JPS63277414A

JPS63277414A - 平形ケーブル保持具

Info

Publication number: JPS63277414A
Application number: JP62057514A
Authority: JP
Inventors: Yoshihito Munemasa; 宗政　義仁
Original assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Cable Industries Ltd
Priority date: 1987-03-12
Filing date: 1987-03-12
Publication date: 1988-11-15
Anticipated expiration: 2013-01-19
Also published as: JP2699069B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は平形ケーブルの布設方法に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

近年、ビルや住宅・工場等では、建物の大型化・高層化
、あるいは冷暖房設備の充実・各種ＯＡ機器の普及等に
伴って、電力需要が著しく増大している。

しかして、丸形ケーブルを使用すれば、電圧降下が問題
となり、大型サイズのケーブルを使用せねばならい。そ
こで、電圧降下の少ない平形ケーブルを使用する場合が
多くなった。

しかし、従来では、平形ケーブルを布設する場合、第７
図に示す様に、ケーブル架台ａに支持金具すを取付け、
該支持金具すに平形ケーブルＣを支持させていた。即ち
、この支持金具すは、平形ケーブルＣの下端部が嵌合す
る嵌合溝ｄを有する下部材ｅと、該ケーブルＣの上端部
が嵌合する嵌合溝ｆを有する押え用上部材ｇと、を備え
、該上下部材ｇ、　　ｅにて挟持状に平形ケーブルＣを
保持していた。

そして、この場合の布設方法としては、まず、ケーブル
架台ａに、支持′金具すの下部材ｅをボルト・ナツト等
の固着具りにて取付けた後、平形ケーブルＣを持ち上げ
、下部材ｅの嵌合溝ｄに該ケーブルＣの下端部を嵌合さ
せ、その後、ケーブルＣの上端部に上部材ｇの嵌合溝ｒ
を嵌合させた後、ボルト・ナツト等の固着具ｋにて上下
部材ｇ、　　ｅを固着して該平形ケーブルＣを挟持状に
保持していた。

従って、この場合、上述の様な支持金具を製造せねばな
らず、コスト高となり、また、通常、平形ケーブルＣは
１メートルあたり４１ｇ〜２０ｋｇであるので、それを
手で持ち上げて下部材ｅを嵌合溝ｄに落込む作業がたい
へん面倒であり、その布設作業は非能率なものとなって
いた。

本発明は従来のこのような問題点を解決して、簡単かつ
迅速に平形ケーブルを布設することができる平形ケーブ
ルの布設方法を提供をすることを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本考案の平形ケーブル布設の方法は、ケーブル架台に、
複数本の平形ケーブルの一方の短辺部を接触させて、該
ケーブルを相互に略平行に配列した後、櫛状に介装部を
有するケーブル間隔保持具を、該ケーブルの他方の短辺
部側から、長手方向に沿って所定ピッチにて差込み、該
ケーブル間が所定間隔に保持されるように布設してゆく
ものである。

〔作用〕

上述の方法によれば、ケーブル間隔保持具を差込むのみ
で、ケーブル間が所定間隔に保持されるように、該ケー
ブルを布設してゆくことができ、従来のような、ケーブ
ルを支持金具の上下部材の嵌合溝に嵌合させるために重
量の大きいケーブルをいったん持上げて落込む作業、及
び該上下部材を連結する作業がなくなる。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第１図は本発明に係る布設方法により布設された３本の
平形ケーブルｌを示し、水平布設の場合を示している。

即ち、この平形ケーブル１は、一方の円弧状の短辺部１
４がケーブル架台例えばケーブルラック２の子桁４に載
置されると共に、核子桁４に取付けられるケーブル間隔
保持具３にて該平形ケーブルｌの相互間が所定間隔に保
持されている。

しかして、平形ケーブルｌは、第２図に示す様に、並列
に配列された５本の良導電性金属からなる導体５・・・
と、該導体５・・・を被覆する架橋ポリエチレン等から
なる絶縁体６と、該絶縁体６を被覆するゴム、塩化ビニ
ル等からなるシース７と、から構成され、全体が横断面
扁平長円形状とされζいる。

また、ケーブル間隔保持具３は、ケーブル結束具の役目
を兼ねており、相隣位する上記平形ケーブル１間に介装
される介装部８，８を櫛状に有し、かつ、その外部包囲
部の両端の鍔部９，９が上記ケーブルラック２の子桁４
のボルト・ナツト等の固着具１０．１０にて固着されて
いる。即ち、この間隔保持具３は、略コ字状の外部包囲
部の両側壁部１２、１２に鍔部９，９を連設すると共に
、上壁部１３に上記介装部８．８を垂設してなり、側壁
部１２，１２及び介装部８．８間に平形ケーブル１が嵌
合する嵌合溝１”ｘ　、１１．　ｌｌが形成される。ま
た、嵌合溝１１は、幅寸法Ａが平形ケーブルｌの厚さ寸
法Ｂに対し略同−若しくはやや小さくされ、深さ寸法Ｃ
が該平形ケーブル１の高さ寸法りに対し略同−若しくは
やや小さくされている。さらに、嵌合′ａ１１の上端部
は平形ケーブル１の円弧状の他方の短辺部１５が嵌合す
るように、円弧状とされている。１６．１７は、夫々上
記固着具１０を取付けるために鍔部９及び子桁４に貫設
された貫孔である。また、この保持具３が子桁４に固着
された場合、勿論、ケーブル１の一方の短辺部１４、及
び、鍔部９は該子桁４に当接した状態となる。

しかして、本発明の布設方法にて、平形ケーブル１を布
設するには、先ず、平形ケーブル１の一方の短辺部１４
を、ケーブルラック２の所定ピッチに配設された子桁４
・・・に接触させて（この場合は、平形ケーブル１を子
桁４・・・に載置させる。）、該ケーブル１を相互に略
平行に配列する。そして、その後、ケーブル間隔保持具
３を、介装部８，８が相隣位するケーブル１．１間に介
装されるように第１図の仮想線で示す位置から矢印Ｅ方
向に押込んで、該ケーブルｌの他方の短辺部１５側から
差込み、固着具１０にて該保持具３と子桁４とを順次固
着してゆく。このようにケーブル１の長手方向に沿って
所定ピッチ毎に結束具としてのケーブル間隔保持具３・
・・を差込んで子桁４・・・に固定してゆく。

従って、この場合、各ケーブルｌは、保持具３の嵌合溝
１１に嵌合された状態となり、確実に保持具３に保持さ
れ、かつ、各ケーブル間は、所定間隔とされる。

次に、第３図は、ケーブル間隔保持具３の変形例であり
、この場合の保持具３は、固着具１０を使用せずに、ワ
イヤ、ベルト、紐等の結束部材１８にて子桁４に固着さ
れる。即ち、この場合、鍔部９に係止溝１９を形成し、
該係止溝１９及び子桁４に上記結束部材１８を巻設して
、該保持具３と子桁４とを固着する。また、この介装部
８に、空隙部１９を設け、該介装部８の空隙部形成片部
８ａ、８ａを相互に接近・離間両方向に弾性変形可能と
して、該介装部８に板バネ片の如きスプリング性を持た
せ、平形ケーブルｌの厚さ寸法Ｂの多少の違いに対応さ
せると共に確実にケーブル１を把持させる。

また、第４図と第５図は、ケーブル間隔保持具３のさら
に別の変形例を示し、この場合の保持具は、鍔部９，９
を有さないものであり、子桁４に固着されない。

すなわち、この場合の布設方法は、子桁４に平形ケーブ
ル１を載置し、その後、この保持具３を、ケーブル１の
他方の短辺部１５側から長手方向に沿って所定ピッチに
て順次差込んでゆくものである。

従って、この場合は、子桁４に貫孔１７を形成する必要
がなく、また、保持具３の配設ピッチを、子桁４の配設
ピッチと同一とする必要がなく、その布設はより簡単な
ものとなる。

しかして、上述の実施例ではすべて水平布設の場合のみ
を示しているが、第６図に示す様に、勿論、垂直布設の
場合にもこの方法にて行える。すなわち、天井等から垂
下された平形ケーブルト・・を、床面等から立設された
ケーブルラック２に、一方の短辺部１４を接触させて、
該ケーブル１を相互に略平行に配列した後、第１図及び
第２図に示したケーブル間隔保持具３を、ケーブルｌの
他方の短辺部１５側から長手方向（つまり鉛直方向）に
沿って所定ピッチにて順次差込み、固着具１０にて該保
持具３とケーブルラック２とを固着する。なお、垂直布
設においても、第３図及び第４図に示した保持具３を使
用するも好ましい。このようにして、垂直布設にあって
も、ケーブル間が所定間隔に保持される。

なお、本発明は図示の実施例に限定されず、本発明の要
旨を通説しない範囲で設計変更自由であり、例えば、ケ
ーブルラック２に代えて、ケーブル布設方向に多数個の
腕木（金属製含む）を所定ピッチで列設してなる構成の
ケーブル架台を通用してもよい。また第４図と第５図に
示す実施例以外は、ケーブル間隔保持具３とケーブルラ
ック２とを固着しているが、この場合において、該保持
具３を該ケーブルラック２に固着させず、平形ケーブル
１の一方の短辺部１４に帯板片等からなる当接部材を当
接させ、該当接部材とこの保持具３とを固着するように
するも自由である。さらには、平形ケーブル１は実施例
では、すべて３本であるが、勿論、複数本例えば２本、
４本、６本又は８本とするも自由であり、２本の場合、
保持具３の介装部８は１個とされ、同様に４本の場合、
介装部８は３個、６本の場合、介装部８は５個、８本の
場合、介装部８は７個とされる。また、平形ケーブル１
の導体５の数も勿論自由である。なお、保持具３の材質
としては、アルミニウム、プラスチック等の非磁性体と
するのが好ましい。

〔発明の効果〕

本発明の平形ケーブルの布設方法によれば、従来のよう
な、重量大なるケーブルをいったん持上げて、支持金具
すの下部材ｅの嵌合溝ｄに落込む作業及び該上下部材ｇ
、　　ｅを連結する作業がなくなり、その布設作業は極
めて簡単なものとなり、迅速に行なえ、作業性が極めて
向上する。また、ケーブル間隔保持具３は、従来の支持
金具すに比べて、構造が簡単であり、コストの低減にも
寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の方法により布設された平形
ケーブルの斜視図、第２図は布設状態の要部拡大断面図
、第３図はケーブル間隔保持具の変形例を示す拡大断面
図、第４図はさらに別の変形例のケーブル間隔保持具を
使用した場合の布設状態の斜視図、第５図はその要部断
面図、第６図は他の実施例の方法により布設された平形
ケーブルの斜視図である。第７図は従来の方法により布
設された平形ケーブルの要部断面図である。１・・・平形ケーブル、３・・・ケーブル間隔保持具、
８・・・介装部、１４．１５・・・短辺部。特　許　出　願　人　　三菱電線工業株式会社第１図第２図第３１Ａ第４図第６　図第５図第７図

Claims

【特許請求の範囲】

１、ケーブル架台に、複数本の平形ケーブルの一方の短
辺部を接触させて、該ケーブルを相互に略平行に配列し
た後、櫛状に介装部を有するケーブル間隔保持具を、該
ケーブルの他方の短辺部側から、長手方向に沿って所定
ピッチにて差込み、該ケーブル間が所定間隔に保持され
るように布設してゆくことを特徴とする平形ケーブルの
布設方法。