JPS63296314A - サ−ジ吸収器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は雷サージを始めとする異常電圧から電子機器を
保護するためのサージ吸収器に関するものである。

従来の技術 近年、電子機器の多機能化に伴い、家電機器。

情報機器１通信機器、産業機器分野などにおいて、半導
体を用いた電子化が推進されつつある。この電子化に用
いられる半導体、例えば、ＩＣ，ＬＳＩ。

サイリスタなどは優れた機能をもつ反面、静電気。

雷サージ電圧などの異常電圧に対して極めて敏感であり
、そのため電子機器の誤動作を招いたり、または破壊に
至る場合も少なくない。そのため、電子機器の信頼性を
確保、向上させる観点からも、これら半導体素子のサー
ジ電圧対策は極めて重要である。

従来、この種のサージ吸収器は第４図ａ、ｂに示すよう
な構成であった。第４図において、１は板状をなしたる
バリスタ素子で、一般に酸化亜鉛またはチタン酸ストロ
チウムなどを主原料とする半導体セラミクスである。２
はバリスタ素子１の表裏の対向する位置に銀ペーストの
焼き付けなどによって形成された電極である（裏面は図
示せず）。

３１Ｌおよび３ｂは銅や黄銅などの電気的良導体からな
る金属製の電極板で、半田ペーストを用いて表裏の電極
２に半田接続されている。４＆および４ｂは電極板３ａ
　、ｓｂの一部から引き出された外部端子で、通常、電
極板３２Ｌ　、３ｂと同様な材料で形成される。これら
の外部端子４ａ　、　４ｂの先端は半田やネジ止めによ
って電気回路に接続される。また、実使用においては外
部端子４ＩＬ、４ｂの先端を残して樹脂塗装や樹脂モー
ルドが施されて用いられるが、第４図にはこれらを示し
ていないＯ 以上のように構成された従来のサージ吸収器の動作につ
いて、以下に説明する。

サージ吸収器の外部端子４ａ、４ｂは、被保護機器がつ
ながる電源線あるいは信号線の線間、アース間に接続さ
れ、線路に侵入する静電気放電。

雷サージ電圧などの異常電圧を吸収する。このとき、異
常電圧に伴うサージ電流は、外部端子４１Ｌ−電極板３
１Ｌ→表面の電極２−バリスタ素子１→裏面の電極２→
電極板３ｂ−外部端子４ｂへと流れ、そしてバリスタ素
子１によって抑制された安全な電圧が被保護機器に印加
されることになる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の構成では電極板ｓａ、
３ｂと電極２との半田接続において、フラックスや気泡
が電極板ａａ　、　３ｂと電極２との間に残りやすく、
結果として均一な半田接続が期待しがたく、サージ耐量
面での性能低下につながるという問題があった。さらに
、電極板３１Ｌ。

３ｂと電極２との半田付けは、通常、まずペースト半田
を電極２の表面に印刷し乾燥の後、電極板３２Ｌ　、　
３ｂを圧接加熱して形成される。しかしながら、この工
法では組み立てコストがかかりすぎるという問題が併せ
てあった。

本発明はこのような問題点を解決しようとするもので、
均一で組み立てコストの安価な半田付けが可能となるサ
ージ吸収器を提供することを目的としている。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、電極板形状を一
点もしくは一線から伸びる複数の線状電極とし、その一
部より外部端子を引き出したものである。

作用 本発明は上記した構成により、バリスタ素子の電極と電
極板との半田付けにおいて、電極板が線状をなしている
ため、フラックスや気泡が電極と電極板との間に残留す
ることがなく、均一に半田付けが行われ、また同様に電
極板が線状をなしているため、半田付は作業が半田ペー
ストを用いず半田デイツプ法によって処理できるため、
コストを大幅に削減することができることとなる。

実施例 第１図は本発明の一実施例によるサージ吸収器を示した
もので同図ａは正面図、同図すは側面図である。第１図
において、６は例えば酸化亜鉛を主原料としたバリスタ
素子、６はバリスタ素子６の表面に形成された電極、８
＋Ｌ　、８ｂは外部端子で、これらはそれぞれ従来のバ
リスタ素子１．電極２．外部端子４ａ　、　４ｂに対応
するものである。

７は一点から放射状に伸びた複数の線状電極で、半田デ
イツプ法を用いて電極６に半田付けされている。この線
状電極７には電気的良導体である銅。

銅合金、鉄などが用いられ、その表面にはスズメッキや
半田メッキなどが施されている。また、線状電極７の幅
は０．５閣から２．６闘程度で、外部端子８１Ｌ　、８
ｂは線状電極７の中心部に接続されている。なお、同図
では外装樹脂塗装を省略している。

次に、以上のように構成されたサージ吸収器の動作を説
明する。従来例と同様にサージ電圧が印加された場合、
それに伴うサージ電流がバリスタ素子６に流れ、基本的
な動作には何ら差はない。

しかしながら、電極６への接続が線状電極７によって行
われているので、半田付は時のフラックスや気泡が容易
に電極６と線状電極７の間から抜は出し、電極間に残留
することがなく、均一に電極６と線状電極７との接続が
可能となり、従ってサージ耐量などの性能面の低下を防
止することができる。また、線状電極７を用いているた
め、組み立てコストの安い半田デイツプ法を用いること
ができる。すなわち、バリスタ素子６を線状電極７でも
って挾み込み、外部端子Ｅｌ　、８ｂを保持しながら半
田槽にディップすることによって半田付けが完了し、従
来のような半田印刷、乾燥、加熱などを必要としない。

次いで、本発明の第２の実施例について第２図ａ、ｂと
共に説明する。同図ａ、ｂはそれぞれ本発明の第２の実
施例の正面図、側面図である。上記第１の実施例との違
いは、線状電極の形状が異なる点であるｏ９は線状電極
であるが、第１の実施例の線状電極７が一点から放射状
に伸びていたのに対して、線状電極９は電極の一線から
両側へ伸びた形状をなすものである０このように構成さ
れたサージ吸収器の作用は第１図と同様である０さらに
、本発明の第３の実施例について第３図ａ、ｂと共に説
明する０同図ａ、ｂはそれぞれ本発明の第３の実施例の
正面図、側面図である。上記第１の実施例との違いは、
線状電極の先端を同様な線状の電極で一部もしくは全部
がつながっている点である。１０は第１図と同様な線状
電極で、１１は線状電極１ｏの先端をつなぐ線状の電極
で、同図では線状電極１ｏの先端をすべてつないだ形状
としているが、これは一部をつないだ形としてもよいも
のである。このように構成されたサージ吸収器の作用は
第１図と同様であるが、線状の電極１１を設けることに
よって、線状電極１ｏの先端同志の互いのからみおいが
なくなり、作業性が向上すると同時に、バリスタ素子の
保持力が増すという効果をもつものである。

発明の効果 以上のように本発明によれば、電極板形状を一点もしく
は一線から伸びる複数の線状電極とし、その一部より外
部端子を引き出すことにより、バリスタ素子の電極と電
極板との半田付けにおいて、フラックスや気泡が電極と
電極板との間に残留することがなく、均一に半田付けが
行われ、また同様に電極板が線状をなしているため、半
田付は作業が半田ペーストを用い、ず半田デイツプ法に
よって処理できるため、コストを大幅に削減することが
できるという効果をもつものである。さらに、線状電極
の先端をつなぐ線状の電極を設けることによって、線状
電極の先端同志の互いのからみあいがなくなり、作業性
が向上すると同時に、バリスタ素子の保持力が増すとい
う効果をもつものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは本発明の一実施例によるサージ吸収器を
示す正面図と側面図、第２図ａ、ｂは本発明の第２の実
施０例のサージ吸収器を示す正面図と側面図、第３図ａ
、ｂは本発明の第３の実施例のサージ吸収器を示す正面
図と側面図、第４図ａ。 ｂは従来のサージ吸収器を示す正面図と側面図である。 ６・・・・・・バリスタ素子、６・・・・・・電極、７
，９゜１ｏ・・・・・・線状電極、８＆　、８ｂ・・・
・・・外部端子、１１・・・・・・線状の電極。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名５−
バリスタ素子 ６−」配木１ ７−　　線１欠電ｊ血 第１図　　　　　βユ、８ｂ−外部烏子皓ン　　　　　
　　　　　　　　　（ｂ）第２図 Ｃ（Ｌ）　　　　　　（ｂ　）

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）両面に電極を有した板状のバリスタ素子の上記電
   極の表面に、電極板形状として一点もしくは一線から伸
   びる複数の線状電極を有し、この線状電極の一部から外
   部端子が引き出された構成を特徴としたサージ吸収器。
2. （２）線状電極の先端が同様にして線状の電極によって
   一部もしくは全部にわたって接続されたことを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項に記載のサージ吸収器。