JPS6339380A - 感熱転写記録用色素及び感熱転写シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 卆弁住耕酬 （産業上の利用分野） 本発明は、昇４！型感熱転写記録にイナ用さｆ］る転写
シートに関する。

（従来の技術） 従来、ファクシミリプリンター、複写機あるいは、テレ
ビ画像等をカラー記録する技術が曹望され、電、子写真
、インクジェット、感熱転写等によるカラー記録技術が
検討されている。

感熱転写記録方式は、装置の保守や操作が容易で、装置
や消耗品が安価であるため、他の方法に比べ有利と考え
られる。

感熱転写方式には、ベースフィルム上に熱溶融性インク
層を形成させた転写シートを、感熱ヘッドにより加熱し
て、該インクを浴融し、被記録体上に転写記録する溶融
方式と、ベースフィルム上に列華性色素を含有するイン
ク層を形成させた転写シートを、感熱ヘッドにより加熱
して色素を昇華させ、被記録体上に転写目［ル録する昇
華方式とがあるが、昇華方式は感熱ヘッドに与えるエネ
ルギーを変えることにより色素の昇華転写量を制御する
ことができるので、階調記録が容易となり、フルカラー
記録には特に有利と考えられる。

昇華方式の感熱転写記録においては、転写シートに用い
られる昇華性色素は転写記録のスピード、記録物の画質
、保存安定性などに大きな影響を与えるので非常に重用
であり、以下のような条件を充たすことが必要である。

■　感熱記録ヘッドの作動条件で容易に昇華すること。

■　感熱配録ヘッドの作動条件で熱分解しないこと。

■　色再現上、好オしい色相を有すること。

■　分子吸光係数が大きいこと。

Ｃ５）熱、光、湿気、薬品などに対して安定なこと。

■　合成が容易なこと。

■　インク化適性が優れていること。

上記の条件を全て満足する色素はこれ迄見い出されてお
らず、特にイエロー色素においては種種の欠点を有し未
だ満足なものが見い出されていない。

（発明が解決しようとする問題点） 本発明は一ト記の条件を全て満足するイエロー色素を用
いることを特徴とする感熱転写シートを提供するととを
目的とする。

（問題を解決するだめの手段） 本発明は、ベースフィルム十に下記一般式〔Ｉ〕１　　
　。

（式中Ｒ１はＣ１−ｃ、のアルキル基、０３〜ｏ８ノア
ルコキシアルキル基、シクロアルキル基またはアリル基
を表わし、Ｒ２はＣ１〜ｃ８のアルキル基、０３〜Ｃ８
のアルコキシアルキル基、Ｃ７〜ｃ８のアラルキル基、
シクロアルキル基またはアリル基を表わす）で示される
ピリドンアゾ系色素を含む色材層を有することを特徴と
する感熱転写シートをその要旨とするものである。

本発明に使用する前記一般式ＣＩ）で示されるピリドン
アゾ系色素について曲、明する。

Ｒ１の０１〜Ｃ８のアルキル基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基、ヘプチル基、オクチル基が挙げられ、こね、らけ伯
錯状あるいは分岐鎖状のいずれでも浪いが特にＣ，−０
，の低級アルキル基が好ましい。Ｃ３〜Ｃ８のアルコキ
シアルキル基としては、β−メトキシエチル基、β−エ
トキシエチル基、β−（ｎ）プロポキシエチル基、β−
（１日Ｏ）プロポキシエチル基、β−（ｎ）ブトキシエ
チル基、β−（１θ０）ブトキシエチル基、β−（θｅ
ｃ）ブトキシエチル基、β−（ｎ）ベントキンエチル基
、β−（ｎ）ヘキシルエチル基、／−メチルーコーメト
キシエチル基、／−メチル−ｊ−エトギンエチル基、３
−メトキシブチル基、３−エトキシブチル基、／−エチ
ルーーーメトキシエチル基、／−エチルーーーエトキシ
エチル基などが単げられるが特にＣ３〜ｃ６のβ−アル
コキシエチル基が好ましい。シクロアルキル基としてけ
、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が挙けられる。

Ｒ２のアルキル基としてはメチル基、エチル基、直鎖状
あるいは分岐台り状のプロピル基、ブチル基が挙げられ
る。０３〜０８のアルコキシアルキル基としては、β−
メトキシエチル基、β−エトキシエチル基、β−（ｎ）
プロポキシエチル基、β−（ｉｓｏ）プロポキシエチル
基、β−（ｎ）ブトキシエチル基、β−（１８０）ブト
キシエチル基、β−（ＳθＣ）　７’　）キシエチル基
、β−（ｎ）ペントキシエチル基、β−（ｎ）ヘキシル
エチル基、γ−メトキシプロピル基、γ−（ｉｓｏ）プ
ロポキシ７’　ｏ　ヒル基、γ−エトキクプロピル基、
γ−（ｎ）ブトキンプロピル基、γ−（ｎ）プロポキシ
プロビル基などが挙げられるが、特に０３〜Ｃ６のβ−
アルコキシエチル基及びＣ１Ｉ−Ｃ６のγ−アルコキシ
プロピル基が好ましい。０７〜Ｃ８のアラルキル、１−
Ｌ−１１．ベンジル基、β−フェネチル基が挙げられる
。シクロアルキル基としては、シクロペンチル稈二、シ
クロヘキシル遅：カ挙ケラれる。

本発明の感熱転写シートの色材層に用いられる手記一般
弐〇）の色素は通常この種化合物の製造に用いられてい
る方法に従って製造される。

たとえば、下記構造式〔旧 （式中、Ｒ１は前記定義に同じ） で示される化合物を通常の方法でジアゾ化し、下記一般
式（ＩＩＩ） （式中、Ｒ２は前記定義に同じ） で表わサレる化合物とカンプリングすることにより得ら
れる。

本発明の感熱転写シートに上記の色素を適用する場合、
色素を結着剤とともに媒体中に溶解あるいけ微粒子状に
分散させることによりインクを調製し７、該インクをベ
ースフイルム−ヒに塗布、ｌｙＦ、煙することによりベ
ースフィルム上に色材層を形成する。

インク調製のための結着剤としては、セルロース系、ア
クリル酸系、デンプン系などの水溶性樹脂、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート
、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリビニルブ
チラール、エチルセルロース、アセチルセルロースなど
の有機溶剤あるいけ水に可溶性の樹脂などを挙げること
ができる。

インク調製のための媒体としては水の他に、メチルアル
コール、イソ７′ロビルアルコール、イソブチルアルコ
ールなどのアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブなどのセロソルダ類、トルエン、キシレン、ク
ロロベンゼンなどの芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチル
なとのエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブナルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエチレン
などの塩素系浴剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテルＭ、Ｎ、Ｎ−ジメチルホルムアミド、Ｎ−
メチルピロリドンなどの有機溶剤を卒げることができる
。

上記のインキ中には上記の成分の他に必要に応じて有機
、無機の非昇華性微粒子、分散創、帯電時１ト剤、ブロ
ッキング防止剤、消泡剤、酸イ旧（ｈ止剤、粘度ｈ１η
整剤などを添加することができる。

転写シート作製のためのインクを塗布するベースフィル
ムとしては、コンデンサー紙、グラシン紙のような薄葉
紙、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポ
リイミド、ポリアラミドのような耐熱性の良好なプラス
チックのフィルムが適しているが、それらの厚さとじて
Ｆｉ３〜ｊＯμｍの範囲を挙げることができる。

インクをベースフィルムに塗布する方法とし”ｌｌｉ、
ＩＪバースロールコータ−、クラビアコーター、ロッド
コーター、エアドクタコーターなどを使用して実施する
ことができ、インキの塗布層の厚さは乾燥後θ、／〜ｊ
μｍの節回となるよう塗布すれば良い（原崎勇次著、槙
書店７９７９年発行「コーティング方式」　）。

（発明の作用及び効果） 本発明の感熱転写シートに用いられる前記（ｒ）で示さ
れるピリドンアゾ系色素は鮮明なイエロー色を有するた
め、適箔なマゼンタ色およびシアン色と絹み合せること
により色ｐ＋３１．性の良好なフルカラー記録を得るの
に適しており、又、昇華し易く、分子吸光係数が大きい
ため感、熱ヘツドに大きな負担をかけることなく、高速
で色濃度の高い記録を得ることができる。更に熱、光、
湿気、薬品などに対して安定であるため、転写記録中に
熱分解することなく、得られた記録の保存性も優れてお
り特に耐光性において優れている。又、該色素は有機溶
剤に対する溶解性及び水に対する分散性が良好であるた
め、均一に溶解あるいは分散した高濃度のインクを調製
することが容易であり、それらのインクを用いることに
より、色素が均一に高濃度で塗布された感熱転写シート
を得ることができる。したがって、そハ、らの感熱転写
シートを用いることにより均−性及び色濃度の良好な記
録を得ることができる。

更に、本発明の感熱転写７−トは加熱手段として感熱ヘ
ッドのみならず赤外線、レーザー光なども利用すると−
とができる。

（実施例） 以下実施例により本発明を具体的に説明するが、かかる
実施例は本発明を限定するものではない。

実施例／ 上記本発明のピリドンアゾ系色素　　　　　　／θＶ酢
酸セルロース　　　　　　　　　１０？（ダイセル化学
社製、Ｌ−Ｊθ） メチルエチルケトン　　　　　　　と０２合　　計　　
　　　　　　　　　　　　　／θ０ｖ上配絹成の組成物
をペイントコンディショナーで１０分間処理し、インク
の調製を行なった。

ｂ）転写シートの作業　　゛ 上記のインクをワイヤバーを用いて背面が耐熱滑性処理
のされたポリエチレンテレフタレートフィルム（にμｍ
厚）上に塗布、乾燥しく乾燥膜厚約／μｍ）、転写シー
トを得た。

なお、ポリエチレンテレフタレートフィルムの耐熱滑性
処理は、ポリエチレンテレフタレートイ　ンし、イて１
．１；丁言己式 で示される繰り返し構造単位を有するポリカーボネート
樹脂？重量部、リン酸エステル系界面活性剤／重量部（
商品名ニブライサーフＡ−コθｌＢ：第１工！製薬株式
会社製品）、トルエン９７重蓄部からなる液を塗布、乾
燥（幹燥膜厚約Ｏ１Ｓμｍ）することにより行なった。

Ｃ）受像体の作成 飽和ポリエステル樹脂（製品名：　’ｒｐ−，ｚａｏ、
日本合成株式会社製品）７０部、アミノ変性シリコーン
（製品名：ＫＦＪり３、信越化学工業株式会社製品）０
．５部、メチルエチルケト７７５部、キシレンｌｊ部か
らなる液を合成紙（興品名：ユボＦＰＧ／ｓＯ，王子油
化株式会社製品）にワイヤバーで塗布、乾燥しく乾燥膜
１１約Ｓμｍ）、さらにオープン中で７００℃で３θ分
間熱処理することにより受像体を作製し７ｋ。

ｄ）転写配録 上記転写シートのインク塗布面を被記録体と重ね感熱ヘ
ッドを用い下記榮件で記録し、鮮明なイエロー色で０．
９　ｓの均一な色濃度の記録を得ることができた。

記録条件 主走査、副走査の線密度：ざドツト／鯛記　録　電　力
　　　　　　：　θ、、２ｓｗ／ドツトヘッドの加熱時
間　　　：／θｍ８θＣ色濃麿は、米国マクベス社製造
、デンシトメーターＲＤ−３７１／Ｌ型（フィルター：
ラッテン扁弘７）を用いて測定した。

得られた記録の耐光性試験をカーボンアークフェードメ
ーター（スガ試験機株式会社製造）を用いて実施（ブラ
ックパネル温度３３±−℃）したが、弘θ時間の照射後
はとんど変退色しなかった。また、転写シートおよび記
録は熱・湿気に対して安定であり、暗所保脊柱にすぐれ
ていた。

実ノイｂ例＝２ 実施例／で用いた色素のかわりに第１表に示す色素を用
い実施例／と同様の方法でインクの訓製、転写シートの
作製、転写１ｔＦｆ＋を実施した結柑、各々第１表に示
す色濃度の鮮明なイエロー色のＨｒｉ録を得ることがで
きた。

得も′ｆＮた記録の耐光性試験および転写シート・記録
の暗所保存性試験の結果は良好であった。

−］５−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）ベースフィルム上に下記一般式〔 I 〕▲数式、
   化学式、表等があります▼ （式中、Ｒ＾１はＣ＿１〜Ｃ＿８のアルキル基、Ｃ＿３
   〜Ｃ＿８のアルコキシアルキル基、シクロアルキル基ま
   たはアリル基を表わし、Ｒ＾２はＣ＿１〜Ｃ＿８のアル
   キル基、Ｃ＿３〜Ｃ＿８のアルコキシアルキル基、Ｃ＿
   ７〜Ｃ＿８のアラルキル基、シクロアルキル基またはア
   リル基を表わす）で示されるピリドンアゾ系色素を含む
   色材層を有することを特徴とする感熱転写シート。