JPS6242037Y2 - - Google Patents

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JPS6242037Y2
JPS6242037Y2 JP1983120187U JP12018783U JPS6242037Y2 JP S6242037 Y2 JPS6242037 Y2 JP S6242037Y2 JP 1983120187 U JP1983120187 U JP 1983120187U JP 12018783 U JP12018783 U JP 12018783U JP S6242037 Y2 JPS6242037 Y2 JP S6242037Y2
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JP
Japan
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roof
eaves
piece
roof plate
rafter
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JP1983120187U
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JPS6028133U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案は建築物の屋根の垂木先端に固定する建築
物の軒先具に関するものである。
従来の建築物の軒先具は実開昭53−120422号公
報で知られている。しかしこの軒先具は垂木の先
端面に当接する表面部の上方部から前向きに形成
した屋根板支え部の上面に水返し部がないので、
垂木の先端に固定して軒先の屋根板を該屋根板支
え部に係止すると、例えば暴風雨時において屋根
板支え部下面と軒先の屋根板前端縁の接続部分か
ら内部に雨水が浸入し、毛管現象により屋根内面
にまで浸入するため雨仕舞が完全でない。
本案は上記に鑑み考案されたもので、垂木の先
端面に当接する表面部の上方部に係止部を後向き
に形成するとともに屋根板支え部を前向きに形成
し、少なくとも表面部の上方若しくは表面部より
前方の屋根板支え部上面に、垂直片と垂直片の上
端を前方に屈曲した前向片とからなる水返し部を
設けることにより、軒先具を垂木の先端に固定
し、軒先の屋根板を屋根板支え部に係止したと
き、屋根板支え部の下面と軒先の屋根板の前端縁
との間から浸入した雨水を屋根内面に浸入するこ
とを阻止し、特に、水止め処理が施し難く激しい
風雨時に雨水が浸入し易い軒先具同士の接続部分
や軒先具端部においても雨仕舞を完全にしたもの
である。
以下、本案を図面の実施例について説明する
と、本案の建築物の軒先具1は屋根面の傾斜方向
に沿つて平行に配設した垂木2の先端面に当接す
る表面部3の上方部に後向きの係止部4をほぼ直
角に延設し、表面部3の下方部に後向きの受片5
を延設すると共に、表面部3の上方部に屋根板支
え部6をほぼ水平状に前向きに設け、該屋根板支
え部6の上面には前向きの水返し部7を形成した
金属製の長尺部材であり、例えばアルミニユーム
を押出成形することにより一体的に成形する。な
お、この軒先具1は一定の長さに成形されている
ので、施工時には建築物の軒先の長さに応じて複
数本連結して使用される。
上記した屋根板支え部6は前向きに形成した前
向片8と、該前向片8の先端を下向きに形成した
突片9とからなる。
そして、水返し部7は垂直片10と該垂直片1
0の先端を前向きに屈曲した前向片11とからな
り、第1図、第2図の実施例では屋根板支え部6
の上面の基端6aに形成してあるが、前向片8の
途中に設けてもよい。
この水返し部7は軒先の屋根板を屋根板支え部
6に係止して屋根を葺いたとき該屋根板前端縁と
屋根板支え部6との間から屋根板支え部6の上面
に浸入した雨水を屋根内面に浸入させないように
したのである。
又、水返し部7は、軒先の屋根板に人が乗つた
とき該屋根板の上から加わる加重を屋根板の下面
から支えて補強するのである。
上記した軒先具1を固定する垂木2は例えば、
第1図で示すように下向きコ字状であつて左右側
面部2a,2aの下端に外向きの鍔部2b,2b
を有する。
このような垂木2を使用して本案の軒先具1を
固定するには上記垂木2を屋根面の傾斜方向に適
宜間隔で配置して固定し、該垂木2の先端面に軒
先具1の開口部分を挿着し、表面部3を先端面に
当接させるとと共に、係止部4を垂木2の上面部
2cに臨ませ、受片5を垂木2の下面部に臨ませ
て、ビス、釘等を係止部4の上面から垂木2の上
面部に向い打設して止着する。そして、屋根を葺
く場合には軒先の屋根板12の前端に設けた係止
部13を軒先具1の屋根板支え部6に係止し、こ
の屋根板12を最初として屋根板を順次傾斜上方
に敷設すればよい。
したがつて、本案の軒先具1は、表面部3の上
方に形成した屋根板支え部6の上面に、垂直片1
0と該垂直片10の上端を前方に屈曲した前向片
11とからなる水返し部7が形成してあるため屋
根内面への雨水の浸入を完全に阻止でき、特に軒
先具1,1の接続部分や軒先具端部においては水
止め処理が難しいので、激しい風雨時に雨水が屋
根板12の係止部13内に浸入し易いが、上記水
返し部7が表面部3の前方(軒先側)で流入を阻
止する。このため、激しい風雨時であつても軒先
具同士の接続部分や軒先具端部から雨水が屋根内
面へ浸入することはない。また水返し部7の前向
片11が、軒先の屋根板の上面からの加重に対し
て該屋根板を補強するので軒先の屋根板を確実に
支えることができる。しかも垂木2の先端及び軒
先端面を覆うため垂木2を有効に保護する。
第3図は本案の他の実施例を示すもので、表面
部3の上端の外側に溝部14を長さ方向に沿つて
設けるとともに水返し部7を表面部3より前方に
位置させたもので、軒先の屋根板12を屋根板支
え部6に係止して屋根を葺いたとき屋根板12の
前端縁と屋根板支え部6の下面との間から雨水が
浸入し万一突片9及び水返し部7を越えも溝部1
4で雨水の浸入をほゞ完全に阻止できるようにし
たものである。
尚第3図で説明しない符号は前記実施例と同一
符号である。第3図の軒先具1を垂木2に固定す
るには前記実施例と同一でよい。
第4図は本案の他の実施例を示すもので、表面
部3の上端に水平な延設片15を前向きに設け、
該延設片15の上面に溝部16を設けると共に、
延設片15の先端にある屋根板支え部6の基端の
下面に水返し部7と同位置に屋根板12の前端を
支える支片17を下向きに設けたもので、軒先の
屋根板12を屋根板支え部6に係止し、屋根を葺
いたとき該屋根板12の前端縁と屋根板支え部6
の下面との間から雨水が浸入し、突片9及び水返
し部7を万一越えても水返し部7から距離を有し
て溝部16が形成してあるので雨水が溝部16を
越えて屋根内面に浸入させないのである。尚、第
4図で説明しない符号は前記実施例と同一符号で
ある。
第4図の軒先具1は屋根面に対し直交するよう
横方向に敷設した軒先材2′に固定するもので、
該軒先材2′の上面に係止部4を、軒先材2′の軒
先面に表面部3を臨ませ、釘、ビス等を係止部4
の上面から軒先材2′の上面に止着すれば固定で
きる。
尚、上記第4図の軒先具1を固定したら軒先の
屋根板12を軒先具に係止するのは前記実施例と
同一でよい。
第5図は本案の他の実施例を示すもので、係止
部4の後端部に係止片18を設け、表面部3の上
端に垂直片と該垂直片を前方に屈曲した前向片と
からなる直立状の水返し部19を高く設けると共
に、該水返し部の高さの途中に水平片20と、該
水平片20の先端を下向き傾斜させた傾斜片21
と、該水平片20の下面に表面部3からやや間隔
を設けた支片22からなる屋根板支え部6を設け
る。尚5図で説明しない符号は前記実施例と同一
符号である。
この第5図の軒先具1を屋根の軒先に固定する
垂木2″は左右側面部の高さの途中に段部2dを
形成した二段状であり、該垂木2″の上面部2c
の先端部分には上方に向つて立上がつて先端に向
い開放する爪片2eを設ける。この爪片2eは上
面を打ち抜いて一体に形成してもよいし、或は別
異に成形して上面部2cにビス止などで止着して
もよい。
このようにして爪片2eを設けた垂木2″を使
用して第5図の軒先具を固定するには垂木2″を
屋根面の傾斜方向に適宜間隔で配置して固定し、
該垂木2″の先端面に軒先具1の開口部分を挿着
し、表面部3を先端面に当接させると共に、係止
部4を垂木2″の上面に載せ、係止片18を垂木
2″の爪片2eに係合する。そして爪片2eを上
からハンマー等で叩けば軒先具1は屋根の軒先に
固定できる。
そして、屋根を葺く場合軒先の屋根板12′の
前端に設けた係止空間部分の大きい係止部13′
の先端を軒先具1の屋根板支え部6の支片22に
係止させると共に、係止部13′を屋根板支え部
6に係合し、この屋根板12′を最初として屋根
板を順次傾斜上方に敷設すればよい。
従つて、第5図の軒先具1は高い水返し部7が
あるため雨水が屋根板支え部6の上面に浸入して
も水返し部7を越えることができないから屋根内
面に雨水を浸入させないのである。
以上説明したように本考案によれば、垂木の先
端面に当接する表面部の上方部に係止部を後向き
に形成するとともに屋根板支え部を前向きに形成
し、屋根板支え部上面に水返し部を形成したの
で、軒先の屋根板を屋根板支え部に係止させ、該
屋根板の前端縁と屋根板支え部の下面との間から
浸入した雨水を水返し部で阻止し、雨水が屋根内
面に浸入しないようにしたので雨仕舞が良好なも
のである。特に、表面部の上方若しくは表面部よ
り前方の屋根板支え部上面に、垂直片と垂直片の
上端を前方に屈曲した前向片とからなる水返し部
を設けたので、水止め処理が施し難く激しい風雨
時に屋根板の係止部内に雨水が浸入し易い軒先具
同士の接続部分や軒先具端部においても、上記水
返し部が表面部の前方(軒先側)で雨水の流入を
阻止する。したがつて、激しい風雨時であつても
軒先具同士の接続部分や軒先具端部から雨水が屋
根内面に浸入して屋根裏等の屋内側に染み込むこ
とを防止することができる。
また、軒先具は垂木の先端及び軒先端面を覆う
ため、垂木を有効に保護することができる。
更に例えば、軒先の屋根板に人が乗つた場合、
該屋根板の上面からの荷重を水返し部の前向片が
支えて補強するので、軒先の屋根板を安定した状
態で支えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の実施例を示すもので、第1図は軒
先具を垂木の先端部に施工した状態の一部を分離
した斜視図、第2図は施工状態の断面図、第3図
乃至第5図は他の実施例を示す施工状態の断面図
である。 1……建築物の軒先具、2……垂木、3……表
面部、4……係止部、6……屋根板支え部、7…
…水返し部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂木の先端面に当接する表面部の上方部に係止
    部を後向きに形成するとともに屋根板支え部を前
    向きに形成し、少なくとも表面部の上方若しくは
    表面部より前方の屋根板支え部上面に、垂直片と
    垂直片の上端を前方に屈曲した前向片とからなる
    水返し部を設けた建築物の軒先具。
JP12018783U 1983-08-03 1983-08-03 建築物の軒先具 Granted JPS6028133U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12018783U JPS6028133U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 建築物の軒先具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12018783U JPS6028133U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 建築物の軒先具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6028133U JPS6028133U (ja) 1985-02-26
JPS6242037Y2 true JPS6242037Y2 (ja) 1987-10-28

Family

ID=30275546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12018783U Granted JPS6028133U (ja) 1983-08-03 1983-08-03 建築物の軒先具

Country Status (1)

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JP (1) JPS6028133U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS615496Y2 (ja) * 1981-03-12 1986-02-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6028133U (ja) 1985-02-26

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