JPS63281689A

JPS63281689A - 超音波、オゾン併用洗濯機

Info

Publication number: JPS63281689A
Application number: JP11659787A
Authority: JP
Inventors: 金澤　政男
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-05-13
Filing date: 1987-05-13
Publication date: 1988-11-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉この発明は洗剤を使用しない新方式の洗濯機に関す。

〈従来の技術および問題点〉従来の洗濯機は水又は温湯に、洗剤と洗濯物を投入し、
撹拌する方式のものが多用されているが、洗濯後のすす
ぎに多量の水と手数を要し、洗剤による洗濯物の劣化、
型崩れ、変色、ねじれ、しわを生ずる欠点があると共に
撹拌に大きなモータを必要とする等の問題がある。

く問題点を解決するための手段〉この発明は上記問題点を解決するために、洗濯槽内に水
と共に収容した洗濯物に超音波振動を与えると共に、オ
ゾンの気泡に曝気させ両者の相乗効果によって、洗剤を
使用せず、また激しい撹拌を行なうことなく、効率的に
洗濯ができる洗′ａｌｌを提供することを目的とする。

く作用〉洗濯槽内の水に浸漬された洗濯物中には空気は存在しな
い。従って洗濯槽内に伝達された超音波は水を媒体とし
て洗濯物に作用し、そのエネルギーの９０％は洗濯物に
吸収され、洗濯物に当たらない超音波は対向する槽内壁
に達し反射される。

本来超音波のキャビテーションは真空泡であってこれが
消滅する際に衝撃性パルス波が発生し、その音圧と加速
度で周辺の水をかきまわし、布表面の汚れを除去する。

これが超音波による洗濯作用の実態である。

又、水中に気泡状に噴射したオゾンは水に溶解する性質
があるので洗濯物の酸化が促進され、漂白、殺菌、脱臭
作用が行なわれ、超音波の発射とオゾンの曝気による相
乗効果で洗剤を使用しないで、効果的な洗濯が達成され
る。

〈実施例〉添付図面第１図乃至第３図に示すように、洗濯槽１の周
壁、底面に適宜数の超音波発振子２と、気泡吹き込みノ
ズル３の所要数を適当に配設し、各超音波発振子２は周
波数が１０ＫＩＩｚ〜Ｉ　ＭＨｚの範囲で、周波数を自
由に調整できる超音波発振器４の出力で駆動し、気、泡
吹き込みノズル３は静止型ミキサー、多数の微細孔を有
する噴霧器、口部に多孔性材料を取付けたノズル等から
なり、５０ミクロン以下の気泡を噴出することができ、
気泡粒子の調整ができるものが好ましい。

上記の各気泡吹き込みノズル３はオゾン発生器５に接続
し、洗濯槽１内にオゾンを直接吹き込んでも良いが、本
実施例では洗濯槽１の底面に設けた排水口６を排水管９
と、循環ポンプ１０の吸い込み口に切替える電磁切替え
弁８を介して循環ポンプ１０および逆止弁１１を経て気
泡吹き込みノズル３にオゾン発生器５と共に接続し、洗
濯槽１内の水をポンプ１０により循環させ、循環水によ
るインゼクター作用により、オゾン発生器５のオゾンを
吸引し、循環水と共にオゾンを槽内に吹き込み、この水
の循環により洗濯槽１内に撹拌作用を生じさせる曝気方
法を採用し、槽内に緩やかな撹拌作用を生じさせ、超音
波およびオゾンの曝気による本来の洗濯が洗濯物に均等
に作用するように企図している。

洗濯槽１の底面には下端に通水孔７を設けた、からみ防
止パイプ１４を樹立し通水孔７の上方に設けた仕切板１
５の上方中空部内にも超音波発振子２および気泡吹き込
みノズル３を設ける。

洗Ｍ槽１内には更に洗濯物を支承し、沈降した汚れ、ｍ
維屑等を通過させる網状または多孔板からなる多孔性支
承板１７を底面と僅少な間隔を存して設けると共に、か
らみ防止パイプ１４に着脱自在の網状又は多孔板からな
るオーバーフロー防止板１８を設け、全体を外装ケース
１９内に収容する。

尚、図中２０は給水栓、２１はオーバーフロー管、２２
はレベルセンサー、２３は外装ケースの蓋である。

上記した洗濯槽１は金属、合成樹脂製のものも使用でき
るが、特殊ファインセラミック製のものが、設定した電
音波周波数で正確に振動し、超音波の反射効果も良く強
度の面からも最適である。

上記の構成において洗濯槽１内のオーバーフロー防止板
１８を取外して洗濯物を多孔性支承板１７上に収容した
後オーバーフロー防止板１８をからみ防止パイプ１４に
嵌合して、収容した洗濯物上面が水面下となる程度に注
水し、超音波発振器４の出力により超音波発振子２を作
動させる。

超音波の周波数は洗濯物の材質、組織等により異なるが
、人絹、綿、麻、絹、羊毛、合成ＩＪｆ維等の順位で高
くなり、１０ＫＨｚ〜１ＭＨｚの範囲で決定する。

これと同時にオゾン発生器５で発生したオゾンを気泡吹
き込みノズル３から５０ミクロンの気泡状として槽内に
吹き込むことにより洗濯が行なわれ、洗濯物から分離さ
れた汚れの軽いものは水面に浮上がり、重いものは多孔
性支承板１７を通り槽底面に沈降する。洗濯に要する時
間は洗濯物の量、汚れの種類、度合いで異なるが５〜１
５分で完了し、水面に浮上した汚れは洗濯終了時に注水
してオーバーフロー管２１から排出し、洗濯途中にも上
記操作により排流する。

この操作は手動或いはタイマーにより一定時間毎に一定
時間宛注水する自ｖＪ装置によって行なうこともでき、
槽底面に沈降した繊維屑その他は電磁切替え弁８により
排水口６を排水管９に切替え槽内の水と共に排水管９か
ら流出させる。

この際洗濯物は多孔性支承板１７により支持され下面に
隙があるので沈降した汚れや繊維屑が洗濯物に付着する
おそれはない。

第４図は他の実施例を示すもので前記実施例における、
からみ防止バイブ１４、多孔性支承板１７、オーバーフ
ロー防止板１８のない横型洗濯槽としたもので、洗濯物
を多孔板又は網状の中２ドラム３３に収容し、ドラム支
軸３４を、前記実施例の洗濯槽と同一構成の洗濯槽３１
に設けた軸支溝３２に支持させたものでドラム３３は洗
濯物を収容又は取出すことができるようにする。図にお
いては、ドラム３３を支軸方向に二つ割りとし、その−
側を蝶番３５により開閉自在に連結し、他側に適宜の固
定金具３６を取付けたものを図示しであるが、ドラム周
壁に開閉できる窓孔を設ける等任意の構成を採用できる
。

またドラム３３には必要に応じ緩やかに回転させる駆動
機構３７を設けて洗濯物を回転させると超音波、オゾン
併用の洗濯効果を洗濯物全体に均一に作動させ洗濯時間
を短縮できる。

上記以外は前記実施例と同一である。

〈発明の効果〉この発明では稲音波と、オゾンの曝気との併用による相
乗効果で効率的に洗濯を行なうことができ、洗剤を使用
しなりので、洗剤による洗濯物の劣化、変色、縮み等の
おそれがなく、オゾンによる漂白、殺菌、脱臭等の効果
のほか、すすぎに要する手数と使用水母が節減され、洗
濯物を激しく回転させな（１ので損傷、型崩れ、よじれ
がなく、撹拌のための大型のモータを必要とせず、全体
を小形化できる等の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すもので第１図は縦断正面
図、第２図は平面図、第３図はオゾン曝気の一実施例の
系統図、第４図は他の実施例の平面図である。１・・・洗濯槽　　　　　　　　２・・・超音波発振子
３・・・気泡吹き込みノズル　　４・・・超音波発振器
５・・・オゾン発生器　　　　　８・・・電磁切替え弁
９・・・排水管　　　　　　　　１０・・・循環ポンプ
３１・・・洗濯槽出願人代理人　　弁理士　　和　１）昭第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水に浸した洗濯槽内の洗濯物に、超音波を照射す
る超音波発振子と、オゾン曝気装置とを洗濯槽に所要数
配設したことを特徴とする超音波、オゾン併用洗濯機。
（２）超音波発振装置の周波数は１０ＫＨｚ〜１ＭＨｚ
の範囲内で可変である特許請求の範囲第１項記載の超音
波、オゾン併用洗濯機。
（３）オゾン曝気装置による曝気は５０ミクロン以下の
気泡粒子である特許請求の範囲第１項または第２項記載
の超音波、オゾン併用洗濯機。
（４）オゾン曝気装置は洗濯槽の循環水による吸引作用
を利用して循環水と共に洗濯槽内に吹き込ませる特許請
求の範囲第１項乃至第３項のいずれかの項に記載の超音
波、オゾン併用洗濯機。