JPS63284157A - スルホアルキル(メタ)アクリレ−トのアルカリ金属塩の製造法 - Google Patents

スルホアルキル(メタ)アクリレ−トのアルカリ金属塩の製造法

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JPS63284157A
JPS63284157A JP11706787A JP11706787A JPS63284157A JP S63284157 A JPS63284157 A JP S63284157A JP 11706787 A JP11706787 A JP 11706787A JP 11706787 A JP11706787 A JP 11706787A JP S63284157 A JPS63284157 A JP S63284157A
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acid
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Yoshiyuki Hozumi
穂積 義幸
Kenji Rakutani
楽谷 健二
Takakiyo Goto
後藤 隆清
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカ
リ金属塩の製造法に関する。より詳しくは、静電防止剤
、分散剤、凝集剤、乳化剤、保水剤、増粘剤等の幅広い
用途に有用なスルホアルキル(メタ)アクリレートのア
ルカリ金属塩を工業的に効率よく、高収率で得る方法に
関する。
(従来の技術) 従来、スルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカリ
金R塩は、(メタ)アクリル酸とヒドロキシアルカンス
ルホン酸のアルカリ金11塩または、ヒドロキシアルカ
ンスルホン酸とそのアルカリ金属塩の混合物とを、アル
カンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ヒドロキシ
アルカンスルホン酸などのプロトン酸触媒および必要に
より重合防止剤の存在下、反応により生成する.水を水
と共沸混合物を形成する不活性有機溶媒と共に水−溶媒
共沸混合物として除去しながらエステル化反応させ、反
応後必要により中和することによって¥J造されている
(特公昭40−1 7369号、特開昭56−3095
8号)。
この場合、原料であるヒドロキシアルカンスルホン酸の
アルカリ金a塩および目的とする生成物であるスルホア
ルキル(メタ)アクリレートのアルカリ金B塩は共に、
(メタ)アクリル酸や使用する不活性有機溶媒に対して
ほとんど不溶であるため、反応は固/液不均ー系で進行
する。
したがって、この反応は、反応速度が非常に低いため、
■反応温度を高くする必要があるが、この場合重合等の
副反応が起こりやすい。■触媒を多聞に必要とし、経済
的でない。特に従来触媒として使用されている炭素数1
〜12の芳香族または脂肪族スルホン酸あるいは、原料
と触媒を兼ね備えたヒドロキシアルカンスルホン酸など
はいずれも高価である。などの問題があった。
このように、従来の製造法では、スルホアルキル(メタ
)アクリレートのアルカリ金属塩を工業的に効率よく得
ること、すなわち少量の触媒使用量で短時間に反応を完
結させることが困難であった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、前記した問題点を解決するものである。
したがって、本発明の目的は、スルホアルキル(メタ)
アクリレートのアルカリ金gI4塩を、9岱の触媒使用
mで、類1115間にしかも高収率で得るための製造法
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明者等
は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、
(メタ)アクリル酸とヒドロキシアルカンスルホン酸の
アルカリ金属塩またはヒドロキシアルカンスルホン酸と
そのアルカリ金属塩の混合物との固/液不均ーエステル
化反応において、使用するプロトン酸触媒の種類にかか
わらず、その中に不純物として含まれる硫酸根のmがあ
る特定の濃度以下であるヒドロキシアルカンスルホン酸
のアルカリ金属塩またはヒドロキシアルカンスルホン酸
とそのアルカリ金属塩の混合物を原料として使用するこ
とにより、該エステル化反応が短時間に高収率で進行す
ることを見出し、本発明に到達した。
すなわち本発明は、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシア
ルカンスルホン び必要によりヒドロキシアルカンスルホン酸を、反応に
より生成する水を水と共沸混合物を形成する不活性有機
溶媒と共に除去しながら反応させ、反応後必要により中
和することによって、一般式 %式%(1) (式中、R1は水素またはメチル基、R2は炭素数2〜
4のアルキレン基、Mはアルカリ金属を示す。)で表わ
されるスルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカリ
金1i!塩を製造する方法において、原料として、その
中に不純物として含まれる硫酸根の山がヒドロキシアル
カンスルホン酸根に対して3モル%以下であるヒドロキ
シアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩またはヒドロキ
シアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩とヒドロキシア
ルカンスルホン酸との混合物を用いることを特徴とする
スルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカリ金Ii
!塩の製造法に関する。
本発明において、主原料として使用するヒドロキシアル
カンスルホン酸のアルカリ金j1塩は、一般式 Ho−R803M             (II)
(式中、R2は炭素数2〜4のアルキレン基、Mはアル
カリ金属を示す。)で表わされるものであり、たとえば
2−ヒドロキシェタンスルホン酸のアルカリ金属塩、1
−ヒドロキシ−2−プロパンスルホン酸のアルカリ金属
塩、2−ヒドロキシ−1−ブタンスルホン酸のアルカリ
金属塩、1−ヒドロキシ−2−ブタンスルホン酸のアル
カリ金属塩、3−ヒドロキシ−2−ブタンスルホン酸の
アルカリ金属塩などがあげられるが、これらの中でも容
易に入手でき、かつ反応性に優れているものとして、2
−ヒドロキシェタンスルホン1!1(イセチオン酸)の
アルカリ金属塩、特にナトリウム塩が好適である。
また本発明において、触媒能を兼ね備えた原料として、
ヒドロキシアルカンスルホン酸を必要によりヒドロキシ
アルカンスルボン酸のアルカリ金属塩と併用してもよい
本発明の方法では、これら原料のヒドロキシアルカンス
ルホン キシアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩とヒドロキシ
アルカンスルホン酸との混合物は、その中に不純物とし
て含まれる硫酸根の1がヒドロヤシアルカンスルホン酸
根に対して3モル%以下であるものを使用しなければな
らない。
これらのヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属
塩は、工業的にはアルキレンオキシドと重亜硫酸アルカ
リ金属塩とを水中で反応させることにより得られる。こ
の際に使用する虫亜硫酸アルカリ金B塩は、その製造過
程あるいは貯蔵中に酸化を受け、不純物として多山の硫
酸根を含有していることが普通であり、その結果、アル
キレンオキシドとの反応後もそのままヒドロキシアルカ
ンスルホン酸のアルカリ金ff塩中に硫酸根が残存する
こととなる。また、アルキレンオキシドに対して重亜硫
酸アルカリ金B塩を過剰に使用して反応させた場合、未
反応として残存する重亜1i[アルカリ金R塩が経時的
に酸化され、ヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ
金属塩中に多Eの硫酸根が存在する結果となる。このよ
うに、ヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩
中には不純物として硫酸根が混入しているのが一般的で
あり、これまでスルホアルキル(メタ)アクリレートの
アルカル金a塩を製造するに際しても、硫酸根の存在を
考慮されることはなかった。
また、触tR能を兼ね儀えた原料として使用できるヒド
ロキシアルカンスルホン酸は、通常前記のヒドロキシア
ルカンスルホン からイオン交換などの方法により得られるが、この場合
もヒドロキシアルカンスルホン リ金属塩中に含まれている硫酸根がそのまま残存して混
入してくる。
したがって、本発明において原料として使用されるヒド
ロキシアルカンスルホン酸やそのアルカリ金属塩は、高
純度の重亜硫酸アルカリ金属塩を使用し、かつ硫酸根の
混入が極力防止された製造プロセスを経て得られた高純
度のもの、特に硫酸根の含有量がヒドロキシアルカンス
ルホン酸根に対して3モル%以下のものでなければなら
ない。
i1ai%l根の含有量が3モル%を超える低純度のヒ
ドロキシアルカンスルホン酸やそのアルカリ金属塩を原
料として使用すると、エステル化反応速度が低下するだ
けでなく、スルホアルキル(メタ)アクリレートのアル
カリ金J!塩の到達収率も低下する。
これらのヒドロキシアルカンスルホン酸やヒドロキシア
ルカンスルホン酸のアルカリ金属塩の性状あるいは濃度
については特に制限はなく、液状あるいは固体状のもの
でもよく、任意の濃度の水溶液でもよい。
本発明において用いる原料の仕込モル比、ずなわちヒド
ロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩の仕込モル
数、またはヒドロキシアルカンスルホン酸およびそのア
ルカリ金属塩の合計仕込モル数に対する(メタ)アクリ
ル酸の仕込モル数は、反応を短時間で終了させ高収率で
スルホアルキル(メタ)アクリレートのアル−カリ金J
iii j!!を得るため、1〜5倍、より好ましくは
1.3〜2.5倍とするのが望ましい。
また、本発明では、通常エステル化反応を促進するため
に触媒を使用する。この触媒としては、プロトン酸触媒
であればいかなるものも使用でき、たとえば硫酸、芳香
族もしくは脂肪族のスルホン酸、あるいは原料でもある
ヒドロキシアルカンスルホン酸などがあげられ、これら
の中の1種または2種以上を用いることができる。芳i
Mもしくは脂肪族のスルホン酸としては、たとえばペン
ビンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸、エタンスルホン酸、ドデカンスルホン酸などが
あげられるが、これらの中でもp−トルエンスルホン酸
が特に好ましい。また、原料でもあるヒドロキシアルカ
ンスルホン酸を触媒として使用した場合は、反応後中和
を行うことにより、極めて高純度のスルホアルキル(メ
タ)アクリレートのアルカリ金属塩が得られる。
使用する触*ffiとしては特に限定されないが、通常
原料であるヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金
属塩の仕込モル数、またはヒドロキシアルカンスルホン
酸およびそのアルカリ金属塩の合計仕込モル数に対して
5〜40モル%が好ましく、特に8〜30モル%が好ま
しい。
また、用いられるプロトン酸触媒は、主原料であるヒド
ロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金B塩と別々に仕
込んでもよく、あるいは、プロトン酸触媒とヒドロキシ
アルカンスルホンカリ金属塩の両方を含む混合物として
仕込んでもよい。
エステル化の反応温度は、反応を迅速に行わせ、かつ重
合等の副反応を抑制する見地から、通常80〜180℃
が好ましく、特に100〜160℃が好ましい。
また本発明において、原料中に存在する水あるいはエス
テル化反応中に生成する水を、水−溶媒共沸混合物とし
て系外へ除去させるために、水と共沸可能な不活性有機
溶媒を使用する。このような不活性有機溶媒としては、
炭化水素あるいはハロゲン化炭化水素が好適に使用でき
、たとえばシクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、エチ
ルベンゼン、キシレン、クロルベンゼン等があげられる
が、これらの中でも特にトルエン、キシレンが望ましい
。これらの不活性有機溶媒の使用mは特に限定されない
が、固/液反応系の流動性および生産効率を考慮すれば
、通常、使用する原料すなわち(メタ)アクリル酸およ
びヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属塩の合
計Wffi1または(メタ)アクリル酸、ヒドロキシア
ルカンスルホン酸およびそのアルカリ金属塩の合計1f
fiに対して0.5〜3倍が好ましく、特に0.8〜1
.5倍が好ましい。これらの不活性有機溶媒は、通常、
水−溶媒共沸混合物として系外へ留出した後、冷却管あ
るいは凝縮器にて凝縮させ、水分離器等で水と分離させ
た後、再び反応系内へ戻し循環使用される。 また、反
応中に、原料である(メタ)アクリル酸および反応生成
物であるスルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカ
リ金属塩などの田舎を防止するために、重合防止剤を反
応系に添加使用することができる。重合防止剤としては
、たとえばハイドロキノン、ハイドロキノン七ツメチル
エーテル、キシレノール、ピロカテコール、を−ブチル
カテコール ニレンジアミン、ベンジジンなどがあげられるが、これ
らの中でもフェノチアジン、ハイドロキノン、ハイドロ
キノン七ツメチルエーテルが好ましい。
これらの重合防止剤の添加ωは、通常原料の全重量に対
して、0.01〜5重量%特に0.05〜1重四%が好
ましい。また重合防止剤の添加方法としては、原料仕込
時に全恐を一括添加してもよく、また反応中に分割して
添加してもよい。
ニスデル化反応の進行状況は、水−溶媒共沸混合物とし
て系外に留出される水の母を測定することにより確認で
き、実質的に理論量の水が排出され、反応系内よりの水
の留出が停止した時点でエステル化反応は終了する。
反応終了後、必要により所定量のアルカリ全屈水酸化物
やアルカリ金属の炭酸塩などで中和した後、水による抽
出あるいは濾別、洗浄などの処理を行うことにより、目
的とするスルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカ
リ金属塩をt9ることができる。
(発明の効果) 本発明の方法によれば、スルホアルキル(メタ)アクリ
レートのアルカリ金属塩製造時の原料であるヒドロキシ
アルカンスルホン 金属塩の純度をコントロールするという簡便な操作を行
うだけで、使用するプロトン酸触媒の種類にかかわらず
、反応速度を高めることができ、かつ高収率で目的とす
るスルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカリ金属
塩が得られる。
したがって、本発明の方法によれば、スルホアルキル(
メタ)アクリレートのアルカリ金属塩製以下に本発明の
スルホアルキル(メタ)アクリレートのアルカリ金属塩
の製造法に関して、比較例および実施例をあげてさらに
詳細に説明するが、本発明はこれだけに限定されるもの
ではない。
なお、例中特にことわりのない限り部はIffi部を表
わすものとする。
参考例1 温度計、攪拌機、窒素ガス導入管おJ:びエチレンオキ
シド導入管を備えたオートクレーブに、重亜liIIM
ナトリウムの35.0%水溶液(臣亜硫酸ナトリtクム
に対して1.6モル%の硫酸根を含む。)1500部を
仕込み、攪拌下に容器内を窒素r!!換した後50℃ま
で加熱した。その後同温度に維持しながらエチレンオキ
シド225部をフィードし、フィード後さらに60分間
同温度に維持して反応を完結させ、イセチオン酸ナトリ
ウム水溶液を得た。
L’?られたイセチオン酸ナトリウム水溶液を!IHJ
式電気泳動法により分析した結果、イセチオン酸ナトリ
ウムの含有量は42.8重量%であり、またms根の含
有量はイセチオン酸根に対して2.0モル%であった。
なお、得られたイセチオン酸ナトリウム水溶液は、水溶
液状のまま直ちにスルホアルキル(メタ)アクリレート
のナトリウム塩の合成に使用した。
参考例2 参考例1において、重亜硫酸ナトリウムとして、重亜硫
酸ナトリウムに対して4.5モル%の硫酸根を含む35
.0%水溶液を用いた以外は参考例1と同様の方法で反
応を行い、イセチオン酸ナトリウム水溶液を得た。
(qられたイセチオン酸ナトリウム水溶液を分析したと
ころ、42.8重量%のイセチオン酸ナトリウム含有量
であり、イセチオン酸根に対して5.0モル%の硫酸根
を含有していた。
参考例3 参考例1で得られたイセチオン酸ナトリウムの42、8
重M%水溶液(イセチオン酸根に対して2、0モル%の
硫酸根を含有する。)8001をスルホン酸系イオン交
換樹脂を用いて処理し、処理液を細管式電気泳動法およ
び電位差滴定法にて分析した。その結果、イセチオン酸
の含有量は3、68重量%であり、イセチオン酸ナトリ
ウムの含有量は38.8重量%であった。(イセチオン
酸およびイセチオン酸ナトリウムの合計モル数に対する
イセチオン酸の母は10モル%であった。)また、イセ
チオン酸根の合計モル数すなわちイセチオン酸およびイ
セチオン酸ナトリウムの合計モル数に対する硫酸根の含
有Nは、2.0モル%であった。
なお、得られた処理液は、そのまま直ちにスルホアルキ
ル(メタ)アクリレ−1〜のナトリウム塩の合成に使用
した。
参考例4 参考例3において、イセチオン酸ナトリウムの水溶液と
して、参考例2において得られたイセチオン酸ナトリウ
ムの水溶液(イセチオン酸根に対して5.0モル%の硫
酸根を含む。)を用いた以外は参考例3と同様の処理を
行い、処理液を同様の方法で分析した。その結果、イセ
チオン酸の含有量は3. 6 8 重量%であり、イセ
チオン酸ナトリウムの含有量は3 8. 8 ffl 
ffi%であった。(イセチオン酸およびイセチオン酸
ナトリウムの合計モル数に対するイセチオン酸のRは1
0モル%であった。)また、イセチオン酸根の合計モル
数に対する硫酸根の含有量は5.0モル%であった。
実施例1 温度計、攪拌器および水分離器付き還流冷却器を備えた
フラスコに、参考例1において得られたイセチオン酸ナ
トリウム水溶液(42,8重出%のイセチオン酸ナトリ
ウムを含有し、イセチオン酸根に対して2.0モル%の
硫酸根を含む。)346部、メタクリル酸172部、p
−トルエンスルホン酸・1水和物19部、フェノチアジ
ン0.64部およびキシレン320部を仕込み、攪拌下
にフラスコ内の窒素置換を行った。その後フラスコおよ
び冷却器を遮光した後、攪拌下体々に4温し、留出する
水を水分1IRt器に捕集した。仕込み時のイセチオン
酸ナトリウム溶解水が所定量留出した時点で、内温が1
40℃に達し、ひき続きエステル化反応に伴う水が留出
した。エステル化反応に伴う水が留出し始めた時点より
5時間後に水の留出が止まったため反応を終了し、室温
まで冷却した。
得られた反応混合物を細管式電気泳動法により分析した
結果、仕込みのイセチオン酸ナトリウムに対するスルホ
エチルメタクリレートのナトリウム塩の収率は97モル
%であった。
比較例1 実施例1において、原料として参考例1でt9られたイ
セチオン酸ナトリウム水溶液の代りに参考例2で得られ
たイセチオン酸ナトリ・クム水溶液(42,8型出%の
イセチオン酸す1ヘリウムを含有し、イセチオン酸根に
対して5.0モル%の硫酸根を含む。)を同借用いた以
外は実施例1と同様の方法でエステル化を行ったところ
、7時間で水の留出が止まって、反応が終了した。得ら
れた反応混合物を実施例1と同様の方法で分析した結果
、仕込みのイセチオン酸ナトリウムに対づるスルホエチ
ルメタクリレートのナトリウム塩の収率は95モル%で
あった。
実施例2 実施例1において、仕込み時に参考例3で得られた処理
液(3,68重伍%のイセチオン酸および38.8重量
%のイセチオン酸ナトリウムを含有し、イセチオン酸根
の合計モル数に対して2.0モル%の硫酸根を含む。)
343部、メタクリル酸172部、フェノチアジン0.
64部およびキシレン320部を仕込んだ以外は実施例
1と同様の方法でエステル化を行ったところ、4時間で
水の留出が止まって、反応が終了した。得られた反応混
合物を実施例1と同様の方法で分析した結果、仕込みの
イセチオン酸ナトリウムおよびイセチオン酸の合計モル
数に対するスルホエチルメタクリレートおよびそのナト
リウム塩の合計収率は98モル%であった。
比較例2 実施例2において、参考例3で得られた処理液の代りに
参考例4で17られた処理液(3,68重量%のイセチ
オン酸および38.8 m ffi%のイセチオン酸ナ
トリウムを含有し、イセチオン酸根の合計モル数に対し
て5.0モル%の硫酸根を含む。)を用いた以外は実施
例2と同様の方法でエステル化を行ったところ、6時間
で水の留出が止まって、反応が終了した。得られた反応
混合物を実施例1と同様の方法で分析した結果、仕込み
のイセチオン酸ナトリウムおよびイセチオン酸の合計モ
ル数に対するスルホエチルメタクリレートおよびそのナ
トリウム塩の合計収率は95モル%であった。
実施例3 実施例1において、メタクリル酸の代りにアクリル酸1
44部およびキシレンの代りにトルエン320部を使用
した以外は実施例1と同様の方法でエステル化を行った
ところ、仕込み時のイセチオン酸ナトリウム溶解水が所
定量留出した時点で内温が110℃に達し、ひき続き、
エステル化反応に伴う水が留出した。エステル化反応に
伴う水が留出し始めた時点より6時間後に水の留出が止
まって、反応が終了した。1!?られた反応混合物を実
施例1と同様の方法で分析した結果、仕込みのイセチオ
ン酸ナトリウムに対するスルホエチルアクリレートのナ
トリウム塩の収率は97モル%であった。
比較例3 実施例3において、原料として参考例1で得られたイセ
チオン酸ナトリウム水溶液の代りに参考例2で得られた
イセチオン酸ナトリウム水溶液(42,8重51%のイ
セチオン酸ナトリウムを含有し、イセチオン酸根に対し
て5.0モル%の硫酸根を含む。)を同ω用いた以外は
実施例3と同様の方法でエステル化を行ったところ、9
時間で水の留出が止まって、反応が終了した。得られた
反応混合物を実施例1と同様の方法で分析した結果、仕
込みのイセチオン酸ナトリウムに対するスルホエチルア
クリレートのナトリウム塩の収率は94モル%であった
実施例4 実施例3において、仕込み時に参考例3で得られた処理
液(3,68重倒%のイセチオン酸および38、8 m
 ffi%のイセチオン酸ナトリウムを含有し、イセチ
オン酸根の合計モル数に対して2.0モル%の硫酸根を
含む。)343部、アクリル酸144部、フェノチアジ
ン0.64部およびトルエン320部を仕込んだ以外は
実施例3と同様の方法でエステル化を行ったところ、5
時間で水の留出が止まって、反応が終了した。得られた
反応混合物を実施例1と同様の方法で分析した結果、仕
込みのイセチオン酸ナトリウムおよびイセチオン酸の合
計モル数に対するスルホエチルアクリレートおよびその
ナトリウム塩の合計収率は98モル%であった。
比較例4 実施例4において、参考例3で得られた処理液の代りに
参考例4で得られた処理液(3,68重a%のイセチオ
ン酸および38.8!l!I%のイセチオン酸ナトリウ
ムを含有し、イセチオン酸根の合計モル数に対して5.
0モル%の硫酸根を含む。)を用いた以外は実施例4と
同様の方法でエステル化を行ったところ、7時間で水の
留出が止まって、反応が終了した。得られた反応混合物
を実施例1と同様の方法で分析した結果、仕込みのイセ
チオン酸ナトリウムおよびイセチオン酸の合計モル数に
対するスルホエチルアクリレートおよびそのナトリウム
塩の合計収率は95モル%であった。
実施例1〜4および比較例1〜4の結果をまとめで第1
表に示した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(メタ)アクリル酸、ヒドロキシアルカンスルホ
    ン酸のアルカリ金属塩および必要によりヒドロキシアル
    カンスルホン酸を、反応により生成する水を水と共沸混
    合物を形成する不活性有機溶媒と共に除去しながら反応
    させ、反応後必要により中和することによって、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素またはメチル基、R^2は炭素数
    2〜4のアルキレン基、Mはアルカリ金属を示す。)で
    表わされるスルホアルキル(メタ)アクリレートのアル
    カリ金属塩を製造する方法において、 原料として、その中に不純物として含まれる硫酸根の量
    がヒドロキシアルカンスルホン酸根に対して3モル%以
    下であるヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属
    塩またはヒドロキシアルカンスルホン酸のアルカリ金属
    塩とヒドロキシアルカンスルホン酸との混合物を用いる
    ことを特徴とするスルホアルキル(メタ)アクリレート
    のアルカリ金属塩の製造法。
  2. (2)一般式( I )中のR^2がエチレン基である特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)アルカリ金属がナトリウムである特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007064003A1 (ja) 2005-12-02 2007-06-07 Mitsui Chemicals, Inc. 単層膜およびこれからなる親水性材料
WO2013014733A1 (ja) 2011-07-25 2013-01-31 三井化学株式会社 単層膜及びこれからなる親水性材料
US9034464B2 (en) 2010-07-29 2015-05-19 Mitsui Chemicals, Inc. Single layer film and hydrophilic material comprising the same

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