JPS63291226A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPS63291226A
JPS63291226A JP62125735A JP12573587A JPS63291226A JP S63291226 A JPS63291226 A JP S63291226A JP 62125735 A JP62125735 A JP 62125735A JP 12573587 A JP12573587 A JP 12573587A JP S63291226 A JPS63291226 A JP S63291226A
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JP
Japan
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grating lens
light
optical system
grating
polarized light
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Application number
JP62125735A
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English (en)
Inventor
Tomoji Maeda
智司 前田
Masayuki Kato
雅之 加藤
Fumio Yamagishi
文雄 山岸
Hiroyuki Ikeda
池田 弘之
Yushi Inagaki
雄史 稲垣
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 入射レーザビームを軸対称に交叉させる第1のグレーテ
ィングレンズとこの交叉ビームを光デイスク上に収束さ
せる第2のグレーティングレンズとの2枚のグレーティ
ングレンズを組合せることにより入射レー枦ビームの波
長変動の影響を殆ど受けることなく実質上収差のない良
好なビームスポットとずれのない安定した合焦性能を実
現し得るようにした新規に開発されたグレーティングレ
ンズ光学系を2組用い、半導体レーザの往路は第1のグ
レーティングレンズ光学系により光デイスク上に集光さ
せ、復路(信号光)は第2グレーティングレンズ光学系
により半導体レーザ光源とは異なる位置の光検出器に導
く。両グレーティングレンズ光学系の間には1/4波長
板を設け、往路と復路とで直線偏光の偏光角を90’相
違ならしめ、第2グレーティングレンズ光学系の第1の
グレーティングレンズには偏光ビームスプリッタとして
の機能を持たせ、それにより特定方向の直線偏光のみ、
即ち復路の直線偏光(信号光)のみ第2グレーティング
レンズ光学系の第2グレーティングレンズに取り出すこ
とが出来る。斯くして、光源レーザの波長変化に伴う焦
点位置ずれ並びに焦点ビーム径の劣化を防止した光デイ
スク用ピックアップ装置が実現出来る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は光ピツクアップ、特にグレーティングレンズ光
学系を用いた光デイスク用ピックアップ装置に関する。
〔従来の技術〕
光ディスクへの情報の書込みあるいは読取りを行うピッ
クアップは光デイスク装置全体の小型、高密度化、ある
いはアクセス時間の短縮等の要求から軽量、小型化、低
価格化が進められている。
かかる要望を充足するべく、近年、ホログラム素子を用
いた光ピツクアップの開発が進められている。これは、
半導体レーザ光源からのレーザビームをホログラムを通
して光デイスク上に収束させ、その反射ビーム(信号光
)を1/4波長板により偏光して光検出器に取り出すも
のであるが、その構造の簡略さから軽量、小型、低価格
化が実現でき、この点においてはこれまでのものに比し
かなり満足すべき結果が得られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、ホログラムは周知の如く波長変化に応じ
て回折角が変化し収差が生じるので、半導体レーザの発
振波長の変化に伴い(半導体レーザビーム光源の波長は
周囲温度や駆動電流の変化に応じて実質上常時、僅かに
変動する)、焦点位置の変化や焦点ビーム径の劣化とい
った固有の問題があり、そのためホログラムを用いた光
ピツクアップの完全な実用化にまだ至っていない。
ところで、本願出願人は先に、特願昭61−22087
0号明細書において、上述の如き入射光の波長変動の影
響を殆ど受けずに実質上京に収差のない良好なビームス
ポットを得ることができ且つかなり正確な安定した合焦
性能を有するグレーティングレンズ光学系を提案した。
本発明はこのグレーティングレンズ光学系を利用して、
軽量、小型、低廉という要求は充足しつつ、尚且つ波長
変動の影響を受けない高晴度にして信輔性の高い光デイ
スク用のピックアップ装置を提供することを目的とする
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明に係る光ピツクア
ップ装置は、半導体レーザの発散直線偏光を平行光に変
換する第1のグレーティングレンズと、この平行光を軸
対称に交叉させる第2のグレーティングレンズと、第2
のグレーティングレンズからの入射光を光信号記録媒体
上の一点に合焦させる第3のグレーティングレンズとを
光軸位置に配置した第1のグレーティングレンズ光学系
と;この第1グレーティングレンズ光学系の光軸内に配
置され、光信号記録媒体により反射されて第1グレーテ
ィングレンズ光学系内を逆行し第2グレーティングレン
ズにより平行光に変換された信号光を軸対称に交叉させ
、且つ特定方向の直線偏光のみ透過しそれと直交する方
向の直線偏光は回折する偏光ビームスブリフタとして作
用する第4のグレーティングレンズと、第4グレーティ
ングレンズから入射光を所定の一点に集光する第5のグ
レーティングレンズとから構成される第2のグレーティ
ングレンズ光学系と:上記第1グレーティングレンズ光
学系内においてレーザの往路においては直線偏光を円偏
光に変換し且つ復路においては円偏光を往路とは90°
だけ方向の異なる直線偏光に変換する1/4波長板と;
上記第5グレーティングレンズによる集光光を検出する
光検出器を有することを構成上の特徴とする。
〔作 用〕
第1グレーティングレンズ光学系に入射するレーザ光源
からのレーザビーム(直線偏光)は第1グレーティング
レンズにより平行光に変換された後に1/4波長板によ
り円偏光となり、次いで第2グレーティングレンズによ
り回折される。その回折光は光軸対称に交叉せしめられ
る。次にこれらの回折光は第3グレーティングレンズに
より回折され、光デイスク上の一点に収束する。光ディ
スクにより反射された反射ビーム(信号光)は往路と全
く逆コースを辿って第1グレーティングレンズ光学系内
を逆行する。第2グレーティングレンズにより平行光に
変換された信号光は174波長板により再び直線偏光に
変換されるがその時の偏光角は往路とは90°だけ異な
る直線偏光となる。即ち、往路の直線偏光を例えばP偏
光(またはS偏光)とすると復路は1/4波長板により
S偏光(またはP偏光)となる、ここで、第2グレーテ
ィングレンズ光学系の第4グレーティングレンズは偏光
ビームスプリッタとしての機能を有するので、例えばP
偏光(またはS偏光)は透過しS偏光(またはP偏光)
は回折するように設計しておけば、ビームは往路は第4
グレーティングレンズをそのまま透過し復路のみ所定方
向に回折される。従って、第4グレーティングレンズに
より回折された信号光を光検出器に導(ことによりフォ
ーカシングエラーあるいはトラッキングエラー等のエラ
ー信号を検出することが出来る。
グレーティングレンズ系は後述するようにレーザビーム
の波長変動の影響を殆ど受けず、実質上京に光デイスク
上の一点に合焦させることが出来る。即ち、波長変動に
よりさもなければ生じる゛であろう収差はグレーティン
グレンズ系を用いることにより殆ど発生しない。
また、ビーム収束系(往路)及び体号光収束系(復路)
のいずれにも上述の如きグレーティングレンズ光学系を
用いているので信号読み取り、信号検出のいずれにおい
ても収差の殆どない、従って焦点距離が殆ど変化せず焦
点ビーム径の安定したビームが得られる。
〔実施例〕
以下、本発明の好ましい実施例につき添付図面を参照し
て詳細に説明する。
まず初めに、本発明において重要な役割を果たすグレー
ティングレンズ光学系の構成について第5.6図を参照
して簡単に説明する。尚、このグレーティングレンズ系
の詳細構造は上記の特願昭61−220870号に開示
されている。
第5図において、グレーティングレンズ系は第1、第2
のインライン型のグレーティングレンズ11.12を同
一光軸(一点鎖線)上に配置した構成であり、光軸上の
点P(コヒーレント光源)から発散する球面波を第1の
グレーティングレンズ11で光軸側に回折させ、光軸と
一旦交差させた後に、第2のグレーティングレンズ12
によって光軸上の所定の点Qに集束させるようにしたも
のである。
上記第1のグレーティングレンズllは、光軸に関して
回転対称の所定の空間周波数分布を有しており、光軸に
関して対称な任意の2点からの回折光が光軸上で交差す
るようにしである。また、上記第2のグレーティングレ
ンズ12は、光軸に関して回転対称の所定の空間周波数
分布を有しており、上記交差した回折光が光軸上の1点
Qに集束するようにしである。
上記構成において、第1のインライン型グレーティング
レンズの任意の1点に同一方向から入射した、互いに異
なる波長λ0.λ(λoくλ)の2つの光の進路を考え
てみる。まず、第1のインライン型グレーティングレン
ズによって、波長λの光は波長λ0の光よりも大きな角
度で回折されるとともに、これらの回折光はいずれも光
軸と交わった後に、第2のインライン型グレーティング
レンズに到達する。これらの光の到達点は、光軸を通る
同一直線上にあって、しかもその先軸からの距離は波長
λの光の方が波長λ0の光よりも遠い。次に、これらの
光は上記第2のインライン型グレーティングレンズによ
って回折されるが、この時、波長λの光が波長λ0の光
よりも大きな角度で回折されるので、2つの光の間隔は
次第に狭まっていき、最終的には1点で交わる。よって
、2つのインライン型グレーティングレンズに所定の空
間周波数分布を持たせておくことにより、上記2つの光
の交わる点を上記光軸上の指定の1点に置くことができ
る。
以上のことは第1のインライン型グレーティングレンズ
のどの点に入射した光についても言うことが出来、しか
も上記空間周波数分布は光軸に関して回転対称としであ
るので、入射した発散球面波光はその波長が変化したと
しても、光軸上の上記所定の1点に集束され、従って収
差や焦点位置ずれが生じることはなくなる。
次に、上記グレーティングレンズ11.12の空間周波
数分布の具体的な決定方法について、第6図を用いて以
下(i)〜(iv)で述べる。尚、点Pと第1グレーテ
ィングレンズ11との距離を11.2つのグレーティン
グレンズ11.12間の距離をd、グレーティングレン
ズ12と点Qとの距離を12とする。
(i)まず、点Pを発してグレーティングレンズ11の
最外周の点R1に達する、波長λ0の光線を考える。こ
の光線は、点R1で回折され、グレーティングレンズ1
2の中心の点rl(=O)に達し、ここで更に回折され
て点Qに達するものとする(第8図中の実線a)。する
と、上述した光路(P−R1→r1→Q)を仮定するこ
とにより点R1,rlにおける空間周波数F1.flが
決定される。
(ii)次に、波長がλ0からλ(〉λO)に変った場
合について考える0点Pから点R1へと進んだ波長λの
光線は、点R1において、波長がλ0のときよりも大き
な角度で回折され、グレーティングレンズ12上の点r
2に達する(破線b)。
ここで、波長がλであるときでも点Qに集束するという
条件から、点r2における空間周波数f2が決定される
(iii )波長がλ0の場合に戻り、点r2で回折さ
れて点Qに達する光線がグレーティングレンズ11上の
どこの点から来るのかを逆に求めることが出来る(実線
C)、そのグレーティングレンズ11上の点をR2とす
ると、点R2での回折光が点Pに達するという条件から
、点R2における空間周波数F2が決定される。
(iv )次に、再び波長がλになった場合を考え、上
記(ii)と同様にしてグレーティングレンズ12上の
点r3(図示せず)とその空間周波数f3を求める。そ
して波長をλOに戻し、上記(iii )と同様にして
グレーティングレンズll上の点R3(図示せず)とそ
の空間周波数F3を求める。このようにして点Rn (
n=1.2.・・・)がグレーティングレンズ11の中
心に達するまで上記(ii )、(iii )の過程を
繰り返すことにより、グレーティングレンズtt、t2
における半径方向の空間周波数分布が決定される。なお
、第2のグレーティングレンズ12の径は、点rnの位
置で決定される。
以上のようにしてグレーティングレンズ11゜12の空
間周波数分布を決定することにより、点Pから発した光
が、基準となる波長λ0とは異なる波長λであっても、
これを無収差で点Qに集束させることが出来る。
本発明は上述の如きグレーティングレンズ光学系を利用
して光ピツクアップ装置を実現したものであり、光信号
記録媒体として光ディスクを例にとり第1図以下を参照
して本発明の詳細な説明する。
本発明においては、基本的には第2図に示す2個のグレ
ーティングレンズ光学系21.22が用いられる。各グ
レーティングレンズ光学系21.22は基本的に第5図
に示す構成を有する。尚、第2図(A)、(B)におい
て、第5図に示す第1グレーティングレンズ11、第2
グレーティングレンズ12は第1グレーティングレンズ
光学系21においては第2グレーティングレンズ31、
第3グレーティングレンズ32、また第2グレーティン
グレンズ光学系22においては第4グレーティングレン
ズ41、第5グレーティングレンズ42に夫々相当する
第2図(A)において、第1のグレーティングレンズ光
学系21は第1グレーティングレンズ30、第2グレー
ティングレンズ31、及び第3グレーティングレンズ3
2とが光軸位置に配置される。レーザは半導体レーザ2
3からの発散光を第1グレーティングレンズ30により
平行光に変換し、その平行光を第2グレーティングレン
ズ31により軸対称に交差し、第3グレーティングレン
ズ32により光ディスク10の一点(第5図のQ点)に
集光する。
半導体レーザからのビームの波長は実質上変動するが、
グレーティングレンズ光学系を用いることにより波長変
化に起因する収差は上述の如く吸収できる。
光ディスク10により反射されたビーム(信号光)は往
きと全く逆の光路を辿ってグレーティングレンズ系21
内を逆行し、グレーティングレンズ系21から出射し、
半導体レーザ23(第5図のP点に相当)に戻る0、尚
、第1グレーティングレンズ30は後述の如く第2グレ
ーティングレンズ光学系22との間に1/4波長板51
を配設するために設けたものである。
第2グレーティングレンズ光学系22も全く同様に、半
導体レーザ23からの発散光を軸対称に交差する第5グ
レーティングレンズ42と、その回折光を平行光に変換
する第4グレーティングレンズ41と、平行光を光ディ
スク10の一点に集光する第6グレーティングレンズ4
0を光軸上に配置したものである。光ディスク10によ
り反射された信号光は往路と全く逆の進路をたどって第
2グレーティングレンズ光学系22内を逆行し、半導体
レーザ23に戻る。
本発明は以上の2つのグレーティングレンズ光学系21
.22を組合せたもので、基本的には第1グレーティン
グレンズ光学系21はビーム収束系として用いられ、第
2グレーティングレンズ光学系22は信号光収束系とし
て用いられる。
本発明の基本構成を第1図に示す、同図において、第2
グレーティングレンズ光学系22は上述の如く光ディス
ク10からの信号光を光検出器53(第1図)に導くた
めのものであるから、第2図(B)において半導体レー
ザ23を光検出器53に置き換え、ビームの進行方向を
図示のものと逆に光デイスク10側から光ディスク10
に向かうようにしたものに相当する。また同図において
第2グレーティングレンズ光学系22の第6グレーティ
ングレンズ40は第1グレーティングレンズ光学系21
の第2グレーティングレンズ31と共通的に用いられて
いる。即ち、第6グレーティングレンズ40は設けられ
ていない。
第2グレーティングレンズ光学系22の第4グレーティ
ングレンズ41は第1グレーティングレンズ光学系21
の光軸内において第1グレーティングレンズ光学系21
の第1グレーティングレンズ30と第2グレーティング
レンズ31との間に配置される。第4グレーティングレ
ンズ41は偏光ビームスプリッタとしての機能(例、P
BSホログラム)を有する。
偏光ビームスプリンタは特定方向の直線偏光は透過し、
それと直交する方向の直線偏光は所定方向に回折するも
のである。
第2グレーティングレンズ31と第4グレーティングレ
ンズ41との間には1/4波長板51が配置される。第
1グレーティングレンズ30(正確には第4グレーティ
ングレンズ41)からの入射直線偏光は1/4波長板5
1を通る時に円偏光となり、逆に第2グレーティングレ
ンズ31からの信号光(円偏光)は1/4波長板51を
通る時に再び直線偏光となるがその時に偏光方向が往路
とは90°だけ異なる。
従って、例えばP偏光(またはS偏光)を第1グレーテ
ィングレンズ30に入射する場合には、偏光ビームスプ
リッタ(第4グレーティングレンズ)41はP偏光(ま
たはS偏光)を透過し、S偏光(またはP偏光)を回折
するように設計される。その結果、往路においては、ビ
ーム(上記の仮定ではP偏光)は第4グレーティングレ
ンズ41をそのまま透過し、1/4波長板51により円
偏光となって第1グレーティングレンズ光学系21によ
り上述の如く光デイスク10上の一点に集光され、そこ
で反射された信号光は第4グレーティングレンズ41ま
で往路と全く同一の光路をたどり逆行する。但し、1/
4波長板51を通過する時に上記の如くS偏光となるこ
とに留意されたい。従って、このS偏光は偏光ビームス
プリッタ(第4グレーティングレンズ)41により回折
されて第5グレーティングレンズ42に入射する。
尚、第2グレーティングレンズ光学系22の第4グレー
ティングレンズ41は第2図(B)に示す如く軸対称の
交差光を平行光に変換するものであるから、その復路に
おいては逆に第2グレーティングレンズ31による平行
光を軸対称に交差して第5グレーティングレンズ42に
入射する。
第5グレーティングレンズ42は軸対称交差光を所定の
一点(光ディスク10)に集光する。当然のことながら
、光ディスク10は半導体レーザ23とは異なる位置に
設けられる。
もしも、第4グレーティングレンズ41が偏光ビームス
ブリフタの機能を有さないと、信号光は往路と全く同一
の光路をたどり、半導体レーザ23に戻ることになり、
信号光の検出が出来ない。
光検出器53は例えばそれ自体公知のPINフォト・ダ
イオード(単一型、2分割型あるいは4分割型等)によ
り形成され、光の強弱によりトラッキングエラー、フォ
ーカシングエラー等を検出することが出来る。
その検出方法はブツシュ・プル法、ナイフ・エツジ決算
公知の方法を用いることが出来、また例えば第5グレー
ティングレンズ42と光検出53との間にシリンドリカ
ルレンズ等の非点収差素子を介在させ非点収差法により
行うことも可能である。
第1図において、第1グレーティングレンズ30と第5
グレーティングレンズ42とは同一の基板に形成するこ
とが出来、また、1/4波長板51は第2グレーティン
グレンズ31と第4グレーティングレンズ41との共通
基板として用いることが出来る。即ち、第2グレーティ
ングレンズ31と第4グレーティングレンズ41とは基
板としての1/4波長板51の両面に一体的に形成する
ことが出来る。
第3図は本発明の別の実施例を示す、同図においては第
4グレーティングレンズ41に加え、第1グレーティン
グレンズ30′も偏光ビームスプリッタとして構成され
ている点が上記の第1実施例と大きく異なり、それ以外
の点では基本的に差異はない、第1グレーティングレン
ズ30′の偏光特性は第4グレーティングレンズ41の
それと逆になっている。即ち、第4グレーティングレン
ズ41が上記の如く例えばP偏光を透過しS偏光を回折
するとすると、第1グレーティングレンズ30′はS偏
光を透過しP偏光を回折する。その逆も同様である。
斯くして、第3図に示す実施例においては、P偏光半導
体レーザは第1グレーティングレンズ30’により回折
され平行光に変換される。この平行光は第4グレーティ
ングレンズ41をそのまま透過し、1/4波長板51に
より円偏光となって光ディスク10に集光されることは
第1実施例と全く同様である。光ディスク10により反
射された信号光は同一の径路をたどって第4グレーティ
ングレンズ41まで戻るが、その時1/4波長板51に
よりS偏光となるので第4グレーティングレンズ41に
より第5グレーティングレンズ51に向かって回折され
る。その回折光は第1グレーティングレンズ30′をそ
のまま透過し第5グレーティングレンズ51に到達し、
光検出器53に集光される。
第3図の実施例は、第1グレーティングレンズ30′、
第4グレーティングレンズ4■、1/4波長板51、及
び第2グレーティングレンズ31を一体的に近接配置し
たいような場合に特に有利である。
尚、第3図において、第4グレーティングレンズ41か
らの回折光(信号光)が第1グレーティングレンズ30
′のブラッグ角を外して透過させるように設計すれば、
第1グレーティングレンズ30′は必ずしも偏光ビーム
スプリッタとして形成する必要はなく、往路(ビーム収
束)の場合には半導体レーザ発散光を平行光となるよう
に回折し、復路(信号光収束)の場合にはそのまま透過
させるようにすることも出来る。
第4図は実際的な光ピツクアップの構造例を示す。同図
において、ハウジング80内に上記の第2実施例(第3
図)に相当する光ピツクアップがコンパクトに配置され
ている。即ち、第2、第4グレーティングレンズ31.
41が1/4波長板5■の両面に形成され、第1グレー
ティングレンズ30が第4グレーティングレンズ41上
に積層されている。第5グレーティングレンズ42から
の回折光は反射鏡70により折り曲げられ光検出器53
に導かれる。反射鏡70による光路の折り曲げが装置の
小型化を可能ならしめている。第3グレーティングレン
ズ32はハウジング8oの開口81内に取り付けられそ
の前方の光ディスク10に集光する。
〔発明の効果〕
以上の如く、本発明によればレーザ発振波長の変化の影
響を殆ど受けず、実質上収差の生じない2組のグレーテ
ィングレンズ光学系を用いることにより、焦点位置ずれ
並びに焦点ビーム径の劣化を殆ど伴わない、動信転性の
高い、軽量、小型、廉価な高性能の光ビックアンプが実
現出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ピツクアップ装置の基本構成を
示す図、第2図(A)、(B)は第1図に示される光ピ
ツクアップ装置において用いられる2組のグレーティン
グレンズ光学系の基本構成を示す図、第3図は本発明の
別の実施例を示す第1図と同様の図、第4図は本発明に
係る光ピックアップの具体的構成例を示す図解図、第5
図は本発明において用いられるグレーティングレンズ光
学系の基本原理を示す図、第6図は第5図に示すグレー
ティングレンズの空間周波数の決定方法を説明する図。 10・・・光ディスク、 21・・・第1グレーティン
グレンズ光学系、 22・・・第2グレーティングレン
ズ光学系、 23・・・半導体レーザ、  11・・・
第1グレーティングレンズ、12・・・第2グレーティ
ングレンズ、30・・・第1グレーティングレンズ、3
1・・・第2グレーティングレンズ、32・・・第3グ
レーティングレンズ、40・・・第6グレーティングレ
ンズ、41・・・第4グレーティングレンズ、42・・
・第5グレーティングレンズ、51・・・1/4波長板
、 53・・・光検出器。 本発明の基本構成を示す図 第1図 本発明のグレーティングレンズ光学系の基本構成を示す
図 第2図 本発明の別の実施例を示す図 第3図 光ピツクアップの実際構造例 J34図 グレーティングレンズ系の基本構成を示す図第5図 の空間周波数の決定方法 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、半導体レーザの発散直線偏光を平行光に変換する第
    1のグレーティングレンズ(30)と、この平行光を軸
    対称に交叉させる第2のグレーティングレンズ(31)
    と、第2のグレーティングレンズからの入射光を光信号
    記録媒体(10)上の一点に合焦させる第3のグレーテ
    ィングレンズ(32)とを光軸上に配置した第1のグレ
    ーティングレンズ光学系(21)と、 第1グレーティングレンズ光学系の光軸内に配置され、
    光信号記録媒体により反射されて第1グレーティングレ
    ンズ光学系内を逆行し第2グレーティングレンズにより
    平行光に変換された信号光を軸対称に交叉させ、且つ特
    定方向の直線偏光のみ透過しそれと直交する方向の直線
    偏光は回折する偏光ビームスプリッタとして作用する第
    4のグレーティングレンズ(41)と、第4グレーティ
    ングレンズから入射光を所定の一点に集光する第5のグ
    レーティングレンズ(42)とから構成される第2のグ
    レーティングレンズ光学系(22)と、上記第1グレー
    ティングレンズ光学系内においてレーザの往路において
    は直線偏光を円偏光に変換し且つ復路においては円偏光
    を往路とは90゜だけ方向の異なる直線偏光に変換する
    1/4波長板(51)と、 上記第5グレーティングレンズによる集光光を検出する
    光検出器(53)と、 を有する光ピックアップ装置。
JP62125735A 1987-05-25 1987-05-25 光ピックアップ装置 Pending JPS63291226A (ja)

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