JPS6325425Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325425Y2 JPS6325425Y2 JP13182884U JP13182884U JPS6325425Y2 JP S6325425 Y2 JPS6325425 Y2 JP S6325425Y2 JP 13182884 U JP13182884 U JP 13182884U JP 13182884 U JP13182884 U JP 13182884U JP S6325425 Y2 JPS6325425 Y2 JP S6325425Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fitting
- cushioning material
- mechanical seal
- metal molded
- bellows
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 14
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 11
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 4
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Mechanical Sealing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は軸封技術に係るメカニカルシールの改
良に関し、さらに詳しくは、金属成形ベローズを
組み込んでなるメカニカルシールの前記金属成形
ベローズ端部の嵌合部における回転トルクの伝達
力および密封性の向上を図るものである。
良に関し、さらに詳しくは、金属成形ベローズを
組み込んでなるメカニカルシールの前記金属成形
ベローズ端部の嵌合部における回転トルクの伝達
力および密封性の向上を図るものである。
摺動環の押圧、固定、回転トルクの伝達および
被シール液の密封等を目的として金属成形ベロー
ズを組み込んでなるメカニカルシールとして、第
５図に示すようなものが広く知られている。すな
わち、１は固定側のハウジング、２は該ハウジン
グ１の軸孔段部３内周にＯリング４を介して嵌着
された固定リング、５はその軸側嵌合端部６を回
転軸７外周にゴムまたは樹脂等緩衝材８を介して
嵌合し、他方の嵌合端部９に回転環であるシール
リング１０をゴムまたは樹脂等緩衝材８を介して
嵌合した金属成形ベローズであり、該金属成形ベ
ローズ５は、その自由長より軸方向に短縮された
状態にて取り付けられることにより弾発力を付与
されており、よつてシールリング１０を押圧して
前記固定リング２に摺接せしめている。また該金
属成形ベローズ５の両嵌合端部６，９は、回転軸
７の回転駆動力を前記シールリング１０に伝達す
るとともに、緩衝材８，８により被シール液の漏
洩防止機能を果たしている。
被シール液の密封等を目的として金属成形ベロー
ズを組み込んでなるメカニカルシールとして、第
５図に示すようなものが広く知られている。すな
わち、１は固定側のハウジング、２は該ハウジン
グ１の軸孔段部３内周にＯリング４を介して嵌着
された固定リング、５はその軸側嵌合端部６を回
転軸７外周にゴムまたは樹脂等緩衝材８を介して
嵌合し、他方の嵌合端部９に回転環であるシール
リング１０をゴムまたは樹脂等緩衝材８を介して
嵌合した金属成形ベローズであり、該金属成形ベ
ローズ５は、その自由長より軸方向に短縮された
状態にて取り付けられることにより弾発力を付与
されており、よつてシールリング１０を押圧して
前記固定リング２に摺接せしめている。また該金
属成形ベローズ５の両嵌合端部６，９は、回転軸
７の回転駆動力を前記シールリング１０に伝達す
るとともに、緩衝材８，８により被シール液の漏
洩防止機能を果たしている。
しかし、上記従来例においては、金属成形ベロ
ーズ５の両嵌合端部６，９は、成形型により成形
されたもので、その内径の寸法公差が大きいた
め、一定の大きさ以上の嵌合力を得るには嵌合代
を大きく取らなければならず、このため、回転軸
７およびシールリング１０との嵌合により、該嵌
合端部６，９に塑性変形が生じ易いという問題点
を有していた。また、金属成形ベローズ５は、一
般に肉厚が0.05〜0.2mm程度の薄いものであり、
嵌合力が小さいため、スリツプが生ずるなど、回
転軸７の回転駆動力をシールリング１０へ伝達す
る機能が不充分であり、さらに密封性の維持とい
う点においても問題を有するものであつた。
ーズ５の両嵌合端部６，９は、成形型により成形
されたもので、その内径の寸法公差が大きいた
め、一定の大きさ以上の嵌合力を得るには嵌合代
を大きく取らなければならず、このため、回転軸
７およびシールリング１０との嵌合により、該嵌
合端部６，９に塑性変形が生じ易いという問題点
を有していた。また、金属成形ベローズ５は、一
般に肉厚が0.05〜0.2mm程度の薄いものであり、
嵌合力が小さいため、スリツプが生ずるなど、回
転軸７の回転駆動力をシールリング１０へ伝達す
る機能が不充分であり、さらに密封性の維持とい
う点においても問題を有するものであつた。
本考案メカニカルシールは、以上の問題点に鑑
みてなされ、これを一掃せんとするもので、その
構成を第１図にしたがつて説明すると、メカニカ
ルシールに組み込む金属成形ベローズ１１の軸方
向両端の嵌合端部１２，１３のうち、少なくとも
一方の周部に、所要数の環状の凹部１４および凸
部１５を交互に形成し（第１図には両嵌合端部１
２，１３）の双方に前記凹部１４および凸部１５
を形成したものを示した）、その嵌合面にゴムま
たは樹脂等緩衝材１６を固着してなる。
みてなされ、これを一掃せんとするもので、その
構成を第１図にしたがつて説明すると、メカニカ
ルシールに組み込む金属成形ベローズ１１の軸方
向両端の嵌合端部１２，１３のうち、少なくとも
一方の周部に、所要数の環状の凹部１４および凸
部１５を交互に形成し（第１図には両嵌合端部１
２，１３）の双方に前記凹部１４および凸部１５
を形成したものを示した）、その嵌合面にゴムま
たは樹脂等緩衝材１６を固着してなる。
上記金属成形ベローズ１１は、その自由長より
も短縮された状態でメカニカルシールに組み込ま
れることにより弾発力を付与されており、シール
リング１０を押圧してハウジング１の軸孔段部３
にＯリング４を介して固定された固定リング２に
摺接せしめるとともに、両嵌合端部１２，１３が
それぞれ回転軸７およびシールリング１０に緩衝
材１６，１６を介して嵌合するため、回転軸７の
回転駆動トルクをシールリング１０に伝達し、さ
らに被シール液の漏洩を防止する機能を果たすも
のであるが、該嵌合端部１２，１３の少なくとも
一方に凹部１４および凸部１５が交互に形成され
ているため、該凹部１４または凸部１５と同数
の、嵌合面圧のきわめて大なる部分を有し、よつ
て、従来に比較してその嵌合力が著しく大となる
もので、また、その断面形状が波形になるため、
嵌合圧力による塑性変形も起こりにくい。
も短縮された状態でメカニカルシールに組み込ま
れることにより弾発力を付与されており、シール
リング１０を押圧してハウジング１の軸孔段部３
にＯリング４を介して固定された固定リング２に
摺接せしめるとともに、両嵌合端部１２，１３が
それぞれ回転軸７およびシールリング１０に緩衝
材１６，１６を介して嵌合するため、回転軸７の
回転駆動トルクをシールリング１０に伝達し、さ
らに被シール液の漏洩を防止する機能を果たすも
のであるが、該嵌合端部１２，１３の少なくとも
一方に凹部１４および凸部１５が交互に形成され
ているため、該凹部１４または凸部１５と同数
の、嵌合面圧のきわめて大なる部分を有し、よつ
て、従来に比較してその嵌合力が著しく大となる
もので、また、その断面形状が波形になるため、
嵌合圧力による塑性変形も起こりにくい。
第２図ないし第４図は、いずれも本考案メカニ
カルシールの実施例を示し、メカニカルシールに
組み込まれた金属成形ベローズ１１のシールリン
グ１０側の嵌合端部１３の要部拡大断面図であ
る。
カルシールの実施例を示し、メカニカルシールに
組み込まれた金属成形ベローズ１１のシールリン
グ１０側の嵌合端部１３の要部拡大断面図であ
る。
まず第２図は本考案の第１の実施例を示し、環
状の凹部１４および凸部１５を交互に形成してな
る前記嵌合端部１３内周に厚肉の緩衝材１６ａを
焼き付けたものをシールリング１０に嵌合せしめ
たものである。この場合、緩衝材１６ａは嵌合端
部１３の凹部１４により圧縮されているため、１
６a′部分において局部的に嵌合面圧が大となつて
いる。
状の凹部１４および凸部１５を交互に形成してな
る前記嵌合端部１３内周に厚肉の緩衝材１６ａを
焼き付けたものをシールリング１０に嵌合せしめ
たものである。この場合、緩衝材１６ａは嵌合端
部１３の凹部１４により圧縮されているため、１
６a′部分において局部的に嵌合面圧が大となつて
いる。
つぎに第３図は第２の実施例を示し、前記嵌合
端部１３内周に、緩衝材１６ｂを焼き付けたもの
で、該緩衝材１６ｂは、前記嵌合端部１３の凸部
１５に対応する部分の内周に環状突起１６b′を設
けてなり、この場合には該突記１６b′のみがシー
ルリング１０に当接しており、局部的に面圧が大
となつている。
端部１３内周に、緩衝材１６ｂを焼き付けたもの
で、該緩衝材１６ｂは、前記嵌合端部１３の凸部
１５に対応する部分の内周に環状突起１６b′を設
けてなり、この場合には該突記１６b′のみがシー
ルリング１０に当接しており、局部的に面圧が大
となつている。
さらに第４図は第３の実施例を示し、前記嵌合
端部１３内周に薄肉の緩衝材１６ｃを焼き付けた
もので、該緩衝材１６ｃは、前記嵌合端部１３の
凹部１４に対応する部分１６c′のみシールリング
１０に当接し、該部１６c′において局部的に面圧
が大となつている。
端部１３内周に薄肉の緩衝材１６ｃを焼き付けた
もので、該緩衝材１６ｃは、前記嵌合端部１３の
凹部１４に対応する部分１６c′のみシールリング
１０に当接し、該部１６c′において局部的に面圧
が大となつている。
以上詳述したように、本考案は、金属成形ベロ
ーズを用いたメカニカルシールにおいて、該金属
成形ベローズの嵌合端部に環状の凹部および凸部
を交互に有するベローズのごとき形状として、そ
の嵌合面に緩衝材を固着したことにより、前記凹
部または凸部と同数の局部面圧の大となる箇所を
設けて嵌合力を大となし、よつて該嵌合端部にお
ける回転駆動力の伝達機能および被シール液の密
封（漏洩防止）機能を著しく向上せしめることが
でき、また該嵌合端部の強度が増強されて嵌合圧
力による該部の塑性変形をも防止するもので、そ
の実用的効果はきわめて大きい。
ーズを用いたメカニカルシールにおいて、該金属
成形ベローズの嵌合端部に環状の凹部および凸部
を交互に有するベローズのごとき形状として、そ
の嵌合面に緩衝材を固着したことにより、前記凹
部または凸部と同数の局部面圧の大となる箇所を
設けて嵌合力を大となし、よつて該嵌合端部にお
ける回転駆動力の伝達機能および被シール液の密
封（漏洩防止）機能を著しく向上せしめることが
でき、また該嵌合端部の強度が増強されて嵌合圧
力による該部の塑性変形をも防止するもので、そ
の実用的効果はきわめて大きい。
第１図は本考案メカニカルシールの使用状態を
示す半裁断面図、第２図は本考案における第１の
実施例を示す要部拡大断面図、第３図は同第２の
実施例を示す要部拡大断面図、第４図は同第３の
実施例を示す要部拡大断面図、第５図は従来の一
例たるメカニカルシールの使用状態を示す半裁断
面図である。 １……ハウジング、２……固定リング、７……
回転軸、１０……シールリング、１１……金属成
形ベローズ、１２，１３……嵌合端部、１４……
凹部、１５……凸部、１６……緩衝材。
示す半裁断面図、第２図は本考案における第１の
実施例を示す要部拡大断面図、第３図は同第２の
実施例を示す要部拡大断面図、第４図は同第３の
実施例を示す要部拡大断面図、第５図は従来の一
例たるメカニカルシールの使用状態を示す半裁断
面図である。 １……ハウジング、２……固定リング、７……
回転軸、１０……シールリング、１１……金属成
形ベローズ、１２，１３……嵌合端部、１４……
凹部、１５……凸部、１６……緩衝材。
Claims (1)
- 摺動環の押圧および密封等を目的として金属成
形ベローズを組み込んでなるメカニカルシールに
おいて、前記金属成形ベローズの、軸方向両端の
嵌合端部のうちの少なくとも一方の周部に所要数
の環状凹部および環状凸部を交互に形成し、該嵌
合端部の嵌合面にゴムまたは樹脂等緩衝材を固着
してなることを特徴とするメカニカルシール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13182884U JPS6145667U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | メカニカルシ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13182884U JPS6145667U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | メカニカルシ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6145667U JPS6145667U (ja) | 1986-03-26 |
| JPS6325425Y2 true JPS6325425Y2 (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=30690403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13182884U Granted JPS6145667U (ja) | 1984-08-30 | 1984-08-30 | メカニカルシ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6145667U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2008013147A1 (fr) * | 2006-07-25 | 2008-01-31 | Eagle Industry Co., Ltd. | Dispositif d'etanchéité mécanique |
-
1984
- 1984-08-30 JP JP13182884U patent/JPS6145667U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6145667U (ja) | 1986-03-26 |
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