JPS63269466A

JPS63269466A - 印刷配線板用電気コネクタ

Info

Publication number: JPS63269466A
Application number: JP62104908A
Authority: JP
Inventors: Keiichi Yasuda; 圭一安田; Kenichi Nakano; 中埜　賢一
Original assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Current assignee: Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date: 1987-04-27
Filing date: 1987-04-27
Publication date: 1988-11-07

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、高密度な配線を有する印刷配線板に用いられ
る多端子型電気コネクタに関するものである。

〔従来技術〕

従来、この種のコネクタは、第８図に示すように、高密
度な配線を有する印刷配線板１に多数のスルーホール２
を設け、そのスルーホール２にメ゛　ツキ等で導電層（
導体パッドの部分も含む）３を設け、この導電層３が設
けられたスルーホール２に電気接続端子４を挿入してス
ルーホール２の中の導電層３と電気接続端子４とを半田
５で電気的。

機械的に接続し、前記電気接続端子４をコネクタ本体６
の底面に設けられている貫通孔６Ａに挿入して固定した
ものがある。前記スルーホール２の中に設けられている
導電層３は、印刷配線板１上に設けられている多数の配
線の内、所定の配線にそれぞれ接続されている。そして
、前記電気接続端子４は、印刷配線板１の裏面に配置さ
れるケーブルコネクタ１１等の雄端子として共用された
り、印刷配線板１の付線変更用のワイヤラッピング端子
として利用されることが多く、印刷配線板１のスルーホ
ール２を介して電気接続を行う電気接続端子４を増して
コネクタの多端子化及び高密度化を図ろうとするもので
ある。

また、第９図に示すように、印刷配線板１の表面に配線
の接続端子である導体パッド７を多数個設け、その導体
パッド７と電気的接続を行うための電気接続部８Ａを有
する電気接続端子（ピン）８をコネクタ本体９の底部に
設けられている貫通孔９Ａに挿入して、印刷配線板１と
前記コネクタ本体９とをねじ止め等の連結固定金具１０
で強固に連結固定することにより、前記電気接続端子８
の電気接続部８Ａと導体バット７とが密着して電気的に
接続されたものがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、上記従来の前者のコネクタにおいては、
コネクタの多端子化及び高密度化を図ろうとする場合、
印刷配線板１のスルーホール２を高密度に設ける必要が
あり、そのために、印刷配線板１の強度を低下させ、か
つその製造が困難であるという問題があった。また、前
記印刷配線板１のスルーホール２を介して電気接続を行
う電気接続端子４を増してコネクタの多端子化及び高密
度化を図ろうとすると、印刷配線板１の裏面に配置され
るケーブルコネクタ１１も新規に開発する必要が生じた
り、あるいは高密度・多端子化された印刷配線板１のス
ルーホール２を介して電気接続を行う電気接続端子４は
、印刷配線板１の裏面において細径どなると共に、付線
変更のワイヤラッピング等を行う場合に、一端子当りの
作業占有面積が減少して、その作業が不可能となるとい
う問題があった。

また、後者の従来のコネクタにおいては、コネクタの多
端子化及び高密度化は、比較的容易に製造することがで
きるが、印刷配線板１の導体パッド７との安定した電気
的接続を長期にわたって保証するには、コネクタ本体９
を印刷配線板１に強固に固定しなければならないため、
例えばねじ止め等の連結固定金具１０等付加機構が不可
欠であるという問題があった。また、この種のコネクタ
では、印刷配線板１の裏面に貫通する端子がないため、
印刷配線板１の裏面にケーブルコネクタを実装する場合
や付線変更に対処するためには印刷配線板１の表面側と
同様の別部材の電気接続端子１２を新たに設ける必要が
あった。

本発明は、前記問題点を解決するためになされたもので
ある。

本発明の目的は、印刷配線板用電気コネクタにおいて、
印刷配線板のスルーホールを従来以上に高密度に設ける
ことなくコネクタの高密度化及び多端子化を図ると共に
、印刷配線板の導体パッドとの安定した電気的接続を長
期にわたって保証することができる技術を提供すること
にある。

本発明の他の目的は、印刷配線板用電気コネクタにおい
て、印刷配線板の裏面側に接続されるケーブルコネクタ
とのインターフェースの条件等を変更する必要なしにコ
ネクタの高密度化及び多端子化を図ることができる技術
を提供することにある。

本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は１本
明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろ
う。

〔問題点を解決するための手段〕

本願において開示される発明のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。

本発明は、印刷配線板のスルーホールを介して電気接続
端子と印刷配線板の印刷配線パターンとを電気的に接続
する印刷配線板用電気コネクタであって、前記スルーホ
ールを介して印刷配線に電気的に接続する第１の電気接
続端子の他に、当該印刷配線板の表面に形成された導体
パッドに直接電気的に接続する第２の電気接続端子を有
することを主たる特徴とするものである。

〔作用〕

前記手段によれば、前記スルーホールを介して印刷配線
に電気的に接続する第１の電気接続端子の他に、当該印
刷配線板の表面に形成された導体パッドに直接電気的に
接続する第２の電気接続端子を設けたことにより、従来
の印刷配線板用電気コネクタの印刷配線板上のスルーホ
ールの数に対応する第１の電気接続端子の他に、スルー
ホールを用いない第２の電気接続端子を容易に追加する
ことができるので、印刷配線板のスルーホールを従来以
上に高密度に設けることなく、コネクタ端子（電気接続
ピン）の高密度化又は多端子化を図ることができる。ま
た、これにより、高密度化又は多端子化した印刷配線板
用電気コネクタであっても、印刷配線板上に設けられて
いるスルーホール数がその印刷配線板の強度を低下させ
ない程度の数で良いので、電気接続端子と印刷配線板の
導体パッドとの安定した電気的接続を長期にわたって保
証することができる。また、前記印刷配線板の裏面側に
接続されるケーブルコネクタ等とのインターフェース条
件等を変更することなく、第１の電気接続端子によって
ケーブルコネクタ等を付加することができる。

〔発明の実施例〕

以下１図面を用いて本発明の一実施例を詳細に説明する
。

なお、実施例を説明するための全回において、同一機能
を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は
省略する。

〔実施例Ｉ〕

第１図は５本発明の実施例■の印刷配線板用電気コネク
タの概略構成を説明するための図である。

本実施例Ｉの印刷配線板用電気コネクタは、第１図に示
すように、印刷配線板１の表面上の印刷配線板用電気コ
ネクタの電気接続端子（第１の電気接続端子）４の各々
の間に、導体パッド２０を設け、その導体パッド２０と
第２の電気接続端子２１を半田で電気的に接続したもの
である。そして、第１の電気接続端子４とスルーホール
２の導電層３とを半田５で電気的２機械的に接続する。

また、印刷配線板１のスルーホール２を介して電気接続
を行う第１の電気接続端子４を、コネクタ本体６の底面
に設けられている貫通孔６Ａに圧入して、コネクタ本体
６に第１の電気接続端子４を保持すると共に、印刷配線
板１の導体パッド２０と第２の電気接続端子２１との間
の電気接続部をコネクタ本体６と印刷配線板１に加わる
力によって押圧し、導体パッド２０と第２の電気接続端
子２１とを電気的に接続するようにしてもよい。また、
前記第１の電気１妾続端子４を、印刷配線板１に設けら
れているスルーホール２の内部の導電層（導体パッドの
部分も含む）３に圧入して、機械的、電気的に接続する
ことにより、前記半田５による半田接続を絶縁性の接着
剤による接着剤接続にすることもできる。さらに、前記
圧入接続を強固にした場合には、前記半田接続あるいは
接着剤接続は省略することができる。

以上の説明かられかるように１本実施例Ｉによれば、ス
ルーホール２を介して印刷配線板１上の導電層３（導体
パッド）とを電気的に接続する第１の電気接続端子４と
、当該印刷配線板１の表面に形成された導体パッド２０
に直接電気的に接続する第２の電気接続端子２１とを設
けたことにより、従来の印刷配線板用電気コネクタの印
刷配線板上のスルーホール２の数に対応する第１の電気
接続端子４の他に、スルーホール２を用いない第２の接
続端子２１を容易に追加することができるので、印刷配
線板ｌのスルーホール２を従来以上に高密度に設けるこ
となく、かつ、従来のケーブルコネクタ等をそのまま用
いて、コネクタ端子（電気接続ピン）の高密度化又は多
端子化を図ることができる。

また、これにより、高密度化又は多端子化した印刷配線
板用電気コネクタであっても、印刷配線板上に設けられ
ているスルーホールの数がその印刷配線板の強度を低下
させない程度の数で良いので、電気接続端子と印刷配線
板の導体パッドとの電気的接続を安定にかつ長期にわた
って保証することができる。

また、前記印刷配線板１の裏面側に接続されるケーブル
コネクタ等とのインターフェース条件等７　゛を変更す
ることなく、第１の電気接続端子４によってケーブルコ
ネクタ等を付加することができる。

〔実施例■〕

第２図は１本発明の実施例■の印刷配線板用電気コネク
タの概略構成を説明するための上から見た平面図。

第３図は、第２図示すｍ−ｍ切断線で切断した断面図。

第４図は、第３図に示す印刷配線板とコネクタ本体とを
接続する前の第２の電気接続端子の状態を示す図、第５図は、第２図に示すＩＶ−ＩＶ切断線線で切断した
断面図、第６図は、第５図に示す印刷配線板とコネクタ本体とを
接続する前の第２の電気接続端子の状態を示す図である
。

本実施例■の印刷配線板用電気コネクタは、第２図乃至
第６図に示すように、前記実施例Ｉの第１の電気接続端
子４と第２の電気接続端子２１の構造を変形して、コネ
クタ本体６を印刷配線板１に確実に固定し、第２の電気
接続端子２１と導体パッド２０との接続を確実にしたも
のである。

すなわち、第２の電気接続端子２１を印刷配線板１の上
の導体パッド２０との間でばね力を付与できる構造とし
、コネクタ本体６が印刷配線板１に固定されていないフ
リ一時には、第４図に示すように５第２の電気接続端子
２１の接続部ばね２１Ａは変位していない状態にある。

そして、第３図に示すように、印刷配線板１とコネクタ
本体６との固定時には、電気接続端子２１の接続部ばね
２１Ａは、印刷配線板１との間にばね力を発生し、印刷
配線板１の表面を常に押し付けるように作用する。この
ばね力を十分に大きくするか、あるいは接点としての表
面処理及び適切なばね力に設定すると、電気接続子２１
と導体パッド２０との間の半田付けは不要となる。また
、電気接続子２１と導体パッド２０との間の半田付は接
続も併用するならば、より信頼性の高い接続を実現する
ことができる。

そして、第５図及び第６図に示すように、第１の電気接
続端子４に突起部２２を設け、この第１の電気接続端子
４の一端からスルーホール２を貫通させ、この貫通した
第１の電気接続端子４の部分□　とスルーホール２の内
部の導電層３とを半田５で固定されるとき、コネクタ本
体６は第１の電気接続端子４の突起部２２の作用によっ
て間接的に印刷配線板１に固定されるため、第３図及び
第４図に示すように、第２の電気接続端子２１が印刷配
線板１との間にばね力を発生したとき、この接続部ばね
２１Ａは、印刷配線板１の表面を常に押し付けるように
作用するので、第２の電気接続端子２１と導体パッド２
０との電気接続を安定に保持することができる。

また、第７図に示すように、前記第１の電気接続端子４
に小さい突起部２２Ａを設け、コネクタ本体６を弾性を
有する樹脂等の材料で構成し、前記第１の電気接続端子
４をスルーホール２に強制的に押し込んで、コネクタ本
体６と第１の電気接続端子４との接触摩擦を大きくして
確実に固定するようにしてもよい。

以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。

例えば、前記実施例においては、第１の電気接続端子４
と第２の電気接続端子２１は、交互に配列したが、これ
に限定されるものではなく、必要に応じて変形し得るこ
とは勿論である。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、スルーホールを
介して印刷配線板上の導体パッドとを電気的に接続する
第１の電気接続端子と、当該印刷配線板の表面に形成さ
れた導体パッドに直接電気的に接続する第２の電気接続
端子とを設けたことにより、従来の印刷配線板用電気コ
ネクタの印刷配線板上のスルーホールの数に対応する第
１の電気接続端子の他に、スルーホールを用いない第２
の接続端子を容易に追加することができるので。

印刷配線板のスルーホールを従来以上に高密度に設ける
ことなく、かつ、従来のケーブルコネクタ等をそのまま
用いて、コネクタ端子（電気接続ピン）の高密度化又は
多端子化を図ることができる。

また、これにより、高密度化又は多端子化した印刷配線
板用電気コネクタであっても、印刷配線板上に設けられ
ているスルーホール数がその印刷配線板の強度を低下さ
せない程度の数で良いので、電気接続端子と印刷配線板
の導体パッドとの電気的接続を安定にかつ長期にわたっ
て保証することができる。

また、前記印刷配線板の裏面側に接続されるケーブルコ
ネクタ等とのインターフェース条件等を変更することな
く、第１の電気接続端子によってケーブルコネクタ等を
付加することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例Ｉの印刷配線板用電気コネク
タの概略構成を説明するための図。第２図は１本発明の実施例■の印刷配線板用電気コネク
タの概略構成を説明するための上から見た平面図、第３図は、第２図示す■−■切断線で切断した断面図、第４図は、第３図に示す印刷配線板とコネクタ本体とを
接続する前の第２の電気接続端子の状態を示す図。第５図は、第２図に示すＩＶ−ＩＶ切断線線で切断した
断面図、第６図は、第５図に示す印刷配線板とコネクタ本体とを
接続する前の第２の電気接続端子の状態を示す図。第７図は、第５図に示す印刷配線板とコネクタ本体との
接続部の他の実施例を説明するための説明図、第８図及び第９図は、従来の印刷配線板用電気コネクタ
の問題点を説明するための図である。図中、１・・・印刷配線板、２・・・スルーホール。４・・・第１の電気接続端子、６・・・コネクタ本体、
３．２０・・・導体パッド、２１・・・第２の電気接続
端子、２２・・・突起部である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）印刷配線板のスルーホールを介して電気接続端子
と印刷配線板の印刷配線パターンとを電気的に接続する
印刷配線板用電気コネクタであって、前記スルーホール
を介して印刷配線に電気的に接続する第１の電気接続端
子の他に、当該印刷配線板の表面に形成された導体パッ
ドに直接電気的に接続する第２の電気接続端子を有する
ことを特徴とする印刷配線板用電気コネクタ。
（２）前記第１の電気接続端子は、前記スルーホールと
の間で無半田圧入接続あるいは導電性接着材あるいは絶
縁性接着材による接続によってコネクタ本体に機械的に
固定されることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
載の印刷配線板用電気コネクタ。
（３）前記第２の電気接続端子と前記導体パッドとの電
気的接続は、半田接続あるいは導電性接着材による接続
で行うことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２
項に記載の印刷配線板用電気コネクタ。
（４）前記第１の電気接続端子は、コネクタ本体に設け
られている貫通孔との間で摩擦力による保持あるいは電
気接続端子に設けられた突起部により保持されることを
特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の印刷配線板用
電気コネクタ。
（５）前記第２の電気接続端子と前記導体パッドとの電
気的接続を良好にするために、該第２電気接続端子に弾
性力を付与したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
又は第４項に記載の印刷配線板用電気コネクタ。