JPS63265982A - 光硬化性ガラス接着用組成物 - Google Patents

光硬化性ガラス接着用組成物

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JPS63265982A
JPS63265982A JP62100750A JP10075087A JPS63265982A JP S63265982 A JPS63265982 A JP S63265982A JP 62100750 A JP62100750 A JP 62100750A JP 10075087 A JP10075087 A JP 10075087A JP S63265982 A JPS63265982 A JP S63265982A
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JP
Japan
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glass
adhesive composition
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polyorganosiloxane
composition
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JP62100750A
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English (en)
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Atsushi Kurita
栗田 温
Masayuki Hatanaka
畑中 正行
Fui Samu
サム・フィ
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Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F299/00Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers
    • C08F299/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
    • C08F299/08Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates from polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J183/00Adhesives based on macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon, with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Adhesives based on derivatives of such polymers
    • C09J183/04Polysiloxanes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J4/00Adhesives based on organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond ; adhesives, based on monomers of macromolecular compounds of groups C09J183/00 - C09J183/16
    • C09J4/06Organic non-macromolecular compounds having at least one polymerisable carbon-to-carbon unsaturated bond in combination with a macromolecular compound other than an unsaturated polymer of groups C09J159/00 - C09J187/00

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、新規な光硬化性ガラス接着用組成物に係り、
さらに詳しくはガラスとガラス、あるいはガラスと他の
部材との間に介在させて、紫外線ランプや蛍光灯などか
らの光を照射することにより、そのガラスを透過した光
によっても十分に硬化されうる光硬化性ガラス接着用組
成物に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 従来より、ガラスとガラスの接着には、光硬化可能な有
機系接着剤が使用されてきた。しかし、この有機系接着
剤は硬化が簡単であることや透明性がよいことなどの長
所がある反面、耐湿性や耐熱性が不十分であり、また硬
化時の収縮が大きいなどの欠点があり、高温多湿下にお
ける接着信顆性に欠けるという問題があった。
一方、これとは別にガラスの接着剤として、以前から室
温硬化型液状シリコーンゴムが知られている。この種の
接着剤は硬化が縮合反応によって行われるため、広い面
積の接着に用いると、硬化に長時間を要するなどの開戸
かあり、適用範囲ルC制限されている。そこで、硬化に
付加フルを利用した加熱硬化性液状シリコーンゴムが開
発されたが、用途として電子機器の部品に使用される場
合、高い温度をかけられないという問題や、ヒートサイ
クル試験でクラックが発生しゃずいという問題があり、
また省エネルギーの面からも適用が制限されている。こ
れらの理由から、シリコーンゴム(ポリオルガノシロキ
サン)の光硬化性接着剤が以前から要望されていた。
このような光硬化性シリコーン組成物については、すで
にいくつかの文献に紀元されている。例えば米国特許第
3.726.710号明a書には、ビニル基含有ポリオ
ルガノシロキサンに各種の光反応開始剤を添加し、高強
度紫外線照射を行うと硬化することが記載されている。
しかしながら、これに記載されている組成物はシリコー
ン剥離紙を製造するためのもので、薄膜の硬化には適し
ているものの、ガラスの接着剤として使用しうるちので
はない。すなわち、その理由は、上述の組成物はガラス
との接着性がなく、またガラスを透過した光によっては
硬化性が著しく低下するためである。
また、米国特許第3,8113.282号明細書には、
メルカプト基含有ポリオルカッシロキサン、ポリメチル
ビニルシロキ→カンおよび各種の有機過酸化物からなる
組成物が記載されているが、この組成物は室温における
保存安定性が悪く、ゲル化が進行してしまうという重大
な欠点があった。
さらに、特公昭52−40334号公報には、ビニル基
含有ポリオルガノシロキサン、ポリオルガノハイドロジ
エンシロキサンおよび光増感剤からなる組成物が、特開
昭55−125123号公報には、ビニル基含有ポリオ
ルガノシロキサンおよび有機過酸化物からなる組成物が
記載されているが、これらはいずれもカラスに対する接
着力不足およびガラスの透過光による硬化性不足があり
、ガラスの接着剤としては使用できない。
これら光硬化性シリコーン組成物とは別に、特公昭55
−44778号公報には、25°Cにおける粘度が少な
くとも ioo、 0OOcPであるポリオルガノシロ
キサンと、硬化触媒として有機過酸化物およびインシア
ヌレート誘導体とからなる自己結合する熱硬化性シリコ
ーンゴム組成物が記載されているが、この組成物は加熱
によって硬化、接着するものであるため、前述した加熱
硬化性液状シリコーンゴムと同様な間頚があり、またポ
リオルガノシロキサンの粘度が高く、接着剤としての用
途に適さない。
このように、消熱性および耐湿性に優れ、速硬化性のガ
ラス用接着剤が、例えば電子機器の光学部品への用途と
して要望されてきたが、現在まで十分に満足のいく接着
剤は得られていない。
[発明の目的] 本発明はこのような従来の事情に対処してなされたもの
で、ガラスを透過した光の短時間照射で硬化し、その収
縮率が小さくて良好な接着性を示し、しかも優れた耐湿
性と耐熱性を有する光硬化性ガラス接着用組成物を提倶
することを目的とする。
[発明の構成] 本発明者らは、このような目的を達成すべく鋭意検3す
した結果、ビニル基含有ポリオルガノシロキサンに、芳
香族ケトン系光反応開始剤とトリアルケニルイソシアヌ
レート類とを添加した組成物含ガラス板とガラス板、あ
るいはガラス板とプラスチック、金属、セラミックスな
どの各種基板との間に介在させ、ガラス板の上部より紫
外線発生ランプからの光を照射することにより、そのガ
ラスを透過した光によってもそれ自体が収縮することな
く硬化してガラスとの積層体を形成し、その接着部の耐
湿性や耐熱性がシリコーンによって高められているため
に、積層体としての信頼性を一段と高め得ることを見出
し、本発明をなすに至った。
すなわち本発明の光硬化性ガラス接着用組成物(A )
平均組成式 %式% (式中、R1はビニル基を除く置換または非置換の1価
の炭化水素基を示し、aは0(a≦1、bはO<b≦2
、a+bは1<a+b<3である。)で表されるポリオ
ルガノシロキサン 100重旦部、(B)芳香族ケトン
系光反応開始剤 0.1〜10重量部 および (C)トリアルクニルイソシアヌレートおよび/′tを
はその誘導体       0.1〜5重量部を含有す
ることを特徴としている。
本発明に用いられる(A)成分のポリオルガノシロキサ
ンは、通常液状シリコーンゴムの原料として用いられる
もので、上記の平均組成式で表され、式中のR1はビニ
ル基以外の置換または非置換の1価の炭化水素基を示し
、このR1としてはメチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、イソブチル基、アミル基、ヘキシル基、オク
チル基、デシル基のようなアルキル基;アリル基、シク
ロへキセニル基、3−シクロへキセニルエチル基のよう
なアルケニル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基
のようなシクロアルキル基;フェニル基、トリル基のよ
うなアリール基;2〜フユニルエチル基、2−フェニル
プロピル基のようなアラルキル基;およびクロロメチル
基、クロロフェニル基、3,3゜3−1−リフルオロプ
ロピル基のような置換炭化水素基などが例示されるが、
合成の容易さおよび耐熱性の点からすべてがメチル基、
またはメチル基とフェニル基とからなることが好ましい
。メチル基とフェニル基とからなる場合には、フェニル
基が40%以下で、残余がメチル基であることが好まし
い。フェニル基が40%を超えると、硬化後のポリオル
ガ、ノシロキサンが黄変したり、また硬化不足となる恐
れがあり、合成上も経済的にも不利となる。前述の式中
、R1のlbはo<b≦2である。
また、(A)成分中のビニル基は、本発明の組成′聞の
架橋反応に関与するものであり、前述の式中ビニル基の
Jiaは0<a≦1であり、さらにこのビニル基の量a
が少な過ぎると硬化不足が生じ、多送き″ろと硬化後の
ポリオルガノシロキサンの強度が低下したり、耐熱性が
劣ったり、また合成が困難であるなどの理由から、全有
機基量(a+b)の1〜50%の範囲となるように選択
されることが好ましい。
(A)成分のポリオルガノシロキサンの25°Cにおけ
る粘度は、100〜100.000cPの範囲であるこ
とが好ましく、さらに好ましくは200〜50.000
cPである。粘度が100cP未溝では硬化物の強度や
硬化速度の低下などがあり、また100.000cPf
:超えると接着剤としての流動性や作業性が悪くなる。
このように、本発明に使用されるポリオルガノシロキサ
ンは、流動性や作業性の′点から実質的に直鎖状の構造
をもったものが好ましい。従って、全有機基の量(a+
bンは、1<a+b<3の範囲から選択されるものであ
るが、実質的には1.98〜2.02の範囲が好ましい
。ただし、本発明の実施を妨げない範囲内において、部
分的に分岐した油状物を用いることは何ら差支えない6 本発明に用いられる(B)成分の芳香族ケトン系光反応
開始剤は、主として(A)成分を光硬化させるためのも
ので、アセトフェノン、2,2−ジメトキシアセトフェ
ノ〉・、2.2−ジエトキシアセトフェノン、p−te
rt−ブチルトリクロロアセ1−フェノンなどのアセト
フェノン類;2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフ
ェノン、4′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メ
チルーフ゛ロピオフェノンなどのプロピオフェノン類;
ベンゾイン、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
インフェニルエーテルなどのベンゾイン頚;その他に、
ベンゾフェノンおよびその誘導体、ベンジルジメチルケ
タールおよびその誘導体などが例示され、これらを単独
で用いるか、あるいは2種以上の混合系として用いるこ
とも可能である。これら光反応開始剤のうち、(A)成
分に対する相溶性および硬化性の点から、アセトフェノ
ン類およびプロピオフェノン類のものが本発明において
特に好ましい。
この光反応開始剤の配合量は、(A)成分100重量部
に対して0.1〜10重量部の範囲、好ましくは0.3
〜5重量部の範囲である。0.1型車部未満では硬化時
間か長くなり実用性に欠け、10重量部を超えて用いて
もそれ以上の効果が得られないばかりでなく(A)成分
との相溶性か悪くなる。
本発明に用いられる(C)成分の1−リアルテニルイソ
シアヌレート類は、本発明の組成物の架橋反応を妨げる
ことなくガラスへの接着性を向上させるものであり、ト
リアリルイソシアヌレート、トリブテニルイソシアヌレ
ート、トリビニルイソシアヌレート、トリシクロヘキセ
ニルイソシアヌレート、トリメトキシシリルプロピルジ
アリルイソシアヌレート、ビス(トリメトキシシリルプ
ロピル)アリルイソシアヌレート、トリエトキシシリル
プロピルジアリルイソシアヌレートなどが例示される。
トリメトキシシリルプロピルジアリルイソシアヌレ−1
・は、トリアリルイソシアヌレート 1モルにトリメト
キシシラン1モルを白金化合物の触媒の存在下で反応さ
せて容易に得られるものである。これらのうち、トリア
リルイソシアヌレートが商業的にも最も得られやすく、
効果も優れているため、特に好ましい。
これらトリアルケニルイソシアヌレート類は、単独でま
たは2種以上の混合系で用いてもよく、その配合量は(
A)成分100重量部に対して0,1〜5重量部の範囲
、好ましくは0.2〜3重呈色の範囲である。配合量が
0.1重量部未満ではガラスに対する接着性が十分に得
られず、5重量部を超えると硬化性が悪くなり好ましく
ない。
本発明の光硬化性ガラス接着用組成物は、(A)〜(C
)成分の他に、本発明を実施するのに差支えない範囲内
で耐熱添加剤、シリカ系充填剤、染料、従来から公知の
改質剤などを添加することが可能である。
本発明の組成物を硬(ヒさせるための光源としては、従
来から公知の紫外線を発生ずるランプ、例えば水銀ラン
プ(高圧、低圧など)、キセノンランプ、水銀/金属ハ
ライドランプ、蛍光灯、カーボンアーク灯などを使用す
ることができる。
[発明の効果] 本発明の光硬化性ガラス接着用組成物は、それをカラス
とガラスの間に、あるいはガラスと他の部材との間に介
在させ、ガラスの上部より紫外線を発生する光源からの
光を照射するだけで、低温でかつ短時間で硬化し、強固
に接着一体化するため、ガラスの接着剤として非常に有
用なものである。そして、本発明の光硬化性ガラス接着
用組成物は、硬化時に収縮が殆どないなめ、本発明の接
着用組成物により作製したガラス積層体は、そのガラス
に加わる力が従来のアクリル系接着剤に比して小さくな
り、剥離の問題が解消され、一段と接着信頼性の高いも
のとなる。さらに、主成分がポリオルガノシロキサンで
あるなめに、耐熱性、耐湿性、耐候性などが格段に向上
し、応用r7A囲?広めることができる。
このように、本発明の光硬化性ガラス接着用組成物は、
ガラスの接着剤、液晶の封止、発光素子などの電子部品
のカバーガラスの固定などに好適な材料である。
[実施例] 以下、実施例および比較例を揚げ、本発明をさらに詳し
く説明する。なお、実施例および比較例中の部は、いず
れも重量部を表すものとする。
実施例1 25°Cにおける粘度が3.0OOcPで、分子頭の両
末端がトリメチルシロキシ基で閉止され メチルビニル
シロキシ基iit位を10モル%含有するポリジメチル
シロキサン100部に、2−ヒドロキシ−2−メチル−
プロピオフェノン2部およびトリアリルイソシアヌレー
ト0.5部を加え、均一に混合して、透明な接着用組成
物を作製した。
この接着用組成物0,5gを50innx 50+nn
D:  1mnのガラス板上に取り、次いでその上に気
泡の入らないように注意1−て同形のガラス板をかぶせ
、スペーサーによって接着用組成物層の厚さが0.1+
unとなるように加圧して均一層を形成した。これに出
力4KI4の高圧水銀ランプを用いて 100mmの部
属がら10秒間カバーガラスの上から光照射したところ
、その接着用組成e[は完全に硬化し、すでにガラス板
を引きはがすのは困難であった。次いで、このカラス積
層体を用いて、−40℃の温度で20分間保持した後8
0°Cの温度で20分間保持しこれを10回繰返してヒ
ートサイクル試験を行ったが、クラックの発生は認めら
れなかった。
次に、JIS K6850の「接着剤の引張りせん断接
性強さ試験法」に準じて、1mm淳の規定の大きさのガ
ラス板を用い、厚さQ、11nInの接着用組成物層が
形成されるように上述のガラス積層体と同一条件で光照
射して試験片を作製した。この試験片のガラスが割れな
いようにプラスチックを張り合せて補強し、25℃にお
いて月S [6850に準じて試験を行った。その結果
は、接着強さが3.1 kgf/ c!であり、その凝
集破壊率は100%であった。同様にして作製した試験
片について、85℃、95%R11(相対湿度)の条件
で1,000時間保持後の耐湿性を試験した結果、その
引張りせん断接性強さは3.0 kcJf/cdであり
、その凝集破壊率も 100%を維持しており、水分の
吸収による濁りも顕著には観察されなかった。
また、同一の試験片を用いて 150℃、200°C1
250°Cの各温度でそれぞれ1時間、乾燥機で加熱し
、その耐熱接着性を同様に試験した結果、それぞれの引
張りせん断接性強さは、3.2 kgf/c!、3.4
 kc+f/cf、3.Okgf/c#であり、その凝
集破壊率は100%を保持していた。
実施例2 25゛Cにおける粘度が20.0OOcPで、分子鎖の
両末端がジメチルビニルシロキシ基で閉止され、メチル
ビニルシロキシ基単位を5モル%含有するポリジメチル
シロキサン100部に、4′−イソプロピル−2−ヒド
ロキシ−2−メチル−プロピオフェノン3部およびトリ
アリルイソシアヌレート 1部を加え、均一に混合して
透明な接着用組成物を作製した。
この接着用組成物20gを300+11TRX 600
+nnx lTll1の2枚のガラス板の間に挟み、ス
ペーサーを用いて0.2n++nの接着用組成物層を形
成した。これに蛍光ランプ・FL2O3−BLB  (
商品名、■東芝製)5灯を並列に用いて5011mの距
離から30分間光照射して接着用組成物層を硬化さぜな
このようにして得たガラス積層体を100nn角に切断
し、その各部分について接着用組成物層の硬化性と接着
状態を調べた結果、いずれの部分についても均質に硬化
しており、凝集破壊なしには引きはがすことができなか
った。
次に、この接着用組成物を用いて、JISに6850に
準じて実施例1と同一の試験片を作製し、その接着試験
を行った結果、引張りせん断接性強さが1゜5 k(I
f/cぜ、凝集破壊率が100%であった。また、実施
例1と同一条件による耐湿試験の結果、接着強さ、凝集
破壊率のいずれにおいてもその保持率は90%以上であ
った。
実施例3 25゛Cにおける粘度が1.00(lcPで、分子鎖の
両末端がトリメチルシロキシ基で閉止され、メチルビニ
ルシロキシ基単位30モル%、ジフェニルシロキシ基単
位5モル?≦、残余がジメチルシロキシ基単位からなる
ポリジオルガノシロキサン100部に、2.2−ジエ)
・キシアセトフェノン2部およびトリアリルインシアヌ
レート0.5部を加え、均一に混合して透明な接着用組
成物を作製しな。
この接着用組成物を用いて、実施例1と同一手順および
同一装置を使用してガラス板積層試験片を作製し、実施
例1と同一条件で各接着試験を行った。
50m11角のガラス積層体によるし一1〜サイクル試
験を行った後においても、クランクの発生は認められな
かった。また、JIS K6850に準じた引張りせん
断接性強さは3.8 kgf/ cニアで、凝集破壊率
は100%であった。また85°C595%R11,1
,000時間の耐湿試@後においても引張りせん断接性
強さ3.8 kgf/cイ、凝集破壊率100%と異常
は認められなかった。さらに、耐熱接着性試験後につい
ても、いずれの条件においても保持率90%以上、凝集
破壊率100%を示していた。
実施例4 実施例1で用いたポリジオルガノシロキサン100部に
、2,2−ジメトキシ−アセトフェノン3部および3−
トリメトキシシリルプロピル−ジアリルイソシアヌレー
ト 1部を加え、均一に混合して接着用組成物を作製し
た。
この接着用組成物を用いて、実施例1と同一条件で同一
形状の試験片を作製し同一条件で接着試験を行ったとこ
ろ、殆ど同様な結果が得られた。
比敦例] 有機系の紫外線硬化型接着剤として、フォトボンド10
0(商品名、サンライズメイセイ■製)を用い、実施例
1と同様にして50mIn角のガラス枚偵屑試験片を作
製し、それに紫外線を照射したところ、この試験片は強
固に接着した。
この試験、片を用いて実施例1と同一条件のヒートサイ
クル試験を実施したところ、−40°Cに冷却したとこ
ろで接着用組成物層にクラックが発生しな。また、同一
のガラス板積層試験片を用いて、85°C195%11
+1.1,000時間の耐湿試験を行ったところ、接着
用組成物層は湿気による白化現象が認められ、ガラス板
を手で容易にはがすことができた。さらに、同一のガラ
ス板T?T層試験片を用いて150°C11時間の加熱
を行ったところ、接着用組成物層か黄変し、クラックが
発生した。
比敦例2 実施例2で用いたポリジメチルシロキサン100部に、
2.5−ジメチル−2,5−ジーtert−ブチルプル
オキシーヘキサン1部および1〜リアリルイソシアヌレ
ート 1.0部を加え、均一に混合して透明な接着用組
成物を作製した。
この接着用組成物を用い、実施例1と同様にして50I
nI11角のガラス板の積層物を形成し、これに高圧水
銀ランプからの光を100+nlの距離から10秒間ガ
ラス板の上から照射したが、接着用組成物層は全く硬化
しないままであった。さらに、照射時間を 1分間に延
長して硬化を試みたところ、この場合にはランプからの
熱によって硬化した。この硬化した試験片を用いて、ヒ
ートサイクル試験を実施したが、1回目にクラックが発
生し、接着信顆性か非常に低いものであった。
比鮫例3 25°Cにおける粘度が10.000cPで、分子鎖の
両末端がジメチルビニルシロキシ基で閉止されたポリジ
メチルシロキサン100部に、(C113) 2 H3
iO単位とSi02単位からなり、ケイ素原子に結合し
た水素原子を1.0重量%含有していて、25°Cにお
ける粘度が20cPのポリオルガノハイドロジエンシロ
キサン1.5部、塩化白金酸のイソプロピルアルコール
溶液を白金原子として10ppl′nになる呈および3
−1−リメトキシシリルプロビルジアリルイソシアスレ
ート 1部を加え、均一に混合して接着性付加型シリコ
ーン組成物を作製した。
この組成物を用い、実施例1と同様にして50+un角
のガラス板の積層物を形成し、乾燥(戊申で150°C
130分間の加熱を行って接着させ試験片を作製した。
この試験片を用い、ヒートサイクル試験を行ったところ
、3回目にクランクが発生し、接着信顆性に欠けるもの
であった。
実施例5 形状が5011X 501nlllX  llll11
のプラスチック部材としてアクリル樹脂板、ポリカーボ
ネート板、ポリブチレンテレフタレート板、金属部材と
して鉄板、ステンレス板、アルミニウム板、セラミック
部材としてアルミナ板をそれぞれ用意し、これら各板の
上に実施例1の接着用組成物0.5gを取り、実施例1
と同様にして1rQm厚のガラス板をかぶせ、組成′$
JJ?Nの厚さが0.11となるように加圧して積層物
をそれぞれ形成し、これら積層物に実施例2て用いた蛍
光ランプにより、ガラス板の上部25 +nraの距離
から8分間光照射を行った。
このようにして得た試験片について、接着剤層の硬化性
および接着性を手によって引きはがせるかどうかで判定
した。その結果、いずれの積層体においても強固に接着
しており、引きはがすことはできなかった。
また、プラスチック部材を用いた積層物については、プ
ラスチック部材側から同様に光を照射した。その結果、
アクリル板を用いたものは、照射1時間後に硬化積層体
が得られたが、他の材料では硬化しなかった。さらに、
ポリブチレンテレフタレートについては100μmのフ
ィルムに替えて光を照射したところ、この場合は15分
後に硬化し、強固な接着積層体が得られた。
以上の各実施例および比較例の結果から、本発明の光硬
化性ガラス接着用組成物は、耐湿性、耐熱性ともに優れ
ていることが明らかである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)平均組成式 (CH_2=CH)_a(R^1)_bSiO_(_4
    _−_a_−_b_)_/_2(式中、R^1はビニル
    基を除く置換または非置換の1価の炭化水素基を示し、
    aは0<a≦1、bは0<b≦2、a+bは1<a+b
    <3である。)で表されるポリオルガノシロキサン10
    0重量部、(B)芳香族ケトン系光反応開始剤 0.1〜10重量部 および (C)トリアルケニルイソシアヌレートおよび/または
    その誘導体0.1〜5重量部 を含有することを特徴とする光硬化性ガラス接着用組成
    物。
  2. (2)(A)成分のポリオルガノシロキサンの25℃に
    おける粘度が、100〜100,000cPの範囲であ
    る特許請求の範囲第1項記載の光硬化性ガラス接着用組
    成物。
  3. (3)(A)成分のポリオルガノシロキサンの全有機基
    量(a+b)に対するビニル基の量aが、1〜50%の
    範囲である特許請求の範囲第1項または第2項記載の光
    硬化性ガラス接着用組成物。
  4. (4)(B)成分の芳香族ケトン系光反応開始剤が、2
    −ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノンまたは4
    ′−イソプロピル−2−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
    オフェノンである特許請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれか1項記載の光硬化性ガラス接着用組成物。
  5. (5)(B)成分の芳香族ケトン系光反応開始剤が、2
    ,2−ジメトキシアセトフェノンまたは2,2−ジエト
    キシアセトフェノンである特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれか1項記載の光硬化性ガラス接着用組成
    物。
  6. (6)(C)のトリアルケニルイソシアヌレートが、ト
    リアリルイソシアヌレートである特許請求の範囲第1項
    ないし第5項のいずれか1項記載の光硬化性ガラス接着
    用組成物。
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