JPH037368Y2 - - Google Patents

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JPH037368Y2
JPH037368Y2 JP6092285U JP6092285U JPH037368Y2 JP H037368 Y2 JPH037368 Y2 JP H037368Y2 JP 6092285 U JP6092285 U JP 6092285U JP 6092285 U JP6092285 U JP 6092285U JP H037368 Y2 JPH037368 Y2 JP H037368Y2
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JP6092285U
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案はガスタービンエンジンやエンジンなどの
高温構造部品あるいは耐摩耗部品に適したセラミ
ツク部材と金属部材の接合構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
各種の産業機械装置における高温雰囲気となる
個所には高温強度、耐摩耗性、耐熱衝撃性に優れ
た窒化珪素、サイアロン、炭化珪素等の非酸化物
系セラミツク材より成る機構部品が適している
が、加工性にやゝ難点があり、上記セラミツク部
材のみで高温雰囲気における駆動力を伝達するよ
うな機構部品として用いることが難しく、一般に
はセラミツク部材と金属部材とを結合した複合構
造体として用いられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来のセラミツク部材と金属部材との接続構造
としては、例えば第4図〜第7図に示すように、
セラミツク部材11と接合する金属部材12にス
リーブ部13を形成し、セラミツク部材11をス
リーブ部13に嵌着する。嵌着するには、焼嵌
め、冷し嵌め、圧入、あるいは、ロウ付等の方法
が用いられる。
しかしながら、このような従来のセラミツク部
材と金属部材との接続構造にあつては、第4図、
第5図に示すように金属部材12のスリーブ部先
端13bが軸方向に対して直角な構造となつてい
るため、嵌着によりセラミツク部材11とスリー
ブ部13との間に働く応力が、スリーブ部先端1
3b近傍に集中し、金属部材12のスリーブ部先
端13bに割れを生じたり、セラミツク部材11
が破損したりする恐れがあつた。
また、前記欠点を解消せんとして第6図、第7
図に示すように金属部材12のスリーブ部13の
開口端に向つて広がる様に滑らかな内壁面13a
をもつた開口部を設けた構造では、開口起点14
においてセラミツク部材11とスリーブ部13と
の間に働く応力が急激に変化し、セラミツク部材
11の破損を招き、対策として不十分なものであ
つた。
〔考案の目的〕
本案は、上記実情に鑑みて、スリーブ部先端近
傍および開口起点において、過度の応力集中や応
力の急激な変化を生じないセラミツク部材と金属
部材との接続構造を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本案のセラミツク部材と金属部材とを嵌合して
接合する構造において、嵌着する金属部材はスリ
ーブ部の開口近傍の内壁面を開口端に向つて広が
るような滑らかな内壁面となし、スリーブ部には
開口起点の外周にリング状の溝を設け、開口起点
近傍のスリーブ肉厚を薄くした構造となし、セラ
ミツク部材を接続したものである。
〔実施例〕
以下、本案を実施例によつて具体的に詳述す
る。
実施例 1 第1図において、1はセラミツク部材で丸棒状
の窒化珪素焼結体から成る。2は金属部材で炭素
鋼から成り、該金属部材2には軸心方向にセラミ
ツク部材1とほゞ同直径の空孔を形成し、開口部
近傍の内壁面3aを開口端に向つて広がる様に形
成するとともに、スリーブ部3には開口起点4の
外周にリング状の角溝5を設け、ロウ付によりセ
ラミツク部材1を嵌着し、セラミツク・金属接合
体を作製した。角溝5は第3図a,b,cに示す
様に開口起点4の位置が上記溝5aの両端のいず
れかとほゞ一致する範囲内であれば、いずれに設
けてもよい。なお、上記溝の断面形状は角状に限
らず、曲率を持つた半丸状またはU字状のいずれ
でも良い。同様にして溝を設けないで嵌着したセ
ラミツク・金属接合体を作製した。
上記2種のセラミツク・金属接合体の金属部材
端を固定し、セラミツク部材端を押圧して片持ち
抗折強度を測定し、角溝5を設けたセラミツク・
金属接合体は片持ち抗折強度が平均80Kg/mm2であ
るのに対して、溝を設けないセラミツク・金属接
合体は片持ち抗折強度が平均55Kg/mm2であつた。
実施例 2 第2図において、6は窒化珪素より成るセラミ
ツク製回転体を成し、セラミツク製回転体6の小
径部6aと金属部材7とを金属筒状体8の中空内
に嵌入し、ロウ付固定する。金属筒状体8には実
施例1と同様の内壁面8aを形成するとともに、
金属筒状体8には開口起点9の外周にオイルシー
ル用のピストンリング溝10を設けたものと、開
口起点9から離れた位置にピストンリング溝10
を設けた2種を製作し、セラミツクロータ・金属
接合体(以下、セラミツクターボロータと称す)
を製作した。ピストンリング溝10は第3図a,
b,cに示す様に、開口起点4の位置が上記溝5
aの両端のいずれかとほゞ一致する範囲内であれ
ば、いずれに設けてもよい。
上記2種のセラミツクターボロータの不釣合を
修正した後、高速回転耐久テストを行ない、開口
起点9の外周にピストンリング溝10を設けたセ
ラミツクターボロータでは毎分20万回転まで破壊
しないのに対し、開口起点9から離れた位置にピ
ストンリング溝を設けたセラミツクターボロータ
では、毎分12万回転で開口起点よりセラミツク製
回転体の小径部が破損した。
なお、金属部材7と金属筒状体8とは予じめ摩
擦圧接、電子ビーム溶接等によつて接合部Sで接
ぎ合わせ1体化しておき、その後、金属筒状体8
とセラミツク製回転体6の小径部6aとをロウ
付、焼嵌めなどの手段でもつて嵌着してもよい。
〔考案の効果〕
以上のような本案接続構造によれば、嵌着に際
してスリーブ部先端近傍や開口起点に応力が集中
したり、応力が急激に変化したりすることがな
く、この結果スリーブ部先端の割れの発生やセラ
ミツク部材の強度の低下の恐れがない接合体とな
すことができ、高回転を行なう各種産業機械装置
の信頼性向上に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案実施例によるセラミ
ツク部材と金属部材の接続構造を示す一部破断面
図、第3図a,b,cは要部拡大断面図、第4
図、第5図、第6図及び第7図は従来のセラミツ
ク部材と金属部材の接続構造例を示す一部破断面
図である。 1:セラミツク部材、2:金属部材、3:スリ
ーブ部、4:開口起点、5:角溝、6:セラミツ
ク製回転体、7:金属部材、8:金属筒状体、
9:開口起点、10:ピストンリング溝、11:
セラミツク部材、12:金属部材、13:スリー
ブ部、14:開口起点。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク部材と金属部材とを嵌合して接合す
    る構造において、金属部材自体に穿設するかもし
    くは前記金属部材に他の金属製筒状部材を接合し
    て軸心方向に空孔を形成したスリーブ部の開口近
    傍の内壁面を開口端に向つて広がる様に形成し、
    上記スリーブ部の該開口内壁面の開口起点の外周
    部に溝を設けたことを特徴とするセラミツク部材
    と金属部材の接続構造。
JP6092285U 1985-04-22 1985-04-22 Expired JPH037368Y2 (ja)

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JP6092285U JPH037368Y2 (ja) 1985-04-22 1985-04-22

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JPS61176231U JPS61176231U (ja) 1986-11-04
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62289385A (ja) * 1986-06-09 1987-12-16 Ngk Insulators Ltd セラミツクス・金属結合体
JPH01153577A (ja) * 1987-12-11 1989-06-15 Ngk Insulators Ltd 金属・セラミックス接合体およびその製造方法

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JPS61176231U (ja) 1986-11-04

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