JPS6331354Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6331354Y2
JPS6331354Y2 JP1522679U JP1522679U JPS6331354Y2 JP S6331354 Y2 JPS6331354 Y2 JP S6331354Y2 JP 1522679 U JP1522679 U JP 1522679U JP 1522679 U JP1522679 U JP 1522679U JP S6331354 Y2 JPS6331354 Y2 JP S6331354Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
sintered body
voltage
resistance element
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1522679U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55114983U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1522679U priority Critical patent/JPS6331354Y2/ja
Publication of JPS55114983U publication Critical patent/JPS55114983U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6331354Y2 publication Critical patent/JPS6331354Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Motor Or Generator Current Collectors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電圧非直線性抵抗素子に係り、更に詳
しくは電圧非直線性抵抗素子の電極配設構造に関
する。
電圧非直線性抵抗素子はバリスタとも呼ばれ、
印加電圧によつて抵抗値が非直線的に変化し、印
加電圧がその素子の持つバリスタ電圧(制限電
圧)を超える範囲で、抵抗値が激減する特異な性
質を有する。このような特異な性質に着目し、電
圧非直線性抵抗素子は、音響機器に関連する小形
直流モータのノイズ防止、リレー接点の保護、半
導体素子の静電気に対する保護、カラーテレビブ
ラウン管回路の放電吸収などの手段として広く利
用されている。
本考案は、上述のような利用分野の内で、特に
小形直流モータのノイズ防止用として好適な電圧
非直線性抵抗素子に関する。
一般に小形直流モータは整流子片や、刷子の幅
が小さく、電機子コイル電流の時間的変化の割合
が大きく、リアクタンス電圧が大きくなることも
あつて、刷子が整流子片間を移動する瞬間に、整
流子面と刷子との間に火花が発生する。この火花
はスバイク状のノイズ電圧の発生原因となり、ま
た整流子と刷子の摩耗を生じ、モータとしての寿
命を短縮する傾向を生じる。前述のノイズ電圧は
両極性の電圧で、その波高値が電源電圧の数十倍
にもなり、音響機器に悪影響を及ぼすものである
から、除去しなければならない。
そのようなノイズ防止手段として電圧非直線性
抵抗素子が使用され、ノイズ電圧が、バリスタ電
圧を超える範囲で、これを短絡に吸収するもので
ある。
次に、電圧非直線性抵抗素子を使用した小形直
流モータおよび従来の電圧非直線性抵抗素子を第
1図、第2図を参照して説明する。第1図は電圧
非直線性抵抗素子1を被着した小形直流モータの
断面図を示すもので、2は電機子コイル、3は回
転軸、4は整流子、5a,5bは刷子、6a,6
bは界磁である。電圧非直線性抵抗素子1は、電
機子コイル2と整流子4との間に軸上に嵌着さ
れ、後述する如く、電極を整流子に接続して設け
られる。
第2図A,Bは従来の電圧非直線性抵抗素子の
平面図および下面図をそれぞれ示している。この
従来例は、整流子4の片数が3個である場合に対
応する電極構造の電圧非直線性抵抗素子を示すも
ので、中心部に取付孔7を有する円板状の焼結体
8の片面に、3個の電極9a,9b,9cをギヤ
ツプg1を介して3等配する共に、裏面の各電極9
a,9b,9cと対向する位置に、、それぞれ電
極9d,9e,9fを形成し、電極9aと9e、
9bと9f、9cと9dを、それぞれリード線1
0a,10b,10cで接続し、各電極9a,9
b,9cにそれぞれ外部との接続用リード線10
d,10e,10fを半田付け等により取り付け
て成るものである。
この電圧非直線性抵抗素子は、第3図に示すよ
うに、各リード線10d,10e,10fを整流
子4の各整流子片4a,4b,4cにそれぞれ接
続すると、電極9a−9d、9b−9e、9c−
9f間の各バリスタ層イ,ロ,ハが三角結線され
たものとなる。なお2a,2b,2cは電機子コ
イルであり、この例では三角結線されているもの
について示しているが、星形結線とされる場合も
ある。
上述のように、電極を焼結体の両面に形成した
ものは、バリスタとして作用する焼結体の領域
が、焼結体の片面にのみ電極を形成したものに比
べて大きくとれるという利点がある。しかしなが
ら、第2図に示した従来のものは、表面と裏面の
電極をリード線10a,10b,10cにより接
続する構造であり、作業性が悪く、生産能率が悪
い。また外部接続用リード線10d,10e,1
0f以外に電極間接続用リード線10a,10
b,10cが存在するため、リード線数が多くな
り、構造的に複雑化し、機器への装着が容易でな
く、しかも信頼性がそれだけ乏しいものとなる。
本考案は、上述する欠点を除去し、電極間接続
用のリード線が不要で、生産性に富み、機器への
装着が容易で、しかも電極面積を増大させ、エネ
ルギー耐量を大きくできるようにした電圧非直線
性抵抗素子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本考案は、焼結体の
表面及び裏面に、それぞれギヤツプを介して隔て
られた複数の電極を形成して成る電圧非直線性抵
抗素子において、前記焼結体は酸化チタン系焼結
体で構成し、該焼結体の前記ギヤツプ内の周辺部
に切欠部を有し、該切欠部に形成された導電層に
より、表面側の電極の一つと、該表面側電極と前
記ギヤツプを介して隣り合う他の表面電極に対向
する裏面側電極とを電気的に接続したことを特徴
とする。
以下実施例たる添付図面を参照し、本考案の内
容を具体的に説明する。第4図は本考案に係る電
圧非直線性抵抗素子の平面図、第5図は同じくそ
の斜視図を示している。この実施例に示す電圧非
直線性抵抗素子も前述と同様に整流子片が3個で
ある3極の小形直流モータのノイズ防止用として
構成されたものである。
8は中心に取付孔7を有して、円環状に形成さ
れた焼結体である。この焼結体8として、従来は
粒子間の接触面でバリスタ特性を得るシリコンカ
ーバイト(Sic)系のものや、焼結体自身は直線
性抵抗体であるが、これに付与される電極との接
触状態によつてバリスタ特性を得る酸化錫
(SnO2)系もしくは酸化鉄(Fe2O3)系のものが
使用されていたが、本考案においては、焼結体自
身がバリスタ特性を有する酸化チタン(TiO2
系のものによつて構成する。酸化チタン系焼結体
は、低電圧範囲で優れたバリスタ特性を示し、小
型直流モータ用として最も適しているからであ
る。
11a,11b,11cは焼結体8の表面に、
それぞれギヤツプを介して3等配された扇形の電
極、11d,11e,11fは各電極11a,1
1b,11cに対応する裏面にそれぞれ形成され
た同形の扇形の電極である。これらの電極11
a,11b,11c、11d,11e,11fは
銀合金ペースト印刷法などによつて形成される。
各電極の間に位置するギヤツプ内の外周部には、
表、裏面に達する切欠部12a,12b,12c
が凹設され、該切欠部12a,12b,12cの
それぞれの内面には、導電層13a,13b,1
3cが形成されている。これらの導電層13a,
13b,13cは、それぞれ表面側と裏面側の電
極である11cと11d、11aと11e、11
bと11fを、各表面電極11a,11b,11
cの外周近傍で切欠部13a,13b,13cの
端縁に接するように形成された部分aと、裏面側
電極11d,11e,11fの外周近傍で切欠部
13a,13b,13cの、反対側の端縁に接す
るように形成された部分bと介して互いに接続す
るものである。
一方、、導電層13a,13b,13cと電極
11a,11b,11cとのそれぞれの間には、
非電極形成面たるギヤツプg1,g2,g3が形成され
ている。また裏面側の電極11d,11e,11
fにも、突出部bを設けた端縁とは反対側の端縁
と、導電層13a,13b,13cとの間に、同
様のギヤツプが形成されている。
すなわち、この実施例では表面側の電極と裏面
側の電極たる11aと11e、11bと11fお
よび11cと11dがそれぞれ一つの電極を構成
し、電極11a,11eと電極11b,11fと
の間、電極11b,11fと電極11c,11d
との間および電極11c,11dと電極11a,
11eとの間には、互いに対向する表面および裏
面側の電極である11bと11c、11cと11
fおよび11aと11dの、それぞれの間の焼結
体厚みによるバリスタ層が得られることとなる。
したがつて、電極11a,11b,11cまたは
11d,11e,11fにリード線10d,10
e,10fをそれぞれ接続し、該リード線10
d,10e,10fの他端を小形直流モータの整
流子片4a,4b,4cにそれぞれ接続した場
合、第3図に示すように、各バリスタ層イ,ロ,
ハを三角結線した回路構成となる。
前述の切欠部12a,12b,12c内に導電
層13a,13b,13cを形成する場合、第6
図に示すように、切欠部を有する酸化チタン
(TiO2)系の焼結体8に対し、それれぞれ表、裏
電極を印刷塗布すると同時に、先端部に導電剤1
4を付着させた治具15を、各切欠部12a,1
2b,12cに嵌合することにより、該治具15
で焼結体8の押えて、導電層形成の役目を果させ
ることができ、、電極形成作業も極めて容易に行
なうことができる。
焼結体自体がバリスタ特性を示す酸化チタン系
の電圧非直線性抵抗素子においては、エネルギー
耐量が電極面積に依存し、電極面積が小さくなる
とエネルギー耐量も小さくなり、耐電圧特性等が
低下するものであるが、本考案においては、前述
の如く、焼結体8の両面側の電極を切欠部12
a,12b,12cを通して導通させ、電極面積
を増大させてあるから、エネルギー耐量が大きく
なり、耐電圧特性が向上する。
しかも、切欠部12a,12b,12cは、電
極11a,11b,11cまたは11d,11
e,11fを隔てるギヤツプ内に形成してあるの
で、切欠部12a,12b,12cがあることに
よつて、電極11a,11b,11cまたは11
d,11e,11fの面積が縮小されることがな
い。このため、切欠部12a,12b,12cの
存在にも拘わらず、エネルギー耐量の高い耐電圧
特性の優れた電圧非直線性抵抗素子が得られる。
第7図、第8図は本考案に係る電圧非直線性抵
抗素子の他の実施例における平面図および斜視図
を示している。この実施例の特徴は、円環状に形
成された焼結体8の内周部に切欠部12′a〜1
2′c設けたことで、表面と裏面の電極を接続す
る導電層13′a〜13′cを、該切欠部12′a
〜12′cの表面に形成してある。この実施例の
場合も、第4図、第5図に示すものと同等の優れ
た効果が得られることは言うまでもない。
以上詳説したように、本考案は、焼結体の表面
及び裏面に、、それぞれギヤツプを介して隔てら
れた複数の電極を形成して成る電圧非直線性抵抗
素子において、前記焼結体は酸化チタン系円環状
焼結体で構成し、該焼結体の前記ギヤツプ内の周
辺部に切欠部を有し、該切欠部に形成された導電
層により、表面側の電極の一つと、該表面側電極
と前記ギヤツプを介して隣り合う他の表面電極に
対向する裏面側電極とを電気的に接続したことを
特徴とするから、電極間接続用のリード線が不要
で、従来の表面側電極と裏面側電極とをリード線
によつて接続するものに比べ、機器への装着が容
易で、しかも電極面積を可及的に増大させ、エネ
ルギー耐量を大きくできるようにした高信頼度の
電圧非直線性抵抗素子を提供することができる。
なお、本考案において、電極数は、表面側、裏面
側にそれぞれ2個以上形成するものであればよ
い。さらに小形直流モータに限らず他の機器に使
用し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電圧非直線性抵抗素子を装着した小形
直流モータの概略的な構造を示す断面図、第2図
A,Bは従来の電圧非直線性抵抗素子の平面図お
よび断面図、第3図は、第2図の電圧非直線性抵
抗素子を使用した小形直流モータの回路図、第4
図および第5図は本考案に係る電圧非直線性抵抗
素子の平面図および斜視図、第6図は同じくその
製造方法を説明する図、第7図、第8図は本考案
に係る電圧非直線性抵抗素子の他の実施例におけ
る平面図および斜視図をそれぞれ示している。 8……焼結体、11a〜11f……電極、12
a〜12c,12′a〜12′c……切欠部、13
a〜13c,13′a〜13′c……導電層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 焼結体の表面及び裏面に、それぞれギヤツプを
    介して隔てられた複数の電極を形成して成る電圧
    非直線性抵抗素子において、前記焼結体は酸化チ
    タン系焼結体で構成し、該焼結体の前記ギヤツプ
    内の周辺部に切欠部を有し、該切欠部に形成され
    た導電層により、表面側の電極の一つと、該表面
    側電極と前記ギヤツプを介して隣り合う他の表面
    電極に対向する裏面側電極とを電気的に接続して
    成ることを特徴とする電圧非直線性抵抗素子。
JP1522679U 1979-02-08 1979-02-08 Expired JPS6331354Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1522679U JPS6331354Y2 (ja) 1979-02-08 1979-02-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1522679U JPS6331354Y2 (ja) 1979-02-08 1979-02-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55114983U JPS55114983U (ja) 1980-08-13
JPS6331354Y2 true JPS6331354Y2 (ja) 1988-08-22

Family

ID=28836552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1522679U Expired JPS6331354Y2 (ja) 1979-02-08 1979-02-08

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6331354Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55114983U (ja) 1980-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5816602B2 (ja) 電圧非直線性抵抗素子
WO1988009556A1 (en) Surge absorbing device
JPS6331354Y2 (ja)
JPS6331355Y2 (ja)
JPH0119363Y2 (ja)
JPS5855589Y2 (ja) 電圧非直線性抵抗素子
JPS6343876B2 (ja)
GB2044531A (en) Non-linear resistance elements and method for manufacturing same
JPH0338802Y2 (ja)
JPS5919364Y2 (ja) バリスタ
JPS5819835Y2 (ja) 電圧非直線性抵抗素子
JPS6015275Y2 (ja) 複合厚膜バリスタ
JPH0338803Y2 (ja)
JP3065426B2 (ja) ノイズ防止整流子
JPH01289213A (ja) 電圧依存性非直線抵抗体素子の製造法
JPH02148804A (ja) リング状バリスタ
JPS593559Y2 (ja) サ−ジ吸収器
JPS6015277Y2 (ja) 厚膜バリスタ
JPS607904B2 (ja) 電圧非直線性抵抗素子
JPS6130440Y2 (ja)
JPH0214162Y2 (ja)
JPH0717252Y2 (ja) バリスタを備えた小型直流三極モ−タ用整流子
JPH0113361Y2 (ja)
JPS595601A (ja) 多電極電圧非直線抵抗器
JPS6032753Y2 (ja) サ−ジ吸収器