JPS6328737A - 乗用農作業機の走行装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、乗用農作業機の走行装置に関するものであ
る。

従来技術 従来、乗用牽引車の走行車輪が無段変速機構を介してエ
ンジン側から駆動されるものは周知であり、このような
乗用牽引車に田植機を昇降機構を介して装着し、この昇
降機構で田植機を上昇するときに走行速度が低速になり
、逆に下降するときに高速にするよう昇降機構と無段変
速機構とを連動したものは、特公昭５７−６６０１８号
公報に開示の通り公知であった。

発明が解決しようとする問題点 従来技術のものは、圃場での作業中において。

ＩｉＩ場の条件、運転者の運転技術の差、あるいは、作
業の状況等によって、走行速度が自動的に高速になると
き、その最高走行速度があまりにも速すぎて運転を誤っ
たり、的確な作業が出来ないと謂う問題点があった。

問題点を解決するための手段 この発明は、前記の問題点を解決するために、次の技術
的手段を３３じた。

即ち、この発明は、エンジン７側から無段変速機構１７
を介して走行部が駆動される乗用牽引申１に、適宜な農
作業機４０昇降機構４４によって昇降動可能に設け、前
記無段変速機構を農作業機４０の昇降動作に起因して変
速ならしめて走行速度を変速するように構成したものに
おいて、前記無段変速機構１７が高速側に変速されて走
行速度が高速化するとき、その高速側への連動変速を制
限する高速調節機構を設け、この高速調節機構を運転席
６から操作できる操作レバー５３で操作可能に設けてな
る乗用農作業機の走行装置とした。

発明の作用及び効果 この発明によると、農作業機の昇降に起因して、自動的
に走行速度が変速されるものでありながら、その最高速
度に自動変速されるとき最高速度を操作レバーによって
任意に変えることができるから、圃場の条件、」転者の
運転技術の差、あるいは、作業の状況に合わせた速度を
簡単に選択できる作用効果を奏する。

実施例 １は乗用牽引車で、左右一対の前輪２．２と左右一対の
後輪３．３とを備えた車体４の前側上部び操縦ハンドル
５を設け、その後方に運転席６を設けている。エンジン
７は前記運転席の下側にあって車体４の前端側にあるミ
ッションケース８に駆動軸１０を介して動力が伝達され
ろように構成されている。尚、この駆動軸１ｏはエンジ
ン７の一側方を通り、エンジン７の後ろに突出する出力
軸９からベルトによって伝動されて前記ミッションケー
ス８の側方前方に突出して車体４及びミッションケース
８に軸受けされている。

１７は無段変速機構で、次のような伝動機構中に構成さ
れていて、駆動軸１０側の割プーリ片１２ａとミッショ
ンケース８の入力軸１６側の■プーリ１８との間に巻き
かけたＶベルト１９をテンションプーリ２０で張圧して
入力軸１６の回転を無段変速できろように構成している
。

前記駆動軸１０の先端部に割プーリ１２が軸と一体で回
転されるよう取付けられている。

１２ａは割プーリ片で、これは、軸方向に移動可能に出
来ていて、この割プーリ片１２ａにはこれに一体のブツ
シュ輸１２ｂが設けられている。

１３はプーリ片可動部材であって、車体４側に止着のピ
ン１４のまわりに同動する押圧アーム１５とこれと一体
のレバー１５ａとで出来ている。

１６は入力軸で、前記ミッションケース８から突出して
いて、ケース内の伝動機構を駆動する軸である。１８は
■プーリで、入力軸１６の先端に止着されている。

１９はＶベルトで、前記割プーリ１２とＶプーリ１８と
の間に巻掛けられている。

２０はテンションプーリで、車体４側に土着の軸２１の
まオ〕りに回動自在なテンションアーム２２の先端側に
軸承され、前記Ｖベルト１９の内周面に接当してＶベル
ト１９を張圧している。２３はテンションアー１１２２
と一体に設けられたレバーである。

２４は変速用の操作レバーで、機枠側のブラケット２５
．２５に回動自在な軸２６と一体の板体２７に基部側が
固着されて、回動可能に設けられている。

２８はシフトピンで、車体４側にピン２９で枢着された
シフト枠３０に挿通され、このシフトピン２８には、リ
ング溝３１．３１・・・が形成されていて、この１ｇ３
１に嵌合するボール３２が、シフト枠３０側に設けられ
たばね３３でピン側に押圧されるよう設けられていて、
該シフトピン２８はボール３２と溝３１．３１で、位置
が規制されながら出、入されるよう構成されている。そ
して、このシフトピン２８は、前記操作レバー２４に金
具３４で連設されている。

３５はロッドで、前記板体２９とレバー１５ａとを連動
していて、この間に！１衝用の圧縮ばね３６が介在され
ている。また、このロッド３５の連動長さはナツト３７
によって変更できろようになっていて、ロッド３５と板
体２７とは孔によって嵌合され、ばね３６の張圧力でナ
ツト３７と板体２７とが接圧される構造になっている。

３８はアー１１で、前記軸２６と一体にできていて、こ
のア一１１３８の先端と前記レバー２３とがばね３９で
連接されている。

４ｏは農作業機で、図例では田植機である。この田植機
４０は、機枠を兼ねた植付伝動ケース４１に、苗載台４
１と植付具４２と整地フロート４３とを装着した周知の
ものである。

４４は昇降機構で、前記車体４の後部に上、下のリンク
４５．４６の基部側を枢着し、この両リンク４５と４６
との後端を縦リンク４７で枢結して、この上リンク４５
にアーム４８を取付けて、該アーム４８を車体４側に基
部を枢着した油圧シリンダー装置４９のピストンに連結
してピストンの出入りでリンクを回動作動するように構
成している。

そして、この縦リンク４７側に前記田植機４０の植付伝
動ケース４１を連結している。

５０はレリーズワイヤーで、前記テンションアーム２２
と油圧シリンダー装置４９のピストンとを連動するもの
であって、ピストンが突出して田植機を上昇するときワ
イヤー５０が引っ張られて入力軸１６の回転を減速回転
するように構成している。

５１は高速制限機構で、入力軸１６が高速で伝動される
と、当然、前記ミッションケース８内の伝動機構を介し
て伝動される前輪２．２及び後輪３．３が高速回転され
て走行速度が高速化するが、この高速化を制限するため
に設けられるものであって、前記テンションアーム２２
に一体的に設けられているアーム５２を操作レバー５３
で回動設定されるストッパー５４で規制するように構成
している。

尚、ばね５５は、前記ワイヤー５０とピストンとの間に
介装する融通用のばねを示す。

５６は前記操作レバー５３の動きを規制するノコ歯状の
案内溝５７が形成されているレバー案内パネルであって
、前記ハンドル５の支持枠５ａに取付られている。

次に上側の作用を説明する。

田植作業中においては、作業機としての田植機４０を昇
降機構４４で下降して整地フロート４３が接地した状態
にあるから、当然油圧シリンダー装置４９のピストンが
引っ込んでいるために、ワイヤー５０が緩んでテンショ
ンベルト１９の張力及び割プリー片１２ａを押圧するバ
ネ３６によってプリー１２の巻きかけ径が大きくなり変
速用の操作レバー２４で変速設定されている状態にまで
もどされてミッションケース８の入力軸１６を高速回転
する状態になっており、前記操作レバー２４で設定され
た走行速度で田植作業が行なわれる。

即ち、操作レバー２４による速度設定を説明すると次の
通りである。

操作レバー２４を矢印（イ）方向へ回動操作してシフト
ピン２８を定位置にシフトさせて設定すると、軸２６が
矢印（ロ）まわりに回動し、板体２７及びアーム２８が
同じ側へ回動される。そして、板体２７からはばね３６
を介してロッド３５が押下げられ、レバー１５ａを押下
げ押圧アー１１１５を矢印（ハ）方向へ回動し、その先
端でブツシュ＠１２ｂを押圧して割プーリ片１２ａを割
幅が狭くなる側へ移動させろ。一方、アーム３８が回動
することによってばね２９の張力が緩くなり、このため
、テンションプーリ２０がＶベルト１９の張圧力を少な
くする方向に回動される。

したがって、割プーリ１２の割幅が狭くなると同時にＶ
ベルト１９の張力を弱くするため、極めて迅速に入力軸
１６の回転が高速に変速される。

また、操作レバー２４のこの高速側への回動（矢印（イ
）方向）操作はばね３９の張力を受けて回動し易６方向
にあるから極めて軽い操作になる。

次に、入力軸１６の回転を低速にしたいときは、操作レ
バー２４を反矢印（イ）方向へ操作するとよい。このと
き、軸２６は反矢印（ロ）方向へ回動され、板体２７で
もってロッド３５を引上げ、抑圧アーム１５がブツシュ
輪１２ｂを押圧しない方向に回動される。

したがって、割プーリ１２の割幅が広がることになる。

一方、アーム３８の回動により、ばね３９の張力が増大
され、テンションプーリ２０がＶベルト１９を強く張圧
する。

したがって、迅速に入力軸１６が低速に変速される。

ところで、上述の操作レバー２４による速度設定は有段
変速になっているから、無段変速機構の構成でありなが
ら、実質的には有段の変速しか得られない。然るに、前
記操作レバー５３でストッパー５４を回動してアーム５
２の上方回動を適宜制限しておくと、テンションプーリ
２０が操作レバー２４で設定された位置まで戻される前
で止めることができて高速走行による田植作業を防止す
ることができろ。

尚、実施例では、２個の操作レバー２４．５３を設けた
実施例を示したが、この発明では、操作レバー２４は特
に必要なものでなく、この場合には、田植作業が無段変
速に設定できろ。

そして、次に田植機４０を油圧シリンダー装置４９で上
昇させて旋回するとき、ピストンの突出によりワイヤー
５０を介してテンションア−１１２２が引き上げられる
とＶベルト１９が張圧され、割プリー１２の巻きかけ径
が小さくなって入力軸１６の回転が低速になり、走行速
度が遅くなる。

したがって、旋回時には自動的に減速されるから、安全
であり、且つ、旋回時の条合わせが確実になる。

そして、旋回後に田植機４０を下降すると、その下降に
伴って走行速度が増速され、前記の操作レバー５３で設
定した走行速度になる。

【図面の簡単な説明】 図は、この発明の一実施例を示したもので、第１図は側
面図、第２図はその要部の断面図、第３図は要部の正面
図、第４図は要部の側断面Ｍ、第５図は斜面図を示す。 図中の記−号、１は乗用章引畢、７はエンジン、１７は
無段変速機構、４０は農作業機、４４は昇降機構、５３
は操作レバーである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　エンジン７側から無段変速機構１７を介して走行部が
   駆動される乗用牽引車１に、適宜な農作業機４０昇降機
   構４４によって昇降動可能に設け、前記無段変速機構を
   農作業機４０の昇降動作に起因して変速ならしめて走行
   速度を変速するように構成したものにおいて、前記無段
   変速機構１７が高速側に変速されて走行速度が高速化す
   るとき、その高速側への連動変速を制限する高速調節機
   構を設け、この高速調節機構を運転席６から操作できる
   操作レバー５３で操作可能に設けてなる乗用農作業機の
   走行装置。