JPS6327050Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6327050Y2 JPS6327050Y2 JP1982180057U JP18005782U JPS6327050Y2 JP S6327050 Y2 JPS6327050 Y2 JP S6327050Y2 JP 1982180057 U JP1982180057 U JP 1982180057U JP 18005782 U JP18005782 U JP 18005782U JP S6327050 Y2 JPS6327050 Y2 JP S6327050Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- cylinder
- oil
- cylinder head
- small hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 11
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
（産業上の利用分野）
この考案は、シリンダ及びシリンダヘツドが傾
斜したオーバーヘツドカムシヤフト型の多気筒Ｖ
型４サイクルエンジンのオイル抜き装置に関す
る。
斜したオーバーヘツドカムシヤフト型の多気筒Ｖ
型４サイクルエンジンのオイル抜き装置に関す
る。
（従来の技術およびその問題点）
オーバヘツド型４サイクルエンジンは、シリン
ダヘツドにカムシヤフトが軸架されていて、ロツ
カーアームを介して、吸気弁及び排気弁を開閉し
ている。そしてロツカーアーム及びカムシヤフト
には、オイルポンプによつて潤滑油が供給されて
いる。例えば実開昭53−130306号公報に示されて
いるように、シリンダヘツドの側面は、窓孔が設
けてあり、通常はキヤツプが取付けてあるが、タ
ペツトクリアランスを調節する場合は、キヤツプ
を外して、窓孔に工具を挿入して調節する。特
に、多気筒Ｖ型のエンジンのように、シリンダ及
びシリンダヘツドが傾斜している場合は、キヤツ
プの位置がシリンダヘツドの下側になることを避
けることができない。ところがこのような場合、
タペツトクリアランス調整のため、キヤツプを外
すと、キヤツプの内側に溜つている潤滑油が流れ
出してクランクケース等を汚損する等の問題があ
る。
ダヘツドにカムシヤフトが軸架されていて、ロツ
カーアームを介して、吸気弁及び排気弁を開閉し
ている。そしてロツカーアーム及びカムシヤフト
には、オイルポンプによつて潤滑油が供給されて
いる。例えば実開昭53−130306号公報に示されて
いるように、シリンダヘツドの側面は、窓孔が設
けてあり、通常はキヤツプが取付けてあるが、タ
ペツトクリアランスを調節する場合は、キヤツプ
を外して、窓孔に工具を挿入して調節する。特
に、多気筒Ｖ型のエンジンのように、シリンダ及
びシリンダヘツドが傾斜している場合は、キヤツ
プの位置がシリンダヘツドの下側になることを避
けることができない。ところがこのような場合、
タペツトクリアランス調整のため、キヤツプを外
すと、キヤツプの内側に溜つている潤滑油が流れ
出してクランクケース等を汚損する等の問題があ
る。
この考案は、かかる点に鑑みキヤツプを外す前
にキヤツプ内側の潤滑油だけを抜取ることができ
るようにしたものである。
にキヤツプ内側の潤滑油だけを抜取ることができ
るようにしたものである。
（問題点を解決するための手段）
本考案は、シリンダ及びシリンダヘツドが傾斜
したオーバーヘツドカムシヤフト型の多気筒Ｖ型
４サイクルエンジンに於て、シリンダヘツドの側
面に締着するタペツトクリアランス調整用キヤツ
プの最下部になる部分にオイル抜き用小孔を穿設
し、該小孔にプラグを着脱自在に取着するように
したことを特徴とするものである。しかして、タ
ペツトクリアランスの調整に際しては、タペツト
クリアランス調整用キヤツプの取外しに先立つて
プラグを取り外し、キヤツプの内側に溜つている
潤滑油だけを油受け等に抜き取り、その後上記キ
ヤツプを取り外して所定のタペツトクリアランス
の調整を行ない、これによつて潤滑油によるクラ
ンクケース等の汚損を防止することができる。
したオーバーヘツドカムシヤフト型の多気筒Ｖ型
４サイクルエンジンに於て、シリンダヘツドの側
面に締着するタペツトクリアランス調整用キヤツ
プの最下部になる部分にオイル抜き用小孔を穿設
し、該小孔にプラグを着脱自在に取着するように
したことを特徴とするものである。しかして、タ
ペツトクリアランスの調整に際しては、タペツト
クリアランス調整用キヤツプの取外しに先立つて
プラグを取り外し、キヤツプの内側に溜つている
潤滑油だけを油受け等に抜き取り、その後上記キ
ヤツプを取り外して所定のタペツトクリアランス
の調整を行ない、これによつて潤滑油によるクラ
ンクケース等の汚損を防止することができる。
（実施例）
以下本考案を図面に示す実施例について説明す
る。
る。
図に示すエンジンは、多気筒Ｖ型エンジンで、
シリンダ１及びシリンダヘツド２が、大巾に傾斜
した姿勢でクランクケース３に装着されている。
シリンダ１及びシリンダヘツド２が、大巾に傾斜
した姿勢でクランクケース３に装着されている。
そして、シリンダヘツド２には、カムシヤフト
４が回転自在に軸架されていて、そのカムシヤフ
ト４のカム５によつてロツカーアーム６を介して
吸排気弁７を開閉する。尚、図は排気弁７の部分
（第１図Ａ矢視部）を一実施例として示してあり、
これはオーバーヘツドカムシヤフト型のエンジン
といわれている。而して本考案は、シリンダヘツ
ド２の側面に、タペツトクリアランス調整用の窓
孔８を設け、この窓孔８は通常は、キヤツプ９を
ビスで締着して塞がれている。キヤツプ９には、
最下部に位置する部分に、オイル抜き用の小孔１
０を設ける。小孔１０には、ゴム栓等でできたプ
ラグ１１を挿入して取着する。１２は潤滑油のレ
ベルを示す。
４が回転自在に軸架されていて、そのカムシヤフ
ト４のカム５によつてロツカーアーム６を介して
吸排気弁７を開閉する。尚、図は排気弁７の部分
（第１図Ａ矢視部）を一実施例として示してあり、
これはオーバーヘツドカムシヤフト型のエンジン
といわれている。而して本考案は、シリンダヘツ
ド２の側面に、タペツトクリアランス調整用の窓
孔８を設け、この窓孔８は通常は、キヤツプ９を
ビスで締着して塞がれている。キヤツプ９には、
最下部に位置する部分に、オイル抜き用の小孔１
０を設ける。小孔１０には、ゴム栓等でできたプ
ラグ１１を挿入して取着する。１２は潤滑油のレ
ベルを示す。
次に本考案の作用を説明する。タペツトクリア
ランス調整が必要なときは、プラグ１１の下方に
図示しない油受けを置き、プラグ１１を小孔１０
から取外すと、キヤツプ９の内側の潤滑油を油受
けに抜取ることができる。このように、キヤツプ
９の内側の潤滑油を抜取つてから、キヤツプ９を
窓孔８から外せば、潤滑油が流れ出ることがな
く、窓孔８から、タペツトクリアランスを調整で
きる。
ランス調整が必要なときは、プラグ１１の下方に
図示しない油受けを置き、プラグ１１を小孔１０
から取外すと、キヤツプ９の内側の潤滑油を油受
けに抜取ることができる。このように、キヤツプ
９の内側の潤滑油を抜取つてから、キヤツプ９を
窓孔８から外せば、潤滑油が流れ出ることがな
く、窓孔８から、タペツトクリアランスを調整で
きる。
こうして、潤滑油によつてクランクケース３等
を汚したりすることを防ぐことができる。
を汚したりすることを防ぐことができる。
以上説明したように、この考案は、シリンダ及
びシリンダヘツドが傾斜したオーバーヘツドカム
シヤフト型の多気筒Ｖ型４サイクルエンジンに於
て、シリンダヘツドの側面に締着するタペツトク
リアランス調整用キヤツプの最下部になる部分に
オイル抜き用小孔を穿設し、該小孔にプラグを着
脱自在に取着するようにしたので、タペツトクリ
アランスを調整する場合は、キヤツプを外すのに
先立つて、油受けをプラグ下方に置いてプラグを
抜くことによつて、キヤツプ内側の潤滑油だけを
抜取ることができ、クランクケース等を汚すこと
を防ぐことができる。したがつて、タペツトクリ
アランス調整の度毎にクランクケース内の全ての
潤滑油を抜取るような必要がない。
びシリンダヘツドが傾斜したオーバーヘツドカム
シヤフト型の多気筒Ｖ型４サイクルエンジンに於
て、シリンダヘツドの側面に締着するタペツトク
リアランス調整用キヤツプの最下部になる部分に
オイル抜き用小孔を穿設し、該小孔にプラグを着
脱自在に取着するようにしたので、タペツトクリ
アランスを調整する場合は、キヤツプを外すのに
先立つて、油受けをプラグ下方に置いてプラグを
抜くことによつて、キヤツプ内側の潤滑油だけを
抜取ることができ、クランクケース等を汚すこと
を防ぐことができる。したがつて、タペツトクリ
アランス調整の度毎にクランクケース内の全ての
潤滑油を抜取るような必要がない。
図は本考案の一実施例を示し、第１図は場所を
示す全体側面図、第２図は第１図Ａ矢示部分の拡
大断面図である。 １……シリンダ、２……シリンダヘツド、４…
…カム、９……キヤツプ、１０……小孔、１１…
…プラグ。
示す全体側面図、第２図は第１図Ａ矢示部分の拡
大断面図である。 １……シリンダ、２……シリンダヘツド、４…
…カム、９……キヤツプ、１０……小孔、１１…
…プラグ。
Claims (1)
- シリンダ及びシリンダヘツドが傾斜したオーバ
ーヘツドカムシヤフト型の多気筒Ｖ型４サイクル
エンジンに於て、シリンダヘツドの側面に締着す
るタペツトクリアランス調整用キヤツプの最下部
になる部分にオイル抜き用小孔を穿設し、該小孔
にプラグを着脱自在に取着するようにしたことを
特徴とする４サイクルエンジンのオイル抜き装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18005782U JPS5985310U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ４サイクルエンジンのオイル抜き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18005782U JPS5985310U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ４サイクルエンジンのオイル抜き装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5985310U JPS5985310U (ja) | 1984-06-09 |
| JPS6327050Y2 true JPS6327050Y2 (ja) | 1988-07-22 |
Family
ID=30390507
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18005782U Granted JPS5985310U (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | ４サイクルエンジンのオイル抜き装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5985310U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339807U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-06 |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP18005782U patent/JPS5985310U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5339807U (ja) * | 1976-09-10 | 1978-04-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5985310U (ja) | 1984-06-09 |
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