JPS6340565Y2 - - Google Patents

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JPS6340565Y2
JPS6340565Y2 JP9498480U JP9498480U JPS6340565Y2 JP S6340565 Y2 JPS6340565 Y2 JP S6340565Y2 JP 9498480 U JP9498480 U JP 9498480U JP 9498480 U JP9498480 U JP 9498480U JP S6340565 Y2 JPS6340565 Y2 JP S6340565Y2
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JP
Japan
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wall material
water
water return
jointer
wall
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JP9498480U
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JPS5721106U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建物外壁の水切構造の改良に関する。
例えば外壁材相互の縦ジヨイント部または外壁
材と庇屋根との水切構造は、従来、第3図、第4
図に示す如く、胴縁2に防水シート3を介して水
切ジヨイナ4の立上り部41が屋外側面より釘打
ち固定され、その外側に他の防水シートを介し、
または介することなく外壁材1が釘打ち固定され
ていた。この構造によると上部外壁材1aの下端
より進入した雨水は毛管現象によつて水切ジヨイ
ナ4の外側面を登り、上部水返し4aをも乗り超
えて壁内部へ達する。そのうえ、防水シート3,
水切ジヨイナ4,外壁材1を貫通して胴縁2に釘
打固定された外壁構造では、これらが密着される
ため毛管現象が一層起り易くなり、雨水の進入が
更に増大する。また、上部胴縁2aの屋外側面に
前記立上り部41の上部水返し4aが位置するた
め、該胴縁2aに上部外壁材1aが密着できず、
その下端が外方へおし出されることになり、下部
外壁材1bの上端外側面よりも外方に出張ること
になり、外観上不体裁であつた。
本考案はこれら従来の欠点を除き、毛管現象を
防いで壁内部への雨水の進入を阻止するととも
に、ジヨイント部における上下外壁材の不揃いを
解消するため、外壁材を胴縁に密着させるように
した水切構造である。
従つて本考案の構成は、胴縁の屋外側面に水切
ジヨイナが取り付けられ、その外側面に外壁材が
装着された縦ジヨイント部において、前記水切ジ
ヨイナの上部水返しは、立上り部に連続して屋内
側上方へ向く傾斜下片部、上方へ向く鉛直片部お
よび屋外側下方へ向く傾斜上片部とにより形成さ
れて、前記傾斜上片部の先端は前記立上り部の展
延面と略面一され、該上部水返しは胴縁と外壁材
とが隙間を生じないよう配置され、前記水切ジヨ
イナの立上り部および上部水返しと外壁材との間
に防水シートが装着されるとともに、前記外壁材
は前記水切ジヨイナを避けた上方位置で胴縁に釘
打ちされて固定されたことである。
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図は、上部外壁材1aと下部外壁材1bと
が縦方向に接合されたジヨイント部Aの縦断面を
示す。該図において、上部外壁材1aと下部外壁
材1bとは夫々上部胴縁2a,下部胴縁2bの屋
外側に第1防水シート3たるアスフアルトフエル
トを介して装着される。第1防水シート3は外壁
材の屋内側全面に張設される。前記水切ジヨイナ
4はおおむねZ形に曲折された横方向に長い板状
体であり、上部外壁材1aの屋内側に立設される
立上り部41と、上下部外壁材1a,1b間に介
在され、屋外側に向つて低い傾斜平板部42と、
下部外壁材1bの屋外側に垂設される垂下部43
とからなる。そして、前記立上り部41の上端部
には上部水返し44が、垂下部43の下端には下
部水返し45が夫々その先端を外壁材側にU字状
に屈曲形成されている。
しかして、前記上部水返し44は、屋内側上方
へ向く傾斜下片部44a、該傾斜下片部44aか
ら上方へ立設された鉛直片部44b、更に、鉛直
片部44bの上端から屋外側下方へ向き、その先
端が前記立上り部41の展延面と略同一となるま
で延びている傾斜上片部44cとよりなり、前記
立上り部41の鉛直面より屋内側に突設される。
この上部水返し44が接当する胴縁2aには該水
返し44が収容される条溝21が刻設されてお
り、上部水返し44は該胴縁2aと外壁材1aと
が隙間を生じないよう配置される。上部外壁材1
aの屋内側には、第2防水シート5たるアスフア
ルトフエルトが、少なくとも胴縁2aの上方まで
張設され、これら外壁材1a、アスフアルトフエ
ルト3,5は前記水切ジヨイナ4の立上り部41
を避けた上方位置に屋外側より釘6が打たれて胴
縁2aに固定される。
このような構造によると、ジヨイント部Aより
雨水が進入しても上部外壁材1aと上部胴縁2a
との間は完全密着されることがないので、極端な
毛管現象が起り難く、これら雨水は傾斜平板部4
2の傾斜に沿つて屋外へ排出される。上部水返し
44は、第2防水シート5に対向して斜下方に傾
斜した深いU字状となり、広い空間部が形成され
るので、第2防水シート5と立上り部41との間
に毛管現象が発生しても、上部水返し44で完全
に阻止される。また強風により運ばれた雨水も浸
入が阻止される。そして該上部水返し44は上部
胴縁2aの凹溝21内に収容されるので、上下外
壁材1a,1bのジヨイント部が不揃いとなるこ
とがない。
第2図は平側外壁と庇とのとり合い構造を示す
他の実施例である。この場合、前記水切ジヨイナ
4に相当する雨押え兼用の桁水切材7が用いられ
るが、前記水返し44に相当する上部水返し7a
は上部胴縁2aと下部胴縁2bとの空間に配置さ
れる。上部胴縁1aの屋外側には防水シート5を
介して外壁材1が張設されるが、下部胴縁1bと
前記防水シートとの間にはアスフアルトルーフイ
ング8,捨板12を介して前記桁水切材7が装着
される。なお、防水シート5は外壁材張設部分全
面にわたり、ルーフイング8は下部胴縁1bの屋
外面から庇野地板(図示略)を覆う全面に張られ
防水されている。第2図に示される9は積層平板
瓦、10は笠木、11は受桟である。
本考案は以上の如くであるので立上り部の高さ
を低くしても、毛管現象による雨水の壁内への進
入が完全に阻止される。従つて、従来の構造に比
べて縦ジヨイント部に近い上部外壁材下端部に釘
打ちができることとなり、前記雨水の進入阻止と
相俟つて壁の耐久性が一段と増すこととなつた。
また、上部外壁材の屋外側への出つ張りがなくな
つて外壁の縦ジヨイント部における不揃いが解消
され壁全体の取合いが向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は他の実施例の縦断面図、第3図、第4図は
それぞれ従来の水切構造を示す縦断面図である。 1……外壁材、1a……上部外壁材、2……胴
縁、2a……上部胴縁、21……条構、3……第
1防水シート、4……水切ジヨイナ、41……立
上り部、44……上部水返し、7……桁水切材、
7a……上部水返し、A……縦ジヨイント部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴縁の屋外側面に水切ジヨイナが取り付けら
    れ、その外側面に外壁材が装着された縦ジヨイン
    ト部において、前記水切ジヨイナの上部水返し
    は、立上り部に連続して屋内側上方へ向く傾斜下
    片部、上方へ向く鉛直片部、および屋外側下方へ
    向く傾斜上片部とにより形成されて、前記傾斜上
    片部の先端は前記立上り部の展延面と略面一とさ
    れ、該上部水返しは胴縁と外壁材とが隙間を生じ
    ないよう配置され、前記水切ジヨイナの立上り部
    および上部水返しと外壁材との間に防水シートが
    装着されるとともに、前記外壁材は前記水切ジヨ
    イナを避けた上方位置で胴縁に釘打ちされて固定
    されたことを特徴とする外壁の水切構造。
JP9498480U 1980-07-04 1980-07-04 Expired JPS6340565Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9498480U JPS6340565Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9498480U JPS6340565Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5721106U JPS5721106U (ja) 1982-02-03
JPS6340565Y2 true JPS6340565Y2 (ja) 1988-10-24

Family

ID=29456901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9498480U Expired JPS6340565Y2 (ja) 1980-07-04 1980-07-04

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JP (1) JPS6340565Y2 (ja)

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JPS5721106U (ja) 1982-02-03

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