JPS6325281Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325281Y2 JPS6325281Y2 JP6395183U JP6395183U JPS6325281Y2 JP S6325281 Y2 JPS6325281 Y2 JP S6325281Y2 JP 6395183 U JP6395183 U JP 6395183U JP 6395183 U JP6395183 U JP 6395183U JP S6325281 Y2 JPS6325281 Y2 JP S6325281Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- tightening ring
- rotor
- metal
- metal shaft
- turbine rotor
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車用エンジンなどの排気ターボ過
給機におけるタービンロータ、詳しくはタービン
ロータとロータシヤフトとの結合構造に関するも
のである。
給機におけるタービンロータ、詳しくはタービン
ロータとロータシヤフトとの結合構造に関するも
のである。
高温の排気に晒されるタービンロータにセラミ
ツクスを用いれば耐熱性、耐久性、軽量化および
加速応答性の向上を図ることができる。ブレード
を有するタービンロータとロータシヤフトを一体
的に成形することはその形状から歪が生じやす
く、これを機械加工によつて取り除くことは非常
に困難であるために、タービンロータとロータシ
ヤフトとを別個にセラミツクスをもつて成形し、
これらをろう付けなどによつて結合することが、
例えば特開昭55−134701号公報や実開昭57−
89801号公報などで提案されている。しかし、ロ
ータシヤフトにセラミツクスを用いることはトル
ク変動に対する靭性など強度の点で十分なものと
はいい難い。また、ろう材はその融点が低いので
結合部の耐熱性および強度にも問題がある。
ツクスを用いれば耐熱性、耐久性、軽量化および
加速応答性の向上を図ることができる。ブレード
を有するタービンロータとロータシヤフトを一体
的に成形することはその形状から歪が生じやす
く、これを機械加工によつて取り除くことは非常
に困難であるために、タービンロータとロータシ
ヤフトとを別個にセラミツクスをもつて成形し、
これらをろう付けなどによつて結合することが、
例えば特開昭55−134701号公報や実開昭57−
89801号公報などで提案されている。しかし、ロ
ータシヤフトにセラミツクスを用いることはトル
ク変動に対する靭性など強度の点で十分なものと
はいい難い。また、ろう材はその融点が低いので
結合部の耐熱性および強度にも問題がある。
そこで、タービンロータをセラミツクスで、ロ
ータシヤフトを鋼などの金属材料でそれぞれ形成
してこれらを結合することが好ましいが、金属材
料はセラミツクスに比べて熱膨張係数が大きいの
で、タービンロータの軸穴に対するロータシヤフ
トの嵌合部に熱応力が生じ、タービンロータに割
れが生じるなどの恐れがある。
ータシヤフトを鋼などの金属材料でそれぞれ形成
してこれらを結合することが好ましいが、金属材
料はセラミツクスに比べて熱膨張係数が大きいの
で、タービンロータの軸穴に対するロータシヤフ
トの嵌合部に熱応力が生じ、タービンロータに割
れが生じるなどの恐れがある。
本考案の目的は、ロータシヤフトとして金属材
料を使用することができ、しかも製作が簡単でト
ルクに対する十分な結合強度を備れたタービンロ
ータと金属シヤフトとの結合構造を提供すること
にある。
料を使用することができ、しかも製作が簡単でト
ルクに対する十分な結合強度を備れたタービンロ
ータと金属シヤフトとの結合構造を提供すること
にある。
このため、本考案の構成はセラミツク製ロータ
の軸心に断面非円形を有する球根状の突出部を形
成し、該突出部に嵌合した締付リングを金属シヤ
フトの端部に形成したねじ穴に螺合したものであ
る。
の軸心に断面非円形を有する球根状の突出部を形
成し、該突出部に嵌合した締付リングを金属シヤ
フトの端部に形成したねじ穴に螺合したものであ
る。
本考案を実施例に基づいて説明すると、第１図
に示すように、本考案によるタービンロータ２は
軸心に端面８から突出する球根状の突出部４を一
体に設け、この突出部４に金属からなる締付リン
グ３を嵌合し、かつこれを金属シヤフト５の端部
に設けたねじ穴６に螺合して構成される。
に示すように、本考案によるタービンロータ２は
軸心に端面８から突出する球根状の突出部４を一
体に設け、この突出部４に金属からなる締付リン
グ３を嵌合し、かつこれを金属シヤフト５の端部
に設けたねじ穴６に螺合して構成される。
突出部４は第２図に示すように、断面非円形の
ものとされ、かつ先端側が次第に拡大するような
球根状ないしテーパ状に構成される。具体的には
突出部４の断面形状は三角形または正方形、さら
には多角形の角部に丸みを設けた形状とされる。
ものとされ、かつ先端側が次第に拡大するような
球根状ないしテーパ状に構成される。具体的には
突出部４の断面形状は三角形または正方形、さら
には多角形の角部に丸みを設けた形状とされる。
リング３は切欠３ａを有し、この内部に突出部
４と同形の穴が設けられる。また、締付リング３
の外周面にねじ溝が設けられる。タービンロータ
２は公知の方法によつてセラミツクスをもつてブ
レードと軸部２ａおよび突出部４を一体に成形し
て焼結される。
４と同形の穴が設けられる。また、締付リング３
の外周面にねじ溝が設けられる。タービンロータ
２は公知の方法によつてセラミツクスをもつてブ
レードと軸部２ａおよび突出部４を一体に成形し
て焼結される。
このようにして形成された突出部４に締付リン
グ３を押し拡げて外嵌し、タービンロータ２を回
転しながら締付リング３を金属シヤフト５のねじ
穴６に螺合すれば、金属シヤフト５の端部がター
ビンロータ２の端面８に衝合することとなり、さ
らにタービンロータ２を回転すると締付リング３
だけがねじ穴６の奥部へ締め込まれ、このとき締
付リング３が押し拡げられながら突出部３の拡大
部へ移動し、この拡がりはねじ穴６との螺合部で
きつく締め付けられ、タービンロータ２と金属シ
ヤフト５との固い結合が得られる。
グ３を押し拡げて外嵌し、タービンロータ２を回
転しながら締付リング３を金属シヤフト５のねじ
穴６に螺合すれば、金属シヤフト５の端部がター
ビンロータ２の端面８に衝合することとなり、さ
らにタービンロータ２を回転すると締付リング３
だけがねじ穴６の奥部へ締め込まれ、このとき締
付リング３が押し拡げられながら突出部３の拡大
部へ移動し、この拡がりはねじ穴６との螺合部で
きつく締め付けられ、タービンロータ２と金属シ
ヤフト５との固い結合が得られる。
高温下でタービンロータ２が使用されるとき、
セラミツクスよりも金属の熱膨張係数が大きいの
で締付リング３が拡がる傾向をもつが、使用され
るタービンロータ２の回転方向が締付リング３の
ねじ込み方向と合せてやれば緩みは解消される。
セラミツクスよりも金属の熱膨張係数が大きいの
で締付リング３が拡がる傾向をもつが、使用され
るタービンロータ２の回転方向が締付リング３の
ねじ込み方向と合せてやれば緩みは解消される。
なお、第３図に示すように締付リング３の材料
としてFe−Ni−Co合金など熱膨張係数がセラミ
ツクスとほぼ同等の合金を用い、またねじ穴６を
有する接続部材７も同質の金属を用いるようにす
れば、熱膨張による突出部４と締付リング３との
緩みをなくすことができる。この場合、金属シヤ
フト５の端部に接続部材７を摩擦圧接して結合す
る。
としてFe−Ni−Co合金など熱膨張係数がセラミ
ツクスとほぼ同等の合金を用い、またねじ穴６を
有する接続部材７も同質の金属を用いるようにす
れば、熱膨張による突出部４と締付リング３との
緩みをなくすことができる。この場合、金属シヤ
フト５の端部に接続部材７を摩擦圧接して結合す
る。
本考案は上述のようにセラミツクスからなるタ
ービンロータの軸心に一体的に球根状の突出部を
形成し、これに締付リングを外嵌し、この締付リ
ングを金属シヤフトの端部のねじ穴に螺合したも
のであるから、従来のろう付けの場合に比べて組
立て作業が簡単であり、しかもガタがなく、高温
に対する信頼性の高い結合強度が得られる。
ービンロータの軸心に一体的に球根状の突出部を
形成し、これに締付リングを外嵌し、この締付リ
ングを金属シヤフトの端部のねじ穴に螺合したも
のであるから、従来のろう付けの場合に比べて組
立て作業が簡単であり、しかもガタがなく、高温
に対する信頼性の高い結合強度が得られる。
そして、締付リングと金属シヤフトとは金属結
合であるから結合強度に問題はなく、製作が簡単
であり、安価に提供することができるという優れ
た効果が得られる。
合であるから結合強度に問題はなく、製作が簡単
であり、安価に提供することができるという優れ
た効果が得られる。
第１図は本考案に係るセラミツク製タービンロ
ータと金属シヤフトとの結合構造の側面断面図、
第２図は第１図の線−による正面断面図、第
３図は本考案の変更実施例に係るセラミツクス製
タービンロータと金属シヤフトとの結合構造の側
面断面図である。 ２：タービンロータ、３：締付リング、４：突
出部、５：金属シヤフト、６：ねじ穴、７：接続
部材。
ータと金属シヤフトとの結合構造の側面断面図、
第２図は第１図の線−による正面断面図、第
３図は本考案の変更実施例に係るセラミツクス製
タービンロータと金属シヤフトとの結合構造の側
面断面図である。 ２：タービンロータ、３：締付リング、４：突
出部、５：金属シヤフト、６：ねじ穴、７：接続
部材。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) セラミツク製ロータの軸心に断面非円形を有
する球根状の突出部を形成し、該突出部に嵌合
した締付リングを金属シヤフトの端部に形成し
たねじ穴に螺合したことを特徴とするセラミツ
ク製タービンロータと金属シヤフトとの結合構
造。 (2) 前記締付リングおよび前記金属シヤフトのね
じ穴部がFe−Ni−Co合金などのセラミツクス
と同等の熱膨張係数を有する金属からなる実用
新案登録請求の範囲(1)記載のセラミツクス製タ
ービンロータと金属シヤフトとの結合構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6395183U JPS59170602U (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | セラミツクス製タ−ビンロ−タと金属シヤフトとの結合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6395183U JPS59170602U (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | セラミツクス製タ−ビンロ−タと金属シヤフトとの結合構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59170602U JPS59170602U (ja) | 1984-11-15 |
| JPS6325281Y2 true JPS6325281Y2 (ja) | 1988-07-11 |
Family
ID=30194132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6395183U Granted JPS59170602U (ja) | 1983-04-29 | 1983-04-29 | セラミツクス製タ−ビンロ−タと金属シヤフトとの結合構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59170602U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008008857B4 (de) | 2008-02-13 | 2017-06-22 | Daimler Ag | Verbindung einer Welle mit einem Rotationsbauteil |
-
1983
- 1983-04-29 JP JP6395183U patent/JPS59170602U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59170602U (ja) | 1984-11-15 |
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