JPS6311428Y2 - - Google Patents

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JPS6311428Y2
JPS6311428Y2 JP1980047587U JP4758780U JPS6311428Y2 JP S6311428 Y2 JPS6311428 Y2 JP S6311428Y2 JP 1980047587 U JP1980047587 U JP 1980047587U JP 4758780 U JP4758780 U JP 4758780U JP S6311428 Y2 JPS6311428 Y2 JP S6311428Y2
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JP
Japan
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dust
ring
rings
shaft
rubber
Prior art date
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JP1980047587U
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JPS56149164U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトルクロツドブツシユのダストシール
材に関するもので、その目的とするところはトル
クロツドブツシユへの装着が極めて容易かつダス
トシール性能の完全なダストシール材に係わるも
のである。
従来、この種ダストシール材における通常の形
状は第1図に示す如きものであり、第2図に示す
ように装着されて使用に供されるものである。そ
の一例がたとえば実公昭54−19488号公報に開示
されている。すなわち、金属製外リング1の内周
面に彎曲部2を少なくとも一つ備えたゴム製のダ
ストカバー3が任意の手段、好ましくはダストカ
バー3の成形時に加硫一体化することによつて取
付けてある。かかるダストシール材はトルクロツ
ドブツシユやボールジヨイントブツシユの内筒4
と軸5との間に圧入するもので、内筒4に外リン
グ1が嵌合固定され、軸5に対してはダストカバ
ー3本体のゴム弾性能を利用してダストシールの
効果を奏せんとするにある。なお、好ましくは、
コイル状リング6をダストカバー3の彎曲部に挿
入して軸5とのシール効果を向上させるものであ
る。しかしながら、軸5とダストカバー3との間
は完全に一体となつてシールされているわけでは
ないので、どうしてもこの個所より内部にダス
ト、泥水等が侵入する場合もあり、特に若干のこ
じり現象がさけられない自動車等への装着におい
てはダスト、泥水等が内部へ侵入しブツシユとし
ての機能を発揮しなくなつてしまう場合が散見さ
れる。図中7は外筒、8はゴム弾性体であつて、
外筒7と内筒4とはゴム弾性体8にて全て一体に
接着結合されている。なお、本考案に直接関係が
ないため図示はしないが、内筒4と軸5との間A
には合成樹脂製にて代表される内挿シート材や潤
滑材等が内蔵されている。
また、実開昭54−113955号公報には、くの字形
の伸縮部と、この伸縮部の内周側に一体的に設け
た基部と、該伸縮部の外周側に一体的に設けた外
環部と、これら伸縮部、基部、外環部に埋設され
伸縮部の伸縮運動に対応して変形する弾性保護
材、たとえば線素材又は板素材とを具えたゴム状
弾性材料よりなる撓みシールが開示されている。
この撓みシールは、外環部の外周面及び基部の内
周面に嵌着した金属性弾性Oリングを介して、互
いにもみすり運動を行なう機械部分に連結するこ
とにより、その連結部にダスト、泥水等が侵入す
るのを阻止する構成をしている。
しかしながら、この従来装置にあつては、弾性
保護材を、ゴム状弾性材料よりなる伸縮部、基
部、外環部に亘つて埋設した構造をしているた
め、互いにもみすり運動を繰返し行なう機械部分
に適用すると、ゴム状弾性材料よりなる伸縮部、
基部、そして外環部と、それらに埋設された弾性
保護材としての線素材または板素材との間での相
対運動に起因して、剥離が生じやすく、さらに
は、線素材等を埋設した部分、たとえば伸縮部等
に亀裂が生じる場合があり、ついにはシールが破
損すると言う問題があつた。また、この撓みシー
ルを機械部分、たとえば駆動軸に装着する際に、
両金属性弾性Oリングの幅狭のリング状をしたそ
れぞれの端面に、押圧力を均一に作用させなけれ
ばならず、装着作業を煩わしいものとしていた。
このことは、特に、嵌着される軸との位置関係に
起因して、撓みシール内側の金属性弾性Oリング
を押圧する場合に問題となる。
本考案は、このような従来のブツシユにおける
欠点を解消せんとするもので、トルクロツドブツ
シユにおける内筒と軸との間のダストシール材に
係り、内筒に嵌合せる外リングと軸に嵌合する内
リングとを同一軸にて対向させ、該両リングの一
方の周端を各々向き合わせて屈曲させて対向端と
すると共に、他方の周端における外側縁部の少な
くとも一方を欠落して傾斜部となして、前記対向
端より他方の周端方向へのびる彎曲部を備えたゴ
ム膜を前記両リング間に加硫接着してなる構造の
ダストシール材を提供するものである。
本考案はこのような構造を有するがため、外リ
ングが内筒に、内リングが軸面上に嵌着されて一
体的に固定されるためにシール効果が完全となる
ものである。そして、ゴム膜に予め彎曲部を設け
ておくために、ねじれやこじり現象が生じても充
分これに対処して追従できるものである。特に、
傾斜部を備える側をもつて嵌合侵入側とすれば、
嵌挿しやすいことは勿論のこと、他方の側の屈曲
対向端をもつて押圧力を加えやすく、装着が著し
く容易になることも特徴の一つである。
次に本考案の一実施例を図面につき説明する。
第3図は本考案のダストシール材の断面図であ
つて、第4図は本考案のダストシール材をトルク
ロツドブツシユに装着した場合の断面図である。
即ち、外リング9と内リング10とを同一軸上に
て対向させるもので、この外リング9はブツシユ
の内筒4に嵌合するものであり、一方内リング1
0は軸5との間に同様に嵌合する形状のものであ
る。しかして、このように対向させた外リング9
と内リング10との間には、ゴム膜11が接着さ
れるもので、普通ゴム膜略々中央には彎曲部1
1′が少なくとも一つ備えられている。第3図に
示すように、両リング9,10の一方の周端を屈
曲させて屈曲対向端9′,10′としている。これ
は本考案のダストシール材の装着の際に加える押
圧力を加えやすくすると同時に、装着後において
は許容される範囲内においてできるだけ両リング
9,10の開口を少なくしてダスト等の侵入を阻
止しようとするものである。また、たとえば軸5
に、その軸線に直交するような外力が作用し、外
リング9に対し内リング10が偏移する際に、互
いに向き合わせて屈曲させたそれら対向端9′,
10′は、対向端の間の距離以上に両リング9,
10が接近するのを阻止するので、ゴム膜11が
所定量以上に変形することがない。従つて、本考
案ダストシール材では、その装着時又は使用時に
ゴム膜11に局所的に大きなひずみが生じること
がなく、それゆえ、互いに向き合わせて屈曲させ
た幅広の対向端を介してダストシール材の装着の
際に充分な押圧力を加えることができることに加
え、ダストシール材の耐久性も向上する。更に、
両リング9,10における他方の周端においては
その外側の縁部の少なくとも一方を欠落(図にお
いては両方共欠落)して傾斜部9″,10″を形成
したもので、このため装着がしやすく又装着が完
全となるものである。両リング間でその内面に装
着されるゴム膜11は、図示するように、屈曲対
向端9′,10′の先端部分より接着されるのが好
ましく両リング9,10からのびるゴム膜のほぼ
中央に先細りの彎曲部11′が設けられているも
のである。このため、ダスト、泥水がこの屈曲対
向端9′,10′をのりこえて入つてきても自然に
排出される機能を有する。勿論、ダスト、泥水等
がゴム膜11の内方Aに侵入することは全く阻止
されることとなる。
第4図は本考案のダストシール材をトルクロツ
ドブツシユに装着した断面図であるが、上述した
ように両リング9,10が内筒4と軸5に嵌合さ
れ、しかも両リング9,10間に所定のゴム膜1
1が張渡されているためにブツシユ本体内Aには
ダスト類は全く侵入することがなくなる。
本考案によれば、永年の使用によつてもブツシ
ユとしての機能を低下させることなく、耐久性も
従来のものよりはるかに向上させることができた
もので、その実用的価値は極めて大きいものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のダストシール材の断面図、第2
図は第1図に示したダストシールロツドの装着時
における断面図、第3図は本考案のダストシール
材の断面図、第4図は第3図に示したダストシー
ル材の装着時における断面図である。 9……外リング、10……内リング、11……
ゴム膜、9′……リング9の屈曲対向端、10′…
…リング10の屈曲対向端、11′……ゴム膜1
1の彎曲部、9″……リング9の傾斜部、10″…
…リング10の傾斜部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トルクロツドブツシユにおける内筒と軸との間
    のダストシール材であつて、内筒に嵌合せる外リ
    ングと軸に嵌合する内リングとを同一軸にて対向
    させ、該両リングの一方の周端を各々向き合わせ
    て屈曲させて対向端とすると共に他方の周端にお
    ける外側縁部の少なくとも一方を欠落して傾斜部
    となし、前記対向端より他方の周端方向へのびる
    彎曲部を備えたゴム膜を前記両リング間に加硫接
    着してなるダストシール材。
JP1980047587U 1980-04-10 1980-04-10 Expired JPS6311428Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980047587U JPS6311428Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980047587U JPS6311428Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

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Publication Number Publication Date
JPS56149164U JPS56149164U (ja) 1981-11-09
JPS6311428Y2 true JPS6311428Y2 (ja) 1988-04-04

Family

ID=29642578

Family Applications (1)

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JP1980047587U Expired JPS6311428Y2 (ja) 1980-04-10 1980-04-10

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JP2016121762A (ja) * 2014-12-25 2016-07-07 株式会社デンソー 軸封装置および圧縮機

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JPS56149164U (ja) 1981-11-09

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