JPS6328025Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6328025Y2
JPS6328025Y2 JP1981069552U JP6955281U JPS6328025Y2 JP S6328025 Y2 JPS6328025 Y2 JP S6328025Y2 JP 1981069552 U JP1981069552 U JP 1981069552U JP 6955281 U JP6955281 U JP 6955281U JP S6328025 Y2 JPS6328025 Y2 JP S6328025Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
locking
lock
lever
support leg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981069552U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57181637U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981069552U priority Critical patent/JPS6328025Y2/ja
Publication of JPS57181637U publication Critical patent/JPS57181637U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6328025Y2 publication Critical patent/JPS6328025Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用座席、特に、身体障害者の
ための自動車用座席に関するものである。
従来の自動車用座席は、身体障害者の乗降に対
する十分な配慮がなされておらず、介添人の手を
かりて乗降しなければならない不便があり、十分
なものとは云えなかつた。
この考案は、従来の自動車用座席の上記点に鑑
み、出来るだけ介添人の手をかりずに身体障害者
が自由に自分で乗降できるように改良したもの
で、以下、この考案の構成を図面に示す実施例に
ついて説明すると次の通りである。
第1図は全体の分解斜視図であつて、1は基
板、2は旋回フレーム、3,4は前部支持脚杆、
5,6は後部支持脚杆、7,8はダンパー機構、
9はステツプ、10はステツプ取付用フレーム、
11は座席、12は座席フレーム、13,14は
肘掛である。
旋回フレーム2は略方形枠状をなし、下面四隅
に台車15を有し、その一隅に旋回枢軸16の挿
通孔17を有する。
旋回枢軸16は基板1に植立してあり、旋回フ
レーム2の挿通孔17に挿通結合してあり、これ
によつて、旋回フレーム2は旋回枢軸16を中心
として旋回でき、台車15は基板1上を転動して
旋回フレーム2の旋回を軽快に行うように支持す
るものである。
上記旋回フレーム2は正規位置と乗降位置とに
おいて第1のロツク機構でロツクされる。即ち、
旋回フレーム2の一部にはロツクレバー19を介
してロツクピン20が設けてあり、これと対応し
て基板1の2個所にロツク金具21,22が固設
してある。
一方のロツク金具21は旋回フレーム2を正規
位置で位置決めロツクするものであり、他方のロ
ツク金具22は旋回フレーム2を乗降位置で位置
決めするためのものである。
ロツクレバー19は旋回フレーム2の一部に枢
軸23を介して枢着してあり、常時スプリング2
4によつてロツク方向に付勢され、その一部に操
作ケーブル25の一端が結着してあり、この操作
ケーブル25の他端は座席11の一方の肘掛14
に設けた操作レバー26に結着してある。
旋回フレーム2は正規位置と乗降位置とにおい
て、ロツクピン20がロツク金具21,22に掛
止ロツクされ、操作レバー26を操作しない限
り、妄りに旋回することはない。
尚、旋回フレーム2の一部に更に、手動式の安
全錠27を設け、旋回フレーム2の正規位置にお
いて、上記安全錠27のロツクピン28と対応す
るロツク穴29を基板1上に設けて2重のロツク
がかかるようにしておけば、走行中、誤まつて操
作レバー26を操作してもロツクが外れることな
く安全である。
次に旋回フレーム2と座席11との関係を説明
する。
前部支持脚杆3,4と後部支持脚杆5,6とは
旋回フレーム2上に座席11を略水平に昇降揺動
可能に取付ける平行四辺形リンク機構Aを構成す
るリンク要素となる部材であつて、先ず、前部支
持脚杆3,4は左右のものが同調して一体回動す
るようにその下部において回動軸30で連結さ
れ、同様に後部支持脚杆5,6の下部も回動軸3
1で連結され、これら回動軸30,31は旋回フ
レーム2の両側板2a,2b間にその前後の位置
で回転自在に貫通軸承されている。そして、前部
支持脚杆3,4の上部及び後部支持脚杆5,6の
上部は、座席フレーム12の両側前後に軸着さ
れ、これによつて、平行四辺形リンク機構Aを構
成している。
従つて、座席11は旋回フレーム2上で略水平
に昇降揺動する。
次に、座席11を上昇位置と降下位置とでロツ
クする第2のロツク機構を説明する。
この第2のロツク機構は図面の実施例では前部
支持脚杆3,4に付設した場合を示している。
即ち、前部支持脚杆3,4は下端以外を中空筒
体で構成し、この中空筒体内に操作ロツド32,
33を摺動自在に貫挿し、この操作ロツド32,
33の上端に握りハンドル34,35を取付け、
操作ロツド32,33の下端をロツクピン36,
37とする。このロツクピン36,37と対応し
て旋回フレーム2に第2図に示す様にロツク穴3
8,39を設ける。この場合、一方の操作ロツド
32を降下位置ロツク用とし、他方の操作ロツド
33を上昇位置のロツク用としており、従つて、
旋回フレーム2には、一方の操作ロツド32に対
応して、座席11が降下位置にあるとき、ロツク
ピン36と対応させた前面垂直板2cにロツク穴
38を設けてあり、また、他方の操作ロツド33
に対応して座席11が上昇位置にあるとき、ロツ
クピン37と対応させた水平面2dにロツク穴3
9及びこれに対応する基板1上にロツク筒18が
設けてある。
これにより、座席11の上昇位置では、一方の
操作ロツド33を押し込むことによりロツクで
き、引き上げればロツクが解除され、また、座席
11の降下位置では、他方の操作ロツド32を押
し込めばロツクでき、引き出せばロツクが解除さ
れる。
尚、操作ロツド32,33は共に座席11の昇
降位置の双方でロツクを行わせるようにしてもよ
い。
次に、ダンパー機構7,8について説明する。
このダンパー機構7,8は座席11と旋回フレ
ーム2との間にあつて、座席11の降下時のシヨ
ツクを吸収緩和し、かつ、座席11の上昇位置へ
の復帰を助勢して軽快に操作できるようにするも
のであつて、第1図に示す様に、シリンダー7
a,8aとロツド7b,8bとで伸縮可能に構成
し、シリンダー7a,8a内に収容したスプリン
グ(図示せず)及び高圧ガスにより常時ロツド7
b,8bを突出させるようになし、シリンダー7
a,8aの基端を旋回フレーム2の前部のブラケ
ツト40,41に枢着し、ロツド7b,8bの先
端を座席フレーム12の後部のブラケツト42,
43に軸着するものである。
このように構成しておくことにより、座席の降
下時のシヨツクは前記スプリング及び高圧ガスに
より吸収緩和され、また座席の上昇位置への復帰
時には、前記スプリングの蓄勢弾力及び高圧ガス
により軽快になせるものである。
次に、ステツプ9は、第1図に示す様に、2本
の支持杆44,45の先端に固設され、この支持
杆44,45の後端はステツプ取付用フレーム1
0のガイド筒46,47内に摺動可能に嵌合させ
てあり、必要に応じて出し入れし得るようになさ
れている。
上記ステツプ取付用フレーム10は座席11の
下面の座席フレーム12に固設されるものであ
る。尚、第1図において、48,49はガイド筒
46,47に設けたガイド溝であり、50,51
は支持杆44,45に設けたガイドピンである。
上記してきた座席11の車体への設置の一例は
第3図に示す様に、運転席52の後部に設置する
のが好ましいが、運転席に採用してもよい。
第3図において、本考案の座席11,11は左
右対称に旋回できるように設置してあり、正規位
置は実線で示す前向きの位置であり、乗降位置は
鎖線で示す横向き位置である。この場合、車体5
3は4ドアタイプのもので、後部座席11,11
の両側面にもドアがあり、夫々、座席11,11
を旋回枢軸16,16を中心として90゜矢印方向
に旋回させ、正規位置と乗降位置とに旋回させる
ものである。
次に、具体的な乗降操作を説明する。
先ず、乗車時は、肘掛14の操作レバー26を
握り、ロツクピン20をロツク金具21から外し
て座席11を旋回フレーム2と共に、乗降位置ま
で引き寄せる。このとき、座席11は第4図に示
す状態にある。そして、一方の操作ロツド33を
引き上げて座席11の上昇位置でのロツクを外
し、そのまま操作ロツド33を前に押すと座席1
1は第5図に示す様に降下すると同時に車体53
の側方に突出し、乗車しやすくなる。これは、平
行四辺形リンク機構Aの作動特性によるものであ
る。座席11の降下位置でのロツクは他方の操作
ロツド32を押し込めばよい。そして、この状態
で身体障害者が乗者することになるが、車椅子か
ら乗り移る際にはステツプ9が邪魔になる場合も
あり、この場合にはステツプ9を引込めればよ
い。そして、身体障害者が乗り移ればステツプ9
を引き出し、操作ロツド32を引き出して座席1
1の降下位置でのロツクを外した後、両方の操作
ロツド32,33を引き上げれば、ダンパー機構
7,8の助勢もあるため軽快に座席11を上昇位
置に上昇させることができる。この状態で肘掛1
4の操作レバー26を握り、ロツクピン20をロ
ツク金具22から外して座席11を旋回フレーム
2と共に正規位置まで旋回させる。この状態で手
動式の安全錠27を基板1のロツク穴29に旋錠
しておけば安全である。
降車の場合は上記した操作を逆の順序で行えば
よい。
上記した図面の実施例は、旋回フレーム2を枢
軸旋回方式としたが、旋回レール方式としてもよ
く、また、旋回フレーム2の正規位置及び乗降位
置の車体に対する位置や向きも変更可能であり、
更に、ロツク機構についても図面に示すものに制
約されることなく適宜変更可能である。
以上説明した様に、この考案は、車室内に正規
位置と乗降位置とに旋回可能に支持された旋回フ
レームと、上記旋回フレームに、左右一対の平行
リンク機構を構成する中空筒体の前部支持脚杆と
後部支持脚杆とを介して略水平に昇降揺動可能に
装着され、かつ、両側に肘掛けを有する座席と、
上記座席と旋回フレームとの間に設けられ、座席
の降下シヨツクを吸収し、かつ、座席の上昇位置
への復帰を助勢するダンパー機構と、上記旋回フ
レームに、ロツクピンを具備する操作ロツクレバ
ーを常時ロツク方向に付勢して枢着し、該ロツク
レバーと座席の肘掛けに設けた操作レバーとを操
作ケーブルで連結すると共に、車室内の正規位置
及び乗降位置にロツクピンと対応させてロツク金
具を設け、このロツク金具に、上記操作レバーの
操作により掛止ロツクが解除されるロツクピンを
掛止させるようにした第1のロツク機構と、上記
前部支持脚杆に、上端に握りハンドルを又下端に
ロツクピンを有する操作ロツドを摺動自在に嵌挿
すると共に、旋回フレームに、操作ロツドのロツ
クピンと対応させて座席の降下位置及び上昇位置
ロツク用のロツク穴を形成し、該ロツク穴に上記
ロツクピンを掛脱可能に嵌入掛止させるようにし
た第2のロツク機構とを具備するから、旋回フレ
ームと平行四辺形リンク機構とによつて座席を車
体の出入口に降下突出させて引き出すことがで
き、非常に乗車し易く、また、ダンパー機構によ
つて座席の上昇位置への復帰操作を軽快にするこ
とができる。更に、旋回フレームは、正規位置と
乗降位置とにおいて第1のロツク機構でロツクさ
れるが、そのロツクの解除を座席に着座した乗員
の手元に配置された操作レバーで簡単に行うこと
ができ、しかも、乗員が着座姿勢で手元付近に配
された第2のロツク機構の操作ロツドを押し引き
操作して座席を略水平に昇降動作させることがで
きると共に、座席の降下位置及び上昇位置におい
て操作ロツドを押し込み引出し操作して、座席を
降下位置及び上昇位置にロツクし、かつ、その解
除を行うことができる。このように乗員が座席に
着座した状態で各ロツク機構を簡単、かつ、容易
に操作し得るので、特に、身体障害者の場合、介
添人の手をかりずに自由に自分で乗降することが
でき、身体障害者に朗報をもたらしむるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車用座席の実施例を
示す分解斜視図、第2図は座席の昇降位置でのロ
ツク機構の説明用斜視図、第3図は車体への装備
状態の一例を示す平面的説明図、第4図及び第5
図は乗降位置での座席の降下前(上昇位置状態)
と降下後の状態を示す側面説明図である。 2……旋回フレーム、3,4……前部支持脚
杆、5,6……後部支持脚杆、A……平行四辺形
リンク機構、7,8……ダンパー機構、11……
座席、53……車体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内に正規位置と乗降位置とに旋回可能に支
    持された旋回フレームと、上記旋回フレームに、
    左右一対の平行リンク機構を構成する中空筒体の
    前部支持脚杆と後部支持脚杆とを介して略水平に
    昇降揺動可能に装着され、かつ、両側に肘掛けを
    有する座席と、上記座席と旋回フレームとの間に
    設けられ、座席の降下シヨツクを吸収し、かつ、
    座席の上昇位置への復帰を助勢するダンパー機構
    と、上記旋回フレームに、ロツクピンを具備する
    ロツクレバーを常時ロツク方向に付勢して枢着
    し、該ロツクレバーと座席の肘掛けに設けた操作
    レバーと操作ケーブルで連結すると共に、車室内
    の正規位置及び乗降位置にロツクピンと対応させ
    てロツク金具を設け、このロツク金具に、上記操
    作レバーの操作により掛止ロツクが解除されるロ
    ツクピンを掛止させるようにした第1のロツク機
    構と、上記前部支持脚杆に、上端に握りハンドル
    を又下端にロツクピンを有する操作ロツドを摺動
    自在に嵌挿すると共に、旋回フレームに、操作ロ
    ツドのロツクピンと対応させて座席の降下位置及
    び上昇位置ロツク用のロツク穴を形成し、該ロツ
    ク穴に上記ロツクピンを掛脱可能に嵌入掛止させ
    るようにした第2のロツク機構とを具備する自動
    車用座席。
JP1981069552U 1981-05-13 1981-05-13 Expired JPS6328025Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981069552U JPS6328025Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981069552U JPS6328025Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57181637U JPS57181637U (ja) 1982-11-17
JPS6328025Y2 true JPS6328025Y2 (ja) 1988-07-28

Family

ID=29865421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981069552U Expired JPS6328025Y2 (ja) 1981-05-13 1981-05-13

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6328025Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121219A (en) * 1976-03-31 1977-10-12 Nissan Motor Co Ltd Seat for vehicle
JPS5325939U (ja) * 1976-08-12 1978-03-04

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52121219A (en) * 1976-03-31 1977-10-12 Nissan Motor Co Ltd Seat for vehicle
JPS5325939U (ja) * 1976-08-12 1978-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57181637U (ja) 1982-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7296960B2 (en) Coupling system for attachment of a seat to allow securing and/or lifting thereof
JPS5963241A (ja) 折り畳み式車椅子及び車両への積み、下し装置
CN111821119B (zh) 具有足部束缚功能的轮椅车
GB2069969A (en) Wheelchairs
US7374390B2 (en) Lift mechanism for a seating device
KR102235699B1 (ko) 휠체어 이용자용 탑승장치
JPS6328025Y2 (ja)
JP3147737B2 (ja) 車両用シート
JP2000511814A (ja) 車椅子へ転換自在な椅子およびこの椅子の移送設備
JP4203891B2 (ja) シート装置及びそれを備えた車両
WO1992004002A1 (en) Aircraft boarding chair
JP3888661B2 (ja) 携帯用車椅子
JP3358534B2 (ja) 車両用リフトアップシート
JPS602022Y2 (ja) 身体障害者用自動車のシ−ト引出装置
JP4345902B2 (ja) 車椅子用シートの車両搭載装置
JP4026203B2 (ja) 移送装置
JP3111185B1 (ja) 操作レバー装置およびこれを利用する軽車両
US11998493B2 (en) Motor vehicle for a person with reduced mobility, which is easier to get into/out of
RU217545U1 (ru) Автомобиль для людей с инвалидностью и маломобильных групп населения
JP3664329B2 (ja) 車両用乗降装置
JP3792380B2 (ja) 乗降補助構造付きシートおよびその乗降補助具
JP4538139B2 (ja) 車椅子用シートの車両搭載装置
JP2001354055A (ja) 移動座席付き自動車
JPH11137606A (ja) 車両および車椅子兼用の座席
JPS6222439Y2 (ja)