JPS6328075B2 - - Google Patents

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JPS6328075B2
JPS6328075B2 JP55095473A JP9547380A JPS6328075B2 JP S6328075 B2 JPS6328075 B2 JP S6328075B2 JP 55095473 A JP55095473 A JP 55095473A JP 9547380 A JP9547380 A JP 9547380A JP S6328075 B2 JPS6328075 B2 JP S6328075B2
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JP
Japan
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compound
group
solvent
methanol
general formula
Prior art date
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Expired
Application number
JP55095473A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5721400A (en
Inventor
Kenichi Mochida
Moryuki Sato
Keiko Komuro
Kazuo Yamaguchi
Kimikatsu Shirahata
Harushige Minagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KH Neochem Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd filed Critical Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd
Priority to JP9547380A priority Critical patent/JPS5721400A/ja
Publication of JPS5721400A publication Critical patent/JPS5721400A/ja
Publication of JPS6328075B2 publication Critical patent/JPS6328075B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/30Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規なホーテイマイシンA誘導体およ
びそれらの薬理的に許容される酸付加塩に関す
る。さらに詳しくは、本発明は一般式() {R1、R2、R3、R4は同一でも異なつてもよく、
水素原子もしくは
【式】で表わ される基を表わすが、同時に水素原子であること
はない。ここでR5は炭素数1〜8のアルキル基、
水素原子、炭素数6〜12のアリール基を表わし、
R6は、炭素数1〜27のアルキル基、炭素数1〜
23のハイドロキシアルキル基、炭素数6〜12のア
リール基、炭素数6〜35の置換アリール基〔置換
基は水酸基、アミノ基、ハロゲン、アリーロキシ
(ARYLOXY)基、炭素数3〜24のアシルアミノ
もしくはハイドロキシアシルアミノ基である〕を
表わす}で表わされるホーテイマイシンAの置換
誘導体およびそれらの薬理的に許容される酸付加
塩に関する。 ホーテイマイシン類(ホーテイマイシンA、ホ
ーテイマイシンBおよびホーテイマイシンC)は
1,4ジアミノサイクリトールを含有するシユー
ドダイサツカライドに属する化合物であり、特開
昭49−126892、同50−29789、同50−145588号公
報に開示されている。ホーテイマイシン類はいず
れも抗菌活性を有する化合物であるが、ホーテイ
マイシンBの抗菌活性はやや弱く、ホーテイマイ
シンAおよびホーテイマイシンCは強アルカリ条
件下でやや不安定である。従つてさらに優れた性
質を有する抗菌性物質が求められている。 本発明者らは種々研究した結果、ホーテイマイ
シンAの置換誘導体が優れた抗菌活性を有し、し
かも経口吸収量が増加することを見出し本発明を
完成するに至つた。 従つて以下本発明について詳細に説明する。 本発明化合物は一般式()で示されるホーテ
イマイシンAの置換誘導体およびそれらの薬理的
に許容される酸付加塩である。 本発明の具体的化合物およびそれらの物性値、
薄層クロマトグラフイー上のRf値を第1表に例
示する。ホーテイマイシンAは比較のために記載
した。薄層クロマトグラフイー(以下TLCと略
す)はシリカゲルプレート(E、Merck DC
Fertigplatten Kieselgel 60 F254)を使用し、メ
タノール・クロロホルム・28%アンモニア水2:
1:1(容量比)の下層を用いて展開し、ニンヒ
ドリンによつて呈色した。 なお、これら化合物の核磁気共鳴スペクトル、
赤外吸収スペクトルの結果は実施例に示す通りで
ある。
【表】
【表】 旋光度、硫酸塩にて測定 *−2酢酸塩に
て測定
次に一部の本発明化合物の抗菌活性の測定結果
を第2表に示す。測定は日本抗生物質医薬品基準
に準じて行つた。数値は最少阻止濃度(MIC、
単位はμg/ml)を示す。化合物番号は第1表と
同じ化合物番号を示す。次に抗菌活性測定に用い
られた微生物を示す。第2表中に用いられる微生
物番号は以下に示すものと同じである。
【表】 本発明化合物は下記工程図1〜4に示される方
法で製造される。なお以下の説明においては一般
式()、一般式()…で表わされる化合物を
化合物()、化合物()…と略称する。 具体的な方法を示すと次の四つの方法があげら
れる。 (1) 化合物()が
【式】R2=R3=R4=H で表わされる化合物〔化合物()′〕であると
き工程(1)、(2)および(3)を経て合成される。 (2) 化合物()が
【式】R1=R3=R4=Hで 表わされる化合物であるとき工程(4)、(5)および(6)
を経て合成される。 (3) 化合物()が
【式】R1=R2=R4=Hで 表わされる化合物であるとき工程(7)、(8)、(9)およ
び(10)を経て合成される。 (4) 化合物()が
【式】R1=R2=R3=Hで 表わされる化合物であるとき工程(11)、(12)および
(13)を経て合成される。 以下各工程について説明する。 以下の各工程図を示すが、同図中の略号Aはペ
プチド合成化学において常用されるアミノ保護基
を表わし、R5およびR6は前記と同義を表わす。 次に各工程につき詳述する。 工程1 化合物()より化合物()の合成 化合物()は化合物()を一般式() (式中、Yは塩素、臭素、
【式】
【式】または
【式】を表わし、Xは塩素、臭 素、ヨウ素を表わす。)で表わされるギ酸誘導体
を用いて塩基の存在下アシル化することによつて
得られる。反応はペプチド化学等のアシル化の常
法に従つて行なわれる。 反応に用いられる溶媒としてはテトラヒドロフ
ラン、酢酸エチル、ジオキサン、メタノール、エ
タノールがあげられる。用いられる塩基として
は、トリエチルアミン、ピリジン、炭酸水素ナト
リウム、炭酸カリウム等が好ましい。アシル化剤
及び塩基の量は化合物()1モルに対して1〜
2倍モルが適当であり、反応温度は0〜室温で30
分〜24時間で反応は終了する。以上の方法によつ
て合成される化合物()は、反応液を反応に使
用した溶媒と同量の水にて洗浄し、次いで有機溶
媒層を分離し、乾燥後、溶媒を留去することによ
り単離できる。 なお、原料である化合物()は公知のホーテ
イマイシンBから特開昭53−68752号公報記載の
方法に従つて合成される。 工程2 化合物()から化合物()の合成 化合物()は化合物()と一般式()
【式】で表わされるカルボン酸塩と を反応させることにより得られる。ここでR6
前記と同義を表わしMは、ナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属、トリエチルアミン、1,8
−ジアザビシクロ〔5,4,0〕−7−ウンデセ
ン(以下DBUと略す)などの有機塩基を表わす。
用いられる反応溶媒は、トルエン、ベンゼン、ア
セトン、ジメチルホルムアミド、クロロホルム、
塩化メチレン、ジオキサン、酢酸エチル、テトラ
ヒドロフランまたはこれらの混合溶媒があげられ
る。使用するカルボン酸塩は化合物()1モル
に対して1〜2倍モルが適当である。反応温度は
室温〜90℃で通常18〜36時間で反応は完結する。
以上の方法によつて得られる化合物()は次の
方法によつて精製単離される。すなわち反応混合
物から溶媒を留去し、これに可溶量のクロロホル
ム、酢酸エチルなどを加え、抽出物をたとえばシ
リカゲルによるカラムクロマトグラフイーを行
う。この場合溶出溶媒は、塩化メチレン−メタノ
ール(99:1〜9:1容量比)などの有機溶媒を
用い、化合物()を含む画分(存在の確認は
TLCによつて行つた)を分取し、これを濃縮乾
固することにより、目的物を白色粉末として得る
事ができる。 工程3 化合物()から化合物()′の合成 化合物()′は化合物()中のアミノ保護
基Aを公知の方法で除去することにより得られ
る。 具体的方法を述べると、 例えば、化合物()のアミノ保護基がベンジ
ルオキシカルボニル基である場合には、化合物
()は金属触媒および酸の存在下、常温、常圧
下水素を通気しつつ接触還元分解され、アミノ保
護基が除去される。この場合反応溶媒としては、
メタノール、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
水などの1種もしくは2種以上の混合溶媒が例示
される。金属触媒としてはパラジウム−炭素、白
金などが例示される。用いられる量は、化合物
()に対し、通常1〜10重量%である。酸とし
ては塩酸、硫酸、酢酸などが用いられる。化合物
()の濃度は通常0.01モル/〜1モル/で
ある。 反応時間は通常2〜18時間である。 化合物()′は、反応液を過して得られる
液を蒸発乾固することにより、その酸付加塩と
して得られる。 又、化合物()のアミノ保護基がt−ブトキ
シカルボニル基である場合には、化合物()を
適当な溶媒中、酸で処理することにより化合物
()のアミノ保護基は除去される。 この場合反応溶媒としてはジクロルメタン、ク
ロロホルム、酢酸エチルなど非水溶媒が例示され
る。酸としては、塩酸あるいはトリフルオロ酢酸
などが化合物()に対して20〜100倍モル用い
られる。化合物()の濃度は通常0.1〜10モ
ル/である。反応温度は0℃〜室温が好まし
い。 反応時間は30分〜8時間である。 かくして反応溶液中に生成した化合物()′
は反応混合物を蒸発乾固することにより、その酸
付加塩として得られる。 工程4 化合物()から化合物()の合成 化合物()は化合物()と一般式()
で表わされるギ酸誘導体を用いてアシル化するこ
とによつて得られる。なおこの工程の反応、操作
はすべて工程1に準じて行なわれる。 なお原料である化合物()は、公知のホーテ
イマイシンから特開昭54−88240号公報記載の方
法に従つて合成される。 工程5 化合物()から化合物()の合成 化合物()は化合物()と一般式()
で示されるカルボン酸塩とを反応することによつ
て得られる。なおこの工程の反応、操作はすべて
工程2に準じて行なわれる。 工程6 化合物()から化合物()″の合成 化合物()″は、化合物()中のアミノ保
護基Aを除去することによつて得られる。なおこ
の工程の反応、操作は全て工程3に準じて行なわ
れる。 工程7 化合物()・ホーテイマイシンAから化合物
()の合成 化合物()はホーテイマイシンAの6位のア
ミノ基以外のアミノ基が、アミノ保護基Aで保護
された化合物である。 化合物()はホーテイマイシンAと当量の酸
の存在下、アミノ保護試薬と反応させることによ
つて得られる。 この反応においてt−ブトキシカルボニル基を
導入する時には、次式に示されるアミノ保護試薬
が好ましく用いられる。
【式】
【式】 ベンジルオキシカルボニル基を導入する時には
次式で示されるアミノ保護試薬が好ましく用いら
れる。
【式】
【式】 この反応は適当な溶媒中で行なわれ、反応に用
いられる溶媒としては、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、メタノール、エタノール、水もしくは
これらの混合溶媒があげられる。これらの中で
も、メタノールが好適である。反応に用いられる
化合物()の濃度は、5〜100ミリモルが適当
である。アミノ保護試薬の量は、化合物()1
モルに対し3〜4倍モルが適当である。 共存させる酸としては硫酸、塩酸、酢酸が用い
られ、化合物()1モルに対して1.0〜1.5倍モ
ルが適当である。 反応温度は0℃〜60℃が適当である。反応時間
は通常2〜48時間である。以上の方法によつて合
成される化合物()は以下の方法によつて単離
精製できる。反応混合物から溶媒を留去し、これ
にたとえば酢酸エチル、クロロホルムなどの有機
溶媒を濃縮前の反応溶媒と同量加え、該有機溶媒
に可溶なものを抽出する。ついで抽出物を、たと
えばシリカゲル(たとえばE.Merck社製
Kieselgel 60 商品名)によるカラムクロマトグ
ラフイーを行う。この場合溶出は塩化メチレン−
メタノール〔19:1〜4:1(容量比)以下同じ〕
などの有機溶媒を用い、化合物()を含む画分
(存在の確認は展開剤としてクロロホルム−メタ
ノール=9:1を用いる薄層クロマトグラフイー
により行つた。)を分取し、これを濃縮乾固する
ことにより、目的物を白色粉末として得ることが
できる。 工程8 化合物()から化合物()の合成 化合物()は化合物()を一般式()
で表わされるギ酸誘導体を用いてアシル化するこ
とによつて得られる。なおこの工程の反応、操作
はすべて工程1に準じて行なわれる。 工程9 化合物()から化合物(XI)の合成 化合物(XI)は化合物()と一般式()
で表わされるカルボン酸塩とを反応させることに
よつて得られる。なおこの工程の操作は、すべて
工程2に準じて行なわれる。 工程10 化合物(XI)から化合物()の合成 化合物()は、化合物(XI)中のアミノ保
護基Aを除去することによつて得られる。なおこ
の工程の反応、操作はすべて工程3に準じて行な
われる。 工程11 化合物(XII)から化合物()の合成 化合物()は化合物(XII)の2位の水酸基
を一般式()
【式】(式 中、XおよびY1は前記と同義を表わす)で表わ
されるギ酸誘導体を用いてアシル化することによ
つて得られる。 反応に用いられる溶媒としてはピリジンが好ま
しく、アシル化剤の量は化合物()1モルに
対して、1.5〜2倍モルが好ましい。反応温度は
室温〜60℃で通常18時間〜36時間で反応は終了す
る。こうして得られた化合物()は以下の方
法によつて単離精製できる。反応混合物から溶媒
を留去し、これにたとえば酢酸エチル、塩化メチ
レンなどの有機溶媒を残渣の10倍量加える。不溶
物を別後可溶部分を、たとえばシリカゲルによ
るカラムクロマトグラフイーを行う。この場合溶
出は塩化メチレン:メタノール(99:1〜19:1
容量比)などの溶媒を用い、化合物()を含
む画分〔存在の確認は展開剤としてクロロホルム
−メタノール=39:1(容量比)を用いるTLCに
より行つた。〕を分取し、これを濃縮乾固するこ
とにより、目的物を白色粉末として得ることがで
きる。 なお、原料である化合物(XII)は公知のホーテ
イマイシンAから特開昭53−68752号公報記載の
方法に従つて合成される。 工程12 化合物()から化合物()の合成 化合物()は、化合物()と一般式
()で表わされるカルボン酸塩とを反応させ
ることによつて得られる。なお、この工程の反応
操作はすべて工程2に準じて行なわれる。 工程13 化合物()から化合物()′′′′の合成 化合物()′′′′は、化合物()中のアミ
ノ保護基Aを除去することによつて得られる。な
おこの工程の反応、操作はすべて工程3に準じて
行なわれる。 以下本発明を実施例によつて詳述する。 実施例 1 4−N−クロロメトキシカルボニルグリシル−
1,2′,6′−トリ−N−ベンジルオキシカルボ
ニルホーテイマイシンBの合成〔一般式(中
R5=H、X=Cl、A=CO2CH2C6H5である化
合物〕 1,2′,6′−トリ−N−ベンジルオキシカルボ
ニルホーテイマイシンA〔一般式()中A=
CO2CH2C6H5である化合物、このものの製法は
特開昭53−68752に記載されている。〕3.23g(4
mmole)を400mlの酢酸エチルに溶解し、トリエ
チルアミン440mgと、クロロメチルクロロホルメ
ート(ClCO2CH2Cl)567mg(4.4mmole)を加え
室温にて、3時間反応させる。反応液に400mlの
水を加え洗浄後、酢酸エチル層を分取し、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去させる
と、3.42gの白色粉末を得た。この粉末は次のよ
うな物性値を示し、表記化合物と同定した。収率
95%。 TLC(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=
19:1)のRf値 0.40 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 1.13(d、3H) 3.12(s、3H)
3.43(s、3H) 5.07(s、6H) 5.76(s、
2H) 7.33(s、15H) 実施例 2 4−N−(N−ベンゾキシメチルオキシカルボ
ニルグリシル)ホーテイマイシンBの合成〔一
般式()中R1=COOCH2OCOPh、R2=R3
R4=Hである化合物(化合物番号2)〕 実施例1と同様の操作によつて得られた4−N
−クロロメトキシカルボニルグリシル−1,2′,
6′−トリ−N−ベンジルオキシカルボニルホーテ
イマイシンB600mgを1%ヨウ化ナトリウムを溶
かした(重量比)アセトン15mlに溶かし、安息香
酸カリウム塩220mgを加え、室温にて30時間撹拌
した。反応液を過し液を濃縮する。残渣を1
mlの塩化メチレンに溶かし、シリカゲル50g(E.
Merck社製Kieselgel 60 商品名 以下シリカゲ
ルはすべてこれを使用した。)を充填したカラム
に通す。溶出は塩化メチレン−メタノール=49:
1にて行い、TLCのRf値(展開剤クロロホル
ム:メタノール=19:1)0.48を示す区分を集め
溶媒を留去すると、380mgの白色粉末を得た(一
般式()中A=CO2CH2Ph、R5=H、R6=Ph
である化合物として収率57.8%)。得られた白色
粉末380mgを12mlのメタノールに溶かし、1N硫酸
1.16mlと10%パラジウム−炭素触媒40mgを加え、
撹拌しつつ4時間水素ガスを通気する。反応液か
ら触媒を別し、液を濃縮乾固すると、230mg
の白色粉末が得られた。この粉末は下記のような
物性値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した
(収率45.1%)。 TLC(展開溶媒第1表と同じ) 0.47 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=+61.0(c=0.2、
H2O) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3340cm-1、1735、1630、1510、1095、1035、
710 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O)pD=2.5 δ(ppm) 1.35(3H、d) 3.16(3H、s)
3.42(3H、s) 4.15(2H、s) 5.98(2H、
s) 7.4〜8.2(5H、m) 実施例 3 2−O−クロロメトキシカルボニル−N−テト
ラベンジルオキシカルボニルホーテイマイシン
Aの合成〔一般式()中A=COOCH2Ph、
X=Cl、R5=Hである化合物〕 N−テトラベンジルオキシカルボニルホーテイ
マイシンA〔一般式(XII)中A=COOCH2Phであ
る化合物。その製法は特開昭53−68752号公報に
記載されている。〕1.0gを20mlのピリジンに溶か
し、クロロメチルクロロホルメート280mgを滴下
する。滴下終了後室温にて4時間撹拌し、反応液
を減圧濃縮する。残渣に塩化メチレン2mlを加え
可溶物をシリカゲル50gを充填したカラムに通
す。溶出は塩化メチレン:メタノール=99:1で
行い、20mlずつのフラクシヨンに分画する。フラ
クシヨン19〜31を合わせ、溶媒を留去すると820
mgの白色粉末を得た(存在の確認はTLCにより
行つた)。この粉末は下記のような物性値を示し、
表記化合物と同定した。収率74.7%。 TLC(展開剤 クロロホルム:メタノール=97:
3)のRf値 0.60 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 1.13(3H、d) 3.01(3H、s)
3.43(3H、s) 5.02(8H、s) 5.41(1H、
m) 5.72(2H、q) 7.33(20H、s) 実施例 4 2−O−ベンゾキシメチルオキシカルボニルホ
ーテイマイシンAの合成〔一般式()中R1
=R2=R3=H R4=COOCH2OCOPhである化
合物(化合物番号3)〕 実施例2において用いた4−N−クロロメトキ
シカルボニルグリシル−1,2′,6′−トリ−N−
ベンジルオキシカルボニルホーテイマイシンBの
かわりに実施例3によつて得られた、2−O−ク
ロロメトキシカルボニル−N−テトラベンジルオ
キシカルボニルホーテイマイシンA500mgを用い
る以外は実施例2と同じ操作を行つた。フラクシ
ヨン6〜12を合わせ溶媒を留去すると、430mgの
2−O−ベンゾキシメチルオキシカルボニル−N
−テトラベンジルオキシカルボニルホーテイマイ
シンA〔TLC(展開剤クロロホルム:メタノール
=97:3)=0.68〕と同定した白色粉末を得た
(収率79%)。これに1N硫酸1.48mlを加えた以外
は実施例2と同様の操作を行うと、227mgの白色
粉末を得た。これは下記のような物性値を示し、
表記化合物の硫酸塩と同定した(収率55.3%)。 TLC(展開溶媒第1表と同じ)のRf値 0.52 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=+47.0(c=0.2
H2O) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3340cm-1、1740、1630、1515、1100、710. 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O)pD=2.5 δ(ppm) 1.32(3H、d) 3.14(3H、s)
3.45(3H、s) 4.20(2H、s) 6.03(2H、
s) 7.4〜8.2(5H、m) 実施例 5 2−O−カプロイロキシメチルオキシカルボニ
ルホーテイマイシンAの合成〔一般式()中
R1=R2=R3=H、R4=COOCH2OCO
(CH24CH3である化合物(化合物番号4)〕 実施例4において用いた安息香酸カリウム塩
220mgのかわりにn−カプロン酸カリウム塩150mg
を用いる以外は実施例4と同じ操作を行つた。フ
ラクシヨン11〜16を合わせ溶媒を留去させると、
340mgの2−O−カプロイロキシメチルオキシカ
ルボニル−テトラ−N−ベンジルオキシカルボニ
ルホーテイマイシンA〔TLC(展開溶媒クロロホ
ルム:メタノール=97:3)のRf値0.66〕と同定
した白色粉末を得た(収率63%)。これに1N硫酸
1.12mlを加えた以外は実施例4と同じ操作を行う
と165mgの白色粉末を得た。この粉末は下記のよ
うな物性を示し、表記化合物の硫酸塩と同定し
た。収率41%。 TLC(展開剤は第1表と同じ)のRf値 0.54 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=+68.5(c=0.2、
H2O) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3430cm-1、1755、1640、1515、1110、615. 実施例 6 1,2′−ジ−N−ベンジルオキシカルボニル−
4−N−(N−ベンジルオキシカルボニルグリ
シル)ホーテイマイシンBの合成〔一般式
()中A=COOCH2Phである化合物〕 ホーテイマイシンA5.5gと1N塩酸12.5mlを150
mlのメタノールに溶かし、N−ベンジルオキシカ
ルボニルオキシコハク酸イミド8.5gを撹拌しな
がら加える。さらに16時間撹拌し、反応液を濃縮
する。残渣にクロロホルム20mlを加え、可溶物を
シリカゲル150gを充填したカラムに通す。溶出
は塩化メチレン:メタノール=9:1で行い20ml
ずつのフラクシヨンに分画する。フラクシヨン28
〜50を合わせ溶媒を留去させると、3.6gの白色
粉末を得た。この粉末は次のような物性値を示
し、表記化合物と同定した。収率36%。 TLC(展開溶媒 クロロホルム:メタノール:14
%アンモニア=4:1:1の下層) 0.62 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 1.05(d、3H) 3.14(s、3H)
3.44(s、3H) 5.07(s、6H) 7.33(s、
15H) 実施例 7 6′−N−クロロメトキシカルボニル−1,6′−
ジ−N−ベンジルオキシカルボニル−4−N−
(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)ホ
ーテイマイシンBの合成〔一般式()におい
てA=COOCH2Ph、R5=H、X=Clである化
合物〕 実施例1において用いた1,2′,6′−トリ−N
−ベンジルオキシカルボニルホーテイマイシン
A3.23gのかわりに、実施例6で合成した1,
2′−ジ−N−ベンジルオキシカルボニル−4−N
−(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)ホ
ーテイマイシンB3.20gを用いた以外は実施例1
と同様の操作を行うと、3.12gの白色粉末を得
た。この粉末は次のような物性値を示し、表記化
合物と同定した。収率93%。 TLC(展開溶媒 クロロホルム:メタノール=
19:1)のRf値 0.43 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 1.22(d、3H) 2.95、3.04(s、
total 3H) 3.38(s、3H) 4.87(1H、d)
5.05(s、4H) 5.14(s、2H) 5.73(s、
2H) 7.33(s、15H) 実施例 8 6′−N−アセトキシメチルオキシカルボニルホ
ーテイマイシンA〔一般式()においてR1
R2=R4=H、R3=COOCH2OCOCH3である化
合物(化合物番号5)〕 実施例7と同様にして得られた6′−N−クロロ
メトキシカルボニル−1,2′−N−ベンジルオキ
シカルボニル−4−N−(N−ベンジルオキシカ
ルボニルグリシル)ホーテイマイシンB500mgを
5mlのジメチルホルムアミドに溶解し、60mgの酢
酸と152mgのDBUを加え室温にて16時間撹拌を続
ける。反応液を50mlの水中に注ぎ、酢酸エチル50
mlにて2回抽出し、酢酸エチル層を分離、濃縮後
1mlの塩化メチレンに溶かし、シリカゲル25gを
充填したカラムに通す。溶出は塩化メチレン:メ
タノール=49:1で行い10mlずつのフラクシヨン
に分画する。フラクシヨン14〜24を集め溶媒を留
去させると220mgの白色粉末を得た。〔TLC(展開
剤クロロホルム:メタノール=19:1)のRf値
0.43〕この粉末を10mlのメタノールに溶かし、
1N硫酸0.69mlと10%パラジウム炭素触媒10mgを
加え室温にて4時間水素ガスを通す。触媒を過
して得られた液を減圧下濃縮乾固すると、125
mgの白色粉末を得た。この粉末は下記のような物
性値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した。収
率32.3%。 TLC(展開溶媒 第1表と同じ)のRf値 この化合物はアルカリに不安定であり、展開中
に分解し一定のRf値を示さない。 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=+58.0(c=0.2、
H2O) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3425cm-1、1740、1640、1520、1100、610. 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O) δ(ppm) 1.32(3H、d) 2.18(3H、s)
3.14(3H、s) 3.45(3H、s) 5.91(2H、
s) 実施例 9 4−N−(N−p−ハイドロキシベンゾキシメ
チルオキシカルボニルグリシル)ホーテイマイ
シンBの合成〔一般式()において
【式】 R2=R3=R4=Hである化合物(化合物番号
6)〕 実施例2において用いた安息香酸カリウム塩の
かわりにp−ハイドロキシ安息香酸220mgを用い
る以外は実施例2と同じ操作を行つた。カラムの
溶出を塩化メチレン:メタノール=97:3で行
い、フラクシヨン28〜70を合わせ、溶媒を留去す
ると、280mgの白色粉末を得た。〔TLC(展開溶媒
クロロホルム:メタノール=23:2)のRf値
0.34〕この粉末をメタノール10mlに溶かし1N硫
酸0.78mlを加え以下実施例2と同様に処理する
と、140mgの白色粉末を得た。この粉末は下記の
物性値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した。
収率26.9%。 TLC(展開溶媒 第1表と同じ)のRf値 0.20 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=83.0(c=0.2、
H2O) 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O)pD=1.4 δ(ppm) 1.34(3H、d) 3.16(3H、s)
3.42(3H、s) 4.15(2H、s) 5.98(2H、
s) 6.83(2H、d) 7.92(2H、d) 実施例 10 4−N−(N−α−ナフトイロキシメチルオキ
シカルボニルグリシル)ホーテイマイシンBの
合成〔一般式()において
【式】 R2=R3=R4=Hである化合物(化合物番号
7)〕 4−N−(N−クロロメトキシカルボニルグリ
シル)−1,2′,6′−トリ−N−ベンジルオキシ
カルボニルホーテイマイシンB(実施例1)500mg
をトルエン20mlに溶解し、α−ナフトイツクアシ
ツド143mgとDBU127mgを加え60℃に3時間加熱
する。冷却後反応液を濃縮し、残渣を塩化メチレ
ン1mlに溶かし、シリカゲル25gを充填したカラ
ムに通す。溶出は塩化メチレン:クロロホルム=
49:1で行い、10mlずつに分画する。フラクシヨ
ン10〜16を集め溶媒を留去させると、320mgの淡
黄色粉末を得た。〔TLC(展開剤クロロホルム:
メタノール=19:1)のRf値0.58〕。この粉末を
メタノール:酢酸:水=18:1:1(容量比)15
mlに溶かし、10%パラジウム炭素触媒30mgを加え
室温にて16時間水素を通気させる。触媒を別し
た反応液を濃縮乾固させると、淡黄色粉末220mg
を得た。この粉末は下記の物性値を示し、表記化
合物の酢酸塩と同定した。収率45.6%。 TLC(展開溶媒は第1表と同じ)のRf値 0.61 旋光度(硫酸塩) 〔α〕20 D=+40.5(c=0.2、
CH3OH) 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O)pD=3.8 δ(ppm) 1.32(3H、d) 2.04(9H、s酢酸
塩) 3.10(3H、s) 3.44(3H、s) 6.01
(2H、s) 7.4〜8.1(6H、m) 8.6(1H、m) 実施例 11 4−N−(N−コーリルオキシメチルオキシカ
ルボニルグリシル)ホーテイマイシンBの合成
〔一般式()においてR1
COOCH2OCOC23H39O3、R2=R3=R4=Hであ
る化合物、(化合物番号8)〕 4−N−(N−クロロメトキシカルボニルグリ
シル)−1,2′,6′−トリ−N−ベンジルオキシ
カルボニルホーテイマイシンB600mgを12mlのジ
メチルホルムアミドに溶かし、コール酸410mgと
DBU150mgを加え室温にて16時間反応させる。反
応液を50mlの氷水中に注ぎ、酢酸エチル50mlにて
2回抽出する。酢酸エチル層を合わせ溶媒を留去
し、残渣を塩化メチレン1mlに溶かし、シリカゲ
ル30gを充填したカラムに通す。溶出は塩化メチ
レン:メタノール=47:3にて行い、Rf値(展
開溶媒クロロホルム:メタノール=9:1)0.13
を示す画分を合わせ溶媒を留去し、得られた粉末
(300mg)をメタノール12mlに溶かし、1N硫酸
0.65mlとパラジウム炭素触媒(10%)30mgを加
え、室温にて5時間水素を通気させる。触媒を
別して得られる液を減圧下濃縮乾固させると、
245mgの白色粉末を得た。この粉末は下記の物性
値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した(収率
42.5%)。 TLC(展開溶媒第1表と同じ) 0.41 旋光度(硫酸塩) 〔α〕19 D=+65.5(c=0.2、
H2O) 核磁気共鳴吸収スペクトル(D2O) δ(ppm) 0.70(3H、s) 0.89(3H、s)
3.10(3H、s) 3.42(3H、s) 5.94(2H、
s) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3400cm-1、2910、1740、1645、1505、1030、
905、590. 実施例 12 2′−N−クロロメトキシカルボニル−1,6′−
ジ−N−ベンジルオキシカルボニル−4−N−
(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)ホ
ーテイマイシンBの合成〔一般式()におい
てA=COOCH2Ph、R5=H、X=Clである化
合物〕 実施例1において用いた1,2′,6′−トリ−N
−ベンジルオキシカルボニルホーテイマイシン
A3.23gのかわりに、1,6′−ジ−N−ベンジル
オキシカルボニル−4−N−(N−ベンジルオキ
シカルボニルグリシル)ホーテイマイシンB(本
化合物の製法は特開54−88240号公報に開示され
ている)3.1gを用いる以外は実施例1と同じ操
作を行うと、淡黄色粉末3.24gを得た。この粉末
は下記の物性値を示し、表記化合物と同定した。
収率94.8%。 TLC(展開溶媒クロロホルム:メタノール=19:
1)のRf値 0.34 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 1.13(3H、d) 3.10(3H、s)
3.46(3H、s) 5.02(6H、s) 5.76(2H、
s) 7.34(15H、s) 実施例 13 2′−N−コーリルオキシメチルオキシカルボニ
ルホ−テイマイシンAの合成〔一般式()に
おいてR1=R3=R4=HでR2
COOCH2OCOC23H39O3である化合物(化合物
番号9)〕 実施例11において用いた4−N−(N−クロロ
メトキシカルボニルグリシル)−1,2′,6′−ト
リ−N−ベンジルオキシカルボニルホーテイマイ
シンBのかわりに、実施例12と同様にして得られ
た2′−N−クロロメトキシカルボニル−1.6′−ジ
−N−ベンジルオキシカルボニル−4−N−(N
−ベンジルオキシカルボニルグリシル)ホーテイ
マイシンBを用いる以外は実施例11と同じ操作を
行つた。得られた淡黄色粉末220mgは下記の物性
値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した。収率
38.4%。 TLCのRf値(展開溶媒第1表と同じ) 0.44 旋光度(硫酸塩) 〔α〕20 D=+84.0(c=0.2、
H2O) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3400cm-1、2910、1735、1650、1510、1030、
910、585. 実施例 14 6′−N−コーリルオキシカルボニルホーテイマ
イシンAの合成〔一般式()においてR1
R2=R4=HでR3=COOCH2OCOC23H39O3であ
る化合物(化合物番号10)〕 実施例11において用いた4−N−(N−クロロ
メトキシカルボニルグリシル)−1,2′,6′−ト
リ−N−ベンジルオキシカルボニルホーテイマイ
シンBのかわりに、実施例7と同様にして得られ
た6′−N−クロロメトキシカルボニル−1,2′−
ジ−N−ベンジルオキシカルボニル−4−N−
(N−ベンジルオキシカルボニルグリシル)ホー
テイマイシンBを用いる以外は実施例11と同じ操
作を行つた。得られた白色粉末260mgは下記の物
性値を示し、表記化合物の硫酸塩と同定した。収
率45.4%。 TLC(展開溶媒第1表に同じ)のRf値 0.46 旋光度(硫酸塩) 〔α〕20 D=+55.0(c=0.2、
H2O) 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 0.71(3H、s) 0.89(3H、s)
3.11(3H、s) 3.44(3H、s) 5.91(2H、
s) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3410cm-1、2910、1735、1650、1510、1030、
905、590. 実施例 15 6′−N−パルミチルオキシメチルオキシカルボ
ニルホーテイマイシンAの合成〔一般式()
においてR1=R2=R4=HでR3
COOCH2OCOC15H31である化合物(化合物番
号11)〕 実施例8において用いた酢酸のかわりにパルミ
チン酸256mgを用いる以外は実施例8と同じ操作
を行い、フラクシヨン10〜18を集め溶媒を留去さ
せると、210mgの白色粉末を得た〔TLC(展開溶
媒クロロホルム:メタノール=19:1)のRf値
0.54〕。この粉末を10mlのメタノール:酢酸:
水=18:1:1に溶かし、20mgの10%パラジウム
−炭素触媒を加え8時間水素を通気させた。触媒
を別して得られる液を減圧下濃縮乾固させる
と、113mgの淡灰色粉末を得た。この粉末は下記
の物性値を示し、表記化合物の酢酸塩と同定し
た。収率21.4%。 TLC(展開溶媒第1表と同じ)のRf値 0.68 旋光度(酢酸塩) 〔α〕20 D=+50.0(c=0.2、
CH3OH) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3400cm-1、2910、1730、1645、1500、1020、
905、585。 実施例 16 4−N−〔(p−コーリルアミノ)ベンゾイルオ
キシメチルオキシカルボニルグリシル〕ホーテ
イマイシンBの合成〔一般式()において R2=R3=R4=Hである化合物(化合物番号
12)〕 実施例11において用いたコール酸のかわりにp
−コーリルアミノ安息香酸(コール酸とp−アミ
ノ安息香酸より合成した)540mgを用いる以外は
実施例11と同じ操作を行い、フラクシヨン9〜20
に合わせ溶媒を留去させると450mgの白色粉末を
得た〔TLC(展開溶媒クロロホルム:メタノール
=9:1)のRf値0.28〕。この粉末を15mlのメタ
ノール:酢酸:水=18:1:1の混合溶媒に溶か
し、10%パラジウム炭素触媒45mgを加え3時間水
素を通気させた。触媒を別して得られる液を
減圧下濃縮乾固させると、320mgの白色粉末を得
た。この粉末は下記の物性値を示し、表記化合物
の酢酸塩と同定した。収率39.5%。 TLC(展開溶媒第1表と同じ)のRf値0.49 旋光度(酢酸塩) 〔α〕20 D=+40.5(c=0.2、
CH3OH) 赤外吸収スペクトル(KBr) 3400cm-1、2910、1740、1645、1630、1500、
1010、905、710、590. 核磁気共鳴吸収スペクトル(CD3OD) δ(ppm) 0.70(3H、s) 0.91(3H、s)
3.10(3H、s) 3.38(3H、s) 5.98(2H、
s) 7.71(2H、d) 7.98(2H、d)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() {式中、R1、R2、R3、R4は同一でも異なつても
    よく、水素原子もしくは 【式】で表わされる基を表わす が、同時に水素原子であることはない。ここで
    R5は水素原子、アルキル基もしくはアリール基
    を表わし、R6はアルキル基、ハイドロキシアル
    キル基、アリール基、置換アリール基[置換基は
    水酸基、アミノ基、アシルアミノ基、ハロゲンも
    しくはアリーロキシ基(ARYLOXY)である]
    を表わす}で表わされるホーテイマイシンAの置
    換誘導体およびそれらの薬理的に許容される酸付
    加塩。
JP9547380A 1980-07-12 1980-07-12 Novel fortimicin derivative Granted JPS5721400A (en)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS536487A (en) * 1976-07-05 1978-01-20 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd Purification of hortimycin a

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