図、第３図は縦断面図、第４図は第
３図のＩＶ−ＩＶ線に沿う矢視図である。 １８・・・内燃機関、　　　１９・・・気化器、２０・
・・エアークリーナ、２１・・・ケーシング、２１ａ　
・・空気導入口、　　２１ｂ　・・開口部、２２・・・
カバー、　　　　２２ａ　・・給気口、２３・・・エレ
メント、　　　２４・・・ボルト、２５・・・ノール部
材。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内燃機関の気化器の上流側に設けられ、空気導入口が形
   成されるとともに一側面に開口部が設けられたケーシン
   グと、該ケーシングにその開口部を覆って取り付けられ
   るとともに、前記気化器へ連通させられる給気口が形成
   されたカバーと、前記ケーシング内に配設されて前記空
   気導入口と給気口とを分離する多孔質材料によって形成
   されたエレメントとを備えたエアークリーナにおいて、
   前記カバーを樹脂によって形成するとともに、前記エレ
   メントを焼結樹脂によって形成し、かつ、該エレメント
   を、前記カバーに、その給気口を取り囲むように溶着し
   てなることを特徴とする内燃機関におけるエアークリー
   ナ。